プロジェクターは部屋を暗くしないと使えないと思っていませんか?
実は明るい場所でも使えるプロジェクターとスクリーンもあります。
この記事では、暗くしなくても明るい場所で使える高性能なプロジェクターとスクリーンをご紹介。
スクリーンの設置の仕方やプロジェクターとスクリーンの上手な使い方もお伝えするので、最後まで記事をチェックしてくださいね!
明るい場所でも映えるプロジェクターの選び方
明るい場所でも映像が映えるプロジェクターは、どのようにして選べば良いのでしょうか?明るい場所でも使えるプロジェクターの選び方を、以下にまとめました。
明るさとコントラスト比のバランス
プロジェクターを選ぶ際に参考にする数値としては、ルーメンとコントラスト比があります。ルーメンとコントラスト比の違いについて、以下にまとめました。
ルーメンは映像の明るさを示す数値
ルーメンというのは、映像の明るさを示す数値です。ルーメンの数値が大きいほど、明るい部屋でもくっきり見えます。3,000ルーメンあれば、明るい部屋でも問題なく映像が映るでしょう。
またルーメンには、ANSIルーメンという単位もあります。ANSIルーメンは、ANSI・アメリカ国家規格協会が定めたルーメンの単位です。これまではルーメンが一般的でしたが、最近ではANSIルーメンを使用することも増えています。
ANSIルーメンは、ルーメン表記の場合は1,000ルーメンとなるところ、100ANSIルーメンと表記され、数値が小さくなるのが特徴です。そのため、300ANSIルーメンあれば、3,000ルーメンと同程度となり、明るい部屋でも映像がくっきり見えるということになります。
コントラスト比は映像の明るさの比率
コントラスト比は、映像のもっとも明るい白ともっとも暗い黒の明るさの比率を示すものです。コントラスト比が大きいほど、映像の明暗がくっきりとしています。コントラスト比の比率が高いと、明暗がはっきりとした見やすい映像になりますが、高すぎても見づらくなるので注意が必要。
コントラスト比はバランスが重要なので、自分で調整してちょうど良い数値に設定することもできます。ほとんどのプロジェクターはコントラスト比の調整ができるようになっているので、ルーメンとのバランスも考えながら調整するのが良いでしょう。
部屋の環境に合わせたプロジェクターのスペック
プロジェクターを選ぶ際には、部屋の環境に合わせたスペックの製品を選ぶようにしましょう。プロジェクターを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
部屋が狭い場合は、短焦点プロジェクターがおすすめ
プロジェクターには投写距離が設定されているので、部屋の広さによっては、見たい画面の広さの投写距離がとれないこともあります。
部屋が狭い場合には、短焦点プロジェクターを選べば、投写距離が短くても映像を映すことが可能です。また、台形補正機能があれば、天井に映像を映し出すこともできます。
プロジェクターの置き場に困るなら、コンパクトサイズが天井設置型を
プロジェクターにはコンパクトサイズのものから大きめサイズのものまであるので、部屋の広さに合わせてサイズを選ぶことも大切です。プロジェクターには据え置き型の他、持ち運びのできるポータブルタイプもあります。
持ち運びのできるポータブルタイプを選べば、旅行や出張の際にもホテルなどで映像を楽しむことが可能です。また、プロジェクターを置く場所がない場合は、天井設置できるタイプを選ぶのもおすすめです。
天井設置型のプロジェクターの中には、シーリングライトと一体となったものもあるので、天井に穴を空けたり設置に苦労することもありません。
プロジェクターの設置と調整のポイント
プロジェクターは、設置する場所も大切なポイントです。プロジェクターを設置する際には、以下の点に注目しましょう。
画面サイズと投写距離を確認する
プロジェクターには、画面サイズに合わせた投写距離が設定されています。大きな画面サイズに映そうと思えば、それだけプロジェクターとスクリーンの距離を取らなければなりません。
ただプロジェクターによっては、投写距離が短くても大画面投写ができるものもあるので、それぞれのプロジェクターの画面サイズと投写距離を確認しましょう。
スクリーンの設置場所を決める
画面サイズと投写距離が決まったら、スクリーンの設置場所を決めましょう。スクリーン設置場所にスクリーンが設置できるスペースがあるかどうかを確認してください。設置場所が決まったら、スクリーンを設置しましょう。天井投影で、天井に映像を映せる場合は、スクリーンの設置は必要ありません。
