テレビを見るのに最適なネックスピーカーの選び方
「最近テレビの音が聞き取りにくくなった」「家事をしながらテレビの音声を聞きたい」といった悩みにピッタリなのが、ネックスピーカーです。
ネックスピーカーとは、首に引っかけて使うスピーカーのことです。
本体の複数個所にスピーカーが内蔵されており、首の後ろや肩周辺から音声が聞こえる仕組みになっています。
ここでは、自身に合うネックスピーカーを選ぶためのポイントについて解説していきます。
音質、快適性、テレビとの接続方法などに着目して、利便性と使い勝手の良さを叶えてくれるネックスピーカーを判断してくださいね。
重視すべきポイント:音質と快適さ
音質と快適性は、ネックスピーカーを選ぶ上で必要不可欠です。
耳に接触させるイヤホンやヘッドフォンと違い、ネックスピーカーは音の開放感が大きいという特徴があります。
ただし、製品によっては音が割れやすいものもあるため、音質の良さを重視する場合は重量をチェックしましょう。
本体にスピーカーやサラウンドシステムを搭載しているネックスピーカーは、スピーカーの数が増えれば増えるほど音質も向上します。
一方でスピーカーの数に伴って本体の重量も重くなるため、音質と重量のバランスを取りたいなら200g前後の製品を視野に入れるのがおすすめです。
また、出力数値を基準にすることで、臨場感のあるサウンドを実現できます。
ワット数が大きい製品は音質も高く、聞き取りにくい低音もしっかりと音響します。
尚、快適性を追求する場合は、付け心地の良いネックスピーカーを見つけることが大切です。
シリコンなどの柔らかい素材を使っているネックスピーカーなら、身体へのフィット感を高められます。
長時間の利用でも疲れや不快感に繋がりにくく、付け外しも楽な点がメリットです。
テレビとの接続方法:ワイヤレスと有線の違い
ネックスピーカーには、ワイヤレスと有線接続の2種類があります。
メジャーなのがワイヤレスタイプで、テレビに接続した送信機から無線でネックスピーカーに音声を伝送する仕組になっています。
種類が豊富で選択肢が多く、自身に合う製品を見つけやすいのが特徴です。
また、ネックスピーカーにケーブルが繋がっていない分、取り回しの良さも兼ね備えています。
家事の最中や屋外での運動シーンなどでも使えるため、さまざまな用途で使える接続方法です。
一方の有線接続には、音声出力が安定しやすいというメリットがあります。
ケーブルを使って音声を伝送するため、遅延などが発生しにくいところがポイントです。
さらに、ネックスピーカー本体がケーブルに繋がっている有線接続なら、バッテリーの残量を気にせずに使用できます。
利便性の高い接続方法は、自身が希望する使い方やシチュエーションによって異なります。
もしワイヤレスと有線接続の両方を使い分けたいなら、どちらにも対応している製品を選んでくださいね。
ネックスピーカーのメリット
イヤホンやヘッドフォンを使っている方の中には、「ネックスピーカーと他の音楽機器って何が違うの?」「どんなメリットがあってネックスピーカーを使うの?」といった疑問もあるのではないでしょうか?
