食洗機が欲しいけどキッチンが狭い、そんな人には、スリムな食洗機がおすすめです。工事不要ですぐに使えるので、賃貸住みの人でも使えますよ。
この記事では、おすすめのスリムな食洗機と、設置スペースがない場合の選び方や置き方をご紹介します。食洗機を諦めていた人も、これから食洗機を買う予定の人も、ぜひ参考にしてみてください。
スリムな食洗機のサイズとは
一般的な食洗機のサイズは、幅50cm前後です。スリムな食洗機は幅40cm前後で、シンクの上に置けるサイズ感になっています。また、奥行きがスリムなデザインもあり、奥行きわずか20cmの食洗機もあります。横向きに置けば、シンク横にキレイに収まるサイズと言えるでしょう。
最近では、奥行きが薄いスリムな食洗機やコンパクトな食洗機が多く販売されているので、キッチンが狭くて食洗機の設置を諦めていた人にもおすすめです。
また、スリムな食洗機の多くは、最低でも15点前後の食器を1度に洗えます。本体サイズが小さくても、多くの食器を洗えますよね。スリムな食洗機は1人暮らしで使うのはもちろん、家族で使うのにも向いています。
◆1人暮らしの方におすすめの食洗機は、こちらの記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。
食洗機の選び方
食洗機をいざ買おうと思っても、種類が多くてどれが良いのか悩んでしまいますよね。ここでは、乾燥機能の有無や扉の開き方、便利機能など、食洗機の選び方を5つに分けてご紹介します。自分に合った食洗機を見つけるためにも、まずは選び方を確認しましょう。
タンク式か分岐水栓か
スリムな食洗機は、タンク式と分岐水栓の2種類があります。タンク式は工事不用で、水をタンクに注ぐだけで使えます。使うたびに給水する必要はありますが、賃貸に住んでいる人でも使えますよ。使い方が簡単なので、初めて食洗機を使う人にもおすすめです。
分岐水栓は、毎回給水するのが面倒な人におすすめです。水道に分岐水栓を取り付けるだけで、給水する手間が省けます。分岐水栓を別途購入する必要があるため、タンク式よりも費用はかかりますが、給水の手間を省きたい人にはぴったりです。
また、タンク式と分岐水栓どちらにも対応している食洗機もあります。どちらにするか迷っている人は、2wayタイプのモデルを選ぶと良いですよ。
◆おすすめのタンク式・分岐水栓式食洗機は、以下の記事でそれぞれご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
乾燥機能の有無
食洗機で食器を洗った後、自分で拭くのは少し面倒に感じますよね。そんな時におすすめなのが、食洗機の乾燥機能です。洗浄後にそのまま乾燥してくれるため、自分で食器を拭く手間が省けます。乾燥機能を使用すれば、庫内も一緒に乾くため、菌の増殖を防げますよ。衛生面でもメリットがあるのは嬉しいですよね。
家事の時短になるので、乾燥機能の有無はぜひ確認しておきたいです。食洗機を買うときは、乾燥機能が搭載されているモデルを選びましょう。
洗浄力の高さ
食洗機を使うにあたって重要なのは、洗浄力の高さではないでしょうか。せっかく食洗機を買ったのに、汚れが落ちなければ意味がないですよね。メーカーやモデルによって、洗浄力の高さが異なるので、しっかり確認しておきましょう。
メーカー独自の洗浄方法を採用しているものは、洗浄力が高いですよ。また、念入りコースやおいそぎコースなど、洗浄コースが豊富なものは、汚れ具合によって洗い方を変えられるので、汚れも落ちやすいですよ。洗浄力の高さで迷った場合は、洗浄コースの数や内容をチェックしてみてください。
扉の開き方
モデルによって扉の開き方が異なります。前開きは扉を手前に引き出すので、本体の手前にスペースが必要になります。水道に当たらないように注意しましょう。前開きは本体の上に物が置けるので、調理器具などを置くことも可能です。
上下スライド式の場合は、水道などに当たりにくいというメリットがあります。使いやすさ重視の人は、上下スライド式の方が使いやすいでしょう。また、扉が上に開くリフトアップオープンタイプの食洗機もあります。水道などに当たりにくいので、設置スペースが狭い人におすすめですよ。設置スペースを確認して、キッチンに合った扉の開き方を選んでくださいね。
その他の便利機能
食洗機には乾燥機能以外にも、便利な機能がたくさんあります。例えば、節水モードやエコモードが搭載されている食洗機は、月々の電気代や水道代を節約できます。家計に嬉しい機能ですよね。除菌機能が搭載されている食洗機は、食器や庫内の清潔を保てます。衛生面が気になる人でも安心して使える機能です。
このように、食洗機にはさまざまな機能があります。メーカーやモデルによって搭載機能は異なるので、買うときに確認してみてください。特に、省エネに優れた機能や除菌機能は頻繁に使用すると思うので、おすすめですよ。
おすすめのスリムな食洗機
