畳にフローリングを敷いたらカビになる?ニトリなどのおすすめ製品も

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畳にフローリングを敷いたらカビになる?ニトリなどのおすすめ製品も

畳にフローリングを敷いて洋室にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。

しかし、そのままフローリングを敷くと畳にカビができそうで不安ですよね。

実際、フローリングの下の畳にはカビが発生しやすく、対策は必須です。

この記事では畳にフローリングを敷く際のカビ対策について解説します。

なるべくカビが発生しないようにしながらフローリング化できるので参考にしてください。

また、フロアタイルやカーペット、カビ止めなどフローリング化に役立つ商品も紹介します。

人気が高いニトリの商品もピックアップするので、どんなフローリングにするか迷っている人もチェックしてみてください。

この記事でわかること

  • 畳の部屋でもフローリングマットやフロアタイルを敷けば、フローリング化できる
  • フローリング材を畳の部屋に敷く際は、温度と湿度に注意し、除湿機を使用したり防カビ剤を使用したりといったカビ対策が必要
  • 畳にカビが発生してしまったら、カビの種類に応じた適切な掃除をおこない、十分に乾かす

畳に敷くだけでフローリングにする方法

畳に敷くだけでフローリングにする方法

畳に敷くだけで簡単にフローリングにするアイテムには、大きく分けてフローリングマットとフロアタイルの2つがあります。

両方とも自分でフローリング化作業ができて、工事費用がかからないことがメリットです。

畳を剥がしてから洋室リフォームするよりはるかにお手頃な価格で洋室化できますよ。

フローリングマットとフロアタイルはそれぞれに特徴があります。

どんな部屋に変えたいかによって、適したアイテムを選びましょう。

ここからはフローリングマットとフロアタイルを使ったフローリング化の方法を詳しく解説します。

フローリングマット

フローリングマットはポリ塩化ビニルなどの素材がシート状になった床材です。

横幅が広い商品が多く、フロアタイルと違って継ぎ目ができにくいので、マットの下に水を通しにくくなっています

液体をこぼす可能性のある部屋では、フローリングマットを敷くと、マットの下を腐らせにくいでしょう。

やわらかい踏み心地が特徴で、商品によってはさらにふんわりとした感触の「衝撃吸収タイプ」もあります。

クッションフロアを貼る作業は簡単で、両面テープ・ボンドやはさみ・カッターなどがあれば作業できます。

作業手順は以下の通りです。

  1. フローリングマットを敷き詰めて両面テープなどで貼る
  2. 余分な部分をはさみなどで切る
  3. 必要に応じて「継ぎ目処理剤」で継ぎ目を埋める

継ぎ目処理剤は継ぎ目を目立たなくしたり、隙間にゴミが溜まりにくくしたりする効果があります。

1000円弱ほどで買えるので、継ぎ目の浮きや隙間が気になる人は手に入れてみてください。

また、接着剤を使わずに敷くだけで設置できるタイプもあります。

簡単に設置できて撤去もしやすいので賃貸住宅にもおすすめです。

フローリングマットはやや重たい製品が多いので、できれば作業者を2人確保しましょう。

継ぎ目ができてもよければ分割タイプを購入すると1人で十分作業できます。

フロアタイル

フロアタイルはポリ塩化ビニルなどの素材がタイル状になった床材です。

自由に敷き詰められるので、作業がしやすくデザイン性にも優れています

フローリングマットとは異なり重くないので、1人で作業しやすいのもメリットです。

しかし、継ぎ目が多くなりやすいので、液体をこぼしやすい部屋にはあまり向いていません。

作業に必要なものは両面テープ・ボンドやはさみ・カッターなどです。

作業手順は以下の通りです。

  1. タイルを貼りながら敷き詰めていく
  2. 余分な部分はカッターなどで切る

フロアタイルも柔らかい素材なので、カッターなどで簡単に切れます。

タイルを貼る時は、部屋の中央から外側に向かって貼っていくとうまく貼れるでしょう。

また、接着剤不要で組み合わせるだけで設置できるタイプもあります。

畳を傷つけたくない場合は、接着剤がいらないタイプも検討してみましょう。

畳にフローリングを敷く際のカビ対策

畳にフローリングを敷く際のカビ対策

畳にフローリングを敷く際には、カビ対策をしておかないとカビが発生しやすくなります。

フローリング材が上にある状態だと、畳が湿気を逃がせずカビができやすい環境になるからです。

カビが生えると畳を傷める上、人体にもさまざまな悪影響を与えます。

ひどいカビになると掃除するのも大変です。

畳になるべくカビが生えないよう、できる対策はしておきましょう。

ここからは畳にフローリングを敷くならやっておきたいカビ対策について詳しく解説します。

フローリングを敷く前に掃除する

フローリングを敷く前に畳を掃除しておくのは対策の1歩目です。

カビは人間の皮脂やほこりなどのゴミを栄養として繁殖します。

掃除をしてゴミを取り除けば、カビが繁殖しにくい状態にできます

【畳の掃除手順】

  1. 掃除機やほうきでゴミやホコリを取り除く
  2. 畳の隙間に詰まったゴミをほうきなどで掻き出す
  3. 固く絞った雑巾で水拭きをする
  4. 乾拭きをして水分を拭き取る

