オイルヒーターとエアコンの電気代はどっちが高い?節電できる使い方も解説

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オイルヒーターのイメージ画像

暖房器具は寒い冬に欠かせないですよね。さまざまな暖房器具が発売されていますが、最近ではオイルヒーターを使用している家庭が多いのではないでしょうか。

この記事では、オイルヒーターとエアコンの電気代の比較、節電できる使い方を解説しています。寒い冬を快適に過ごすために、ぜひ参考にしてみてください!

オイルヒーターとエアコンの温め方の違い

部屋で暖まっている人のイメージ画像

オイルヒーターとエアコンの温め方を比較してみましょう。エアコンは温風を出して空気を循環させて部屋を暖めます。部屋全体を暖めるのに向いているため、リビングなどの広い部屋でも使えます。やけどの心配がないため、小さいお子さまがいるご家庭でも使いやすい暖房器具です。

一方、オイルヒーターは電気を使用して本体にあるオイルを温め、それを放熱して部屋を暖めます。エアコンとは違い、風を出して暖めるものではありません。部屋全体が暖まるのに時間がかかりますが、エアコンと同じく部屋全体を暖めることができ、風を使わないため自然な暖かさを体感できます。温度ムラが発生しないので、部屋全体を均一に温められますよ。

また、オイル自体は密封されているため、補充や交換の必要はありません。空気の乾燥や汚れが気にならないのもオイルヒーターの魅力です。

オイルヒーターを使うメリット

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さまざまな暖房器具がある中で、オイルヒーターを使うメリットは何なのか、気になりますよね。今回はオイルヒーターのメリットを、4つに分けてご紹介します。オイルヒーターについて詳しく知らない人も、これを見ればオイルヒーターの魅力がすぐにわかりますよ。

空気や肌が乾燥しない

例えばエアコンを使った場合、乾燥が気になったことはありませんか?風を使った暖房器具は空気が乾燥しがちですが、オイルヒーターは風を使わずに部屋を暖めるため、空気が乾燥しないというメリットがあります。空気が乾燥すると、肌も乾燥してしまいます。女性など美容に気を使っている人にとって、乾燥は天敵ですよね。オイルヒーターは肌の乾燥も防いでくれるため、暖房器具は使いたいけど乾燥するのはいや、という人にぴったりですよ。

部屋全体が温まる

暖房器具は近くのみを暖めるものと、部屋全体を暖めるものがあります。オイルヒーターは、空気中を移動する輻射熱によって温めているので、部屋全体を暖めるのに向いています。仕事部屋や寝室など、好きな場所で使えますよ1台あるだけで1部屋暖められるので、寒い冬はぜひ持っておきたいですね。無風で自然な暖かさを感じられるため、温風が苦手な人や、ストーブのように本体の近くが高温になってしまうのが気になる人は、オイルヒーターが向いています。

本体が熱くなりにくく安全

小さなお子さまがいるご家庭では、危険な暖房器具は使えないですよね。オイルヒーターは火を使っていないため、安全性に優れています。さらに、表面温度は60~80℃と、他の暖房器具に比べて低温です。一瞬触ってしまっただけでは、やけどにならずに済むでしょう。ずっと触り続けると低温やけどを起こすため、注意は必要ですが、暖房器具の中では非常に安全性が高いです。小さなお子さまやペットがいるご家庭でも使いやすいですよ。

掃除が簡単

オイルヒーターのお手入れ方法は、ファンの部分を拭くだけです。オイルヒーターの内部は完全に密封されているため、ほこりが溜まってしまうということがありません。エアコンやストーブのように、定期的にお手入れをする必要がありませんよ。お手入れが面倒だからといって放置していると、故障の原因になってしまいます。ですが、オイルヒーターはそもそも定期的なお手入れの必要がないため、故障の原因になるということもありません。お手入れが面倒な人は、オイルヒーターがおすすめですよ。

オイルヒーターのデメリット

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オイルヒーターのメリットをご紹介しましたが、いくつか注意点もあります。ここでは、オイルヒーターのデメリットを3つに分けてご紹介します。実際にオイルヒーターを購入してから気が付いても遅いので、購入する前にしっかり確認しておきましょう。

部屋が温まるまでに時間がかかる

オイルヒーターは放熱によって少しずつ部屋を暖めるため、部屋全体が温まるまでに時間がかかってしまいます。部屋の広さにもよりますが、部屋全体が暖まるまでに、30分~1間程度はかかると考えていいでしょう。10畳以上の広い部屋になると、オイルヒーターだけでは寒いと感じてしまうかもしれません。このように、オイルヒーターは暖めるのに時間がかかるため、今すぐ部屋を暖めたいというときには、あまり向いていません。オイルヒーターと他の暖房器具を兼用するのがおすすめです。

電気代が高め

オイルヒーターは部屋全体を暖めるのに時間がかかるため、電気代が高くなってしまいます。例えば、1時間あたりの電気代を比較してみると、エアコンは約18円、こたつは約3円、オイルヒーターは約40円と、非常に高いことが分かります。あくまで目安ですが、電気代を抑えたい人にはあまり向いていませんね。ですが、オイルヒーターは電源を切った後も周囲の温度が持続している特徴があります。部屋全体が暖まったら電源を消すなど、工夫すれば電気代を抑えることができますよ。