早速、おすすめのスリムな食洗機をご紹介します。今回ご紹介するのは、幅40cm以下のモデルです。キッチンが狭い人でも使えるサイズなので、食洗機を諦めていた人も、きっとお気に入りの1台を見つけられるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
パナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TSK1
パナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TSK1は、省エネに優れています。AIエコナビが搭載されていて、AIが給水温度や室温を検知して、自動で適切な運転を行います。自分で調整しなくても、自動でエコ運転を行ってくれる嬉しい機能です。AIエコナビを使用すれば、月々の電気代を抑えることができますよ。
また、収納力の多さも魅力の1つです。約4人分の食器を1度で洗えるので、家族で使うのにも向いています。スリム設計なのに、容量が大きいのはありがたいですね。1人暮らしなら、1日の食器をまとめて洗うこともできます。
大きなものを洗えるのはもちろんですが、小物などもカゴに入れて洗えるため、どんなサイズのものでも洗えますよ。使いやすさ重視の人にもおすすめです。
価格 | 80,000円前後 |
本体サイズ | 幅550mm×奥行き290mm×高さ500mm |
食器点数 | 24点 |
タイプ | 分岐水栓 |
扉の開き方 | 上下開き |
乾燥機能 | あり |
便利機能 | ・除菌機能 ・AIエコナビ ・予約機能 |
パナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TSP1
パナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TSP1は、タンク式の食洗機です。分岐水栓が取り付けられない水栓でも、気にせず使うことができます。給水口が下にあるため、簡単に給水できますよ。リフトアップオープンドアを採用しているため、シンク横に置いても水道に当たりにくいのが特徴です。
また、全ての洗浄コースで除菌が可能で、50℃以上の高圧水流で洗いながら除菌してくれます。どの洗浄コースを利用しても除菌してくれるので、使うたびにキレイになりますね。さらに、耐熱温度60℃以上のプラスチックなら、低温ソフトで洗浄することもできます。お子さんの食器なども洗えるので、自分で洗う手間が省けますね。清潔を保ちたい人におすすめの食洗機です。
価格 | 90,000円前後 |
本体サイズ | 幅550mm×奥行き341mm×高さ600mm |
食器点数 | 24点 |
タイプ | タンク式 |
扉の開き方 | 上下開き |
乾燥機能 | あり |
便利機能 | ・除菌機能 ・AIエコナビ ・予約機能 |
◆パナソニックの食洗機の特徴は、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひご覧ください。
シロカ 食器洗い乾燥機SS-MH351
シロカ 食器洗い乾燥機SS-MH351は、自動給水と分岐水栓、2wayタイプの食洗機です。自動給水は、付属のバケツから水を汲み上げる方法です。分岐水栓と好きな方を選べるので、好きな方を選んでくださいね。
洗浄力の高さが魅力で、高温・高圧な水流で360℃あらゆる角度からで洗いあげます。食器と食器の間までしっかり洗えるので、ガンコな汚れも落ちますよ。また、UV除菌機能が搭載されています。水を使わず、UVライト照射のみで除菌するため、水洗いが難しいものまで除菌可能です。哺乳瓶やマスク、高さのあるタンブラーなど、食器以外のものも清潔を保てます。
洗浄力が高く、除菌もできる、小さなお子さんがいるご家庭やにぴったりの食洗機ですね。
価格 | 75,000円前後 |
本体サイズ | 幅550mm×奥行き350mm×高さ500mm |
食器点数 | 36点 |
タイプ | 自動給水/分岐水栓 |
扉の開き方 | 前開き |
乾燥機能 | あり |
便利機能 | ・UV除菌 ・庫内洗浄 |
シロカ 食器洗い乾燥機SS-MA351
シロカ 食器洗い乾燥機Ss-MA351は、オートオープン機能が搭載されています。送風タイプの乾燥機能が搭載されていますが、ヒーター乾燥に比べると、乾きにくいデメリットがあります。ですが、オートオープン機能は洗浄後に自動で扉が開く仕組みになっているため、自然乾燥で乾かせます。乾燥による電気代をおさえつつ、しっかり乾かすことができるので、自然と省エネにつながります。衛生面でも安心ですね。
洗浄力が高いのも魅力で、最高75℃の高温洗浄で油汚れもキレイに落とします。水圧は最高2mに達する高水圧で、食器の隙間や網目まで、徹底的に洗いあげます。洗浄コースも豊富なので、汚れ具合によって洗い方を変えられるのも魅力です。
価格 | 70,000円前後 |
本体サイズ | 幅550mm×奥行き350mm×高さ500mm |
