電子レンジは、現代の生活において必要不可欠な家電です。しかし、多種多様な製品が市場に出回っているため、どれを選ぶべきかを決めるのは一苦労です。消費電力、機能、デザイン、価格など、選択肢は無限にあってそれぞれの製品が異なるメリットを持っています。
この記事では、さまざまな電子レンジメーカーを徹底比較し、それぞれの特長を明らかにします。キッチンをアップグレードするための第一歩として、ベストな電子レンジを選んで料理の時間をより楽しく効率的にしましょう。
電子レンジの機能比較
電子レンジにも加熱の方法に種類があるって聞いたんだけど、それぞれの違いを知りたいな。
電子レンジの種類として、基本的な加熱と解凍機能を備えた単機能レンジ以外に、オーブンレンジ、スチームレンジ、コンベクションオーブンレンジがあります。まずはそれぞれの機能をチェックしてみましょう。
電子レンジタイプ | 追加機能 | 低価格帯 | 中価格帯 | 高価格帯 |
---|---|---|---|---|
単機能 | ー | 5,000円〜1万円 | 1万円〜2万円 | 2万円以上 |
オーブンレンジ | オーブン | 1.5万円〜3万円 | 3万円〜5万円 | 5万円以上 |
スチームレンジ | スチーム | 2万円〜4万円 | 4万円〜7万円 | 7万円以上 |
コンベクションオーブン | オーブン スチーム コンベクション | 2.5円〜5万円 | 5万円〜8万円 | 8万円以上 |
電子レンジの価格帯は、モデル、機能、ブランドによって大きく異なりますが、一般的な価格帯は上記の比較表が目安です。それではさっそく、各電子レンジを機能別に詳しく見ていきましょう。
単機能電子レンジ
単機能のレンジは、食品を温める基本的な機能だけを求めるユーザーには最適な選択肢です。主に食品の加熱や解凍に特化しており、複雑な機能は備えていません。そのため操作が直感的で、誰でも簡単に使用できるのが魅力です。忙しい時間帯に冷凍食品を短時間で解凍したり、レフトオーバーを温め直したりする際に便利です。
即席スープやレトルト食品の加熱にも最適で、手早く食事の準備をしたいときに重宝します。スペースを取らず、一人暮らしやオフィスのキッチンスペースなどにも最適です。高齢者や料理初心者にも扱いやすいので、幅広い年代の方々に支持されています。安い製品では5,000円以下で購入できるものも多く、温め機能があれば十分という人には最適と言えるでしょう。
オーブンレンジ
オーブン機能付きの電子レンジは、基本の加熱・解凍に加えてオーブンの機能を兼ね備えた多機能キッチン家電です。グリル料理やケーキ作りなど、さまざまな料理法が可能になります。
オーブン機能を活用することで、パンやピザ、グラタンなどのオーブン料理を手軽に作れるのはもちろん、焼き魚やローストチキンのような日常の料理も格段においしく仕上げることが可能です。簡単な操作で温度調節ができるため、初心者でも扱いやすいのが魅力です。焼きたてのパンやピザを作る楽しみを家庭で手軽に味わえます。
料理の幅を広げたい方や、忙しい中でも手軽においしい食事を準備したい方に適しています。安いものでは15,000円前後から購入できるので、予算に余裕があれば検討してみるのもいいでしょう。
スチームレンジ
スチーム機能付きのレンジは健康志向の高まりとともに注目されています。水蒸気を利用して食材を加熱するので、食材の水分を保ちながら栄養素の損失を最小限に抑えられます。野菜や魚などのデリケートな食材の調理に最適で、素材の味をしっかりと引き出します。
蒸し鶏や蒸し野菜、パンやケーキなどのベーキングにも適しており、冷凍食材の解凍や温め直しにも利用できるので、食品の質を保ちながら調理可能です。健康や栄養を重視する人や、手軽に質の高い食事を作りたい人に適しています。2万円前後で購入できるので、料理のレパートリーを増やしたい人にもおすすめです。
コンベクションオーブンレンジ
コンベクションオーブンレンジは、熱風循環=コンベクション機能を持っており、食品を均一に加熱できます。焼き菓子やロースト肉など、外はカリッと中はジューシーな仕上がりが特長です。オーブン加熱、解凍、焼き物に加えて、蒸し料理も可能なモデルもあります。
パンやケーキ作りでは一定の温度を保ちながら均等に焼き上げられて、時間をかけてじっくりと肉や野菜をローストする際にも性能を発揮します。またお惣菜などのリベイクにも向いており、電子レンジとは異なり、揚物などはサクッとした食感をよみがえらせることも可能です。
価格帯はもっとも高価ですが、幅広い調理メニューを楽しみたい方や、料理の質にこだわりたい方に特におすすめです。料理のレパートリーを広げたい、おいしい料理で家族や友人をもてなしたいという方には、コンベクションオーブンレンジが調理を助けてくれるでしょう。
電子レンジのメーカー比較
電子レンジは数多くのメーカーからさまざまなモデルが市場に出ており、選択肢が多いぶん、どれを選ぶかは悩みどころです。
ここからは、主要なメーカーの特長を比較し、それぞれの製品が持つ独自の機能やデザイン、価格帯を詳しく解説していきます。メーカー選びで迷った際には、下記を参考にして自分のライフスタイルや予算に合った最適な電子レンジを選んでみてください。
