室内テレビアンテナとは?その魅力とは
室内テレビアンテナとは、その名の通り、部屋の中に設置して使うテレビアンテナのことです。
屋外に取り付けるタイプがメジャーだったテレビアンテナですが、近年では屋内用の製品が数多く販売されています。
しかし、屋外用テレビアンテナを長年使っていた方からは、「どうしてわざわざテレビアンテナを家の中に設置する必要があるの?」「屋内用テレビアンテナってそもそも何?」といった疑問の声も挙がっています。
室内テレビアンテナは、アンテナ端子の有無を問わずにテレビを視聴できる点が魅力です。
雨や風による経年劣化を抑えられるため、外観のインテリア性を高められるというメリットも兼ね備えています。
また、設置工事不要で簡単に導入可能となっており、時間と出費の削減に繋がるところもポイントです。
交換や修理の際も自身で取り替えられるため、初期設定から導入後まで手軽さと利便性の良さを実感できます。
屋外用テレビアンテナと比べると受信電波は弱くなっているものの、電界強度が強い地域で暮らしている場合は快適にテレビを楽しめます。
ここでは、さらに詳しく室内テレビアンテナの魅力を理解するために、室内テレビアンテナの必要性、簡単設置のメリット、屋外テレビアンテナとの違いについて見ていきましょう。
なぜ室内アンテナが必要か?
室内用テレビアンテナの購入を迷っている方は、自身にとって必要性があるか否かについて考えてみましょう。
室内用テレビアンテナを導入する大きな理由のひとつが、アンテナ端子がない部屋でもテレビを見られるという点です。
「格安の賃貸物件に住んでいて家にアンテナ端子が付いていない」「大きくなった子どものためにテレビを置きたいけど子ども部屋にアンテナ端子がない」といったシチュエーションでも、室内用テレビアンテナであればケーブルの接続だけで簡単にテレビが視聴できます。
パソコン機器と繋いでテレビを見られる製品もあり、テレビが自宅にない一人暮らしの方にもおすすめです。
また、室内用テレビアンテナを設置することで、外観のインテリア性を保てる点もメリットです。
屋外にアンテナを取り付ける場合、外観の景観に影響が出てしまいます。
紫外線や雨風などにも日常的にさらされることから、年数が経過するにつれて劣化していく傾向にあります。
しかし、室内用テレビアンテナは室内に設置することを前提としているため、美しい外観を守りながらテレビを見られます。
工事不要!簡単設置のメリット
室内用テレビアンテナは、配線工事を行うことなく設置できます。
テレビを視聴するにあたって、屋外用のアンテナでは配線工事が必須です。
アンテナの設置工事を手配する手間がかかるほか、工事費用も支払わなければなりません。
15,000円~70,000円程度がアンテナ設置工事の平均費用とされており、経済的な負担も大きくなりがちです。
しかし、工事不要の室内用テレビアンテナであれば、設置工事の初期費用を大幅に削減できます。
初期設定は基本的に購入者自身が行うため、出費は室内用テレビアンテナの本体機器の購入費用だけで済みます。
初期設定の方法も非常にシンプルで、室内用テレビアンテナとテレビを接続し、電源をオンにすると電波の受信がはじまる仕組みです。
受信感度が良い場所に室内用テレビアンテナを置く必要はあるものの、工事が必要な屋外用テレビアンテナと比べて手軽に設置できる点がポイントです。
卓上タイプであれば壁や柱などに穴を開ける必要もなく、賃貸物件で暮らしている場合も安心して使えます。
また、屋内に設置するという性質上、本体機器のメンテナンスがしやすい傾向にあります。
アンテナの寿命が来ても自身で簡単に交換できるため、工事業者に交換を依頼する手間と費用を省ける点もメリットです。
屋外テレビアンテナとの違い
室内用テレビアンテナを検討していると、「屋外用のアンテナとどんな点が違うんだろう?」「自分に合っているのは屋内用と屋外用のどっちなの?」といった疑問にぶつかりがちです。
屋外テレビアンテナと室内テレビアンテナの最大の違いは、受信電波の強さです。
屋外用は受信感度が非常に高く、電波を感知しやすいという特徴があります。
電波を受信しにくいエリアに住んでいる場合、屋外テレビアンテナでなければテレビを視聴できない可能性が高くなります。
自身が居住するエリアの電波受信レベルをチェックする際は、電界強度や電界地域を調べてみましょう。
強電界地域、中電界地域、弱電界地域の3種類に分かれており、強が最も電波を受信しやすくなっています。
室内用テレビアンテナは強電界地域を対象としたものが多く、電波が不安定な弱電界地域ではテレビが全く映らないというケースも珍しくありません。
そのため、室内用テレビアンテナを導入するにあたって、強電界地域に住んでいることが大前提であるということを覚えておきましょう。