配線を考えてプロジェクターを設置する
スクリーンの設置が終わったら、配線を考えてプロジェクターを設置しましょう。プロジェクターはいくつかの配線が必要なものもあります。設置場所によっては配線が邪魔になる可能性もあるので、コードカバーやケーブルクリップを利用してすっきりさせましょう。
おすすめの高性能プロジェクターモデル
プロジェクターには、さまざまな機能を備えた高性能なものも多いです。おすすめの高性能プロジェクターモデルをご紹介しましょう。
家庭用からビジネス用まで幅広いラインナップ
プロジェクターには、家庭用からビジネス用まで幅広いラインナップが用意されています。家庭用とビジネス用、それぞれのおすすめプロジェクターは以下の通りです。
EPSON ホームプロジェクター dreamio EH-TW6250
家庭用のおすすめプロジェクターには、EPSON ホームプロジェクター dreamio EH-TW6250があります。
参考価格 | 120,000円(税込) |
パネルタイプ | 液晶(透過型3LCD) |
アスペクト比 | 16:9 |
明るさ | 2800 ルーメン |
パネル画素数 | 4K対応 |
サイズ | 333x123x275 mm |
重量 | 4.1 kg |
EPSON ホームプロジェクター dreamio EH-TW6250は、「Android TV」搭載なので、動画配信サービスなど各種アプリの映像を画面に映し出すことが可能です。明るさが最大2800ルーメン、コントラスト比が35000:1なので、昼間でもくっきりとした映像が視聴できます。
EPSON ビジネスプロジェクター EB-W06
ビジネスプロジェクターとしてのおすすめモデルには、EPSON ビジネスプロジェクター EB-W06があります。
参考価格 | 56,780円(税込) |
パネルタイプ | 液晶(透過型3LCD) |
アスペクト比 | 16:10 |
明るさ | 3700 ルーメン |
パネル画素数 | VGA~UXGA |
サイズ | 302x77x234 mm |
重量 | 2.5 kg |
EPSON ビジネスプロジェクター EB-W06は、明るい部屋でも照明を消さずに映像を映すことができます。「スライド式ヨコ台形補正」や「ピタッと補正」などを搭載。「PCフリー」機能があるので、パソコンなしでもプレゼンテーションが実行できます。
4K対応でリアルな映像体験を
4K対応のおすすめプロジェクターについても見ていきましょう。プロジェクターで4Kの高画質映像が楽しめるプロジェクターを、以下にまとめました。
Nebula Cosmos Laser 4K D23505F1
4K対応のおすすめプロジェクターにはNebula Cosmos Laser 4K D23505F1があります。以下にNebula Cosmos Laser 4K D23505F1の概要をまとめました。
参考価格 | 219,800円(税込) |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | 16:9 |
明るさ | 1840 ルーメン |
パネル画素数 | 4K |
サイズ | 165x220x263 mm |
重量 | 4.9 kg |
Nebula Cosmos Laser 4K D23505F1は、アンカー・ジャパン初となるレーザー光源プロジェクターです。150型の大画面投影時でも、鮮やかでリアルな映像が楽しめます。DolbyオーディオとSound Dimensionを採用しているので、臨場感溢れる音も魅力です。
ベンキュー 4Kゲーミングプロジェクター TK700STi
4K対応プロジェクターには、ベンキュー 4Kゲーミングプロジェクター TK700STiもあります。以下にベンキュー 4Kゲーミングプロジェクター TK700STiの概要をまとめました。
参考価格 | 56,780円(税込) |
パネルタイプ | 液晶(透過型3LCD) |
アスペクト比 | 16:10 |
明るさ | 3700 ルーメン |
パネル画素数 | VGA~UXGA |
サイズ | 302x77x234 mm |
重量 | 2.5 kg |
