冷蔵庫は生活に欠かせない大型家電の一つです。毎日使う家電だからこそ、耐久性のある壊れにくい冷蔵庫が欲しいもの。冷蔵庫メーカーや販売されている商品は多くありますが、中には買ってはいけないメーカー、商品があります。
どのメーカーの商品を買えば良いのかわからないなあ。
今回の記事では、おすすめしない冷蔵庫メーカーと冷蔵庫の特徴を概観し、耐久性のある冷蔵庫を実際に紹介します。
買ってはいけない冷蔵庫メーカーは?
冷蔵庫は長く使っていく家電なので、買う時は慎重になって探す必要があります。買ってすぐに壊れる冷蔵庫もあるので、注意しましょう。
処分するにもお金がかかるし、冷蔵庫選びは失敗したくないな。
買ってから後悔しないために、買ってはいけない冷蔵庫メーカーについて解説します。
OEMのメーカー
OEMメーカーとは「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」の略で、他社ブランドの製品を製造することを指します。
自社工場ではなく海外製造が多いので、国内製造に比べると品質が劣っている場合も。値段が安いという点は魅力ですが、値段だけで決める前に評判や口コミを調べておくとよいでしょう。
海外製造だからといって耐久性がないとは言えませんが、高品質な冷蔵庫を求める人は少々高めの国内製造の冷蔵庫がおすすめです。
知らないメーカー
知らないメーカーの冷蔵庫にも注意が必要です。知らないメーカーも海外製造のケースが多く、耐久性に優れているとは言い難い商品が多いです。有名メーカーとは違いサポート面にも不安があり、いざという時にサポートが受けられないという事態も考えられます。
知らないメーカーの冷蔵庫を検討している人は「きちんとした会社なのか」「連絡先が記載されているのか」などを事前に検索して調べておくと安心です。少しでも怪しいと感じた時は、他のメーカーで冷蔵庫を探しましょう。
中古冷蔵庫
中古冷蔵庫もあまりおすすめできません。理由としては、有名メーカーの中古冷蔵庫であっても、メーカー保証を利用できないからです。冷蔵庫が壊れても、修理ができない場合があるので要注意。店舗によりますが、お店独自の保証期間を設けているケースがあります。中古冷蔵庫の購入を検討した際は、保証があるか聞いてみましょう。
電気代を抑えたいなら省エネ効果のある、最新型冷蔵庫の方が節約につながります。古い冷蔵庫だと逆に電気代が高くなるので、長期的に考えると新しい冷蔵庫の方がお得です。
買ってはいけない冷蔵庫のポイントと特徴
冷蔵庫は商品によって、機能や仕様が大きく異なります。長く、快適に使用するためには、自分に合った冷蔵庫を選ぶことが大切です。買ってはいけない冷蔵庫にはいくつかの特徴があります。これらを買ってしまうと、使い勝手が悪くなるだけでなく、光熱費が高くなるなど、継続的なデメリットになることも。
光熱費までは考えつかなかった!
ここで紹介する買ってはいけない冷蔵庫のポイントを押さえて、上手に冷蔵庫を選びましょう。
大きすぎて搬入や設置ができない冷蔵庫
冷蔵庫は、家電の中でもサイズの大きい部類。買ったのは良いけれど、大きすぎて、設置できない可能性があります。冷蔵庫は、本体の周りに放熱スペースを設ける必要があり、冷蔵庫の上部30cm以上、左右2cm以上、背面7cm以上のスペースが必要です。
放熱スペースが十分に確保されていないと、熱がこもり、故障の原因になるので、設置予定の場所に放熱スペースが取れるか確認しておきましょう。また、スペース的には設置できても、搬入経路は意外と盲点。特にアパートなどの小さい部屋では、搬入経路が広くないことも多いので、気をつけたいものです。事前に、玄関から設置スペースまでの搬入経路をチェックして、冷蔵庫のサイズを決めると安心でしょう。
容量が小さすぎる冷蔵庫
冷蔵庫の容量は、家族の人数や、何を入れるかによって最適な容量が決まってきます。人数ごとの目安の容量は下記のように計算しましょう。
70L(1人分)×人数×100L(常備食材)+70L(予備食材)
人数 | 容量の目安 | 参考 |
1人暮らし | 150~240L | 自炊しない人は150Lくらい、自炊する人は200L以上が最適。 |
2人家族 | 240~380L | 外食メインであれば240L、手料理が多い人は300L以上の3ドアタイプが最適。 |
