洗濯機の排水ホースは、正しい手順を守れば自分で交換することができます。
ホース劣化による水漏れなどを防ぐために、古くなった排水ホースは、新しいものへと交換しましょう。
この記事では、洗濯機の排水ホースの交換手順を、それぞれのケース別に解説しています。
排水ホースを長持ちさせるためのコツや、排水ホースを定期交換するベストなタイミングなどもお教えするので、ぜひ最後まで読んで役立ててくださいね。
この記事でわかること
- 洗濯機の排水ホースは、経年劣化していくものなので、2~3年程度、最低でも5年に1回は交換したほうがよい
- さまざまなケースに合わせた排水ホースの交換方法を詳しく解説
- 排水ホースまわりを定期的に掃除したり、カバーをかぶせたりすることで、排水ホースを長持ちさせられる
洗濯機の排水ホースを交換すべきタイミング
排水ホースはどのタイミングで交換すべきなのかな?
洗濯の度に毎日使用している排水ホースですが、交換のタイミングを意識している人は少ないのでは?
水漏れなどのトラブルが生じてから、交換を考えるケースも多いでしょう。
排水ホースは経年劣化していくものなので、定期的な交換が必要です。
交換の目安は2~3年程度
洗濯機の排水ホースは、2〜3年ほどで定期的に交換を行うのがベストです。
洗濯はほとんど毎日おこなう家庭も多く、使用頻度や時間の経過に比例して、排水ホースは劣化していくため、定期的な交換が必要です。
排水ホースやまわりをこまめに掃除している家庭でも、5年に1回は新品に交換することが望ましいでしょう。
2~5年程度の時間が経過していなくても、劣化のサインがある場合には、早急な交換が必要です。
例えば、以下のようなこが起こっている場合には、すぐに交換の手配をすべきです。
- 水漏れしている
- 傷んでいる
- 悪臭がする
上記のような状態になっている排水ホースをそのまま放置しまうと、水漏れなどのトラブルが生じる恐れがあります。
特にマンションやアパートといった集合住宅では、水漏れが下の階に及ぶなど、大きなトラブルへと発展する可能性も考えられます。
トラブルを未然に防げるよう、排水ホースの異変に気が付いたら早めの対策をしましょう。
水漏れしている
洗濯機の下に水が溜まって、水漏れを確認できる場合は、排水ホースに亀裂が入っていたり、穴が空いていたりする恐れがあります。
掃除のタイミングなどでなければ、洗濯機下は覗き込まないので気づきにくいですが、下を除き込んでみて防水パン内に水が溜まっていないか確認してみましょう。
今はまだ小さな亀裂でも、破損箇所が大きくなれば甚大な被害が考えられます。
水漏れによる排水ホースの破損サインを確認したら、すみやかに新品へと交換してください。
ホースが明らかに劣化している
防水パンなどに水漏れが確認できなくても、目に見えて排水ホースが明らかに劣化していれば、すみやかに新品へ交換する必要があります。
使用していないときに排水ホースが濡れていたり、ホースに亀裂があったり、傷んでいたりしたら、そのまま使用するのは危険です。
知らぬ間に水漏れが発生してしまう可能性もあるため、気づいたらすぐに交換するようにしましょう。
ホースまわりから悪臭がする
排水ホースまわりから、不快な悪臭がするときは、排水ホースの内部に洗剤が溶け残ったかすや糸くずなどのゴミが詰まっているかもしれません。
洗濯機下の部分は、洗濯時に衣類などから出た繊維のゴミや髪の毛などが付着しやすいので、定期的に掃除をしないと、排水ホース内にまで汚れが溜まってしまいます。
排水ホース付近から下水のような悪臭や腐ったようなニオイがするときも、排水ホースを交換する目安です。
洗濯機の排水ホースを交換する基本の手順
それでは、実際に洗濯機の排水ホースを交換する、基本的な手順を説明していきましょう。
交換に取り掛かる前にこの手順を確認して、必要な物を揃えたり、作業のシミュレーションをするなど参考にしてみてください。
交換作業でホースに不具合が起こらないよう、注意点も併せてお伝えしていきます。
排水ホースまわりの部品について
排水ホースを交換する際に必要な周辺部品は以下の通りです。
- ホースクリップ(ホースバンド)
- エルボ(L字型の接続部品)
