各メーカーがどんどん新モデルを発売しては、そのたびに機能がアップしていく洗濯機。もはや進化しすぎて何が良くて何がダメなのかもわからなくなってきそうです。
「洗濯物の汚れをしっかり落とす」「洗濯槽が汚れにくい」など、それぞれの洗濯機には強みがあります。いざ購入する時に機能を調べてみると、どれも捨てがたいと感じますよね。
優秀な洗濯機の中でもシャープの洗濯機は長年支持が高いのです。その理由が気になりますよね。今回の記事では、シャープの洗濯機について、そしてシャープの洗濯機のおすすめの製品やメーカーの特徴など、詳しく紹介します!
シャープの洗濯機はダメ?
シャープの洗濯機はダメなの?と言う噂をチラホラ耳にすることがあります。結論からいうと、決してダメではありません!
洗濯機の機能には、そのご家庭に「合う」「合わない」があります。家族が多い、部活をする年代の子どもがいる家族、一人暮らし・・それぞれの家庭に合った機能が付いている製品、つまり「合う」ものを探す必要があるわけです。
合わないものだと、どのメーカーの洗濯機であれダメだと感じてしまいます。これを踏まえるとシャープの洗濯機は決してダメなのではなく、優秀な機能を持っています!
ただし、シャープの洗濯機の種類によっては、あらかじめ理解し、注意しておきたい製品があるのも確かです。それではシャープ洗濯機の特徴を紹介していきましょう。
シャープの洗濯機の特徴
最新のシャープの洗濯機の特徴は主に3つあります。
- 穴ナシ槽
- プラズマクラスター
- 無線LAN搭載
これが最新シャープ製品の主な特徴となっています。それぞれ詳しく見てみましょう。
穴ナシ槽
「穴ナシ槽」は、穴がない洗濯槽でも脱水できる仕組みを実現したもので、シャープが特許を受けている特別な機能です!穴がある通常の洗濯槽は、槽の外側や裏側に黒カビや汚れが付きます。そしてそのカビや汚れが、洗濯槽内へ侵入してしまうのです。
それが気になって洗濯槽掃除をこまめにする人も多いでしょう。しかしこのシャープの穴ナシ槽なら、汚れやカビが洗濯槽内に侵入しないというメリットがあり、洗濯した衣類が清潔に仕上がります。
プラズマクラスター
シャープの家電の代表的な機能である「プラズマクラスター」は、洗濯機にも搭載されています。プラズマクラスターと言えば空気をキレイにする機能で、空気清浄機などにも活用されているものです。
そのプラズマクラスターが洗濯機に搭載されることで、洗濯槽にカビが繁殖しにくくなり、衣服の除菌や消臭効果、さらに洗濯機自体を清潔に保つことができるのです。
無線LAN搭載
いち早く無線LANを搭載したシャープ。スマホと家電を連携させて、家事を自動化する機能であり、昨今様々な家電に搭載されています。
スマホと洗濯機が連動するので、
- 洗濯機の現在の状況確認
- 外からの洗濯予約
- 洗濯終了のアラーム
- 説明書の電子化
などができるようになるのでとても便利です。これからの家電にはスマホとの連携はマストになってくるでしょう。
注意が必要なシャープの洗濯機とは
しかし、前述した「穴ナシ槽洗濯機」には注意が必要です。シャープが特許を取得している「穴ナシ槽」は、あくまでも「洗濯槽の外側のカビや汚れが洗濯槽内に入り込まない」ということであり、「洗濯槽にカビが生えない」というものではないと言うことです。
どうやら巷の噂が先走り、「カビが生えない」と言われていますがそれは間違いです。厳密にいうとカビは生えます。しかし、生えたカビが洗濯槽「内」に入り込まないという点がメリットなのです。
また、この穴なし槽の洗濯機のデメリットとして「運転音が大きくなる」という点があります。この2点のデメリットも持ち合わせていることを理解しておくとよいでしょう。
注意が必要な洗濯機の例
洗濯機を購入する時に注意しておかなければいけない点があります。いくら製品の機能が良くても自分の家庭と合わなければ全く意味がありません。これはシャープなどのメーカーの関わらず言える事です。
洗濯機を購入する時の注意点は、
- 置き場所にサイズが合わない
- 乾燥に時間がかかりすぎる
- 静音性が低い
この3つです。それぞれ詳細を見てみましょう。
置き場所にサイズが合わない洗濯機
家庭の置き場所にサイズが合わない洗濯機はどんなに性能がよくて見栄えが良くても意味がありませんよね?家を建てた時、もしくは賃貸した時に、洗濯機の置き場所はたいてい決まっています。
脱衣所やベランダなど、洗濯機を置くための専用の場所があります。そこの大きさを予め測っておいて、寸法に合ったものを購入する必要があります。
また出入口となる玄関や窓、搬入路となる廊下や階段なども、問題なく通れるかも注意が必要です。
乾燥に時間がかかりすぎる洗濯機
乾燥に時間がかかりすぎる洗濯機も要注意です。洗濯機を新規購入すると決めたタイミングで、今回はどうせなら乾燥機能付きのものを購入しようという家庭も少なくありません。
しかしこの洗濯機に付いている乾燥機能はそこまで強力ではない場合もあります。「期待外れだった」と言う声が結構多いのです。単体のガス型乾燥機はとても威力は強いので乾燥機の機能は充分に果たしてくれますが、これに比べると洗濯機に付いている電気機能の乾燥機能は正直物足りないと感じる場合もあり得ます。