3人家族 | 380~400L | 子供がいる家庭の場合、少し大きめのサイズが最適。 |
4人家族 | 450L以上 | 料理の作り置きやストックが多くても、余裕のある大きめサイズが最適。 |
容量が小さすぎる冷蔵庫では、食材を詰め込み過ぎて、奥に置いたものが取り出しにくかったり、すべての食材がきちんと冷えなかったりとデメリットが多いです。使いやすい容量は人それぞれ異なるので、どれくらい食材をストックするのかやライフスタイルに合わせて、選びましょう。
霜取り機能がない冷蔵庫
冷蔵庫は、使っていると結露などさまざまな要因から、庫内に霜と呼ばれる氷の塊がつきます。霜がついたまま放置していると、ドアの開閉がスムーズにできなくなったり、冷蔵効率が悪くなって、電気代が上がったりする可能性も。自分で霜を取るには、温かいタオルなどで拭き取るほか、冷蔵庫の電源を落とすなどの方法もありますが、手入れがとても大変です。
冷蔵庫によっては、自動で霜取りしてくれる機能があるので、必ず霜取り機能がついているものを選びましょう。霜取り機能がない冷蔵庫に比べると、値段は高くなりますが、メンテナンスの手間と放置したときの光熱費を考えると十分元が取れるはずです。
冷凍スペースが小さい冷蔵庫
一人暮らしで、できるだけ自炊したい人や、二人暮らしで共働きのため、週末にまとめて作り置きしたい人など、忙しい暮らしを送る人にとっては、冷凍スペースの需要は高いと言えるでしょう。ほかにも、解凍するだけでさっと食べられる冷凍食品や、まとめて買って小分けにした肉など、冷凍スペースを使う機会は意外と多いもの。冷凍スペースが大きければ、食材が安い時にまとめて買って長期保存することもでき、コスパも良くなります。
反対に、冷凍スペースを使用したい頻度に対してスペースが小さすぎると、食材が日持ちさせることができなかったり、冷凍スペースが食材であふれて取り出しにくかったりと、使い勝手が悪くなってしまうでしょう。冷蔵庫の容量を検討する際は、冷凍スペースの容量も必ずチェックすることをおすすめします。
消費電力が高い冷蔵庫
年中動いている冷蔵庫は、他の家電と比べても電気使用量が大きい家電です。消費電力が高い冷蔵庫を買ってしまうと、月単位では気にならなくても、年間を通してみた時に、意外と電気代に差がついてくることも。少しでも電気代を浮かせるためには、省エネ性能にすぐれている冷蔵庫を選びましょう。
「容量が大きい=消費電力が高い」というわけではありません。実際は、300Lのモデルよりも500L以上のモデルの方が消費電力が低くなるケースもあります。省エネ情報の提示は義務化されており、☆マークや省エネ達成率で確認することが可能です。☆の数が多くなるほど、省エネ目標達成率が高い証拠です。☆マークが少なく、消費電力が高い冷蔵庫は、いくら値段が安いからといっても、長い目で見ると損をしてしまうことが考えられます。
冷蔵庫を買ってはいけない時期は?
冷蔵庫は、年間を通して同じ値段で販売されるわけではなく、値段が高くなる時期と安くなる時期があります。同じ商品を買うのであれば、少しでも安く買いたいものです。
買い替え時だなと思ったら、故障する前に買うのがベストだね。
冷蔵庫は一般的に、2〜4月、9〜11月に新製品が発売される傾向にあります。発売直後は、価格が高いままなので、値段重視の場合は買うのを控えましょう。冷蔵庫をはじめとする大型家電が安くなる時期は、6月と12月のボーナス時期です。発売から半年くらい経って、ボーナス時期に差し掛かると、値段が安くなってくるので買い時と言えます。
また、年度末の3月末も狙い目。各社が売上を伸ばしたい時期なので、さらに安く手に入る可能性があります。この時期は、2月からの新製品の発売に伴い、型落ちモデルが値下げされやすい時期でもあり、価格重視の人にとっては買い時と言えるでしょう。
買い替え時を見計らっている人や、これから新生活を考えていて、家電の購入にまだ時間がある人は、冷蔵庫が高くなる時期を避けて買うことがおすすめです。
壊れにくい冷蔵庫メーカー
1年を通して稼働している冷凍庫は、耐久性があるものが一番です。壊れにくいおすすめの冷蔵庫メーカーを紹介します。それぞれのメーカーの特徴や強みも解説するので、自分に合った冷蔵庫を探していきましょう。
