エアコンからの虫の侵入を防ぐのに役立つ防虫キャップ。エアコンのホースに装着するだけで、外から虫が入るのを防いでくれます。
「窓を閉めているはずなのに小さい虫が入ってきて困る」と悩んでいる方も多いですよね。防虫キャップを使えば、簡単に解決するかもしれませんよ。
しかし、防虫キャップも完全ではないため注意が必要です。
この記事では、防虫キャップの特性や注意点を踏まえ、ドレンホースからの虫の侵入を防ぐ方法について解説します。
この記事でわかること
- 防虫キャップは、安価かつ手軽に害虫の侵入を防ぐ効果があり、どの家庭にもおすすめ。
- ほこりやゴミが詰まって、エアコンの水漏れを引き起こすリスクもあるので、定期的にチェックして、掃除する必要がある。
- 防虫キャップは、逆止弁の機能があるものなど商品の幅が広く、100均でも購入ができる。
エアコンの防虫キャップとは?
エアコンの防虫キャップとは、どのような効果があるものなのでしょうか。外部からの害虫の侵入を防ぐのはもちろん、その他の効果が見込めるものもあります。
また本当に必要なものなのかどうかについても、考えてみましょう。
エアコンの防虫キャップとはどんなもの?
防虫キャップとは、エアコンのドレンホースの先に取り付けることで害虫の侵入を防げるグッズです。
ドレンホースは室内と屋外を直接繋いで、エアコンからの汚水や結露を外へ排出しています。
エアコンを長く使い続けるには必要な機能ですが、外と繋がっているため虫が入ってしまう欠点が。
そんな時は、ドレンホースに防虫キャップをつけておけば害虫の侵入を抑えられます。
防虫キャップはの先端はメッシュ地になっていたり穴が空いているので、虫の侵入を防ぎながらも排水機能のは邪魔にはなりません。
防虫キャップの中には、逆止弁の機能を兼ねているものもあり、ドレンホースから空気が入って、ポコポコと鳴ってしまう音を防ぐ効果あります。
また防虫キャップ自体に防虫成分が練り込まれている製品であれば、穴を通り抜けてしまうほどの小さい害虫でも、成分の力によって侵入を抑制できます。
防虫キャップは本当に必要なの?
防虫キャップは、必ず付けないといけないものではありません。
しかし、ゴキブリなどの害虫の侵入を強く防ぎたいと考えるのであれば、装着を検討するとよいでしょう。
もっとも防虫キャップを装着することで、生じるデメリットもあります。
以下、防虫キャップを装着することのメリットとデメリットについて解説します。
双方を把握して、本当に必要かどうかを検討しましょう。
防虫キャップのメリット
防虫キャップは、手軽に害虫対策ができる便利なグッズです。
大きな費用や手間もなく、実践できるので、どの家庭でも試しやすいのもメリットと言えるでしょう。
具体的に、どのようなメリットがあるのか、さらに詳しく解説していきましょう。
エアコンを通じた虫の侵入を防げる
防虫キャップ最大のメリットは、ドレンホースからの害虫の侵入を予防し、害虫が詰まる危険性も取り除ける点です。
侵入率が高いゴキブリやカメムシは駆除が大変なだけでなく、死骸でアレルギーを引き起こすことも。防虫キャップをつけるだけで、汚い害虫の侵入経路を塞げます。
また害虫がドレンホース内に詰まって、エアコンの汚水排水を邪魔するリスクも減らせます。
1度ホースが詰まると、エアコンが正常に機能しなくなり、業者を呼ばなくてはならない事態になることもあり得ます。
防虫キャップ1つで害虫駆除と排水不良の防止が叶えられる点は大きなメリットです。
手軽・安価に害虫対策ができる
防虫キャップは100円均一ショップでも購入できるので、手軽かつ安価に手に入ります。
エアコンのドレンホースの直径は14・16・26㎜がほとんど。
「ドレンホースの形状に合う防虫キャップを探すのが大変なんじゃないの?」という心配は不要です。
また防虫キャップはドレンホースの先端に差し込むだけで設置が完了します。
100円ショップに行った際に、ついでに購入して付ければOKな手軽さは、家事や仕事で忙しい人でも嬉しいのではないでしょうか。
はめるだけで簡単に装着できる
防虫キャップは、ドレンホースの先にはめるだけで装着を完了でき、誰でも簡単に設置できる手軽さもメリットです。
買ってきたらそのまますぐに対策できます。
もちろん女性でも迷うことなく対策できるので、一人暮らしなどでも問題ありません。
