格安SIMに乗り換えたい!でも繋がりにくいなら意味がない、と思っている人におすすめの繋がりやすい格安SIMを3つ厳選して紹介します。
結論、格安SIMのなかでも3つの大手キャリアのサブブランドがおすすめです。
大手キャリアのサブブランドは、ほかの格安SIMに比べて回線をより多く借りてサービス提供できるため、繋がりやすいと実感できるはずです。
格安SIMは大手キャリアと比べて通信速度が遅いといわれることもありますが、実際のところ、賢く選べば、価格を抑えながら同じように快適に利用できます。
本記事では、格安SIMを利用しているときに繋がりにくいと感じた場合に活用できるテクニックもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。
繋がりやすい格安SIM3つ
格安SIMは大手キャリアから回線の一部を借りることで格安サービスを提供しています。
自社で回線を保有していないことから回線の設置費や維持費がかからないために、安い料金でサービスを提供できます。
本記事で紹介する3ブランドはいずれも大手キャリアのサブブランドで、コスパの良さと繋がりやすさの両方を求める人におすすめできるブランドです。
Y!mobile | UQモバイル | ahamo | |
基本料金 | 990円~ | 990円~ | 2,970円~ |
データ容量 | 3GB~ | 3GB~ | 20GB~ |
使用回線 | SoftBank | au | docomo |
Y!mobile
Y!mobileはSoftBankのサブブランドです。
格安SIMなのにSoftBank回線を「直接」利用しているので、繋がりやすいことを実感できるでしょう。
全国どこでも安定的かつ快適に利用できます。
3GB | 15GB | 25GB | |
基本料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
- 6年連続スマホ満足度No.1
※2021年度サービス産業生産性協議会JCSI(日本版顧客満足度指数)調べ - 「SoftBank 光・Air」加入の場合、家族全員が月額990円/3GB
- データ増量オプション月額550円が1年間無料
- 余ったデータは翌月に繰りこしOK
- お子様が5~18歳ならSIMまたはスマホの新規契約で最大10,000円相当のPayPayポイントプレゼント
- 全国4,000店のショップと取扱店で対面サポートを受けられて安心
基本料は「月額2,178円/3GB〜」なので他社と比較すると少し高めの料金設定に感じますが、「SoftBank 光・Air」に加入すれば家族全員のスマホ月額料金が大幅に安くなって、「シンプルS」は月額990円/3GB〜で利用できます。
他社と比べても大きな差はありません。
余ったデータは翌月に繰りこしができるので経済的です。
「シンプルM」(15GB)か「シンプルL」(25GB)のプランなら、データ容量を使い切って速度制限がかかったとしても、最大1Mbpsで使えます。
1Mbpsの速度があれば、標準画質での動画視聴が問題なくできるレベルなので心配ありません。
2022年11月からスタートした「ワイモバ親子割」は、5歳〜18歳が対象で、その家族も含めて割引対象になります。
「家族割引」と併用すれば15GBが月額990円で12ヶ月間利用できます。
格安SIM初心者にとっても、全国4,000の取り扱い店舗があってカスタマーサポートが受けられるので安心です。
UQモバイル
UQモバイルはauのサブブランドです。
auの自社回線を使えるので、キャリア契約の携帯と同じ安定した速度で通信できます。
3GB | 15GB | 25GB | |
基本料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
- 対象のインターネットサービスまたはでんきに加入の場合、家族全員が月額990円/3GB
- データ増量オプション毎月+5GB が月額550円で7ヶ月間無料
- 余ったデータは翌月繰りこしOK
- SNSのデータ消費ゼロ
- SIMのみ契約&最大13ヶ月無料の「増量オプションⅡ」に加入で最大13,000円相当還元
- 親子応援割あり!最大1,958円を毎月割引
- 全国2,700店以上で対面サポートが受けられて安心
UQモバイルは基本プランに無料通話が付いていないため、月額料金が安く設定されています。
電話番号からの電話はほとんどしない人におすすめです。
「節約モード」を設定しておくと、どんなにSNSを利用してもデータ消費がありません。
「自宅セット割」なら月額990円で利用できるので「auひかり/auひかり ちゅら」や「auでんき」を一緒に利用する人にうれしいブランドです。
auで購入したスマホであれば、原則としてSIMロック解除が不要で、かんたんに乗り換えられます。
au以外のスマホの場合も、いまお使いのスマホでそのままUQモバイルに乗り換えできます。
「くりこしプランM +5G(月15GB)」か「くりこしプランL +5G(月25GB)」のプランなら、データ容量を使い切って速度制限がかかった状態であっても、最大1Mbpsで使えます。
「UQ親子応援割」を利用できる5〜18歳の対象者と家族は、翌月から1年間「くりこしプランM +5G(月15GB)」なら1回線目が2,178円、2回線目が990円、「くりこしプランL +5G(月25GB)」なら1回線目が3,058円、2回線目が1,870円で利用できます。
ahamo
ahamoはdocomoが提供する新しい料金プランです。docomo回線を使用しているので、通信速度も安定しています。
20GB | 100GB | |
基本料金 | 2,970円 | 4,950円 |
- 基本料月額2,970円/20GBのプランと、大盛りプラン4,950円/100GBのシンプルなプラン構成
- 5分以内の国内通話が何度でも無料
