女性の中にはコインランドリーでの洗濯に抵抗がある方も多いはず。女性の一人暮らしでは、洗濯機は必須家電です。
しかし、洗濯機はたくさんのモデルが展開されていて、値段もピンからキリまであり、どれを選べばいいのか分からず、つい値段にしか目がいかないことも…。
今回は、女性の一人暮らし向けにおすすめの洗濯機について、おすすめのモデルや選び方のコツなどを詳しくご紹介していきます。
一人暮らし向けの洗濯機の容量は?
一般的に、一人暮らしの場合に必要な洗濯機の容量は、4.5〜5.5kg程度だと言われます。
1人分の洗濯量の目安として、1日約1.5kgと算出されているので、最小容量の4.5kgモデルでも問題なく使用できるのです。
ただし、生活リズムや洗濯のタイミングによって、それよりも大きな容量が適していることもありますので、これについては詳しく後述していきます。
一人暮らし女性の洗濯機の選び方
洗濯機選びでは、どのポイントに注目して選べばいいのか分からず迷ってしまいますよね。
女性の一人暮らし向けとして洗濯機を考える場合、
(1)縦型 or ドラム式
(2)容量
(3)価格
(4)機能性
(5)デザイン
以上の5つのポイントに注目して探すと、自分に適したモデルを選びやすいでしょう。
縦型かドラム式か
まずは、洗濯機の洗い方の方式による違いです。「縦型」と「ドラム式」では洗い方が大きく異なります。
縦型では衣類同士を擦り合わせることで汚れを落とす「もみ洗い」が採用されており、ドラム式では高い位置から衣類を落とす「たたき洗い」が採用されています。
縦型のもみ洗い方式だと、衣類が傷みやすいデメリットがあり、ドラム式は衣類にはやさしいのですが、本体価格が高くなるというデメリットがあります。
◆一人暮らしの方におすすめのドラム式洗濯機は、こちらの記事でご紹介しています。9kgまでのドラム式洗濯機をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
容量やサイズ
縦型もドラム式の洗濯機も、一人暮らし向けのコンパクトサイズからファミリー向けの大型容量まで幅広くラインナップされていますが、一人暮らし向けの洗濯機容量は、最低でも4.5〜5.5kgあれば十分です。
ただし、数日分をまとめ洗いする方や、週に1回しか洗濯しないなど、お洗濯のタイミングによって容量を考える必要があります。前述の通り、1日分の洗濯物の目安は1人あたり1.5kgですが、これに最大何日分をまとめて洗うのか日数を掛けてみましょう。
もし週に2回ほどまとめ洗いをする場合には、1.5kg×3.5日=6kgほどの容量が必要になります。週に1回のまとめ洗いでは、1.5kg×7日分=11kgの容量が必要です。自分の洗濯習慣に合った容量を計算してみましょう。
◆一人暮らしに最適な洗濯機のサイズについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
価格で選ぶ
洗濯機などの大型家電では、やはり気になるのが購入価格ですよね。
洗濯機は、縦型だと安いものでは2万円台から販売されており、かなりの低価格で購入できます。対してドラム式になると、乾燥機能がなければ6万円台、乾燥機能付きは10万円台に及ぶため、初期出費が高額になってしまいます。
高価なドラム式は一見選択肢に入らないように思えてしまいますが、初期費用だけではなく長期的なランニングコストや付加価値にも注目してみましょう。
ドラム式は洗濯から乾燥までが完了するので、洗濯物を干す手間がなく、外に洗濯物を干すことに抵抗がある女性でも、いつでもふわふわで気持ちいい仕上がりの衣類を身につけられます。梅雨の時期に部屋干し臭で悩む必要もありません。
また、購入価格は高いものの、ドラム式洗濯機は縦型よりも、水道代・電気代共に安く抑えられます。
機能で選ぶ
女性にはファッションを楽しまれる方が多いと思いますが、いわゆる「おしゃれ着」に分類される、デリケートな素材が使われている服も多くお持ちではないでしょうか。