難しい操作や作業の依頼をすることなく、害虫対策ができるので、どんな家庭でも取り入れやすい方法と言えるでしょう。
防虫キャップのデメリット
「害虫侵入を予防できるなら早く防虫キャップを付けたほうがいい!」と思った人がほとんどでしょう。
しかし防虫キャップには、デメリットともなり得る点があります。
防虫キャップのデメリットも理解した上で、設置を検討してみると良いでしょう。
汚れやゴミが詰まりやすい
防虫キャップは、エアコン内部の汚れの排水を多少なりとも邪魔をしてしまう可能性が高いので、何も付けていないときよりもホースが詰まりやすくなります。
ドレンホースの本来の機能は、エアコン内部のほこりや汚れを外へ排出すること。
防虫キャップのメッシュが細かすぎると、ほこりや汚れが詰まりやすくなります。
汚れやゴミがなるべく詰まらないように、目が粗い防虫キャップを選びましょう。
定期的なメンテナンスが必要
防虫キャップが知らぬ間に排水機能を邪魔することがあるので、定期的な清掃とメンテナンスが必要です。
防虫キャップは屋外からの虫の侵入を防ぐ面では魅力的ですが、目が細かすぎるとエアコン内部からの汚れが詰まりやすくなります。
万が一うまく排水できないと、エアコンから水漏れしてしまうことも。水漏れしたエアコンは業者に修理を頼まなくてはいけません。
防虫キャップを付ける際は、ごみなどが詰まっていないか定期的に確認し、必要に応じて掃除するなど、メンテナンスをおこないましょう。
エアコン防虫キャップの選び方
「どうしても害虫の侵入が気になる」「1人暮らしだから虫が出たら駆除できる自信がない…」と思う人は防虫キャップのおすすめの選び方を参考に、購入してみましょう。
安価と言えど、自宅のドレンホースに合っていないキャップを購入してしまうと無駄になりかねません。
正しく効果を得るためにも、選び方のポイントを確認しておきましょう。
ドレンホースのサイズに合ったものを選ぶ
ドレンホースに合ったサイズの防虫キャップでないと、設置しても隙間から害虫が侵入してしまいます。
ドレンホースとはそもそもエアコンの室外機から出ている1本のジャバラ状のホースのこと。ドレンホースの先端か、接続部の細い部分に記載がある数字がホースのサイズを示しています。
記載されているサイズと同じ大きさの防虫キャップだと緩い可能性があります。ドレンホースのサイズ展開は基本的に以下の3通りなので、記載サイズのワンサイズ下の防虫キャップを購入すると安心です。
- 14mm
- 16mm
- 26mm
サイズが分からない場合は、エアコンの取扱説明書を確認しましょう。
素材の特徴を踏まえて選ぶ
防虫キャップの素材にもいくつかの種類があり、素材によって特性が異なります。
素材によるメリットを理解して、ニーズに合ったものを選ぶと良いでしょう。
防虫キャップの素材には、主にプラスチックと金属の2種類があります。
防虫キャップの素材 | メリット |
---|---|
プラスチック | 価格が安価で複数個を購入しやすい 軽くて扱いやすい 防虫成分が練り込まれているものもある |
金属 | 耐久性に優れていて長期間使用できる ステンレス製は錆びにくくメンテナンスに手がかからない |
近隣で手軽に購入しやすいのは、プラスチック製です。
複数個のまとめ売りをしていることもあり、複数台のエアコンの対策を考えている人にもおすすめ。
金属製は、なかなか近隣のお店で売っていないこともあるため、オンラインで商品を比較して購入するのがよいでしょう。
セット売りや汎用タイプを選ぶ
もし防虫キャップのサイズが合わない事態が不安なら、セット売りや汎用タイプを購入しておくとサイズを試せるのでおすすめです。
1個ずつの販売されているものは、サイズが明確にわかっている場合には、無駄がないので最適です。
ただしサイズに不安がある、予備も用意しておきたいという人はAmazonや楽天などのセット売りの購入がおすすめ。
通販で販売されている防虫キャップには、防虫剤入りの防虫キャップもあります。
害虫の侵入を限りなく0に近づけたい人も、通販で買える高性能な防虫キャップがおすすめです。
メッシュが荒いものがおすすめ
防虫キャップのメッシュが細かいと、エアコンの汚水に混ざる汚れやほこりがドレンホース内に詰まりやすくなります。
ドレンホースが詰まるとエアコンからの排水が正常におこなわれなくなり、最悪の場合、汚水がエアコンに逆流して、水漏れしてしまうことも。
