就職や進学に向けて、一人暮らしを始める人は多いでしょう。一人暮らしは楽しみなこともたくさんありますが、どれくらいの費用がかかるのか不安な人も多いのではないでしょうか。一人暮らしは家賃や食費など、さまざまな費用がかかります。少しでも費用をおさえて、新生活を楽しみたいですよね。そこで今回は、一人暮らしの費用相場や内訳、節約方法をご紹介します。
これから一人暮らしを始める人や、すでに一人暮らしをしていて節約方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの費用相場
それでは早速、一人暮らしの費用相場をご紹介します。一人暮らしといっても、学生か社会人か、どこに住んでいるかによって、相場は異なるでしょう。今回は全体の平均費用相場、大学生の平均費用相場、地域別の平均費用相場の3つに分けてご紹介します。これから一人暮らしを始める人は、ひとつの目安にしてみてください。
全体的な平均費用相場
国が調査した一人暮らしにかかる費用の相場は、約160,000円です。内訳は以下の通りです。
食費 | 38,410円 |
住居費 | 22,116円 |
水道光熱費 | 11,383円 |
家具・家事用品 | 5,687円 |
被服及び履物 | 4,606円 |
保健医療 | 7,625円 |
交通・通信 | 18,856円 |
教養娯楽費 | 17,106円 |
その他 | 29,251円 |
合計 | 155,046円 |
全国平均なので、地域や年齢、生活スタイルによって相場は変動しますが、これから一人暮らしを始める人にとっては、重要な目安になるでしょう。住居費用は地域によって差が出やすいですが、食費や水道光熱費などは、そこまで大きな差は出ないですよ。
食費と住居費がほとんどの割合を占めているので、節約するときに重要な項目となりますね。これから一人暮らしを始める人は、最低でも月150,000円~160,000円の予算があると安心です。
大学生の平均費用相場
全国大学生活協同組合連合会が調査した、大学生の一人暮らしの平均費用相場は、約130,000円です。内訳は以下の通りです。
食費 | 24,680円 |
住居費 | 53,920円 |
交通費 | 3,850円 |
教養・娯楽費 | 11,760円 |
書籍費 | 1,700円 |
勉学費 | 1,900円 |
日常費 | 7,520円 |
電話代 | 3,110円 |
貯金 | 14,300円 |
その他 | 2,310円 |
合計 | 125,040円 |
大学生の一人暮らしは、家賃と食費が6割を占めていますね。大学生の場合、人によっては両親からの仕送りがあるでしょう。仕送りの平均は約7万円です。仕送りがある場合、家賃は仕送りで補うことができますが、その他の生活費はアルバイト代から支払わなければなりません。時給のいいアルバイトをするか、掛け持ちをする人が多いでしょう。
しかし、アルバイトの掛け持ちは大変ですし、大学生活もあるため、体を壊してしまう可能性もあります。無理のない生活をするためには、家賃が安い物件に住んだり、食費や光熱費を節約したりする必要がありますね。
地域別の平均費用相場
一人暮らしは地域によって平均費用相場が異なります。国が調査した地域別の一人暮らしの費用相場は、以下の通りです。
北海道・東北地方 | 144,174円 |
関東地方 | 165,693円 |
北陸・東海地方 | 156,355円 |
近畿地方 | 152,294円 |
中国・四国地方 | 141,246円 |
九州・沖縄地方 | 144,191円 |
そこまで大きな差はありませんが、関東地方が1番高く、都心から離れた北海道や沖縄は安いことがわかります。東京などの関東地方は家賃が比較的高いため、平均費用相場が高くなっていると考えられます。地方から首都圏に出てくる人は、家賃の高さに驚いてしまうかもしれませんね。
東京など首都圏に近い場所で一人暮らしをする場合は、生活費を多めにみておきましょう。全体の平均の相場が約160,000円なので、首都圏の近くで一人暮らしを始める人は、170,000円程が目安になりそうです。
一人暮らしにかかる費用の内訳
一人暮らしをするにあたって、何にどれくらいの費用がかかっているのか気になりますよね。一人暮らしは家賃や食費、水道光熱費など、さまざまな費用がかかります。費用の内訳を理解することで、節約にもつながりますよ。あらかじめ確認しておきましょう。
家賃
生活費の中で最も大きな割合を占めているのが家賃ですね。家賃は収入の1/3以内が理想と言われています。一人暮らしをしている人の家賃は30,000円~50,000円が多いですが、人によってはこれよりも安かったり高かったりします。
例えば社宅に住んでいる場合、家賃は10,000円程で、給料から差し引かれます。家賃の負担はほとんどないでしょう。東京都などの関東地方は家賃が高い傾向なので、一般的な家賃相場よりも高くなってしまう可能性があります。家賃は毎月支払うものなので、無理のない範囲で物件を選んでくださいね。
また、家賃は初期費用にも大きく影響があります。前家賃や家賃1~2か月分の敷金・礼金など、支払いがあるからです。無理をして高めの家賃を選んでしまうと、初期費用も高くなってしまうので、注意しましょう。
水道光熱費