廃棄に手間がかかる

オイルヒーターの寿命は約10年と長いですが、万が一故障してしまった場合、廃棄に手間がかかるというデメリットがあります。地域によって廃棄方法は異なりますが、基本的には粗大ごみに日に捨てる、メーカーに処分を依頼するなどの廃棄方法があります。

粗大ごみで捨てられる場合は簡単ですが、地域によってはオイルを抜かないと処分できない場合もあるので、注意が必要です。メーカーに依頼する場合は送料がかかる可能性があるため、送料が自己負担かどうかは、あらかじめ確認しておきましょう。

オイルヒーターとエアコンの電気代

財布のイメージ画像

オイルヒーターは電気代が高いというデメリットがあります。ここでは、エアコンとオイルヒーターの電気代をご紹介します。他の暖房器具の電気代もご紹介するので、電気代を抑えたい人は、参考にしてみてください。

オイルヒーターの電気代の目安

オイルヒーターは、出力切替が3~5段階あり、最大1500Wの消費電力がかかります。消費電力×1kWhあたりの電気料=1時間あたりの電気代の計算式で計算してみると、オイルヒーターの1時間あたりにかかる電気代は16.2~40.5円です。1kWh当たりの電気代は家庭によって異なりますが、今回は27円で計算しました。他の暖房器具の電気代はこれからご紹介しますが、オイルヒーターの電気代は決して安くはないのがわかります。

エアコンの電気代の目安

エアコンは適用畳数によって消費電力も大きく異なりますが、今回は8畳用のエアコンを参考に計算してみます。8畳用のエアコンの消費電力は660Wです。先ほどの計算式を参考にすると、1時間あたりの電気代は17.8円になります。オイルヒーターと比べると、エアコンの方が安いということが分かります。オイルヒーターの温度設定を低めにして使えばエアコンの方が電気代が高いですが、寒い冬では温度設定を高くして使う場合が多いでしょう。オイルヒータとエアコンでは、エアコンの方が電気代が安いという結果になりました。

その他の暖房器具の電気代との比較

暖房器具はオイルヒーターや7エアコンの他にも、電気ストーブやこたつ、電気ファンヒーターなどがあります。消費電力×1kWhあたりの電気料=1時間あたりの電気代の計算式で計算すると、電気ストーブは9.5~27円、こたつは2.4~9.5円、電気ファンヒーターは16.2~44.4円という結果になりました。こたつの電気代が安いですね。エアコンと比べても非常にやすいことがわかります。ですが、こたつは部屋全体を暖めるものではありません。電気代だけではなく、用途によって暖房器具を選んでくださいね。

◆こちらの記事ではエアコンと電気ストーブの電気代を比較しているので、ぜひ参考にしてください。

◆こちらの記事ではエアコンと灯油ストーブの電気代を比較しているので、ぜひ参考にしてください。

オイルヒーターの電気代を節約する使い方

オイルヒーターのイメージ画像

オイルヒーターは電気代が高いですが、使い方によっては電気代を節約することもできます。オイルヒーターはメリットが多い暖房器具なので、使いたい人も多いでしょう。大きなデメリットとなる電気代を節約する方法を3つご紹介するので、参考にしてみてください。

設定温度を低めにする

オイルヒーターは温度設定ができます。多くのオイルヒーターは、3段階~5段階の温度設定が可能です。設定温度が高いほど消費電力が上がり、電気代も高くなってしまいます。少しでも電気代を節約するためには、設定温度を低めにしましょう。

日中はなるべく設定温度を低くすれば、1ヶ月の電気代が大きく変わるでしょう。1℃温度を低くしたとしても、体感温度は変わらないと言われています。できる限り設定温度を低くして、高い温度はたまにしか使わないようにしましょう。

部屋の気密性を上げる

オイルヒーターを使う場合は、ドアの開け閉めを最低限に減らした方が部屋全体が暖まります。ドアの開け閉めによって暖気が逃げてしまうため、頻繁に人が出入りする場所で使うと電気代が高くなってしまいます。

気密性の高い場所で使えば暖気が逃げず、余計な電力を使う必要がないため、電気代を節約できますよ。もしリビングで使う場合は、閉められるドアは全て閉め、ドアを開ける回数を減らしましょう。毎日気を付けていれば、電気代の約になりますよ。

節電・省エネモードを活用する

製品によっては、節電モードや省エネモードが搭載されています。これらの運転モードを使えば、室温を感知して自動で最適な運転を行うため、余計な出力を使いません。通常運転に比べて、消費電力を抑えることができます。

部屋をしっかり暖めたいけど、電気代が気になるという人は、節電モードや省エネモードが搭載されている製品を選んでください。難しい設定もないため、簡単に電気代を節約できますよ。