畳にほうきや雑巾をかけるときは、ダメージを与えないよう畳の目に沿ってかけることが大切です。

少し手間はかかりますが、カビを防ぎやすくなるので必ず掃除をしましょう。

フローリングを敷く前に十分乾燥させる

フローリングを敷く前に畳を十分乾燥させるのも重要です。

畳が湿気を多く含んだ状態だとカビが繁殖しやすくなります

特に畳を掃除する時に水拭きをした場合はしっかり乾かしましょう。

できれば畳を外して風通しがよい屋外に干すとよく乾きます。

干すときは畳の裏側である畳床の方を日光に当ててください。

風通しがよければ、4~5時間ほどで乾燥します。

外で干せない場合は、畳を持ち上げ適当なものを挟んで、風通しをよくしてからその場で干しましょう。

干している時は扇風機やサーキュレーターを使うと、乾きやすくなるのでおすすめです。

湿度と温度を調節する

この部屋すごくじめじめするな…。

カビ対策のためにも除湿した方が良いかもね!

畳をフローリング化した部屋は、カビを防ぐために部屋の湿度・温度も特に注意して調節しましょう。

カビは栄養分がある状態で70%以上の湿度と20~30℃の気温が揃うと繁殖します

フローリング材の下は特に湿気がこもりやすい状態なので、しっかり除湿しましょう。

湿度と温度を調整するにはエアコンの除湿機能が便利です。

フローリング化する部屋にエアコンがついていない場合は、部屋の大きさに合った除湿機や除湿剤を使いましょう。

また元々湿度が高くなりがちな部屋である場合、エアコンでは対処しきれない可能性もあるため、除湿機の併用がおすすめです。

◆除湿機を買うなら、下記の記事で紹介しているおすすめの商品も参考にしてみてください。

定期的に換気をおこなう

カビ対策には、定期的な換気も必要です。

窓で換気をする際には、1時間に2回以上の頻度で5分程度窓を開けましょう

上位機種のエアコンなら換気機能がついた製品もあり、手間がかからず便利に使えます。

より手頃な家電としてはサーキュレーターもおすすめです。

サーキュレーターを使えばパワフルに風を送り換気しやすくなります。

サーキュレーターは、換気以外にも冷暖房のサポートなどマルチに活躍するアイテムなので1台あると便利です。

◆サーキュレーターを買うなら、下記の記事で紹介しているおすすめの商品も参考にしてみてください。

カビ防止剤や防カビシートを使用する

カビ防止剤や防カビシートを使用するのもおすすめです。

ジョードメチル系化合物やホウ酸塩などの有効成分が配合されており、カビが発生するのを防いでくれます

安全性が高い製品も多いので、子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。

畳に使用するのであれば、スプレータイプのカビ防止剤や防カビシートがおすすめです。

それぞれ有効期間があるので、商品を購入する前にどのくらい防カビ効果が持続するか確認しておきましょう。

多くの商品はおおむね数ヵ月ほど防カビ効果が続きます。

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畳をフローリング化できるおすすめアイテム

畳をフローリング化できるおすすめアイテム

畳をフローリング化するアイテムはマットやタイルなどさまざまな種類があります。

商品によって素材やカラーバリエーションが異なるので、自宅に合ったアイテムを探してみましょう。

また、設置のしやすさも要チェックです。重さや設置方法を確認してみてください。

接着剤が必要な製品でも簡単に設置できますが、さらに手間を省きたければはめこみ式などのタイプもおすすめです。

扱いやすく部屋にマッチするデザインの商品を探してみてください。

ここからは畳をフローリング化できるおすすめアイテムを紹介します。

ニトリ はめ込み式フロアタイル

ニトリのはめ込み式フロアタイルは、接着剤を使わずにはめこむだけで簡単にフローリング化できるタイルです。

接着剤などによって下の畳を傷つけないので賃貸住宅でも使いやすいのが魅力です。

作業時間も短くて済み、平均的には約10分でフローリング化が完了します。

防水・抗菌仕様で手入れがしやすく、熱に強いので床暖房やホットカーペットも使えます。

カラーバリエーションが豊富なので、部屋の雰囲気に合ったタイルを見つけやすいでしょう。

フロアタイルで迷っているならまずおすすめしたい商品です。

サイズ122×18cm(12枚入り)
重量約1.7kg(1枚あたり)
カラーバリエーション・ホワイトオーク
・アッシュオーク
・ウォールナット
・ナチュラルオーク
・シャビーオーク
素材ポリ塩化ビニル

