ダイキンエアコンのストリーマはつけっぱなしでOK?電気代や節約術を解説

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ダイキンエアコンのストリーマはつけっぱなしでOK?電気代や節約術を解説

ダイキンエアコンのストリーマ機能は、空気中のアレルゲンやウイルス、バクテリアなどを効果的に除去して室内環境を清潔に保ちます。

空気を浄化し環境を快適に保つための技術ですが、24時間365日ストリーマをつけっぱなしにして使い続けても大丈夫なのかという疑問も浮かびます。

本記事では、ダイキンエアコンのストリーマ機能を常時使用することへの安全性や電気代に与える影響、そして効率良く使うための節約術を解説します。

ストリーマ機能を常にオンにするとどの程度の電気代が発生するのか、具体的な数値をもとに検証してみましょう。

この記事でわかること

  • ダイキンのストリーマ機能は、空気清浄効果のある機能で、つけっぱなしにしていても電気代はさほど高くない
  • ストリーマ機能は一定の稼働時間に達すると、掃除が必要であり、定期的なメンテナンスが効果的な運転に欠かせない
  • エアコンの電気代が気になる場合には、湿度を調整したりサーキュレーターを併用したりといった方法で節約ができる

ダイキンの「ストリーマ」とは?

引用:ストリーマ技術 | ダイキンの空気の技術 | ダイキン工業株式会社

ダイキンのストリーマ技術は、高速電子を放出することにより、空気中のアレルゲン、ウイルス、菌類などを分解・除去する技術です。

プラズマ放電で電子を高速衝突させることで化学反応を引き起こし、通常のフィルターでは捉えられない微小な汚染物質も安全に分解するものです。

空気清浄技術であるストリーマはさまざまなダイキン製品に応用され、エアコンだけでなく空気清浄機にも搭載されています。

臭いの原因物質も分解できるため、ペットやタバコの臭いが気になる家でも存分に効果を発揮します。

エアコンのストリーマ機能はつけっぱなしでOK?

ストリーマ機能は空気清浄機能だって聞いたけど、24時間つけっぱなしでもいいのかな?

ストリーマ機能を常にオンにする最大の利点は、常時清潔な空気を保てることです。

空気中の有害物質を継続的に分解することで、室内の空気品質を改善していけます。

特にアレルギーを持つ人や小さな子どもがいる家庭にとってはメリットが大きいでしょう。

ストリーマ機能を24時間連続して使うとなると、やはり気になるのが電力コストの増加です。

結論から言うと、ダイキンのストリーマ機能を24時間つけっぱなしにしていても、大きな電力コストがかかるということはありません

空気清浄機はつけっぱなしにして連続使用するものとして設計されていますが、ストリーマ機能も同様に空気清浄機能であるため、つけっぱなしにすることで電気代が大きく嵩むという心配はありません。

ストリーマをつけっぱなしにした時の電気代

空気中のアレルゲンやウイルスを分解する技術として注目されるダイキンエアコンのストリーマ機能は、ストリーマをつけっぱなしにして稼働させても大幅な電気代の上昇にはつながらないことが分かりました。

では、実際に使用すると具体的にどのくらいの電気代がかかるものなのでしょうか。

続いてはストリーマ機能を持つエアコン製品の消費電力と電気代に焦点を当て、かかる電気代の目安を明確にします。

目安の算出とするのは、一般的な家庭でよく使われる8畳用モデル(F28VTSXS)・14畳用モデル(F40VTSXV)です。

畳数消費電力1時間あたりの電気代(円)1日24時間稼働時の電気代(円)
8畳用モデル(F28VTSXS)25W約0.675円約16.20円
14畳用モデル(F40VTSXV)35W約0.945円約22.68円

ストリーマ機能を単独で使用した場合の消費電力は、8畳用の場合が約25W、14畳用では約35Wでした。

このデータはエアコンの冷暖房機能を使用していない場合の数値であり、冷暖房を使用した場合はこれに加えて更に消費電力が増加します。

8畳用では1日つけっぱなしにしていても約16円、14畳用では約22円の電気代で済むことが分かります。

1日20円弱で空気中のアレルゲンやウイルスを減少させることができるため、健康管理の観点から見てもストリーマ機能はつけっぱなしにして使ったほうが得られるメリットが大きいです。

ダイキンエアコンのストリーマは掃除が必要

室内の空気を浄化するダイキンエアコンのストリーマ機能は、常時つけっぱなしで使っても大幅な電気代はかからず、電力コストよりも得られる健康面でのメリットが大きいことが分かりました。