ベンキュー 4Kゲーミングプロジェクター TK700STiは、日本初の4Kゲーミングプロジェクターです。3700 ルーメンの明るさなので、明るい部屋でも快適にゲームがプレイできます。ゲーム向けにデザインされたエンジンと16msの応答速度で、遅延の少ないプレイが可能です。
ビューソニック(ViewSonic) 4Kレーザープロジェクター X2000L-4K
ビューソニック(ViewSonic) 4Kレーザープロジェクター X2000L-4Kも、4K対応のプロジェクターとしておすすめ。製品の特徴について、以下にまとめました。
参考価格 | 56,780円(税込) |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | 16:10 |
明るさ | 2000ルーメン |
パネル画素数 | 4K |
サイズ | 45.1 x 10.0 x 33.2 cm |
重量 | 6.8 kg |
ビューソニック(ViewSonic) 4Kレーザープロジェクター X2000L-4Kは、超短焦点投映タイプなので、23cmの距離があれば100インチの画面サイズに対応できます。Dolby&DTS 対応した Harman Kardon デュアルスピーカーで、没入感もアップ。60点校正ポイントやワープ調整機能で画面の調整も細かく行えます。
コストパフォーマンスに優れたモデル
コストパフォーマンスに優れたプロジェクターについても見ていきましょう。コスパ抜群のおすすめプロジェクターを、以下にまとめました。
Anker Nebula Astro D2400521
コスパ抜群のプロジェクターには、Anker Nebula Astro D2400521もあります。Anker Nebula Astro D2400521の概要について、以下にまとめました。
参考価格 | 33,800円(税込) |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | 16:9 |
明るさ | 100 ANSIルーメン |
パネル画素数 | 854x480 |
サイズ | 89.2x91.2x82 mm |
重量 | 0.38 kg |
Anker Nebula Astro D2400521は、コンパクトで軽量サイズながら最大100型の映像投影が可能です。AndroidOS搭載なので、動画配信サービスの映像を画面に映すこともできます。「アイガード機能」や「ペアレンタルコントロール機能」搭載も嬉しいポイントです。
スクリーン選びのコツとおすすめ製品
続いては、スクリーン選びのコツとおすすめの製品をご紹介しましょう。以下を参考に、スクリーンを選んでみてください。
スクリーンの種類と特徴
スクリーンの種類と特徴について、まずは解説しましょう。スクリーンの種類には、以下のものがあります。
吊り下げ式(天吊りタイプ)
吊り下げ式(天吊りタイプ)は、天井などにブラケットをネジで固定し、そこから吊り下げるスクリーンです。吊り下げ式はネジで固定する必要があるため、ネジを打ち込めない賃貸では使用できない可能性もあります。
ただ、設置場所が天井で、使用しない場合は巻き上げて収納できるため、スペースを取らない点がメリットです。吊り下げ式(天吊りタイプ)には、電動巻き上げタイプと手動巻き上げの2種類があります。
壁掛け式(タペストリータイプ)
壁掛け式(タペストリータイプ)は、壁に掛けて使用するスクリーンです。構造がシンプルなため、リーズナブルな価格のものが多いのがメリットといえます。軽量なので持ち運びにも便利です。
自立式(モバイルタイプ)
自立式(モバイルタイプ)は、持ち運んで好きな場所に設置できるスクリーンです。穴を空けてブラケットなどを設置する必要が無いため、賃貸のお部屋でも安心して使用できます。またキャンプや旅行の際に旅先で使用することも可能です。
自立式スクリーンで手軽に設置
どんな場所でも手軽にスクリーンが設置できる自立式スクリーンのおすすめをご紹介しましょう。自立式スクリーンのおすすめ製品を、以下にまとめました。
シアターハウス プロジェクター スクリーン SST2160FEH
自立式スクリーンのおすすめには、シアターハウス プロジェクター スクリーン SST2160FEHがあります。シアターハウス プロジェクター スクリーン SST2160FEHの特徴を以下にまとめました。
参考価格 | 65,700円(税込) |
画面サイズ | 100インチ |
素材 | ポリ塩化ビニル (PVC) |
サイズ | 220 x 0.03 x 208 cm; 7 kg |