製品によっては中電界地域を対象としているものもあるので、自身の居住エリアの電界強度に合わせて製品を探す必要があります。
また、室内用テレビアンテナは、屋外用の製品よりもノイズが発生しやすくなっています。
手軽に設置できるというメリットはあるものの、映像・音声ともに屋外用と比べて不安定な点に注意してくださいね。
室内テレビアンテナの選び方のコツ
工事不要でテレビを見られる室内用テレビアンテナには、高い需要があります。
あらゆるメーカーやブランドからも室内用テレビアンテナが販売されており、「室内用テレビアンテナの違いが分からない」「みんな何を基準に製品選びをしているの?」といった悩みを持つ方も多くなっています。
室内用テレビアンテナで失敗しないためにも、選び方のコツを押さえておきましょう。
快適かつスムーズにテレビを視聴したいなら、受信感度の高さをチェックすることが重要です。
受信感度の目安は数値で表記されているため、製品ごとの数値を比較することで受信感度が良い室内用テレビアンテナを見つけられます。
また、ブースター内蔵タイプの製品を購入することにより、通常よりも電波を増幅させることが可能です。
特に電界強度が不安定なエリアで高い利便性を感じられるため、製品を選ぶ基準のひとつにブースターの有無も加えましょう。
さらに、テレビとアンテナを接続して使う室内用テレビアンテナは、製品ごとに異なるケーブルの長さが採用されています。
部屋の間取りや電界強度に応じて必要なケーブルの長さも変わってくるので、希望するケーブルの長さを明確にしておくことがポイントです。
設置場所に合わせてベストな形状が違うということも頭に入れて、卓上タイプと取り付けタイプのどちらが自身にマッチするかを考えてみましょう。
室内用テレビアンテナの中には地デジに対応していないものもあるため、製品に記載されている対応電波も忘れずに確認してくださいね。
以下では、室内用テレビアンテナの選び方のコツ5つについて深堀していきます。
受信感度の高さをチェック
室内用テレビアンテナを導入するにあたって、受信感度の高さに着目しましょう。
せっかく室内用テレビアンテナを設置しても、受信感度がイマイチではクリアな映像や音声でテレビを視聴することはできません。
高い満足感を得るためにも、各製品の受信感度を比較検討することが大切です。
室内用テレビアンテナの受信感度は、「素子数」と通称・ゲインとも呼ばれる「動作利得」の2つの数値で確認できる仕組みになっています。
素子数は、元々は八木式アンテナに使われていた数値のことです。
アンテナの部品の数が素子数として表されており、素子数と受信感度は比例しています。
しかし、室内用テレビアンテナには八木式アンテナのような部品がないため、あくまで目安の素子数が表示されている点が特徴です。
動作利得は、dB(デシベル)を単位とする受信感度の数値です。
素子数と同様に、数値が高ければ高いほど受信感度が良くなります。
電界強度が強い地域に住んでいる場合、動作利得が低くても問題なくテレビを視聴できる可能性があります。
一方、居住エリアが弱電界地域という方は、動作利得が高い室内用テレビアンテナを購入しなければなりません。
電界強度別の必要な動作利得については、以下の表を参考にしましょう。
強電界地域 | 5dB |
中電界地域 | 5〜10dB |
弱電界地域 | 10dB~ |
ただし、動作利得が高い製品は、ノイズに対する感度も強い傾向にあります。
テレビの音声に雑音が混じりやすくなるため、バランスの取れた室内用テレビアンテナを見つけることが重要です。
受信感度の良し悪しは、快適にテレビを視聴する上で欠かせないポイントです。
製品ごとの素子数を把握すると同時に、電界強度に応じて必要な動作利得を兼ね備えた室内用テレビアンテナを見つけてくださいね。
ブースター内蔵かチェック
室内用テレビアンテナのブースターの有無を確認することで、快適なテレビ環境を手に入れられます。
ブースターとは、電波を増幅させる効果のある機器のことです。
室内用テレビアンテナは、電波塔から電波を受信することでテレビを映します。
電波の受信が不安定な場合、テレビ画面の一部にモザイクが入ったり映像が途切れたりといったトラブルが発生してしまいます。
しかし、ブースター内蔵の室内用テレビアンテナであれば、通常のアンテナよりも電波を補強できる点がポイントです。
特に電界強度が不安定な地域で暮らしている場合、ブースターの電源を入れることで性能が向上する可能性が高くなっています。
テレビを複数設置している家庭でも受信感度の良さを実感できるため、スムーズにテレビ視聴を楽しみたいならブースター内蔵型を検討してみましょう。
ただし、ブースターが内蔵されている室内用テレビアンテナは、電波を感知しやすい分だけノイズも拾いやすい傾向にあります。
