7kg容量の洗濯機は、一人暮らしでも二人暮らしでも使える大きさです。これからの一人暮らしの準備として洗濯機を新しく買う方や、買い替えを検討している方は、洗濯機の容量に悩んでいるのではないでしょうか。
大きすぎても不便だし、小さすぎると洗濯の手間が増えてしまう…いったい自分のライフスタイルにはどの容量が合うのかとお悩みの方の参考となるよう、この記事では7kg容量の洗濯機について詳しく解説しています。
7㎏の洗濯機はどれくらいの量?
まず、基本的な洗濯機のサイズから解説していきましょう。現在主流として販売されている全自動洗濯機には、縦型とドラム式の2種類が展開されています。
縦型洗濯機の場合、最小容量は4.5kgから展開され、家庭用の最大容量は12kgまで、ドラム式の場合は、最小容量は6kgから最大で12kgまでが一般的な取り扱い容量です。それでは7kg容量の洗濯機は、いったい何人分の洗濯物を洗える容量で、どんな家族構成におすすめの大きさなのでしょうか。
洗濯容量の基本的な考え方
洗濯容量は、1人当たりの洗濯量の目安とされている量から算出すると、家庭や生活スタイルに合ったぴったりなサイズを見つけやすいです。洗濯物の量は、1人当たり1日約1.5kgだと言われていますので、この1.5kgに家族の人数を掛けることで、1日当たりの家族全員分となる洗濯量の目安が算出できます。
あくまで目安の単純計算にはなりますが、目安量として算出した1〜5人暮らしの1日当たりの洗濯量は下記のとおりです。
1人暮らし | 約1.5kg |
2人暮らし | 約3.0kg |
3人暮らし | 約4.5kg |
4人暮らし | 約6.0kg |
5人暮らし | 約7.5kg |
この表から見ると、7kg容量の洗濯機は1人〜4人暮らしまでの1日分の洗濯物を洗えるサイズだということが分かります。1〜2人暮らしの場合は、何日分かのまとめ洗いもできる余裕がある容量です。
実際の洗濯量はこの限りではなく、1日の過ごし方や季節によって増減があるので、目安からワンサイズ上の容量を選んで余裕を持っておくことをおすすめします。
どんな家族構成におすすめ?
7kg容量の洗濯機は、1人〜4人暮らしまでの家庭であれば1日分の洗濯物を洗えるサイズです。しかし実際の洗濯物には、目安容量にプラスアルファでイレギュラーな洗濯物も発生します。先述したように、目安量ぴったりではなく、ワンサイズ上の容量を選んで余裕を持っておきましょう。
1人暮らしであれば数日分の洗濯物をまとめ洗いできますし、2人暮らしでも2日分をまとめて洗濯できます。3人暮らしになるとまとめ洗いは少し難しく、毎日洗濯機を稼働させる必要があるかもしれません。5人暮らし以上の家庭では、7kg容量の洗濯機だと1日に2回以上は運転させないといけないので、もっと大型のファミリーサイズを検討することをおすすめします。
シーツやタオルケット、毛布など、大きめの寝具類も洗える容量なので、1人暮らしだからと大きすぎることもありません。コインランドリーに行かず、こまめに自宅で大物を洗いたいという方は、1人暮らしでも大きめ容量の洗濯機を選びましょう。
◆一人暮らしの方におすすめの洗濯機は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。一人暮らしの方・一人暮らしを検討している方は、ぜひご覧ください。
7㎏の洗濯機の特徴
7kg容量の洗濯機は1人暮らしサイズとしても適していて、2〜3人暮らしの家庭でも使えることが分かりました。続いては、7kg容量のだいたいの予算や機能性、乾燥機能の有無など、特徴について解説していきます。
ほとんどは縦型洗濯機
7kg容量の洗濯機では縦型が主流です。一部にドラム式も販売されていますが、取り扱っているメーカーが少なく、機種も少ないので選択肢が限られてしまいます。縦型洗濯機の洗浄方法は、大流量の水を使って洗濯槽内で衣類を洗う、「かくはん洗い」と「もみ洗い」です。衣類同士を擦り合わせて洗うので洗浄力が強く、汚れ落ちを求める方に適しています。
基本予算は10万円前後
7kg容量の洗濯機の場合、だいたいの予算としては10万円前後を見積もっておくと安心です。もちろん販売メーカーや店舗などによって値段の違いがあり、もっと安く購入できるモデルもあります。購入コストをなるべく低く抑えたいという場合は、洗濯機の機能面に注目してみましょう。