汚水でエアコンが壊れ、使えなくなってしまうと大変です。ドレンホースの排水機能を邪魔せず、防虫がくぐり抜けないメッシュの大きさを選ぶといいでしょう。
おすすめのエアコン防虫キャップ
具体的におすすめの防虫キャップを紹介していきます。
紹介する商品は、人気が高く、性能も認められているものばかり。
初めての購入などで、どれがいいのか迷ってしまう人は、以下の商品ラインナップを参考にしてみてください。
バルサン エアコン排水ホース用 防虫剤練り込み キャップ
防虫用のくん煙剤や虫よけスプレーなどで有名なバルサンから販売されている防虫キャップです。
キャップの形状+薬剤のダブルブロックで虫の侵入を防ぎます。
キャップに虫の嫌がる成分を配合した薬剤が入っているので、ゴキブリなど大きな虫の侵入は入口の形状でブロックし、キャップを通れる小さな虫には薬剤が効果を発揮。
薬剤の虫よけは約半年ほど効果が続きます。使用できるホースの内径は14㎜、16㎜です。
内容量 | 2個 |
特徴 | 形状+薬剤によるWブロック 防虫キャップに薬剤が練りこんである 虫除け効果は6カ月 |
材質 | EVA |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
因幡電工 防虫ドレンキャップ DC-1416
蛇腹状のドレンホースにワンタッチで取り付けられる、シンプルな形状の防虫キャップです。
ホースに被せるようにはめるだけなので簡単に付けられます。
先端の格子より小さな虫は防げませんが、ゴキブリなどの大きな虫の対策には十分。
2個入りで300円程度なので、気軽に試しやすいもの嬉しいですね。14㎜、16㎜のドレンホースに装着できます。
内容量 | 2個 |
特徴 | ワンタッチで取り付け可能 |
材質 | PP |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
因幡電工 エアコン用消音防虫弁 おとめちゃん DHB-1416
因幡電工の「おとめちゃん」は、ドレンホースの排水のたまり部分で、高気密住宅での気圧差によってポコポコと音が発生する現象を抑制してくれます。
本来は、配水時の音を解消してくれるグッズですが、同時に害虫の侵入や外気の侵入を防ぐ役割も担ってくれる一石二鳥の商品です。
透明のボディなので、中の様子が見えやすく、ゴミなどが溜まっていればすぐに確認できるのもメリットの一つ。
害虫対策だけでなく、普段からドレンホースの音が気になっている家庭におすすめです。
内容量 | 1個 |
特徴 | ドレンホースのポコポコ音を防ぐ 外気の侵入を防ぐ |
材質 | アクリル樹脂 |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
ミツギロン エアコン排水ホース用 防虫キャップ 虫無視バイバイ ST-23
透明なので取り付けているのが目立たない防虫キャップ。クリアな材質なので、中の様子が確認しやすく、ゴミなどが溜まっていればすぐにわかるのもうれしいポイントです。
素材にポリカーボネートを使用しており頑丈なため、踏んでも壊れません。
また、紫外線や熱にも強いので、屋外にホースがむき出しでも劣化しにくいのが特徴。虫だけでなく、ほこりや土なども入りづらい形状です。
14㎜、16㎜のドレンホースに装着できます。
内容量 | 2個 |
特徴 | 中が確認できるクリアタイプ 紫外線に強い 頑丈な耐候性ポリカーボネート製 |
材質 | 耐候性ポリカーボネート |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
伊勢藤 エアコン排水ホース防虫キャップ
内径14mm、16mmに一つで対応できるだけでなく、1パッケージで3個入っており、コストパフォーマンスが高い伊勢藤のエアコン排水ホース防虫キャップ。
楽天ランキングでは、1位を獲得したこともある人気商品です。
挿し込むだけの簡単な作業で設置は完了。ゴキブリなどの害虫だけでなく、土やホコリも防ぎ、エアコンからの排水を流しやすくしてくれます。
家庭用・業務用問わず、対応ができるので、一般的な住宅はもちろん、店舗などを営む人にもおすすめです。
内容量 | 3個 |
特徴 | 挿し込むだけで設置完了 家庭用・業務用問わず使用可能 |