洗濯乾燥機で衣類を完全に乾燥させるには、ある程度の時間がかかります。であれば部屋干しに除湿器を併用するか、日光の当たる外に干すほうがよっぽど効率的である場合もあります。雨の日などには重宝する乾燥機能ですが、そのスペックも十分にチェックしておきましょう。
静音性が低い洗濯機
静音性が低い洗濯機にも注意しましょう!近年性能が良くなっている分、音がうるさいという洗濯機もあります。
夜寝ている間に洗濯機を回したい、もしくは赤ちゃんが寝ている時に洗濯を済ませたいという場合に、静音性が非常に重要なポイントとなります。
「仕事が忙しく、就寝時にしかなかなか洗濯できない」など、日頃の生活から就寝時や夜間の洗濯が習慣化している場合には、静音性も十分に確認しておきましょう。
◆静かな洗濯機の選び方は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
縦型|シャープのおすすめ洗濯機
基本的な洗濯機能を備えながら、価格も抑えられる縦型洗濯機。容量の幅も広く、6㎏程度のものであれば一人暮らしにもちょうどよいサイズです。
シャープのシリーズから、おすすめの縦型洗濯機を紹介します。
タテ型洗濯乾燥機 ES-PW11J-T 11㎏
他の洗濯機と比べて特に優れている点が、AIoTと超音波ウオッシャーです。AIoTは、洗濯の運転状況をお知らせしたり、衣類に合った洗い方をナビゲーションするなど、さまざまな便利情報をスマホに届けてくれる機能で、家事を効率化する役目を果たしてくれます。
また、本体天面の収納部に超音波ウォッシャーを搭載。ワイシャツのえり汚れなど気になる部分汚れをすばやくキレイにしてくれます。
<特徴・利点>
- 穴ナシ槽で清潔洗濯
- スタイリッシュなデザイン
- 大容量11㎏
- AIoTでラク家事
- 超音波ウォッシャー
タテ型洗濯乾燥機 ES-TX8J 8㎏
サイズ感がちょうどよく、どんな住まいでも設置しやすい洗濯機。ガンコ浸け置きコースでは、浸け置き後に洗濯をすることで、汚れが落ちやすくなります。標準コースよりも、さらにしっかり洗いたいときに便利です。
<製品の特徴>
- 穴ナシ槽で清潔洗濯
- 乾燥機能付き
- ガンコ浸け置きコースあり
全自動洗濯機 ES-GE7H-T 7㎏
脱水の水を利用して、毎回 洗濯槽の外側を上から洗い流してくれる自動槽洗いが搭載されています。サイズもコンパクトで、基本的な機能も十分に備えており、コスパの良い洗濯機と言えます。
<製品の特徴>
- 穴ナシ槽で清潔洗濯
- 自動槽洗い
- コスパよし
全自動洗濯機 ES-GE6H 6㎏
浸け置き洗い、時短コース、高濃度洗浄など充分な機能が付いていながら、洗濯容量は6㎏とコンパクト。少ない人数のご家庭や一人暮らしにぴったりのサイズです。
<製品の特徴>
- 穴ナシ槽で清潔洗濯
- コンパクトサイズで一人暮らしにも使える
- コスパが良い
ドラム型|シャープのおすすめ洗濯機
次にドラム型のシャープのおすすめ洗濯機を紹介します。
ドラム型洗濯機は縦型洗濯機に比べて、費用は高くなりますが、多彩な洗濯コースや乾燥機能などを備えており、性能も高いと言えます。基本的に大容量であるため、二人暮らしや家族暮らしの方におすすめです。
ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11B 11㎏
最新モデルの基本ともなってきている液体洗剤の自動投入機能を搭載。洗濯物の量に合わせて、液体洗剤も柔軟剤も必要量を入れてくれる優れもの!洗剤がなくなったら、スマホにお知らせしてくれるので、管理も便利です。
ヒートポンプ&サポートヒーターのハイブリッド乾燥方式により、省エネで乾燥が可能。業界唯一の湿度センサーとAI制御で、消費電力を抑えながら、あたたかく心地良い仕上がりを実現します。
<製品の特徴>
- AIoTでラク家事
- 「ハイブリッド乾燥NEXT」で乾燥ムラなし
- 「液体洗剤自動投入」で手間がかからない
- プラズマクラスター搭載
ドラム式洗濯乾燥機 ES-WS14 11㎏
清潔な水道水を毎秒100万個以上の微細な水滴にして、高圧シャワーノズルから衣類に噴射するマイクロ高圧洗浄を搭載。衣類にやさしく、繊維の奥の汚れまでしっかり落としてくれます。
さらに高速回転時でも運転音を抑えるDDインバーターを採用しているので、夜間や就寝時などでも、稼働音を気にすることなく安心して洗濯ができます。
<製品の特徴>
- AIoTでラク家事
- 液体洗剤自動投入」で手間なし
- 「マイクロ高圧洗浄」で繊維の奥まで洗う
- 低騒音(DDインバーター)
ドラム式洗濯乾燥機 ES-H10G 10㎏
洗濯槽の自動お掃除機能がついており、すすぎのたびに洗濯槽の裏側を自動で洗い流してくれるため、見えない部分も清潔に保ちます。
乾燥器付きのドラム式洗濯機の中では比較的コンパクトであり、サイズに不安を感じている人にもおすすめです。この洗濯機にも、マイクロ高圧洗浄が搭載されており、しっかりとした洗いあがりを実感できます。
<製品の特徴>
- マイクロ高圧洗浄でしっかりお洗濯
- 洗濯槽自動お掃除で洗濯機を常に清潔に保つ
その他のおすすめ洗濯機メーカーの特徴
シャープの洗濯機の機能やおすすめを紹介してきましたが、他のメーカーの現在のおすすめの洗濯機の特徴を紹介していきますね!