パナソニック
パナソニック(Panasonic)は日本の大手家電メーカーのひとつであり、電子レンジ分野でも人気を有しています。独自の「インバーター技術」を採用しており、エネルギー消費を抑えつつ調理時間を短縮できる設計です。
自動調理メニューやセンサー機能を備えており、食品の種類や量に応じて最適な加熱時間や温度を自動調整する機能など、使いやすさを追求した便利機能も豊富です。
単機能型からオーブン機能、スチーム機能、コンベクションオーブン機能まで取り扱いは幅広く、単機能型のエントリーモデルなら1万円台から、高機能型のオーブン・スチームレンジでは3万円台、コンベクションレンジは5万円以上のモデルが主流です。他社の製品と比較してもリーズナブルで手が届きやすい価格帯です。
価格帯 | 1.6万円〜30万円 |
取り扱いタイプ | 単機能、オーブンレンジ、スチームレンジ、コンベクションオーブンレンジ |
メーカー特長 | 均一加熱技術や省エネ設計 使いやすさと機能性 |
独自機能 | インバーター技術による効率的な加熱 特定の食品に最適化された自動調理メニュー スマートフォンと連携した操作機能 |
シャープ
シャープ(SHARP)の電子レンジは、独自の「スーパーヒートウェーブ」技術でマイクロ波の分配を最適化し、食品をすばやくかつ均等に加熱できます。他にも冷凍した食材の自動解凍やオート加熱など、調理時間を短縮してより快適に調理を楽しむための機能が満載です。
ラインナップには、単機能、オーブンレンジ、スチームレンジ、コンベクションオーブンレンジまでが揃い、生活スタイルや調理傾向に応じた選択が可能です。
シャープの電子レンジは幅広い価格帯で展開されており、単機能型のエントリーモデルは1万円台から、コンベクションオーブンレンジは5万円台からと多くの家庭で手が届きやすい価格設定がされています。高品質ながらも手頃な価格で製品を買い求めたい人には魅力的な選択肢です。
価格帯 | 1万円〜13万円 |
取り扱いタイプ | 単機能、オーブンレンジ、スチームレンジ、コンベクションオーブンレンジ |
メーカー特長 | AIoT機能によるスマート操作 |
独自機能 | 独自の加熱技術 プラズマクラスター技術による除菌・脱臭機能 |
日立
日立(HITACHI)は省エネ性と高性能を両立させる技術に力を入れています。独自の「赤外線センサー」搭載モデルでは、食品の表面温度を正確に感知して、最適な加熱時間を自動調節して均一な加熱が可能です。ラインナップは単機能からオーブンレンジ、スチームレンジ、コンベクションオーブンレンジまで揃っています。
幅広いニーズに応えるため、リーズナブルなエントリーモデルから高機能でプレミアムなモデルまで幅広い価格帯から提供されている点もおすすめです。単機能モデルは1万円台、オーブン機能付きなら3万円台、スチームやコンベクション機能を含む高級モデルは5万円以上の価格帯で展開されています。
ユーザーは予算と必要な機能に応じて最適なモデルを選べるので、多様な家庭に適した一台を選べるメーカーとしておすすめです。
価格帯 | 1.5万円〜16万円 |
取り扱いタイプ | 単機能、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジ、コンベクションオーブンレンジ |
メーカー特長 | スチーム機能で多機能で健康志向 高出力・温度設定 シンプル構造、フラットテーブル |
独自機能 | Wダブルスキャン機能 300℃の高温でによる熱風2段オーブン 熱風オーブンによるオートベーカリー機能 |
東芝
東芝(TOSHIBA)には、単機能レンジからコンベクションオーブンレンジまで幅広く揃っています。独自の省エネ技術を採用し、日々の電力消費を抑えられる節約効果の高さが魅力です。センサー機能を活用した自動調理プログラムも人気で、食材の種類や量を感知して最適な火力を自動調整できます。
エントリーモデルである単機能タイプが約1万円から、より高機能なオーブンタイプやコンベクションモデルでは3万円から5万円程度の価格展開です。一見高価には見えるものの、幅広い調理が可能になる点や料理の質が上がることを考慮すると、コストパフォーマンスにすぐれていると言えます。
価格帯 | 1.2万円〜15万円 |
取り扱いタイプ | 単機能、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジ、コンベクションオーブンレンジ |
メーカー特長 | 庫内がフラットな単機能電子レンジ 本格オーブン機能とコンパクトサイズ ホームベーカリー機能搭載 自動メニューとオリジナルレシピ本の充実 |
独自機能 | 350度まで上昇する高火力の石窯ドームシリーズ 角皿式スチームオーブンレンジでの本格的な調理 過熱水蒸気オーブンレンジでのヘルシー調理 |
象印
象印(ZOUJIRUSHI)は、長年にわたる家電製品の製造で培われたノウハウを活かし、すぐれた耐久性と省エネ性能を持つ製品、そして深い味わいを追求した高性能な製品を展開しています。