多機能であるほど価格は高くなっていきますので、自分が使いたい必要な機能だけを持った製品を選べば、初期費用を抑えられます。最新モデルではなく、ひとつ前の型落ち製品を選んでコストを抑える方法もおすすめです。
シンプルな機能性
7kg容量の洗濯機に搭載されている機能性は、メーカーの製品ごとに差はあるものの、最低限に近いシンプルなものだと考えておきましょう。ハイエンドモデルによく見られる多機能な製品は、7kg台のモデルではほとんど備えられていません。
衣類に合わせて選べるいくつかの洗浄コースや、干し時間を短縮するのに便利な簡易乾燥機能、洗濯槽のお手入れコース、あらかじめ運転予約ができるタイマー機能などが主です。一部のモデルには、洗剤・柔軟剤の自動投入機能、ヒーターによる乾燥機能なども搭載されています。
縦型洗濯機には乾燥機能はない
先ほど、一部の縦型洗濯機には乾燥機能があると説明しましたが、7kg容量の縦型モデルとなると、ほとんどの製品に乾燥機能は付いていません。もし乾燥機能があっても、縦型タイプでは高温風によるヒーター乾燥で衣類を乾かすので、ドラム式の乾燥方式と比べると電気代がかなり高くなってしまいます。乾燥機能をほとんど毎日使うつもりであれば、縦型ではなくドラム式を検討してみましょう。
ドラム式のメーカーは限られる
ドラム式の洗濯機は、ファミリー向けサイズの展開が主流です。7kg容量でもドラム式は販売されていますが、メーカーが一部に限られてしまいます。ドラム式洗濯機は本体デザインがおしゃれなものが多く憧れますが、条件を7kg容量に絞ると選択肢が限定され、気に入ったデザインのモデルを選べないかもしれません。
デザイン性を重視する場合や、汚れ落ちよりも衣類の傷みを軽減させたいという方は、目安容量を多少オーバーしてもドラム式を選ぶことをおすすめします。
7㎏の洗濯機の選び方ポイント
7kg容量の洗濯機についてだいたいの特徴が分かったところで、次は実際に製品を選ぶ上でのコツを見ていきましょう。失敗しない洗濯機選びができるよう、選び方のポイントを7つ挙げて細かく解説していきます。ぜひ購入前に読んで、参考にしてみてくださいね。
縦型かドラム式か
先ほども軽く触れましたが、7kg容量の洗濯機には、縦型とドラム式の選択肢があります。7kg台では縦型が主流なのでドラム式は少ないものの、どちらか好きなほうを選べます。どちらが合っているか分からないという方は、日頃の衣類の汚れ具合や、乾燥機能を使いたい頻度で考えてみてください。
まず洗浄力の違いについてですが、縦型では洗濯槽内にたっぷりの水を溜めて洗う「かくはん洗い」と「もみ洗い」で、水流を使って衣類同士を擦り合わせ、繊維の汚れを落とします。ドラム式よりも洗浄力が高いのがメリットですが、衣類が傷みやすい、使用水量がドラム式よりも多いというデメリットもあります。ランニングコスト面では劣るものの、縦型はドラム式よりもはるかに低価格で販売されていて、サイズもコンパクトで設置しやすいのが魅力です。
一方のドラム式ですが、ドラム内で衣類を回転させ、上から下へと落とす落下力を使った「たたき洗い」で洗浄します。縦型のように洗濯物すべてが常に水に浸かっている必要がなく、少量の水でも洗えます。縦型よりも洗浄力が劣りますが、衣類のダメージを抑えて節水しながら洗えるのが魅力です。ドラム式は乾燥機能が充実しているので、毎日の稼働で洗浄から乾燥まで行いたい場合には、ヒートポンプ式乾燥のドラム式を選ぶと、ヒーター式乾燥の縦型と比べて電気代をかなり安く抑えられます。
設置場所のサイズを確認
洗濯機選びでは、容量や機能面で選ぶことも大切ですが、設置スペースに置けるかどうかも重要なポイントです。賃貸住宅などでは、洗濯機を設置する防水パンという台が置かれていることがほとんどですが、この防水パンの対応サイズ内で洗濯機を選ぶ必要があります。防水パンに収まりきらない状態で洗濯機を稼働させると、運転中にぐらついて傾きや転倒の原因となってしまいます。
また、ドラム式を検討している場合には、蓋が開く向きにも注意が必要です。周囲の家具や洗面台などとぶつかって蓋が開きにくいと、衣類の出し入れが不便になってしまいます。設置場所に応じて左開き・右開きを選びましょう。
また、集合住宅などでは、念のために搬入経路まで確認しておく必要があります。室内の設置場所はクリアできても、エレベーターや階段、通路などを通れなければ搬入できません。通路部分が狭い集合住宅にお住まいの方は、経路寸法まで確認してから購入しましょう。
