電気ストーブは、寒い季節に欠かせない家電の一つですよね。しかしながら、新しいものに買い替えたいときや故障してしまったとき、どのように処分すればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。電気ストーブの捨て方は、粗大ゴミとして出す、家電量販店に引き取ってもらうなど、さまざまな方法があります。
今回は、電気ストーブの捨て方や処分費用、注意点について詳しくご紹介します。古くなった電気ストーブの処分にお困りの人は、ぜひ参考にしてみてください。
電気ストーブの捨て方①地域の粗大ゴミとして出す
それでは早速、電気ストーブの捨て方をご紹介していきます。まず最初にご紹介するのは、粗大ゴミとして処分する方法。処分費用はかかるのか、不燃ごみとして出すことは可能なのか、いくつかの自治体を参考にしながら、解説していきます。
粗大ゴミの出し方と処分費用の例
一般的に電気ストーブは、粗大ゴミに出すことができます。粗大ゴミの出し方は自治体によって異なりますが、一般的には以下のような流れになります。
- 自治体に粗大ゴミ回収の申し込みをする
- 粗大ゴミ処理券を購入する
- 電気ストーブに粗大ゴミ処理券を貼って、指定された場所に運ぶ
申し込みをしてから実際に処分できるまでに時間がかかる場合があるため、注意しましょう。年末年始は大掃除で処分する人も多いため、1ヶ月前後待たなければならないことも。処分を決めたら、できるだけ早めに予約しましょう。
粗大ゴミ処理券は、コンビニやスーパーで購入することができます。また、処分費用は自治体によって異なります。以下、代表的な都市の処分費用の一例です。
市町村 | 処分費用 |
---|---|
札幌市 | 500円 |
仙台市 | 400円 |
杉並区 | 400円 |
足立区 | 400円 |
横浜市 | 200円 |
名古屋市 | 500円 |
大阪市 | 200円 |
京都市 | 400円 |
広島市 | 250円 |
福岡市 | 300円 |
電気ストーブを粗大ゴミに出すときにかかる費用は、200円~500円が相場になります。自治体によっては、収集よりも持ち込みの方が費用が安くなっていたり、電気ストーブの大きさによって費用が変動することもあります。詳しくはお住いの自治体のホームページで確認しましょう。
好きなときに捨てることはできないけれど、処分費用が安くて助かるね!
サイズによっては不燃ごみとして出せる場合も
電気ストーブは粗大ゴミに出すのが一般的ですが、サイズが小さいものは不燃ごみとして出せる自治体もあります。不燃ごみに出せる場合は、指定袋に入れて収集場所に出すだけで良いので、手軽に処分できるでしょう。
一般的に最長辺が30cm以上のものは粗大ゴミ扱いになるため、30cm以下の電気ストーブは不燃ごみに出せる可能性が高いです。45Lの指定袋に入れば不燃ごみに出せるという自治体もあるでしょう。
小型の電気ストーブを処分する場合は、一度不燃ごみに出せるか確認してみてください。
粗大ゴミとして出すメリット
- 費用が安い
- 確実に処分できる
電気ストーブを粗大ゴミに出すメリットは、処分費用が安く済むことと、確実に処分できるということです。先ほどご紹介したように、電気ストーブを粗大ゴミに出したときにかかる費用は、200円~500円程。経済的負担が少ないですよね。
また、粗大ゴミ回収の申し込みをすれば、確実に処分することができるのもポイント。費用を抑えて処分したい人におすすめの方法です。
粗大ゴミとして出すデメリットや注意点
- 捨てられる日時が決まっている
- 処分までに時間がかかる場合がある
- 電池式のものは、電池を抜いてから捨てる必要がある
電気ストーブを粗大ゴミに出す場合、決まった日時に処分しなければなりません。処分する日までは、家で保管しておく必要があります。また、電池式の電気ストーブの場合、電池を抜いておかなければ処分できないので、注意しましょう。電池の捨て方も自治体によってさまざまなので、自治体の指示に従って処分しましょう。
電気ストーブの捨て方②家電量販店で引き取ってもらう
家電量販店によっては、不要になった家電を引き取ってくれるサービスを実施しています。新しい電気ストーブに買い換えるときに、一緒に引き取りもお願いできるため、処分する手間が少なく済みます。引き取りサービスを実地している家電量販店をまとめたので、参考にしてみてください。
引き取りをしてくれる家電量販店
電気ストーブの引き取りを行っている家電量販店と費用の目安は、以下の通りです。
小型の電気ストーブであれば、550円で引き取りを行っている店舗もあります。基本的には1,000円~2,000円を目安にしておくと良さそうです。店舗によって費用が違うこともあるため、事前に確認しておきましょう。
家電量販店の引き取りを頼むメリット
- 土日や夜間に利用することができる
- 商品の購入と一緒に手続きができる
家電量販店に引き取りをお願いする場合、自分の都合の良い日を選べるのがメリットです。土日や夜間でも、営業時間内ならいつでも申し込みすることが可能です。