パナソニック
パナソニックの冷蔵庫は、国内製造で品質が高いのが特徴的です。高い基準の耐久テストにクリアしており、冷蔵庫以外にも洗濯機やテレビなども壊れにくいと評判です。
メーカー選びに迷っている人は、とりあえずパナソニックを選んでおけば間違いないでしょう。最新機能も搭載されているので、スマートフォンと連携させて食材の管理を行うことができます。「AIエコナビ」という機能を利用すると、生活リズムに合わせて節電することも可能です。
スタイリッシュでシンプルなデザインが多く、インテリアに馴染みやすいのも魅力。他にもパナソニックにはメリットがたくさんあります。「パナソニック」冷蔵庫のおすすめポイントは以下の通りです。
- 使い心地が良い
- 食材のおいしさを保つ「はやうま冷凍」「はやうま冷却」機能搭載
- 全室ナノイーイオン除菌・消臭機能搭載
- 容量が大きく、収納力が抜群
- 電気代が安い
日立
壊れにくいメーカーとして挙げられることも多い日立は、日本の工場で製造されています。高品質で安定感のある冷蔵庫で、工場生産ラインを公表しているのも信頼性があり高ポイントです。
耐久性だけでなく、高性能の冷蔵庫としても評価が高いメーカーです。食材の酸化を抑えるために、真空チルドを搭載しています。スマートフォンで冷蔵庫内をチェックできるので、食材管理もラクになるでしょう。「日立」冷蔵庫のおすすめポイントは以下の通りです。
- 鮮度を保ちながら食材を保存
- 電気代が安い
- 冷蔵庫内の手入れがしやすい
- 「まんなか野菜」で出し入れが簡単
- 冷蔵庫カメラで食材管理ができる
三菱電機
三菱電機は歴史が長く、国内製造されているメーカーで「耐久性が高い」「壊れにくい」といった優れた冷蔵庫を製造しています。さらに三菱電機の特徴は「壊れにくい冷蔵庫」だけではなく、家事の手助けをしてくれる機能が満載。生活パターンに合わせて運転をし、食品の鮮度を保ってくれる優秀な冷蔵庫を販売しています。「三菱電機」の冷蔵庫のおすすめポイントは以下の通りです。
- AIやアプリを使用した最新機能搭載
- 音が静かでうるさくない
- 「切れちゃう瞬冷凍」は解凍なしで食材が使える
- 「氷点下ストッカー」で肉や魚を長く保存
- 「クリーン朝どれ野菜室」で新鮮に野菜を保存
東芝
東芝の冷蔵庫は、耐久性があり、使いやすいと評判の商品が多数販売されています。耐久性だけでなく、使う人のことをよく考えた工夫が施されているのが、東芝の冷蔵庫の特徴。業界初の、Bluetoothに対応したスピーカーを冷蔵庫に搭載しており、スマートフォンと接続することで冷蔵庫から直接、音楽が聴こえる機能がついています。冷蔵庫の機能プラスアルファの独自の発想です。
また、半ドアアラームや、給水タンクの残量を知らせる通知もブザーではなく、「声」でお知らせ。子供からお年寄りまで、誰もが使いやすい冷蔵庫を販売しています。「東芝」の冷蔵庫のおすすめポイントは以下の通りです。
- AIが使用パターンを学習し省エネ運転を実現
- うるおいたっぷりの冷気で約10日間も野菜を新鮮に保存
- 「氷結晶チルド」で食材を生の鮮度のまま保存
シャープ
シャープは国内の大手家電メーカーの中の一つで、プラズマクラスターを搭載した家電が特徴的です。独自の技術と、壊れにくい耐久性のある家電を多く販売しています。プラズマクラスターは、空気を浄化したり、カビ菌やウイルスを抑える働きがあり、冷蔵庫を綺麗に保つことが可能です。
また、一般的に片開きのドアの場合、左右どちらか一方からしか開けられませんが、シャープの「どっちもドア」は左右どちらからでも開けられて使い勝手は抜群。耐久性と使いやすさを兼ね備えた冷蔵庫が、多くラインナップしています。「東芝」の冷蔵庫のおすすめポイントは以下の通りです。
- 冷凍室の容量が大きい「メガフリーザー」を搭載
- 「低温新鮮モード」で菌の繁殖を抑え鮮度を保つ
- 生活リズムに合わせて通常より多くのイオンを放出し、庫内を清潔に保つ
冷蔵庫の選び方について
「冷蔵庫を選ぶ基準について知りたい」という人に向けて、冷蔵庫の選び方を解説します。より自分の生活に合った冷蔵庫を選ぶためには、どのようなポイントに注目して冷蔵庫を選べばよいのでしょうか?
