どう選ぶ?顔にフィットするマスクの基準
ウイルス感染症や花粉症対策を目的に、マスクを利用する方も多くなっています。
しかし、顔へのフィット感が低いマスクを使っている場合、隙間からウイルスや花粉が入り込む恐れがあります。
マスク本来の効果を最大限に発揮させるためにも、顔にフィットするサイズの見分け方について理解を深めていきましょう。
マスク選びの基本:顔の形に合わせたサイズの見分け方
市販されているマスクの多くは、9~11cm、10.5~12.5cm、12~14.5cm、14cmの4種類のいずれかに分類されます。
自身がどのマスクを買うべきか判断するためにも、指を使ってチェックするのがおすすめです。
親指と人差し指をL字にして、親指の爪がある側を耳の付け根に沿わせます。
人差し指の角度は鼻の付け根のやや上あたりに来るように動かし、親指の腹から人差し指の先端までの直線上の長さを測定しましょう。
測定結果を4種類の中で最も近いサイズに当てはめると、自身にとって最適なサイズのマスクを見分けられます。
女性向け:小さめサイズでもゆるくないマスクの選び方
小さなサイズ感のマスクも多く販売されていますが、女性の中にはゆるいと感じる方もいるのが実情です。
フェイスラインにフィットするマスクを選ぶなら、ゴムの長さに着目しましょう。
親指と人差し指の長さを基準に測定して、各マスクの横幅と比較検討するのがおすすめです。
尚、立体マスクは前面に突き出すようなデザインになっている分、装着時にピッタリとフィットしないケースも多くなっています。
ゴム部分の伸縮性なども確認して、ゴムが長いと感じる場合はワンサイズ小さめにしてくださいね。
男性向け:広い顔に合うマスクの見つけ方
広い顔の男性がマスクを選ぶ場合は、マスクの横幅をチェックしましょう。
マスクの横幅が狭いと、顔をしっかりと覆い隠すことが難しくなります。
ウイルス感染症や花粉症対策としての効果が半減してしまうのはもちろん、身だしなみの配慮に欠けているという印象を周囲に与えかねないため、大きめサイズのマスクを選ぶことがポイントです。
事前に右耳から左耳までの長さをチェックし、ゴムの長さまで含めて十分な幅のマスクを選ぶ必要があります。
子供用マスクの特徴と安全な選び方
子供向けのマスクを選ぶにあたって、息苦しくないデザインやサイズ感のものを見つけることが重要です。
学校で1日中装着する場合、友達との会話で口元を動かしたり、体育の授業で息が荒くなったりする頻度も高くなります。
子供用のマスクは小さめサイズに作られているということもあり、気付かないうちに息苦しくなってしまうリスクが潜んでいます。
子供が呼吸しやすいマスクを購入するためにも、プリーツ型のような広げやすいマスクを選びましょう。
また、布マスクでなく使い捨てマスクなら、必要なタイミングで常に新しいマスクを取り出せるので安全性を高められます。
マスク購入時のポイント:サイズとフィット感
マスクと顔のフィット感を高めるためにも、サイズ選びを徹底する必要があります。
ここでは、オンラインショップで正確なサイズをチェックする方法、店頭での試着可否、不織布、布マスク、シリコンバンドの特性と選び方、耳の痛みを軽減するマスクについて解説していきます。
オンラインでのマスク購入:サイズを正確に選ぶ方法
オンラインショップなどでもさまざまなマスクが販売されていますが、「いまいちどのサイズを買えばいいのか分からない」「実物が見られないから合わないサイズを買ってしまいそう」といった悩みを抱える方もたくさんいます。
自身の顔のサイズを測るためにも、親指と人差し指を使った測定を行いましょう。
測定した長さが自身のマスクサイズの目安なので、オンラインショップで記載されているサイズの中から最適なものを選べばOKです。
店頭での試着可能?マスクの試着ポリシーについて
顔の印象を左右するマスクを選ぶにあたって、「実物を見てどれを買うか決めたい」「自分の顔色や雰囲気に合うカラーやデザインか確かめてから購入したい」という方もいるのではないでしょうか?