ブースターが付いている製品を購入する場合は、自身にとって過不足のない動作利得のものを選ぶことが重要です。
尚、室内用テレビアンテナの中には、ブースターを別途挿入できるタイプもあります。
ブースター搭載型は価格も高額になりやすいため、既にブースターの手持ちがある方は後付けできる製品を探すのもおすすめです。
ケーブルの長さをチェック
室内用テレビアンテナを選ぶ際は、ケーブルの長さにも注目しましょう。
室内用テレビアンテナでテレビを視聴するためには、テレビとアンテナをケーブルで繋ぐ必要があります。
ケーブルの長さは製品によって異なるものの、1~5m程度のものが一般的です。
「テレビの横にアンテナを置けばいいんじゃないの?」「そんなに長いケーブルの製品を買うメリットって何?」と思われがちですが、居住エリアの電界強度によっては好きな場所に室内用テレビアンテナを置けない恐れもあります。
電界強度があまり強くない場合、窓際などの電波を受信しやすい位置に室内用テレビアンテナを設置しなければなりません。
テレビから離れた場所に室内用テレビアンテナを置かないといけないケースもあるため、自身のシチュエーションに応じてケーブルの長さを判断しましょう。
ただし、既に窓辺から近い場所にテレビがある場合は、短いケーブルであっても問題なく使える可能性が高くなっています。
逆に長すぎるケーブルを導入することで、部屋の中が乱雑に見えてしまいやすい点に注意が必要です。
室内用テレビアンテナのケーブルは、長い=良いというわけではありません。
自身の部屋の間取りなどを確認して、最適な長さのケーブルを搭載した製品を選んでくださいね。
設置場所に合った形状かチェック
室内用テレビアンテナを購入する際は、ほしい形状について事前に考えておくことが大切です。
一口に室内用テレビアンテナと言っても、大きく2つの形状に分かれています。
ひとつは卓上タイプの室内用テレビアンテナで、テレビボード、机、窓辺といった場所に置いて使用します。
小さめ設計の製品が多く、スマートフォンスタンドと同程度のサイズが一般的です。
オシャレなデザインのものが豊富で、平らな場所であればどこでも置ける手軽さも兼ね備えています。
縦型、横型、真ん中に空洞のあるタイプといった多彩な製品が取り揃えられており、自身の好みや設置スペースの広さに合わせて選べる点が特徴です。
室内用テレビアンテナの2つ目の形状は、取り付けタイプです。
ペーパー型とも呼ばれており、やや大きいサイズがポピュラーな一方で、厚みは卓上タイプよりもスリムなものが多くなっています。
壁、柱、マストなどに取り付けるための金具や穴が付いているため、「机の上に設置スペースを確保しにくい」「置き型だとペットや子どもが触って落としてしまいそう」といったシチュエーションでも安心です。
ベランダに設置できる製品もあり、家の中をスッキリさせたい場合にもおすすめの形状です。
尚、室内用テレビアンテナの中には、スタンドと取り付け用の部品の両方が付いている製品もあります。
状況に応じて設置場所を手軽に変えられるため、部屋の模様替えを頻繁にする方や引っ越し予定がある方はどちらの形状にも対応している室内用テレビアンテナを購入しましょう。
UHF(地デジ)対応かチェック
室内用テレビアンテナを選ぶにあたって、UHF(地デジ)に対応しているか確認する必要があります。
室内用テレビアンテナには、大きく分けて「UHF対応」「UHF/VHF対応」「VHF対応」の3種類が存在します。
「UHF対応」は地デジ放送が見られるアンテナのことで、「VHF対応」ではアナログ放送の視聴が可能です。
「UHF対応」の表記がないアンテナでは地デジ放送を見られないので、必ず「UHF対応」や「UHF/VHF対応」と記載されている製品を選びましょう。
地デジ化が行われた2011年以降、アナログ放送のみ視聴できる「VHF対応」の室内用テレビアンテナは少なくなっています。
しかし、リサイクルショップやフリマサイトなどで販売されている中古品の中には、「VHF対応」の製品が混ざっている可能性も考えられます。
「わざわざお金を出して地デジ対応していないアンテナを買ってしまった」「アンテナを間違って購入したせいで余計な出費がかさんでしまった」といった後悔を未然に回避するためにも、地デジ対応が見られる製品であることを確認した上で購入に踏み切りましょう。
アンテナの性能を落とさないためには?設置のコツ
工事不要で手軽にテレビを視聴できる室内用テレビアンテナですが、設置方法によっては性能が落ちてしまうこともあります。
「せっかく室内用アンテナを買ったのにテレビが上手く映らない」「テレビ画面にモザイクが入って番組に集中できない」といったトラブルを防ぐためにも、室内用テレビアンテナの正しい設置方法について理解を深めることが重要です。