また、電気ストーブを新しいものに買い替える場合、商品の購入と引き取りの手続きを1日で済ますことができるのも嬉しいポイント。手続きを少なくしたい人は、家電量販店に引き取りをお願いするのがおすすめです。
家電量販店の引き取りを頼むデメリットや注意点
- 店舗によって引き取りできない場合もある
- 自宅に引き取りに来てもらう場合、出張料金がかかる
- それなりの費用がかかる
基本的に電気ストーブは引き取りサービスの対象商品ですが、店舗によっては引き取りサービスを行っていないケースもあります。ホームページや近くの店舗に電話をして、あらかじめ確認しておくと安心です。
また、自宅に引き取りに来てもらう場合は、リサイクル料金に加えて出張料金がかかってしまうため、注意しましょう。持ち込みのみ対応しているケースもあるので、こちらもあらかじめ確認してくださいね。
電気ストーブの捨て方③不用品回収に依頼する
家から持ち出すのが面倒な人におすすめなのが、不用品回収に依頼する方法です。業者が回収に来てくれるため、時間がない人にもおすすめ。また、電気ストーブ以外にも、不要になった家電や家具がある人は、まとめて処分できるのがメリットです。
不用品回収業者の選び方
不用品回収業者を選ぶときは、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。悪質な業者に依頼してしまうと、高い金額を請求されるなど、トラブルに遭う危険性があります。不用品回収業者を選ぶときは、以下の項目をチェックしてみてください。
- 一般廃棄物処理業許可を取得しているか
- 料金がしっかり記載されているか
- 口コミは良いか
優良な不用品回収業者を選ぶのに最も重要なのは、「一般廃棄物処理業許可」を取得しているかどうかです。この許可を取得している業者は、ホームページに許可済みと記載しています。許可を取得していない業者には、依頼しないようにしましょう。
料金が詳しく記載されているかも、優良な業者を見極めるポイントです。実際に見積もりをとって、良心的な料金か確認しておくと安心です。
また、口コミをチェックしておくのも大切。不用品回収業者については、信用性が高いGoogleMapの口コミを見るのがおすすめです。トラブルに遭わないようにするためにも、優良な業者かどうか、しっかり見極めましょう。
不用品回収に依頼するメリット
- 自分で持ち出す必要がない
- 他の家具や家電も一緒に処分できる
不用品回収に依頼すれば、自宅から電気ストーブを持ち出す必要がありません。女性の一人暮らしや車を持っていない人などは、電気ストーブを持ち出すのが難しいということもあるでしょう。そんな人は、不用品回収に依頼するのがおすすめです。申し込み方法も簡単で、インターネットから気軽に申し込みできます。忙しい人にとっても、手軽に処分できる方法です。
電気ストーブ以外にも処分したい家具や家電がある場合は、一緒に回収してもらえるのもメリットです。引っ越しや大掃除の時期など、大きな額や家電をまとめて処分したい人は、ぜひ不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収に依頼するのは、引っ越しのタイミングにもおすすめだね。
不用品回収に依頼するデメリットや注意点
- 費用が高い
- 悪質な業者に依頼しないように注意が必要
忙しい人も手軽に電気ストーブを処分できる不用品回収。しかしながら、不用品回収の費用相場は10,000円前後と言われています。不用品回収の費用は、トラックの大きさで決まることがほとんどです。軽トラック1台で8,000円~15,000円、2tトラック1台になると25,000円以上することも。
少量であれば、3,000円~8,000円で回収してくれることもありますが、ほかの捨て方に比べると、費用が高い傾向に。費用を抑えたい人には、あまり向いていないと言えるでしょう。電気ストーブを持ち出すことができるのであれば、ほかの捨て方の方が、費用は安く済みます。
電気ストーブの捨て方④リサイクルショップで売る
まだ使用できる電気ストーブであれば、リサイクルショップで買い取ってもらうことができます。しかしながら、状態がよくないものは、買取不可になってしまうケースも珍しくありません。リサイクルショップで売れる条件をまとめたので、参考にしてみてください。
リサイクルショップで売れる条件
電気ストーブをリサイクルショップに売りたいと考えている人もいるでしょう。しかしながら、まだ使用できるからと言って、すべてのものが売れるわけではありません。汚れがひどいものや製造年数が古すぎるものは、買取不可になってしまう可能性があります。
リサイクルショップで買取してもらうための条件は、以下を参考にしてみてください。
- 製造から5年以内であること
- 取扱説明書や商品が入っていた箱を揃える
- キズや汚れが少ないこと