乾燥機能の有無
7kg容量の縦型・ドラム式洗濯機には、ほとんど乾燥機能が付いていませんが、中には乾燥機能付きの製品も販売されています。縦型の場合、乾燥方式はヒーター乾燥で、ヒーターの高温風によって衣類を乾かします。ドラム式で採用されているのはヒートポンプ乾燥で、除湿と温風乾燥を組み合わせた乾燥方式です。除湿を行う分、ヒーター乾燥よりも低温風で乾かせるので、電気代が安く抑えられます。
ほとんど毎日にように乾燥運転まで行いたい場合には、ヒートポンプ乾燥のドラム式洗濯機の検討をおすすめします。縦型のヒーター乾燥を頻繁に使っていると、光熱費がかなり高くなってしまうためです。悪天候が続いて洗濯物が乾きにくい時期や、まとめ洗いで衣類が溜まっているときなど、たまに乾燥機能を使うかもしれないという程度であれば、ヒーター乾燥でも十分でしょう。
ただし、7kg容量で乾燥機能付きのモデルとなると限られてしまいます。予算に余裕があれば容量をワンサイズ以上大きくして、ドラム式洗濯機を探してみてください。
静音性
集合住宅にお住まいの方や、早朝や深夜帯に洗濯機を運転させることが多い方は、運転時の静音性が気になるかと思います。洗濯機の静音性は、音の大きさを表すdB(デシベル)で表記されているので、この数値が低い静音モデルを選びましょう。騒音目安として、40dBは図書館内、50dBでは静かな事務所くらいだとされているので、45dB以下の騒音値が表記されている製品を選ぶのがおすすめです。
特に静音性に優れているのは、インバーターが搭載されている製品です。洗濯機の気になる音の原因は、洗濯槽とモーターがベルトで繋がれていることにより発生するものですが、インバーター搭載モデルは、ベルトで直接繋がれずに振動を抑制しているので、ノンインバーターの洗濯機と比較すると運転時の音に大きな違いがあります。
◆インバーターを搭載している洗濯機のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
お手入れ方法
毎日使う洗濯機は、お手入れのしやすさにも注目して選びましょう。頻繁にお手入れする部分としては、糸くずフィルターが挙げられます。古い型の製品に採用されている網タイプだと、ネットが破れたり目詰まりを起こしたりしやすいので、フィルターはプラスチック製のものを選ぶのがおすすめです。掃除がしやすく、耐久性にも優れています。
また、洗濯機の汚れで手強いのが、洗濯槽内の黒カビです。洗濯槽の構造上、どうしても外層に黒カビが発生しやすく、定期的にカビ取りを行わないと、せっかく衣類を洗っても清潔になりません。とはいえ、洗濯機の掃除は億劫で、どうしても後回しになりがちですよね。こまめなお手入れに自信がない場合は、自動でクリーニングしてくれる機能が搭載されている製品など、お手入れの負担が楽になるモデルを選びましょう。
また、シャープの洗濯機は、洗濯槽の脱水穴をなくした「穴なし洗濯槽」という独自設計が特徴です。穴がないことによって、洗濯槽の外側に黒カビ発生を抑制できる他に、使用水量が少なく済むというランニングコストのメリットもあります。洗濯機は長く使い続ける家電であるからこそ、掃除のしやすさも考えて探してみてくださいね。
節水・節電機能
近年、さまざまな生活家電にAIセンサー機能が搭載されています。洗濯機にもAI搭載モデルは多く、センサー検知によって衣類の量や汚れ具合を把握して、運転時間や水量を調節してくれるのです。
人の目で把握しきれない部分をAIが把握して、無駄を省いてくれることによって、節水・節電効果に繋がり洗浄効果もアップします。先ほど紹介したシャープの「穴なし洗濯槽」も、洗濯槽の外側に水がいかない分、少ない水量でかくはん洗いを行える省エネ設計です。
メーカー特有の機能
洗濯機を販売している各メーカーでは、それぞれにメーカー特有の独自機能を搭載して、他社製品との差別化を図っています。自動クリーニング機能や脱水後に絡んだ衣類をほぐす仕上げ方法、独自のイオン技術を採用した除菌・消臭効果、温水洗浄などさまざまです。自分の好みや使い方に合った機能から、ライフスタイルに合うモデルを選んでみましょう。
7㎏の洗濯機を販売するおすすめメーカー