屋外用と比べて電波を拾いにくい室内用テレビアンテナは、窓際に置くことで電波を拾いやすくなります。
方角やアンテナの角度についても調節し、必要に応じてベランダなどに設置することも検討しましょう。
また、強い電磁波を発する家電製品の近くに室内用テレビアンテナを置くと、電波の干渉を受けることがあります。
もし窓際に置いているにもかかわらずテレビの映りが良くない場合は、電化製品から遠い場所に移動させるといった工夫も大切です。
自身で改善を試みても解決しないときは、販売店や業者への相談も視野に入れてみましょう。
やみくもに試行錯誤するよりも時短で性能がアップするケースも多く、精神的なストレスの軽減にも繋がります。
ここでは、室内用テレビアンテナの性能を落とさないための設置ポイント3つについてさらに詳しくお話ししていきます。
窓際に置く
快適にテレビを楽しむためにも、室内用テレビアンテナは窓際に置きましょう。
障害物のない窓際に置くことで電波を受信しやすくなり、テレビの映像や音声がクリアになります。
家の中に窓が複数ある場合は、自宅から1番近い電波塔の位置を確認するのがおすすめです。
電波塔から距離の近い窓に室内用テレビアンテナを置くことで、電波を受信しやすくなります。
また、テレビの電波は、低い位置よりも高い位置の方が届きやすい傾向にあります。
できるだけ高い場所に室内用テレビアンテナを設置し、受信感度をアップさせましょう。
もし角度調節可能なタイプの室内用テレビアンテナを使っているなら、電波受信面を電波塔の方角に調整するのもポイントです。
斜め上の方角に傾けることで受信感度が上がるため、テレビの映像や音声の質も良くなります。
自身でさまざまな角度調整を試して、ベストな位置で固定してくださいね。
尚、自宅の窓の種類によっては、室内用テレビアンテナと相性が悪い場合もあります。
ペアガラスや網入りガラスは電波を通しにくく、室内用テレビアンテナが十分な電波を受信できないケースも多くなっています。
もし自宅の窓がペアガラスや網入りガラスの場合は、ベランダに設置できるタイプの室内用テレビアンテナを導入しましょう。
電波塔から最も近い位置のベランダに取り付けることで、ガラスの種類の影響を受けることなくテレビを楽しめます。
電化製品などからなるべく遠ざける
室内用テレビアンテナは、電化製品から離れた場所に設置するよう意識しましょう。
電化製品が発する電磁波は、室内用テレビアンテナの受信感度に影響を与える恐れがあります。
電力消費が大きい電化製品の近くに室内用テレビアンテナを設置することで、本来よりも性能が大幅に落ちてしまう点に注意が必要です。
特に冷蔵庫、エアコン、ドライヤー、電子レンジなどの近くでは、テレビの映像や音声が乱れやすくなります。
高い位置に設置することで電波を拾いやすくなる室内用テレビアンテナですが、高すぎる場所に固定することでエアコンからの電磁波を感知するケースも多くなっています。
受信感度への悪影響を最小限に抑えるためにも、設置場所を工夫するのはもちろん、必要に応じて部屋の模様替えなども検討しましょう。
また、電波をはね返す性質を持つ金属製品も、室内用テレビアンテナの近くに置かないように気を付けなければなりません。
小型の電化製品の中には、プラスチックではなく金属を主に使用しているものも存在します。
「置き場所には気を付けているつもりだけど電波が悪い気がする」「電磁波を発するものから離しているのにテレビの映りが悪い」という場合は、周辺の電化製品に金属が多く含まれていないかを確認するのがおすすめです。
不安な場合は販売店や業者に相談も〇
室内用テレビアンテナの設置に自信がない場合は、販売店や業者へ相談することも検討してみましょう。
自身でさまざまな設置方法を試してみても、受信感度やアンテナの性能が改善しないケースは多々あります。
プロからアドバイスをもらうことでテレビの映像や音声が良くなることもあるため、「強電界地域に住んでいて強電界地域対応の製品を使っているのに画質が乱れている」「アンテナを窓際に置いているけど正しく角度調節できているか分からない」という場合は積極的に活用するのがおすすめです。
室内用テレビアンテナを購入した販売店であれば、無料で相談に応じてもらえることも多くなっています。
もし出費をできるだけ抑えたいなら、店舗で教えてもらったアドバイスを基に、自身でアンテナの設置方法を変えてみましょう。
尚、業者に設定を依頼するとお金はかかりますが、スピーディーに問題を解決できる点は大きなメリットです。
2024年最新版!室内テレビアンテナおすすめランキング10選
工事不要で簡単に設置できる室内テレビアンテナは、一般家庭から高い需要を獲得しています。
電子機器メーカーやブランドからも多彩な製品が提供されていることから、製品選びに迷ってしまっている方もいるのではないでしょうか?