- 海外データ通信が20GBまで無料
- dカードGOLDで料金を支払うと5GBプレゼント
- 事務手数料・送料・違約金が一切かからない
- 追加料金なし!海外82の国と地域でネット利用可能
ahamoは、プラン変更からその後のサポートまですべてオンライン限定にすることで「月額2,970円/20GB」の安さで提供しています。
20GBあれば、動画を長時間見たり、画像のダウンロードを頻繁にする人でも気にせずスマホを充分に楽しめます。
100GBの「大盛りプラン」はテザリング利用も対応できるので心強いでしょう。
国内通話は5分までなら何度でも無料で利用でき、海外データ通信は20GBまで無料です。
dカードGOLDに加入していれば、利用料の支払いで5GBがもらえます。
申込時の契約手数料や違約金も0円です。
データの繰りこしはできないため、注意してください。
問合せは、対面や電話ではできませんがチャットボットに相談できるので安心です。
格安SIMの繋がりやすさを確認できるアプリ
格安SIMの繋がりやすさはアプリを使うと自分で気軽に計測できます。
格安SIMの中にはホームページで回線速度を公開している会社もありますが、いわゆる理論値のため、実際の速度はユーザーの利用環境によって大幅に変わる可能性が高いです
自分で調べてみれば、どのくらい速度が出ているのかはっきりします。
普段スマホを使う時間帯に計測してみましょう。
スピードテストの結果は、計測に使うサーバーによって大きく変わることがあります。
気になる場合は、計測用サーバーを切り替えて計測し直してみると安心です。
スピードテストの結果に問題がないのに、サイトや動画の再生に不具合があったりオンラインゲームのラグがひどい場合は、深夜帯や早朝にも計測してみましょう。
本来は回線を使う人が少ない時間帯なので、スピードが出やすいはずです。
それでもスピードテストの結果に問題がない場合は、端末側に問題があるケースが考えられます(後述)。
まずは測定してみましょう。
通信速度設定アプリをダウンロードしておけば、検索せずともいつでもスピード測定できて便利です。
ここでは2つ紹介します。
ドコモスピードテストを使う
「ドコモスピードテストアプリ」は大手キャリアのdocomoが提供しているテストです。
「ドコモスピードテスト」という名前ですが、SoftBankやauの回線速度も測れます。
申込み不要・料金無料でだれでもかんたんに利用できます。
今いる場所の速度測定はもちろん、周辺のdocomoの5G/LTEの速度平均値も確認できるアプリです。
通信状況のよい地域をマップ上でチェックすることもできて便利です。
docomoのショップやWi-Fiスポットも探せるため、docomoユーザーにとって最も重宝するスピードテストです。
Speedtest - インターネット速度(Ookla)
「Speedtest」はアメリカに本社を置く世界最大級のスピードテスト企業・Ookla社のスピードテストです。
無料で使えて、ほとんどの端末からスピードテストが可能です。
Web版もありますが、アプリ版なら専用アプリの用意がある対象機器であればより簡単に計測できます。
アプリ版が対応しているのは、以下のOSなどです。
- Android
- iOS
- Windows(Microsoft Store アプリもインストールタイプのプログラムも両方OK)
- macOS
- Chrome用機能拡張
- Apple TV
- CLI
格安SIMの速度が遅いときの対処法
格安SIMの速度が遅いと感じるとき、回線側の問題ではなく、端末側の問題である場合も考えられます。
対処法を3つ紹介します。
どれも簡単にできるものばかりですので、一度試してみてください。
データ利用をOFFからONにする
通信速度が遅いと感じるとき、スマホのモバイルデータ利用設定をいったんオフにし、再度オンに切り替えると改善することがあります。
「設定」→「データ使用量」→「モバイルデータ」のOFF→「モバイルデータ」のON
または、いったん「機内モード」を設定し、また解除しても同じことです。
なんらかの理由でスマホ側で電波の送受信がうまくいかなくなっている場合に、電波を拾い直す設定をすると改善します。
データ利用のOFF/ONの切り替え操作によって、基地局がスマホの通信を再び認識できるようになるので、通信速度が改善します。
ちなみに、データ通信をOFFにしているときは格安SIMと回線の繋がりは切断されますが、電話やSMSの利用は可能です。
場所を移動する
単純に場所を移動すれば、通信速度が改善することがあります。
本来は高速通信ができる回線であっても、ユーザーが多くいる混雑した場所や、地下や屋内など電波が遮られやすい一部の場所では速度が出にくくなりがちです。
人の少ない場所などに移動してみましょう。
スマホを再起動する
スマホを再起動するだけで、通信速度が改善する場合があります。
長時間スマホを使用している時はたくさんのアプリが開きっぱなしになっていることがあります。
するとスマホのメモリ容量が圧迫され、動作が重くなってしまうことがあります。
再起動で状態をリセットすると、動作がスムーズになります。
繋がりやすい格安simまとめ
利用料金を安くしたい、でも通信速度が遅いと困る。
そうお悩みの人は、格安SIMのなかでも大手キャリアのサブブランドを選ぶと、繋がりやすいので満足できるはずです。
大手キャリアのサブブランドは、一般的な格安SIMより回線を多く借り入れられているため、通信速度が落ちにくくなっています。
- Y!mobile
- UQモバイル
- ahamo
ご紹介した3つの格安SIMから月額料金や特典を比較して、ご自身にしっくりくるサービスを見つけてください。
各サービスとも他キャリアからの乗り換え手続きも簡単ですので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。