炊飯時には加熱による蒸気が発生しますが、置き場所や設置スペースに注意しないと、周囲のものを濡らしたり結露によってカビが発生してしまったりします。また熱い蒸気に誤って触れると、やけどの危険性もあります。
蒸気をなるべく抑えるには、蒸気レスや蒸気セーブ機能の備わった炊飯器が便利です。設置場所や周囲の家具などを気にせず、どこでも設置できます。
この記事では、蒸気レス・蒸気セーブ設計の炊飯器に焦点を当てて、各モデルの仕組みやメリット、選ぶ上での注意点といった購入前に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。
蒸気レス・蒸気セーブとは?
電気ケトルや炊飯器で「蒸気レス」って表記をよく見かけるけど、具体的にはどんな機能なの?
蒸気レス機能は、炊飯時に発生する蒸気を抑制する技術です。蒸気を抑制する製品の呼称には、蒸気レスや蒸気セーブ、蒸気カットなどの呼び方があり、呼称はメーカーや機種によって変わります。一般的には、蒸気を15~95%カットできる機能を備えた製品を蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器と呼んでいます。
従来の炊飯器では蓋の隙間から蒸気が多量に放出され、キッチンが湿気で充満することがありました。しかし蒸気レス機能を搭載した炊飯器では、特殊な構造や技術を用いて蒸気を内部で凝縮することで、放出量を大幅に減少させています。
どれくらい蒸気を削減できる?
蒸気レス・セーブ機能を搭載した炊飯器は、炊飯時に発生する蒸気を大幅に削減します。一般的な製品と比較して、蒸気レス機能付きのモデルは約60〜90%の蒸気をカットし、蒸気の削減率が低い製品でも、約15〜50%は削減が見込めます。
メーカーや製品によって蒸気カット率は異なりますので、仕様表などを確認して自分の望むカット率に達しているかどうかをチェックしましょう。
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器の仕組み
蒸気レス・セーブ機能は、内部の圧力と熱を精密に制御することで蒸気の発生を抑制します。この仕組みは、炊飯器の蓋にある特殊な構造にあります。
内部の高温の蒸気を冷却し、水滴に変えて再び内釜に戻す仕組みです。これにより、水分が外に逃げることなく、米に均一に浸透してふっくらとした理想的なごはんの仕上がりです。
蒸気の発生を抑えることで、必要な熱エネルギーを最小限に抑え、結果的にエネルギー効率が向上して電気使用量の削減も期待できます。
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器のメリット
蒸気レス・セーブ機能付き炊飯器は、蒸気を抑えることで周囲の清潔さを保ちつつ、お米の一粒一粒もしっかりと炊き上げられる炊飯器です。ここからは、蒸気レス・蒸気セーブ機能付きの炊飯器のメリットについて詳しく見ていきましょう。
天井が近い場所にも設置できる
キッチンのスペースが限られている場合や、設置場所の高さが十分に確保できない場合には、蒸気レス炊飯器がおすすめです。放出された蒸気がキッチンの天井や壁に接触すると、結露やカビの原因となりますが、蒸気レスや蒸気セーブタイプの炊飯器では、この問題を解決できます。
周囲に蒸気がほとんど放出されないので、壁や家具へのダメージも最小限に抑えられるのです。スライド式の棚の中などにも収納できるので、置き場所の選択肢が広がります。
子どものやけどを防げる
蒸気レス炊飯器はやけど防止という観点でも大きなメリットです。特に小さな子どもがいる家庭にとって、大きな安心材料となるでしょう。好奇心旺盛な子どもたちは、知らず知らずのうちに危険な場所に手を伸ばしがちです。
しかし蒸気が少ないことで、炊飯器の周囲が危険区域となるリスクが大幅に減少し、一瞬目を離した隙に起こる事故を未然に防げます。子どもだけでなく犬や猫などのペットを飼っている家庭にもおすすめです。
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器のデメリット
蒸気レス炊飯器はメリットの多い機能ですが、一方でデメリットとなり得る点も挙げられます。続いては、蒸気レスタイプのデメリットについて見ていきましょう。メリットとデメリットの両方を理解した上で、自分にとっては必要かどうかを見極めることが肝心です。
お手入れが面倒
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器の内部構造が従来の炊飯器と比べてデメリットとなる点は、お手入れの手間が増えることです。炊飯時に発生する水蒸気を外部に放出せず内部で処理する構造であるため、水滴をキャッチする部品や、蒸気を冷却するためのシステムが必要となるからです。