画面比率 | 16:10 |
シアターハウス プロジェクター スクリーン SST2160FEHは、水平な床に置いてスクリーンを持ち上げるだけで簡単に設置できます。4K・フルハイビジョン対応なのも嬉しいポイント。防炎性能基準に準拠しているので、安心して使用できます。
シアターハウス プロジェクター スクリーン SST2214WEM
自立型スクリーンのおすすめには、シアターハウス プロジェクター スクリーン SST2214WEMもあります。シアターハウス プロジェクター スクリーン SST2214WEMの概要を以下にまとめました。
参考価格 | 73,900円(税込) |
画面サイズ | 100インチ |
素材 | ポリ塩化ビニル (PVC) |
サイズ | 231 x 0.03 x 185 cm; 7 kg |
画面比率 | 16:10 |
シアターハウス プロジェクター スクリーン SST2214WEMは、簡単に設置できるので、女性でも取り扱い可能です。4K/フルハイビジョン対応で、使用しない時には壁に立てかけておくことができます。
エプソン ELPSC23
自立型スクリーンでは、エプソン ELPSC23もおすすめです。エプソン ELPSC23の特徴について、以下にまとめました。
参考価格 | 36,936円(税込) |
画面サイズ | 70インチ |
素材 | マット系 |
サイズ | 165 x 0.03 x 202 cm;8.1 kg |
画面比率 | 16:10 |
エプソン ELPSC23は、ブラックマスクがついているので、映像が引き締まって見えるのが嬉しいポイント。EPSONのプロジェクターとの相性が良いので、EPSONのプロジェクターを利用している人に特におすすめです。セットアップも簡単なので、女性でも簡単に設置できます。
キクチ科学 GUP-80WXW
キクチ科学 GUP-80WXWも、自立型のスクリーンとしておすすめできます。キクチ科学 GUP-80WXWの特徴について、以下にまとめました。
参考価格 | 31,800円(税込) |
画面サイズ | 80インチ |
素材 | マット系 |
サイズ | 193 x 0.03 x 215 cm;6.6 kg |
画面比率 | 16:10 |
キクチ科学 GUP-80WXWは、軽量な上にシンプルで使いやすいスクリーンです。下部がマスクサウンド仕様になっているので、マスクの後方にスピーカーを設置しても音が透過します。また、サイレントモーターを搭載しているので、スクリーンの昇降の際の音が気になりません。
電動・手動スクリーンのメリットとデメリット
スクリーンの巻き取りには、電動と手動があります。電動・手動スクリーンのそれぞれのメリットとデメリットについてまとめました。
電動スクリーンのメリット
電動スクリーンのメリットは、リモコンでスクリーンの昇降操作が行えるので、離れた場所にいてもスクリーンの巻き取りができることです。また電動スクリーンにはメモリ機能があるものもあり、初期設定を行えば、毎回同じ高さで自動停止するのも便利です。
電動スクリーンのデメリット
電動スクリーンのデメリットは、料金が手動に比べると高くなることです。電動スクリーンには、モーターや回路などが設置されており、リモコンが付属しているので、その分料金は高くなってしまいます。製品によっては、工事が必要になる場合があることもデメリットです。
手動スクリーンのメリット
手動スクリーンのメリットは、電源不要なのでお手軽にスクリーンの操作ができることです。また、料金が電動に比べると安いのもメリットです。さらに手動にすることで、細かな調整ができる点もメリットといえます。
手動スクリーンのデメリット
手動スクリーンのデメリットは、スクリーンの昇降を毎回手動で行わなければならないことです。リモコンがないので、スクリーンまで行って操作する必要があるので、煩わしさを感じる人も多いでしょう。
賃貸でも安心!プロジェクタースクリーンの設置アイデア
賃貸住宅の場合、プロジェクタースクリーンの設置には気をつかいますよね。そこで、賃貸でも安心のプロジェクタースクリーンの設置アイデアをご紹介します。
壁に傷をつけない吊り下げ式スクリーン
吊り下げ式スクリーンは、必要の無いときはしまっておけるし、必要な時にはすぐに出せるので便利ですが、設置する際に壁や天井にネジ穴が空いてしまう可能性があります。壁を傷つけない吊り下げ式スクリーンの設置方法はあるのでしょうか?
