エアコンが勝手につくのはなぜ?考えられる原因と対処法を解説

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エアコンが勝手につくのはなぜ⁉考えられる原因と対処法を解説

リモコンを触ってもいないのに、エアコンが急についたり消えたりした経験を持つ方もいるのではないでしょうか。

部屋にいるときに急に動き出すと驚きますし、いないときに勝手に動き始めるのも困りますよね。

エアコンが故障したのではと心配している方いるでしょう。エアコンが勝手につく場合、故障以外にも様々な原因が考えられます。

今回は、エアコンが勝手につく原因や具体的な対処法について解説します。

最後まで読めば、エアコンが勝手につくようになったときに落ち着いて対応できるようなるでしょう。

この記事でわかること

  • エアコンが勝手につくのは、タイマー機能・みはり機能や自動お掃除機能であることが多い
  • 稀に隣の家のリモコンに反応したり、強い電磁波を感知したことによる誤作動であったりする場合もある
  • 設定していないのに勝手な運転が続く場合には、修理や買い替えも考える必要がある

エアコンが勝手につく原因

エアコンが勝手につく原因

エアコンが勝手についた…!なんで?こわい!!

エアコンが勝手に作動したと驚いている人も少なくないのでは?

エアコンが勝手に作動したように感じる場合、何かしら考えられる原因は複数あります。

原因を特定して、それぞれにあった対処をすることが大切です。ここでは、考えられる原因について解説します。

自動掃除機能が稼働している

ありえる原因の1つが、もともとエアコンに備わっている自動掃除機能が作動しているケースです。

また、内部クリーン機能が動いているケースもあるでしょう。

自動掃除機能とは、電源をオフにした後にエアコン自身がフィルターをオートでクリーニングする機能です。

内部クリーン機能は、電源を切ったあとにオートで内部を乾燥させる機能で、結露やカビの発生を抑えます。

これらの機能が動いているのであれば、稼働中であることを示すランプが点灯しているはずです

運転中とは違うランプが点灯してるのであれば、取扱説明書などで何のランプか確かめましょう。

タイマー機能が作動している

エアコンが急に動く原因として、タイマーが作動した可能性も考えられます。

エアコンによっては、セットした時間に電源が入るのではなく、セットした時間になったときには設定温度に到達しているように前もって動くものもあります。

たとえば、設定温度を22度にして朝7時に暖房のタイマーをセットしたとしましょう。

その場合、7時に起きた時には室温が22度になっているように、6時半や6時45分など早めに動き始めるモデルがあります。

毎回セットした時間より早く電源が入る場合は、タイマー機能が動いていると考えられます

みはり機能が作動した

エアコンが勝手についたり消えたりするときは、みはり機能が作動した可能性もあります。

みはり機能とは、室温の状態を感知して暑くなりすぎたときには冷房を入れ、寒くなりすぎたときには暖房を入れる機能です

メーカーによって名称は異なりますが、みはり機能は多くのモデルで搭載されています。

以下は、メーカーごとにみはり機能の名称と特徴をまとめたものです。

なお、下記の機能はメーカーが扱うすべてのモデルに搭載されているわけではありません。

メーカー機能名機能詳細
ダイキン高温防止・低温防止
(室温パトロール・室温ウォッチ)
高温や低温になりすぎると自動検知し、
アラーム音で知らせ自動で冷房や暖房を作動する
Panasonic室温みはり室温31度・湿度60%以上が10分続くと冷房が作動する
室温15度以下が10分続くと暖房が作動する
Panasonicホコリみはり空気の汚れ具体に応じて自動で空気清浄送風運転を行う
シャープ室温ウォッチ高温・高湿になるとアラーム音とエアコン前面にあるランプの点灯で知らせる
高温・高湿を感知すると冷暖房が作動するモードもある
東芝室温ウォッチ室温が28度以上32度未満になると15分ごとに3分送風運転する
32度以上になるとアラーム音がなり冷房が作動する
日立運転おすすめ機能 高温・高湿を感知すると、エアコン前面にあるランプの点滅と
アラーム音で冷房運転をおすすめする(作動はしない)
日立みはっておやすみ設定したタイマー運転が止まったあとも、室温や湿度の状態に合わせて再運転・停止する
富士通みまもり機能31度以上で冷房が作動し、30度以下で停止する
15度以下で暖房が作動し、16度以上で停止する