マスクの実物をチェックしながら選べる点が魅力の店頭販売ですが、衛生上の理由からマスクの試着を禁止している店舗が多くなっています。
しかし、使い捨てマスクに限り、店舗によってはサンプルとしてマスクを利用客に配布するケースもあります。
もし気になるマスクを店頭で見つけた場合は、試着に関して店員に尋ねてみるのがおすすめです。
尚、例えマスクの見本が置いてあったとしても、無断で試着することは絶対にやめましょう。
単に見るためだけに設置されている可能性が高く、不特定多数の人が触れている恐れもあるので、自身の安全を守るためにも店員に指示を仰いでくださいね。
不織布、布マスク、シリコンバンドの特性と選び方
マスクには大きく分けて不織布と布マスクの2つのタイプがありますが、サイズとフィット感に関する特性を理解することが大切です。
不織布はバラエティー豊富な種類が販売されており、同一商品でもS、M、Lなどの多彩なサイズ展開が魅力です。
選択肢が多いため、性別、顔のサイズ、形状を問わずに自身に合うマスクを見つけやすい傾向にあります。
一方の布マスクは、製品によってはワンサイズしかないものも多くなっています。
使用している素材の中には生地が伸びやすいものもあるため、長期的に使っていく中でフィット感がなくなりやすい点に注意が必要です。
尚、マスク装着時に耳の裏が痛くなる方のために、近年ではさまざまな種類のシリコンバンドも販売されています。
シリコンバンドはマスクのゴム部分に取り付けられるツールのことで、マスクの両側の紐を引っかけて頭の後ろに固定するタイプや、単にマスクのゴムの裏に装着するタイプなどがあります。
特に、頭の後ろに固定するタイプはゴムを引っ張って使うため、「思っていたよりもマスクのサイズが小さくてゴムがキツい」「マスク本体のサイズはピッタリなのにゴムがゆるい」という場合でもゴムの長さを調節しやすいところが特徴です。
カスタマイズ性の高さを兼ね備えているため、顔へのフィット感をアップさせたいときに活用できます。
耳が痛くない!ストレスフリーなマスクの特徴
マスクを長時間装着している場合、耳の裏が痛くなるという方も多くなっています。
耳が痛くなる主な原因は、マスクのゴムの皮膚への食い込みです。
特にゴムがキツいマスクや細いマスクを使っていると、耳の狭い範囲にゴムが擦れて痛みを感じやすくなります。
ストレスフリーで1日過ごしたいなら、ゴムではなく伸縮性に優れた生地を採用しているマスクを選びましょう。
マスクと耳にかける部分が一体型になっている製品を選ぶと、耳への負担を最小限に抑えられます。
尚、もしゴム入りのマスクを使いたい場合は、シリコンバンドを別途購入するのもおすすめです。
シリコンバンドはマスクのゴム部分に取り付けられる小型のツールで、ゴムと皮膚の摩擦を防ぐことによって装着時の不快感を軽減できます。
長時間使用でも快適!通気性と吸湿性に優れたマスク
1日中マスクをつける機会が多い場合、マスクによる不快感が蓄積されやすくなります。
マスクをつけること自体が煩わしくなってしまうため、快適に使える通気性と吸湿性に優れた製品を選ぶことが大切です。
ここでは、夏用の蒸れにくいマスク、保湿効果の高いマスク、スポーツ用マスク、メイクと相性の良いマスクについて深堀していきます。
夏向け:蒸れにくいマスクの選び方
夏にマスクをつける場合、蒸れにくいマスクを選ぶのがおすすめです。
マスク内の吐息と高い外気温の影響により、夏場はマスクの中が蒸れやすくなります。
不快感や肌荒れの原因になるので、通気性に優れたマスクを着用しましょう。
コットン素材のマスクは通気性だけでなく吸水性の高さも兼ね備えており、汗をスピーディーに吸収・発散してくれます。
蒸れずにサラサラとした着用感を維持できるので、気温が高くなる夏でも快適に着用可能です。
また、マスクの内側に冷感接触素材を採用している冷感マスクも、マスク内部に熱がこもるのを防ぐという特徴があります。
一般的なマスクと比べて高温になりにくいため、長い時間装着しても蒸れにくくなっています。
冬場の乾燥対策:保湿機能が高いマスクの選び方
マスクは肌の保湿成分を奪うという特徴があることから、冬場は乾燥肌になりがちです。
肌の健康を維持するためにも、シルクなどの保湿効果が高い素材のマスクをチョイスしましょう。
また、濡れマスクなどの保湿に特化したマスクなら、肌だけでなく喉などの粘膜の乾燥も防いでくれます。