こうしたデリケートな衣服は、通常の洗濯方法ではすぐに傷んでしまいます。特に縦型のもみ洗いでは、衣類同士を擦りあわせるので、お気に入りの服がすぐに着られなくなってしまいます。かといって、洗濯のたびにおしゃれ着を手洗いするのはちょっと面倒ですよね。
そこで、「手洗いコース」「ドライコース」などの、デリケートな衣類向けの洗濯コースがある洗濯機をおすすめします。おしゃれ着用洗剤とあわせてコースを選べば、型くずれや毛羽立ちなどのダメージを抑えつつ大切な衣類を洗濯できます。
デザインで選ぶ
洗濯機は冷蔵庫などと同様に大型家電に分類されますから、大きさがある分、かなりの存在感があると言えます。最近では、シンプルなデザインやおしゃれなモデルも多く販売されており、色も白だけでなく、黒やピンクがアクセントになったものもあります。
洗面所のインテリアにもこだわりたい方は、洗濯機のデザインにも注目して、お気に入りを選んでみましょう。
◆こちらの記事では、おしゃれなデザインの洗濯機を多数ご紹介しています。ぜひご覧ください。
【安い】一人暮らし女性におすすめの洗濯機
女性の一人暮らし向けの洗濯機は、洗濯方式や機能面にこだわって選ぶと失敗がありません。
ここからは、おすすめしたい洗濯機モデルを、選び方のポイントに沿ってご紹介していきます。まずはコストパフォーマンスが高く、比較的安く購入できるモデルのご紹介です。
価格帯を最重視される方は参考にしてみてくださいね。
ハイアール JW-U55B 5.5㎏
中国に拠点を置く家電メーカーのハイアールは、とにかくリーズナブルな価格設定でお財布にやさしいメーカーです。機能性に劣ることもなく、コストパフォーマンスが高い家電を提供しています。「JW-U55B」は5.5㎏容量のモデルで、3万円台から購入できます。
うっかりの食べこぼしやソース類などが衣類に付いてしまったときに、さっと洗える「お急ぎコース10分」や、しわになりにくくアイロンがけの手間が減る「しわケア脱水」など、あると便利な洗濯コースが搭載されています。
日立 NW-50J 5㎏
日立の「NW-50J」は5㎏容量モデルです。高濃度の洗剤液で洗浄後に、水位を上げてしっかり汚れを洗い落とす「2ステップウォッシュ」を採用しています。
女性の一人暮らしだと防犯の観点から室内に洗濯物を干す方が多いでしょう。「風脱水」機能を使えば、高速回転で衣類の水分を飛ばしてくれるので、部屋干しでも乾きやすくなります。遠心力で押し洗いをする「おしゃれ着コース」もありますので、デリケートな服も安心して洗えます。
ハイセンス HW-T55H 5.5㎏
ハイセンスの「HW-T55H」は、洗濯板の凹凸を生かしたステンレス槽設計で洗浄力を上げ、水流シャワーによる立体水流で汚れを洗浄してくれるモデルです。
本体の高さも抑えられているので、女性でも楽に取り出しやすい設計が嬉しいですね。
AQUA AQW-S5P 5㎏
AQUAの「AAQW-S5P」も3万円台で購入できる低価格モデルです。
衣服の傷みを抑えるもみ洗い方式、「3Dアクティブ洗浄」を採用しており、高濃度で洗剤を浸透させることにより、しっかりと汚れを洗い落としてくれます。
蓋部分はクリア素材になっていて、洗濯槽の中の様子が確認できるので安心。3kg程度の毛布を洗えるので、寝具のお手入れも簡単にできます。
【ドラム式】一人暮らし女性におすすめの洗濯機
続いては、ドラム式洗濯機のご紹介です。一人暮らしの女性は、防犯上の理由から洗濯物を外に干さない方も多いかもしれません。部屋干しではなかなか乾きにくく、季節によっては生乾き臭が気になりますよね。
ドラム式洗濯機には乾燥機能が搭載されているモデルがほとんどなので、こうしたお悩みを解消できます。
シャープ ES-S7J 7㎏
シャープの「ES-S7J」はボディ幅が598mmとコンパクトで、置き場所に困らないサイズ感。
シャープの洗濯機は、「穴なし槽」という洗濯槽の穴をなくした独自のデザインが特徴です。この穴がないことで、洗濯槽内部のカビが発生しにくく、掃除が楽になるメリットがあり、穴がない分、使用水量も少しで済むので光熱費の節約も期待できます。
