洗濯機の洗剤自動投入のメリット・デメリットを解説!おすすめ対応製品も

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ポップな雰囲気のドラム型洗濯機

洗濯機のハイエンドモデルに搭載されている洗剤の自動投入機能は、洗剤投入時のちょっとした手間を減らすことができる便利機能です。あればもちろん便利な機能ながらも、手動での投入に慣れている方は本当に必要な機能かどうかを見極めたいところです。

そこで今回は、洗濯機における洗剤の自動投入機能について、メリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。最後に、自動投入機能搭載のおすすめ洗濯機モデルもご紹介していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

洗濯機の洗剤自動投入とは

液体洗剤を計量する様子

洗濯機の洗剤自動投入は、洗剤や柔軟剤を前もって本体にまとめて投入しておくことで、洗濯に適量な量を自動で投入してくれる便利機能です。本体の保管タンク内にあらかじめ洗剤を入れておくことで、適量を自動投入してくれます。洗濯1回分の量を都度入れるのではなく、タンクに入る分の洗剤を入れておけるので、一度補充すればしばらくは洗剤を手動で投入する手間が省けます。

洗剤自動投入機能が搭載された洗濯機は、2017年にパナソニックから業界初のモデルが販売されたのを皮切りに、その他の大手メーカーから続々と販売され、主にドラム式洗濯機などのハイエンドモデルに搭載されています。

タンクに洗剤を補充しておけば、あとは洗濯機のスイッチを押すだけ。洗剤の投入に面倒さを感じていたり、少しでも家事を時短したいユーザーから高い人気を誇ります。モデルによっては、洗剤の量を自分で調整できるものもあります。

洗濯機の洗剤自動投入のメリット

洗濯機の上に並ぶランドリー用品

洗濯機の洗剤自動投機能は、計量して投入するという小さな手間がかからないばかりか、不足しすぎず多すぎない適量の洗剤を使用してくれるメリットもあります。まずは、洗剤を自動投入することによって期待できるメリット面から見ていきましょう。

洗濯の度に洗剤計量をしなくていい

自動投入により楽になるのは、まず計量の手間がなくなるという点です。1分もかからない小さな作業ではありますが、洗濯物の量によって水量を決め、水量に見合った洗剤の量をパッケージで確認して…という計量作業が、面倒で嫌いだという方は意外と多くいるでしょう。

自動投入機能を使えば、洗浄効果を存分に発揮してくれるベストな洗剤の量を、ベストなタイミングに自動で投入してくれます。小さな負担が減るだけでも、ストレスは減っていくものです。

ボトルへの詰め替え作業が不要になる

液体洗剤を使う場合、詰め替え用パックからボトルへの詰め替え作業が発生しますが、自動投入ではタンクがボトル代わりになるので、詰め替え作業がなくなりますタンク容量はメーカーやモデルごとに異なりますが、ほとんどが詰替え用パックが1本入る容量です。

お使いの洗濯機の投入用タンクにまるごと入る量の詰め替え用パックを選べば、封を切ってそのまますべて洗剤を投入するだけで、ボトルを置かずに済みます。頻繁に使うには重くて苦労する大容量の詰め替えパックを購入すれば、コストパフォーマンス面でもメリットがあります。

洗剤の入れすぎを防げる

急いでいたり考え事をしていたりして洗濯機を回す準備をしているとき、うっかり洗剤の量を間違えて投入してしまった経験が、誰しも一度はあるでしょう。こうした洗剤の入れすぎを防げるのも、自動投入のメリットです。

洗剤や柔軟剤を適量以上に入れてしまうと、すすぎの工程だけでは洗剤をしっかり落とせず、成分が洗濯物に残ってしまいます。残った洗剤や柔軟剤によって衣類の汚れや雑菌がコーティングされ、吸水性が下がって臭いが発生しやすくなってしまうのです。

洗剤の入れすぎによるこのようなデメリットも、自動投入機能を使えば未然に防げると言えるでしょう。

洗濯機周りがきれいに清潔に

洗濯機に手動で洗剤や柔軟剤を投入する場合は、洗濯機の周りにランドリー用品を置いておきますが、自動投入機能を使えば近くに置く必要がなくなります。よって、洗濯機周りに置いていたランドリー用品がなくなってすっきりし、掃除がしやすくなるというメリットがあります。ボトルを置いておく必要もなくなるのは、インテリアに気を配る方にも嬉しいポイントですね。

