ヴィンテージな部屋を作るポイントを解説!アイテム選びのコツとは?

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ヴィンテージな部屋を作るとき、ヴィンテージといってもヨーロピアンヴィンテージやアメリカンヴィンテージなど種類があります。まずはどんなヴィンテージにするかイメージするところから始めましょう。

ヴィンテージスタイルの部屋が人気なのは、もちろんかっこいいという雰囲気もそうですが、古くなった物でもおしゃれに見える、むしろ古い感じがヴィンテージ感を高めてくれるので長く楽しめる部屋にもなるからです。

今回の記事では、ヴィンテージの部屋の特徴や、ヴィンテージな部屋を作るポイント、ヴィンテージな部屋を作るアイテム選びのコツを紹介していきますので、ぜひヴィンテージな部屋づくりにチャレンジしてみてください。

ヴィンテージな部屋の特徴とは

「ヴィンテージ」というのは、古いほど価値のあるもの、年代物という意味があります。ただ、ヴィンテージといっても、アメリカンヴィンテージ、ヨーロピアンヴィンテージ、北欧風ヴィンテージなどさまざまな種類があり、雰囲気や色使いも少しづつ違います。まず自分の好きなヴィンテージスタイルはどれなのか確認してみましょう。

ヴィンテージな部屋の特徴は全体的に色味が暗めで、落ち着いた雰囲気に合わせて重厚感や味わい深さが感じられることです。例えばインテリアとして古材を使用したり、あえて古い家具を取り入れてコーディネートしたりと自由で心地よい空間を作ります。

インテリアは年代物で家具は高級感があるけれど華美ではないアイテム、素材は経年劣化を楽しむようなものがぴったりです。例えば無骨なコンクリート素材、錆びた鉄、無垢材などを使用することでよりヴィンテージらしくなっていきます。

全体の色味としては暗めでブラウン系列、ブラック系列が多く、緑や赤なども原色ではなく色落ちした雰囲気のあるものが使われています。かっこいいイメージが強めですが、女性も好み、ユニセックスで愛されているインテリアが多いのです。

ヴィンテージとレトロ・アンティークの違い

ヴィンテージというと古い、年代物という意味あいですが、同じような言葉に「レトロ」や「アンティーク」という言葉もあります。定義などがあるわけではないのですが、デザインが異なるのでそれぞれの特徴、違いを解説していきます。

レトロとの違い

レトロも「古い」というのが一つのキーポイントですが、ヴィンテージと少し違うのはレトロには「懐かしさ」という時代を思わすイメージが含まれていることです。

ヴィンテージというのは、作られたものが年月を経て経年劣化していく武骨で荒々しい様子が感じられますが、レトロは懐かしさと少し上品な様子も感じられます。昭和レトロという言葉も良く使われますが、懐かしさを想起させるアイテムがイメージできます。

アンティークとの違い

アンティークは明確に定義があり、一般的に作られて100年以上経過しているアイテムを指します。ヴィンテージのような経年劣化での価値より美術品的なイメージに近いものです。100年以上経過した家具などは色あせていることも風合いとなり、重厚感を感じさせます。

ヴィンテージとの大きな違いはクオリティの面で、ヴィンテージはクオリティにはこだわらないラフスタイルですが、アンティークはクオリティが高いのが特徴でアイテムの金額的には高額なものが多いでしょう。

USED(ユーズド)との違い

ユーズドというのはヴィンテージと似ているイメージがあります。デニム生地ではユーズドとヴィンテージがほとんど同じ物として考えられていますが、そもそもユーズドの意味は、「使用されたもの」です。

定義からするとたとえ作って一度しか使用しなくても、使用した時点でユーズドとなるので、ヴィンテージとは異なります。同じくヴィンテージも使用しているものではあるのですが、一回使ったものではヴィンテージとはいえずある程度年月の経過しているものを指します。

ヴィンテージな部屋を作るポイント

ヴィンテージな部屋を作る時にはいくつかのポイントがあります。

質感、素材、雰囲気、デザイン、色味などをヴィンテージライクに統一していくこと、雑貨などヴィンテージらしさを醸し出す小物を配置していくことです。

ヴィンテージな部屋を作るうえでのポイントを分けて解説します。

無骨で重厚感のある質感

無骨で重厚感のある質感はヴィンテージに合います。アイテムでいえばスチールキャビネットや鉄のロッカー、など金属質のもの、フシのある木の質感、アイアンを合わせたもの、錆びたチェーン、モルタルなどがあります。

部屋全体も、コンクリート打ちっ放しやむき出しの配管などがヴィンテージを象徴するようなものになります。

革や木、鉄などの素材

ヴィンテージな部屋でよく使われる素材は、鉄、木、革製品です。それもきれいで新しいものではなく、錆びた鉄や黒ずんだ鉄、サラサラの木ではなく荒っぽい濃い色の木材、ツルツルの革ではなく多少傷がある革がヴィンテージに合います。

木でいうと無垢材が代表的で、特にフローリングは無垢材を使用するのがおすすめです。ツヤがなく経年劣化で雰囲気が増していくのでヴィンテージライクの部屋にマッチします。

クラシカルな古いデザイン

ヴィンテージな部屋を作るうえで、雑貨や家具を選ぶ時にクラシカルな雰囲気、古いデザインをチョイスすると雰囲気が出ます。

クラシックの意味は、「模範的な、古典の、典型的」という意味なのですが、家具においては「古典的」という意味が当てはまるでしょう。歴史を感じる重々しく古いデザインの配色イメージは、概ねダークトーンでブラウンをベースカラーにしています。