人数に合った容量
冷蔵庫の選び方として、人数に合った容量を探す必要があります。「1人暮らしだし、小さめでいいかな」「とりあえず大きいサイズを買っておこう」と、なんとなくで選んでしまうと後悔する可能性があります。
買ってから後悔しないために、人数に合わせて冷蔵庫の容量を決めるのがおすすめです。必要な容量は下記のように計算しましょう。
70L(1人分)×人数×100L(常備食材)+70L(予備食材)
上記の計算方法に基づいた容量の目安は以下の通りです。
人数 | 容量の目安 | 参考 |
1人暮らし | 150~240L | 自炊しない人は150Lくらい、自炊する人は200L以上が最適。 |
2人家族 | 240~380L | 2人暮らしで外食メインであれば240L、手料理が多い人は300L以上の3ドアタイプが最適。 |
3人家族 | 380~400L | 子供がいる家庭の場合、少し大きめのサイズが最適。 |
4人家族 | 450L以上 | 料理の作り置きやストックが多くても余裕のある大きめサイズが最適。 |
5人家族 | 590L以上 | 5人以上の大家族であればたくさん収納できる590L以上の大容量タイプが最適。 |
目安として、1人暮らしの人は200L前後がおすすめです。一人暮らしでも自炊している人にとっては、150Lは小さいと感じるでしょう。まとめ買いが多く予備スペースが欲しい場合は、少し大きめを買っておくと損はありません。
家族が多い家庭や、作り置きやまとめ買いが多い場合は400~500Lくらいは必要でしょう。
◆1人暮らし用の冷蔵庫をお探しの方は、こちらの記事もおすすめです。
◆大きい冷蔵庫をお探しの方は、こちらの記事がおすすめです。
扉の開け方
扉の開け方も冷蔵庫を選ぶ際に重要なポイントとなります。右開きのスタンダードではありますが、壁が左側にある場合は右開きだと不便に感じるでしょう。壁の位置や設置場所によって扉の開け方を決めていきます。
扉の開け方には以下の3種類があります。
片開き | 右か左のどちらかに開くタイプ | 右側に壁がある場合:右開き左側に壁がある場合:左開き |
両開き | 1枚のドアで左右どちらからでも開けるタイプ | 設置場所は選ばない |
観音開き | 2枚のドアを中央から開けるタイプ | 設置場所は選ばない |
設置場所や壁によって、右開きや左開きなのか確認することが大切です。引っ越しが多い人や、設置場所を頻繁に移動させたい場合は「両開き」か「観音開き」がおすすめです。
◆観音開きタイプの冷蔵庫については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
冷蔵庫内のレイアウト
メーカーによって冷蔵庫内のレイアウトはさまざまです。頻繁に使用するスペースの収納量が大きい、手の届く位置にあることが大事です。まとめ買いや、頻繁に購入する食材がたくさん入るのか確かめておくとよいでしょう。扉のポケットの位置や大きさ、メインの棚の高さや移動の可否などをチェックしてみるのもおすすめです。
特に冷凍庫や野菜室の位置はメーカーによって大きく異なる部分です。製品によっては、庫内の温度を変更することで、冷凍庫でも野菜室でもニーズに合わせて変更できるものも。
また冷凍室も二段になっていたり、クリアボックスが備わっていたりと仕様が異なる場合があります。毎日の生活の中で、使い勝手が悪いとストレスになってしまうので、実際の使用をイメージして、より使いやすいレイアウトを選ぶとよいでしょう。
設置場所のサイズ
購入する前に設置場所のサイズを把握しておきましょう。物件によって設置スペースの大きさが異なるため、購入を検討している冷蔵庫が入るのかどうか事前に確認してください。
サイズを測る時に、最低でも1cm以上の放熱スペースを確保してください。設置場所までの搬入スペースも確認し、玄関や階段、マンションであればエレベーターを測ります。また冷蔵庫の本体幅には+10cmが必要なので、本体幅が50cmの場合は60cmのスペースを確保しましょう。
◆冷蔵庫の設置の仕方や放熱スペースについては、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
電気代・省エネ性能
年中動いている冷蔵庫は、他の家電と比べても電気使用量が大きいです。少しでも電気代を浮かせるためには省エネ性能が高い冷蔵庫を選びましょう。
「容量が大きい=消費電力が高い」というわけではありません。実際のところ300Lのモデルよりも、500L以上のモデルの方が消費電力が低くなるケースも。