プロジェクタースクリーンのメーカーであるシアターハウスは、壁に穴を空けずに設置できるアイテム「クイックポール【QP-100S】」を販売しています。クイックポール【QP-100S】は、天井と床を突っ張り棒のように突っ張るタイプなので、穴を空ける必要がありません。
天井の高さに合わせてカスタムでの注文もできるので、通常より天井が高かったり低かったりするお住まいでも大丈夫です。クイックポール【QP-100S】の概要を、以下にまとめました。
参考価格 | 20,700円(税込) |
対応製品 ※全てシアターハウス製に限る | ・電動ケース付き WCBシリーズ ・電動ケースなし BDRシリーズ ・スプリングケース付き WCSシリーズ ・スプリングケースなし BSPシリーズ ・掛け軸タイプ BTPシリーズ ・チェーンタイプ BCHシリーズ ・シネスコタイプ BXRシリーズ |
対応の天井の高さ | 2000mm~3180mm |
保証 | 10年 |
設置目安時間 | 5分 |
クイックポール【QP-100S】は、シアターハウス製のプロジェクタースクリーンのみ使用可能です。突っ張り棒の容量で突っ張るだけなので、設置は5分で済みます。
もし天井の素材が柔らかかったり弱かったりする場合は、突っ張り棒と天井の間に補強の板を設置するのもおすすめ。ネジ穴を空ける必要がないので、賃貸でも安心して設置できます。
DIYでできるプロジェクタースクリーンの自作方法
プロジェクタースクリーンは購入するだけではなく、自作することも可能です。プロジェクタースクリーンの自作方法をお伝えしましょう。自作のプロジェクタースクリーンを作るために用意するのは、以下のものです。
- 敷き布団用シーツ(希望する画面サイズに合うもの) 1枚
- シーツの大きさと同じぐらいの黒い布もしくはブラックシート 1枚
- ダブルクリップ
- 物干し竿 1本 もしくは突っ張り棒1本
- S字クリップ
プロジェクタースクリーンの作り方を具体的に解説します。まずは物干し竿を使ったやり方です。
- プロジェクタースクリーンを天井からつるせる場合は物干し竿を、天井に穴を空けるのが難しい場合は、突っ張り棒を2本用意しましょう。
- スクリーンの下地となる黒い布もしくはブラックシートと敷き布団用シーツを合わせ、ダブルクリップで留めていく
- 物干し竿を使用する場合は、天井に吊り下げ金具を設置します
- 吊り下げ金具に物干し竿が通るS字フックを引っかけます
- 物干し竿に敷き布団シーツとブラックシートを合わせたスクリーンを取り付けます
- スクリーンを取り付けた物干し竿をS字フックに通します
続いては突っ張り棒を使ったプロジェクタースクリーンの自作方法です。
- スクリーンの下地となる黒い布もしくはブラックシートと敷き布団用シーツを合わせ、ダブルクリップで留めていく
- 完成したスクリーンを突っ張り棒に取り付ける
- 突っ張り棒を天井に設置する
プロジェクタースクリーンは大画面にしようと思うほど、作るのも難しくなります。まずは小さなサイズを作ってみてから大画面に挑戦するのも良いですね。
スクリーン代用アイテムとその効果
プロジェクタースクリーンは自作するほか、代用品を使うという手もあります。プロジェクタースクリーンの代用品には、以下のものがおすすめです。
白い壁
一番簡単なスクリーンの代用アイテムは、白い壁です。壁にそのままプロジェクターの映像を投影します。ある程度の広さのある壁なら、問題なく投影できるでしょう。
ただ壁に凹凸があると綺麗に投影できません。また色が白ではない場合も、映像が見えづらかったり、映像の色が元のものと違って見えたりする場合があります。壁の色は、真っ白ではなくても、薄いグレーやベージュなら投影可能です。
模造紙
壁に模造紙を貼り付けてスクリーンの代用にする方法もあります。模造紙はそれほど高くないものなので、自作のスクリーンを作るよりも安く、手間がかからないのでおすすめです。
