おすすめ音楽サブスク7選を徹底比較！高音質・無料で聴けるのは？

音楽好きにとって、今や欠かせない存在となった音楽サブスクリプションサービス（以下音楽サブスク）。高音質で音楽を楽しみたい、まずは無料で試してみたい、豊富な楽曲をいつでも聴きたいといった幅広いニーズに応えるサービスがいくつも登場しています。

しかし、選択肢が多いためどれを選べばよいのか迷ってしまう人も多いでしょう。今回の記事は、音質・プラン・使いやすさなどの観点からおすすめの音楽サブスクを7つ紹介します。自身に合ったサービスを探してみてください。

音楽サブスクとは

そもそも音楽サブスクとは、決められた料金を払うことで一定期間音楽を楽しめるサービスのことをいいます。従来までは、CDを購入、もしくはレンタルしなければ音楽は聴けませんでした。

音楽サブスクが登場したことによりその手間はすべて排除され、スマートフォンがあればいつでも最新の音楽を楽しめるようになっています。ただし、基本的にはストリーミングサービスとなっているため、ダウンロードしない限りネット環境がなければ聴けません。

音楽サブスクは、最新のヒットソングから過去の名曲まであらゆる音楽を手軽に聴けるので、若年層から高齢層まで幅広い人が利用しています。

おすすめ音楽サブスク一覧

続いて、おすすめの音楽サブスクをピックアップしました。合計7つのサービスを紹介しているので、どれが自分に合っているか検討してみましょう。

Apple Music｜Appleユーザーはとくにおすすめ

iPhone・iPad・Macなどを販売しているApple社による音楽サブスクです。Apple製品を使用している人にとっては、互換性が高く契約時の面倒な操作なども少ないため使いやすいでしょう。とはいえ、Androidユーザーでも問題なく使えるので安心してください。

洋楽のラインナップが豊富とされていたものの、近年では邦楽の楽曲数も多くなりました。メジャーアーティストからインディーズに所属するバンドまで幅広くそろっています。

ユーザーの好みに合わせた楽曲を提案する機能があるため、「Apple Music」がきっかけで新しい音楽と出会えるかもしれません。音楽サブスクには珍しいロスレス音質で空間オーディオに対応しているため、音にこだわりたい人にもおすすめです。

また、ファミリープランや学生プランもあるため、多様な使い方ができるのも特徴です。まずは、無料期間を使って試してみましょう。

Spotify｜世界最大級の音楽サブスクサービス

「Spotify」は、世界中で愛用されている音楽ストリーミングサービスで、膨大な楽曲数と独自の音楽発見機能が特徴です。ジャンルも邦楽・洋楽を問わずさまざまな音楽が楽しめます。

Spotifyの魅力は、ユーザーの音楽聴取履歴を元に個別のレコメンドをおこない、毎週新しい音楽との出会いを提供してくれる部分です。さらに、ポッドキャストにも力を入れており、音楽だけでなく多彩なエンタメを楽しめます。

Spotifyの料金体系は、無料プランと有料プランにわかれており、無料プランでは広告が挟まれ、再生順序の制限やスキップ回数が制限されます。とはいえ、楽曲はフルサイズで聴けるので、まずは無料プランを試してみるとよいでしょう。

有料プランでは、広告なしでオフライン再生やバックグラウンド再生が可能となり、音楽を途切れなく楽しめます。新しい音楽にたくさん触れたい人や、無料でも楽しみたい人にとくにおすすめです。

Amazon Music Unlimited｜プライム会員は無料で聴き放題

「Amazon Music Unlimited」は、Amazonが提供する音楽配信サービスです。当サービスはAmazonプライム会員にとくにおすすめで、通常よりも100円安い月額980円で全楽曲が聴き放題になります。

提供される楽曲数は1億曲以上で、他のサービスと比べてもトップクラスのラインナップを誇ります。また、ロスレス音質に対応しているため、クリアな音で音楽を楽しみたいユーザーにも最適です。

基本的な機能としてはプレイリストやオフライン再生、歌詞表示などがあり、Amazonで購入した音楽と同一のアカウントで管理できる点も便利です。料金プランは「個人プラン」「ファミリープラン」「学生プラン」などがあり、プライム会員にはお得な年額払いも用意されています。

LINE MUSIC｜カラオケ機能で独自の楽しみ方を

「LINE MUSIC」は、LINEアプリとの連携を最大の特徴とした音楽配信サービスです。音楽のラインナップは1億曲以上で、人気アーティストの楽曲やMVが豊富に揃っています。

LINE MUSICでは、LINEスタンプが使い放題となるほかLINEアプリのプロフィールBGMを自由に設定できるようになります。LINEユーザーは音楽を聴きながら、SNSのカスタマイズも楽しむことが可能です。