省エネ情報の提示は義務化されており、☆マークや省エネ達成率で記載されています。☆が5つ記載されている冷蔵庫は、省エネ目標達成率が高い証拠です。一概に容量が小さいからといって消費電力が低いとは限りません。見た目だけで判断しないようにしましょう。
一人暮らし向け|壊れにくいメーカーのおすすめ冷蔵庫
ここからは、具体的におすすめの冷蔵庫を紹介していきます。壊れにくく、安心品質の5つの国内メーカー、「パナソニック」「日立」「三菱電機」「東芝」「シャープ」から、家族の人数に合わせたおすすめ商品をピックアップしたので、参考にしてください。
一人暮らし向けの冷蔵庫では、150〜240Lくらいの容量がおすすめです。コンパクトな容量のモデルは、冷蔵室と冷凍室の2ドアタイプのものがほとんど。ライフスタイルに応じて、冷蔵室、冷凍室はそれぞれどれくらいの容量が必要か、検討しましょう。
パナソニック NR-B14HW 138L
冷蔵室は94L、冷凍室は44Lのコンパクトな冷蔵庫です。幅は48cmで、一人暮らしの狭いキッチンスペースにも置けるサイズ感。冷蔵庫の天板は、耐熱トップテーブルになっており、直接電子レンジが置けるのが魅力です。高さを活かした家電収納は、一人暮らしの部屋では大事なポイントになります。
運転音は、約23dBの静音設計で、静かに過ごしたい夜でも、運転音が気になりません。冷蔵室と冷凍室のみのシンプルな機能ですが、一人暮らしで使うには十分な性能と言えます。あまり作り置きや買い置きをしないけれど、飲み物や惣菜などを冷やしておきたい、という人におすすめな冷蔵庫です。
容量 | 冷蔵室94L、冷凍室44L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 298kWh/年 |
日立 RL-154SA
一人暮らし用のコンパクトなサイズ感ながら、ドアには3段も収納がついていて、2Lのペットボトルが3本も置ける収納力。来客が多くても、たくさんペットボトルを冷やして置けるのは嬉しいポイントです。冷蔵庫の仕切り棚はガラス製で、汚れがついてしまってもさっと拭き取れて、お掃除がラクラク。綺麗に使っているつもりでも、野菜のくずや、調味料の跡などで庫内は意外と汚れがちなので、お手入れしやすい仕様は魅力です。
冷凍室は冷蔵室と異なり、大きなボックス型の収納なので、中がごちゃごちゃしがち。しまったはずなのに、なかなか冷凍室から見つけ出せずにストレスを感じた経験がある人は、多いのではないでしょうか。そこで活躍するのが、付属品の「こものバスケット」。冷凍スペース内の整理に使えて、取り出したいものがスムーズに取り出せるでしょう。一人暮らしであれば、野菜をまとめて買って、冷蔵室に収納しておけるほどの収納力を持つ冷蔵庫です。
三菱電機 MR-P17H 168L
冷蔵庫の天板が、抗菌かつ耐熱仕様になっており、上に電子レンジが置ける仕様。フルフラットなトップテーブルは、ドアの上部まで使えるので、電子レンジで温めた食材を、冷蔵庫の上でお皿に出すなどのちょっとした作業が、冷蔵庫の上でできます。大容量の冷凍室は、2段になっていて、上段はカップアイスなどの背の低いものを、下段は食パンなどの背の高いものを収納できる仕様です。一人暮らしでも、冷凍の作り置きやまとめ買いができて嬉しいサイズ感。
4段の仕切り棚はガラス製で、汚れてもさっと拭き掃除がしやすいです。また、すべての棚は取り外し可能なので、汚れがひどい時は、丸洗いして清潔に使えるでしょう。一人暮らしで、自炊する頻度が多い人におすすめな冷蔵庫です。
容量 | 冷蔵室122L、冷凍室46L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 308kWh/年 |
東芝 GR-U15BS 153L
シンプルかつスタイリッシュなデザインで、どんなキッチンインテリアにも合う冷蔵庫です。庫内は、3段の棚にくわえてフリーケースがついていて、野菜や、背の高い食材を収納できます。ドアの収納へは、2Lのペットボトルが3本入る、高さのある収納ポケットと調味料などを置く収納ポケットが2段あり、一人暮らしにはちょうど良い収納力でしょう。
冷凍室はスライドケース付きで、上から見た時にも、どこに何をしまったかがわかりやすく、取り出しやすいのが嬉しいポイント。箱型のアイスや冷凍食品もたっぷり収納可能です。