蒸気レスタイプ特有の部品は、米のでんぷんや水アカなどで汚れやすく、こまめに掃除しなければなりません。少しでも掃除の手間を減らすには、使用後はすぐに内部の確認を行ない、水滴や汚れを拭き取る習慣をつけることがポイントです。
メーカーが限られる
蒸気レス・セーブ機能付きの製品を取り扱っている代表的な炊飯器メーカーはそこまで多くありません。展開しているメーカーが少ないと、炊飯器のデザインや機能、容量面で、比較検討する対象が狭まって、購入の選択肢が減ってしまいます。
購入する側は自分のライフスタイルや厨房のスペース、料理のスタイルに合う製品を選びたいものですが、選択肢が限られてしまうとすべてのニーズを満たす製品がなかなか見つからないことも考えられるのです。
価格が割高になりやすい
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器はまだ普及段階にあり、大量生産によるコストダウンが十分に行なわれていません。機能を採用しているメーカーもまだ一部で限られている状態なので、一般的な大量生産ラインにある炊飯器製品と比べると、本体価格が割高になってしまうのです。
価格が割高になるのは、蒸気レスにするための設計や技術、必要な素材やパーツ、そして市場における生産量などが原因にあります。もっと普及すれば価格も下がってくるかもしれませんが、割高傾向にあるのが現状です。
どんな場合に蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器がおすすめ?
- 炊飯器の設置スペースや天井までの高さが限られている場合
- 周囲の家具や壁との距離が近い場合
- 小さな子どもやペットのやけどリスクを減らしたい場合
- 炊飯器周辺のカビの発生や湿気を抑えたい場合
- 熱効率を上げて電気代を節約したい場合
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器は、キッチン空間が限られているアパートや小さな住宅にお住まいの方、または清潔さを重視する方に最適な機能です。
蒸気セーブ機能によって熱効率が上がり、エネルギーの節約にもつながります。環境にやさしいだけでなく、長期的には電気代の節約にもつながるため、経済的にも大きなメリットです。
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器の選び方
蒸気レスタイプの炊飯器は取り扱っているメーカーがまだ限られていますが、さまざまなモデルやブランドが存在しており、蒸気レス機能をメインに考えるとどれを選ぶべきか迷うことも少なくありません。
ここからは蒸気を抑えることで周囲を清潔に保ち、またエネルギー効率を高めるこれらの革新的な炊飯器を選ぶ際のポイントを解説します。
蒸気の削減率をチェック
蒸気レスタイプの炊飯器選びでは、まず蒸気の削減率に注目してみましょう。この数値は、製品がどれだけ効率的に蒸気を減少させるかを示しています。高い削減率を持つ炊飯器は、より蒸気の放出が抑えられ、キッチンの壁や天井に対するダメージも最小限に抑えられます。
蒸気レス・蒸気セーブ・蒸気カットとさまざまな呼称がありますが、市場では90%以上の蒸気削減率の製品を「蒸気レス」、90%以下の削減率の製品を「蒸気カット」「蒸気セーブ」と呼ばれていることが多いので、より高い削減率を求めるなら「蒸気レス」記載がある製品を探してみましょう。
人数に合わせた容量を選ぶ
蒸気削減の機能の有無に関わらず、炊飯器選びでは使用する人数に適した容量を選ぶのがポイントです。
1〜2人暮らし | 2〜3合炊き |
3〜4人暮らし | 4〜5合炊き |
5人以上 | 6〜10合炊き(一升) |
一般的に、1〜2人暮らしには3合炊き前後の炊飯器が適しています。3~4人家族では5合炊き前後、それ以上の大家族では1升炊きの炊飯器があると便利です。
必要量以上の容量の製品を購入すると、無駄な電力消費や炊き上がりの質が落ちる可能性があるので、一度に炊く炊飯量やごはんの消費量、人数分に見合った容量を選びましょう。
お手入れのしやすさをチェック
蒸気レス機能のついた炊飯器は、機能のない一般的な炊飯器よりも構造が複雑で、その分お手入れの手間がかかってしまうのがデメリットです。お手入れのしやすさに注目して選べば、日々の掃除の手間を少しでも減らせます。
一般的な炊飯器のお手入れと大きな違いはありませんが、まずは内釜・内蓋のお手入れ、蒸気口やキャップ、釜の内側の掃除などが主な手順です。