クラシカルなデザインは、流行に左右されないトラディショナルなスタイルで上質で飽きがこないもので、質の高い格式ある様子を演出することができます。

ダークトーンの配色

ヴィンテージの雰囲気は全体的にダークトーンの配色になります。カジュアルでメンズライク、ラフというイメージが強く、華やかな色よりはブラックやグレー、ネイビーなどが合います。さらに光沢などもなくマットな雰囲気が強いのも特徴です。

一方赤色やピンク色、緑色などを使ってはいけないということではなく、同じ緑でもより深い緑、ピンクならくすんだピンクなどを差し色で使うことは可能です。

インダストリアルな小物

ヴィンテージ感のある部屋にはインダストリアルな小物が良い雰囲気を醸しだしてくれます。インダストリアルとは工業的という意味です。

工場などのようなむき出しの鉄骨、配管など、殺伐とした無骨な雰囲気はインダストリアルと言えます。インダストリアルな雑貨や小物は味わいがあるシンプルな作りになっているので、使いやすく置くだけで雰囲気がでておしゃれになります。

ヴィンテージな部屋を作るアイテム選びのコツ

ヴィンテージな部屋を作るには家具、照明、カーテン、ラグ、雑貨などアイテム選びが重要なポイントです。逆にそれらを上手に選ぶだけでヴィンテージな部屋は簡単に作ることができます。ヴィンテージライクな部屋を作るアイテム選びのコツを解説していきます。

家具:古い素材や無機質なデザイン

ヴィンテージライクな部屋の家具を選ぶときには、古い素材や無機質なデザインを基本にします。例えば素材はアイアン、木材を中心に革や真鍮のものを使うとそれらしくなり経年劣化も楽しむことができます。

家具も基本的にはシンプルで無骨、無機質なデザインなものがマッチします。プラスチック素材や今ある家具で使いたいものは、エイジング塗装を施すことで古材のように見える加工が可能です。

照明:オレンジ系の電球色

ヴィンテージの部屋に合う照明は、蛍光灯よりオレンジ色のもので明るすぎないものをおすすめします。

さらに、照明のデザインはアイアン製のものがマッチします。敢えて裸電球にして発光体が見えるようなデザイン電球もおしゃれでもってこいのアイテムです。

以前まで裸電球はダサいもののイメージだったのに、今見てみると確かにかっこいいインテリアだね!

カーテン:ダークトーンで大きめな柄

ヴィンテージな部屋のカーテンは、基本的に無地の暗めの色か、大きな柄が入ったアクセントの効いたアートなカーテンがマッチします。

カーテンは部屋全体の雰囲気を作るほど大きなスペースを使いますので、カーテンをヴィンテージ風にするだけで部屋のイメージが一気に染まるでしょう。無地であれば、ブラウン、濃いベージュ、深緑、ネイビーなどが使いやすい色です。

ヴィンテージ風の柄は、アメリカンな柄、北欧風の柄、西海岸風の柄など好きなテイストでチョイスしてOKですが、細かな柄より大きな柄が全体的に部屋とのバランスがとりやすいです。

またカーテンではなく、ウッドブラインドもヴィンテージの部屋に馴染むので素敵です。

ラグ:個性的なウィルトン織やキリムラグ

カーテンと同じく、ラグも存在感が大きなアイテムなので部屋のイメージを大きく左右します。ヴィンテージの部屋は絨毯、ラグを取り入れた方がより雰囲気を作り出しやすいのでぜひ取り入れましょう。

シンプルにするならダークな配色を意識します。しかしヴィンテージだからこそゴチャゴチャ感がある柄のラグも部屋にマッチして遊び心ある空間が演出できます。

クラシックデザインのウィルトン織やキリムラグは少し高価ですがベストマッチです。本物でなくてもウィルトン風なども販売していますのでチェックしてみてください。

雑貨:スチールやメタリック性でレトロなデザイン

雑貨を揃えるときにはスチールやメタリックな小物を合わせるとおしゃれになります。例えばコンセントのカバーや戸棚の金具部分、電気スイッチのカバーなどもプラスチックなどの簡易なものからメタルやスチールに置き換えることができます。

もしどうしても置きたい雑貨が合わない素材なら、DIYでエイジング加工してしまうことで雰囲気を合わせることができます。ヴィンテージライクな部屋に置いて合う小物雑貨は、ブラックボードや錆びたように見えるバケツ、アメリカンなナンバープレートなど意外と安価で手に入れる事ができますので探して見てください。

アイテムにこだわってヴィンテージな部屋を作ろう!

ヴィンテージな部屋づくりはとても楽しいです。敢えてゴチャゴチャ感を演出しユニセックスで遊び心ある部屋ができるので毎日帰宅が楽しみになり、家時間が充実します。

ヴィンテージ風の部屋は昨今人気が出ている分、SNSにもたくさんの事例写真が投稿されています。人気故に雑貨や小物も多く販売されているので、今なら作りやすいかもしれません。

本物ではなくてもヴィンテージ風など見かけでイメージを作ってくれるアイテムもたくさんありますので、家具、雑貨はアイテムにこだわって選び、自分好みのヴィンテージルームを仕上げていきましょう。

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