iPadで作業をするときに、指だと操作性が悪いと感じてマウスを使いたいと考える人もいますよね。iPadでマウスを使うためには、条件や対応機種があります。
iPadでマウスを使うためには、iPadOS対応のBluetooth接続マウスやUSB Type-Cの有線マウスなどが必要です。マウスの接続設定は簡単で、すぐ使えるでしょう。
今回の記事では、iPadでマウスを使うための条件や対応機種や接続や設定の方法、おすすめのマウスを紹介します。iPadでマウスを活用し、仕事の効率を高めましょう。
iPadでマウスを使うための条件や対応機種
iPadでマウスを使うためには、対応している機種や必要条件があります。
結論から言うと、iPadがiPadOS 13.4以降なら使用できます。第4世代以前のiPadはマウスに対応していません。
ここからは、対応しているモデルや対応機種、条件の詳細を解説していきます。
Bluetooth対応のワイヤレスマウス
Bluetooth対応のワイヤレスマウスは、ケーブル無しでiPadと接続できます。
使い始めに一度ペアリングをすれば、その後に設定することはなくスムーズに使用できます。PCや他のデバイスとの接続も、付け替える手間がなく便利でしょう。
Bluetoothマウスは、電池の持ちが良いことがメリットです。レシーバーで接続するマウスは通常8ヶ月前後の寿命ですが、Bluetooth対応のワイヤレスマウスなら、17ヶ月持ちます。
iPad本体がiPadOS13.4以上であれば、Bluetooth 2.1、3.0、4.0等、どのBluetoothバージョンのマウスでも使用できます。
◆おすすめのワイヤレスマウスは下記の記事でも紹介しています。
USB Type-Cの有線マウス
USB Type-Cをが搭載されているiPad Pro 2018年以降のモデルは、USBポートにマウスをすぐに接続できます。USB Type-Cは、最も新しいUSBコネクタです。USB Type-Cは、差し込みの向きが自由で、データや映像の伝送が高速でできます。
使い始める際の設定は必要は無く、USBポートに繋いですぐ使えるタイプなので楽でしょう。有線マウスは、煩わしいイメージがありますが、ワイヤレスマウスより接続が安定していることがメリットです。
iPadOS 13.4以降のiPad
iPadでマウスを使うには、以下のモデルなら即使用できます。
- iPad Pro すべて
- iPad Air 2 以降
- iPad (第 5 世代) 以降
- iPad mini 4 以降
iPadでマウスを使うには、iPad本体がiPadOS 13.4以上でなければいけません。今、iPadOS 13.4以上にアップデートすれば、正式にマウスが使える状態になるので、アップデートさえすればOKです。
iPadとマウスの接続方法
iPadとマウスの接続方法を解説します。
まずは、マウスがBluetoothに対応しているか確認をしてください。その後、以下の手順で接続します。
- iPadホーム画面に行く
- 「設定」アプリを開く
- 左メニューの「Bluetooth」を選択する
- オンに切り替える
- Bluetoothマウスの「ペアリングスイッチ」を押す
- iPadのBluetooth画面に表示されたBluetoothマウスを選択する
- 接続完了
Bluetoothマウスのペアリングスイッチは、製品によって場所が違います。マウスのどこかに「connect」、「pairing」、「接続」などの文字があるボタンを見つけて押してください。
稀に、PINを求められる場合がありますが、説明書にPINコードが記載してあるのでそのPINコードを入力してからペアリングします。
一度ペアリングをしてしまえば、今後は自動接続します。
ペアリングを解除したい場合の手順は以下の通りです。
- 「設定」
- 「Bluetooth」をクリック
- アクセサリの名前の横にある情報ボタンをタップ
- 「接続解除」をタップ
ただし、macOS 12.5以前の場合は上記の「ペアリング解除」が「削除」という文言になっていますので、「削除」を選択してください。
iPadに接続したマウスの設定方法
iPadに接続した後、マウスの設定や設定変更ができます。
iPadのマウスの設定は、「設定」アプリの[一般]の中にある[トラックパッドとマウス]からできます
マウスポインタやスクロール、副ボタンの設定方法を紹介していきましょう。
マウスポインタの設定方法
マウスのポインタを調整したい時の設定方法を解説します。
- iPadの「設定」アプリを選択
- 「AssistiveTouch」画面を開く
- 「ポインタのスタイル」をタップ
ポインタのスタイル画面で、ポインタの色7種類の選択や、大きさなどが選べます。
様々なデザインを選べるので、自分好みのマウスポインターにカスタマイズしてみるのもおすすめ!