製品ラインナップは単機能からコンベクションオーブン機能まで幅広い種類があり、価格相場は4万円からと効果ですがどれも高い機能を搭載しており、自分の料理スタイルに合わせて選択できます。
独自の特長としては温度制御技術が挙げられ、食品が均等かつ最適な温度で調理されるのが特長です。一部のモデルには、複数の食品を同時に調理できるマルチクッキング機能や、特定の食品に最適化された自動調理メニューが備えられています。
価格帯 | 4万円〜5万円 |
取り扱いタイプ | オーブンレンジ |
メーカー特長 | 奥行スリムコンパクト設計 広い間口で出し入れがスムーズ 庫内シリコン塗装、脱臭機能つきで清潔 |
独自機能 | 食材を庫内で浮かせて加熱する「うきレジ」 レンジ機能で食材の芯まですばやく熱を通す「レジグリ」 |
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ(IRIS OYAMA)は、コストパフォーマンスの高さで知られるメーカーです。シンプルかつ直感的な操作性とナチュラルなデザインが特長です。ラインナップは多岐にわたり、単機能型からオーブン機能付き、スチーム、コンベクションオーブンレンジまで取り揃えられています。
エコモードやオートメニューなどの便利機能が多数搭載されているのも大きな魅力です。節電や調理時間の短縮ができて、調理作業を快適にします。手頃な価格設定が魅力のアイリスオーヤマは、単機能型では安いものだと数千円から、高機能型でも2万円台半ばからとリーズナブルな製品が揃えられています。
一人暮らしなどで初めて電子レンジを購入する方や、コストパフォーマンスを重視するユーザーにも適しています。安価ながらも高い品質と機能性を備えているため、コストと性能のバランスを重視するユーザーにもおすすめのメーカーです。
価格帯 | 8,000円〜4万円 |
取り扱いタイプ | 単機能、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジ |
特長 | コンパクトサイズから大容量モデルまで幅広い 500Wから最大1000Wまでの出力が選べる 使いやすさや便利機能が豊富 |
独自機能 | 食品の水分量に応じて加熱時間を調節できる蒸気センサー 自動あたためメニュー オーブンやグリル機能を含む多様な料理モード |
YAMAZEN
YAMAZEN(山善)は、初心者や高齢者も簡単に使用できるシンプルな操作性と実用的な機能を重視したデザインが特長で、省スペース設計の製品を多く展開しています。ラインナップには、基本的な単機能から、オーブンレンジ、スチームレンジに至るまで幅広く揃っていますが、コンベクションオーブンレンジは扱っていません。
一般的な加熱や解凍機能の他に、メニューに応じた自動調理プログラムが搭載されており、簡単操作で多様な料理を楽しめます。価格帯についてはリーズナブルで、単機能なら約5,000円から、オーブンレンジやスチームレンジも1万円台から2万円台半ばで購入が可能です。
機能性、使いやすさ、価格のバランスが良いことが強みで、一人暮らしの準備家電や単身赴任先での家電の準備としてもおすすめのメーカーです。
価格帯 | 8,000円〜3.5万円 |
取り扱いタイプ | 単機能、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジ |
特長 | 広いラインナップから選べる 高いコストパフォーマンス |
電子レンジのメーカー比較表まとめ
各メーカーにはそれぞれの強みがあり、ユーザーは生活リズムや調理ニーズに合った電子レンジを選択できます。 ここまで紹介したメーカーごとの強みやメリット、特長などから、どのメーカーがどんな人におすすめなのかをまとめました。
パナソニック | 高機能性とデザインを求める人向け |
シャープ | 先進技術と独自機能を重視する人向け |
日立 | 耐久性と省エネ性能を重視する人向け |
東芝 | 使い勝手と効率的な機能を求める人向け |
象印 | すぐれた炊飯技術とコンパクトさを好む人向け |
アイリスオーヤマ | コストパフォーマンスと多様性を重視する人向け |
山善 | 基本機能と省スペース設計を求める人向け |
パナソニックは高機能性と洗練されたデザインを好むユーザーに適している一方で、シャープは独自の技術や特殊機能を重視するユーザー向けです。日立は耐久性や省エネ性能に焦点を当てており、東芝は使い勝手と効率的な機能を提供しています。
象印はすぐれた炊飯技術を採用した高価格帯の製品を提供し、アイリスオーヤマはコストパフォーマンスと製品の多様性にすぐれています。そして、山善は基本機能と省スペース設計を求める人に適しています。
ニーズに合った電子レンジの選び方
電子レンジは加熱するだけの家電ではなく、多彩な料理を手軽に作れる強力なサポーターです。しかし市場にはさまざまなモデルが溢れており、自分に最適な一台を選ぶのは一見難しそうに思えます。
家庭にぴったりな一台を見つけるために、選び方を勉強しておこう!