ネックスピーカーの最大のメリットに、周囲の音を遮断することなく音声を聞けるところが挙げられます。
自身の周りの音を聞き逃すことがなく、使用中の利便性や安全性を高められます。
また、耳に直接触れないネックスピーカーは、耳への負担が少ない点もポイントです。
ヘッドホン・イヤホン難聴や外耳炎になるリスクを回避できるため、身体に優しい音楽機器を探している場合におすすめです。
さらに、サラウンド効果が高く、開放感を得ながらテレビ視聴を満喫できます。
以下ではネックスピーカーのメリット3つを深堀していくので、イヤホンやヘッドフォンとは違った魅力について理解を深めていきましょう。
周囲の音を聞き取りながらスピーカーを使える
ネックスピーカーが持つ大きなメリットが、周囲の音を聞き取れる点です。
耳に密着させて使うイヤホンやヘッドフォンは、テレビの音声や音楽が聞き取りやすい一方で周囲の音を遮断してしまうという特徴があります。
家族の呼びかけやインターホンの音が聞こえないといったデメリットに繋がるほか、運転中や屋外での使用中に事故に遭うリスクも高まります。
一方で、ネックスピーカーは首や肩に設置して使う仕組みになっており、完全に耳が塞がれるわけではありません。
スピーカーからの音声を聞き取りながら周囲の音も耳に入ってくるので、「家族との会話を楽しみながらテレビを視聴したい」「家事をしながらテレビの音声を聞きたいけど小さな子どもがいるから周囲の音が完全に遮断されるのは困る」といったニーズを持つ方にとって使いやすい製品です。
耳への負担が少ない
耳の健康を守りながら音声や音楽を聞きたいなら、ネックスピーカーを活用しましょう。
イヤホンやヘッドフォンなどの耳に直接触れる音響機器は、音量が大きすぎると音響性聴器障害や騒音性難聴の原因になります。
ヘッドホン・イヤホン難聴とも呼ばれており、音楽機器を耳に接触させながら大音量で音楽を聞き続けることで段階的に進行していく病気です。
しかし、耳から一定の距離を保てるネックスピーカーなら、耳に密着するタイプの音楽機器よりも身体的な影響が少ない傾向にあります。
ヘッドホン・イヤホン難聴へのリスクを抑えながら音楽機器を使用できるため、安全性を重視する場合におすすめです。
また、ネックスピーカーには、イヤホンを耳の中に入れることで発生しやすい外耳炎を防げるというメリットもあります。
外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までのエリアに起こる炎症のことです。
物理的な刺激によって外耳炎が起こるとされており、イヤホンを長時間利用する方に頻繁に見られる症状です。
ネックスピーカーは耳の中に本体を挿入する必要がないため、外耳炎にかかることはありません。
もし仕事や趣味などで長い時間にわたって音楽機器を使う場合は、耳に優しいネックスピーカーを導入しましょう。
サラウンド効果が高い
ネックスピーカーは、サラウンド効果が高い音楽機器です。
サラウンド効果とは、自身を取り囲むような音響のことを指します。
あらゆる方向から音が聞こえてくるため、リアリティや迫力を感じながらテレビを楽しめます。
肩に置いて使うネックスピーカーは、首の両側から垂れ下がる左右のバーと後ろ側にスピーカーが搭載されているのが一般的です。
複数箇所から音声が出力されるため、映画館やコンサートホールにいるような音響を実現できます。
特に音質にこだわっているネックスピーカーなら、イヤホンやヘッドフォンよりも高い没入感を得られます。
ネックスピーカーのデメリット
利便性、耳への安全性、音響効果の高さといったメリットのあるネックスピーカーですが、デメリットも存在します。
ネックスピーカーを使う場合は、周囲に音漏れしやすい点に気を付けましょう。
使用場所や状況によっては周りの迷惑になってしまうため、事前に使い方について考えておくことが大切です。
また、ワイヤレスタイプのネックスピーカーは音声伝送が不安定な傾向にあり、遅延が起こりやすくなっています。
低遅延に特化した製品を購入するなど、製品選びをしっかりと行う必要があります。
首に置いて使うという性質上、首や肩に疲労感が蓄積しやすいところも忘れてはいけません。
ここでは、ネックスピーカーのデメリットについてさらに詳しく説明していくので、自身にとっての重要性をチェックしてくださいね。
音漏れする
ネックスピーカーを使うにあたって、避けられないのが音漏れの問題です。