ストリーマ機能は冷暖房時のエアコン運転に比べて消費電力が低いものの、24時間365日運用していればもちろんコストが積み重なっていきます。

エアコンの電気代を抑えるには、運転効率を上げることがポイントです。

定期的に掃除を行なうことで、無駄な消費電力の発生を抑えて、電力コストをなるべくかけずに運用できます。

ここからは、ストリーマ機能のついたダイキンエアコンの掃除方法や頻度について解説していきましょう。

ストリーマの掃除頻度

ダイキンエアコンのストリーマ機能は空気清浄技術であり、掃除やメンテナンスはエアコンの性能維持に不可欠です。

ダイキンエアコンはお手入れのタイミングを分かりやすく把握できるように、エアコン本体のストリーマランプを点滅させて知らせます。

このランプは、ストリーマエアコンが累計1800時間以上稼働すると自動で点滅開始する仕組みで、この1800時間以上=約75日が掃除のタイミングです。

このランプが点滅したらストリーマユニット内部の汚れが一定量に達しているサインなので、なるべく早くお手入れを済ませましょう。

掃除を怠るとストリーマの効果が低下して、エアコン全体の運転効率も悪化してしまいます。

ストリーマの掃除方法

ストリーマエアコンの掃除のタイミングを知らせるランプが点滅したら、以下の手順に従ってさっそくお手入れを済ませましょう。

【ストリーマユニットの掃除方法】

1. 運転を停止して、電源プラグを抜くか専用のブレーカーをオフにする

2.エアコンの前面パネルを開き、ストリーマユニットを手前に引き出す

3. ユニットをぬるま湯に約1時間浸けておき、汚れを柔らかくする

4. 綿棒や柔らかい布などで汚れを拭き取る

5. 洗浄後、風通しの良い日陰でしっかりとユニットを乾燥させてから戻す

【ストリーマフィルターの掃除方法】

1. 掃除機を使ってフィルターのホコリを吸い取る

2. 汚れがひどい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗う

3. 洗浄後はフィルターをよく水切りし、風通しの良い日陰で乾かす

4. フィルターとユニットを元の位置にしっかりと取り付け、前面パネルを閉じて完了

定期的な清掃は、清潔な室内環境の維持やエアコンの運転効率のアップなど、性能面の維持に欠かせません。

こまめなクリーニングでストリーマ機能の効果を長持ちさせましょう。

◆中性洗剤の代表的な製品としては、「クイックル ホームリセット」(花王)「バスマジックリン」(花王)、「ウタマロクリーナー」(東邦)があります。

エアコンの電気代が気になるなら?