材質 | 熱可塑性エラストマー |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
未来工業 ネオクリア BWHC-1416
クリアなボディで、中の様子を確認しやすく、ゴミが溜まっているなどのメンテナンスの状態も見やすい未来工業のネオクリア。
ドレンホースの先端や中間はもちろん、ドレンパイプ・VP管にも、20サイズの継手(ソケット・異径ソケット等)を介して先端に設置できます。
害虫の防止だけでなく、室内外の気圧差によってドレンホースから外気が流入することで発生するエアコンのポコポコ音も防止してくれます。
目詰まりも起しにくい構造なので、排水を妨げることなく、スムーズに使用できるでしょう。
内容量 | 1個 |
特徴 | ドレンパイプでも使用できる |
材質 | 本体:アクリル樹脂 弁 :シリコンゴム |
ホース内径 | ドレンホース:内径14mm・16mm ドレンパイプ: 16+(異形ソケット16-20) 20+(異形ソケット20) 25+(異形ソケット20-25) |
イチネンTASCO ドレン防虫キャップ TA975BZ
イチネンTASCOのドレン防虫キャップは、ドレンホースの末端部分に挿し込むだけで、簡単に設置できる防虫キャップ。
ドレンホースからの害虫の侵入だけでなく、風の逆流による室内への音も軽減してくれる仕様です。
また害虫だけでなく、土やほこりなども防ぎ、エアコンからの排水を流しやすくしてくれる効果もあります。
安価でありながら、2個セットになっているので、コストパフォーマンスも良好な商品です。
内容量 | 2個 |
特徴 | 簡単に取り付けができる 風の逆流による室内への音も軽減 |
材質 | 熱可塑性エラストマー |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
ガオナ これカモ 防虫キャップ(GA-KW002)
ガオナの防虫キャップは、両面テープで地面に固定する形状の防虫キャップ。
ドレンホースの巻き癖による跳ね上がりをおさえることができ、排水をスムーズに促したり、汚水の飛び散りを防止したりする効果があります。
空中にドレンホースが浮くことなく固定しながらも、しっかりと害虫の侵入を防げます。
1つで2個セットなので、予備として保管しておく場合も、複数台の対策をしたい場合にもちょうどよいでしょう。
内容量 | 2個 |
特徴 | 両面テープで地面に固定 |
材質 | 塩化ビニル樹脂 |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
高翔産業 ステンレス製 ドレンキャップC 縦型(KS-C-32)
高翔産業のドレンキャップCは、耐久性にも優れているステンレス製の防虫キャップ。
さびにくく、落ち葉などが堆積しにくい形状になっているので、メンテナンスに手間取ることもありません。
サイズは大・中・小の3つに分かれており、内径のサイズに合わせて、選ぶことができます。
大きめの内径のドレンホースにも対応できるので、手軽に購入できる製品では、サイズが合わないと迷っていた人にもおすすめ。
目詰まりも起しにくい粗目のドレンキャップなので、排水もスムーズです。
内容量 | 1個 |
特徴 | さびにくくメンテナンスも楽なステンレス製 大・中・小のサイズで、幅広い内径に対応 |
材質 | ステンレス |
ホース内径 | KS-C-22:内径40~60mm KS-C-12:内径60~100mm KS-C-32:内径100~150mm |
LANMU 4個入り防虫キャップ
高品質のやわらかいシリコン素材を使用しており、摩耗に強く、壊れにくい特性を持つLANMUの防虫キャップ。
1つ取り付けておけば、長く使用することができ、頻繁な交換は必要ないほどの耐久性がポイントです。
やわらかいシリコン素材であるがゆえに、ほとんどのサイズの室外機ドレンホースに対応でき、内径14mmや16mmはもちろん、26mmにも対応が可能。
多くの防虫キャップは、14mm・16mmのみの対応が多いので、サイズが合わないと悩んでいた人におすすめです。
内容量 | 4個 |
特徴 | 摩耗に強く耐久性に優れている ほとんどのサイズのドレンホースに対応が可能 |
材質 | シリコン |
ホース内径 | 内径14mm・16mm・26mm |
100均一でも防虫キャップは買える?
防虫キャップ、近くの100均にもありそう!