ネックスピーカーは、肩回りに装着して使うことが想定されています。
イヤホンやヘッドフォンのように耳には密着しておらず、スピーカーから音声が出る仕組みになっています。
中には耳のそばにスピーカーが付いている製品もあるものの、イヤホンやヘッドフォンと比べると周囲に音が響きやすい点に注意が必要です。
使用する場所が限定されるというデメリットがあり、特に電車やバスの中、レストラン、図書館といった静かな公共エリアでの使用には不向きです。
一方で、自宅でのテレビ視聴専用にする場合は、周囲に迷惑をかけることなく使えます。
ネックスピーカー=音漏れするということを念頭に置いて、自身が使いたいシーンやシチュエーションに合っているかを購入前に検討するようにしましょう。
遅延が起こりやすい
ネックスピーカーには、音の遅延が発生しやすいというデメリットがあります。
送信機からネックスピーカーまで無線で信号を送るワイヤレスの製品を使う場合、画面に対して音のズレを感じる可能性が高くなっています。
Bluetoothに対応しているネックスピーカーに多い特徴で、3~5フレーム分の遅延が頻繫に見られる点に気を付けましょう。
特にゲームのプレイで遅延の影響を感じやすく、「せっかくネックスピーカーを買うならテレビ視聴以外にも使いたい」「ゲームでもサラウンド効果を感じたい」という場合は精神的なストレスや違和感に繋がる恐れがあります。
もし遅延を避けながらネックスピーカーを使いたい場合は、ワイヤレスではなく有線接続に対応した製品を視野に入れるのがおすすめです。
有線接続はワイヤレスよりも安定性が高く、あらゆる使用において遅延が起こりにくくなっています。
また、ワイヤレスのネックスピーカーでも、スピーディーな音声出力を実現している製品が存在します。
aptX Low Latencyと記載されているネックスピーカーなら比較的遅延を抑えられるので、快適性を重視する方はチェックしてみましょう。
首や肩に疲労感が溜まりやすい
ネックスピーカーのデメリットに、首や肩への負担が挙げられます。
首や肩の周辺に設置して使うネックスピーカーは、イヤホンやヘッドフォンと比べて首や肩が凝りやすい傾向にあります。
特に日常的に数時間にわたって使う場合は、疲労感が蓄積されやすいので注意が必要です。
首や肩の凝りから頭痛などに発展するケースもあるため、身体的負担が少ない製品を見つけることが大切です。
「長時間使いたいけど身体に負担がかかりそうで不安」「首や肩が凝りやすい体質でも使えるネックスピーカーがほしい」という方は、重量が軽い製品を選びましょう。
ネックスピーカーの仕様はモデルごとに大きく異なり、300gを超えるものから100g以下の製品まで豊富な選択肢があります。
できるだけ軽い製品を購入することで首や肩への負担を最小限に抑えられるので、各製品の重量を比較検討してくださいね。
おすすめネックスピーカーランキング
ネックスピーカーは、さまざまなメーカーから多彩な製品が提供されています。
高性能かつ利便性の良いネックスピーカーを選ぶためにも、市場で人気の製品をチェックしておくことが大切です。
ここでは、シャープ、パナソニック、audio-technica、サンワダイレクトが取り扱っているネックスピーカーをご紹介していくので、「はじめてネックスピーカーを買うからどれを選ぶべきか迷っている」「同じような製品ばかりで違いが分からない」という方は各製品の特徴をチェックしていきましょう。
シャープ: AQUOSサウンドパートナー AN-SS2-B
軽量タイプのネックスピーカーがほしいなら、シャープの「AQUOSサウンドパートナー AN-SS2-B」がおすすめです。
本体の重量はわずか88gで、首や肩に負担がかかりにくくなっています。
高齢世代や肩こりなどが気になる方でも使いやすく、長時間にわたって利用する場合にも最適です。
また、リフレクター構造が採用されており、耳に向かって音が流れる仕組みになっています。
人の声に特化したクリアボイス機能も付いているため、テレビ視聴中のセリフの聞き取りやすさ向上に繋がります。
音楽再生時間も長く、最大で16時間の連続再生が可能です。
充電時間は2.5時間程度と比較的短くなっており、待ち時間が少ない分だけ利便性の良さを感じられます。
尚、カラーバリエーションも豊富で、ブラック、ホワイト、レッド、ローズゴールドの4種類があります。
