ビルトイン食洗機の深型と浅型の違いは?各メリットと選び方を解説

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食洗機を使う女性

毎日の食器洗いの手間がなくなり、節水効果も高い食洗機。

キッチンと一体になって設置できるビルトイン食洗機は、キッチン周りがすっきりとしてインテリア性も高いので人気があります。

「深型」と「浅型」の2種類から選べるビルトイン食洗機ですが、はたしてどちらが良いのでしょうか。

この記事では、深型と浅型の違いや、それぞれのメリット・デメリット、選び方などを解説していきます。

この記事でわかること

  • ビルトイン食洗機の浅型と深型は、主に収納容量が異なり、家族人数に合わせて考えるのがおすすめ
  • 深型・浅型で、それぞれメリット・デメリットがあり、よく理解した上で検討する必要がある
  • 浅型と深型のビルトインを取り扱っているメーカーを、製品特徴とともに詳しく解説

ビルトイン食洗機における深型と浅型とは

ビルトイン食洗機における深型と浅型とは

そもそも、ビルトイン食洗機の深型・浅型とは、スライドオープンタイプの食洗機の種類です。

スライドオープン式は、ドアが引き出しのようにスライドして開きます。

立ったままの楽な姿勢で食器を出し入れできるのが魅力です。国内メーカーのほとんどがスライドオープン式を採用しており、製品の選択肢も豊富です。

ビルトイン食洗機には、もうひとつフロントオープンタイプがあります。海外では主流のタイプで、食洗機本体の前面の扉を手前に倒して開くタイプです。

国産メーカーではリンナイだけがフロントオープン式を販売しています。海外メーカーよりも低価格で買えるのが魅力です。

食洗機の深型と浅型の主な違い

食洗機の深型と浅型の主な違い

主な違いとして、ビルトイン食洗機の深型と浅型にはどのような点が挙げられるのでしょうか。

洗浄点数・費用・収納の有無の3項目から、それぞれの違いを見ていきましょう。

洗浄食器点数

ビルトイン食洗機は、据え置き型の食洗機よりも洗浄できる食器点数が多いので、大家族で洗い物が多い家庭で活躍します。

深型と浅型では、一度に洗える洗浄点数にどのくらいの差が生じるのでしょうか。パナソニック製品で比較してみたので、ご覧ください。

深型(ディープタイプ)浅型(ミドルタイプ)
約60 L約40 L
48点(約6人分)40点(約5人分)

こうして表で見ると、深型のビルトイン食洗機は、浅型の約1.5倍もの食器点数を一度に洗浄できることが分かります。

洗浄できる食器の点数は、メーカーや製品モデル、製品の幅によっても異なるため、必ずチェックしておくと良いでしょう。

設置費用

据え置き型食洗機と違い、システムキッチンに埋め込んで設置するビルトインタイプの食洗機は、調理台下のキャビネットスペースに埋め込みます。

工事業者による給水・排水・電源などの設置工事が必須なので、ビルトイン食洗機には本体価格と設置工事のコストがかかります。

では、設置費用は深型と浅型でどのくらい違うのでしょうか。同じくパナソニック製品で、商品+工事代込みの価格を比較してみました。

深型(ディープタイプ)浅型(ミドルタイプ)
135,000円122,500円

深型(ディープタイプ)のほうが、1万円以上設置費用が高いという結果です。

設置費用は、依頼した工事業者や割引きサービスによっても変わるので、担当する施行業者に必ず見積もりを取って確認しておきましょう。

ランニングコスト

手洗いより、食器洗い乾燥機を使った方が、コストは安いと言いますが、浅型と深型ではどれくらい差があるのでしょうか。

ここでは参考として、パナソニックの代表的なモデルで、その費用を比較してみましょう。

モデルNP-45KS9W(浅型)NP-45KD9W(深型)
ガス代約7.3円約7.3円
水道代約2.4円約2.4円
電気代約12.2円約13.0円
洗剤代約3.7円約5.9円
合計約25.6円約28.6円
参考:NP-45KS9W 取扱説明書NP-45KD9W 取扱説明書