また、歌詞表示と合わせて楽曲を歌えるカラオケ機能を備えているのもLINE MUSICの特徴です。AIによるカラオケ採点機能や、洋楽歌詞の日本語翻訳機能も利用できるため、音楽の楽しみ方が一段と広がるでしょう。

楽曲の再生時間が30秒と一定の制限はあるものの、無料プランがある点もおすすめです。まずは使い勝手などを試してみてはいかがでしょうか。

LINEをもっと充実させたい、カラオケ機能で盛り上がりたいという人におすすめです。

Youtube Music Premium｜Youtubeをよく利用する人におすすめ

「Youtube Music Premium」は、YouTubeが提供する音楽ストリーミングサービスです。動画を主体とするYouTubeならではの特徴が多く、歌詞動画やライブ映像など、ほかのサービスでは珍しいコンテンツがそろっています。

無料版のYoutube musicには音楽視聴時に広告が表示されるものの、プレイリストが作れるほか、無制限の楽曲スキップが可能です。まずは、無料版から試してみてはいかがでしょうか。有料プランに加入すると、広告なしでオフライン再生やバックグラウンド再生ができるようになり、さらに快適に音楽を楽しめます。

個人プランで加入する場合は、1,080円/月かかります。しかし、系列の動画サービスYouTube Premiumの月額費1,280円を支払えば、動画も音楽も視聴し放題です。

200円しか変わらないのであれば、広告なしで動画をバックグラウンド再生できるYouTube Premiumに加入したほうがよいという人も多いでしょう。YouTubeをよく利用する人は、検討してみてください。

TOWER RECORDS MUSIC｜邦楽MVやライブ映像が25万曲以上

「TOWER RECORDS MUSIC」は、日本最大級のCDショップであるタワーレコードと連携した音楽配信サービスで、とくに邦楽のラインナップに強みを持っています。

配信楽曲数は8,500万曲以上あり、さらに25万曲以上のミュージックビデオやライブ映像も見放題です。TOWER RECORDS MUSICならではの特徴として、スタッフによるおすすめプレイリストがあります。音楽のプロが厳選した楽曲をいつでも楽しめるでしょう。

料金プランは月額980円のスタンダードプランがあり、学生プランも月額480円とリーズナブルです。邦楽好きなユーザーは、ぜひチェックしてください。

KKBOX｜K-POPなどアジア圏の音楽を聴くなら

「KKBOX」は台湾発の音楽配信サービスで、K-POPやC-POPなどアジア圏の音楽が多い点が特徴といえます。近年日本でも大きな流行をみせているK-POPのファンにぜひおすすめしたいサービスです。

KKBOXには、友達やアーティストとリアルタイムで音楽を共有する「Listen with」機能があります。また、ポッドキャストの配信も豊富で、音楽だけでなくトーク番組やインタビューも楽しめるでしょう。

料金プランは「個人プラン」「ファミリープラン」などがあり、初回1か月間は無料で体験可能です。K-POPを中心にアジア圏の音楽を開拓したい人は、試してみてはいかがでしょうか。

音楽サブスクの選び方

さまざまな音楽サブスクがあるなかで、自分に合ったサービスを選ぶにはどうしたらよいのでしょうか。以下の選び方を参考にしてみましょう。

好きな音楽ジャンルから選ぶ

音楽サブスクを選ぶ際、まずは自分がよく聴く音楽ジャンルを中心に選ぶのがポイントです。たとえば、邦楽を中心に聴く人は、国内アーティストに強みを持つ「TOWER RECORDS MUSIC」を選ぶとよいでしょう。

とにかくさまざまな音楽に触れたい人は、「Apple Music」や「Spotify」など豊富なラインナップを持つサービスがおすすめです。

また、数は少ないものの、一部では特定のサービスでしか音源を配信していないアーティストもいます。それぞれのサービスで限定配信しているアーティストがいるかどうかも確認しておくとよいでしょう。

音質から選ぶ

よい音で音楽を聴きたい人は、音質にこだわりましょう。「Apple Music」のロスレス音質や、「Amazon Music Unlimited」のHD・Ultra HD音質は今回紹介したサービスのなかでも高音質を提供しているのでおすすめです。

CD品質やそれ以上の高音質で音楽を楽しめるため、音にこだわりを持つ人には上記2サービスを選ぶとよいでしょう。よい楽曲をよい音で聴けば、より豊かな音楽体験ができるので、各サービスの音質も比較してみてください。