スタイリッシュなものから可愛らしい色合いまで取り揃えられているため、「ずっと愛用したいからデザインにもこだわりたい」「使っていてテンションが上がる見た目のネックスピーカーがほしい」という方にピッタリです。
重量 | 88g |
サイズ | 184×185×18mm |
音楽再生時間 | 16時間 |
充電時間 | 2.5時間 |
防水性能 | - |
ワイヤレス接続 | Bluetooth対応 |
パナソニック: ワイヤレスネックスピーカー SC-WN10-W
パナソニックが提供する「ワイヤレスネックスピーカー SC-WN10-W」は、低音域が聞き取りやすいネックスピーカーです。
音が響きにくい低音の出力に特化しており、テレビ内蔵のスピーカーよりもワンランク上の高音質を楽しめます。
人の声のみ大きくする「快聴音」機能も搭載されているので、ドラマやニュースを視聴している際の快適性を高められる点もポイントです。
また、本体に無線切り替え機能が付いており、ボタンを押すだけで簡単に接続機器を変えられます。
使用するシーンに合わせてテレビやスマートフォンへ切り替えられるため、ドラマや映画の視聴はもちろん、プレイリストから音楽を聞きたい場合にも最適です。
本体は防滴仕様で、水滴などが付着しやすい環境でも壊れにくくなっています。
水が飛び散りやすい台所やお風呂場での使用にも適しており、精神的なストレスを軽減できます。
尚、本体はマイク付きで、電話やビデオ通話が必要なシチュエーションにもおすすめです。
マイクは口元から近い位置にデザインされているため、マイク使用時のコミュニケーションを向上したい方はぜひ検討してみましょう。
重量 | 108g |
サイズ | 189×36 mm×183mm |
音楽再生時間 | 13時間 |
充電時間 | 6時間 |
防水性能 | IPX4 |
ワイヤレス接続 | Bluetooth対応 |
audio-technica: SOUND ASSIST AT-NSP700TV
audio-technicaが販売する「SOUND ASSIST AT-NSP700TV」は、音声ガイダンス付きのネックスピーカーです。
電源のオンオフ、バッテリー残量の詳細、送信機とスピーカーの接続状況などを音声で知らせる機能が付いており、機械操作が苦手な方でも状態が分かりやすくなっています。
送信機のデザインもシンプルで、左右の音量バランスを調節するつまみと「はっきり音」機能のボタンのみ搭載されています。
つまみを回すとスピーカーの左右の音量を変えられる仕組みになっており、聞こえやすいバランスをカスタマイズできる点がポイントです。
「はっきり音」機能には、独自のデジタル音声処理技術が施されています。
人の声を際立たせるため、「セリフを聞き取るために音量を上げたら効果音がうるさくなった」「人の話している声だけ聞き取りやすくしたい」といったニーズにマッチする機能です。
また、ネックスピーカーの先にはひねりが付いており、左右に回すことで電源のオンオフや音量調整が可能です。
首から本体を取り外すことなく操作できるので、使い勝手の良さを感じられます。
重量 | 103g |
サイズ | 206×180×37mm |
音楽再生時間 | 13時間 |
充電時間 | - |
防水性能 | IPX2 |
ワイヤレス接続 | 対応可 |
サンワダイレクト: ネックスピーカー 400-SP090
サンワダイレクトの「ネックスピーカー 400-SP090」は、低遅延を実現しているネックスピーカーです。
apt-X Low Latencyに対応しており、ワイヤレス接続にありがちな音声遅延を最小限に抑えています。
リアリティを感じながらテレビや映画を視聴できるのはもちろん、音との距離感なども伝わりやすいので、ゲーム環境を向上させたい場合にもおすすめです。
また、本体にはマイクが搭載されており、音声を聞くだけでなく通話用としても使える汎用性の高さも兼ね備えています。
オンライン授業、ウェブ会議、ボイスチャットといった豊富なシチュエーションで活用できるので、スピーカープラスアルファの機能を求めている方にピッタリです。
尚、操作ボタンはスピーカー本体に付いていますが、各ボタンは△や◎など異なる形状をしています。
触るだけでボタンの判別ができるため、「設定を変えるためにわざわざネックスピーカーを外すのは面倒」「装着したまま操作できたら楽なのに」といった悩みの解決に繋がります。
充電時間は2~2.5時間と比較的短く、スピーディーに充電してくれる優れものです。
重量 | 175g |