ホースクリップは、排水ホースを洗濯機や排水口にしっかりと固定するための金属製の留め具です。
排水ホースを取り外し再度取り付ける際には、ホースクリップが緩んでいないか確認し、必要に応じて新品に交換しましょう。
一部の排水ホースには、ホースクリップが付属している場合もあります。
エルボは、排水ホースの方向を変えるために使用されるL字型の接続部品です。
排水ホースを洗濯機から壁の排水口へスムーズに導くために役立ちます。
エルボの状態もチェックし、劣化や損傷が見られる場合は交換が必要です。
ホースクリップの種類
排水ホースの固定には、ホースクリップが欠かせません。さまざまなタイプのホースクリップがあるので、それぞれの用途や好みに合わせて選びましょう。
主にクリップ式、ねじ巻き式、スナップ式の3種類があります。
クリップ式
参考:モノタロウ DAYTONA(デイトナ)ホースクリップ Φ9
クリップ式ホースクリップは、その名の通り、クリップを挟むだけで簡単に取り付けられる利便性が魅力です。
このタイプは工具を必要とせず、手で簡単に取り付けや取り外しが可能です。クリップ式は、頻繁にホースの取り外しを行う場合に向いています。
しかし、より強固な固定が必要な場合には、他のタイプを選びましょう。
ねじ巻き式
ねじ巻き式ホースクリップは、ドライバーを使用して締め付けるタイプで、より強力な固定が可能です。
この方式では、ねじを回すことでクリップが締まり、ホースをしっかりと固定します。
高い圧力がかかる場合や、長期間にわたって確実に固定しておきたい状況に適しています。
スナップ式
スナップ式ホースクリップは、簡単な操作で確実に固定できることが特徴です。
このタイプは、クリップの両端を押し合わせることでロックがかかり、ホースを固定します。
取り外しも簡単で、特定の箇所を押すだけで開放できます。スナップ式は頻繁に取り外しを行う必要がある場合におすすめです。
ただし、極端に高い圧力下での使用には向いていない場合があるため、使用環境を考慮する必要があります。
排水口まわりに合わせて道具を準備する
新しい排水ホースや部品を準備できたら、まずは必要な道具を揃えましょう。
- はさみ
- ビニールテープ
- 結束バンド
- ドライバー ※
- ペンチ ※
※ホースクリップがねじ式の場合はドライバー、ばね式の場合はペンチの準備が必要です。
作業をおこなう前の下準備と手順
それでは実際に、排水ホースの交換作業へ取りかかっていきましょう。
まず作業をおこなう前の下準備として、感電や漏電を防止するため、主電源となるコンセントを抜いておきます。
蛇口の水栓をしっかり止めておきましょう。作業中は、無理にホースを外さないよう、常に丁寧な作業を心がけてください。
大まかな作業手順は以下の通りです。
- 洗濯機のコンセントを抜き、水栓を閉める
- ホースクリップを外す
- 洗濯機側のホースを外す
- 排水エルボ・ホースを排水口から外す
- 新しいホースにホースクリップを付ける
- 洗濯機に新しいホースを付ける
- 排水エルボにホースを付ける
- 排水エルボを排水口に差し込んで完了
排水ホースを取り外す
まずは、排水ホースを留めているホースクリップを外します。
排水ホースには、形状や取り付け方法にいくつかの種類がありますが、差し込み式であれば比較的簡単に取り外しができるでしょう。
ねじ式の場合には、ドライバーでの取り外し作業が必要です。
固定されているねじを、ねじ溝を潰さないように注意しながら、ドライバーで徐々に緩めて取り外します。
また、取り付け時に排水ホースが洗濯機の下敷きになっていたり、たるんでいたりすると排水が滞って排水エラーを起こしてしまいます。
排水ホースの挟まりやたるみに気を配りながら、慎重に取り外し作業をしましょう。
新しい排水ホースを取り付ける
用意した新品の排水ホースがメーカー純正品であれば、ホースの長さ調整は不要です。そのまま交換取り付けを進めてください。
純正ではなく、ホームセンターなどで購入したホースの場合は、古い排水ホースと同じ長さに揃うよう、はさみなどでカットして調整します。
既存のホースと同じくらいの長さにカットしたら、ホースクリップを取り付けます。