取り外しできるパーツが多い製品を選ぶと、細かい部分まで掃除が行き届いて清潔に使えます。特に蓋部分や蒸気キャップなどは汚れやすいので、外して隅々まで洗える製品を検討してみてください。
炊飯メニューの豊富さをチェック
炊飯器は白飯を炊くだけでなく、炊き込みごはんやおかゆ作りなど、簡単な調理も行なえるキッチン家電です。炊飯メニューが豊富なら、スイッチひとつ入れて待つだけで献立が一品完成します。
他にも、雑穀米や麦ごはんなど、炊飯できる食材の種類が豊富な炊飯器だと、健康志向の方をはじめ、食事のレパートリーやバリエーションが広げられます。
低温調理が可能なものや、煮込み料理ができるものなども展開されているので、調理時間の短縮や手間を省きたい人にはおすすめです。
加熱方式や炊き上がりを確認
炊飯器は加熱方式によって、ごはんの炊き上がりが変わってきます。加熱方式には、IH式・マイコン式・圧力IH式などがあり、IH方式は均一に加熱できるため、ふっくらとしたごはんが炊けます。
マイコン方式は価格帯が手頃で、炊飯以外の料理にも使いやすい加熱方式です。炊き上がりを左右する要素には、内釜の材質や厚みも関係します。高い熱伝導率を持つ材質を選ぶことで、より均等に熱が伝わっておいしい炊飯が可能です。
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器を製造しているメーカー
蒸気レス機能をうたう炊飯器は、市場にはまだ限られたメーカーしか展開されていませんが、国内の大手メーカーや炊飯器で代表的なメーカーなどからは、蒸気レス設計が展開されています。
一般的な炊飯器に比べて高機能でありながら、使い勝手やデザイン性にもすぐれた製品ばかりです。ここからは、蒸気レス炊飯器を取り扱っている代表的な製造メーカーをご紹介しましょう。
象印
象印(ZOUJIRUSHI)は、炊飯器業界における革新性と信頼性の高さで知られているメーカーです。独自の加熱技術と温度制御システムで一粒一粒を均等に熱し、理想的な食感と深い風味のごはんを楽しめます。
象印の炊飯器の魅力は機能性と利便性です。毎日の食生活を豊かにするための様々な機能が備わっており、操作も直感的です。デザインも洗練されており、キッチンのインテリアとしてもすぐれた存在感を持っています。
価格帯は、象印の炊飯器はミドルからハイエンドまで多様な製品が展開されています。10,000円から80,000円の範囲で、モデルや機能に応じて価格が変動します。高価格帯のモデルでは、最先端技術と豊富な機能が組み合わさっており、長期間にわたって高品質な炊飯体験をするための投資とも言えるでしょう。
日立
日立(HITACHI)の炊飯器は、蒸気レス機能で炊飯時に発生する蒸気を内部で効率的に処理し、キッチン内の湿度や温度の上昇を最小限に抑えます。快適な料理環境が保たれるだけでなく、壁紙やキッチン周りの家具を湿気から守る効果も期待できます。
蒸気削減機能では、炊飯に必要なエネルギー効率を高められるので、炊飯時に発生する蒸気の一部を再利用して熱効率を上げ、消費電力を抑えつつ最適な炊き上がりを実現します。
日立製品の炊飯器は、一般的に中〜高価格帯で展開されており、基本な機能を備えたモデルでも高品質な炊き上がりを期待でき、多機能なモデルでは多岐にわたる炊飯モードや操作性、スタイリッシュなデザイン性が魅力です。高品質な炊飯機能とともに、快適なキッチン環境づくりに貢献する炊飯器です。
三菱電機
三菱電機(MITSUBISHI)の炊飯器は、一粒一粒にこだわった炊飯品質の高さで特に評価されており、独自の加熱技術や温度制御システムを駆使して、理想的な食感と深い風味を実現します。
独自機能としては、ご飯の甘みを引き出す「甘み増進モード」や、毎日使いに便利な多彩なプリセット炊飯モードがあり、さまざまな種類の米をそれぞれの特性に合わせた炊飯が可能です。製品はミドルからプレミアムモデルまで幅広く展開されており、価格帯は技術や機能の充実度によって異なります。
ミドルモデルなら約30,000円から、最上位モデルでは約100,000円前後が価格帯の相場です。ごはんを炊くだけの炊飯器としてだけではなく、毎日の食生活において食の質を高められる、独自機能と高品質さが三菱の炊飯器の魅力です。
3~4合炊き|おすすめの蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器
蒸気の発生を大幅に抑えることで、キッチンが限られたスペースであっても設置に困らず、周囲の壁や家具へのダメージも減らせるので快適です。
狭いキッチンやダイニングスペースでも快適に使える、3合から4合の米を炊けるコンパクトながら機能性に富んだモデルに焦点を当ててご紹介します。
象印 炎舞炊き NW-UT07