サイズ | 233.5×34×180mm |
音楽再生時間 | 11時間 |
充電時間 | 最大約2~2.5時間 |
防水性能 | IPX5 |
ワイヤレス接続 | Bluetooth対応 |
サンワダイレクト: ネックスピーカー 400-SP102
防水性が高いネックスピーカーを探している方におすすめなのが、サンワダイレクトの「ネックスピーカー 400-SP102」です。
防水性能はIPX7となっており、浸水に対する強い耐久性を兼ね備えています。
湿度の高い場所や水回り付近で故障するリスクを下げられるため、料理中やお風呂場での使用はもちろん、汗をかきやすい運動中のテレビ視聴にも最適です。
また、有線接続とワイヤレスの両方に対応しており、自身のニーズや用途に合わせて切り替えられます。
バッテリー切れや音の遅延といった問題を避けたいなら有線接続、取り回しの効きやすさや家事をしながら音声を聞きたい場合はワイヤレスなど、シチュエーションに応じた使い方が可能です。
充電はUSB方式で、ケーブルを持ち運べばどこでもネックスピーカーの充電ができます。
送信機一体型の充電器と違ってかさばらないので、外出先や旅行先に持って行きやすい点も魅力です。
本体の中央部にはシリコンが採用されており、両側に大きく開く仕様になっています。
装着しやすいのはもちろん、首への圧迫感も抑えられるため、快適な使用感を実現できます。
重量 | 216g |
サイズ | 233.5×34×180mm |
音楽再生時間 | 9時間 |
充電時間 | 最大約2~2.5時間 |
防水性能 | IPX7 |
ワイヤレス接続 | Bluetooth対応 |
ネックスピーカーの接続方法と設定ガイド
スムーズにネックスピーカーを使うためにも、接続方法やセッティングについて把握しておくことが重要です。
一口にネックスピーカーと言っても、ワイヤレスと有線の2種類の接続方法があります。
以下では、Bluetoothを使った無線・有線接続の詳細と、接続できない場合のトラブルシューティングについて解説していくので、具体的なセッティングについておさらいしていきましょう。
Bluetooth接続のステップバイステップ
Bluetoothを使った具体的な接続方法は、ネックスピーカーのモデルによって違います。
ここでは、一般的な接続方法を例として挙げていきます。
ネックスピーカーをBluetooth接続するにあたって、まずは送信機のセッティングを行いましょう。
付属しているケーブルを使って、テレビの音声出力と送信機の音声入力部分をそれぞれ繋ぎます。
次に、送信機の電源を取るために、DC IN端子が付いている付属ケーブルをテレビのUSB端子、もしくはコンセントに繋いだACアダプターと接続します。
テレビの電源をオンにして、設定→音声出力→PCMの順に設定すれば送信機のセッティングが完了です。
送信機を起動できたら、ネックスピーカーとのペアリングを行いましょう。
ペアリングの方法はモデルごとに異なるものの、送信機やネックスピーカーに搭載されているボタンなどを長押しすることで設定できるものが多くなっています。
ペアリングが無事に終了すると、ネックスピーカーからテレビの音声が聞こえてきます。
有線接続の簡単な方法
有線接続の場合、セッティング方法は非常にシンプルです。
付属のケーブルの片側をテレビ、もう片側をネックスピーカーの本体に繋げるだけで完了します。
接続時のトラブルシューティング
ネックスピーカーの接続で最も多いトラブルが、音が出ないというものです。
特にワイヤレスでは、セッティングが上手くいかないとテレビの音が出力されないので注意しなければなりません。
はじめての使用で音が出ない場合は、ペアリングの方法が合っているかを確認しながらもう一度セッティングしてみましょう。
もし2回目以降の利用で音声に関する問題があるときは、再度ペアリングを行うのがおすすめです。
1度ペアリングができているネックスピーカーでは、ネックスピーカーの端末情報を削除して登録し直すとスムーズに接続できる傾向にあります。
また、意外と見落としがちなのが、ネックスピーカーのバッテリー残量です。
ワイヤレスでネックスピーカーを使う場合、本体を事前に充電しておく必要があります。
充電切れやバッテリーが極端に少ない状態ではペアリング機能が上手く作動しないケースも多くなっているため、ネックスピーカーの充電状態を確認することが大切です。
ネックスピーカーの実際の使用感は?