食器点数 | 36点 |
タイプ | 自動給水/分岐水栓 |
扉の開き方 | 前開き |
乾燥機能 | あり |
便利機能 | ・オートオープン ・UV除菌 |
◆シロカの食洗機の特徴は、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
AQUA 食器洗い機ADW-GM3
AQUA 食器洗い機ADW-GM3は、汚れにくく耐久性の強いステンレス素材です。庫内がステンレスになっているため、汚れやニオイが付きにくい特徴があります。ステンレス素材の食洗機は、厨房などでも使われていますよ。清潔を保てるので、お手入れが簡単なのも嬉しいですね。扉は強化ガラスのため、拭くだけでお手入れが完了します。強化ガラスのおかげで、高級感があるのも魅力です。
また、強力すみすみ洗浄という洗浄方法を採用していて、ノズルは全部で4か所に設置しています。高圧水流で汚れを弾き飛ばすため、汚れをしっかり落とします。グラスのように、目に見えない汚れまで落としてくれますよ。おしゃれなデザインと洗浄力の高さ、耐久性の強さが魅力の食洗機です。
価格 | 60,000円前後 |
本体サイズ | 幅485mm×奥行き390mm×高さ475mm |
食器点数 | 30点 |
タイプ | 分岐水栓 |
扉の開き方 | 上下開き |
乾燥機能 | あり |
便利機能 | 高温除菌 |
スペースがない場合の食洗機の選び方・置き方
食洗機を買おうと思っても、設置スペースが限られている人もいるでしょう。ですが、使い方や食洗機のタイプによっては、狭いスペースでも食洗機を使うことができるんです。ここでは、スペースがない場合の食洗機の選び方と、置き方をご紹介します。
タンク式の食洗機を選ぶ
分岐水栓の場合、食洗機を水道の近くに置かなければなりません。タンク式なら設置場所を選ばないので、スペースが限られている人は、タンク式の食洗機がおすすめです。賃貸でも使えるので、幅広い人たちにおすすめですよ。
給水する手間はかかりますが、難しい操作は一切ないので、そこまで面倒には感じないでしょう。スペースが限られている人はタンク式の食洗機、またはタンクと分岐水栓2wayタイプの食洗機を選びましょう。
上下スライド式の食洗機を選ぶ
食洗機を買うときに注意したいのが、扉の開き方です。例えば、前開きの食洗機の場合、扉が開くスペース確保しなければをなりません。扉が開いた時のスペースがない人は、上下スライド式の扉を選びましょう。
前開きと比べると、扉を開けるときのスペースを気にしなくていいですよ。シンクに置く場合でも、水道に当たってしまう心配がないです。また、上下スライド式は中が見やすく、食器の出し入れがしやすいという特徴があります。スペースを気にする必要がないだけではなく、非常に使いやすい設計です。スペースがない人は、ぜひ上下スライド式の食洗機を選んでくださいね。
シンクに渡し台を置いて乗せる
シンク横に設置できない場合でも、渡し台を使用すれば、シンクに設置できるようになります。渡し台とは、シンクをまたぐように設置する板のことです。食洗機はシンクや調理スペースに置くと使いやすいですが、狭いキッチンでは置けないことも多いですよね。
渡し台を使用すれば、シンクの上に食洗機を設置できますよ。シンクの上に食洗機を置くと、給水や排水がしやすいのでおすすめです。専用の渡し台が売っていなくても、通販やホームセンターで購入できます。食洗機が置けないという悩みを解決してくれるので、シンクの上に置きたい人は、渡し台を検討してみてください。
ワゴンやラックを使用する
食洗機を置くスペースが限られている場合、ワゴンやラックを利用するのもおすすめです。先ほどご紹介した渡し台は、シンク自体が狭いと使いづらいですよね。そんな時は、ワゴンやラックを利用してみてください。
ワゴンやラックの場合、キッチンのコーナーや、家電と食器棚の隙間など、空いているスペースに設置できます。シンクの上に比べると、給水するときに若干歩くことになりますが、狭いスペースに食洗機を置けるのであれば、許容範囲内ではないでしょうか。専用のラックが売っている場合もあるので、ぜひチェックしてみてください。
スリムな食洗機ならキッチンが狭くても置ける!
おすすめのスリムな食洗機と、設置スペースがない場合の選び方や置き方をご紹介します。ポイントは以下の通りです。
- スリムな食洗機は、幅40cm前後
- 食洗機を買うときは、洗浄力の高さ、乾燥機能の有無、便利機能を確認するべき
- 設置スペースが限られている人でも、工夫すれば食洗機を設置できる
スリムな食洗機はキッチンが狭くても設置できるので、今まで食洗機を諦めていた人にもおすすめです。ピッタリ収まるスペースがなくても、渡し台やラックを利用すれば食洗機を設置できますよ。キッチンが狭い人は、食洗機の種類や置き方に気を付けてください。工夫1つで、食洗機を快適に利用できますよ。スリムな食洗機を買うときは、ぜひ本記事を参考にしてみてください。