また、計量の際によくある失敗が、計量カップから洗剤が溢れてしまい、床や洗濯機本体を汚してしまうという事態。濃度の高い洗剤は掃除も手間がかかり、時間がないときに限って零してしまうのでかなりストレスですよね。こうした計量によるこぼれも、自動投入機能を活用していれば、起こる心配もありません。

洗濯機の洗剤自動投入のデメリット

洗濯機の前で悩む女性

洗濯機の洗剤自動投入機能について、まずはメリット面からお伝えしてきました。洗剤の計量が億劫な方にはとても喜ばしい自動投入機能ですが、デメリットもあります。

自動投入機能搭載モデルの洗濯機購入を検討している方は、続けて挙げるデメリット面も考慮した上で、自分にとって良い面と悪い面のどちらが勝るかを考えてみてくださいね。

粉末やジェルボールは使用できない

洗剤の計量作業が苦手な場合、ジェルボール洗剤を使っている方も多いかもしれません。ジェルボールをひとつ投入するだけで、洗剤も柔軟剤も投入できるので、手間もなく楽な洗剤です。

しかし、洗剤の自動投入機能ではジェルボールタイプの洗剤は使えません粉末タイプの洗剤も使用できないので、愛用している洗剤を変えたくないという方には不向きと言えるでしょう。取扱説明書に注意書きがなされているモデルでは、誤って使用することで給水経路が詰まってしまい、水漏れに繋がる恐れもあります。

投入口の定期的な洗浄が必要になる

詰め替え用パックを丸ごと投入できる自動投入用タンクはとても便利ですが、定期的に清掃をしなければ投入口が詰まってしまいます投入時にきちんと洗剤が出てこなくなる以外にカビの原因にもなり得るため、投入口は定期的に洗浄しましょう。

タンクのお手入れ方法はモデルによって異なります。自分にとって掃除しにくいモデルを選ぶと、届かない場所に洗剤の固まりが残ってカビが発生することも。最もお手入れが簡単なのは、取り外し式のタンクモデルです。中にはタンクを自動洗浄してくれる機能を持つモデルも販売されています。

その他の洗剤や漂白剤の使用が面倒

自動投入機能に対応しているのは、洗剤と柔軟剤共に液体タイプだけで、漂白剤やビーズ状の仕上げ剤などには非対応です。誤って投入すれば故障に繋がってしまいます。落ちにくい頑固な汚れがついた衣類などに漂白剤を使用したい場合は、従来の洗濯機のように手動で投入する必要があるので注意しましょう。

衣類が汚れやすいお仕事をしていて、普段から漂白剤を多用する方や、食べ物や泥汚れなどが頻繁につくお子さまのいるご家庭などでは、結果的に手動で漂白剤を投入することになるので大きな便利さを感じられず、「わざわざ自動投入機能のある高いモデルを買わなくてよかったかも…」と後悔するケースもあります。

洗濯機の値段が高くなる

洗剤を自動投入できる機能を持つ洗濯機は、基本的に大型かつ高性能なモデルですので、購入価格は高くなってしまいます。同じ容量のモデルでも、自動投入機能がなければ安く購入できることもありますので、ご自身の予算と相談して、それでも自動投入が必要かどうかを検討するべきでしょう。

また、大型モデルの場合は設置スペースに収まるかどうかも重要な確認ポイントです。給水に使う蛇口の高さや、設置場所の防水パンに対応している大きさかどうか、事前に計測してから購入しましょう。集合住宅の場合は、ドアや階段、エレベーターなどの搬入経路もあわせて確認しておかなければなりません。

洗剤自動投入機能付きおすすめの洗濯機

ドラム型洗濯機とランドリーカゴ

洗濯機の自動投入機能について、メリットとデメリットがお分かりいただけたでしょうか。ひと手間をなくしてくれるとても便利な機能ではありますが、デメリット面もきちんと把握した上で、自分にとって本当に必要な機能かどうかを見極めたいですね。

さて、続いては自動投入機能が搭載されている、おすすめの洗濯機モデルをご紹介していきます。それぞれの特徴やおすすめポイントをまとめましたので、購入時の参考にしてみてください。

パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG2800L

サニタリー空間にすっと溶け込む、水平と垂直のフォルムのスタイリッシュなデザインが特徴的です。色はスモーキーブラックと白のフロストステンレス、右開きと左開きのモデルが販売されています。洗濯槽が斜めになっているので洗濯物を取り出しやすい設計です。