7kg容量の洗濯機は多くのメーカーから販売されていますが、中でも買い求めやすく、機能面でも優れているおすすめのメーカーを4社ご紹介します。他のメーカーも魅力的な機能を兼ね備えた製品を多数販売しているので、ここで挙げたメーカー以外にも気になる機能があれば詳しく調べてみてくださいね。
パナソニック
パナソニック(Panasonic)は、1918年に創業した日本の家電メーカーです。空気清浄機などで有名な、独自のイオン技術「ナノイー」を洗濯機に搭載しています。空気中の水分に微粒子イオンを含ませ、有害物質を包む技術です。花粉を落としやすくする効果もあります。衣類の除菌や消臭効果だけではなく、洗濯槽の黒カビ抑制にも効果的です。
洗浄面では、ヒーターで温水を使う「温水泡洗浄」が特徴です。洗浄液を温水で泡にして、衣類に浸透させて洗います。温水で洗うことにより、シャツの襟部分や袖口などに目立つ、黒ずみや黄ばみの原因である皮脂汚れが落ちやすく、水温が低い冬場の洗濯でも、洗剤の溶け残りやすすぎ残しを減らせます。
シャープ
「プラズマクラスターはシャープだけ」のキャッチコピーで有名なシャープ(SHARP)のプラズマクラスターは、空気清浄機やエアコンでおなじみの機能ですが、洗濯機にも搭載されています。独自のイオン技術「プラズマクラスター」は、放電によって活性酸素を発生させ、イオンを作り出します。除菌や消臭効果が高い空気浄化技術で、衣類の除菌・消臭や洗濯槽のカビ抑制効果があります。
また、シャープの洗濯機の特徴として、「穴なし洗濯槽」が挙げられます。通常の洗濯機には、洗濯槽に脱水用の穴がたくさん空いていますよね。シャープではこの穴をなくし、独自の穴なし設計を誕生させました。洗濯槽の穴がないことによって、槽の外側に発生する黒カビを抑制し、洗濯槽内へのカビの侵入を防げます。
槽の外側を通らず、蛇口から出る清潔な水道水だけで洗浄できるので、アレルギー体質の方や敏感肌の方にもやさしくおすすめです。洗濯槽内だけで水をかくはんさせて洗うので、使用水量が少なく済む光熱費面のメリットもあります。
東芝
東芝(TOSHIBA)の洗濯機は、高い洗浄力が魅力です。「抗菌ウルトラファインバブル洗浄」という独自の洗浄技術では、発生装置を使うことで水中に含まれる空気から、ナノサイズの「ウルトラファインバブル」を生成します。ナノサイズの泡は繊維のすき間にも入り込める小ささなので、繊維の奥まで洗浄液を浸透させられるのです。
このウルトラファインバブル水が、本体内に設置された「Ag+抗菌水ユニット」を通っていくことで、銀イオンの成分が溶けた抗菌水が生まれます。繊維の奥にまで入り込む洗浄液と抗菌水効果で、白いシャツも洗うたびに本来の白さが際立つ仕上がりです。
また、ダイレクトドライブモーター、もしくは新型ダイレクトドライブモーターが搭載された製品は低振動設計なので、時間帯を気にせずにいつでも洗濯機を運転できますよ。特に、ワンルームで洗濯機との距離が近い間取りでは、運転音が気になりますから低騒音モデルを選ぶことをおすすめします。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)は、老舗の国内メーカーと比較すると歴史の浅いメーカーですが、リーズナブルな価格設定で質の高い家電を取り扱っています。メーカーと問屋の機能を会社自体が併せ持ち、独自のシステムを確立することで、高品質ながらも低価格を実現しています。
アイリスオーヤマの洗濯機は、機能面をシンプルに設計しているのが特徴です。衣類の種類や汚れ具合に応じて選べる洗浄コースや洗濯槽のお手入れコース、簡易乾燥機能や予約タイマーなど、必要な機能に絞っています。安い製品では縦型だと3万円台から販売されているので、多機能性よりも必要機能を備えた製品で、とにかく初期費用を抑えたいという方におすすめです。
縦型|7㎏のおすすめ洗濯機
ここまでは、洗濯機の選び方や、おすすめのメーカーとその特徴について解説してきました。続いては、7kg容量のおすすめ製品をピックアップし紹介していきます。先ほど挙げたおすすめのメーカー以外の製品も含めてたっぷりと紹介しているので、7kg容量の洗濯機を探している方はぜひ参考にしてみてくださいね。まずは縦型のおすすめモデルから紹介していきましょう。
パナソニック NA-FA7H3