容量 | 冷蔵室110L、冷凍室43L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 298kWh/年 |
シャープ SJ-BD23K 230L
一人暮らし用としては大きめな、230Lの容量を持つ冷蔵庫です。冷凍室の大きさは87Lで、まとめ買いや作り置きが、思う存分できるサイズ感。3段の収納になっているので、種類ごとなどで整理しやすく、取り出しやすいでしょう。シャープの独自技術である「プラズマクラスター」搭載で、庫内の上部からプラズマクラスターイオンを放出することにより、冷気を除菌。食材を清潔に保つことができます。
一人暮らし用のサイズの冷蔵庫では、冷蔵室のフリーケースにフタがなく、オープンになっているタイプが多いのですが、この商品のフレッシュ野菜ケースは、スライド式によってフタができて、野菜の鮮度を守ります。一人暮らしで自炊がメインの人には、大容量で冷凍室も大きい、この冷蔵庫がおすすめです。
容量 | 冷蔵室143L、冷凍室87L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 291kWh/年 |
二人暮らし向け|壊れにくいメーカーのおすすめ冷蔵庫
二人暮らし向けの冷蔵庫では、240〜380Lの容量が目安です。自炊する頻度が多い人や、共働きで週末にまとめて作り置きをする人は、300L以上あると安心でしょう。余ったご飯や、まとめて買った肉や魚を保存する時でも余裕を持って、入れておくことができます。
3ドアタイプでは、野菜室が単独で設置されています。野菜室は、野菜の鮮度をより長持ちさせる工夫が施されている商品が多いので、まとめ買いをする人には、特におすすめです。
パナソニック NR-B252T-H
冷蔵室の上にドアで開閉する冷凍室があって、ドアの部分にも冷凍したいものを入れられる冷蔵庫。幅が約55.5cmとスリムな設計で、広くないキッチンスペースにも、収まりやすいサイズです。
冷蔵室には、チルドルームと野菜ケースが設置されており、ハムやソーセージはチルドルームへ、野菜は野菜ケースへ、と食材ごとに整理しやすくなっています。2ドアタイプでも、4段の仕切りや専用ケースで、使いやすい工夫がされている点が魅力。外食が多いけれど、食材のストックもある程度したい、という二人暮らしの人におすすめな冷蔵庫です。
容量 | 冷蔵室186L、冷凍室62L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 302kWh/年 |
日立 R-27SV 265L
冷蔵室、野菜室、冷凍室の3ドアタイプの冷蔵庫。野菜室がまんなかのドアにあり、かがまずに取り出せて便利。野菜室の中でも上段と下段に分かれていて、上段へは小物野菜や果物を収納、下段へは大物野菜を収納、というように、見やすく取り出しやすい工夫が魅力です。冷蔵室の一部の棚は、食材に合わせて高さが変えられる仕様。横に寝かせて置きたくない、高さのあるジャムの瓶なども、そのまま立てて置くことができます。
さまざまな食材を保存する冷蔵庫で気になるのがニオイ。ニオイの強い食材の近くに置いておいたら、食材のニオイが移ってしまったという経験がある人もいるかもしれません。この冷蔵庫は、3つの脱臭素材の力で、食材から出るニオイを脱臭します。例えば、タマネギから出る「メチルメルカプタン」、魚から出る「アンモニア」、みそやしょうゆの発酵臭である「アセトアルデヒド」などがその例です。
冷蔵庫内の脱臭はもちろん、食材へのニオイ移りを防いで、快適に使えるでしょう。シンプルなデザインで、どんなキッチンにも馴染む冷蔵庫です。
容量 | 冷蔵室136L、野菜室63L、冷凍室66L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 323kWh/年 |
三菱電機 MR-C33H 330L
野菜室がまんなかにある3ドアタイプの冷蔵庫です。冷蔵室のドアは、横からでも下からでもドアが掴めるデザイン。手にたくさん食材を持った状態でドアを開ける時や、子供がドアを開けたい時など、どんなシチュエーションでも使いやすい工夫が施されています。
さらに使いやすい特徴が、冷蔵室のチルドルーム。一つのボックスになっていることが多いのですが、この冷蔵庫は2段式で、ヨーグルトなどを入れる棚と肉や魚を入れる棚を分けることができます。重ねておくと不安定だったり、ニオイ移りが気になったりしますが、2段式では心配ありません。容量と使いやすさをあわせ持つ、二人暮らしにぴったりの冷蔵庫です。
