電球のサイズが書いてないときはどうする?確認方法や測り方を解説

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電球のサイズが書いてないときはどうする?確認方法や測り方を解説

電球を交換しようとして、電球のサイズがわからないと気づいた経験はないでしょうか。

電球にサイズ表示がない場合、どのようにして適切な電球を見つければよいのでしょう。

この記事では、電球のサイズが書いてない場合にどのようにしてサイズを特定し、正しい電球を選べばいいのかについて詳しく解説します。

電球のサイズを確認する方法はいろいろと存在しますが、ここで紹介する方法を用いれば、ほとんどの電球の種類とサイズを特定可能です。

サイズを測る方法だけでなく、電球の形状や口金のタイプについても詳しく解説します。

この記事でわかること

  • 電球のサイズは、電球本体・購入時のパッケージ・付ける照明器具の取り扱い説明書などで確認できる
  • 電球のサイズが確認できない場合は、口金の直径や円周を測れば、サイズを特定できる
  • 白熱電球やLED電球、電球型蛍光灯の表記はそれぞれ異なるため、確認しておくと用途に合った電球を選びやすい

電球の口金の種類

電球の口金の種類

電球を選ぶ際にはサイズだけでなく、口金の種類も重要な要素です。

口金とは、電球が照明器具に接続される部分であり、正しいタイプを選ばないと電球は装着できません。

ここでは、電球の口金の種類について詳しく解説し、それぞれの特徴と一般的な用途を紹介します。

自宅やオフィスの照明器具に合った正確な電球を選び出し、電球交換時の手間を省くことで電球選びの不安を解消できるでしょう。

電球の口金とは?

電球の口金とは、電球と照明器具を接続する部分のことです。

この口金には、形状やサイズ、接続方式が異なる多くの種類があり、使用する照明器具によって適切な口金を選ぶ必要があります。

電球の口金を正確に選ぶことで、電球がしっかりと固定され、安全かつ効率的な光の供給が可能です。

主要な口金の種類は、スクリュータイプ(ねじ込み式)とピンタイプ(挿入式)です。

スクリュータイプは名前のとおりに口金部分がねじ状になっており、照明器具にねじ込んで取り付けます。

一方のピンタイプの口金は、主に小型の電球や特定の照明設備で見られます。

小さな金属ピンが口金から突出しており、照明器具のソケットにピンを挿入して固定します。

口金のサイズの種類

電球の口金のサイズとタイプによって用途や設置場所が異なります。

ここからは、一般的に使用されるいくつかの主要な口金の種類について、サイズとよく使われている場所を解説します。

口金の種類サイズ(mm)よく使われる場所
E2626フロアランプ、テーブルランプ、人感センサーライト、フィラメント
E1717広配光・全方向、ナイトランプ、一部の装飾照明
E1212スポットランプ、ハロゲンライト
E1414家庭用照明、小型ランプ
E2727ペンダントライト、屋外照明、スタジオランプ
E4040工業用、大型ライト

E26はもっとも一般的なサイで、多くの家庭照明で使われています。

E40は大きく、主に工業用や大型の屋外照明で使用されます。

この表を参考に自宅やオフィスなどで必要な電球の口金を確認し、照明器具にぴったりの電球を見つけましょう。

電球のサイズの確認方法

電球のサイズの確認方法

ここからは、電球のサイズを簡単に測定し特定する方法を具体的に解説します。

電球の直径と長さを測る基本的な手順から、より詳細な形状や口金の種類を見分けるテクニックまで、具体的な測定方法を紹介。

以下の方法を知っておけば電球のサイズが書いてないときでも、自分でサイズを測定して適切な電球を選べるので、電球選びで失敗せずに済むでしょう。

電球の本体を見る

電球のサイズを確認する方法として、最も確実なのは交換する前の電球を参考にすることです。

取り外した電球の口金部分やガラス部分に記載されているサイズを確認しましょう。

口金サイズは「E26」や「E17」などの表記が一般的です。

本体に記載されているサイズが見えにくくなっている場合は、古い電球を店に持ち込んで店員に確認してもらう方法も有効です。

店頭での確認すれば自分で誤ったサイズを選んでしまうこともなく、適切なサイズの電球をすぐに見つけてもらえるでしょう。

照明器具を見る

照明器具には、使用する電球のサイズや形状、種類に関する情報が記されており、これを確認すれば最適な電球を選べます。

シーリングライトなどの場合、ソケット部分の小さなラベルに「最大何ワットまで」や「E26」などと書かれています。

記載場所は、照明器具の内部や底部、外箱や取扱説明書にも、推奨される電球の型番やサイズが書いてあることが多いです。

特に取扱説明書には電球の型番が記載されていることが多く、型番から電球のサイズ、形状、色温度、光の強さなどの必要情報を得られます。

取扱説明書が手元にない場合は、メーカーのWebサイトで同じ照明器具のモデルを検索し、推奨される電球の情報を調べることもできるでしょう。

購入時のパッケージを見る

電球のパッケージには、電球のサイズ、形状、タイプ、色温度、明るさ(ルーメン)、消費電力(ワット)、寿命などの詳細が記載されています。

一般的な家庭用電球である「A形」の場合、パッケージには「A60」などと書かれていることがあります。

「A」は電球の形状、「60」は電球の直径を表す数値が60mmという意味です。

購入した電球のパッケージを捨てずに保管しておけば、同じサイズやスペック、メーカーの電球を店頭で探しやすくなります。

電球のサイズが書いていないときはどうする?