水道光熱費は、水道代、電気代、ガス代のことです。水道光熱費は季節によって大きく変動します。夏や冬はエアコンやストーブを使用するため、電気代が高くなります。春や秋は暖房・冷房器具をあまり使用しないので、電気代はそこまでかからないでしょう。水道代やガス代も同様、お風呂の回数や追い炊きの回数によって費用は変動します。
1年間の平均としては、月10,000円前後が目安になります。また、水道光熱費は基本料金がかかるため、仮に1か月水道や電気を使用しなくても、基本料金は毎月支払わなければなりません。あらかじめ基本料金を確認しておきましょう。水道光熱費は工夫次第で節約できるため、毎月の支出を減らすことが可能ですよ。
食費
食費は自炊や外食、食事に関するすべての費用が含まれます。一人暮らしの食費の平均費用相場は20,000円~40,000円と幅広いです。なぜなら、食費は自炊の頻度によって平均費用相場が異なります。外食よりも自炊の方が安く済むため、自炊を頻繁にする人の方が食費は安いでしょう。外食が多い人は食費が高くなってしまうため、交際費など他の費用を節約する必要があります。
また、男性と女性のように、食べる量の違いも食費に影響します。たくさん食べる人はその分食費がかかりますよね。変動幅が大きいですが、その分節約しやすい費用とも言えるでしょう。
通信費
通信費は、主に携帯電話やインターネットにかかる料金のことを指します。一人暮らしの携帯電話代の平均費用相場は5,000円程です。携帯電話はプランによって料金が異なるため、格安プランに変更すれば、料金を安くおさえることができるでしょう。
通信費は携帯電話代だけではなく、Wi-Fiや固定回線代も含まれるため、人によっては10,000円近くすることもあります。中にはインターネット無料の物件もあるので、人によってはそこまで費用はかからないかもしれません。通信費を抑えたい人は、インターネット無料の物件を探してみてください。
生活用品費用
生活用品費用は、トイレットペーパーやティッシュなどの生活に必要なものを買う費用のことです。シャンプーやボディーソープなど、主に消耗品となります。平均費用相場は5,000円~7,000円程です。生活に必要なものを買う費用なので、大幅に節約するのは難しいかもしれませんが、必要以上に使わない、少しでも安い場所で買うことで、費用を抑えることができますよ。
最近ではネットでお得に買うこともできるので、費用を抑えたい人はネットショップを活用してみてくださいね。
保険・医療費
一人暮らしの保険・医療費の平均費用相場は3,000円~7,000円です。保険は加入しなくても良いので、加入しなければその分の費用は浮きます。しかし、一人暮らしの場合、けがや病気で働けなくなったときに困りますよね。万が一に備えて保険に加入するのがおすすめです。年齢や保険のプランにもよりますが、月々数千円で加入できるでしょう。
また、風邪薬や痛み止めは常備しておくと安心ですよ。薬は1個1,000円程度しますが、毎月買うものではないので、毎月の費用としてはそこまで負担にならないでしょう。病院に行く頻度は人それぞれですが、大体の目安としては月3,000円~7,000円と考えておいてくださいね。
美容・被服費
美容・被服費は、美容院や化粧品代、衣類を買う費用などが含まれます。基本的には男性よりも女性の方が費用がかかるかもしれませんね。月々の目安としては、男性が月17,000円、女性が月25,000円です。
美容院に行く頻度や、化粧品の金額、エステに通っているかなどによって、毎月の費用は異なります。人によって大きく変動する費用ですが、全く使わないというわけにもいかないでしょう。最低でも10,000円程度は予算としてあると安心ですね。
交際費
交際費は、友達や会社の人と遊びに行ったり飲みに行ったりするときにかかる費用のことです。平均費用相場は10,000円~20,000円です。20歳を超えている場合は1度の食事で5,000円前後かかることもあるため、週に1回など上限を決めておかないと、交際費だけでかなりの費用がかかってしまいます。
自分の生活スタイルでどれくらいを交際費に使えるかあらかじめ計算して、毎月決まった金額内で遊ぶようにしましょう。
その他の費用
一人暮らしはこれまでにご紹介した費用以外にも、冠婚葬祭の費用や交通費などの費用があります。これらは人によってさまざまですが、月5,000円~20,000円程かかるでしょう。冠婚葬祭などは1回で10,000円~30,000円程の出費がありますが、毎月かかるわけではありません。
交通費も出かける範囲によって変動しますが、月数千円で済むでしょう。これまでにご紹介した費用だけでは足りないこともあるので、月に5,000円~20,000円程度は余裕をもって置くと安心ですよ。
貯蓄
一人暮らしをするときは、貯蓄をしなければなりません。一人暮らしの1か月あたりの貯蓄の相場は、約20,000円~40,000円です。貯蓄は毎月どれくらいすればいいのか悩んでしまう人も多いと思いますが、手取り収入の2割程度を貯蓄するのが理想と言われています。手取り200,000円の人は月40,000円、手取り150,000円の人は月30,000円貯蓄するのが理想ということですね。
貯蓄をしないと、急な出費があったときに困ってしまいます。例えば冠婚葬祭の費用や医療費、家具や家電を買い替えるときなどがあります。どんな時もすぐに対応できるように、貯蓄は毎月しておきましょう。
一人暮らしにおける適切な費用相場とは?