保湿機能が高いマスクで肌荒れと感染症のリスクを軽減し、マスク生活を快適に過ごしてくださいね。
スポーツ用マスク:活動中も呼吸が楽なタイプ
マスクをつけたままスポーツやジムで活動する予定の方は、スポーツ用マスクを購入しましょう。
スポーツ用マスクは呼吸のしやすさにこだわっており、激しい運動の後でも息苦しさを感じにくい傾向にあります。
また、汗をかくことを想定して、速乾性や吸水性に優れた素材が採用されています。
使用中に顔からズレにくいフィット感も兼ね備えており、快適性と実用性の高さが魅力です。
メッシュ素材のマスクは通気性が高く、呼吸がしやすいのはもちろん、身体を動かして体温が上がっても蒸れにくいというメリットがあります。
ほかにも、ウレタン素材なら速乾性や吸水性に特化しており、激しく動いてもマスクがズレにくい点が特徴です。
スポーツブランドからも多彩な種類のスポーツ用マスクが販売されているので、パフォーマンスを高めるためにも自身に合うマスクを見つけてくださいね。
メイクが付きにくいマスクの選び方
皮膚に密着させて使うマスクには、メイクとの相性が悪いというデメリットがあります。
ファンデーションや口紅などの色がマスクに移りやすく、「見た目が汚くなるからマスクをあまりつけたくない」「色移りしたマスクを再度つけるのは抵抗があるから頻繁に交換している」という方も多くなっています。
メイクが付きにくいマスクを購入するにあたって、センターワイヤー入りのタイプを選ぶのがおすすめです。
ノーズワイヤーと並行するように口元にも長いワイヤーが入っており、マスクをつけたときにドームのように膨らむのが特徴です。
肌や唇がマスクと接触する範囲を大幅に減らせるので、メイクがマスクに付くリスクを最小限に抑えられます。
ファッションと合わせやすい!デザインマスクの選び方
マスク生活を最大限に楽しむためにも、ファッション性の高いデザインマスクを活用しましょう。
以下では、トレンドデザイン、職場に最適なプロフェッショナルマスク、パーティーやイベント用、デートにピッタリなペアマスクをテーマにおすすめの取り入れ方をご紹介していきます。
トレンドを取り入れたマスクのデザイン
新型コロナウイルス感染症の流行を機に、マスクを日常的に使用する機会が多くなりました。
そのため、ファッション性の高さを兼ね備えたマスクの数も増えており、トレンドを押さえることでコーディネートの一部としてマスクを活用できます。
女性の中で人気が高まっているのが、リボン付きのマスクです。
耳の後ろに長いリボンが付いており、ヘアアクセサリーのようにリボンを垂らすスタイルが流行しています。
リボンの長さを調節できるので顔とマスクのフィット感を高めやすく、デザイン性と実用性の両方を兼ね備えています。
職場で使えるシンプルでプロフェッショナルなマスク
職場で使うマスクを探しているなら、シンプルでスタイリッシュなデザインのものを検討してみましょう。
顔に装着するマスクは、見た目の印象を左右する大きなポイントになりがちです。
キャラクターものや可愛らしいマスクでももちろん問題ありませんが、よりプロフェッショナルな雰囲気を出したいならシンプルかつ大人っぽいデザインのものがおすすめです。
落ち着いた色合いのワントーンやモノトーンを選ぶほか、余計な装飾が付いていないスッキリとした形状のマスクを選ぶことで、職場でのイメージアップを狙えます。
特に「ミーティングに頻繁に参加する機会がある」「営業で顧客に会うことが多い」という方は、好印象を与えられるシンプルなマスクを選んでくださいね。
パーティーやイベント用:華やかなデザインマスク
パーティーやイベントへ出掛ける予定があるなら、アクセサリー感覚で使える華やかなマスクを着用しましょう。
レース、花柄、フリル付きなど、マスクの中には上品かつゴージャスなデザインのものも多く販売されています。
トータルコーディネートを意識するためにも、服装、髪型、装飾品などにマッチするデザインやカラーのマスクを選ぶことが重要です。
ドレスアップした状態で不織布や無地の布マスクを装着すると、全体的なバランスが悪くチグハグした印象を相手に与えてしまいます。
好印象かつオシャレな雰囲気を演出するためにも、パーティーやイベントに出席する際はマスクのデザインにも着目してみましょう。
ペアマスクで楽しむデートスタイル