機能や使いやすさから選ぶ

音楽サブスクには、機能や使いやすさにも差があります。オフライン再生機能・独自のランキング機能・プレイリスト・レコメンド機能は多くのサービスに共通しているものの、PCから聴けるかスマホアプリでの操作が直感的かどうかなど、使い勝手の違いは各サービスで異なります。

そのため、ますは無料体験期間を使って、実際に操作感を確かめながら選ぶのがおすすめです。

また、「TOWER RECORDS MUSIC」にはタワレコスタッフおすすめプレイリスト、「KKBOX」は友達やアーティストと一緒にリアルタイムで同じ音楽を聴きながらチャットができるListen withなど、サービス独自の機能も選択基準になるでしょう。

料金形態で選ぶ

サービスによって異なるものの、音楽サブスクの料金は月額1,000円前後が一般的です。しかし、少しずつ料金が異なるため、少しでも節約したい人は料金形態をチェックしましょう。

「Spotify」や「LINE MUSIC」は、途中で広告が表示されるものの無料でフルサイズを聴きたい人におすすめです。長く使うと決めたら、年間プランなど長期の契約を結ぶほうが料金が安くなるため、積極的に活用しましょう。

割引プランから選ぶ

音楽サブスクの多くは、学割やファミリープラン、カップルプランなどの割引プランを提供しています。ファミリープランの存在を知らずに、家族一人ひとりが同じサービスに契約をしていたら損をしてしまいます。そのため、契約前にどんなプランがあるのか必ずチェックしておきましょう。

各サービスによって同時に契約できるアカウントや金額が異なります。場合によっては、周りの人の協力を求めることもあるため慎重に選択してください。

音楽サブスクの楽しみ方

では、実際に音楽サブスクはどのように楽しんだらよいのでしょうか。「音楽を聴く」以外にもさまざまな楽しみ方があるので、こちらもぜひご参照ください。

まずは無料で試してみる

ほとんどの音楽サブスクは無料体験期間が設けられているので、気になったサービスがあればまずは利用して試してみるのがおすすめです。実際にどんな曲があるのか、操作性やデザインが自分に合っているかなど、体験してみないとわからない点は数多くあります。

「Spotify」や「Amazon Music」は、無料プランでも音楽をフルサイズで楽しめるので、気軽に利用して最適なサービスをみつけましょう。

自分だけのプレイリストを作成する

音楽サブスクの魅力の一つは、オリジナルのプレイリストを作成できる点です。お気に入りの曲を集めて、自分だけのアルバムを作ることができます。

たとえば、ドライブや作業中のBGMとして使える楽曲を集めたり、そのときの感情に合わせたプレイリストを作ったりも可能です。ライフスタイルや気分にぴったりの音楽をいつでも楽しめるのが、音楽サブスクの楽しみ方の一つといえるでしょう。

レコメンド機能を活用する

音楽サブスクの多くには、ユーザーの音楽の好みに基づいて新しい音楽を提案してくれるレコメンド機能があります。今まで聴いたことがないアーティストやジャンルに出会うことができるので、音楽好きの人にはとくにおすすめです。

普段の生活では触れられなかった新しい音楽を発見できるのも、音楽サブスクの魅力といえます。レコメンドされたら、積極的に聴いてみましょう。音楽の幅が広がり、さらに人生も豊かになるかもしれませんよ。

自分がよく聴いている楽曲を振り返る

過去に聴いていた楽曲をまとめて振り返る機能を提供している音楽サブスクも多くあります。「Spotify」では、ユーザーが1年の間に聴いた楽曲やアーティストをまとめた「Spotify まとめ」という機能があり、その年にどんな音楽を聴いて過ごしてきたか振り返ることが可能です。

自分がよく聴いていた音楽の傾向がわかるほか、曲と一緒に当時の記憶がよみがえり、懐かしい気持ちに浸れるかもしれません。音楽をもっと身近に感じられるようになるでしょう。

まとめ｜音楽サブスクは手軽で簡単だけでなく、新しい音楽体験が可能になる

音楽サブスクは、音楽が好きな人にとって欠かせないサービスです。その特徴を以下にまとめてみました。

• 音楽サブスクは、定額料金で音楽を楽しめるサービスで、ネット環境があれば最新曲を手軽に聴ける。
• 各サービスには、音質・楽曲数・機能などに違いがあり、自分のニーズに合ったサービスを選ぶのが重要。
• 機能や使いやすさを重視する場合、無料体験で操作感を確認して選ぶのが効果的。
• レコメンド機能やまとめ機能を使うと、新たな音楽体験も可能。

音楽サブスクは、好きなアーティストはもちろん、今まで知らなかったあらゆる楽曲に触れられるようになります。音楽が好きでよく聴く人は、自分に合った音楽サブスクを選んで楽しみましょう。