上記の通り、浅型と深型では、ガス代と水道代に差はあまりありませんが、電気代や使用する洗剤代に若干の差が生じています。

機器が大きい分、深型の方が少しランニングコストは高めです。

しかし、1回あたりの差は約3円。1日2回使用したと考えると、1か月で180円、1年で2,160円の差となります。

差はあるものの、そこまで大きな差ではないと言えるでしょう。節約しようと浅型を選んだものの、1度に洗えず回数が増えてしまえば、深型のランニングコストを超えてしまう可能性もあります。

ランニングコストは、あくまで参考として、日々の使い勝手を重要視して選択するのが良さそうです。

下部の収納の有無

ビルトイン食洗機では、深型には下部の収納スペースがありません。食洗機本体の下は、食器カゴが深い分、給排水配管を確保しているので、収納スペースを作れないのです。

一方の浅型は、食器カゴが浅い分、食洗機本体下のスペースを収納場所として使えます。

収納スペースとして有効活用するには、専用のキャビネットを一緒に購入して、設置工事を行う必要があります。

収納スペースを検討している人は、キャビネットも併せて探してみてください。

深型(ディープタイプ)食洗機のメリット

深型(ディープタイプ)食洗機のメリット

設置費用は高いですが、食器の洗浄点数が多い深型食洗機。大人数の家族がいる家庭では、一度に多くの食器洗浄が済むのは魅力的です。

まずは、深型(ディープタイプ)のメリットとなるポイントから見ていきましょう。

大きな調理器具なども洗える

深型の食洗機は、食器カゴの深さを活かして、ボウルやフライパン、鍋などの大きな調理器具も、食器と一緒に洗えます。

大きな調理器具も出し入れしやすく、余裕をもって収納できるのが魅力です。

食洗機は、汚れた食器類をぎゅうぎゅうに隙間なく詰め込んで洗うと、いくらパワフルな水流でもすみずみまで汚れを落とせません。

庫内が広い深型タイプは、一度でたくさんの食器量を洗えるのが特長です。

点数が多ければより節水になる

深型は大きな調理用品までまとめて洗えるので、何度かに分けて食器を洗うよりも、高い節水効果が得られます。

また、食洗機を使うと手洗いよりもはるかに水道コストを抑えられますので、洗う食器量が多ければ多いほど、手洗い時と比較して使用水道料を抑えられるのです。

家族が多い家庭はもちろん、仕事などが忙しく食器をまとめて洗う習慣がある人には、ディープタイプがおすすめです。

家族の増加にも対応できる

子どもが増える以外にも、親世代との同居など、この先で家族が増える可能性は大いにあります。

庫内の容量が大きく、一度に洗浄できる食器量の多い深型は、もし家族が増えたときでも余裕を持って使い続けられます。

一度設置したビルトイン食洗機は、10年以上長い期間使うことになるもの。その間に家族が増えたり、家族構成が変わったりすることも考えられます。

この先、家族構成が変わるかもしれないと考える場合には、フレキシブルに余裕を持って対応できるよう、深型を選択しておくのも一つの手です。

深型(ディープタイプ)食洗機のデメリット

深型(ディープタイプ)食洗機のデメリット

浅型と比べて大容量の深型タイプは、大きな調理器具まで洗える余裕と、家族が増えても対応可能な余裕が魅力です。

まとめ洗いでランニングコストを抑えられるので、長期的に見ると節水・節電に繋げられるメリットもありました。

続いては、深型のデメリットとなるポイントを挙げていきます。