2020年に日本アトピー協会推薦品に選ばれたモデルの後継機で、これは洗濯機では初めてのことだそうです。洗濯槽はカビが大量に発生するポイントのひとつであり、アトピー体質の方は特に掃除を念入りにおこなう必要があります。

このNA-VG2800Lモデルは、パナソニックの強みであるナノイーXを用いたケアをできることが特徴で、頻繁に水洗いできない衣類やアイテムも、ナノイーXを使って除菌や消臭ができます。他にも、花粉やウイルスの抑制効果がありますので、ご家族やご自身がアトピー体質もしくは肌が弱い場合には、ぜひおすすめしたい洗濯機です。

洗濯/乾燥容量10kg/5kg
乾燥方式ヒーター排気式・低温風パワフル乾燥
運転音32〜46dB
寸法幅639mm 奥行665mm 高さ1,050mm
ボディ幅約600mm

パナソニック 全自動洗濯機 NA-FA10K3

縦型洗濯機ながらも乾燥機能が搭載され、スマートフォンのアプリから洗濯機の操作ができる「スマホで洗濯」にも対応しているモデルです。特筆すべきは「次亜除菌」機能です。専用の錠剤を使って洗濯することで、嫌な臭いの原因菌を徹底的に除菌してくれます。特に長く使っているタオルや汗をたっぷりかいた衣類は、臭いなどが発生しやすいですが、こうした手強い臭いも、専用錠剤を投入するだけで簡単に除去できます。

大水流シャワーで落ちにくい汚れを落とすパワフル滝洗いコースや、泥だらけの衣類も予洗いなく汚れを落とせる泥汚れつけおきコースなど、お子さまがいるご家庭には便利な洗浄コースが多彩に搭載されています。

また、徹底的なすすぎをおこなうパワフル滝すすぎコースは、敏感肌体質の方にはぜひおすすめしたい機能です。すすぎの回数と時間を通常のコースよりも増やして、汚れや洗剤を念入りにすすぎ落としてくれます。

洗濯/乾燥容量10kg/5kg
乾燥方式ヒーターセンサー式・低温乾燥付き
運転音32〜39dB
寸法幅599mm 奥行635mm 高さ1,071mm
ボディ幅約554mm

シャープ 洗濯機ES-X12C-L

なめらかなガラスドアが美しい、スマートなデザインを持つモデルです。カラーはクリスタルシルバーとリッチブラウンの2色が展開されています。投入口が370mmと大口径に設計されているので、洗濯物の出し入れがスムーズにおこなえるのも魅力です。

シャープ独自のプラズマクラスターを活かした、プラズマクラスター除菌・消臭コースやプラズマクラスター槽クリーンコースで洗濯槽の衛生面を保つことで、日々のお手入れの負担を軽減してくれます。他にも自動お掃除機能が充実しているので、お手入れが苦手な方にはおすすめしたいモデルです。

スマートフォンと連携させるAIoTでは、外出先から運転操作ができる以外にも、洗濯機を運転させるごとにAIが好みを把握して、自分好みの洗濯を学習してくれます。

洗濯/乾燥容量11kg/6kg
乾燥方式ヒートポンプ・サポートヒーターのハイブリッド乾燥
運転音30〜39dB
寸法幅640mm 奥行739mm 高さ1,115mm
ボディ幅約596mm

東芝 ドラム式洗濯乾燥機TW-127XP4L

安定した洗浄力を誇る東芝の洗濯機ZABOONからは、最上位モデルをご紹介します。東芝モデルの魅力は、洗浄効果の高いウルトラファインバブル洗浄です。繊維の隙間よりも小さなナノサイズにした泡と洗剤が繊維の奥まで浸透し、がんこな汚れや黄ばみ、皮脂汚れもしっかりと洗い流します。マイクロサイズの泡が洗浄の都度に抗菌してくれ、汚れの再付着を防ぎつつ、すっきりとした洗い上がりに仕上げます。

洗剤のタンクは自立式なので、取り外してお手入れしやすい点もおすすめです。また、洗剤や柔軟剤はスマートフォンアプリから使っている銘柄を選択できるので、銘柄に合わせた適量を自動投入してくれるのも便利です。

カラーはボルドーブラウンとグランホワイトの2色展開で、清潔感のあるシンプルな佇まいです。

洗濯/乾燥容量12kg/7kg
乾燥方式ヒートポンプ除湿乾燥
運転音32〜48dB
寸法幅645mm 奥行720mm 高さ1,060mm
ボディ幅約600mm

東芝 全自動洗濯機AW-12DP4

同じく東芝から、縦型式でも自動投入機能搭載モデルが販売されています。ドラム式と同じくウルトラファインバブル洗浄を搭載しており、衣類の汚れをすみずみまできちんと洗浄します。脱水の最後の工程で、パルセーターを細かく動かすことで絡まり合った衣類をほぐしてくれるので、洗い上がりに取り出しやすく干しやすいのも嬉しいポイントです。

