電気代の平均を世帯人数別に|二人暮らし12,144円・4人家族13,928円と季節や地域の差

本記事の情報は2026年10月時点のものです。電気料金やプラン内容は改定される場合があります。最新情報は各電力会社・小売電気事業者の公式サイトでご確認ください。

総務省統計局の家計調査(2025年)では、二人暮らしにあたる2人世帯の電気代は月平均12,144円、4人世帯は13,928円です。
「うちの電気代って、他の家と比べて高いのだろうか」と気になったことはないでしょうか。
比べる相手としてまず思い浮かぶのが世帯人数ですが、実際の統計を並べてみると人数が増えても電気代はそのぶん増えるわけではありません。

この記事では、総務省統計局の家計調査から世帯人数別の電気代の平均を実額で整理し、人数と金額が比例しない理由、二人暮らしと4人家族の季節ごとの金額、地域による差、電気の使用量の目安、そして平均より高かったときにどこを見直せばよいのかまでを順に見ていきます。

📋 この記事でわかること
  • 二人暮らし・3人家族・4人家族・5人家族など、世帯人数別の電気代の平均額
  • 世帯人数が増えるほど1人あたりの負担が軽くなる仕組み
  • 3人家族と4人家族がほぼ同額になる仕組み
  • 電気代が月によって最大いくら動くのか(二人暮らし・4人家族の月別)
  • 地域(地方)別の電気代の平均と、電気の使用量(kWh)の目安
  • 平均より高かったときに確認する3つのポイント

世帯人数別の電気代の平均は月7,337円から17,322円

まず実額から見ていきます。
総務省統計局の家計調査によると、2025年の電気代の1か月あたりの平均は、単身世帯で7,337円、二人以上の世帯の平均で13,218円でした。

二人以上の世帯を世帯人員ごとに分けると、次のようになります。
家計調査の区分は「世帯人員」ですが、この記事では読みやすさのため「4人家族」のようにも書きます。

世帯人数電気代の月平均1人あたり
1人7,337円7,337円
2人12,144円約6,072円
3人13,915円約4,638円
4人13,928円約3,482円
5人15,665円約3,133円
6人以上17,322円約2,887円以下
総務省統計局「家計調査」2025年の1か月あたり電気代。1人は単身世帯の統計、2人以上は二人以上の世帯の統計より。1人あたりの金額は月平均を世帯人数で割った参考値です。

金額そのものは世帯人数が増えるほど大きくなりますが、増え方は一定ではありません。
右端の「1人あたり」の列と、3人と4人の並びに注目しながら読み進めてください。
この表からは、次の章以降で見ていく2つの特徴が読み取れます。

人数で割るほど1人あたりは軽くなる

この表の特徴は、世帯人数が増えるほど1人あたりの負担が段階的に小さくなることです。
単身の7,337円に対し、2人世帯では1人あたり約6,072円、4人世帯では約3,482円と半分以下になります。
電気は「世帯でまとめて使うほど効率がよくなる」性質の支出だといえます。

料金の仕組みも見ておきましょう。
東京電力エナジーパートナーの従量電灯では、基本料金は契約アンペアに応じて決まり、使用量に応じて決まる電力量料金の単価は契約アンペアによって変わりません(出典:東京電力エナジーパートナー公式サイト)。
ただし契約アンペアは家庭の使い方で決まり、関西電力の従量電灯Aのように基本料金がない料金プランもあるので、仕組みは契約先の会社で確かめてください。

二人暮らしの電気代の平均は月12,144円

二人暮らしにあたる2人世帯の平均は月12,144円で、単身世帯の7,337円の約1.66倍です。
人数は2倍になっても電気代は2倍にはならず、1人あたりでは約6,072円まで下がります。
一人暮らしから二人暮らしになったときに電気代と契約がどう変わるかは 二人暮らしの電気代の平均の記事 でくわしく見ています。

3人家族と4人家族はほぼ同額で5人家族から上がる

この表でいちばん意外なのが、3人家族と4人家族の関係です。

4人家族の電気代の平均は月13,928円

4人世帯の平均は月13,928円で、3人世帯の13,915円と比べると、その差はわずか13円しかありません。
人が1人増えているのに、電気代はほとんど変わっていないのです。