防虫キャップは、ダイソーなどの100円均一ショップでも取り扱っている場合があります。
「安価で試してみたい」という人は、まず近隣の100均で商品を探してみるのもおすすめです。
しかし、素材や形状などの種類は限られていると言えるでしょう。またお店によっては取り扱いそのものがなく、探し回ってもみつからないというケースもありえます。
「形や素材にこだわりがある」「防虫剤が練り込まれているものがいい」など、こだわりがある場合には、ネットなどで商品を探した方が、目的に合った物が見つかります。
100均の商品は、あくまでお試しという人、そこまでこだわりがない人におすすめです。代表的な100均のダイソーでは、以下のような商品を取り扱っています。
エアコン排水ホース防虫キャップ(防音)
参考:ダイソー公式ネットストア「エアコン排水ホース防虫キャップ(防音)」
害虫の侵入を防止するのに加えて、逆止弁の機能もあり、ホースからのポコポコ音を防ぐ効果もあります。
内容量 | 1個 |
特徴 | 音の原因となる空気の逆流を防ぐ |
材質 | ポロプロピレン、シリコーンゴム |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
防虫キャップ(室外機ホース用、2個)
参考:ダイソー公式ネットストア「防虫キャップ(室外機ホース用、2個)」
一般的な防虫キャップ。2個入り14mmと16mmの内径に対応しているのでで、複数台の対策や予備としてもおすすめの商品。
内容量 | 2個 |
特徴 | 2個入り 内径14mm・16mm両タイプに対応可 |
材質 | ポロプロピレン |
ホース内径 | 内径14mm・16mm兼用 |
エアコン防虫キャップ以外の対策方法
最後にエアコン経由で害虫が侵入してくるのを防ぐ、防虫キャップ以外の方法を解説します。
今から紹介する2つの害虫対策方法は、家にあるものですぐに実践できるものも。「防虫キャップを買いに行くのが面倒」「防虫キャップは掃除がめんどくさそう」と感じた人は、これから紹介する方法を試してみて下さい。
ドレンホースをカットする
防虫キャップを付ける以外に、ドレンホースをカットし地面から浮かせるだけでも害虫の侵入リスクは大幅に減らせます。
地面に直接ドレンホースが付いていると、虫がそのまま入りやすく、どうしても侵入経路になってしまいます。
地面と接していなければ、土も虫もホースから距離を置けるので一定数の侵入は防げるでしょう。
もともと乾きやすい土や虫が少ない場所であれば、ドレンホースのカットだけで害虫侵入を防げる可能性も高いです。
防虫キャップのデメリットが気になった人は、1度ドレンホースをカットすることで対処してみるのもおすすめです。
ドレンホースをカットしても害虫の侵入が気になるのであれば、防虫キャップを取り付けを検討するとよいでしょう。
防虫ネット
防虫ネットとは、家にある排水溝用のネットを輪ゴムや結束バンドでドレンホースに付ける方法です。
排水溝用ネットならもともと水が通過できる大きさのメッシュなので、ドレンホースの排水機能を邪魔しません。
さらにメッシュの目が細かいので、小さなアリやクモから大きなゴキブリまで室内への侵入を防げるでしょう。
また防虫ネットなら、1袋30枚入りなど大容量なものばかり。汚れが気になったら捨てればOKなので防虫キャップよりもメンテナンスが簡単です。
ただ防虫ネットが大きすぎたり、周囲に落ち葉が散乱しているとネットに絡みやすいといったデメリットも。
また見栄えが悪くなってしまうので、外から室外機が見える家だと気になる人もいるかもしれません。
逆止弁
逆止弁はエアコンのポコポコ音を解消するためにドレンホースの先に付けるキャップです。
防虫キャップ同様に、ドレンホースの先端に取り付けるため、害虫の侵入を抑制できます。
ほこり等の汚れが詰まりやすく、メンテナンスが面倒な点は防虫キャップと同じです。
また汚れが逆止弁に詰まると、排水機能が利かなくなるのでエアコンから水漏れする可能性もあります。
ただ弁付きなことと透明なことが防虫キャップとの違いです。
逆止弁を正しく取り付ければ、汚水排水時のみ弁が開き通常時は弁が閉じたままになるため、虫の侵入と臭気の漏れを抑えてくれます。
また逆止弁は中に汚れが詰まっているかが見えるように透明です。掃除のタイミングがわかりやすいので、防虫キャップより衛生面を保ちやすいとです。
エアコンの防虫キャップはメリット・デメリットを理解して判断しよう
本記事ではエアコン防虫キャップのメリットとデメリットについて解説し、防虫キャップ以外の害虫対策も紹介しました。
防虫キャップは外からの害虫侵入を防いでくれる点は魅力的ですが、エアコンの汚水の排水が滞ってしまうリスクもありえます。
排水できなくなると、エアコンからの水漏れが発生し修理業者を呼ばなくてはいけません。
防虫キャップを取り付ける際は、1カ月ごとなど定期的にホース内部が詰まってないか確認するようにしましょう。
メンテナンスが面倒な場合は、害虫侵入防止と排水機能を両立させた防虫ネットがおすすめです。
見栄えは悪くなってしまいますが、取り付けや取り換えが簡単で、洗浄不要なのでコスパが良いでしょう。
ぜひそれぞれの家庭に合った方法で、エアコンからの害虫侵入の防止策を検討してみましょう。