エアコンの設定温度は26度だと暑い?快適な温度を保つコツも解説

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エアコンの設定温度は26度だと暑い?快適な温度を保つコツも解説

暑い夏を快適に過ごすために欠かせない家電がエアコンですが、どうしても気になるのが電気代です。

冷房温度を下げすぎると電気代が多くかかってしまうので、省エネ効果の高い推奨温度に設定して稼働させている人も多いのではないでしょうか。

夏場の快適な睡眠環境として、室温は26度以下、湿度は50~60%程度が理想だと言われています。

節電や環境への観点からもエアコンの設定温度は26度程度が推奨されていますが、この温度設定で本当に快適に過ごせるのでしょうか。

暑さの感じ方には個人差があり、外気温や湿度、部屋の特性によっても変わってきます。

本記事では、26度設定時の快適性を高めるための実用的なコツを紹介し、暑さを感じず快適に過ごすためのポイントについても解説します。

この記事でわかること

  • エアコンの冷房26度は、環境省が推奨する温度設定に比べると若干低めの温度設定である
  • 冷房の温度は、1度上げるだけでも10%程度の節約につながる
  • 湿度を調整して体感温度を下げたり、サーキュレーターを併用して冷房効率を上げたりすることも節約に効果的でおすすめ

エアコンの26度は適切?暑い?

エアコンの26度は適切?暑い?

すごく暑がりだからエアコンの温度設定が28度だと暑く感じるんだよね。

クールビズで推奨されている28度に設定したら寒く感じるな。

エアコンの26度の温度設定は、環境面やエネルギー効率を考慮した標準的な推奨ですが、これがすべての人にとって最適であるとは限りません。

実際に26度で快適に感じられるかどうかは、外気温や部屋の断熱性、個人の体感などの多くの要因に左右されます。

ここでは26度設定が適切なのか、それとも暑く感じるのかについて詳しく解説し、個々に合わせてどのように調整すればよいのかを探っていきましょう。

冷房の推奨温度は28度

冷房の推奨温度は28度と耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

冷房の設定温度は1度上げるだけで約10%の電力消費を削減できるとされており、冷房の設定を28度にすることで環境保護と節電効果が得られるためです。

また、室温と外気温の差をなるべく小さくすることで、体への負担を減らして冷房病などのリスクを軽減できます。

しかしこの28度という推奨設定はあくまでひとつのガイドラインにすぎません。

個人の体感や室内での過ごし方、住居環境や湿度などによっても最適な設定温度は異なります。

よく言われる推奨温度の28度とは、服装がクールビズであるのが前提の室温目安です。

省エネや節電を意識しすぎて設定温度を無理すると、熱中症などで体調を崩す危険もあるので、自分の体感に合わせて無理をせずに温度調整しましょう。

暖房の推奨温度は20度

暖房を使用時には推奨温度として20度が挙げられています。

20度という設定温度は人の体が自然に感じる快適さに近いため、過度に暖房を使うことなく室内環境を快適に保てるのです。

また、暖房運転によるエネルギー消費を抑え、燃料費の節約にも繋がります。

適度な室温は健康にも良いとされ、特に冬場の風邪やインフルエンザなどの予防にも効果的です。

しかし、家の断熱性能や外気温、室内の湿度、室内で過ごしている人の年齢や健康状態によって、もう少し高くしたり低くしたりする必要がある場合もあります。

エアコンの「設定温度」とは?

エアコンの設定温度とは、エアコンが冷暖房の運転時に目指す目標温度のことを指します。

自動的に室内の温度を調整し、設定された温度に保つように作動する基準点です。この温度設定に基づいて、冷暖房の出力を制御します。

例えば冷房の場合、設定温度を26度に設定すると26度の冷風が出てくると思われがちですが、設定温度」とは、室温が設定温度に達したら室外機が停止するということです

設定温度に達すると室外機は停止しますが、室内機は運転を続けています。

しかし室外機が止まれば冷房運転が止まるため、設定温度以上には室内が冷えないのです。

室外機が停止したサーモオフの状態では、室内機は送風運転をしています。

冷房の効きがよくないと感じるときは、サーモオフの状態です。

外気温が高い日は、設定温度を低くして作動させれば室温の上昇を抑えられます。

温度設定で省エネ・節約につながる

家庭やオフィスでは、エアコンの使用が電力消費の大部分を占めるため、少しの温度調整だけで年間の電気代に顕著な差が出ることがあります。

目安としては、エアコンの設定温度を1度上げるだけで、使用する電力量を約10%削減可能です。

夏場に冷房温度を設定する場合には、外気温との温度差を適度に保ちつつ、エネルギー消費を抑える最適な範囲で、24〜26度の温度設定が多く推奨されています。

暖房運転では20〜22度が推奨されることが多く、こちらも室内外の温度差を考慮した結果です。

冷暖房の運転で電気代が跳ね上がるのが不安だという方は、設定温度を意識してみましょう。

エアコンの推奨温度はあくまで省エネ効果を基準としたもので、住居や外気温、エアコンの性能によっても体感温度は変わります。

推奨温度や設定温度に過度にとらわれず、自身が快適だと感じる状態を意識しましょう。

暑いのを無理に我慢して熱中症にならないようにしよう!