ここでは、「人気商品の最新情報が知りたい」「実際にみんながどんな室内テレビアンテナを買っているのか参考にしたい」という方のために、室内テレビアンテナおすすめランキング10選をご紹介していきます。
日本アンテナ、DXアンテナ、マスプロ、サン電子の4メーカーの製品がランクインしており、製品ごとにさまざまな特徴やメリットを兼ね備えています。
相性抜群の室内用テレビアンテナを見つけるためにも、製品ごとの違いを比較検討した上で自身のニーズと照らし合わせてみましょう。
10製品のおすすめポイントはもちろん、受信チャンネル数、ブースターの有無、対象の電界強度、UHFの有無、素子数、付属品、サイズ、重量、ケーブルの長さの詳細についても表で記載しているので、受信感度の高さや使い勝手の良し悪しについて判断してくださいね。
1位 日本アンテナ:UDF85B
室内テレビアンテナおすすめランキング10選の第1位は、日本アンテナが販売する「UDF85B」です。
多くの室内用テレビアンテナが強電界地域を対象としている中で、「UDF85B」は強・中電界地域でテレビを視聴できます。
幅広い地域で使えることから、「中電界地域で暮らしているので利用できる室内用テレビアンテナが限られている」「電波が不安定な場所なので室内用テレビアンテナが上手く機能するか分からない」といった悩みや不安を解消してくれる製品です。
技術産業協会(JEITA)で審査・登録されたことを証明するDHマーク(デジタルハイビジョン受信マーク)付きの室内用テレビアンテナとなっており、性能の高さを重視している場合にもおすすめです。
「UDF85B」は付属品が多く、壁やマストに固定するための金具や、卓上に置くためのスタンドが含まれています。
部屋の間取りやニーズに応じて設置場所を変えられる仕様で、コンパクトな住宅でもアンテナが邪魔になることはありません。
屋内だけでなく屋外にも設置できるため、ベランダなどを有効活用したい場合にも最適です。
スタンドは左右それぞれ60℃まで角度調整が可能で、壁面反射波による受信の不具合発生を最小限に抑えてくれます。
尚、「UDF85B」はRoHS指令に対応しており、特定有害物質の使用制限に則って製造されています。
エコ意識の高いサスティナブルな室内用テレビアンテナとなっているため、環境保全に貢献できる点もポイントです。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 有り(6.5~8.5dB) |
対象の電界強度 | 強・中電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | 14素子相当 |
付属品 | 壁面・マスト取付金具、スタンド、防水キャップ、スパナ、電源挿入器、ACアダプター、F型接栓 |
サイズ | 435×265×67mm |
重量 | 180g |
ケーブルの長さ | - |
2位 DXアンテナ:US10WB
DXアンテナの「US10WB」は、コンパクト設計の室内用テレビアンテナです。
独自技術のサンドウイングマルチループ方式が採用されており、手のひらに収まるほどの小さなサイズ感が魅力です。
正方形で幅・高さともに最小限に抑えられているため、「テレビ周辺をごちゃごちゃさせたくない」「設置できるスペースが限られているから小型タイプの室内用テレビアンテナがほしい」といった要望を満たしてくれます。
重量も130gと軽く、持ち運びしやすいところがポイントです。
複数の部屋で使う場合でも持ち出しやすく、手軽さと利便性の良さを感じられます。
また、「US10WB」には、傾き調整クリップが付いています。
本体の下部分2か所につまみがデザインされており、左に回すと電波受信面の角度が変わり、右に回すことで角度を固定できる仕様です。
角度は0~90℃の範囲内で変えられるので、最も受信感度が良い角度に調節しやすくなっています。
尚、「US10WB」の底には小さな穴が開いており、丸木ネジを通すことで柱や壁などに取り付けられる点も特徴です。
丸木ネジは付属していないので自身で準備する必要があるものの、ニーズに合わせて置き型か壁への固定かを選べるカスタマイズ性の高さが魅力です。
さらに、素子数も20素子を兼ね備えており、テレビの映像や音声に問題が起こりにくくなっています。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 無し |
対象の電界強度 | 強電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | 20素子 |
付属品 | - |
サイズ | 122×100×100 mm |
重量 | 130g |
ケーブルの長さ | 1.5m |
3位 日本アンテナ:CRAB10
日本アンテナが提供する「CRAB10」は、スリムタイプの室内用テレビアンテナです。
幅はわずか5.5cmとなっており、テレビ周辺の隙間に設置しやすい薄さが魅力です。