象印のNW-UT07は、伝統的なかまど炊きの理想を追求した炎舞炊きが特長の炊飯器です。核心の技術となる「ローテーションIH構造」は、独特の加熱方式でかまどの炎のようなダイナミックな火力を再現しています。
炊飯器の底部に設けられたIHヒーターが4つの区画に分かれ、対角線上のヒーターが同時に作動することで、内釜内のごはんを力強くかき混ぜる仕組みです。特許技術「大火力ユニット」では、ふきこぼれの心配を減らしつつ強力な火力で炊飯を行なえます。
内釜には、高い蓄熱性とすぐれた熱伝導率を誇る三層構造が採用され、鉄・アルミ・ステンレスの各層が絶妙に組み合わさり、炊飯時の熱を効率良くお米に伝える設計です。冷凍してもその質を落とさない「冷凍ごはん」メニューや、日々の食生活を助ける機能も充実しています。
炊飯容量 | 4合 |
蒸気カット率 | 約80% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 豪炎かまど釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い クリーニング機能 |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ おこげ 冷凍ごはん |
最大消費電力 | 1140W |
本体サイズ | 幅230mm×高さ205mm×奥行305mm |
重量 | 6kg |
象印 極め炊き NW-MB07
象印の極め炊き NW-MB07は、コンパクトながらも4合まで炊飯可能で、3合炊きタイプと同等のサイズを維持しながら、機能性が向上しています。「豪熱大火力」の高火力炊飯では、その火力を最大限に活かして沸騰維持工程で1.3気圧をかけることで、米一粒一粒に甘み成分を浸透させて絶妙な食感を作ります。
熱伝導率が高い厚窯は炊きムラを抑えられる構造で、ふきこぼれずに高火力で炊飯できる大火力ユニットも特長です。微調整によってごはんの味わいを49通りから追求できる「わが家炊き」メニューや、3種の食感に炊き分ける「雑穀米炊き分け3コース」も嬉しい機能です。
「うるつや保温」機能では、最大で30時間までごはんのおいしさをキープできます。現代の生活に最適化された毎日の食事をより良いものに彩る炊飯器です。
炊飯容量 | 4合 |
蒸気カット率 | 約50% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 鉄器コート 黒まる厚釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い クリーニング機能 |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ 冷凍ごはん |
最大消費電力 | 1140W |
本体サイズ | 幅230mm×高さ205mm×奥行305mm |
重量 | 5.5kg |
象印 極め炊き NP-RT05
象印のNP-RT05は、高機能な圧力IH炊飯ジャーです。ごはんの甘みを際立たせるプラチナ厚釜を採用しており、ごはんの甘みを最大限に引き出してIH加熱に適した鉄コーティングで効率を高め、炊きムラを最小限に抑えられる仕様です。
米の食感を精密にコントロールできる4通りの炊き分け圧力や、米をじっくり吸水させ、甘み成分を増幅させる「熟成炊き」、高温で蒸らしておいしさを最大限に引き出し、一度に圧力をかける「うまみ圧力蒸らし」機能など、お米本来のおいしさを引き出す機能が充実しています。
内釜のニオイ残りを抑えられるクリーニング機能もあり、お手入れ面にも配慮された本格的な炊飯を楽しめるモデルです。
炊飯容量 | 3合 |
蒸気カット率 | 約50% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 鉄器コート プラチナ厚釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い クリーニング機能 |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ |
最大消費電力 | 700W |
本体サイズ | 幅230mm×高さ195mm×奥行320mm |
重量 | 4.1kg |
5.5合炊き|おすすめの蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器
毎日の炊飯をより快適にするためには、機能性と効率性を兼ね備えた炊飯器があると快適です。続いては、ファミリー向けにぴったりな容量の5.5合炊きモデルから、蒸気レス・セーブ機能を備えた製品をご紹介します。