お給料をどれくらいもらっているかによって、一人暮らしの家賃や食費の目安は異なります。無理のない生活をするためには、適切な費用相場を理解しておく必要があるでしょう。今回は、一人暮らしの適切な費用相場を5つに分けてご紹介します。自分のお給料から適切な費用相場がどれくらいか、確認しておきましょう。
家賃・住宅費は手取りの3割
一人暮らしの家賃の目安は、手取りの3割程度です。手取りが200,000円の場合は家賃60,00万円、手取りが150,000円の場合は家賃45,000円が適切な費用相場になります。家賃は毎月決まった金額を支払うため、無理をして家賃が高い物件に住むと生活が困難になってしまいます。
一般的には家賃が手取りの3割程度であれば、残りの給料で生活費をやりくりできると言われているので、無理のない範囲で家賃を決めましょう。最近では、節約のために家賃を手取りの3割以下に抑える人も増えていますよ。
また、家賃の目安は管理費や共益費を含めた金額で決めましょう。管理費や共益費も家賃と一緒に毎月支払う費用なので、忘れずに確認してくださいね。
食費は手取りの2割
毎月の食費は手取りの2割程度に抑えるのが理想です。手取りが200,000万円の場合は40,000円、手取りが150,000円の場合は30,000円が適切な費用相場になります。一人暮らしの一般的な食費の平均費用は男性が約40,000円、女性が約30,000円なので、手取りが多くても30,000~40,000円に抑えることができるでしょう。
食費は自炊をすれば安く抑えることができますが、外食が多い人は注意が必要です。例えば毎日コンビニで1,000円のお弁当を買った場合、1か月の食費はコンビニのお弁当代だけで30,000円になってしまいます。ですが、自炊をすれば、1日あたりの食費を数百円で済ませることができます。食費は工夫次第で費用を安く抑えられますが、適切な相場としては手取りの2割を目安にしてくださいね。
水道光熱費は手取りの1割
水道光熱費は、水道代、電気代、ガス代を合わせた費用です。一人暮らしの水道光熱費の適切な費用相場は、手取りの1割程です。手取りが200,000円なら水道光熱費は20,000円、手取りが150,000円なら15,000円に抑えるのが理想的です。
一人暮らしの水道代の平均費用は2,000円、電気代の平均費用は5,000円、ガス代の平均費用は3,000円です。合わせて約1万円ですね。ただし、灯油代などその他の光熱費がかかる場合もあるので、注意しましょう。
水道光熱費は季節によって変動するため、毎月の平均費用を10,000円に抑えることができれば理想的ですよ。
通信費は手取りの1割
通信費は携帯電話やインターネット、Wi-Fiにかかる費用のことです。一人暮らしの通信費の適切な費用相場は、手取りの1割です。手取りが200,000円の場合は20,000円、手取りが150,000円の場合は15,000円に抑えましょう。
一人暮らしの携帯電話にかかる平均費用は約6,000円です。Wi-Fiやインターネットを自分で契約するとなると、通信費の合計は1万円前後になるでしょう。一人暮らしのほとんどの人は通信費を1万円前後に抑えているので、手取りが多い人は残った予算を別の費用にあてることができるでしょう。
Wi-Fiやインターネットは物件によっては無料または家賃に含まれていることがあるので、通信費を抑えたい人はインターネット無料の物件を探してみてください。
貯蓄・保険は手取りの1割以上が目安
一人暮らしで貯蓄をする場合、手取りと家賃などの生活費がどれくらいかによって、貯蓄できる金額は異なりますよね。目安としては手取りの1割以上で、一般的には手取りの2割程度貯蓄する人が多いです。手取り200,000円の場合は貯蓄を40,000円、手取り150,000円の場合は貯蓄を30,000円にするのが理想的です。
保険の加入は任意ですが、万が一に備えて加入する人も多いでしょう。プランによって費用は異なりますが、保険料も手取りの1~2割に抑えるのが理想的です。一人暮らしの保険料の平均は3,000円~7,000円です。自分に合った料金・プランを選んでくださいね。
初期費用|一人暮らしの費用を抑えるコツ
一人暮らしはさまざまな費用がかかりますが、工夫次第で費用を安く抑えることができます。特に初期費用は負担になってしまうため、少しでも費用を安く抑えたいと考えている人は多いでしょう。ここでは、初期費用を安く抑えるコツを4つに分けてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