サイズは一般的なタブレット端末と同程度なので、コンパクトな部屋でも手軽に置けるというメリットがあります。
「CRAB10」にはブースターが搭載されており、動作利得は11~16dBです。
より綺麗な映像でテレビ視聴できるため、「せっかく室内用テレビアンテナを買うならクオリティにもこだわりたい」「それなりに質の良い製品を購入したい」という方におすすめです。
また、テレビコンセントがない場所でもテレビ視聴ができるのはもちろん、テレビチューナー付きのパソコンにも接続可能な仕様になっています。
さまざまなデバイスと繋げる汎用性の高さを兼ね備えているため、コストパフォーマンスに優れた室内用テレビアンテナです。
尚、「CRAB10」はRoHS対応マークが付いている製品で、人体・環境に有害な物質を制限することでリサイクルの促進を行っています。
環境保全にも繋がる室内用テレビアンテナなので、SDGsに興味がある方はぜひチェックしてみましょう。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 有り(11~16dB) |
対象の電界強度 | 強電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | - |
付属品 | ACアダプター |
サイズ | 190×94.5×55mm |
重量 | 200g |
ケーブルの長さ | - |
4位 マスプロ:UTA2B
マスプロが提供する「UTA2B」は、デザイン性の高い室内用テレビアンテナです。
本体には凹凸がなく、スマートフォンのようなスタイリッシュなデザインが採用されています。
カラーもシルバーかブラックのシンプルな色合いで、どんなテレビとも調和しやすいところがポイントです。
また、水平・垂直偏波のどちらにも対応しており、本体は縦向きと横向きの両方で使えます。
インテリアや設置スペースの余裕に合わせて本体の向きを変更できるので、「横型と縦型のどちらを購入するか迷っている」「他の部屋でも使うかもしれないから角度を変えられる室内用アンテナがほしい」という方におすすめです。
ACアダプターのケーブルは1.8mで、比較的長めに作られています。
窓辺からテレビまでが離れている場合でも設置しやすく、利便性の良さを感じられる室内用テレビアンテナです。
対象の電界強度は強電界地域となっている「UTA2B」ですが、ブースターが搭載されています。
動作利得は15~20dBで、室内用テレビアンテナの中では比較的高い動作利得です。
窓際などに設置することで映りやすさに関する問題も抱えにくくなっているため、快適にテレビの視聴を楽しめます。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 有り(15~20dB) |
対象の電界強度 | 強電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | - |
付属品 | スタンド、ACアダプター |
サイズ | 196×105×71mm |
重量 | 約190g |
ケーブルの長さ | 1.8m |
5位 DXアンテナ:US10KB
DXアンテナが取り扱っている「US10KB」は、角度調整がしやすい室内用テレビアンテナです。
0~90度まで角度を好きに変えられる仕様になっており、無段階の調整と固定が可能です。
角度調整に対応していない室内用テレビアンテナの場合、壁面反射波や障害物の影響などにより受信感度が低下してしまう恐れがあります。
しかし、細かい角度調整ができる「US10KB」であれば、ベストな角度に固定して受信性能を高められます。
「角度を変えられないせいでテレビの映りがあまり良くない」「微調整できればもっと映像が綺麗になるのに」といった不満を抱えることもないので、高い満足度を得られる製品です。
また、スクエアフォルムの小型タイプで、室内用テレビアンテナの中ではコンパクトなサイズ設計となっています。
スマートフォンのスタンドのような見た目なので、シンプルなデザインを重視する方にピッタリです。
130gという軽さも兼ね備えており、使い勝手の良さを感じられます。
尚、「US10KB」の裏には、壁に設置するための小さな穴が付いています。
スタンド以外にも壁への取り付けなどに対応しており、自身のニーズに合わせて設置場所を選べる点がポイントです。
ネジで固定するだけでセッティングできるため、性別や年齢を問わず誰でも簡単に取り付けられます。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 無し |
対象の電界強度 | 強電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | - |
付属品 | - |
サイズ | 122×100×100 mm |
重量 | 130g |
ケーブルの長さ | 1.5m |