最新技術や高機能の詰まった炊飯器製品は、ごはんをよりおいしくふっくらと炊き上げる工夫も多く凝らされており、ごはんの質を上げてくれる頼もしいキッチン家電です。
象印 極め炊き NW-YA10
象印の極め炊き NW-YA10は、ただごはんを炊くのではなく、食感を細かく調整できる「炊き分け圧力」機能を搭載しています。白米のふつうな食感から、すしめしやしゃっきりとした食感まで、圧力の強さと時間を微調整することで3種類の異なる食感を実現します。
「豪熱大火力」技術で中火から沸騰する過程で強火を加えて、激しい対流を生み出します。大火力でのアルファ化を促進し、お米本来の甘みとふっくらとした食感を引き出します。
独自の大火力ユニットでは、ふたの内側に特殊な穴を配置しており、泡立ちを抑えてふきこぼれを防ぎます。ハイパワーで手軽に本格的なごはんが炊ける、象印のこだわりが詰まった炊飯器です。
炊飯容量 | 5.5合 |
蒸気カット率 | 約50% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 黒まる厚釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い クリーニング機能 |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ |
最大消費電力 | 1240W |
本体サイズ | 幅250mm×高さ205mm×奥行365mm |
重量 | 5kg |
象印 炎舞炊き NW-PV10
象印の炎舞炊き NW-PV10は、伝統的なかまど炊きの技術を、炎のゆらぎと大火力によって模倣した独自の炊飯方式です。底部に配置された4つのIHヒーターが、釜内の温度差を生み出して、激しい対流を引き起こし、かまどのような強火力を再現しています。
「ローテーションIH構造」による部分的な集中加熱は、米粒一粒一粒に均等な熱を行き渡らせ、粒感豊かで甘みの増したごはんを炊き上げます。内釜は、IHとの相性を最大限に活かすために、鉄、アルミ、ステンレスの3種の素材を組み合わせて作られています。
蓄熱性・発熱効率・熱伝導率のバランスよく内釜温度を保ち、熱効率を高める設計です。かまどの技術を活かしつつ、最新技術で再現した次世代の炊飯器です。
炊飯容量 | 5.5合 |
蒸気カット率 | 約80% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 豪炎かまど釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い クリーニング機能 |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ おこげ 冷凍ごはん |
最大消費電力 | 1240W |
本体サイズ | 幅275mm×高さ215mm×奥行345mm |
重量 | 6.5kg |
象印 極め炊き NW-CB10
象印の極め炊き NW-CB10は、象印の技術を結集した炊飯器で、卓越した機能性から家庭での炊飯の質を格段に上げられます。最大の特徴は「大火力&高圧力」炊飯機能で、米を舞わせるように加熱し、中パッパから沸とう維持工程に至るまで、激しい対流を生み出します。
1.3気圧の高圧力が米粒に加わり、甘みと風味を最大限に引き出します。独自の「炊き分け圧力」機能では、しゃっきりとした食感からもちもちとした食感まで、7通りの炊き分けが可能です。白米から雑穀米、玄米まで、各種米に最適な圧力と時間の設定で、好みの食感に仕上げられます。
発熱効率を高めた「鉄器コート黒まる厚釜」は炊飯のムラを抑え、均一に熱を行き渡らせる設計です。雑穀米炊き分け3コースでは、栄養価の高い雑穀米を好みに合わせた3つの食感で炊き分けられるなど、日々の炊飯の質を高めて毎食のクオリティを上げてくれる炊飯器です。
炊飯容量 | 5.5合 |
蒸気カット率 | 約50% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 鉄器コート 黒まる厚釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い クリーニング機能 |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ |
最大消費電力 | 1240W |
本体サイズ | 幅275mm×高さ215mm×奥行345mm |
重量 | 6kg |
日立 沸騰鉄釜 ふっくら御膳 RZ-V100GM