日立
日立のおすすめ洗濯機は縦型はビートウオッシュシリーズ。ドラム式では、しっかりとした洗いあがりとスマホ連携が便利な、ビッグドラムが人気製品です。
縦型洗濯機:ビートウオッシュ
- デザイン性の高さ
- 楽な姿勢で取り出せる高さ
- 広い投入口で大物を出し入れしやすい
- タッチパネルがとても見やすい
- 洗浄力が高い
ドラム式洗濯機:ビッグドラム
- ドラムを回転させて衣類を持ち上げ、押し洗い・たたき洗い・もみ洗いと同様の効果を発揮して洗濯する機能がある
- 洗剤液を循環させることで少ない水で洗い上げ、節水できる
- 洗剤の自動投入
- スマホと連携できる
- 高速風でしわを伸ばす
パナソニック
パナソニックでは、縦型洗濯機のFAシリーズ、ドラム式のCuble(キューブル)シリーズがおすすめです。
縦型洗濯機:FAシリーズ
- 衣類の除菌・乾燥ができる
- 水冷除湿式の「ヒーターセンサー乾燥」の搭載
- シリーズのなかには、洗剤自動投入機能搭載あり
- ダニバスターコースがある
ドラム式洗濯機:Cuble(キューブル)シリーズ
- デザイン性の高さ
- コンパクトなラインナップあり
- 乾燥の仕上がりが良好
- 洗剤・柔軟剤の自動投入
東芝
東芝の洗濯機では、縦型の全自動洗濯機 ZABOONAW-8DH1、ドラム式の洗濯乾燥機 ZABOONTW-127XP1Lが人気です。 ZABOONTW-127XP1Lは、黒のタイプもあり、シックなインテリアを好む方にもオススメです。
縦型洗濯機:全自動洗濯機 ZABOON AW-8DH1
- 低振動・低騒音設計を採用しているので静か。
- 優れた洗浄効果で洗い上げる抗菌ウルトラファインバブル搭載
ドラム式:洗濯乾燥機 ZABOON TW-127XP4
- 業界トップクラスの乾燥容量7㎏
- 温水抗菌ウルトラファインバブル洗浄EXを搭載
- スマートフォン連携(アプリ対応)
- 低振動・低騒音設計で稼働音が静か
AQUA
AQUAで人気のおすすめ製品は、縦型洗濯機が全自動洗濯機 AQW-S6P、ドラム型洗濯機では、AQW-F8Nです。
縦型洗濯機:AQW-S6P
3Dアクティブ洗浄機能と高濃度クリーン浸透機能がついた、やさしくしっかり洗えるモデルです。シンプルかつコンパクトで使いやすいという点が一番の人気の理由!
ドラム型洗濯機:AQW-F8N
脱水回転数を5段階から選べるのがポイントで、ダウンコースを使えば、手洗い・洗濯機対応のコートやジャケットを自宅で洗えてしまう優れもの!
◆これらのメーカーの洗濯機は、長持ちする洗濯機メーカーと言われています。こちらの記事では各メーカーの特徴についてもご紹介しているので、ぜひご覧ください。
シャープの洗濯機はダメじゃない!ニーズに合った洗濯機を選ぼう
シャープの洗濯機はダメ・・という噂もチラホラ聞かれていますが、製品の機能などをしっかり理解し、ニーズに合った洗濯機を選べば、ぜんぜんダメなんかじゃありません!
家族の人数や年齢層、重視したい機能など、それぞれのご家庭によって洗濯機に対するニーズが異なります。自分の今現在のニーズにあった洗濯機を選ぶことが何よりも重要!それぞれのメーカーの強みを把握して、ぴったり合う洗濯機を検討してみてください。