これは、4人目が増えても新たに増える電気が限られるためと考えられます。
3人で暮らしている家に4人目が加わっても、冷蔵庫が2台になるわけでも、リビングの照明やエアコンが増えるわけでもありません。

5人家族は月15,665円、6人以上は月17,322円

一方で5人世帯になると15,665円と、4人世帯から1,737円上がります。
6人以上の世帯では17,322円です。
部屋数が増えて空調や照明の稼働範囲が広がる、在宅時間帯がばらけて家電が動く時間が長くなる、といった変化がこのあたりから出てくるためと考えられます。

つまり「人数が増えたぶん電気代が上がる」のではなく、使う部屋と使う時間帯が広がったときに上がると考えたほうが実態に近いといえます。

電気代は月によって5,850円も動く

ここまでは年間の平均でしたが、電気代は月ごとの変動が非常に大きい支出です。
家計調査の月次データで、二人以上の世帯の2025年の電気代を月別に並べると次のようになります。

月電気代月電気代
1月14,904円7月10,907円
2月16,552円8月12,593円
3月16,559円9月13,825円
4月14,805円10月12,913円
5月12,220円11月11,138円
6月10,709円12月11,497円
総務省統計局「家計調査」二人以上の世帯・2025年の月別電気代(家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 月次より)。

最も高い3月が16,559円、最も低い6月が10,709円で、二人以上の世帯の平均でも、月によって5,850円の差が出ています。
年平均の13,218円だけを見て「うちは高い」と判断してしまうと、たまたま冬の請求書を見ていただけということが起こります。

もうひとつ、この表ではピークが真冬の1月ではなく2月と3月に来ている点に注意してください。
総務省統計局は、家計調査では光熱・水道費の支払いは、請求やメーターの検針があった日ではなく実際に支払った日(口座振替の場合は口座振替日)に記帳されるため、電気の使用量の結果は支払月に表れるとしています(出典:総務省統計局 家計調査の結果を見る際のポイント)。
電気代の支払いは使った期間より後になるので(たとえば中国電力では、支払期日は検針日の翌日から起算して30日目とされています。出典:中国電力公式サイト)、真冬に使った分が2月から3月の支払いとして表れます。

夏のピークが8月ではなく9月の13,825円になっているのも同じ理由と考えられます。
自分の電気代をこの表と比べるときは、検針票の使用月ではなく支払月で合わせると、ずれずに比較できます。
請求書と統計を突き合わせるときの注意点は 電気代が高すぎるときの原因の切り分け方の記事 でくわしく整理しています。

二人暮らしと4人家族の月別の電気代

同じ月次データから、2人世帯と4人世帯の2025年の電気代を月別に並べると次のとおりです(出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 月次)。

月2人世帯4人世帯
1月13,678円15,056円
2月15,252円17,083円
3月15,252円17,012円
4月13,760円14,897円
5月11,490円12,636円
6月9,915円11,290円
7月10,238円11,141円
8月11,621円13,756円
9月12,349円15,697円
10月11,615円13,795円
11月9,897円12,221円
12月10,666円12,549円
総務省統計局「家計調査」二人以上の世帯・世帯人員別・2025年の月別電気代(e-Stat)。支払月ベースの金額です。

2025年の2人世帯で電気代が最も高かったのは2月と3月の15,252円、最も低かったのは11月の9,897円でした。
4人世帯では、最も高かったのが2月の17,083円、最も低かったのが7月の11,141円です。
自分の電気代と比べるときは、年平均ではなく同じ月の値と比べると、季節のずれによる見誤りを防げます。

地域(地方)別の電気代の平均

住んでいる地域でも電気代は変わります。
家計調査(2025年)の二人以上の世帯の電気代を地方別に見ると、1か月平均は次のとおりです(出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 地方別)。

地方電気代の月平均地方電気代の月平均
北海道13,584円近畿12,284円
東北16,380円中国14,787円
関東12,716円四国14,192円
北陸17,451円九州11,762円
東海13,154円沖縄12,534円
総務省統計局「家計調査」二人以上の世帯・2025年(全国平均13,218円)。人数をそろえていない二人以上の世帯の平均です(e-Stat)。