カップルのデートにおすすめなのが、ペアマスクです。
ペアマスクとは、ペアルックのようにお揃いのマスクを付けるファッションのことを指します。
ペアルックと比べると目立ちにくいため、「カップルでお揃いのファッションをしてみたいけど恥ずかしい」「イベントに合わせて控えめなペアファッションがしたい」という方におすすめです。
また、ファッションの系統が違うカップルでも取り入れやすく、ペアルックよりもリーズナブルな価格帯でお揃いを楽しめる点もメリットです。
一口にペアマスクと言っても、さまざまな種類の製品が販売されています。
キャラクターデザイン、イニシャル入り、色違いをはじめとする多彩なペアマスクがあるので、デートする場所や好みに合わせてお気に入りを見つけてくださいね。
マスクの正しい着け方とメンテナンス方法
マスクの効果を高めたいなら、マスクの正しい着用方法をおさらいすることが大切です。
また、繰り返し使えるマスクはメンテナンスが必要となっており、安全管理を徹底するためにも洗い方、保管方法、耐用期間について正しく理解しなければなりません。
使い捨てマスクと布マスクの違いに関しても詳しく解説していくので、マスクの使い方を再確認するのはもちろん、自身にとってより使い勝手の良いマスクの種類についても考えてみましょう。
正しいマスクの着け方:ポイントを押さえる
マスクをつける際、まずはマスクの裏表と上下を確認します。
次に口、鼻、顎を覆うようにマスクを被せて、鼻筋にマスクをしっかりとフィットさせます。
位置が決まったら耳にゴムを通し、フェイスラインにマスクがフィットするように調節しましょう。
プリーツ型の場合はプリーツ部分を自身で伸ばす必要があるので、鼻から顎まで隠れるように上下に引っ張ればOKです。
マスクの洗い方と保管方法
繰り返し使えるマスクを使っている場合、毎日洗うことが大切です。
洗濯機でも洗濯可能なマスクも販売されていますが、衛生管理を徹底するなら手洗いがおすすめです。
水2リットルに対して1gの洗剤を投入し、10~30分ほどマスクを浸します。
その後、マスクの形状が崩れないように優しく押し洗いして、汚れが気になる箇所は揉み洗いも行いましょう。
水で洗剤を十分に洗い流したら、タオルに挟んで水気を切ります。
形を整えて陰干しし、乾いたら清潔なマスクケースなどに入れて保管することが大切です。
尚、マスクの素材によっては、水洗い不可となっているケースも多くなっています。
洗う前に必ずタグを確認して、特別な洗い方が推奨されている場合は指示に従ってくださいね。
マスクの耐用期間:交換のタイミング
マスクの耐用期間は、使用しているマスクのタイプによって異なります。
使い捨てマスクを交換するタイミングは、原則として1日1回です。
ただし、マスクが極端に汚れてしまった場合や人混みで着用していた場合は、頻繁に取り換えることも視野に入れましょう。
一方、繰り返し使用可能な布マスクは使い捨てマスクよりも耐久性が高く、30回程度までは使えるケースが多くなっています。
破れ、毛玉、糸のほつれなどが出てきたら交換する必要があるものの、布マスクの方が使い捨てマスクよりも長くできる傾向にあります。
尚、繰り返し使える点が魅力の布マスクですが、1日使用したらその都度交換しなければなりません。
洗わずに30回連続で使えるわけではないので、お手入れに手間がかかる点に注意が必要です。
使い捨てマスクと布マスクの違い
市場で販売されているマスクの多くは、不織布か布マスクのいずれかとなっています。
どちらのマスクと相性が良いかを判断するためには、不織布と布マスクが持つ特性について理解する必要があります。
不織布 | 布マスク | |
通気性 | 低い | 素材によっては高い |
肌への優しさ | 低い | 高い |
コストパフォーマンス | 使い捨てなので低い | 繰り返し使えるので高い |
手軽さ | 常に新品を取り出せるので便利 | 保管や洗濯の手間がかかる |
使用回数 | 原則として使い捨て | 30回程度まで使用可能 |
不織布は通気性、肌の優しさ、コストパフォーマンスに欠けるものの、洗濯などの手間がないという点で便利なマスクです。
一方の布マスクは、繰り返し使えることから経済的メリットが大きく、肌への健康や装着時の快適性を兼ね備えています。