ニトリ ウッドカーペット 江戸間3帖

ニトリのウッドカーペット 江戸間3帖は自然な木目が魅力のフローリングマットです。

裏側に不織布が貼られているので畳を傷つけにくいことが特徴です。

約0.5㎝と薄いので、はさみやカッターでも簡単に切れます。

設置する際は2人以上での作業がおすすめですが、13.2kgほどの重量なので1人でも設置できます。

耐熱性はないため、床暖房やホットカーペットは避けましょう。

中質繊維板を素材として使用しているので、表面が滑らかできれいに仕上がります。

サイズ175×260cm
重量約13.2kg
カラーバリエーション・アイボリー
・ナチュラル
・ミドルブラウン
素材中質繊維板

ニトリ ジョイントウッド

ニトリのジョイントウッドは、ジョイント式で簡単に組み合わせて設置できるマットです。

1枚から購入できるため、部屋の広さに合わせて必要な分だけ買えます

ジョイント部分ははさみやカッターでカットできるので、部屋の隅に設置するときでも安心です。

裏面は柔らかく畳を傷つけにくい素材が使用されています。

水にはやや弱く濡れた雑巾で拭くとひび割れの原因になります。

掃除の際は乾いた雑巾などでのお手入れがおすすめです。

9枚分で約半畳の大きさになので、部屋に合った枚数を購入しましょう。

サイズ30×30cm
重量約320g
カラーバリエーション・アイボリー
・ナチュラル
・ミドルブラウン
素材中質繊維板

アイリスオーヤマ ウッドフローリングカーペット

アイリスオーヤマのウッドフローリングカーペットは、凹凸加工をしたリアルな木目が魅力のマットです。

2分割してあり、女性でも運びやすい重さとなっています

水や汚れに強い素材なので、設置する部屋を選ばないでしょう。

設置する時は広げて敷くだけでよく、接着剤はいりません。

裏面に不織布を採用しているので畳を傷つけにくいのも魅力です。

高級感ある見た目なので、普通のフローリングマットだと安っぽさが気になる人にも向いています。

デザイン性が高いフローリングマットを探しているなら本商品がおすすめです。

サイズ350×260㎝(2セット入り)
重量26.8kg
カラーバリエーション・ウォルナット
・オーク
・ナチュラル
・ホワイト
素材メラミン樹脂

畳のフローリング化をする際のカビ防止アイテム

畳のフローリング化をする際のカビ防止アイテム

畳をフローリング化する際にはカビ防止アイテムの使用がおすすめです。

カビの成長を抑制したり繁殖しにくい環境を作ったりする有効成分が配合されており、効果的にカビを防げます。

カビ防止アイテムは噴霧したり敷いたりするだけで効果を発揮してくれるので使い方も簡単です。

商品によって特徴が異なるので、使い方や効果が持続する期間を確認しながら部屋に合った商品を選びましょう。

ここからは安全性が高く手に入れやすい商品の中からおすすめのカビ防止アイテムを紹介します。

ミラコン タタミ・押入れ用カビ止め

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ミラコンのタタミ・押入れ用カビ止めは、スプレータイプのカビ止めです。