ここからは、ニーズに合った電子レンジの選び方を具体的なポイントを交えながら紹介します。
◆電子レンジの選び方は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
電子レンジの基本的な機能
最適な電子レンジを選ぶためには、各タイプの基本機能と特長を理解しましょう。まず単機能電子レンジは、機能のシンプルさと使いやすさから簡単な加熱や解凍に適しています。オーブンレンジは基本機能に加え、焼き料理やグリル調理ができるので幅広い料理に対応可能です。
スチームレンジは健康志向の高い方におすすめで、通常の電子レンジ機能に蒸し機能が加わり、野菜などの素材の風味を保ちながらヘルシーな調理ができます。
コンベクションオーブンレンジでは、熱風を使って食品を均一に加熱する機能を持っているため、本格的な焼き菓子やロースト料理などに最適です。
使用人数に合わせた容量
電子レンジを選ぶ際、家庭内の使用人数に合わせた適切な容量を選ぶことで、料理の準備時間を短縮できます。一人暮らしや小家族向けの場合、日常的な加熱や解凍に十分な容量を備えている15〜20Lのコンパクトな電子レンジが最適です。
家族が多い場合や来客を招いてたくさんの料理をふるまう場合には、25L以上の大容量製品がおすすめです。大きな料理や一度に多くの食材を調理する際に便利です。
設置場所を見越した本体サイズ
キッチンの広さや配置スペースに合わせたサイズ選びは、コンパクトなキッチンや一人暮らしの部屋では特に重要です。設置予定の場所のサイズを事前に計測し、十分なスペースがあることを確認しておきましょう。
また、ドアが開く方向や、背面や側面に必要な通気スペースが確保できるかも考えなければなりません。電子レンジが適切に機能し、安全に使用できるよう考慮しましょう。
オーブンやスチーム機能があると本体サイズも比例して大きくなる点にも注意が必要です。大きな電子レンジが場所を取り過ぎてしまうことがあるため、設置スペースを考慮しつつサイズを選びましょう。
オートメニューの多さ
電子レンジのオートメニューは、食品の種類や重量に応じて最適な調理時間や加熱レベルを自動で設定する便利な機能です。料理の幅が広がり、日々の調理が格段に便利になります。
例えば、冷凍食品やレトルト食品、新鮮な野菜や魚など、多種多様な食材に適したプリセットメニューがあると、調理に関する知識が少ない方や忙しい方でも簡単に調理が可能です。オートメニューが豊富な電子レンジは、初心者や料理に自信がない方にもやさしい製品です。
基本的な加熱や解凍機能に限定されているものもあれば、数十種類にも及ぶ緻密なメニュー設定が可能な製品もあります。自分がよく使うメニューや食習慣にぴったりなオートメニュー搭載の電子レンジを選びましょう。
センサー機能や最大出力W数
電子レンジ選びでは、センサー機能や最大出力もポイントです。最大出力は、電子レンジの加熱効率を左右する指標です。出力が高いほどすばやく加熱できますが、電力消費も大きくなります。
家庭用電子レンジの出力範囲は大体500Wから1000W程度で、使用する食品や調理法によって適切な出力を選ぶことが推奨されます。解凍や温め直しには低〜中出力が適している一方で、料理を早く仕上げたいなら高出力が便利です。
センサー機能は、食品の温度や湿度を感知して自動で調整する技術で、加熱の均一性や効率を向上させます。解凍時に食品が部分的に焼けてしまうのを防いだり、加熱時に食品の状態に合わせて最適な時間と温度を調節できたりします。
お手入れのしやすさ
電子レンジの清潔な状態を保つことで、食品の安全や製品自体の寿命を延ばすことにも役立ちます。お手入れのしやすさに注目するなら、内部がフラットなデザインの電子レンジを選びましょう。ターンテーブルがないと食品のこぼれや飛び散りを簡単に拭き取れます。
内壁に汚れが付きにくいコーティングが施されている製品は、付いた汚れをすぐに落とせて便利です。ターンテーブル付きの製品では、皿を簡単に取り外して水洗いできるものを選びましょう。スチーム機能付きの製品には、機内を蒸気で加熱して汚れを浮かせて拭き取りやすくするものもあって便利です。
メーカー別おすすめ電子レンジ
ここからは、電子レンジの主要メーカーごとにおすすめしたい製品を紹介し、その特長と利点を解説していきます。
最新の機能性を重視する人や使いやすさを重視する人、予算を最優先したい人など、さまざまな観点から探せるように詳しく解説しているので、毎日の調理が快適になる自分にぴったりな一台を選んでみてください。
パナソニック
パナソニックの電子レンジは、「インバーター技術」を採用している点が大きな特長です。この技術により、電子レンジは食品をより均等に、そして効率的に加熱できます。さらに、多くのモデルには「センサー調理機能」が搭載され、食品の重さや湿度を自動で感知し、最適な調理時間と火力を調整します。
パナソニック製の電子レンジは、使い勝手の良さと高い性能を求めるユーザーに最適な選択肢と言えます。これらの特長を持つパナソニックの電子レンジは、忙しい日常生活において、手軽でおいしい料理を実現する強力な助っ人となるでしょう。
パナソニック ビストロ NE-BS8A
ビストロ NE-BS8Aは、ヒートグリル皿を中心に、焼く・煮る・蒸す・揚げるといった多彩な調理機能を駆使して、日々の料理をレベルアップできます。並べて焼くだけのグリルメニュー機能は、時間のない忙しい日でもすばやく一品を作れる便利な機能です。
「凍ったままグリル」機能では、解凍の手間を省いて冷凍食品をそのままおいしく調理できます。熱源となるヒートグリル皿は、マイクロ波を吸収してフライパンのように熱くなるので、食品を均一に加熱できてムラを防ぎます。内臓のセンサーが食材の種類や量を検知するので、解凍のムラなく快適に行なえる設計です。
レンジタイプ | スチームオーブンレンジ |
容量 | 30L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 赤外線センサー |
オートメニュー数 | 107 |
お手入れ機能 | あり |
本体サイズ | 幅494mm×高さ370mm×奥行445mm |
重量 | 19.6kg |
パナソニック NE-MS4B
NE-MS4Bは、最大1000Wの強力な加熱能力を持ち、特許取得済みのサイクロンウェーブ技術により、食品を均一に解凍できます。オーブンでは250℃までの高温調理が可能で、さまざまな料理に対応できる一台です。