自身のニーズや使用するシチュエーションによって最適なマスクは異なるので、不織布と布マスクの特性を把握した上で比較検討することが大切です。
肌トラブルを防ぐ!敏感肌向けマスク
マスクと肌トラブルは、切っても切れない関係です。
肌タイプや季節によって悩みは違うものの、敏感肌の方は肌に優しいマスクの選び方を把握しておく必要があります。
以下では、敏感肌用、アレルギー対策、肌荒れしないための工夫、肌悩み別のマスクの選び方をテーマに深堀していきます。
敏感肌用マスクの素材と特性
マスクを装着した状態では、加温により肌温度が1度ほど上昇すると言われています。
肌の水分が蒸発することで肌がゆらぎやすくなるため、敏感肌の場合はニキビ、炎症、赤みなどの肌トラブルが発生しやすい傾向にあります。
もし敏感肌の方がマスクをつける場合、不織布ではなく布マスクを使用するのがおすすめです。
不織布は硬い素材で作られているものも多く、長時間使い続けることで肌への負担が大きくなります。
皮膚のバリア機能を守るためにも、コットン、ガーゼ、シルクなどの肌に優しい素材のものを選ぶようにしましょう。
また、抗菌剤が無添加のマスクも候補に入れると、敏感肌でも快適にマスクを着用できます。
もしどうしても不織布のマスクを使用しなければならない場合は、マスクと顔の間にガーゼを挟むなどの対策も検討してくださいね。
アレルギー対策:肌に優しいマスクの選び方
アレルギー体質の方がマスクを使う際は、できるだけ肌への負担が少ない素材のマスクを見つけることが大切です。
使い捨てマスクとして人気の不織布は、ナイロン、アクリル、ポリエステルをはじめとするさまざまな化学繊維で作られています。
「元々肌が弱いから素材選びに気を使っている」「服でも素材が合わないとアレルギー反応が出てしまう」という場合は赤みや痒みなどのアレルギーを発症するリスクがあるため、不織布ではなく布マスクを選択するのがおすすめです。
コットン素材のマスクは肌触りが良く、長時間装着していてもアレルギー反応が起こりにくい傾向にあります。
センターワイヤー入りのような肌への接触を減らしやすいカスタマイズ性の高いマスクもおすすめなので、肌の健康を守るためにも素材や形状にこだわりましょう。
肌荒れしないためのマスクの工夫
マスクを長時間にわたって着用することで、肌荒れが起こるという方も多くなっています。
マスクで肌荒れする際の主な原因は、汗、乾燥、摩擦です。
特に夏場の暑い時期になると、マスクの中に汗が溜まりやすくなります。
汗と湿気が交わることで肌への刺激になってしまうため、通気性の良い素材のマスクを選ぶのはもちろん、こまめに汗を拭くなどの工夫が必要です。
また、マスクを着用することで、肌の保湿成分が奪われて乾燥が促進するケースも多々あります。
「肌質が元々乾燥肌でカサカサになりやすい」「冬場にマスクの中が乾燥しているような気がする」という方は、保湿効果の高いスキンケアなどに切り替えることも検討しましょう。
濡れマスクのようなしっとりタイプのマスクも販売されているので、肌を乾燥させないためにもマスク選びを徹底することが大切です。
尚、マスクのサイズがキツイ場合、顔にマスクがこすれて赤みや炎症の原因となります。
反対に大きすぎるマスクは肌の乾燥に繋がるリスクがあるため、フェイスラインに優しくフィットする適切なサイズのマスクを見つけてくださいね。
肌の悩みに応じたマスクの選び方
顔への密着度が高いマスクには、肌トラブルを招きやすいというデメリットがあります。
肌の健康を守りながらマスクを着用するためにも、悩みに応じて適切な対処方法を選ぶことが大切です。
乾燥肌の場合、マスクをつけることで保湿成分が失われてしまいます。
濡れマスクや保湿効果の高いシルク素材のマスクなどを使い、マスク内部の湿度を維持するよう心掛けましょう。
また、汗をかきやすい方や皮脂が多い肌質の方は、マスクの中をサラサラに保つためにも通気性の良い素材を選ぶ必要があります。
ウレタン素材やメッシュ素材のマスクは内部が高温になるのを防ぐ効果があるので、汗や皮脂を最小限に抑えながら着用できる点がポイントです。
尚、アレルギー体質の場合は化学繊維を避けてオーガニックコットンのマスクを使うなど、自身の肌の悩みを解決できるマスクを選ぶことが重要です。
学生から社会人まで:シーン別マスクの選び方
日常的に着用することも多いマスクですが、使用するシチュエーションに応じて最適なマスクは異なります。