ホースクリップの取り付けが緩いと、水漏れの原因になるため、強固に固定することを意識しましょう。
ホースクリップでしっかり固定できたら、次に排水ホースへ排水エルボを取り付けます。
排水エルボとは、排水口の穴部分に差し込まれているL字型の接続パーツです。
- 排水口から排水エルボを取り外したら、排水ホースと繋ぎます。
- 水漏れ防止のため、排水ホースとの結合部にビニールテープを巻き付けます。
- テープでぎっちりと固定できれば完璧です。
- 固定したテープの上に結束バンドを巻き付ければ、さらに安定します。
- 排水ホースの取り付けが済んだら、最後に排水エルボを排水口に挿入します。
排水口のフタ部分に穴がなければ、ホースを排水エルボに差し込んで完了です。
差し込みが浅いと水が漏れてしまうので、奥までしっかりと差し込みましょう。これで排水ホースの交換作業は完了です。
排水ホースを取り付ける際の注意点
排水ホースを取り付ける際には、いくつか注意点があります。
- 排水配管の正確な位置を確認する
- ホースが抜けないようしっかりと挿し込む
- ホースが折れ曲がらないように配置する
まず、排水配管が見えない場合は、作業を始める前に排水配管の正確な位置を確認してください。
これによりホースの先端を適切な位置に差し込むことができ、水漏れなどの問題を防げます。
また排水ホースの先端が抜けると、水漏れの原因となり得ます。
排水ホースを排水口に差し込む際には、排水の力や洗濯機の振動によってホースが抜けないよう、しっかりと差し込むことが重要です。
さらにホースの取り付け角度にも注意が必要です。
排水ホースが折れ曲がったり極端に曲がっていると、水の流れが悪くなり排水不良やホース内の詰まりの原因となります。
ホースが自然な曲線を描くように配置し、無理な力がかからないようにしてください。
その他の排水ホースの交換・取り付け方法
排水ホースの交換や取り付けにおいて、ホースクリップの使用が難しい場合やさらに強固な固定が必要な状況では、結束バンドや接着剤を使用する方法があります。
ここでは、結束バンドや接着剤を用いた排水ホースの取り付け手順と、使用時の注意点について解説します。
結束バンドによる締め方
結束バンドを使用する場合は、作業を始める前に排水エルボの先に結束バンドをあらかじめ装着しておきます。
【結束バンドによる固定方法】
- 排水エルボの先に結束バンドを装着する
- 排水ホースの端を排水エルボに挿し込む
- 装着しておいた結束バンドを締める
- 排水ホースを軽く揺らして、結束バンドが緩まないか確認する
ホースがエルボの中に深く入るように、しっかり差し込むよう注意しましょう。
取り付けた後の確認作業も重要です。緩みや外れが生じると、水漏れを起こしてしまいます。
問題がないか、十分に確認しておきましょう。しっかりと固定されていれば、そのまま使用できます。
結束バンドを使う際の注意点
結束バンドを使用することで、イレギュラーな状況下でも排水ホースの交換や取り付けが可能になりますが、その取り扱いには注意が必要です。
結束バンドは、ホースクリップに比べて外れやすくなる可能性があります。
そのため、取り付け後はホースがしっかりと固定されているか、念入りに確認することが重要です。
またその材質上、劣化も懸念されます。定期的に状態を確認し、劣化していたり装着が甘くなっていたりする場合には、交換などの対処が必要になります。
接着剤による固定方法
接着剤による固定方法は、排水ホースと排水口の間に隙間がなく、密着させる必要がある場合に適しています。
【接着剤による固定方法】
- 排水ホースの材質に合った、水に強く耐久性のある接着剤を選ぶ
- 接着剤を塗る前に接着面を清潔にし、乾燥させておく(汚れや油分があると接着力が低下するため)
- 接着剤を均一に適量塗布する
- ホースを所定の位置に固定し、接着剤が完全に乾燥するまで動かさないようする
- 接着が完了しているか、ホースを少し動かすなどして確認する
接着剤は、劣化しにくいよう水回り専用の接着剤を選ぶとよいでしょう。
接着剤を塗布する際は、量が多すぎると乾燥に時間がかかり、少なすぎると固定力が不十分になります。分量には十分注意しましょう。
また乾燥時間は、接着剤の種類や塗布する量によっても異なります。