設置費用が高い

深型のビルトイン食洗機は、浅型よりも本体価格が高いです。

その差は数万円程度ですが、工事費用もかかるビルトインタイプの設置では、少しでも初期費用を安く抑えたいところ。数万円の差でも迷ってしまいますよね。

また、ごくわずかな差ですが、浅型タイプよりもランニングコストは高くなります。

システムキッチン内でもスペースを占める

システムキッチン内に収まって、すっきり設置できるのがビルトインタイプの魅力ですが、深型の場合、浅型よりもキッチン内のスペースが多く必要です。

浅型だと、食洗機の下を収納スペースに使えるのですが、深型ではその余裕がありません。そのため、キッチン全体の収納スペースが減るというデメリットが生じます。

また、高さがある深型は、シンク下スペースに設置できるケースもある浅型と比べると、シンク下には設置できません。設置場所が限られるのもデメリットとして挙げられます。

浅型(ミドルタイプ)食洗機のメリット

浅型(ミドルタイプ)食洗機のメリット

深型より容量が少なくなるものの、浅型でも十分な量の食器点数が収納できます。続いては、浅型(ミドルタイプ)のビルトイン食洗機のメリットを解説しましょう。

下部に収納スペースを作れる

深型では食洗機の本体下にスペースを作れませんが、食器カゴの浅い浅型なら、食洗機の下部に収納スペースを設けられます。

新規の取り付け工事に、専用の下部収納キャビネットを一緒に設置できるので、収納場所を設けたい場合は検討してみてくださいね。

ただし、キャビネット代も合わせた購入・工事価格となるので、予算としっかり相談しましょう。

設置費用が安い

深型と浅型では、設置費用の安さは浅型に軍配が上がります。

先述の収納キャビネットを付けると、深型とほぼ同じかそれ以上の設置費用がかかりますが、本体価格自体は浅型のほうが数万円は安いので、浅型と深型で悩んだら予算に合わせて検討してみましょう。

ちなみに、パナソニックで人気の高いK9シリーズでは、深型と浅型で約8万円もの差が生じます。

他メーカーの同シリーズ内で比較しても、浅型のほうが約3〜10万円ほど安く購入できるので、浮いた予算を他の工事や家具の購入に回せるのもメリットと言えます。

浅型(ミドルタイプ)食洗機のデメリット

浅型(ミドルタイプ)食洗機のデメリット

深型より食器の収納点数が少ないものの、本体価格を安く抑えられる浅型タイプ。

食器カゴが浅い分、本体下に収納スペースを作れるのも魅力です。それでは次に、浅型タイプのデメリットを見ていきましょう。

深型に比べると洗浄点数が少ない

深型よりも庫内容量が少ないので、一度に洗える洗浄点数ではやはり深型には敵いません。

深型は、食器カゴが深いことで大型の調理器具なども楽々収納できますが、浅型だと物によってはうまく調理器具が入らないという場合もあるでしょう。

しかしながら裏を返せば、浅型は食器量が少なくてもこまめに運転させやすいと捉えることもできます。普段から食器はすぐに洗う習慣がある家庭では、浅型でも十分に対応できる可能性があります。

家族の増加に対応しづらい

浅型の場合、急な来客や家族の増加への対応が難しいデメリットがあります。

すでに子どもが大きくなっていて、夫婦で暮らしている家庭などでは問題ありませんが、近々新しい家族を迎える予定があったり、両親を迎えて暮らす予定があったりすると、浅型では食器点数が増えた際の対応が厳しいかもしれせん。