冷房で温度を下げずに涼しく感じるコツ

冷房で温度を下げずに涼しく感じるコツ

冷房の風が苦手だから、できるだけ冷房を弱く使って涼しく夏を乗り越えたいな。

冷房の温度設定を推奨温度にした状態で、できるだけ涼しく過ごせればベストですよね。

ここからは、冷房の温度設定を大きく下げることなく涼しさを感じるための効率的なアイディアをいくつかご紹介していきます。

節電しながらも無理なく快適に夏を過ごしたいという人は、以下の涼しく感じるためのコツを参考にしてみてください。

冷房をつける前に熱気を逃がす

熱気がこもっている部屋でエアコンを使用する前には、部屋の熱気を逃がしてから運転を始めましょう。

熱気がこもったまま暑い環境のまま冷房を運転すると、設定温度に達するまでに消費電力と時間がかかってしまいます。

前もって少しでも暑い空気を外に出し、熱を逃がしておくことで、エアコンのエネルギー消費を抑えて効率よく室内を冷やせるのです。

さらに室温を自然に下げるには、できれば外気温が低い早朝や夕方に行なうのが理想的です。

特にパソコンなどの熱を持つ家電製品を多く使っている室内などでは、あらかじめ換気をして熱を逃がしてから冷房をつけましょう。

除湿をおこなう

人が暑さを感じるひとつの要因として湿度があります。高湿度の環境では、体からの汗の蒸発が阻害されて、体感温度が実際の気温よりも高く感じるためです。

エアコンの除湿運転機能を使うことで、湿度を適切にコントロールして涼しく快適に感じられます。

除湿モードでは、室内の湿った空気を取り込んで冷却コイルで水分を凝縮させて除去を行ないます。

空気は冷やされずに水分だけが取り除かれるため、温度はそれほど下がらなくても湿度だけが低下し、涼しさを感じられるのです。

冷房運転だと体が冷えすぎて苦手だという人も、除湿運転ならば体への負荷も軽減されるでしょう。

サーキュレーターを使う

サーキュレーターは室内の空気を効率よく循環させ、冷房の冷たい空気を部屋全体に均等に分散させることで、温度設定を低くしなくても涼しさが増します。

エネルギーの消費を抑えつつ、快適な室温を維持できるので、節電効果も高くおすすめです。

サーキュレーターを使う際には、部屋の空気をまんべんなく循環させるように首振りなどで設置しても良いですが、エアコンに向けた対角線上に配置することで、上部分に溜まっている空気を動かして室内の空気が効率よく循環します。 

サーキュレーターを使うと湿度の均一化も期待できます。

冷房によって部屋の一部が乾燥しすぎるという問題も空気の循環により解消されるので、特に熱がこもりやすい部屋や、一部分だけ冷房が効きにくい空間においても効果を発揮します。

風向きを上向きに設定する

冷房運転時には風向きを上向きになるよう設定すると、空間全体の気流が均一になりやすいです。

空気の性質として、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ溜まります

冷風を天井方向へ向けることで冷たい空気は自然に下降して、部屋の隅々まで冷気が行き渡り、設定温度を下げなくても効率のいい冷房運転が可能です。

風向きを上向きにすることで、身体に直接冷風が当たらなくなるため、冷房による不快感や冷えを減少できる点もメリットです。

夏場に多いのがエアコン病とも呼ばれる夏バテや冷え性ですが、直接冷気が当たるのを避けられて体にもやさしいです。

冷感グッズを使う

冷房と併用して、夏の暑さ対策として販売されている冷感グッズを使うのもおすすめです。

冷感グッズには、触れるとひんやりと感じられる冷感マットや枕、シーツ、肌に貼って使う冷却ジェルシートといった肌に触れたときに涼しさを感じられるアイテムから、USB給電などから卓上で使用できる持ち運びタイプのサーキュレーターなどもあります。

手首・足首・首元を冷やすとすばやく体温を下げられるため、冷感素材のタオルを水で濡らして首に巻いておくのも効果的です。

冷感グッズは、一度購入してしまえば、コストもあまりかからず節約にも効果的。

冷房やサーキュレーターなどの風が体に当たるのが苦手という人も、手軽に涼しさを感じられる良い方法と言えるでしょう。

サーキュレーターや冷感グッズを使って、冷房の運転を適度におさえれば、体もだるくならずに夏を乗り切れそう!