電球のサイズが書いていないときはどうする?

電球のサイズがどこにも書いていないんだけど、サイズを測る方法はないかな?

ここでは、電球のサイズを確認するための実用的な方法を紹介します。

使用していた電球にサイズの記載がなく、照明器具の情報も確認できないときに有効です。

直径や長さの測定方法をはじめ、形状や口金の種類を見分けるテクニックまで詳しく解説。

これらの方法を用いれば、電球のサイズが書いていないときでも自宅にある道具で簡単に電球の口金サイズを測定できます。

口金の幅を測る

電球の口金サイズを正確に測ることは、適切な電球を選ぶために重要です。

ここでは、定規とメジャーを使用して口金サイズを測る方法について説明します。

  1. 定規を平らな場所に置く
  2. 目盛りの上に電球の口金の出っ張り部分を置く
  3. 斜めから読むと誤差が生じるため、正面から目盛りを読む

上記の方法で測定した口金の幅が、電球の口金サイズです。

口金の円周を測る

口金のサイズは、測定用のメジャーなどを使って円周を測ることでも割り出せます。

もしメジャーがなければ薄い紙や紐などを使って円周を測り、その長さを定規で測ることもできます。

  1. メジャーを隙間がないようしっかり口金に巻きつけて円周を測る
  2. 測定した円周の値を使って「円周÷3.14」で直径を求める

円周が54mmの場合:54÷3.14=17.2… →直径:約17m

これにより、口金のサイズはE17と判断できます。

電球の型番の見方

電球の型番の見方

電球の型番は電球の特性を一目で識別するためのキーポイントです。

型番の意味や構成を正確に理解していないと、選ぶ際に戸惑うことがあります。

ここでは、電球の型番がどのように構成されているのか、それぞれの部分が何を表しているのかを詳しく解説していきます。

この解説を読めば、電球の型番を見て、その電球の形状やサイズなどの基本的な特性を理解できるようになるでしょう。

白熱電球の表記

白熱電球の型番は、電球の根元部分やガラス部分にアルファベットと数字の組み合わせで記載されています。

「LW100V40W」という型番であった場合:

  • 「LW」:電球のタイプ
  • 「100V」:対応電圧
  • 「40W」:消費電力

上記の電球の場合、100Vで40Wの消費電力を持つ電球です。

最初のアルファベット2文字については、白い塗装が施されると型番はLWと表記されます。

ナス型より丸いボール型だと、透明な場合はGC、白い塗装が施されるとGWと表記されます。

白いタイプは「W」、ボール型の形状は「G」と覚えると良いでしょう。

LED電球の表記

LED電球の明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表されます。

例えば、40W相当の従来の電球に匹敵するLED電球は約485ルーメンです。

白熱電球では消費電力によって明るさが変わりますが、LED電球では8W程度の消費電力で60W相当の白熱電球と同等の明るさを得られます。

電球の種類型番
ビームランプやレフランプLDR
シャンデリア用LDC
フラット型LDF
筒型LDT

このように、LED電球は様々な用途に応じた種類と型番が存在し、選び方次第で省エネ効果や使用感の大幅な向上が可能です。

シャンデリア用のLED電球は、装飾的な用途に最適です。

フラット型や筒型のLED電球は、一般的な照明器具に広く使われており、家庭やオフィスの照明に適しています。

LED電球を選ぶ際は、ルーメン数を参考にして適切な明るさを確保しつつ、消費電力を抑えられるものを賢く選びましょう。

電球型蛍光灯の表記

電球型蛍光灯は、白熱電球と同じ口金を持つ蛍光灯で、白熱電球の代替品として利用されています。

蛍光灯の一種でありながら、白熱電球に比べて長寿命で省エネ性にすぐれているため、一時期は広く普及しましたが現在ではLEDが主流です。

白熱電球はガラス製で、金属製の口金部分までガラスが使用されています。

一方、電球型蛍光灯はプラスチック製で、金属製の口金部分に電気回路が内蔵されているため、不透明なプラスチックで覆われています。

電球型蛍光灯には、大きく3種類があります。

型番表記形状
EFA(ナス型)A形
EFG(ボール型)G形
EFD(蛍光管がむき出し)D形

一般的なナス型は「EFA」、ボール型は「EFG」、ガラス球がなく蛍光管がむき出しのタイプは「EFD」という型番で表記されます。

蛍光管部分の形状や大きさは製品によって異なるため、選ぶ際には注意が必要です。

電球型蛍光灯の形状には、シリカ電球に近い形状のA形、ボールランプに近い形状のG形、4本ピンや6本ピン、スパイラル形状のD形があります。

その他にも、レフ形の「EFR」や縦長の「EFT」など、多様な形状が存在します。

電球のサイズが書いていなくても測ればわかる!

電球のサイズが書いていなくても測ればわかる!

この記事では、電球のサイズが明記されていない状況でどのようにしてサイズを測定し、必要な電球を見つけるかについて解説しました。

電球の口金は電球をライトソケットに接続する部分で、これが合わないと電球は使用できません。

電球のサイズがパッケージや電球自体に書いていない場合でも、電球の直径と長さを測って形状とサイズを特定できます。

万が一使用している電球のサイズがわからなくなってしまっても、家にある定規やメジャーなどでほとんどの電球のタイプとサイズを特定できます。

買い替えるタイミングの少ない電球は、誤った型番の製品を買ってしまいがちですが、ここで紹介した測定方法を活用して最適な電球を選びましょう。

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