食器数が多くなると一度に洗うことができず、何度も食洗機を回さなくてはならないため、手間になってしまいます。

浅型か深型か検討をするときは、今後のライフスタイルやライフステージの変化を見越して考える必要があるでしょう。

食洗機の深型・浅型の選び方

食洗機の深型・浅型の選び方

ビルトイン食洗機の深型と浅型において、それぞれのメリット・デメリットを比較しました。

これらのメリットとデメリットから考えて、深型使いに向いている人、浅型使いに向いている人として、各タイプに合う傾向をまとめてみました。

家族の人数が多いなら深型

家族構成が3~6人と大人数である場合には、たくさんの容量に対応できる深型がおすすめです。

また、とにかくまとめ洗いの量を増やしたいという場合にも、断然深型がおすすめです。

購入費用やランニングコストが若干上がったとしても、日々の使い勝手を考えると、深型の方が便利です。

これから新しい家族が増える予定の家庭も、将来的に親と一緒に暮らす予定がある家庭にも、家族人数が柔軟に対応できる深型をおすすめします。

さまざまな食器・調理器具を洗いたいなら深型

料理やお菓子作りが趣味で、調理器具の使用頻度が高い人には、普通のお皿類と調理器具をまとめて洗える深型がおすすめです。

さらに大容量サイズを希望する場合は、スライドオープン式の深型より、フロントオープンタイプのビルトイン食洗機がおすすめです。

国内メーカーではリンナイしか取り扱っていませんが、最大で約8人分にあたる58点もの食器類を一度に洗浄できる優れものですよ。

収納が欲しい・コンパクト重視なら浅型

食洗機本体がコンパクトで、本体下スペースを収納として使える点を考えると、浅型がおすすめです。食器カゴが浅い分、浮いたスペースを収納枠として使えます。

収納用の専用キャビネットが必要ですが、深型よりも安い浅型は、浮いた購入費用をキャビネット工事に回すことができます。

キッチン内の限られたスペースを効率的に使用したいと考える人には、浅型が向いているでしょう。

これ以上家族人数が増えないなら浅型

お子さまが成長していて、今後家族が増える予定は当面ないという家庭では、浅型を選びましょう。

少ない家族人数で大きすぎる食洗機を使い続けていると、ランニングコストが余分にかかってしまいます。

手洗いもしつつ、食洗機を補助として食洗機を使いたいという家庭にもおすすめです。

深型・浅型の食洗機を提供しているメーカー

深型・浅型の食洗機を提供しているメーカー

最後に、深型・浅型食洗機を販売している国内メーカーを紹介します。

国内のビルトイン食洗機は、パナソニック・リンナイ・三菱電機の3社が人気です。他社も含めて、ビルトイン食洗機を取り扱う、各メーカーの特長や機能面を解説します。

パナソニック

パナソニック_ビルトイン食洗機

パナソニックでは、ビルトインタイプだけではなく、据え置き型の食洗機も取り扱っています。エコナビ機能も搭載されていて、節電・節水効果も高いです。

洗浄機能では、ムラなくすみずみまで洗浄できる「3Dプラネットアーム洗浄」や「バイオパワー除菌」などの優秀な機能が備わっています。

食器の置き方の自由度が上がる「ムービングラックプラス」、除菌効果の高い「ストリーム除菌洗浄」なども人気の機能です。

運転後に発生しやすい結露を防ぎ、気になるニオイのこもりを緩和する「新ドライキープ」も庫内を清潔に保てる注目機能です。

国内での高いシェア率を誇るパナソニックではラインナップ数も豊富で、スタンダードからハイグレード、ハイスペックモデルまで自分に合った機能を持つ製品を選べます。

パナソニックのビルトイン食洗機のうち、浅型と深型のラインナップは以下の通りです。

種類型番
浅型NP-45KS9W
NP-45MS9W
NP-45MS9S
NP-45VS9S
NP-45RS9S
NP-45RS9K
NP-60MS8W
NP-60MS8S
深型NP-45KD9AP
NP-45MD9WP
NP-45MD9SP
NP-45KD9A
NP-45KD9W
NP-45MD9W
NP-45MD9S
NP-45VD9S
NP-45RD9S
NP-45RD9K
NP-45MC6T

NP-60MS8S(浅型)

約7人分の食器が入る、ファミリー向けのビルトインタイプです。

2段構成のラックは、調理器具を入れるフルフラット、大きな鍋などが入るフルフラップ、弁当箱などを入れるフラット、コップ収納におすすめのスライドなど、収納する食器類に応じた4タイプの使い分けができます。

洗浄には「3Dプラネットアームノズル」を採用し、すみずみまで届く立体的な洗浄運転が可能です。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数7人分・50点
庫内容積57L
標準使用水量12.5L
最大消費電力675W
静音性43dB
幅x高さx奥行き598mm×450mm×627mm
重量25kg
設置幅60cm

NP-45MS9S(浅型)