日立のふっくら御膳 RZ-V100GMは、米のおいしさを極限まで引き出す高機能な炊飯器です。「圧騰甘み炊き」の独自技術により、土鍋で炊いたようにもっちりふっくらとした炊飯を取り入れています。米の甘みを最大限に引き出しながら粒ぞろいの完璧な食感を生み出し、水温の変動などにも柔軟に対応可能です。
「水温あわせ浸し」機能では米が均等に水を吸収し、どの季節や水温でも最適な状態で炊飯を始められます。蒸気カット機能で炊飯中に蒸気がほとんど発生しないため、置き場所に困らず設置が可能です。少量でも最適な火加減でおいしく炊ける少量コースがあるので、必要な分の少量の炊飯を行ないたいときにも便利です。
炊飯容量 | 5.5合 |
蒸気カット率 | 約90%以上 |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 沸騰鉄釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おこわ おかゆ 冷凍ごはん |
最大消費電力 | 1400W |
本体サイズ | 幅248mm×高さ234mm×奥行302mm |
重量 | 6kg |
日立 RZ-H10EJ
日立のRZ-H10EJは、1.2気圧まで圧力を高めてごはんを炊き上げる「圧力炊き」機能が特長で、高圧状態で炊くことによってごはん一粒一粒がふっくらとして、芯までしっかりと熱が通ります。
おいしさの秘密は、米に含まれるでんぷん質が最適な状態で熱を受けて理想の食感を引き出すことにあります。蒸気セーブ機能では炊飯中に外に出る蒸気を大幅に抑制します。キッチン空間が清潔に保たれ、周囲の家具や壁も湿気から守り、炊飯器の周囲が高温になるのを避けられるので安全面においても安心です。
多様な炊飯コースも魅力のひとつで、お米の浸し時間や蒸らし時間を精密に調整する「極上」コースや、白米や無洗米を3段階の食感に炊き分ける機能など、さまざまな料理に合わせた最適なごはんを準備できて、日々の食卓がさらに豊かになります。キッチンライフを格上げする、食事の楽しさを感じられる炊飯器です。
炊飯容量 | 5.5合 |
蒸気カット率 | 約50% |
炊飯方式 | 圧力IH |
お手入れ | 内ふた丸洗い |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おこわ おかゆ |
最大消費電力 | 1400W |
本体サイズ | 幅242mm×高さ221mm×奥行347mm |
重量 | 5.1kg |
三菱電機 備長炭 炭炊釜 NJ-XSC10J
三菱電機のNJ-XSC10Jは、独自の蒸気密封うまみ炊き機能で蒸気を逃がさず、ごはん本来のうまみと甘みを最大限に引き出します。内部のカートリッジが蒸気とうまみ成分を分離し、ごはんに再度還元する水冷式蒸気回収システムによって、粒感を損なわずに連続沸騰が可能です。
熱密封かまど構造と断熱材の採用により、かまどで炊くような伝統的な方法により近い環境でごはんを炊き上げられます。「炭炊き構造」では、内釜と内ふたに施された備長炭コートが遠赤外線を放出し、ごはんをふっくらと炊き上げます。
冷凍保存モードを使って炊くと、一度炊いたごはんも、冷凍保存後の解凍時に炊き立てのような味わいと食感を保てるので、一度にたくさん炊いて冷凍保存しておく習慣がある家庭では大活躍の機能です。うま早モードやお急ぎモードといった時短モードも搭載されています。
炊飯容量 | 5.5合 |
蒸気カット率 | 約95% |
炊飯方式 | IH |
内釜 | 備長炭コート熾火5層厚釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ 冷凍ごはん |
最大消費電力 | 1270W |
本体サイズ | 幅253mm×高さ225mm×奥行342mm |
重量 | 6.3kg |
一升炊き|おすすめの蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器
大家族や来客、ホームパーティーの機会などが多い家庭では、複数回炊飯する必要がない、一度に10合のごはんが炊ける一升炊きの炊飯器が重宝されます。続いては、蒸気レス設計の炊飯器から一升炊きの炊飯容量を持ったおすすめ製品をご紹介しましょう。
一升炊き炊飯器は中〜高価格帯の製品が多く、機能面も充実しています。保温時間も長めの設定が可能で、家族がばらばらに食事をする日などには長時間保温は大活躍の機能です。
象印 炎舞炊き NW-FB18
象印の炎舞炊き NW-FB18は、3DローテーションIH技術によってかまどの炎の揺らぎを模倣して、縦横無尽の対流を生み出して加熱します。豪炎かまど釜は発熱効率と蓄熱性が高く、激しい対流で均一に熱を伝えられるので、外はしっかりと内はふっくらとしたかまど仕上げの炊き上がりを手軽に楽しめます。