パナソニックの縦型洗濯機Fシリーズの「NA-FA7H3」は、水平方向と垂直方向の2つの水流から生み出される立体水流の「ビッグウェーブ洗浄」が採用されているモデルです。3枚のビッグウィングと3つの突起からなる独自のパルセーターで、少量の洗濯物を洗う低水位でも、立体水流でもみ洗いをしてしっかり汚れを落とします。
「つけおきコース」では、まず洗いを行ってから、つけおき・かくはん洗いを4セット繰り返し、最後にもう一度洗い上げてがんこな汚れをしっかり落とします。泥汚れが付いた衣類などを洗った後には、「サッと槽すすぎ」コースを使って洗濯槽をすすげば、次に洗う衣類も気にならずに使えます。脱水後には、自動でパルセーターが回転するからみほぐし運転によって、絡まった衣類同士をほぐして取り出しやすくします。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 92L |
洗濯時消費電力量 | 300Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 32~39dB |
幅×高さ×奥行き | 564×1022×573mm |
質量 | 34kg |
シャープ ES-GE7H
シャープの「ES-GE7H」は、ステンレス製の穴なし洗濯槽や自動槽洗いなど、清潔さを保ちやすい設計が魅力のモデルです。脱水穴がないことで、洗濯槽内に黒カビが入ってくるのを防ぎ、いつでも清潔な水で衣類を洗濯できます。外槽に水が流れ出ないので、余分な水を使わず節水にも繋がります。また、運転後には脱水時に使った水を再利用して、外槽を上から洗い流す「自動槽洗い」を行い、目が届きにくい外槽をオートでお手入れします。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 88L |
洗濯時消費電力量 | 390/460Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 42〜47dB |
幅×高さ×奥行き | 565×898×538mm |
質量 | 32kg |
シャープ ES-GV7J
「ES-GV7J」も、前述のモデルと同じく、穴なし槽設計の製品です。洗濯槽内はダイヤカット形状になっており、洗浄時に水流が加速する仕組みで作られています。かくはん洗い・もみ洗いに加えて、こすり洗いをしっかり行うことで、使用水量が少なくても高い洗浄力を発揮してくれます。
柔軟剤を使う家庭では、「香りプラスコース」を使うと、柔軟剤の効果や香りをさらに高めることができますよ。最後のすすぎの段階で、十分に衣類をほぐした後、ベストなタイミングで柔軟剤が投入されるので、衣類にまんべんなく柔軟剤成分が行き渡って、コーティング力と香りの良さが活かされます。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 80L |
洗濯時消費電力量 | 260Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 35〜38dB |
幅×高さ×奥行き | 600×1009×597mm |
質量 | 41kg |
日立 ビートウォッシュ BW-V70K
「BW-V70K」は、日立の人気シリーズ「ビートウォッシュ」モデルです。ビートウォッシュシリーズは、大流量の水で洗う「ナイアガラ ビート洗浄」「ナイアガラすすぎ」が特徴です。高濃度の洗剤液を衣類に浸透させ、たたき洗い・もみ洗い・押し洗い効果を発揮するパルセーター形状と、大流量のパワフルなナイアガラシャワーで、洗いムラを抑えながら汚れをしっかりと落とします。
ナイアガラシャワーはすすぎ運転でも活躍するので、洗剤のすすぎ残しが少ない仕上がりです。このナイアガラビート洗浄につけおきを足したコースでは、高濃度の洗剤液に120分もしくは360分つけおきを行うことで、衣類の黄ばみをしっかり洗浄できます。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 86L |
洗濯時消費電力量 | 45/45Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 32〜38dB |
幅×高さ×奥行き | 577×980×586mm |
質量 | 35kg |
AQUA AQW-S7P