おすすめのオイルヒーター

オイルヒーターのイメージ画像

それでは、おすすめのオイルヒーターをご紹介します。今回ご紹介するオイルヒーターは3つです。価格や消費電力をまとめたので、それぞれ比較してみてください。これからオイルヒーターを買う予定の人は、ぜひ参考にしてみてください。

デロンギ ユニカルド オイルヒーターRHJ65L0915

デロンギ ユニカルド オイルヒーターRHJ65L0915は、エコ運転モードが搭載されています。部屋の温度を感知して、最適な電力レベルで運転します。設定した温度よりも少し控えめになりますが、通常運転モードに比べて約20%節電できる、省エネに優れた機能です。タイマー機能が搭載されていて、24時間プログラミングが可能です。外出や帰宅の時間に合わせて電源のオンオフを設定すれば、無駄なく快適に過ごせますよ。

表面温度は60℃、さらにチャイルドロックが付いているため、小さなお子さまがいるご家庭でも安心して使えます。また、折りたたみ式のキャスターが付きです。ネジで固定するような組み立てが必要ないので、女性や年配の人でも安心して使えます。操作は、まわす・押すの単純操作なのも魅力の1つです。節電できて使いやすいオイルヒーターです。

価格45,000円前後
本体サイズ幅300mm×奥行き560mm×高さ680mm
適用畳数10~13畳
消費電力強1500W/中900W/弱600W
節電・省エネモードあり
搭載機能タイマー機能

デロンギ ベルカルド オイルヒーターRHJ75V0915-GY

デロンギ ベルカルドオイルヒーターRHJ75V0915-GYは広めの部屋に最適なオイルヒーターです。適用畳数は10~13と広く、寝室や子供部屋で使うのにぴったりです。もちろんリビングで使うこともできますよ。eco運転モードが搭載しているため、電気代を節約することもできます。温めすぎの無駄を省いて運転して、電力レベルを自動で調整します。ボタン1つで電気代を節約できるので、ぜひ活用したいですね。

タイマー機能はオン、オフ、スリープを24時間設定できます。起床時間よりも少し早めに電源をオンにする予約をしておけば、寒い早朝も快適に過ごせます。出かける時間よりも少し早めに電源をオフにする設定をしておけば、消し忘れる心配がないですよ。使い方によっては節電にもなる、嬉しい機能です。

また、リモコン付きなので、離れた場所からでも操作ができます。使わないときは本体背面にすっきり収納できますよ。チャイルドロックや、キャスターロックが付いているので、小さなお子さまやペットがいるご家庭でも安心して使えます。

価格60,000円前後
本体サイズ幅300mm×奥行き535mm×高さ680mm
適用畳数10~13畳
消費電力強1500W/中900W/弱600W
節電・省エネモードあり
搭載機能タイマー機能

アイリスオーヤマ POH-S1208M-W

アイリスオーヤマ POH-S1208M-Wは、比較的リーズナブルな価格で買うことができるオイルヒーターです。安いと機能性は大丈夫?と不安になるかもしれませんが、心配いりませんよ。出力は3段階に切り替え可能で、好みの温度に設定することもできます。1℃刻みで細かく設定可能で、最大35℃まで設定できます。好きな温度に調節できるのは嬉しいですね。

さらに、エコモードを使えば、効率のいい運転で部屋の温度を保ち、無駄な消費電力をカットしてくれます。ボタン1つで簡単にエコモードに変わるので、難しい操作が苦手な人でも安心ですね。タイマー機能は電源のオンオフが24時間、1時間単位で設定できます。朝起きる時間や帰宅時間に合わせて設定できますね。

転倒時にはセンサーが反応して、自動で電源がオフになる機能も付いています。本体が熱くなりすぎた場合も電源がオフになるため、安心して使うことができます。安くて高性能なオイルヒーターを探している人は、ぜひアイリスオーヤマPOH-S1208M-Wをチェックしてみてください。

価格15,000円前後
本体サイズ幅255mm×奥行き430mm×高さ635mm
適用畳数8畳
消費電力強1200W/中700W/弱500W
節電・省エネモードあり
搭載機能タイマー機能

オイルヒーターやエアコンを上手く使いこなして電気代を節約!

オイルヒーターを使用しているイメージ画像

オイルヒーターとエアコンの電気代の比較、おすすめのオイルヒーターや節電する方法をご紹介しました。ポイントは以下の通りです。

  • オイルヒーターは電気を使用して本体にあるオイルを温め、それを放熱して部屋を暖める
  • オイルヒーターは部屋全体を暖められる、空気や肌が乾燥しない、お手入れが簡単というメリットがある
  • オイルヒーターの電気代は高いので、使い方を工夫する必要がある

オイルヒーターは寒い冬に大活躍する暖房器具です。本体が熱くなりすぎないので、小さなお子さまやペットがいるご家庭でも安心して使えますよ。電気代が高いというデメリットがありますが、使い方を工夫して電気代を節約しましょう。この機会にオイルヒーターの購入を検討してみてはいかがでしょうか。オイルヒーターを買うときは、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

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