電気ストーブなどの家電製品は、製造から年月が経つほど価値が下がってしまいます。目安としては、製造から5年以内であれば、買取してもらえるでしょう。3年以内であれば、高額で買取してもらえる可能性が高いです。
付属品がなくても売ることはできるかもしれませんが、付属品をそろえれば、高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
また、汚れが気になる場合は、掃除をしてからリサイクルショップに持ち込みましょう。持ち込みするときに傷が付かないように、新聞紙などで保護しておくのもおすすめです。
リサイクルショップで売るメリット
- すぐに処分できる
- 高額買取してもらえる可能性がある
リサイクルショップに売る場合、すぐに処分ができます。営業時間内であれば自分の都合の良い日を選べるので、忙しい人にとっても大きなメリットと言えるでしょう。査定も30分程度で終わるため、短時間で処分できます。状態が良ければ、高額で売れる可能性があるのもポイント。
不要になった電気ストーブを処分でき、さらにお小遣いをゲットできる、魅力的な処分方法です。
リサイクルショップで売るデメリットや注意点
- 買取してもらえない可能性がある
- 持ち込みの手間がかかる
リサイクルショップに売る場合、基本的には電気ストーブを自分で店舗に持ち込まなければなりません。家まで引き取りに来てくれる、出張買取サービスもありますが、出張費用がかかったり、買取金を受け取るまでに時間がかかるため、注意しましょう。
また、状態が良くないと判断された場合、買取してもらえないケースもあります。必ず売れるわけではないということを、頭に入れておきましょう。
電気ストーブの捨て方⑤フリマアプリで売る
まだ使用できる電気ストーブを処分したい場合は、フリマアプリで売ることも可能です。年式の古い電気ストーブや、マイナーなメーカーの電気ストーブでも売ることができます。リサイクルショップで売れなかったものも、フリマアプリなら低価格で売ることができるかもしれません。
フリマアプリで売れる条件
フリマアプリで売れる条件は、「正常に動いて使用できるか」です。リサイクルショップとは違い、製造年数などは関係ありません。不要になった電気ストーブをフリマアプリで売るためには、基本情報をしっかり記載して、信頼を得ることがポイントになります。
「メーカー」「年式」「サイズ」を、商品説明欄に記載しましょう。また、ストーブを出品する人には、安全基準の証明となる「PSマーク」の写真を載せることが推奨されています。安全な製品にしか貼られていないマークなので、確認してみてください。
キズや汚れがある場合は、隠さず写真を撮りましょう。写真はさまざまな角度から撮って載せるのがおすすめです。また、取扱説明書などの付属品がある場合は、一緒に出品しましょう。
フリマアプリで売るメリット
- 自分で価格を決められる
- 手軽に出品できる
スマホで簡単に出品できるのが、フリマアプリのメリットです。必要事項を記載して、出品したい電気ストーブの写真を載せるだけ。価格も自分で決められるので、状態が良ければ、高額で売れる可能性もあります。
リサイクルショップのように、製造年数やキズの多さなどは関係なく売れるのも、フリマアプリならではです。まだ使用できる電気ストーブの処分に困っている人は、フリマアプリを活用しましょう。
フリマアプリで売るデメリットや注意点
- 発送の準備をしなければならない
- 購入者とのやり取りが面倒
- 売れない可能性がある
フリマアプリに出品して、商品が売れたとき、発送の準備は自分で行う必要があります。梱包をして、コンビニや営業所から商品を発送します。少し手間がかかるため、面倒に感じる人も多いでしょう。
また、フリマアプリに出品しても、必ず売れるわけではありません。なかなか売れない場合は、価格を低く設定してみましょう。売れるまでの間は、家で保管しとかなければならないので、すぐに処分したい人は、リサイクルショップに持ち込む方法がおすすめです。
電気ストーブの捨て方は状態によっても異なる
電気ストーブの捨て方や注意点をご紹介しました。ポイントは以下の通りです。
- 電気ストーブは、粗大ゴミに出すことができる
- 新しい電気ストーブに買い替える場合は、商品を購入する家電量販店に引き取ってもらうことも可能
- まだ使用できる電気ストーブは、リサイクルショップやフリマアプリに売ることが可能
電気ストーブは、粗大ゴミに出すことができます。小型であれば、不燃ごみに出せる自治体もあります。自治体のルールに従って、処分しましょう。忙しい人や他に処分したいものがある場合には、不用品回収に依頼するのもおすすめです。
まだ使用できる状態の電気ストーブであれば、リサイクルショップやフリマアプリに出し、少しでもお金を得ることを考えてみても良いかもしれません。電気ストーブの処分方法は、さまざまな方法がありますが、処分費用や手間はそれぞれ異なるため、自分の状況に合った方法を考えてみましょう。
◆新しい電気ストーブの購入を考えるなら、最新のおすすめ電気ストーブを以下の記事にてご参考ください。