「スピード機能」を使えば、調理時間を最大約38%短縮できて、市販の弁当を温める際には通常500Wで4分30秒かかるところを、スピード機能を使えばわずか2分46秒で温められます。
家族の食事のタイミングがばらばらな家庭で活躍する「一食分メニュー」機能は、冷凍うどんや冷凍ごはんなどの冷凍食品を一食分、手軽に準備できて便利です。
レンジタイプ | オーブンレンジ |
容量 | 26L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 蒸気センサー |
オートメニュー数 | 60 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅500mm×高さ347mm×奥行400mm |
重量 | 14.1kg |
パナソニック NE-FL1A
NE-FL1Aは広々としたフラットな庫内が特長のシンプルな単機能レンジで、大きめの弁当容器もスムーズに加熱できます。操作ボタンが大きな設計で、ストレスなく直感的な操作が可能です。1000Wのインバーター機能と蒸気センサーを搭載しており、ごはん一杯を約1分で均一に温められます。
パナソニック独自のスクリューアンテナによりマイクロ波が食品内部に均等に行き渡って、解凍時の温度ムラを大幅に低減する点もポイントです。
レンジタイプ | 単機能 |
容量 | 22L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 横開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 蒸気センサー |
オートメニュー数 | 2 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅488mm×高さ298mm×奥行380mm |
重量 | 9.5kg |
シャープ
シャープの電子レンジ製品では「ヘルシオ」シリーズが特に人気が高く、シャープ独自のスーパーヒートウェーブ技術を採用して、食品を外側からだけでなく内側からも効率的に加熱できる製品です。食材の水分を保ちながら均一に調理できます。
スチーム機能を備えたモデルでは蒸し料理が簡単にできて、ヘルシーな食生活をサポートします。洗練されたデザイン性やシンプルな操作パネルも人気ポイントで、効率的よく健康的な調理を求める家庭に最適です。
シャープ ヘルシオ AX-RS1A
ヘルシオ AX-RS1Aは、水蒸気を利用した調理方法で、素材本来の味を最大限に活かします。食材に適度な水分を与えながら調理することで、ジューシーで豊かな風味を実現。蒸気の量と温度を巧みにコントロールして、ピザからお菓子、ケーキまで、幅広いメニューを楽しめます。
「まかせて調理」を使えば食材を角皿にセットして調理方法を選ぶだけで、冷凍・冷蔵・常温の食材を問わず、網焼き・揚げる・焼く・炒める・蒸す・ゆでるなどの多彩な調理が可能です。ボタンを押すだけで献立を一度に作り上げることができるため、調理時間を短縮して有効活用できます。
「あたため」機能では、水の力を利用した技術で揚げ物やパンなどを出来たてのような状態に復元し、家庭での食事時間がまばらな家庭でも家族全員が出来立ての状態でごはんをおいしく食べられます。
レンジタイプ | 単機能 |
容量 | 22L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 横開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 蒸気センサー |
オートメニュー数 | 2 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅488mm×高さ298mm×奥行380mm |
重量 | 9.5kg |
シャープ ヘルシオ AX-NS1A
ヘルシオ AX-NS1Aは、網焼き・揚げる・焼く・炒める・蒸す・ゆでるの調理機能を搭載し、水蒸気を駆使して素材本来のおいしさを最大限に引き出す電子レンジです。過熱水蒸気を用いた温度管理により、蒸し物や低温調理が手軽に楽しめるだけでなく、お菓子作りにも適しています。
「COCORO KITCHEN レシピサービス」と連携すれば、外出先からでもスマートフォンを使ってレシピ検索や新しいメニューの追加が可能です。オーブン内部の「らくチン!センサー」は、食品から発生する蒸気を感知し、食品の状態に応じた最適な加熱を行ないます。
センサーによって冷凍食品の解凍なしでの加熱や、耐熱性プラスチック製の容器を使用した作り置きの料理も簡単です。蒸気の力で内部の汚れを浮かせて拭き取りやすくするとともに、フラットな天面デザインでメンテナンスの手間も省けます。
レンジタイプ | スチームオーブンレンジ |
容量 | 30L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 赤外線・絶対湿度・温度センサー |
オートメニュー数 | 131 |
お手入れ機能 | あり |
本体サイズ | 幅500mm×高さ390mm×奥行435mm |
重量 | 22kg |
シャープ PLAINLY RE-WF184
PLAINLY RE-WF184は、握りやすいハンドルや流れるようなデザインの操作パネル、ぱっと見て理解できるメニューレイアウトなどの、幅広いユーザーに扱いやすい設計が特長です。オーブン調理では、お菓子やパン、から揚げ、ハンバーグといった幅広いメニューが簡単に作れます。
食品を最適な状態にすばやく解凍できる解凍機能では、全解凍は直ちに調理を始められる状態に、サックリ解凍は部分的に解凍して残りを再冷凍する際に解凍できる便利機能です。
市販の冷凍食品やお弁当を設定なくオート加熱できて、フリーズドライスープも水を加えてボタンをひとつ押せば瞬時に準備できます。毎日の料理をシンプルかつスピーディに準備できる頼もしい製品です。
レンジタイプ | オーブンレンジ |
容量 | 18L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 900W |
センサー | 絶対湿度・温度センサー |
オートメニュー数 | 39 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 455mm×高さ330mm×奥行375mm |