容量 | 冷蔵室180L、野菜室70L、冷凍室80L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 360kWh/年 |
東芝 GR-V36SC 356L
容量が356Lと二人暮らしにしては、大きめの収納力を持つ冷蔵庫。特徴的なのが、「うるおいラップ野菜室」です。まんなかにある野菜室は、密閉性を高めて容器の周りから間接的に冷やします。野菜の乾燥を防ぎ、鮮度を長く保つことが可能。二人暮らしで、野菜をまとめて買って保存する人に嬉しい機能です。野菜室の底に溜まって、なかなか掃除がしにくい野菜くずや泥汚れは、フタを外して「おそうじ口」からさっと掃き出せて、掃除が簡単。
ecoモードを搭載し、冷蔵庫の多数のセンサーにより、運転状況を把握し省エネ運転ができるのも魅力。自動節電機能では、ボタン一つで、約10〜20%の節電運転をします。冷蔵庫自体が賢く、エコな運転をするので、電気代の節約に貢献してくれるでしょう。大容量で、作り置きをたっぷり保存できる冷蔵庫は、二人暮らしにおすすめです。
容量 | 冷蔵室204L、野菜室70L、冷凍室82L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 330kWh/年 |
シャープ SJ-GW35J 350L
左右どちらからでも開閉できる「どっちもドア」を搭載したシャープの冷蔵庫。ドアが開く方向に合わせて設置場所を考える必要がありません。この冷蔵庫の特徴は、食材の鮮度を守るための機能が充実していること。「低温新鮮モード」では、冷蔵室、チルド、冷凍室、野菜室を低温に制御することで、菌の繁殖を抑制し、食材の鮮度を保ちます。
二人暮らしで、食材をまとめて買って保存する際でも、使う時まで鮮度の良い状態で保てるのは、嬉しい機能です。また、「おいそぎ冷凍」と「低温新鮮モード」を組み合わせることで、肉や魚の美味しさを逃さずにすばやく冷凍します。解凍した時にドリップのない、鮮度の良い食材を調理できるでしょう。二人暮らしで、食材をまとめて買う場合は、なるべく長く鮮度が保てる冷蔵庫を買うのがおすすめです。
容量 | 冷蔵室183L、野菜室68L、冷凍室99L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 340kWh/年 |
ファミリー向け|壊れにくいメーカーのおすすめ冷蔵庫
ファミリー向けにおすすめな冷蔵庫の容量は、450L以上です。小さい子供と3人家族の場合は、大きすぎると感じるかもしれませんが、いずれ子供が育ち盛りな時期を迎えることや、家族が増える可能性を考えると、450L以上の冷蔵庫を買っておくと安心でしょう。
冷蔵室も冷凍室もたっぷり使える大容量の冷蔵庫ならば、子供のおやつを買いだめして保存したり、作り置きをたくさんしたりと、思う存分、冷蔵庫を活用できます。この記事でおすすめする商品は、サイズは大きくても、消費電力の高くないエコなものばかりなので、節電になるでしょう。
パナソニック NR-F509EX 501L
観音開きの冷蔵室は、取り出したいものがしまってある方の扉だけ開けることができるので、外気を余計に庫内に送り込むことなく、食材の鮮度を守ります。この冷蔵庫の最大の魅力は、「微凍結パーシャル」といって、食材を-3℃の微凍結にすることにより肉や魚の保存期間を伸ばす点。
通常、冷凍室で冷凍したものは、解凍してからでないと、調理が難しいのですが、微凍結パーシャルで冷凍したものは、なんと解凍せずに調理できるのです。魚はそのまま包丁で一口大に切ったり、肉は一枚一枚はがしたり、と冷凍室から取り出してすぐに調理できるので、時短かつ、食材の鮮度が良いまま食べられます。
「シャキシャキ野菜室」では、葉物野菜を入れるボックスの湿度をコントロールして、鮮度良く保存するなど、食材の鮮度を第一に考えた、おすすめの冷蔵庫です。
容量 | 冷蔵室259L、野菜室105L、冷凍室120L、製氷室17L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 279kWh/年 |
日立 R-HWC54T 540L
スマートフォンと連携することで、冷蔵庫内の食材の保存状況を外出先でも確認できる「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」に対応した冷蔵庫です。食材の買い忘れや、家にあるのに買ってしまった、ということを防げる嬉しい機能。冷蔵室の中にある、「特鮮氷温ルーム」では、庫内よりも-1℃で冷却することで、冷凍はせずに、うまみや鮮度を守ることができます。夕食にそのまま食べたい刺身や、調理前の肉や魚を保存しておくのにおすすめです。