「ネックスピーカーって実際の使い心地はどうなの?」「スペックが良くても使いにくい製品もあるから心配」という場合は、ユーザーの意見を参考にしましょう。
以下では、テレビ視聴での利便性と快適性、長時間使用時の快適さと耐久性に関して実際に寄せられた口コミをご紹介していきます。
総合的なユーザーレビューと評価として、使用感におけるメリットとデメリットも併せて説明するので、ネックスピーカーのリアルな使い心地が知りたい方はチェックしてくださいね。
テレビ視聴での利便性と快適性
ネックスピーカーで実際にテレビ視聴したユーザーは、快適性における高い満足度を得ています。
音漏れが気になるネックスピーカーですが、周囲の家族にとって不快になるほどの騒音ではないようです。
テレビを見ながら会話できる点もポイントで、わざわざイヤホンやヘッドフォンを外す手間を省けます。
また、耳に密着させていないという性質上、「耳から距離があるから音が聞こえにくそう」「音量を大きくしないと聞き取れないんじゃない?」といった疑問が浮かびやすいものの、聞こえにくさに関する問題は指摘されていません。
ボリュームを下げてもしっかりと聞き取れるという声も多く、テレビの音を室内に響かせたくない場合や小さな子どもがいる家庭にも最適です。
長時間使用時の快適さと耐久性
ネックスピーカーを長時間使用する場合、製品によっては首の周辺が熱くなることがあります。
電子機器であるネックスピーカーは、電力消費に伴って熱が発生します。
特に音量を大きくしていると熱がこもりやすく、さらに長時間にわたって使うことで温度が高くなる点に注意しなければなりません。
火傷するほどの熱さではないものの、夏場や屋外で長い時間使う際には不快感に繋がる可能性もあるため気を付けましょう。
耐久性については、ネックスピーカー全般においてあまり高くない傾向にあります。
使用頻度や取り扱い方法にもよりますが、イヤホンやヘッドフォンと比べると故障や破損する頻度が高いと感じるユーザーもいることを覚えておきましょう。
ただし、多くのネックスピーカーには、防水性能が備わっています。
水滴や湿度に対する耐久性は高くなっており、場所や天候を気にせずに使える点がメリットです。
ユーザーレビューと評価
ここでは、ネックスピーカーに関するユーザーレビューと評価として、良い口コミと悪い口コミをそれぞれご紹介していきます。
ネックスピーカーに対して、多くのユーザーが高い満足度を感じています。
音質、身体への負担軽減、周辺の音が聞こえる点が特に高評価を得ており、ワイヤレスタイプに関しては取り回しの良さも魅力です。
肩に置くだけでスピーカーとして使えるため、イヤホンやヘッドフォンよりも耳への圧迫感が少ないところもポイントです。
人によっては屋外での使用に抵抗感がある場合もありますが、室内利用に関しては良い口コミが集まっています。
ネックスピーカーの悪いレビューで多かったのが、内蔵されているマイクの質です。
ネックスピーカーの中には、スピーカーだけでなくマイクが付いている製品もたくさんあります。
電話の通話やウェブ会議などでも使える利便性の良さが特徴ですが、マイクの性能があまり高くない点に注意が必要です。
ネックスピーカーは、あくまで音響機器として販売されている製品です。
マイクはスピーカーに付属している機能という位置づけなので、高品質なマイクを求めている方には不向きな傾向にあります。
まとめ
相性抜群のネックスピーカーを見極めるためにも、製品選びのポイントを押さえておきましょう。
音質、快適性、テレビとの接続方法に着目すると、自身のニーズに合うネックスピーカーを判断しやすくなります。
また、ネックスピーカーを購入する前に、メリットとデメリットについても把握することが大切です。
周囲の音とテレビの音声を同時に聞ける、耳への負担軽減、サラウンド効果が高いといった魅力のあるネックスピーカーですが、音漏れ、音声遅延、首や肩に疲労感が溜まりやすいなどのデメリットも見られます。
ネックスピーカーの利便性や使い勝手の良し悪しを考えるためにも、使いたいシチュエーションや自身の状況と照らし合わせてみましょう。
よりリアルな使用感が知りたい場合は、実際にネックスピーカーを利用したことがあるユーザーの意見をチェックするのがおすすめです。
長時間の使用や耐久性など、テレビ視聴に関する幅広いレビューを参考にして、満足度の高いネックスピーカーを見つけてくださいね。