暑い夏や寒い冬はエアコンの使用頻度が増え、電気代の増加が顕著です。

エアコン代は電気料金の多くを占める項目なので、高騰すると家計に大きな影響を及ぼしかねません。

ここからはエアコンの電気代を効果的に抑えるためのコツについて詳しく解説していきます。

どれも簡単に実施できる方法ばかりなので、対策を実行して電気代を気にすることなく、ストリーマ機能付きのエアコンで快適な室内環境を保ちましょう。

温度を調節する

エアコンの電気代を抑えるのに大きく直結するのが設定温度です。

冷房の設定温度を低く設定しすぎたり暖房時に高く設定しすぎたりすると余分な電力エネルギーを消費してしまいます。

冷房では26〜28℃、暖房では20〜22℃に設定するのが推奨されています。

この温度はほとんどの人が快適と感じられる範囲で、電気代も適度に抑えられる設定です。

1℃温度設定を変えるだけで約10%のエネルギー節約が見込まれるため、無理なく節電できます。

特に夏季に冷房を使用する際は、室内温度と外気温との差が大きすぎると電力消費が著しく増加します。

理想的な設定温度は外気温との差を小さく保ちつつ、人が快適に感じる範囲内にすることが重要です。

湿度を調節する

湿度が高いと体感温度は上昇し、エアコンを過剰に作動させることで電気消費が増えてしまいます。

特に夏場には湿度調整によって体感温度を下げられるので、エアコンの温度設定が下がり電気代の節約につながるのです。

人が快適だと感じられる理想の湿度は約40〜60%とされており、この範囲を維持することで無駄な冷暖房を抑えられます。

湿度が高すぎる場合はエアコンの除湿機能を使うか、除湿機を併用して空気中の湿度を調整しましょう。

冬場は加湿器などで、部屋を加湿することで、体感温度を上げられます。

室内が乾燥すると、のどや鼻も乾燥し、風邪などにかかりやすくなるため、加湿はウイルス対策としても効果的です。

頻繁にオン・オフしない

エアコンの電気代を節約する効果的な方法として、頻繁に運転をオン・オフしないことが挙げられます。

家電製品の電気代は普通、使わないときはこまめに消すというものが常識ですが、エアコンの場合にこれは逆効果です。

エアコンの起動時にはコンプレッサーが最大限に動力を必要とします。

そのため、短時間での連続的なオン・オフで起動を繰り返すと、電力消費が大幅に増加してしまうのです。

エアコン自体にも負担をかけ、長期的にはメンテナンスコストの増加や寿命の短縮を招く可能性があります。

エアコンの使用時には、一定温度に設定したら長時間運転を継続することで、起動時の高負荷を避けて電気代を抑えられます。

もし運転を弱めたい場合には、電源を切るのではなくエコモードや節電モードなどの弱運転を活用すると良いでしょう。

最低限のエネルギーで室温を継続してキープできるのでとても経済的です。

サーキュレーターを活用する

エアコンとサーキュレーターを併用することで、より効率的に部屋全体を冷暖房し、電気使用量を削減できます。

サーキュレーターを使って室内の空気を循環させると、エアコンの冷気や暖気を部屋の隅々まで届けられます。

この循環作用によってエアコンが目標とする室温に早く達するため、短時間での運転で消費電力を抑えられるのです。

部屋の中央にサーキュレーターを設置して全体の空気をかき混ぜたり、エアコンの対角線上に置いて風を向け、空気の対流を生み出すことにより室内全体に冷暖房を行き渡らせる方法も効果的です。

◆エアコンとサーキュレーターの併用方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。

エアコンのフィルターを定期的に掃除する

エアコンのフィルター掃除は面倒でつい後回しにしてしまいがちですが、こまめに掃除することで消費電力の削減に直結します。

フィルターが汚れていると空気の流れが悪くなり、エアコン本体が必要以上に力を使い、結果的に運転効率が低下して消費電力が増大してしまうのです。

フィルター汚れがひどい状態だと冷暖房効率を最大30%低下させる可能性があるともいわれています。

フィルター掃除の頻度は、一般的には2週間に1回〜月に1回程度が理想的です。

エアコンの取扱説明書に従ってフィルターを外し、水洗いすることが基本です。水洗いが難しい場合は、掃除機で吸い取る方法もあります。

お手入れが済んだフィルターは、完全に乾燥させてからエアコンに戻しましょう。湿ったまま取り付けるとカビや臭いの原因になってしまいます。

◆スプレーを使ったエアコンクリーニングの方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。

契約している電気会社・プランを見直す

根本的な電気代の見直しとして、契約している電力会社や利用中のプランを見直すことも、電気代を節約するための近道です。

まず、使用している電力会社のプラン内容を確認しましょう。

近年の電力自由化により、多くの電力会社からさまざまなプランが展開されています。

最新の料金プランを比較検討するためには、オンラインの比較サイトを活用すると良いでしょう。

また、契約している電力会社に直接問い合わせ、現在のライフスタイルや生活サイクル、電気使用状況に基づいたプランの提案を依頼するのも賢い方法です。

プランが変わることで、同じ電気使用量でも料金が大きく変動することがあります。

ダイキンのストリーマはつけっぱなしでも電気代は高くない

ダイキンのストリーマ技術は、空気清浄機能を兼ね備えたエアコンとして高い評価を受けています。

このストリーマ機能は1日つけっぱなしにしていても、大幅に電気代が上がらないということが分かりました。

一般的な家電製品と比較しても低い水準であり、経済的な負担が少ないことが明らかです。

ストリーマ機能は空気中の有害物質やアレルゲン、ウイルスを効果的に分解して室内の空気を清潔に保ちます。

ストリーマはつけっぱなしであってもその電気代の増加は微々たるもので、得られる清潔な空気のメリットを考えればコストパフォーマンスにすぐれた機能です。

特に花粉が多い季節やインフルエンザが流行する時期には、24時間稼働させておくことで、安心して室内環境を保てます。

エアコン選びでお悩みの方や電気代を気にされている方に、ストリーマ機能を搭載したダイキンエアコンはぜひおすすめしたい選択肢です。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

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