重量 | 14kg |
日立
日立の電子レンジは、その独自の技術と使いやすさで知られています。日立製品の中でも特におすすめなのは、革新的な加熱技術と使い勝手の良さを兼ね備えたモデルです。日立の電子レンジは、均一な加熱を実現するために独自の「トリプル加熱システム」を採用しています。
これにより、食品の内部までしっかりと加熱し、料理の仕上がりを向上させます。また、操作しやすいパネルや複数の自動調理プログラムも日立製品の特長です。耐久性にすぐれた設計と洗練された外観も、日立の電子レンジが長く愛用される理由のひとつです。
日立 ヘルシーシェフ MRO-S8B
ヘルシーシェフ MRO-S8Bは、重量センサーが食材の重量を自動で検知し、最適な加熱量を計算して調理を行ないます。分量ごとの加熱時間を設定しなくても、さまざまなメニューを手間なく、自動でおいしく仕上げられる機能です。
最高250℃まで対応する広範囲温度設定で、ベーカリーから本格的なロースト料理まで幅広いレシピに対応しています。調理にはテーブルプレート一枚だけで済み、収納スペースにも困りません。耐熱ガラスボウルを使用すれば、野菜や煮物、いため物など、ボウルひとつでさまざまな料理を簡単に作れます。
お手入れの手間を軽減する「らくメンテ」機能や、視認性にすぐれたバックライト付き液晶画面なども使い勝手の良さを追求された設計です。
レンジタイプ | スチームオーブンレンジ |
容量 | 31L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 重量センサー、蒸気・温度センサー |
オートメニュー数 | 112 |
お手入れ機能 | あり |
本体サイズ | 幅487mm×高さ365mm×奥行430mm |
重量 | 15.5kg |
日立 ヘルシーシェフ MRO-W1B
ヘルシーシェフ MRO-W1Bは、セラミックプレートと高効率の熱風システムを組み合わせて、食材を迅速に包み込んで熱を均等に分配します。お肉は外側がパリッと中はジューシーに、魚はふっくらと理想的な食感で仕上がりです。
最大300℃まで加熱可能な2段熱風コンベクションオーブンは、200℃までの予熱が約4分50秒という速さで完了するので調理の時短にも活躍します。
ひとつのボウルでメインから副菜まで作れる簡単ボウルメニュー機能を搭載し、よく使うメニューを記憶してすぐに呼び出せるマイリストボタンや、献立に役立つヘルシーシェフアプリなどの、日々の調理をサポートする便利な機能が満載です。
レンジタイプ | スチームオーブンレンジ |
容量 | 30L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 重量センサー、センター赤外線センサー、温度センサー |
オートメニュー数 | 250 |
お手入れ機能 | あり |
本体サイズ | 幅497mm×高さ375mm×奥行442mm |
重量 | 18kg |
日立 MRO-F6B
MRO-F6Bは、ボウルメニューや冷凍からラクラクメニューなど、多彩なオートメニューを搭載しており、短時間でも手軽にもう一品加えられます。オーブン機能ではスイーツから焼き物まで、さまざまな料理を手軽に調理可能です。
特にお手入れのしやすさに配慮されている製品で、庫内底面のテーブルプレートはセラミック製で、調理後の汚れをサッと落として簡単にお手入れできます。外して丸洗いできるので清潔さを維持しやすいです。
さらに、庫内側面と背面には汚れが落ちやすいシリコン系塗装が施され、天面は平面グリル設計でヒーターが露出していないため拭き取りが簡単です。テーブルプレートは加熱からオーブン調理まで対応しており、使用しない時は庫内に収納できます。
レンジタイプ | オーブンレンジ |
容量 | 27L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 温度センサー |
オートメニュー数 | 72 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅483mm×高さ355mm×奥行388mm |
重量 | 14.5kg |
東芝
東芝の電子レンジは、限られた時間内での食事の支度に追われる人や、簡単かつ迅速な調理を求める一人暮らしの人に最適です。魅力は独自の「温度センサー技術」で、食品の温度を正確に計測することで最適な加熱を実現し、食材本来の風味を引き出しつつ調理の手間を軽減できます。
食品の温め直しから解凍、調理に至るまで全てのプロセスでその力を発揮します。操作は直感的でシンプル、複雑な設定は不要で、誰でも簡単においしい料理を作れるので、調理を効率化して準備にかかるストレスを軽減できる頼もしい存在です。時間を有効活用しつつ、毎日のメニューを格段にレベルアップできるでしょう。
東芝 石窯ドーム ER-YD7000
石窯ドーム ER-YD7000は東芝のプレミアムモデルです350℃の高温で、料理の加熱速度を向上させて食材本来のおいしさを引き出しています。独自の「石窯おまかせ焼き」機能では、素材やメニューに合わせて自動で最適な温度と時間を調整し、毎回完璧な仕上がりを楽しめる便利機能です。
特製の深皿は多様な料理に対応できて、料理からスイーツまで調理可能です。冷凍食材を解凍せずにそのままオーブンに入れるだけでおいしく調理できる「冷凍から焼き物」機能も搭載し、半熟卵や温泉卵などの繊細な調理も簡単にこなせます。多機能を備えながらも本体は薄型のコンパクト設計なので、キッチンスペースを圧迫しない点も魅力的です。
レンジタイプ | スチームオーブンレンジ |
容量 | 30L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | ねらって赤外線センサー、1024ポイント赤外線センサー、温度センサー |
オートメニュー数 | 487 |
お手入れ機能 | あり |
本体サイズ | 幅498mm×高さ396mm×奥行399mm |
重量 | 21kg |
東芝 石窯ドーム ER-YD3000
石窯ドーム ER-YD3000は、高温300℃まで対応する石窯ドームで熱風を巧みに循環させ、パンをふんわりと、肉をジューシーに仕上げます。「石窯おまかせ焼き」機能では、食材とメニューを選ぶだけで温度や時間の設定なしに、プロ級の料理を自動で仕上げられます。