スマートアプリで遠隔操作された

スマホに入れたスマートアプリを操作してエアコンがついた可能性もあります。

スマートアプリは、家から離れた場所にいてもエアコンをオン・オフできるスマホアプリです

外出中の家族が家に着いたときに快適な室温になっているようにとアプリを操作すると、家の中にいる人間からは勝手に動いたように見えるでしょう。

また、スマートアプリの機能を切り忘れ、何かのはずみで勝手に起動させてしまった可能性もあります。

いずれにせよ、エアコンが勝手についたり消えたりするときは、家族がスマートアプリを使っていないか確認してみるとよいでしょう。

◆エアコンのスマートアプリについては、以下の記事で詳しく解説しています。

隣の家のリモコン電波を拾った

エアコンがリモコンで動くのは、リモコンから発する赤外線を受信しているからです。

受信した赤外線の点滅パターンから「温度を上げる」「暖房を入れる」などの操作命令を理解し、動きます。

隣の部屋など近い場所に、同じメーカーのエアコンを設置するケースは珍しくありません。

そういったケースでは、エアコンを操作するために触ったリモコンから出た電波を隣の部屋のエアコンが誤受信して作動するケースがあります

家庭で同じメーカーのエアコンを複数設置していない場合、隣家のエアコンの電波を拾ってしまったのかも知れません。

あまり頻繁にあるとは言えないものの、家同士の距離が短く、エアコンの設置場所も近い場合はありえます。

強い電磁波やノイズの影響

電子レンジやヘアドライヤー、シェーバーなどの家電製品を使うと、電磁波が発生します。

電気を使う以上、どんな家電製品でも電磁波を出すことは避けられません。

エアコンの近くで強力な電磁波が発生すると、影響を受けて誤作動を起こすことがあります

近くでドライヤーなどを使っている場合は、エアコンから離れましょう。

また、家の近くで落雷などが起こり自然ノイズが発生した際は、その影響を受けてエアコンの挙動がおかしくなるケースもあります。

室内機やリモコンの誤作動や故障

エアコンを長く使っていると、次第に劣化してだんだん調子が悪くなるものです。

新品のころのように快適には使えず、誤作動を起こすこともあるでしょう。

エアコンの寿命は一般的に10年程度と言われており、それと同等かそれ以上の期間を使用しているエアコンであれば、経年劣化による不具合の可能性があります。

製造から10年以上経ったエアコンは、パーツの在庫が切れていることもあり、修理代が非常に高くつくケースも珍しくありません。

古いエアコンが壊れているときは、新しいエアコンの購入を検討したほうがよいでしょう。

エアコンが勝手につく場合の対処法

エアコンが勝手につく場合の対処法

エアコンが勝手についたり消えたりする場合に考えられる原因について解説しました。

エアコンの調子が良くない場合には、どのような対処をすればよいのでしょうか。

ここでは、エアコンが勝手につく場合の対処法を紹介します。

設定や機能を確認する

エアコンが勝手につく場合、以下の機能が作動している可能性が考えられます。

  • 自動掃除機能
  • 内部クリーン機能
  • タイマー機能
  • みまもり機能

そこで、まずは使用しているエアコンに上記のような機能があるか、設定がオンになっていないかを調べましょう

機能が作動しているときは、エアコン本体のどこかにあるランプが点灯していたり、リモコンに表示が出ていたりすることが多いです。

自身で設定しているほか、家族が設定していたり、知らない間にはずみで設定されてしまったりしているケースもあります。

リモコンや本体などで設定の内容や有無を確認し、機能による自動的な運転であるとわかれば、ひとまず安心して使用できるでしょう。

一旦様子を見る

エアコンがおかしな挙動をするときは、いったん様子を見るのも1つの方法です

一度リセットしてから起動させてみましょう。手順は以下の通りです。

  1. エアコン本体の電源を切る
  2. コンセントからプラグを抜くか、エアコン用のブレーカーを落とす
  3. しばらく時間をおく
  4. 電源プラグを入れる・ブレーカーを戻す
  5. 再びエアコンの電源を入れる

経年劣化や電磁波の影響などで一時的に不具合を起こしている場合は、再起動によって正常に稼働する可能性があります。

続くようなら業者やメーカーに相談

自動掃除機能や内部クリーン機能などが動いているわけでもなく、再起動させても同じ現象が起こる場合は、故障の可能性が高いです。

そのまま放置するといずれ使えなくなる可能性が高いため、早めに修理や買い替えを検討しましょう

購入してから日が浅いのであれば、修理を前提にメーカーの窓口などで相談するのがおすすめです。

保証期間内であれば無料や定価より安い価格で修理できます。古いエアコンの場合は、修理よりも買い替えを検討しましょう。

使い方や環境によっては長持ちすることも少なくないものの、一般にエアコンの寿命は10年程度と言われています。

10年を超える古いモデルは、メーカーに部品がなくて修理できないことも少なくありません。

高い料金を払って修理しても、またすぐ壊れることもありえます。

最新機種にすれば、古いエアコンよりも電気代が抑えられ、さまざまな便利な機能が搭載されているので快適に過ごせるようになります。

◆エアコンの買い替え時期については、以下の記事にて詳しく解説しています。

エアコンが勝手につくのは機能のせいかも?

エアコンが勝手につくのは機能のせいかも?

エアコンが勝手についたり消えたりすると、故障したのかと不安になりますよね。

ただし、必ずしも壊れたとは限りません。もともと搭載されている便利機能が作動してる場合もあるからです。

たとえば、自動掃除機能やタイマー機能、みはり機能が稼働している可能性があります。

最近のエアコンは便利な機能がたくさん搭載されているものの、なかなかすべてを理解して使いこなすことは難しいものです。

取扱説明書を見て、使用しているエアコンにどのような機能があるのか確かめておくと焦らずにすみます。

いろいろ試しても解決せず、エアコンの故障が疑われる場合は、修理か買い替えが必要です。メーカーや業者に相談してみましょう。

エアコンは夏や冬を過ごすために欠かせない存在です。

快適なエアコンライフを送るためにも、勝手につく場合は速やかに原因を特定して対策しましょう。

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