AQUAの洗濯機は、衣類へのダメージを軽減させて洗う「3Dアクティブ洗浄」が特徴です。この「AQW-S7P」にも3Dアクティブ洗浄が採用されています。トールウイングパルセーターによって縦と横の流れから立体水流を生み出し、洗濯槽のスクラブドラムで衣類の傷みを抑えながらもみ洗いします。脱水運転の最後は「ほぐし仕上げ」を行い、衣類同士の絡みを和らげて取り出しやすい仕上がりです。
AQUAの洗濯機は、トップ部分をクリアガラス仕様にして、洗濯槽の中を見渡しやすくしたデザインが多いので、拭き掃除などのお手入れがしやすく、洗濯中の様子を確認することもできます。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 113L |
洗濯時消費電力量 | ー |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 42〜49dB |
幅×高さ×奥行き | 520×980×540mm |
質量 | 35kg |
東芝 AW-7GM2
東芝の「AW-7GM2」は、ダブルのセンサー機能によって運転をコントロールできるモデルです。「からみまセンサー」は、衣類同士の絡み具合を布量センサーが検知して、ちょうどいいほぐし具合になるようにコントロールするセンサーです。
「温度センサー」は、室温から水温を判断して、洗剤の溶け残りなどがないよう洗浄時間を調整します。室温が低い冬場でも、温度センサーが自動でコントロールしてくれる便利な機能です。ボディ幅が約52cmとスリムなデザインなので、省スペースにも設置しやすいモデルです。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 113L |
洗濯時消費電力量 | 459/510Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 37〜45dB |
幅×高さ×奥行き | 550×990×560mm |
質量 | 33kg |
東芝 ZABOON AW-7DH4
同じく東芝から、人気シリーズZABOONの「AW-7DH4」モデルです。東芝の人気機能であるウルトラファインバブル洗浄が搭載され、ボディ幅が約51.5cmとコンパクトに設計されています。
静音性の高いモデルで、洗浄時は約34dB、脱水時には約37dBと、騒音値の目安としては図書館内よりも静かだとされる運転音です。頻繁にごみを捨てる糸くずフィルターはカセット式なので、集めたごみを捨てやすくなっています。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 109L |
洗濯時消費電力量 | 390Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 34〜37dB |
幅×高さ×奥行き | 555×998×567mm |
質量 | 35kg |
ハイアール JW-UD70A
先ほども紹介したブランドのAQUAは、実は中国メーカーのハイアールグループに属するブランドです。ハイアールブランドは世界的に高いシェア率を誇り、アジアをはじめとする世界各地で販売展開しています。ハイアールブランドは、良品質でリーズナブルな製品を取り扱うことをコンセプトとした、高いコストパフォーマンスが魅力です。
「JW-UD70A」は、DDインバーターモーターが採用された静音設計で、洗濯槽とモーターを直結しています。洗浄運転では約36dB、脱水運転では約42dBと稼働音が静かなので、時間帯を気にせず運転させられます。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 95L |
洗濯時消費電力量 | 39/39Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 36〜42dB |
幅×高さ×奥行き | 550×970×545mm |
質量 | 32kg |
ハイアール JW-LD75C
ハイアールの「JW-LD75C」は、DDインバーターモーターが採用された静音設計の7.5kg容量モデルです。7kg台の縦型洗濯機の中では、投入口までの高さがいちばん低いローデザイン設計で、大物衣類を取り出す際に負荷がかかりにくく、掃除のしやすさにも配慮しています。