記載の乾燥時間を目安に、接着に十分な時間をおくようにしましょう。
接着剤を使う際の注意点
接着剤を使用する際は、換気を良くするなどして、有害な蒸気を吸入しないように注意してください。
既存の接着剤を除去する場合は、ドライヤーで温めて柔らかくした後、紙やすりで慎重に削り取ります。この作業は、ホースや排水口を傷つけないように注意が必要です。
既存の接着剤による固定が強固で取り外しが難しい場合には、無理に取り外さないようにし、場合によっては業者への依頼を検討するとよいでしょう。
接着剤による固定は、取り外しが困難になる可能性があります。可能であれば、ホースクリップや結束バンドを使用することを検討してください。
エルボがない場合の排水ホースの交換方法
排水ホースの交換手順は、手順を守って焦らずに行えば、初めて自分でホースを交換する人でも安全に行えます。しかし、交換時には手順通りにいかないことも。
もし、使っている排水ホースにホースクリップがなかったり、排水口に接続されているL字型の排水エルボがなかったり、排水口のフタや穴が開いていないときなど、イレギュラーの事態にはどう対応すれば良いのでしょうか。
続いては、こうしたイレギュラーなさまざまなケースにおける、排水ホースの交換方法を補足として説明していきましょう。
排水口に穴が空いている場合
排水口に穴が開いている場合、洗濯機に付属しているL字型のパイプを使用して接続します。
このL字パイプを排水口の穴に直接差し込むことで、排水ホースからの水が直接排水口に流れるようにします。
このとき、L字パイプが排水口から抜けないように、適切なサイズのホースクリップや結束バンドで固定することが重要です。
排水口に穴がない場合
排水口に穴がない場合は、少し工夫が必要です。
【排水エルボがない状態+排水口に穴がない場合】
- アダプターにホースフックを取り付けて、接着剤でL字パイプと固定する
- 接着したホースフックとL字パイプを結束バンドで固定する
- L字パイプを排水口の奥までしっかり差し込む
- 水漏れしないように結束バンドできちんと固定する
L字パイプを差し込むときには、パイプが排水管にきちんと届くよう、排水口の底が当たっていることを確認してください。
もし長すぎるL字パイプによって排水ホースが浮く場合には、パイプの切り込み線に合わせて長さを調整していきます。
排水ホースを長く使うポイント
洗濯機の排水ホースは、できれば長く安全に使い続けたいパーツです。
事故を未然に防ぐためにも、排水ホースを長く使うポイントを学んで、日頃から気を付けて使いましょう。
長く使用できるよう意識して使っていれば、排水ホースの寿命が延びて、毎日の洗濯を安全に行えます。
1年に1回程度排水ホースを掃除する
洗濯機から流れ出る排水は、私たちの想像以上に汚れています。
そんな汚水を毎日流す排水ホースは、お手入れをしなければ汚れで詰まってしまい、劣化も早まります。
最低でも年1回は、排水ホースを掃除する機会を設けてください。
大掃除のタイミングで、洗濯機の排水ホース周辺を徹底的にきれいにできるといいですね。
掃除のついでに、ホースクリップやL字型の排水エルボもチェックして、劣化していたり傷んでいたりしたら、新品へ交換しましょう。
【排水ホースが取り外せる場合の掃除工程】
- 掃除を始める前に洗濯機を脱水運転にかけ、排水ホース内の水を減らします。
- 脱水運転後、安全のためにコンセントを抜きアースを外します。
- 水栓を閉めた後、給水ホースを外し、内部の水を排水口か洗濯機内に出します。
- 接続口の下に雑巾を敷き、ホースクリップを緩めて排水ホースを取り外します。
- 排水ホースと防水パン、排水口を丁寧に掃除します。
- ホースクリップや排水エルボの劣化をチェックし、必要に応じて交換します。その後、排水ホースを再接続します。
【排水ホースが取り外せない場合の掃除工程】
- 洗濯槽にぬるま湯を溜め、水位は低めに設定します。
- ぬるま湯に重曹を溶かし、洗濯槽内を浸します。
- 重曹が溶けたら、排水コースまたは通常コースで洗濯機を運転させ、内部を洗浄します。
排水ホースカバーを設置する