カビの成長を抑制させ、カビが育ちにくい環境を整えるジョードメチル系化合物が配合されています。

ジョードメチル系化合物は塩やカフェインよりも安全とされている成分です。

また、農薬系薬剤や環境ホルモン物質を一切含んでいないので安心して使えます。

防カビ効果が約6ヵ月と長めに続くので、カビ止めをやり直す手間があまりかかりません

畳のほか押し入れ・クローゼットなどにも使えるので1つ持っておけば便利です。

フローリング化をする前に、畳に噴霧しておきましょう。

容量250ml(約13平方メートル分)
成分ジョードメチル系化合物
効果持続期間約6ヵ月

こうひん 防虫・防ダニ・防カビシート

こうひんの防虫・防ダニ・防カビシートは畳の下に敷くタイプの防カビシートです。

細胞の代謝を阻害するホウ酸塩を配合しており、カビの成長を抑制します。

ホウ酸塩はカビや害虫などに対してのみ効果があり、人間に対しては食塩と同じ程度の安全性があります。

また、シックハウス症候群を起こす物質も含まれていません。

ホウ酸塩は揮発性ではないため、シートの周囲にとどまり防カビ効果が長く続きます。

防カビだけでなく防虫・防ダニ効果もあり、畳のさまざまなトラブルを防いでくれます

一度敷いておけば長く使えるため、畳を干した時に敷いておきましょう。

サイズ100×380㎝(3枚入り)
成分ホウ酸塩
効果持続期間半永久

畳にカビが発生してしまった時の対処法

畳にカビが発生してしまったら時の対処法

畳に変色している部分があるならカビが生えているのかもしれません。

カビが発生してしまったら掃除をして早めに除去する必要があります。

一度できてしまったカビを放置すると、カビの成長によって畳が傷むからです。

カビに触れたり吸引したりするとアレルギーを起こすなど健康トラブルの原因にもなります。

また、カビがひどくなると落とすのも大変です。

カビを見つけたら放置せず、すぐに掃除を始めましょう。

ここからは畳に発生するカビの種類とそれぞれの掃除方法を解説します。

畳に発生するカビの種類

畳に黒っぽくなっているところがある!

カビが生えてしまったのなら、カビの種類を特定しましょう!

畳に発生するカビには主に以下の種類があります。

カビの種類カビの特徴カビの深刻さ
青カビ緑色で独特なにおいがする軽度
白カビ白色でふわふわしている軽度
黒カビ黒色重度

青カビと白カビは発生して間もない状態のカビです。

青カビや白カビは空気中に胞子が飛んでいるため、温度や湿度などの条件が整えばすぐに繁殖してしまいます。

とはいえ、両方とも軽度のカビなのでお酢などを使って比較的簡単に落とせます。

黒カビは水気の多いところに繁殖するカビで、発生するとなかなか落とせません

黒カビにはエタノールや重曹を使った掃除が必要です。

青カビ・白カビの掃除方法

青カビ・白カビは以下の手順で落とします。

  1. 畳の目に沿ってブラシをかけカビの胞子を掻き出す
  2. お酢を水で10倍に希釈して雑巾に浸みこませる
  3. 畳の目に沿って雑巾で拭く
  4. 乾いた布で乾拭きをする

掃除を始める際にはマスクと手袋を着用し、換気を十分に行いましょう

カビを吸い込んだり直接触れたりすると健康を損ねる恐れがあります。

畳にブラシや雑巾をかけるときは、畳を傷つけないよう畳の目に沿って優しくかけてください。

お酢は漂白作用があるので原液のまま使うと畳の色を変えてしまう可能性があります。

必ず水で希釈してから使い、掃除の後はきれいに拭き取りましょう。

黒カビの掃除方法

黒カビは重度のカビなのでエタノールを使い、以下の手順で落とします。

  1. 畳の目に沿ってブラシをかけカビの胞子を掻き出す
  2. 70~80%の濃度のエタノールをカビに直接吹きかける
  3. 畳の目に沿ってブラシをかける
  4. 乾いた布で乾拭きをする

黒カビの場合も掃除を始める際にはマスクと手袋を着用し、換気を十分に行いましょう。

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また、エタノールを使っても黒カビが落ちない場合は重曹を一緒に使ってみましょう。

重曹を使う場合は以下の手順で掃除します。

  1. 畳の目に沿ってブラシをかけカビの胞子を掻き出す
  2. カビに直接重曹をかける
  3. 重曹の上に70~80%の濃度のエタノールを吹きかける
  4. 畳の目に沿ってブラシをかける
  5. 乾いた布で乾拭きをする

重曹は漂白作用があるので、カビが生えている範囲にのみ使いましょう

掃除が終わった後は重曹が残らないようきれいに取り切ることが大切です。

畳にフローリングを敷くときはカビ対策を入念に!

畳にフローリングを敷くときはカビ対策を入念に!

今回は畳にフローリングを敷く際のカビ対策について解説してきました。

カビが発生すると畳を傷めるだけでなく健康トラブルの原因にもなり、掃除も大変です。

フローリング化をする際にはカビ対策を入念にしておきましょう

カビ対策にはカビ防止剤や防カビシートを使うと効果的です。

おすすめのカビ防止アイテムを使って、カビを防ぎながら洋室化しましょう。

また、カビが発生してしまった場合にはカビの種類に応じた掃除が必要です。

カビ対策さえきちんとしていれば、フローリング化には問題ありません。

気に入ったフローリング化アイテムを選んで部屋の雰囲気を変えてみてくださいね。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

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