洗濯槽の汚れが気になるときは、「ちょっと槽洗浄」を使うと、約2分間で洗濯槽を軽く洗浄できます。汚れ物を洗った直後、次に衣類を洗う前に洗浄しておくと、気持ちよく使えますね。運転後に使用すれば、洗濯槽の黒カビ発生を抑えられてお手入れが楽になります。
パネルの操作音や運転終了時のブザーなどの音量を4段階で調節できるので、音量を最小まで下げれば夜間や早朝の運転でも気兼ねなく使えて、眠りを妨げることもありません。反対に、日中に家事をしていたりテレビを観ていたりして終了音に気づきにくい場合は、音量を大きくすれば、洗濯物を長時間出し忘れる心配がありません。
洗濯/乾燥容量 | 7.5kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 105L |
洗濯時消費電力量 | 46/46Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 38〜42dB |
幅×高さ×奥行き | 590×885×575mm |
質量 | 34kg |
アイリスオーヤマ IAW-T704-W
アイリスオーヤマの「IAW-T704-W」は、フラットなガラストップデザインで手入れがしやすく、見た目もすっきりとした印象のモデルです。洗浄コースが全8種類と充実していて、用途に応じて使い分けられます。干し時間を短縮できる「部屋干しモード」を使えば、部屋干しで発生しやすい生乾き臭などの嫌なニオイを抑えながら、通常の脱水運転時よりも早く衣類を乾かせます。
1時間単位から、最大24時間後まで設定できる運転予約タイマーが付いており、起床時間や帰宅時間に合わせて運転できて便利です。「チャイルドロックモード」にすれば、上蓋が開かないようにできるので、小さい子どものいる家庭でも安心して使えますね。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 144L |
洗濯時消費電力量 | ー |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 42〜58dB |
幅×高さ×奥行き | 590×930×591mm |
質量 | 36kg |
アイリスオーヤマ IAW-T705E-W
「IAW-T705E-W」は、3箇所から広範囲に水を放出する「スプラウォッシュ」が搭載されています。スプラウォッシュによって洗剤液をすばやくまんべんなく衣類へ染み込ませ、アイリスオーヤマの従来品より洗浄力が上がっています。安く購入できるところでは4万円台で販売されている、買い求めやすいモデルです。
洗浄コースは全6種類あり、部屋干し時の嫌なニオイを軽減させる「部屋干しモード」や、運転予約タイマー機能も付いています。糸くずフィルターが2箇所に設置されているので、細かい糸くずゴミも逃さずキャッチします。「洗い」「すすぎ」のボタンを2つ同時押しすることでチャイルドロック設定ができるので、お子さまがいる家庭でも安心な設計です。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 144L |
洗濯時消費電力量 | ー |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | 42〜58dB |
幅×高さ×奥行き | 590×930×591mm |
質量 | 36kg |
マクスゼン JW70WP01WH
マクスゼンは、シンプルな機能設計とリーズナブルな価格提供にこだわった日本のメーカーです。生活家電やキッチン家電、美容家電も取り扱っています。スタイリッシュなデザイン性の家電が多いので、一人暮らしや単身赴任の方にも人気が高いブランドです。
マクスゼンの「JW70WP01WH」は、洗濯コースが全5種類、槽乾燥・洗浄コースと簡易乾燥、1時間〜24時間後まで設定可能な予約タイマー機能が備わり、必要な機能を厳選して搭載しています。多すぎる機能は使いきれないので、簡潔な機能性の洗濯機を求めているという方は、シンプルかつ低価格なマクスゼンのモデルがおすすめですよ。
洗濯/乾燥容量 | 7kg/ー |
乾燥機能 | 簡易乾燥機能付き |
標準使用水量 | 130L |
洗濯時消費電力量 | ー |
乾燥時消費電力量 | ー |
運転音 | ー |
幅×高さ×奥行き | 565×835×534mm |
質量 | 30kg |