冷凍した食材もそのまま使用可能で、解凍の手間を省いて直接焼き上げられる「冷凍から焼き物」機能も搭載し、下味冷凍した食材を無駄なく手軽に調理できて便利です。テイクアウトの食事も揚げたてのカラッとした仕上がりです。内部は汚れや油が付きにくい「とれちゃうコート」設計で、スチーム機能で汚れを浮かせて簡単に除去することもできます。
レンジタイプ | スチームオーブンレンジ |
容量 | 30L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 8つ目赤外線センサー、温度センサー |
オートメニュー数 | 114 |
お手入れ機能 | あり |
本体サイズ | 幅498mm×高さ396mm×奥行399mm |
重量 | 20kg |
東芝 石窯オーブン ER-Y60
石窯オーブン ER-Y60は、奥行きわずか39cmという薄型設計でありながら、23Lの広々とした庫内を備えているたっぷり容量のレンジです。オーブン機能は最大250℃までの温度設定が可能で、4面からの遠赤外線放射によって料理を均等に調理します。ノンフライ調理オプションでは油を使わないヘルシーな食事を楽しめます。
東芝独自の「ごはん・おかずあたため」機能では、食品の加熱時に発生する飛び散りを最小限に抑え、食品の表面が硬くなってしまうのを防ぐので、温め直しても作りたてのような品質です。
冷凍野菜メニューやレトルト食品を利用した、手間をかけずに時短で調理できるメニューも豊富に備わっています。角皿スチーム機能では、茶わん蒸しなどのスチーム料理も簡単にでき、ワイド水受けは取り外して洗えるためお手入れも簡単です。
レンジタイプ | スチームオーブンレンジ |
容量 | 23L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 温度センサー |
オートメニュー数 | 71 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅480mm×高さ325mm×奥行390mm |
重量 | 13kg |
象印
象印は独自の加熱技術で食材を均等に加熱し、内部まで均一に熱を分配するので外側は焦げているのに内側は冷たいという心配がありません。冷凍食品を解凍する際も、食品が部分的に調理されることなく均等に解凍できるよう設計されています。
さまざまな種類の食品に合わせた自動調理プログラムが搭載され、食品の種類を選ぶだけで適切な加熱時間と温度が自動で設定されて便利です。省エネ性にも配慮されているので、環境にも配慮した家計にもやさしい製品が多いです。均等な加熱技術と使いやすさ、省エネ性を備えたメーカーです。
象印 EVERINO ES-GU26
EVERINO ES-GU26は、時間の節約と料理の質の向上を両立させるため、多様な独自機能が採用された忙しい毎日に最適な製品です。「芯までレジグリ」機能では、食材を内部までスピーディに加熱した後に外側をパリッと仕上げるため、自動でグリル機能に切り替わります。
「全方位あたため うきレジ」機能では、食材を均等に加熱して食材を丁寧に仕上げます。ガラスボウルに入れてセットするだけで、全方位からムラのない加熱が可能です。
冷めてしまった揚げ物も揚げたてを再現できる「揚げ物サクレジ」機能や、糖質制限中の方に役立つ「糖質ひかえめレシピ」機能なども便利です。88のレシピを網羅したノートが付属しているので、レシピのレパートリーも増やせます。
レンジタイプ | オーブンレンジ |
容量 | 26L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 赤外線センサー・温度センサー |
オートメニュー数 | 37 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅487mm×高さ370mm×奥行399mm |
重量 | 17.5kg |
象印 STAN. ES-SA26
STAN. ES-SA26は、マイクロ波が透過する陶磁器製の角皿を採用しており、レンジ機能からグリル機能へと自動で切り替わる「芯までレジグリ」機能が便利です。食材の芯まで均一に加熱され、温めムラを抑えられます。「うきレジ」機能では、食材を庫内で浮かせながら全方位を加熱しています。
食材は上部からも底部からも均一に温められて、味がしっかりと染み込んだ料理を手間をかけずに楽しめるのです。付属のボウルセットは下ごしらえや食材の保存にも便利です。その他にも、離乳食用のメニューや、子どもの成長に合わせたレシピブックなど、あると助かる便利な機能が搭載されています。
レンジタイプ | オーブンレンジ |
容量 | 26L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 赤外線センサー・温度センサー |
オートメニュー数 | 37 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅490mm×高さ370mm×奥行399mm |
重量 | 17.5kg |
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの電子レンジは、コストパフォーマンスと実用性のバランスが秀逸で、多様なニーズに応えられる豊富な製品ラインナップを持っています。良心的な価格設定でありながら、使い勝手の良さと機能性にすぐれた電子レンジばかりです。
食品の種類に合わせて加熱時間を自動調節するオートメニュー機能や、コンパクトながらも広い内部空間を持つデザインなど、どんな家庭でも扱いやすいよう考慮されたアイリスオーヤマの電子レンジは、価格を抑えつつも高機能を求めるユーザーに理想的な選択です。
アイリスオーヤマ KMO-F1810
KMO-F1810は、独自開発されたオートメニュー機能が魅力です。エビマヨや焼きそば、肉じゃがなどの時短料理から、チャーハンやパスタ、アクアパッツァまで多様な料理を簡単に作れます。
ヘルシーメニュー機能では、鶏ハムや豆腐ハンバーグ、おからクッキーなど、健康志向のメニューを手軽に楽しめます。デイリーメニューではお惣菜の温めからお肉やお魚の解凍まで、日常的に使用する機能を幅広くカバーできます。
オーブンメニューも充実しており、普段のあたため機能も簡単で「あたためスタート」ボタンを押すだけです。より細かい調整が必要な際には手動で設定できるので、普段はさっと調理を済ませたい人というにおすすめです。