スクロールの設定方法
マウスのスクロールの設定方法を解説します。
- iPadの「設定」を選択
- 「一般」選択
- 「トラックパッドとマウス」を選択
トラックパッドとマウスの画面上で、スクロールの変更が可能です。例えば、「ナチュラルなスクロール」のオン・オフができたり、軌跡の速さを変更したりできます。
ちなみに初期設定では「ナチュラルなスクロール」がオンになっています。Windowsに慣れ親しんでいる人は、オンになっていると使いづらく、違和感があるでしょう。
副ボタンの設定方法
マウスの副ボタン設定方法を解説します。
- iPadの「設定」を選択
- 「一般」選択
- 「トラックパッドとマウス」を選択
- 「副ボタンのクリック」を選択
「副ボタンのクリック」でマウスの左側、右側のどちらかをクリックしたときに、副ボタンとして認識させるのか、させないのかを選択します。
iPadで使えるおすすめのマウス
iPadでマウスを使う時、接続方式やiPad本体の機動性、マウスを使う環境などを考慮する必要があります。
例えば、持ち歩いて外で使うことが多い場合には、軽くて持ち運びやすい無線のワイヤレスマウスが使いやすいでしょう。ワイヤレスでも、一回の充電で長時間駆動するものがありますので安心です。
iPadで使えるおすすめのマウスを紹介するので、自分がiPadを使う環境を考慮して合うものを見つけてください。
Apple Magic Mouse
AppleMagicMouseは、ワイヤレスマウスで充電式です。底のデザインを最適化し、滑らかな滑りを実現しています。
1回の充電で約1ヶ月駆動するほど長持ちで、充電をする手間もかかりません。Apple製品とは自動的にペアリングするので、iPadなら箱から出して即使用できます。
付属品として、編み込み式のUSB-C - Lightningケーブルが付いています。このケーブルで充電やペアリングもできます。
サイズ | 幅57.1mm ×奥行113mm ×高さ21mm |
重量 | 約90g |
システム要求 | OS X 10.11以降を搭載したBluetooth対応Mac, iPadOS 13.4以降を搭載したiPad |
エレコム ワイヤレスマウス M-TM10BBBU/EC
エレコム ワイヤレスマウスM-TM10BBBU/ECの特徴は、薄型で持ち運びがしやすいことです。
厚みが28mmの薄さで、重量も66gと、カバンに入れても嵩張らず軽いです。付属品として収納ポーチが付き、場所を選ばず使用できるBlueLEDを搭載しているので、持ち運びのマウスとしてもってこいの製品です。
さらに、連続動作時間は約307時間と長く、外で使っても充電が切れず快適でしょう。
サイズ | 幅55.5mm ×奥行103.8 mm ×高さ28.0mm |
重量 | 約66g |
システム要求 | Bluetooth(R)HOGPに対応したWindows OS、macOS、Android、iOS、iPadOS搭載機 |
ロジクール Signature M650MGR
ロジクールSignatureM650MGRは、独自のSmartWheelを搭載したフィット感抜群のマウスです。マウスを長時間使用しても心地よく使えるラバーサイドグリップを採用し、手が疲れません。
また、ロジクール独自の静音技術で、クリックの感覚は通常通りのまま音を90%軽減しています。静かな場所や深夜の作業でも周囲の邪魔にならないでしょう。
サイズ | 幅61mm ×奥行108.2mm ×高さ38.8mm |
重量 | 101.4g |
システム要求 | Windows 8, Chrome OS, Windows 7, Windows 10 |
バッファロー プレミアムフィットマウス BSMBB505SBK
バッファロー プレミアムフィットマウス BSMBB505SBKは、その名の通り「プレミアムフィット」する作りです。