洗濯機の排水ホースカバーは、コの字ような形状をしており、排水ホースの上にかぶせられるようになっています。
排水ホースカバーを設置しておくと、ほこりや汚れなどから排水ホースを守ることができ、お手入れの手間も省けます。
似たような形状であれば、排水ホースカバー用としてではなくても、100円ショップなどで売られている整理収納アイテムなどでも代用できるでしょう。
ただし、水回りのカバーアイテムなので、錆びにくい素材やプラスチック製の商品を使用することが好ましいと言えます。
排水ホースを交換する際の注意点
排水ホースの交換は、洗濯機のメンテナンスにおいて重要な作業の一つです。
適切に行うことで水漏れのリスクを減らし、洗濯機の性能を維持できます。
しかし、この作業を行う際にはいくつかの注意点があるので確認しましょう。
無理やり取り外そうとしない
排水ホースを無理やり取り外そうとすると、ホース自体や洗濯機の接続部分の破損につながりかねません。
特に、接着剤や固定クリップでしっかりと固定されている場合には、適切な工具を使用して慎重に作業を行う必要があります。
無理な力を加えてしまうとホースや接続部分に不必要な負担をかけ、修理が困難になることも。
したがって作業を行う際には取り扱い説明書をよく読み、推奨される方法で慎重に進めることが大切です。
取り付ける際は元通りに戻す
新しい排水ホースを取り付ける際は、元通りに戻すことが重要です。
正しく戻すことで、ホースの曲がりやねじれが原因で水の流れが悪くなることや、ホースの接続部分から水漏れが発生するリスクを回避できます。
取り付け作業が完了したら、ホースが確実に固定されているかを丁寧に確認し、さらに水漏れの有無もチェックすることが重要です。
作業に不安がある場合は業者に依頼する
排水ホースの交換作業に不安がある場合や、適切な工具がない場合は、無理をせず専門の業者に依頼することをおすすめします。
専門業者であれば適切な方法で迅速に作業を行い、万が一の際にも対応してくれるため安心して任せることができます。
排水ホースの交換は、洗濯機を長く安全に使用するために必要な作業です。
上記の注意点を守りながら、適切にメンテナンスを行いましょう。
洗濯機や排水ホースから水漏れした場合の応急処置
万が一水漏れしたときにどうすればいいのか、応急処置が知りたい!
洗濯機や排水ホースからの水漏れは、家庭内で起こりうるトラブルの一つです。
水漏れを発見した際には、迅速な対応が必要です。
ここでは、水漏れが発生した際の応急処置について解説します。
水栓や元栓を締める
水漏れを発見した際にまずすべきことは、水栓や元栓を締めることです。
洗濯機に供給されている水栓や、家全体の水を管理している元栓を見つけてください。
そして、これらの水栓や元栓をしっかりと閉めます。
これにより水漏れの量を最小限に抑え、さらなる被害を防ぐことができます。
洗濯機の近くにある給水ホースの水栓が直接的な水漏れの原因である場合が多いため、まずはここを確認しましょう。
洗濯機の電源を切る
水漏れが発生した場合、電気機器である洗濯機の安全を確保するためには、電源を切断することが重要です。
洗濯機のプラグをコンセントから抜くか、電源スイッチをオフにしてください。
これにより、水漏れによるショートや火災のリスクを減らすことができます。
また電源を切ることで、洗濯機自体の損傷を防ぎ、修理が必要な場合の費用を抑えることにも繋がります。
排水ホースをメンテナンスして洗濯機を安全に使おう
洗濯機本体の掃除には日頃から気を配っていても、排水ホースまわりにはなかなか目が行き届きません。
排水ホースのメンテナンスは、水漏れなどのトラブルを回避するためには大切な作業です。
- 排水ホースは2〜3年に1回、良い状態でも5年経っていたら交換する
- 水漏れや劣化、悪臭の発生を確認したらホース交換のサイン
- 排水ホース回りの部品も定期的に交換するのがベスト
- 年に1回は排水ホース周辺を掃除しよう
集合住宅などで階下に人が住んでいる場合、水漏れのトラブルはかなり大事にまで発展することも考えられます。
自分の身を守り、不要なトラブルを未然に防ぐためにも、常日頃から洗濯機の排水ホースまでこまめに掃除して、日々のメンテナンスで洗濯機を安全に使いましょう。