また、付属しているおしゃれ着用の専用トレーを洗濯槽底にセットして洗うことで、パルセーターとの摩擦を抑え、デリケートな衣類も傷みにくく洗うことができます。

トップはフルガラスで設計されているので、洗練されたおしゃれなフォルムながらもお手入れがしやすいデザインです。色はボルドーブラウンとグランホワイトの2色が展開されています。

洗濯/乾燥容量12kg/7kg
乾燥方式風乾燥(ヒーターレス)
運転音29〜37dB
寸法幅637mm 奥行642mm 高さ1,051mm
ボディ幅約590mm

日立 ドラム式洗濯乾燥機BW-X120K

独自の機能として、洗濯用洗剤商品を多く取り扱うLIONと共同開発した「洗剤直ぬり機能」を搭載しています。洗剤を汚れた部分に直接塗って、送風機能で水分を飛ばすことにより、洗剤の濃度を高めて洗浄力をアップさせます。通常の洗濯だけではなかなか落ちないがんこな汚れも、洗剤を直ぬりするだけで楽に落とすことができるのです。

もちろん普段の洗濯も、大流量で押し洗い・たたき洗い・もみ洗いをおこなう「ナイアガラ洗浄」により、高濃度の洗剤液が繊維の奥までしっかり浸透し、黒ずみが目立たず美しく仕上がります。

また、従来モデルにあった乾燥フィルターをなくして、運転時のゴミが大容量の糸くずフィルターへひとまとめにすることで、お手入れの頻度が少なく済むようになっています。

洗濯/乾燥容量12kg/6kg
乾燥方式風アイロン(低温ヒート式)
運転音34〜48dB
寸法幅630mm 奥行716mm 高さ1,065mm
ボディ幅約600mm

日立 全自動洗濯機BW-X120K

縦型洗濯機ながら、自動投入機能とスマートフォン連携機能を搭載しているモデルです。搭載された複数のセンサーから状況をセンシングする「AIお洗濯」では、衣類の汚れ具合をAIが判断して、すすぎ時間を短縮したり自動で洗い時間を延長したりと柔軟な運転をおこなってくれます。

スピーディーな仕上がりと高い洗浄力を誇るナイアガラビート洗浄は、布の痛みやほつれ、色物の色褪せを軽減しつつ、洗浄力の高さをキープ。浸透させた高濃度の洗剤液も、大流水のナイアガラすすぎでしっかり落としてくれるので、さっぱりした洗い上がりを体感できます。

シワ低減洗濯コースでは、柔軟剤の効果を引き上げることにより、シワを抑えた洗い上がりを実現。綿やリネン素材、シャツなどのシワが気になる衣類などのアイロンがけの手間を減らせます。

洗濯/乾燥容量12kg/ー
乾燥方式風アイロン(低温ヒート式)
運転音37dB
寸法幅640mm 奥行650mm 高さ1,077mm
ボディ幅約600mm

洗剤自動投入機能のデメリットを理解して洗濯機を選ぼう

タオルと計量された洗剤カップ

洗剤の自動投入機能を持つ洗濯機は、家事の手間を省いてくれる便利な家電です。毎日の計量やボトルへの詰め替えなど、小さな手間ではありますが、その手間がなくなれば家事が快適になるのは間違いありません。便利なメリットを多く持つ一方で、デメリットも持っています。

  • 価格が高価になる
  • 搭載洗濯機は基本的にサイズは大型
  • 使用できる洗剤のタイプが限られる
  • 漂白剤などは自動投入できない

自動投入機能付きの洗濯機を購入では、自分にとってのメリットとデメリットを照らし合わせてから購入しましょう。メリットが大きく上回る場合には、購入することをおすすめします。乾燥機能が不要だという場合は、縦型モデルも販売されているので検討してみてくださいね。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

株式会社ClassLab.は新しい引越し先のライフラインお申込み手続きやインターネット回線、その他引越しの際のご面倒ごとを一括で承っている会社です。年間6万人以上のお手続きを代行、そこからニーズを汲み取り新生活者様に特化した情報を、独自の記事制作チームによって作成しております。

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