暖房で温度を上げずに暖かく感じるコツ

暖房で温度を上げずに暖かく感じるコツ

寒いのは苦手だから暖かくしたいけど、暖房を使いすぎると乾燥が気になるし電気代も多くかかりそう…

続いては、冬場に暖房を使う際のなるべく暖かく感じるためのコツをご紹介します。

電力コストを極力抑えながら過ごすために、暖房器具の効率を最大限に発揮させるアイディアを解説していきます。

室内環境を工夫すれば、高い温度設定に頼らずとも暖房費の削減ができるだけでなく暖房の使いすぎによる体調悪化も防げるので、ぜひ参考にしてみてください。

加湿器で湿度を上げる

冬の寒い季節には暖房温度を高く設定しすぎると、暖房費が嵩むだけでなく室内が乾燥してしまいます。

加湿器を使用して室内の湿度を上げることにより、実際の温度は変わらなくても体感で温かく感じられます。

快適に過ごせる目安として、湿度を40〜60%程度に設定し、暖房運転と併用して加湿を行なうと、暖房を低めの設定にしても温かさを感じやすいです。

エネルギー消費と電気代を抑えながら、乾燥している環境下で活発になる風邪ウイルスなども防止できるので一石二鳥です。

窓の断熱性を高める

暖房を使う際に室内の温度を無理に高く設定しなくても暖かく感じるためには、窓の断熱性を向上させることが効果的です。

多くの家庭では窓からの冷気の侵入があるため、これを防ぐことで暖房効率を大幅に改善可能です。

窓ガラス自体の断熱性を高める方法として、二重窓や三重窓への交換がありますが、交換が難しい場合には特殊な断熱フィルムを窓ガラスに貼ることで同様の効果が期待できます。

市販されている気密テープやシーリング材を使用して、窓枠周囲の隙間を埋めるのも冷気の流入を減らすのに有効です。

厚手のカーテンや断熱カーテンを使えば、外からの冷気を遮りつつ、室内の暖かい空気を逃がしません。

サーキュレーターを併用する

暖房時にもサーキュレーターで室内の空気を循環させるのは効果的です。

暖かい空気は天井付近に溜まりやすいので、サーキュレーターを上向きにして循環を意識すると、室内がすばやく暖まります。

特にエアコンが部屋の隅に設置されているような部屋では、行き渡りにくい暖房の風をサーキュレーターの併用で行き渡らせ、部屋の一部が冷えたままという状態を改善できます。

設置の際には、エアコンに向けた対角線上に置くと空気の流れが生まれて、暖かい空気が行き渡りやすくなります。

ただしあまり風量を強くしすぎると、体に風が当たって寒さを感じることもあるので、適した強さで運転させましょう。

風向きを下向きに設定する

暖かい空気は軽く、通常は上に昇る性質を持っています。

暖房器具から出る熱風も例外ではなく、設定した温度にも関わらず、天井近くで暖かい空気が滞留してしまうことが多いです。

これを防ぐために風向きを下向きにすると熱風が直接下へと向かうため、床から体感できる温度が均一になり、足元から頭までしっかりと暖められます。

人が過ごす空間へ向けて暖かい風が向けられることで、体感でも暖かさを感じやすく、無駄なエネルギー消費を抑えられて暖房費用も節約できるため経済的メリットも大きいです。

暖気を逃さないようにする

断熱性の高い部屋は、冷暖房の効果がより高く発揮されます。

暖房の使用時になるべく設定温度を低くして使いたい場合には、暖気を逃がさない工夫も取り入れてみましょう。

部屋の断熱性能を高めることで、室内の暖かい空気を逃がさず、外部からの冷気の侵入も防げます。

窓やドアなどの隙間部分には隙間を防ぐテープを使って、ドアの下部にはドラフトストッパーなどを設置すると冷気の流入を抑えられます。

壁や床に隙間があればシーリング材で穴を埋めるのもおすすめです。

また、カーテンを厚手のものに変えると窓からの冷気を防ぎながら室内の空気も逃がしません。

こうした工夫を取り入れれば、暖房器具の温度設定を低くしても、部屋全体を効率よく暖めながら、暖房費を節約しつつ快適な室温を維持できます。

隙間テープやストッパーで塞いでみたら、暖かさの体感が増した気がする!

エアコンの温度26度は冷房だと適度・暖房だと高めの設定

エアコンの温度26度は冷房だと適度・暖房だと高めの設定

エアコンの設定温度における26度は、冷房時にはほどよく快適な温度とされていますが、暖房時にはやや高めと感じることが一般的です。

本記事では、この温度設定がなぜ冷房と暖房で異なる感じ方をするのか、そして省エネ推奨されている温度設定でも快適に過ごすためのコツを紹介しました。

冷房の場合、26度は体感として最も快適と感じる範囲内にあります。

人体が自然な環境下ではこの温度範囲で最もストレスが少ないと感じるためです。

エネルギー消費を抑えて環境への負荷を低減しながら節電もできますが、住居環境や外気温によっては暑く感じられることもあります。

冷房時には除湿を活用し、暖房時には適度に加湿することも、夏場・冬場を快適に乗り越えるためのコツです。

他にも、サーキュレーターを併用して室内の空気を循環させたり、部屋の断熱性を高めたりして効率の良い冷暖房運転を意識しましょう。

そして推奨されている温度設定は環境に配慮したものであることを念頭に置き、あくまで室内で体調を崩さず、快適に過ごせることを最優先にして自身の健康のために冷暖房を使用してください。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

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