「新鮮スリープ野菜室」では、まるで野菜を眠らせるように保存し、栄養素やうるおいを逃しません。買ってきた小松菜も7日間、みずみずしく保存が可能。便利さと、機能性を兼ね備えた、ファミリーにおすすめの冷蔵庫と言えるでしょう。
容量 | 冷蔵室278L、野菜室103L、冷凍室137L、製氷室22L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 292kWh/年 |
三菱電機 中だけひろびろ大容量 WZシリーズ MR-WZ50K 495L
約-7℃で冷凍して、食材を2〜3週間も保存できる、「切れちゃう瞬冷凍」は三菱電機独自の技術。冷凍しても、食材同士がくっつかないので、解凍不要で調理が始められます。
特に野菜は、電子レンジなどで半解凍してから調理に使おうとすると、水分が出てべちゃべちゃになってしまいますが、この冷蔵庫では、冷凍のまま鍋に入れられるので、余分な水分を逃しません。「クリーン朝どれ野菜室」では、特に葉物野菜を保存している間にビタミンCがアップ。うるおいを保ちつつ、栄養素もしっかり守れる点が魅力です。
容量 | 冷蔵室268L、野菜室91L、冷凍室90L、製氷室19L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 263kWh/年 |
東芝 VEGETA GR-V460FH 462L
冷蔵室のチルドルームが2段式になっており、速鮮チルドモードと解凍モードで使い分けられるのが特徴の冷蔵庫です。速鮮チルドモードへは、刺身など鮮度を守りたい冷蔵品を入れると、低温の冷気を2つのファンで強力に送りこみ、食材の中までスピード冷却。鮮度とおいしさを保ちます。解凍モードは、冷凍しておいた肉や魚を解凍する時に使います。約1時間で約-3℃まで急速解凍。約30分入れておくだけで、包丁で切れるちょうど良い状態まで、解凍できます。
「新鮮摘みたて野菜室」は、野菜から出る、腐敗のもととなるエチレンを分解する機能を備えており、みずみずしく美味しいまま保存。食材の鮮度を、買ったままの状態で維持してくれる冷蔵庫です。
容量 | 冷蔵室237L、野菜室103L、冷凍室104L、製氷室18L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 264kWh/年 |
シャープ SJ-X508K-S 502L
先進の省エネ技術「節電25」により、生活パターンに合わせて最大約25%も節電できる賢い冷蔵庫。一年中、稼働させる家電なので、少しの節電が、年間を通して見ると、大きな電気代の差になります。
「雪下シャキット野菜室」は、野菜が寒さから身を守ろうとする時に甘みを増す特徴をヒントに、まるで雪の下で野菜を保存するかのような、低温・高湿な環境を再現しています。これにより、野菜のうるおいが守られるほか、甘味成分までもアップ。保存することでより野菜が美味しくなる驚きの機能です。
冷凍室は、上段下段合わせると、4段ものスペースがあり、たっぷり収納可能。家族の多い家庭でも、冷凍食品や作り置きをたくさん保存できるでしょう。
容量 | 冷蔵室259L、野菜室73L、冷凍室149L、製氷室21L |
霜取り機能の有無 | あり |
年間消費電力量 | 291kWh/年 |
買ってはいけない冷蔵庫の特徴を理解して家庭に合ったものを選ぼう
この記事では、買ってはいけない冷蔵庫のメーカー、冷蔵庫の特徴と、耐久性のある壊れにくい冷蔵庫を販売しているメーカーの商品を紹介してきました。買ってはいけない冷蔵庫には、下記の特徴があります。
- 大きすぎて搬入や設置ができない冷蔵庫
- 容量が小さすぎる冷蔵庫
- 霜取り機能がない冷蔵庫
- 冷凍スペースが小さい冷蔵庫
- 消費電力が高い冷蔵庫
なるべく安く冷蔵庫を買いたいならば、新製品が発売される2〜4月、9〜11月は避けるのが無難でしょう。冷蔵庫は、一度買ったら長く使う家電です。壊れてしまうと、日々の料理ができなくなり困ってしまいます。壊れにくいメーカーの冷蔵庫を選んで、快適に過ごしましょう。
◆冷蔵庫を買うなら、床の傷を防ぐために冷蔵庫マットを使うのがおすすめです。後悔しない冷蔵庫マットの選び方については、以下の記事を参考にしてくださいね。