6位 日本アンテナ:アトレディア ARL1
日本アンテナが販売する「アトレディア ARL1」は、2つのカラーバリエーションがある室内用テレビアンテナです。
ブラックとホワイトの2色展開となっており、インテリアや好みに合わせて選べます。
存在感を主張しすぎないモノトーンなので、窓際やテレビの近くに置いてもなじみやすいという特徴があります。
また、縦19.1cm、横10.8cmとなっており、スタンドに設置する縦型タイプです。
幅は6.6cmのスリムタイプで、手軽に置きやすいサイズ感が特徴的です。
「アトレディア ARL1」はブースター搭載型ではないものの、強電界地域であればスムーズにテレビを視聴できます。
もしブースターを既に持っている場合は本体に接続できるため、「使っていないブースターを有効利用したい」「ブースターは持っているから後付けできる室内用テレビアンテナを探している」という方におすすめです。
ケーブルは1.5mあり、テレビまでの距離が遠くても接続しやすい長さとなっています。
比較的広い範囲に室内用テレビアンテナを置けるので、さまざまな間取りの部屋にマッチします。
尚、「アトレディア ARL1」はテレビだけでなく、ノートパソコンにも接続できる室内用テレビアンテナです。
変換ケーブルを別途用意する必要はありますが、テレビがない一人暮らしの方などにとって利便性の高さを実感できます。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 無し |
対象の電界強度 | 強電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | - |
付属品 | - |
サイズ | 108×191×66mm |
重量 | 265g |
ケーブルの長さ | 1.5m |
7位 DXアンテナ:US120AW
DXアンテナの「US120AW」は、ローノイズブースターを採用している室内用テレビアンテナです。
ローノイズブースターには、障害物などによる電波の遮断を改善する効果があります。
通常のブースターにさらなる受信性能がプラスされており、DXアンテナの従来製品の1.6倍の受信レベルアップを実現しています。
動作利得15~2dBと受信感度も高いことから、「US120AW」ならクリアな映像を満喫可能です。
また、ユニークなデザインを採用しており、本体の真ん中には大きな空洞が作られています。
一見するとオブジェのような雰囲気を纏っていることから、「いかにも室内用テレビアンテナっぽい見た目の製品は置きたくない」「インテリアにこだわっているので置物のようなデザインの室内用テレビアンテナがほしい」といったニーズにマッチします。
向きを変えるだけで受信感度を調整できるのも特徴で、一般的な置き型タイプのようにスタンドの角度を動かす必要がありません。
そのままの形状を維持したまま電波を拾いやすい角度に変えられるため、微調整が苦手な方やはじめて室内用テレビアンテナを設置する方でも扱いやすくなっています。
対象となっているのは強電界地域だけですが、安定した電波と使い勝手の良さが魅力です。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 有り(15~20㏈) |
対象の電界強度 | 強電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | - |
付属品 | ACアダプター |
サイズ | 205×85×85 mm |
重量 | 170g |
ケーブルの長さ | 1.8m |
8位 日本アンテナ:F-PLUSTYLE UDF85
日本アンテナが提供している「F-PLUSTYLE UDF85」は、強・中電界地域でテレビを視聴できる室内用テレビアンテナです。
ブースターは付いていないものの、UHFアンテナ14素子と同程度の動作利得を兼ね備えています。
中電界地域でもテレビを見られるというメリットがあり、強電界地域であればさらに安定した状態でテレビを楽しめます。
また、「F-PLUSTYLE UDF85」はマルチ金具付きで、ひとつの金具で壁、マスト、柱といったさまざまな場所に本体を設置可能です。
設置したい箇所に合わせて金具を付け替える必要がないので、手軽にセッティングできるところがポイントです。
尚、スタンドには方向調整機能が搭載されており、中央部分が15℃ずつ微調整できるほか、左右にも60℃ずつ傾けられる仕様になっています。
調整機能と半値幅の組み合わせ次第では180℃の角度調節に対応しているため、「電波を拾いやすい方角に微調整したい」「設置場所に合わせて細かく角度を変えたい」という方に最適です。
「F-PLUSTYLE UDF85」の付属品には防水キャップも含まれており、ベランダなどの屋外に設置しても故障しにくい傾向にあります。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 無し(6.5~8.5dB) |