約5人分の食器を収納できる、全コースに「ストリーム除菌洗浄」が搭載されたビルトインモデルです。

手洗いでは難しい、50度以上の高温・高圧水流で洗い、がんこな汚れまできれいに洗い落としてくれます。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数5人分・40点
庫内容積40L
標準使用水量9L
最大消費電力675W
静音性37dB
幅x高さx奥行き448mm×450mm×625.5mm
重量21kg
設置幅45cm

NP-45MC6T(深型)

2種類の水流を使ってすみずみまで洗浄する「プラネットアーム洗浄」と、洗剤の適温で本来の洗浄力を引き出す「バイオパワー除菌」を搭載したビルトインタイプです。

収納の自由度が高まる「ムービングラック」も搭載されています。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数6人分・44点
庫内容積60L
標準使用水量875W
最大消費電力875W
静音性41dB
幅x高さx奥行き448mm×851mm×608mm
重量25kg
設置幅45cm

◆パナソニックのビルトイン食洗機の特徴は、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひご覧ください。

リンナイ

リンナイ_ビルトイン食洗機

ガス機器メーカーとして人気のリンナイは、ビルトイン食洗機でも人気があります。

スライドオープンタイプだけではなく、海外で主流のフロントオープンタイプを国内メーカーとしては唯一取り扱っているのが特長です。

海外メーカーの食洗機は価格が高く、日本のキッチンだと設置基準を満たしにくいデメリットがありますが、リンナイでは国内サイズの主流となる、幅45センチタイプのフロントオープンビルトイン食洗機を取り扱っています。

ツインウォッシャーとタワーウォッシャーの2つの洗浄ノズルで、隙間まですっきりと汚れを落とす「上下2段回転ノズル」や、ダブルのセンシングによって、庫内の食器量・排気温度を把握する省エネ機能「エコギア」も人気です。

リンナイのビルトイン食洗機のうち、スライドオープン式の浅型と深型のラインナップは以下の通りです。

種類型番
浅型RSW-405LPE
RSW-405LP
RSW-405GPE
RSW-405GP
RSW-405AA
RWX-405LP
RWX-405C
深型RSW-SD401LPA
RSW-SD401LPEA
RSW-SD401GPA
RSW-SD401GPEA
RSW-SD401A
RSW-SD401AE
RWX-SD401LPA
RWX-SD401A

RSW-405LPE(浅型)

自動制御ができるエコ運転を搭載し、日々の使用の中でも節約がかなうリンナイの浅型ハイグレードモデル。

プラズマクラスターを搭載しており、衛生面に気を遣う人にもおすすめです。

いろいろな形の食器を収納しやすい「おかってカゴ」を採用。ピンの位置をスライドさせることで、幅広のお皿や長いお皿も楽々収納が可能です。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数4人分・30点
庫内容積42L
標準使用水量9L
最大消費電力665W
静音性40dB
幅x高さx奥行き448mm×450mm×616.5mm
重量19kg
設置幅45cm

RSW-SD401LPA(深型)

多彩な機能を搭載したリンナイのハイグレードモデル。

節電・節水できる省エネ機能「エコギア」を搭載したビルトイン食洗機です。

食器の収納点数がたっぷり47点も入る「ぎっしりカゴ」や、食器形状に応じて合わせやすい「フリーラック」が採用されています。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数6人分・47点
庫内容積63L
標準使用水量9L
最大消費電力650W
静音性38dB
幅x高さx奥行き448mm×853mm×626mm
重量21.5kg
設置幅45cm

RSW-SD401AE(深型)

設置しやすく、基本的な機能が搭載されたスタンダードモデル。

化粧パネルに対応しており、キッチンの雰囲気に合わせて、正面板を変えられます。

さまざまな形の食器が入れやすい「おかってカゴタイプ」や、マルチショットで隅々まで均等に洗浄できる「タワーウォッシャー」を搭載しています。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数4人分・37点
庫内容積63L
標準使用水量9L
最大消費電力650W
静音性38dB
幅x高さx奥行き448mm×548mm×626mm
重量21.5kg
設置幅45cm