レンジタイプ | オーブンレンジ |
容量 | 18L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 500W |
オートメニュー数 | 23 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅485mm×高さ302mm×奥行376mm |
重量 | 15.3kg |
アイリスオーヤマ MS-F3002
MS-F3002-Bは、コンベクション機能の熱風によって食材を均一に調理し、外はカリカリ、中はふんわりとした仕上がりを実現します。スチームでは余分な油分を落とし、素材の旨味を最大限に引き出しながら低脂質・低塩分の調理が可能です。
最高約300℃まで設定可能なオーブン機能では、食材の表面温度を赤外線センサーが検知して、適温と時間で自動調理を行ないます。温かみのある木目調のハンドルとシックなブラックのデザインもポイントです。約30Lの広々とした内部は大皿料理にも対応できて、使い勝手が広がります。
レンジタイプ | スチームオーブンレンジ |
容量 | 30L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 64眼赤外線センサー |
お手入れ機能 | あり |
本体サイズ | 幅493mm×高さ380mm×奥行438mm |
重量 | 21kg |
アイリスオーヤマ PMG-T179
PMG-T179は、年齢を問わず幅広いユーザーに使える直感的な操作性を持つユーザーフレンドリーなデザインです。使い勝手の良さを考えて設計されており、食品をセットしてから自動調理などの異なる食品カテゴリに合わせた3つのワンタッチ加熱ボタンを押すだけで、瞬時に加熱を開始します。
ピザや大きな弁当箱もすっぽりと収まる広々とした内部で、拭き掃除も簡単に行なえます。キッチンになじみやすいシンプルな外観と機能性を兼ね備え、日常の料理を簡単かつ手軽にサポートしてくれる頼もしい電子レンジです。
レンジタイプ | 単機能 |
容量 | 17L |
構造 | ターンテーブル |
ドア設計 | 横開き |
最大出力 | 500W |
オートメニュー数 | 5 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅約440mm×奥行約325mm×高さ約255mm |
重量 | 10.6kg |
YAMAZEN
YAMAZEN(山善)の電子レンジ製品は、使い勝手の良さとコストパフォーマンスの高さが魅力です。独自の加熱技術を活かして食品を均等に温め、効率的な調理をサポートします。取り外し可能な回転皿や、掃除が簡単な内部構造もメリットのひとつです。
価格帯も手頃で、基本的な機能だけを備えたシンプルな電子レンジ製品が欲しい人には特におすすめです。初めての電子レンジ購入者や予算を抑えたい方にも最適な選択肢となるでしょう。
YAMAZEN YRZ-WF150TV
YRZ-WF150TVは、従来品と比べて庫内高を40mm抑えた低層設計を採用しており、食材とヒーターの距離を最適化しています。この設計によってオーブン予熱時間は約50%短縮され、約5分50秒で200度にまで到達します。
低層設計によって108%の省エネ性を実現しており、年間の消費電力量も大きく節約できます。オーブンレンジでは2枚のトーストを一度に焼けるため、熱伝導率にすぐれたアルミ素材の付属の角皿を使えば、約6分でトーストの両面を均一に焼き上げられる仕様です。
スチーム機能ではカップに水を入れて庫内に置くだけで、魚や焼き鳥をふっくらと、揚げ物を外はカリッと中はジューシーに調理できます。余分な油も落としてヘルシーに仕上げられるので、健康志向の人にもおすすめです。
レンジタイプ | オーブンレンジ |
容量 | 15L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 縦開き |
最大出力 | 1000W |
センサー | 温度センサー |
オートメニュー数 | 33 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅464mm×高さ302mm×奥行356mm |
重量 | 11.4kg |
YAMAZEN NERV-F023
NERV-F023は、あたためから冷凍食品の加熱、トーストの焼き上げ、お弁当やお惣菜の加熱、牛乳やお酒の温度調整まで、全13種類のオートメニューが搭載されています。
メニューをワンタッチするだけで、よく使う加熱調理をスピーディーに行なえるので、調理時間を時短したい人や一人暮らしで食事を手早く済ませたい人にもおすすめです。
ヘルツフリー設計で国内のどこでも使用できるため、異動などで転居の頻度が高くても、都度買い直す必要がなく便利です。液晶部分には視認性を高めるホワイトバックライトが採用され、どんな照明の環境下でも明瞭に表示を確認できます。
レンジタイプ | 単機能 |
容量 | 23L |
構造 | 庫内フラット |
ドア設計 | 横開き |
最大出力 | 500W |
オートメニュー数 | 13 |
お手入れ機能 | ー |
本体サイズ | 幅496mm×高さ303mm×奥行366mm |
重量 | 12.8kg |
電子レンジの機能や価格を比較してニーズに合った製品を探そう
本記事では、電子レンジ選びにおいて役立つメーカーごとの特長や比較、おすすめの製品を詳しくご紹介してきました。
- さまざまなメーカーから独自の特長や機能を把握して自分に合った製品を見つける
- 料理のスタイルやキッチンのスペース、予算に合わせて最適な製品を選ぶ
- 加熱や機能性重視なら、多機能製品やコンベクションタイプがおすすめ
- 簡単操作とコンパクトさを求めるなら基本機能に特化した単機能がおすすめ
- 料理の幅を広げたいならスチーム機能やオートメニューが豊富なモデルがおすすめ
価格に関しても、高価なモデルから手頃な価格の製品まで幅広く存在します。日々の使用頻度や求める機能に応じて、適切な予算範囲を定めることが大切です。長期にわたって使う家電なので、初期投資と長期的なコストパフォーマンスを考慮して選ぶと後悔しないでしょう。
さまざまなメーカーや製品から機能や価格を比較して、日々の生活の質を高めて、キッチンでの時間がより楽しく効率的になる一台を探してみましょう。