安全性や快適性はもちろん、長時間使用しても疲れにくいマスク、アウトドア、旅行用といった目的別にマスクを使い分けることも視野に入れましょう。
以下ではシーンごとにベストなマスクを選ぶ方法についてお話ししていくので、「マスクの種類が色々あって選べない」「どの場面でも同じマスクばかり使っている」という方はぜひ参考にしてくださいね。
学校用マスク:子供たちの安全と快適性を保つ
学校で日常的に使うマスクを選ぶ場合、安全性と快適性に着目することが大切です。
マスクをつけたまま会話することが多いため、口が動いても窮屈に感じないプリーツ型のマスクがおすすめです。
プリーツ部分を自身で伸ばして使えるというメリットがあり、口元がマスクに密着しすぎない程よいスペースを維持できます。
下に伸ばせばフェイスラインまでしっかりと覆ってくれるため、ウイルス感染症などのリスク対策としても効果的です。
また、プリーツ型は使い捨ての不織布が多く、汚れたらすぐに取り換えられるという点もメリットです。
持ち物管理がずさんになりがちな子供でも、常に清潔なマスクを着用できます。
オフィス用:長時間着用でも疲れにくいマスク
オフィスで使用するためのマスクを探しているなら、快適性が高い製品を見極める必要があります。
仕事中は長時間にわたって装着し続けることから、着け心地の良い素材感やデザインのマスクを選ぶことが大切です。
顔への締め付けがキツいマスクだと精神的なストレスにも繋がるため、ワイヤー入りのマスクやツルツルした素材のマスクを選びましょう。
ワイヤー入りのマスクは、自身の顔の形状に応じて自由に形を変えられる点が特徴です。
特にセンターワイヤー入りのマスクであれば、鼻だけでなく口まわりの形状もカスタマイズできます。
不必要な皮膚への接触を防げるので、長い時間つけていても不快感を軽減しやすくなっています。
もしワイヤー無しのマスクがいい場合は、ツルツルした素材の柔らかいマスクがおすすめです。
顔へのチクチク感が少ないのはもちろん、長時間つけていても窮屈さや痛みなどを感じにくいため、仕事で1日中マスクをつける方にもピッタリです。
アウトドア活動用:天候と活動に合わせたマスク
アウトドアなどのアクティビティでマスクを着用するなら、通気性と速乾性に優れたマスクがおすすめです。
活動中は呼吸が荒くなることも多く、マスク内部の温度が高まることで蒸れやすくなります。
また、汗でマスク全体が湿ってしまう可能性もあるので、思う存分にアウトドアでのアクティビティを楽しめるウレタン素材のマスクを検討してみましょう。
ウレタン素材は通気性が良いのはもちろん、汗をかいてもすぐに乾くという特徴があります。
薄い素材なので顔とのフィット感も高く、スポーツなどの激しく動くシーンでもマスクがズレにくくなっています。
旅行用:持ち運び便利で機能的なマスク
持ち運びやすいマスクを選ぶことで、旅行中の快適性を高められます。
食べ歩きなどの機会が多い旅行中は、マスクを外して持ち歩く頻度も高くなりがちです。
固いワイヤーなどが入っているマスクだとケースに入れにくいので、柔らかく折りたたみやすいマスクを選びましょう。
尚、もし車や飛行機で長時間移動する場合は、箱ティッシュケースのような形状のマスクケースに使い捨てマスクを入れておくのもおすすめです。
ティッシュを引き出すようにマスクを出せる手軽さを兼ね備えているほか、常に新しいマスクを使うことで衛生管理を徹底できます。
まとめ
ウイルス感染症や花粉症対策に役立つマスクですが、効果を実感するためにもフィット感の高いマスクを選ぶことが重要です。
指を使った測定方法を取り入れることで、おおよそのマスクのサイズをチェックできます。
男性、女性、子供用で選び方のポイントが違うので、快適性や安全性を考慮しつつベストなマスクのサイズを見極めましょう。
また、マスクにはさまざまなデザインのものがあり、健康を守る以外にもファッションアイテムとして活用できる優れものです。
仕事、イベント、デートといった多彩なシーンで使えるデザインのマスクが販売されているので、自身のニーズや好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
マスクの正しい付け方を理解するのはもちろん、敏感肌用のマスクなどもチェックして、心身共に満足度の高いマスクをゲットしてくださいね。