対象の電界強度 | 強・中電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | 14素子 |
付属品 | 壁面マスト取付金具、スタンド、防水キャップ、スパナ |
サイズ | 265×435×67 mm |
重量 | 1.5kg |
ケーブルの長さ | - |
9位 マスプロ:U2SWLC3B
マスプロの「U2SWLC3B」は、ブースター搭載型の室内用テレビアンテナです。
強電界地域を対象とした製品で、動作利得は3.2~4.3dBです。
スタンドに置いて使うほか、壁にも取り付けられる仕様になっており、本体の裏には落下防止用の紐を通すフックが付いています。
紐で固定することで本体がズレ落ちてしまう事故を未然に防げるため、「落下して壊れてしまわないか心配」「小さな子どもがいるので落ちて頭などに当たったら怖い」という方でも安心です。
また、「U2SWLC3B」はオフホワイトを基調としており、爽やかな印象を感じられます。
室内はもちろん、ベランダやマストに設置しても目立たないシンプルな見た目なので、あらゆる箇所に設置しやすいところもポイントです。
尚、「スカイウォーリーミニ」という通称が付けられており、名前からも分かるように小型でスリム設計です。
ケーブルは1mほどでやや短めに作られているため、ケーブルが余りにくくスッキリとした見た目に仕上げられるというメリットがあります。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 有り(3.2~4.3dB) |
対象の電界強度 | 強電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | - |
付属品 | 防水キャップ、F型コネクター、レンチ、壁面取付金具、マスト固定Uボルト、マスト固定金具、蝶ナット、スタンド、ブースター電源部 |
サイズ | 360×150×55mm |
重量 | 900g |
ケーブルの長さ | 約1m |
10位 サン電子:SDA-5-1-SK
サン電子が販売する「SDA-5-1-SK」は、リーズナブルな価格帯が魅力の室内用テレビアンテナです。
さまざまな通販サイトや店舗で提供されており、中には1,000円台で購入できるケースもあります。
経済的な負担を抑えながら室内用テレビアンテナを導入できるので、「興味はあるけどあまり高額な製品は購入したくない」「まずはお試しで室内用テレビアンテナを使ってみたい」という方に最適です。
尚、安価に購入できる「SDA-5-1-SK」ですが、付属品には防水キャップが含まれます。
室外に固定しても雨から端子を守れるというメリットがあり、加工することなく防水キャップをケーブルに通せる仕様になっています。
余計な手間をかけることなく経年劣化を防げるため、長期的に愛用しやすい点がポイントです。
また、柔らかい雰囲気の曲線ラインが採用されており、選ぶ色によっては可愛らしい印象を演出できます。
角のない丸みを帯びた形状となっているため、小さな子どもがいるファミリー世帯にとっても安心です。
重量は440gとやや重く、安定性が高い室内用テレビアンテナです。
風などの影響を受けにくいため、窓を開けた状態で窓際に置いても倒れる心配がありません。
受信チャンネル | 13~52 |
ブースターの有無 | 無し(4~5dB) |
対象の電界強度 | 強電界地域 |
UHF(地デジ) | 対応 |
素子数 | 5素子 |
付属品 | ACアダプター、取付金具、スタンド、ビス、防水キャップ |
サイズ | 75×275×125mm |
重量 | 440g |
ケーブルの長さ | - |
まとめ
テレビを見られる環境を整えたいなら、手軽に設置できる室内用テレビアンテナがおすすめです。
初期工事が不要で、テレビアンテナ端子がない部屋でもケーブルひとつでテレビを視聴できます。
手間や出費の削減にも繋がるため、コストパフォーマンスの高さも感じられます。
ただし、屋外用テレビアンテナと比べると受信感度が不安定な傾向にあり、自身のシチュエーションやニーズに合わせた製品選びが大切です。
製品ごとの受信感度を数値で判断するほか、ブースターの有無や地デジの対応可否も確認しましょう。
ケーブルの長さや室内用テレビアンテナの形状によって使い勝手も変わるので、自身の中で優先順位の高いポイントを明確にすることが大切です。
また、室内用テレビアンテナの性能をより高めたい場合、設置に関するコツを押さえる必要があります。
窓際を設置場所に選んだり、家電製品から離して置いたりといった工夫が必須ですが、販売店や業者へ相談するのも有効です。
せっかく購入した室内用テレビアンテナを無駄にしないためにも、自身に合う方法で問題を解決しましょう。
今回ご紹介した10製品の比較検討も行い、総合的にバランスの取れた製品を見極めてくださいね。