ドラム式|7㎏のおすすめ洗濯機
続いては、ドラム式の7kg容量モデルを紹介します。ドラム式洗濯機の魅力は、スタイリッシュなデザイン性と節水効果の高さ、衣類へのダメージの少なさです。縦型と比較して価格は高価にはなりますが、洗浄力だけでなく衣類の傷みにくさや、インテリアにマッチする本体デザインを求めている方におすすめです。
パナソニック NA-VG780L
「NA-VG780L」は、パナソニックのドラム式洗濯機Cuble(キューブル)シリーズのモデルです。ヒーター排気式の乾燥機能を搭載しているので、乾燥運転まで済ませたい家庭におすすめです。
Cubleシリーズは垂直と水平のキュービックフォルムを特徴とする、ランドリースペースに溶け込みやすいデザインで、見た目のスタイリッシュさから高い人気があります。本体幅と奥行きは約60cmとコンパクトなので、ドラム式はサイズが大きいと諦めていた家庭でも設置しやすい寸法です。
パナソニックの強みである「スゴ落ち泡洗浄」では、濃密泡の「ジェットバブルシステム」、洗剤液をすばやく浸透させる「ジェットシャワー」、パワフルに洗う「スピンダンシング洗浄」の3つのシステムで、高い洗浄力を実現しています。約60度の温水と組み合わせた「温水スゴ落ち泡洗浄」では、衣類の皮脂汚れまでしっかりと落とし、除菌・消臭効果もあるクリアな仕上がりです。
ドラムタイプ | 斜め型 |
開閉タイプ | 左開き(L)・右開き(R) |
洗濯/乾燥容量 | 7kg/3.5kg |
乾燥機能 | 低温風パワフル乾燥(ヒーター排気式) |
標準使用水量 | 69L |
洗濯時消費電力量 | 1190Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | 1750/1750Wh(50/60Hz) |
運転音 | 32〜46dB |
幅×高さ×奥行き | 639×1,050×600 mm |
質量 | 70kg |
シャープ ES-S7J
シャープのコンパクトサイズなドラム式「ES-S7J」は、奥行540mm以上の一般的な防水パンに設置できるモデルです。真下排水にも対応しているので、マンションなどの賃貸住宅にお住まいの家庭でも設置しやすい設計です。
センサーで乾き具合を感知しながら運転する、ヒーターセンサー式の乾燥機能が搭載されています。乾燥時に発生した湿気は除湿されて排水される仕組みなので、洗濯機周りがじめじめする心配もありません。温度・水位・重量・振動の計4つのセンサーが働き、効率的に運転をオートコントロールしてくれるので、節水・節電にも繋がる省エネモデルです。
乾燥時には、シャープ独自のイオン技術「プラズマクラスター」を使って、除菌しながら乾かすので清潔感のある仕上がりです。DDインバーターを搭載して、運転音も低振動で設計されています。
ドラムタイプ | 斜め型 |
開閉タイプ | 左開き(L)・右開き(R) |
洗濯/乾燥容量 | 7kg/3.5kg |
乾燥機能 | ヒーターセンサー乾燥(水冷除湿) |
標準使用水量 | 57L |
洗濯時消費電力量 | 190Wh(50/60Hz) |
乾燥時消費電力量 | 1,600/1,600Wh(50/60Hz) |
運転音 | 24〜39dB |
幅×高さ×奥行き | 640×1,039×600mm |
質量 | 73kg |
7㎏の洗濯機は一人暮らしから家族まで幅広い人におすすめ
今回は、7kg容量の洗濯機について、適した家族人数や選び方のポイント、縦型・ドラム式のおすすめ製品を紹介してきました。
- 7kg容量は1人〜4人暮らしの家庭に適したサイズ
- 寝具やカーテンなどの大物も洗える
- 縦型の展開が主流だがドラム式も一部扱っている
- 縦型に乾燥機能はほとんどなく、簡易乾燥機能付きの製品が多い
7kg容量の洗濯機は、2人〜4人暮らしの家庭で使えるサイズですが、週末にまとめ洗いをしたい1人暮らしの方にもおすすめです。シーツや毛布などをこまめに洗えるゆとりがあるので、1人では大きすぎるかなと心配することはありません。
縦型タイプの販売が主流ではありますが、ドラム式の販売もあります。乾燥機能を使う頻度が高い家庭では、乾燥運転時の電気代を安く抑えられるドラム式の購入がおすすめです。とにかく初期費用を安く購入したい場合には、搭載機能がシンプルで乾燥機能の付いていない縦型の購入をおすすめします。