◆パナソニック・リンナイの食洗機の特徴は、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

三菱電機

三菱電機_ビルトイン食洗機

三菱電機は、ビルトイン食洗機ではパナソニックやリンナイにシェア率が及ばないものの、静音性に優れた食洗機が特徴です。

これまで食洗機の稼働音が気になっていたユーザーが、三菱電機のビルトイン食洗機に変えてからは、全く気にならなくなったという声も上がっています。最新機能は搭載していなくても、食洗機に必要な機能面は充実しています。

工学・電極・温度の3つのセンサーが働く「おまかせエコ」では、汚れや食器量などを検知して賢くエコに運転します。洗浄後の乾燥運転でも除菌効果が高いので、食器をいつでも清潔に気持ちよく使えます。

センサーをタッチするだけで開く「タッチドア」も便利です。

三菱電機のビルトイン食洗機のうち、浅型と深型のラインナップは以下の通りです。

種類型番
浅型EW-45L1SM
45H1シリーズ
45V1シリーズ
45R2シリーズ
深型EW-45LD1MU
45MD1シリーズ
45RD1シリーズ

EW-45L1SM(浅型)

3つのセンサーで汚れ具合や食器量を見極めて洗ってくれる「おまかせエコ」で、無駄なく、節電・節水がかなうモデル。

「取っ手もラクドア」を採用しており、軽い力で引き出せるのもうれしいポイントです。

静音性も高く、稼働音は34dB。テレビや会話を阻害しないのはもちろん、夜間や早朝も気兼ねなく使えます。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数5人分・40点
庫内容積42L
標準使用水量10L
最大消費電力8383W
静音性34dB
幅x高さx奥行き448mm×450mm×614.5mm
重量21kg
設置幅45cm

EW-45R2SM(浅型)

基本的な機能に絞って搭載された、根強い人気を持つシンプル機能のシリーズです。

最低限の機能に絞っているので、買い求めやすい価格帯を実現しているのもポイント。

洗浄では強力なターボ噴射ですみずみまで汚れを落とすので、洗い残しの心配もありません。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数5人分・40点
庫内容積42L
標準使用水量10L
最大消費電力527W
静音性36dB
幅x高さx奥行き448x450x619mm
重量20kg
設置幅

EW-45LD1MU(深型)

たっぷり6人分の食器を収納できる深型タイプで、最新機能を備えたプレミアムモデル。

タッチセンサーでドアオープンをアシストする「タッチDEラクドア」を採用しており、どんなときも使いやすい食洗機です。

洗う食器や器具に合わせてアレンジができる「マルチラック/分割フラップ」を搭載しており、どんなものでも収納しやすいのがポイント。

汚れを浮かすシャワーミストや、除菌洗浄。除菌乾燥など、うれしい機能が満載です。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数6人分・44点
庫内容積60L
標準使用水量11L
最大消費電力543W
静音性36dB
幅x高さx奥行き448mm×864mm×594.5mm
重量23kg
設置幅45cm

リクシル

リクシル_ビルトイン食洗機

LIXIL(リクシル)のシステムキッチンでは、パナソニック、リンナイ、三菱電機の3社のビルトイン食洗機を取り扱っています。

各社すべての製品を扱っているわけではありませんが、人気モデルやハイグレードモデル、深型(ディープタイプ)・浅型(ミドルタイプ)も選択可能です。

タカラスタンダード

タカラスタンダード_ビルトイン食洗機

タカラスタンダードの食洗機は、食器類や調理器具をまとめ洗いできる大容量サイズが魅力です。洗浄では、噴射角度や方向が変わるターボ噴射でムラなく洗います。

手洗いでは難しい約60度の高温洗浄で除菌しながら洗浄し、乾燥では約80度の高温でスピーディーに乾燥。静音設計で夜間の運転にもおすすめです。

タカラスタンダードのビルトイン食洗機のうち、浅型と深型のラインナップは以下の通りです。

種類型番
浅型NPシリーズ 浅型幅45cm
NPシリーズ 深型幅60cm
TKWシリーズ 浅型幅45cm
TKWシリーズ 浅型幅60cm
深型EWシリーズ 深型幅45cm
EWシリーズ 深型幅60cm