模造紙を綺麗に貼り合わせれば、大画面投影も可能になります。ただつなぎ目部分で映像が見切れてしまう可能性もあるので注意です。
白い布
白い布もプロジェクタースクリーンの代用品として有効です。ただ布はたわんでしまうので、クリップや画鋲などでしっかりシワを伸ばして使いましょう。また薄い生地の場合は光が透けてしまうので、黒い布を後ろに設置すると映像が見やすくなります。
ロールスクリーン
日よけや目隠しとして使用されるロールスクリーンは、プロジェクタースクリーンの代用品としておすすめです。ロールスクリーンの色は白で、できるだけ表面の凹凸がなく滑らかなものを選びましょう。
以下にプロジェクタースクリーンの代用としておすすめのロールスクリーンを紹介します。
ニトリ 遮光ロールスクリーン(ドルフィンWH 180X220)
ニトリの遮光ロールスクリーン(ドルフィンWH 180X220)は、本来は外からの日射しや室内からの光漏れを防ぐためのものですが、プロジェクタースクリーンの代用としておすすめです。
サイズ展開が豊富なニトリの遮光ロールスクリーンには、プロジェクタースクリーンにぴったりの幅180cmのものも用意されていて、価格も7,990円(税込)とお手頃。
カーテンレールに取り付けることも可能なので、壁や天井に穴を空ける必要もありません。スクリーンを使用しない時には巻き上げておけるので、置き場所を取らないのも嬉しいポイント。
遮光ロールスクリーンの表側は凹凸があるので、取り付ける際には裏面が正面に来るように取り付けましょう。
びっくりカーペット 1cm単位でオーダーできる激安オーダーロールスクリーン
プロジェクタースクリーンの代用品としては、ビックリカーペットの激安オーダーロールスクリーンもおすすめです。1cm単位でオーダーできるので、希望する画面サイズに合わせたロールスクリーンを注文できます。
ニトリの遮光ロールスクリーンと同じ幅180cm、高さ220cmでオーダーした場合の価格は13,990円(税込)です。カーテンレールへの取り付けも可能なので、手軽にスクリーンが設置できます。
プロジェクターとスクリーンの上手な使い方
プロジェクターとスクリーンを上手に使うには、コツがあります。プロジェクターとスクリーンを効果的に使うためのポイントをお伝えします。
プロジェクターの画質を最大限に引き出すコツ
まずはプロジェクターの画質を最大限に引き出すコツをお伝えしましょう。プロジェクターの画質を最大限に引き出すためには、以下のポイントを押さえてみてください。
プロジェクターのスペックにこだわる
プロジェクターの画質には、プロジェクターのスペックも大いに関わっています。プロジェクターで投影する映像の画質には、ルーメン・解像度・コントラスト比が関わっており、購入後には変更できないものです。
ある程度明るい部屋で投影する可能性がある場合は、ルーメンの数値の高いものを選びましょう。また、最近のプロジェクターは4K対応のものも増えてきているので、解像度は4K対応のものを選ぶのがおすすめ。
コントラスト比は黒色のしまり具合に関係し、映像の画質にも影響するので、「10000:1」以上のものを選びましょう。スペックが良いプロジェクターは価格が高額になりがちですが、ポイントを絞って選べばリーズナブルな価格でも高画質映像の投影が可能です。
スクリーンなどの投影環境を整える
プロジェクターの画質には、スクリーンの選び方も大きく影響します。たとえば、白い壁であっても凹凸のある壁では、高画質の映像は期待できません。画質にこだわるなら、プロジェクタースクリーンを用意するのがおすすめです。
自作や代用品のスクリーンは価格を抑えることはできますが、画質にこだわるなら、プロジェクター用のスクリーンを用意したほうが良いでしょう。プロジェクター用のスクリーンは、プロジェクターの画像を鮮明に美しく映し出すために作られています。
部屋の明るさを少し落としてみる