ラバーグリップが握りやすく、心地よく安定した操作ができます。安定感と快適の点で特許を出願している製品なので、使いやすさは抜群でしょう。進む、戻るのボタンにアンダーサイドボタンを採用したため、自然な指の動きで誤操作がありません。
また、BlueLEDセンサーで高い読み取り力を持った高感度マウスと言えるでしょう。
サイズ | 約69mm×約39mm×約97mm |
重量 | 約60g |
システム要求 | Bluetoothに対応したパソコン,タブレット,スマートフォン,ゲーム機 |
Satechi C1 USB-C 有線 アルミニウム マウス
SatechiC1USB-C有線 アルミニウムマウスは、有線のマウスです。付属品として1.5mのUSB-Cケーブルが付いているため、USB-Cデバイスに接続するだけで簡単に使用できます。
高精度トラッキング、高速スクロールを実現しており、ストレスなく使える製品です。
マウスのカーブの形状が右利き、左利き、両者の使用者の手に馴染むように作られているため、手を疲れさせません。
サイズ | 約57mm×約110mm×約32mm |
重量 | 約81.5 g |
システム要求 | iMac Pro/M1/2017以降, Mac Mini2018以降, MacBook Pro/ Air2018以降/M1/M2, iPad Pro/Air/M1, Surface Laptop 3, Surface Pro 7, PixelBook Go, Surface GoなどUSB-C デスクトップ、ラップトップ、タブレット |
サンワダイレクト 400-MA100
サンワダイレクト400-MA100は、有線マウスでUSB-Cで接続するタイプです。全体的にコンパクトサイズで、バッグやポケットに入れても気にならないサイズ感です。
作りもシンプルで、3ボタン式。形状は、右利き、左利き関係なく使える仕様になっています。
サイズ | 8.2 x 5.4 x 3.3 cm |
重量 | 54g |
要求システム | Windows/Macのパソコン、Android搭載タブレットやスマートフォン |
マウスより薄いトラックパッドもおすすめ
「トラックパッド」とは、指をなぞらせたり、押すことでカーソルを動かしてマウスの役割をするものです。
画面を直接触らないので、指紋汚れの心配もありません。また、マウス操作のように場所を必要としません。無線のトラックパッドもあり、小さなスペースで設置できます。
マウスより薄くて場所を取らないトラックパッドを選ぶ際は、以下をチェックして選択してください。
- 対応OSを確認
- 環境に適した接続方法
- 用途にあうか確認
- 給電方法を確認
- 手の大きさにあったサイズ
マウスとセットでキーボードも揃えよう
iPadでマウスを使用する方には、キーボードを揃えるとさらに効率化を図れます。
キーボードとマウスを使うことで、iPadがパソコン仕様になります。TPOに応じてiPadとしてもパソコンとしても活用できるでしょう。セットで揃える事で統一感が出ておしゃれにもなります。
iPadで文字を打ち込みたい時、指やマウスで文字を選択して入力します。キーボードがあれば、タイピングでの打ち込みなので確実に作業が早くなるでしょう。
キーボードは、有線、Bluetoothに対応している様々な製品が多くのメーカーから販売しています。自分の用途や他の製品とのバランスを考慮して合ったものを選びましょう。
◆おすすめのワイヤレスキーボードは下記の記事でも紹介しています。
まとめ
iPad用のマウスは、用途や使う場所を考慮して選ぶと最適な製品を選ぶことができます。
マウスがあると、手で直接触らないので画面が汚れる事がありません。
iPad用マウスを使うには、iPad本体がiPadOS 13.4以上である必要があるので、アップデートさえできればすぐに使い始められます。
キーボードとセット購入をして、PC仕様でも使えるようにすると、TPOに合わせた使い方ができて便利でしょう。