EW-45LD1MT(深型)

操作部が見えないすっきりしたデザインが人気の、約6人分の食器が収納できるファミリー向けモデルです。

センサーに軽く触れるだけで、スライドオープン式のドアが自動で開きます。

乾燥運転の仕上げ工程で、仕上がりが異なるリンス剤を自動投入して、透明なグラスなども曇りのないクリアな仕上がりです。

落ちにくいがんこな油汚れなども、シャワーミストで汚れをほぐしてから、約50度もの高温洗浄を行い、すっきりとした洗い上がりを実現します。

食器の温め機能が搭載されているので、温めておいたお皿に温かい料理を載せて提供できるのも魅力です。

ドアタイプ引き出し式
庫内容積60L
静音性36dB
設置幅45cm

クリナップ

クリナップ_ビルトイン食洗機

シンプルな運転コースと機能面で、ビルトイン食洗機の初心者向けとしておすすめなのが、クリナップの製品です。

食器カゴには、食器類をセットしやすいようにアシストされているので、収納に不慣れで手間取ってしまうことなく、スムーズに食器をしまえます。

約5人分の食器を洗えるファミリータイプも販売されています。

クリナップのビルトイン食洗機のうち、浅型と深型のラインナップは以下の通りです。

種類型番
浅型ZWPM45M21CDU
ZWPM45R18DDM
ZWPP45M21BDS
ZWPM45M18KDS-E
ZWPP45R21LDS-E
ZWPP45M21GDS
ZWPM60M19MDU
深型ZWPE45M21JDU

ZWPP45R21LDS-E(浅型)

ノズル噴射による加熱洗浄方式を採用。伸びるノズルで隅々まで洗浄できる「タワーウォッシャー」が特徴です。

運転予約ができるタイマー機能も便利です。上段ラックは、食器をセットしやすいサークル形状になっているのも特徴的。

低温排気になっており、運転中も周りが熱くなりにくく、キッチン環境も快適です。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数5人分・40点
庫内容積
標準使用水量9L
最大消費電力665W
静音性42~44dB
幅×高さ×奥行き448mm×450mm×620.5mm
重量18kg
設置幅45cm

ZWPE45M21JDU(深型)

室温センサーを新搭載した、省エネエコナビで、毎日の運転も節約に。食器の汚れ具合、食器の量、室温に合わせて、最適な運転に自動調整してくれます。

ストリーム除菌機能を搭載しており、衛生面に気を遣う人にもおすすめのモデル。

スライドできる上段カゴや、洗うものに応じて大きさや形を変化させられる「ムービングラックプラス」で、どんな食器でも収納しやすく便利です。

ドアタイプ引き出し式
食器容量・点数6人分・48点
標準使用水量9L
静音性39~41dB
設置幅45cm

ビルトイン食洗機は生活に合わせて深型・浅型を選ぼう

ビルトイン食洗機は生活に合わせて深型・浅型を選ぼう

日々の家事を助けてくれる頼もしいビルトイン食洗機。この記事では、「深型」「浅型」の2つの違いやメリット・デメリット面を比較してきました。

  • ビルトイン食洗機にはスライドオープンとフロントオープンがある
  • フロントオープン式を販売する国内メーカーはリンナイだけ
  • 深型は大容量で調理器具もまとめ洗いできる
  • 浅型は設置費用が安く済み、下スペースを収納に使える
  • 大人数分のまとめ洗いで、家族の増加にも対応可能
  • こまめに洗える浅型は手洗いとの併用使いにもおすすめ

設置工事も含めて、初期コストがかかるビルトインタイプですが、キッチン内にすっきり収まる便利さやパワフルさ、節水効果の高さがメリットです。

ライフスタイルや家族人数、使用頻度に合わせて、深型・浅型から適したタイプを選択しましょう。

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