プロジェクターの画質にこだわるなら、部屋の明るさを少し落としてみるのもおすすめです。ルーメンの数値が高いプロジェクターなら明るい部屋でもくっきりした映像を見ることが可能です。
ただやはり、プロジェクターなどの映像は、暗くした方が映像が鮮明で美しくなります。日当たりが良い部屋など暗くするのが難しい部屋なら、遮光カーテンを取り入れるだけでも良いでしょう。
適切な投影サイズを選ぶ
大画面で映像が楽しめるのがプロジェクターの魅力の1つでもあります。ただ大画面になるほど、映像の鮮明さは薄れてしまうというデメリットも。画質にこだわるなら、投影サイズを少し落としてみるのもおすすめです。
プロジェクターは自由に投影サイズを変えられるのも魅力。どの投影サイズが適切なのかを試しながら、一番見やすいサイズを見つけてみてください。
スクリーンのメンテナンスと寿命
プロジェクタースクリーンは、メーカーによって保証期間が異なります。たとえばプロジェクタースクリーン専門のメーカーとして有名なシアタースクリーン社製のプロジェクタースクリーンは、10年間の保証があります。
保証期間内に修理が必要になった場合は、送料・修理費用はすべてメーカーの負担です。そのため、シアタースクリーン社のプロジェクタースクリーンは、他社製のものより少し高い傾向にあります。
プロジェクタースクリーンをロールスクリーンで代用している場合、耐用年数は5年〜8年と考えると良いでしょう。ただプロジェクタースクリーンもロールスクリーンも、使い方や使う頻度、置き場所などによって寿命は異なってきます。
プロジェクタースクリーンを長く使用するためには、メンテナンスも大事。プロジェクタースクリーンのメンテナンスは、以下のアイテムを使用して行いましょう。
粘着カーペットクリーナー
スクリーン面に付着した埃などは、弱粘性の粘着カーペットクリーナーで優しくなでるようにして取りましょう。粘着性の強いクリーナーを使用したり、強く押しつけたりするとスクリーン表面に傷が付く可能性もあるので気をつけてください。
また表面の埃は、こまめにはたきやブラシなどで落とすようにしておくと、常にスクリーン表面が綺麗な状態に保てるのでおすすめです。
水で薄めた中性洗剤
スクリーンに手垢やたばこのヤニ、飲み物などの汚れがついてしまった場合は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませて拭きましょう。中性洗剤で汚れを拭き取った後は、水を含ませた布で再び拭き取り、洗剤が残らないようにしてください。
水で拭き取った後は、乾いた布で表面の水分を取り除きましょう。汚れなどもまめに掃除をしておけば、スクリーンをいつまでも綺麗な状態で使い続けることができます。
エタノール
誤って油性マジックの汚れがついてしまったという場合などは、エタノールを柔らかい布に含ませて拭き取りましょう。ただ、油性の汚れに関しては、完全に落とすのは難しいです。エタノールで拭き取れば汚れが薄くなる可能性はあるので、汚れたら早めに試してみてください。
エタノールで汚れを拭き取った後は、水を含ませた布でエタノールを綺麗に拭き取り、最後に乾いた布で残った水分をすべて拭き取りましょう。
まとめ
明るい場所で使える高性能なプロジェクターとスクリーンを紹介してきました。
プロジェクターは基本的に部屋などを暗くして使用しますが、ルーメンの数値が高いものは、明るい部屋でも画像がくっきり映ります。
ルーメンは3,000ルーメン以上、もしくは300〜400ANSI以上のものなら、昼間の明るい部屋でも映像がはっきりと見えます。
ただプロジェクターの画質にこだわるなら、部屋は少しでも暗くした方が映像は綺麗に見える点も覚えておきましょう。
プロジェクターの映像を快適に見るためには、スクリーン選びも大事。プロジェクタースクリーンは専用のものも販売されていますが、自作したり代用品としてロールスクリーンを利用するのもおすすめです。
プロジェクターとスクリーンをこだわって選んで、明るい部屋でも大画面で高画質な映像を楽しみましょう!