パナソニック Cuble NA-VG760L 7㎏
パナソニックのドラム式洗濯機は、「スゴ落ち泡洗浄」というパワフルな洗浄力が魅力です。洗顔料やシャンプーのように洗剤を泡立てる「ジェットバブルシステム」と、「浸透ジェットシャワー」「スピンダンシング洗浄」という3つの力により、濃密泡を浸透させて根深い汚れまでしっかり洗浄します。
「低温風パワフル乾燥」で乾燥時も衣類が傷みにくいので、繊細な服の多い女性にこそおすすめしたいモデルです。さらに、洗濯槽が高めの位置に設置されているため、身長が高い方でも衣類の取り出しを負担が少ない洗濯機です。
AQUA AQW-F8N
AQUAの「AQW-F8N」は、ドラム式では珍しい乾燥機能が搭載されていないシンプルなモデルです。そのため、高価な価格帯のドラム式でも6万円前後で購入できます。
「お湯洗いコース」では、40℃の洗剤液でつけおき後に洗浄するため、がんこな黄ばみ汚れなども落ちやすく、きれいな仕上がりが特徴です。
アイリスオーヤマ HDK842Z 8㎏
同じくアイリスオーヤマのモデル「HDK842Z」は、あらかじめ液体洗剤や柔軟剤を補充しておけば、洗濯時に自動で適量を投入してくれるので、計量の手間がなくなり、洗濯機周りもすっきりします。
「ふんわり乾燥仕上げ」で乾燥させれば、いつでもふっくらとしたふかふかのタオルで気持ちよく体を拭くことができます。
【おしゃれデザイン】一人暮らし女性におすすめの洗濯機
最後に、おしゃれなデザイン性を重視したい方向けにおすすめしたい洗濯機モデルをご紹介します。
シャープ ES-GV7J 7㎏
シャープの「ES-GV7J」モデルは、蓋部分のクリアピンクデザインがかわいらしい縦型洗濯機です。
柔軟剤の香りもこだわって選ぶ方は、このモデルに搭載された「香りプラスコース」で仕上げることにより、柔軟剤効果を高めて、好みの香りをさらに楽しめます。
脱水後に洗濯物同士の絡みをほぐす「ほぐし運転」をおこなうことで、絡まりがちな洗濯物もするっと取り出すことができます。
ハイセンス HW-DG80C 8㎏
ホワイトとブラックのツートンカラーがスタイリッシュな、ハイセンスの「HW-DG80C」モデルは、蓋部分が耐久性の高いガラストップでできており、デザイン性と実用性共に兼ね備えた設計です。
低騒音のインバーター制御により、電気代を抑えながら、静音性にも優れた設計も特徴です。付属しているふろ水ポンプを使えば、残り湯を使って水道代も節約できます。
シャープ ES-PW8J 8㎏
シャープの「ES-PW8J」モデルは、洗濯機本体の天面に「超音波ウォッシャー」が格納されており、シャツの襟口などの気になる部分汚れに使って、清潔なケアができる便利な洗濯機です。
スマートフォンと連動した「COCORO WASH サービス」で、運転状況や衣類に適した洗い方などを確認できる、スマートな洗濯機モデルとなっています。
フラットなメタリックシルバーの蓋がスタイリッシュでおしゃれなデザインです。
一人暮らし女性の洗濯機は機能性やデザインも重視で選ぼう
今回は、一人暮らしの女性へおすすめしたい洗濯機モデルや、選び方のコツをご紹介しました。人によって最重視するポイントは異なりますが、洗濯物をなかなか外に干せない方や、部屋干しの匂いが気になる方は乾燥機能付きのドラム式がおすすめです。
他にも初期費用をなるべく低価格に抑えたい方は縦型洗濯機、デザイン性を求める方はスタイリッシュなデザインのモデル、まとめ洗いをしたい人は大型容量のモデルなど、自分のライフスタイルに沿って洗濯機を選んでみましょう。
◆一人暮らしで忙しい日々を送る女性の中には、深夜や早朝に洗濯機を使わざるを得ない時もあるかと思います。そんな方におすすめの静かな洗濯機は、こちらの記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。