最も高いのは北陸の17,451円、最も低いのは九州の11,762円で、差は5,689円あります。
ただし地方別の値は人数をそろえていない二人以上の世帯の平均で、地方ごとの平均世帯人員は2025年で北海道2.69人から沖縄3.01人まで差があります(全国2.87人)。

e-Statで公開されている家計調査の表では、世帯人員別の表は地域が全国のみで、地方別の表には世帯人員の分類がなく、世帯人数と地方を掛け合わせた電気代の表は見当たりません。
「二人暮らしで北陸なら」のような組み合わせの平均は統計からは出せないので、人数別の表と地方別の表を別々の目安として使ってください。

電気の使用量(kWh)の目安

金額は単価の変動で動くので、使用量(kWh)でも比べておくと安心です。
環境省の家庭部門のCO2排出実態統計調査(令和5年度・2023年4月〜2024年3月)では、世帯あたりの年間電気消費量は全国平均3,911kWhでした(出典:環境省)。

同調査の世帯人数別の年間電気消費量は、1人8.66GJ・2人14.25GJ・3人18.47GJ・4人20.58GJ・5人23.23GJ・6人以上32.28GJで、人数が増えるほど多くなっています(出典:環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査)。
調査が用いる1kWh=3.6MJで換算すると、次のようになります。

世帯人数年間電気消費量(換算値)1か月あたり(12で割った目安)
1人約2,406kWh約200kWh
2人約3,958kWh約330kWh
3人約5,131kWh約428kWh
4人約5,717kWh約476kWh
5人約6,453kWh約538kWh
6人以上約8,967kWh約747kWh
環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」令和5年度の世帯人数別の値(GJ)を1kWh=3.6MJで換算した値。単身を含む全世帯・2023年度の調査で、家計調査(二人以上の世帯・2025年)の金額とは対象と年が異なります。

検針票には1か月の使用量(kWh)が書かれているので、この目安と並べると、金額で比べるより料金単価の変動の影響を受けずに比べられます。
ただし、この目安は年間の値を12で割った平均なので、特定の月の使用量と比べるときは月ごとの差があることに注意してください。

「平均と比べて高い気がする」「契約アンペアやプランが今の暮らしに合っているか見てほしい」という方は、電気手続き受付センターにご相談ください。
お住まいのエリアに合わせて、電気の契約・切り替えの手続きをまとめてサポートします。
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2025年の電気代は前年より上がっている

比べる相手が「いつの平均か」も大切です。
二人以上の世帯の電気代の年平均は、2024年の12,008円から2025年は13,218円へ上がりました(出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯)。

数年前の平均額を載せた記事と比べると、自分の電気代が高く見えてしまうことがあります。
比較する統計は、できるだけ新しい年のものを使ってください。

なお、電気料金は使い方を変えなくても動きます。
東京電力エナジーパートナーは、電力量料金には燃料価格の変動に応じて燃料費調整額を加算または差し引き、電気料金を算定する際に再生可能エネルギー発電促進賦課金を加算するとしています(出典:東京電力エナジーパートナー公式サイト)。

この2つがどう動くと請求額がどう変わるのかは 電気代が高すぎるときの原因の切り分け方の記事 で整理しています。

平均より高いときに確認する3つのポイント

平均と比べて高かったとしても、すぐに使い方を我慢する必要はありません。
先に確認したほうが効果の大きい順に3つあります。

✅ 確認する順番
  • ① 比べた月がずれていないか:支払月ベースで、同じ季節どうしを比べます
  • ② 契約が生活に合っているか:契約アンペアや料金プランが今の暮らしに合っているかを見ます
  • ③ 単価の側が動いていないか:燃料費調整額や賦課金の変動で上がっていないかを検針票で確認します

このうち②は、住んでいる地域によって考え方が変わる点に注意が必要です。
東京電力エナジーパートナーの従量電灯は、基本料金が契約アンペアに応じて決まる仕組みです(出典:東京電力エナジーパートナー公式サイト)。