わが家炊きメニューでは個々の好みに合わせた食感に調整できて、121通りのオプションから個人の好みに応じた最適な炊き分けや炊き上がりが設定可能です。
炊き分けセレクトメニューを使えば、硬さや粘りを自由に選択できる15通りの炊き分けもできます。本格的なかまど炊きの味わいを楽しみながら、好みの食感に細かく調整できるカスタマイズ性が魅力です。
炊飯容量 | 10合 |
蒸気カット率 | 約80% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 豪炎かまど |
お手入れ | 内ふた丸洗い クリーニング機能 |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ おこげ 冷凍ごはん お弁当 |
最大消費電力 | 1370W |
本体サイズ | 幅295mm×高さ265mm×奥行360mm |
重量 | 9.5kg |
象印 NW-JZ18
象印 NW-JZ18は、炊飯技術の革新を体現した逸品です。この炊飯器は、お米一粒一粒が活き活きと踊るような「大火力&高圧力」機能により、まるで職人が手間ひまかけて炊いたかのようなごはんを実現します。
中パッパからの沸騰維持工程で、1.3気圧の高圧力が水中の甘み成分をお米の内部にじっくりと浸透させます。このプロセスは、対流を促し、米粒一つ一つに均一な熱を与えることで、格別の味わいを生み出します。
無洗米専用の新たな炊飯フローでは、無駄なくお米本来の甘みを最大限に引き出します。健康志向の方には、「雑穀米炊き分け3コース」がおすすめです。ビタミンやミネラルが豊富な雑穀米を、好みの食感で楽しめます。
炊飯容量 | 10合 |
蒸気カット率 | 約50% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 豪炎かまど釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い クリーニング機能 |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おかゆ おこげ 冷凍ごはん |
最大消費電力 | 1370W |
本体サイズ | 幅305mm×高さ245mm×奥行370mm |
重量 | 7.5kg |
日立 RZ-G18EM
日立のRZ-G18EMは、内部の圧力を最高1.2気圧まで高めることで、沸点を通常より高い105℃に引き上げ、ごはんを均一にかつ効率的に炊き上げます。少量コース機能も搭載されており、1~3合の炊飯に最適化された加熱コントロールを実現。小家族や単身の方でも、無駄なくおいしいごはんを楽しめます。
蒸気セーブ機能では炊飯時の蒸気の発生を抑制し、キッチン周りを清潔に保つだけでなく、湿気による壁紙の損傷や他の製品への影響も低減可能です。
極上コースでは浸水時間や蒸らし時間を細かく調整し、白米や無洗米をしゃっきり・ふつう・もちもちといった好みの食感に合わせて炊き分け可能です。
炊飯容量 | 10合 |
蒸気カット率 | 約50% |
炊飯方式 | 圧力IH |
内釜 | 黒厚鉄釜 |
お手入れ | 内ふた丸洗い |
炊飯メニュー | 炊き込みごはん おこわ おかゆ |
最大消費電力 | 1400W |
本体サイズ | 幅285mm×高さ239mm×奥行397mm |
重量 | 6.6kg |
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器は限られた場所の設置におすすめ
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器は、限られたスペースでも快適に、そして効率的にごはんを炊けるおすすめの機能です。
- 蒸気を大幅に削減してキッチンの清潔を保つ
- 壁紙や家具を湿気から守る役割も果たす
- やけどリスクも低減され、子どもやペットのいる家にもおすすめ
キッチンスペースの有効利用は、多くの方にとって重要な課題です。特に都心の住まいやコンパクトなキッチンでは、スペースを最大限に活用するための工夫が必要です。
省エネ性能を高める機能や、炊飯の質を向上させる技術も取り入れられています。日々の電気代の節約にもつながり、家計にやさしくおいしいごはんを楽しめます。
蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器は、限られたキッチンスペースを有効に活用しながら、日常生活における食の質を向上させ、生活全体の快適性を高めるためのすぐれた選択肢と言えるでしょう。
◆最新のおすすめ炊飯器は、以下の記事にて詳しく紹介しています。あわせてご参考ください。