一方で関西電力の従量電灯Aは基本料金がなく、最初の15kWhまで一律の最低料金がかかる形で、最大需要容量が6kVA未満の人が対象です(出典:関西電力公式サイト)。
アンペアを下げるという発想がそのままは当てはまらない地域があるということです。
契約の大きさの考え方は 電気の契約アンペアの目安の記事 で整理しています。

そのうえで実際に下げる手順は、効果の大きい順に 電気代を今すぐ下げる方法の記事 にまとめています。
電力会社そのものを見直す場合は 新しい電力会社の選び方の記事 もあわせてご覧ください。

世帯ごとの電気代をくわしく知りたい方へ

よくある質問

4人家族の電気代の平均はいくらですか?

総務省統計局の家計調査では、2025年の4人世帯の電気代は1か月あたり平均13,928円でした。3人世帯の13,915円とほぼ同額で、5人世帯になると15,665円に上がります。ただし季節による変動が大きいため、年平均だけで判断せず同じ季節どうしで比べるのがおすすめです。

二人暮らしの電気代の平均はいくらですか?

総務省統計局の家計調査では、2025年の2人世帯の電気代は1か月あたり平均12,144円でした。単身世帯の7,337円の約1.66倍で、人数が2倍になっても電気代は2倍にはなりません。季節による変動が大きいため、同じ季節どうしで比べてください。

住んでいる地域で電気代の平均は違いますか?

家計調査(2025年)の二人以上の世帯では、最も高い北陸が月17,451円、最も低い九州が11,762円で、差は5,689円ありました。
地方別の値は人数をそろえていない平均なので、人数別の平均とは別の目安として使ってください。

5人家族の電気代の平均はいくらですか?

家計調査では、2025年の5人世帯の電気代は1か月あたり平均15,665円、6人以上の世帯は17,322円でした。4人世帯の13,928円からは、5人になったところで1,737円上がります。

なぜ3人世帯と4人世帯で電気代がほとんど変わらないのですか?

冷蔵庫や照明など、人数に関係なく世帯で1つあればよい電気が多いためと考えられます。人が1人増えても冷蔵庫が増えるわけではありません。使う部屋数や在宅時間帯が広がる5人世帯あたりから、あらためて上がる傾向が見られます。

電気代がいちばん高くなるのは何月ですか?

家計調査の2025年の月別では、二人以上の世帯で3月の16,559円が最高、6月の10,709円が最低でした。家計調査は実際に支払った金額を計上するため、真冬に使った分が2月から3月の支払いとして表れます。使用月ではなく支払月で並んでいる点に注意してください。

平均より高い場合、まず何をすればいいですか?

比べた月がずれていないかを支払月ベースで確認し、次に契約アンペアや料金プランが今の暮らしに合っているかを見ます。そのうえで検針票で燃料費調整額や再エネ賦課金の動きを確認します。使い方を我慢するより、契約の見直しのほうが手間に対する効果が大きいことが多いです。

うちの電気代は高い?低い?

お住まいのエリアと世帯人数、検針票の請求額を入れるだけで、同じエリア・同じ人数のご家庭の目安とくらべて高めか低めかが分かります。規制料金(従量電灯)の目安で、燃料費調整額と再エネ賦課金を含みます。
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まとめ

家計調査の2025年の数字では、電気代の1か月平均は単身世帯7,337円、2人12,144円、3人13,915円、4人13,928円、5人15,665円、6人以上17,322円でした。
人数が2倍になっても電気代は約1.66倍にとどまり、3人と4人の差はわずか13円です。
冷蔵庫や照明のように世帯で1つあればよい電気が多いためと考えられます。

また二人以上の世帯の平均でも月によって5,850円動き、家計調査は支払月ベースのためピークは1月ではなく2月から3月に来ます。
平均と比べるときは、同じ季節どうしを支払月で比べ、そのうえで契約と単価を確認するのが近道です。

電気代の見直しでお困りなら

「平均と比べて高い気がするけれど、何から手をつければいいか分からない」「契約アンペアやプランが今の暮らしに合っているか見てほしい」という方は、電気手続き受付センターにお気軽にご相談ください。
お住まいのエリアに合わせて、電気の契約・切り替えの手続きをまとめてサポートします。

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