家賃はできるだけ抑える
一人暮らしを始める際に、1番重要なのが家賃ですよね。家賃は毎月支払う費用なので、無理のない範囲で決める必要があります。また、家賃は初期費用にも大きくかかわっています。敷金や礼金は家賃の1~2か月分なので、家賃が高ければ高いほど、初期費用も高くなってしまうでしょう。例えば家賃50,000円で敷金・礼金が家賃2か月分の場合は、これだけで200,000万円の支払いが発生します。家賃30,000円で敷金・礼金が家賃2か月分の場合は、120,000円まで抑えることができますよね。
他にも前家賃や日割り家賃など、家賃だけでもさまざまな支払いがあります。初期費用を抑えるためには、先ほどもご紹介したように、家賃は手取りの3割以下に抑えましょう。
敷金・礼金なし・フリーレントの物件を探す
敷金は退去時のクリーニング代に充てられる費用で、礼金は謝礼として出す費用です。敷金・礼金は家賃1~2か月分を初期費用として支払うことが多いですが、中には敷金・礼金0円の物件もあります。敷金は退去時に返ってくる可能性がありますが、礼金は基本的に返ってきません。敷金のみ家賃1~2か月分支払って、礼金は0円の物件もあるので、ぜひチェックしてみてください。
また、家賃が2週間~6か月無料になるフリーレント物件もおすすめです。フリーレント物件は最低契約期間が1~2年と決まっているため、数か月間のみ一人暮らしをする場合は向いていませんが、1~2年の契約ができる場合は、フリーレント物件にすることで、家賃を大幅に節約できますよ。
敷金・礼金なしの物件や、フリーレント物件は初期費用を大幅に減らすことができるので、ぜひチェックしてみてください。
シェアハウスを検討する
一人暮らしの初期費用を安く抑えたい場合、シェアハウスを検討しましょう。シェアハウスは1つの住居に複数人で住む賃貸物件で、費用を抑えられるメリットがあります。シェアハウスの場合の初期費用は、前家賃とデポジットなど、合わせても家賃の1~2か月分です。一人暮らしにかかる一般的な初期費用は、安くても家賃3か月分はします。シェアハウスなら費用をグンと抑えることができますね。また、水道光熱費なども複数人で支払うため、初期費用だけではなく、生活費も節約できるのがシェアハウスのメリットです。
ただし、複数人で住むため、騒音が気になったりプライバシーを確保しにくかったりなどのデメリットもあります。人によって好みはあるかもしれませんが、家賃の削減を考えるなら、シェアハウスを検討してみるのもよいでしょう。
安い時期に引っ越しをおこなう
引っ越し業者に依頼をする場合、時期によって料金が変動します。3~4月は就職や進学のために引っ越す人が多いため、料金が通常よりも高く設定されています。9月は転勤者が増える時期なので、3~4月ほどではないですが、料金は高めに設定されているでしょう。引っ越し費用を抑えたい場合は、3~4月と9月を避けて引っ越しするのがおすすめです。
また、平日よりも休日の方が料金が高くなっています。差額は数千円程度ですが、費用を抑えたい人は平日に依頼しましょう。大安などの縁起がいい日も料金が高くなっている場合があるため、注意が必要です。
料金が安い日に依頼をするためには、引っ越し希望日の1~3か月前には予約をする必要があります。早めに予約をすれば、安い日に予約できるだけではなく、割引を受けられることもありますよ。
生活費|一人暮らしの費用を抑えるコツ
食費や水道光熱費は工夫次第で安く抑えることができます。ここでは、生活費を安く抑えるコツを4つに分けてご紹介します。食費や水道光熱費を安く抑えることができれば、余った分を交際費や貯蓄に回すことができます。これから一人暮らしを始める人、一人暮らし中で節約したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
できる限り自炊をする
食費は自炊することで、費用を抑えることができます。自炊をする場合も、こまめに買い物に行くよりは、まとめ買いをした方が食費を抑えることができます。例えば、週に1回スーパーに買い物に行くとして、1回あたりの予算を7,000円にしましょう。1か月の食費は28,000円~30,000円程度に抑えることができますね。
しかし、毎日のようにコンビニで1,000円のお弁当を買ったとすれば、食費は30,000円を超えてしまいます。毎日自炊をしなくてもよいですが、なるべく外食を避けて、自炊するようにしましょう。買い物に行くときの予算をあらかじめ決めておけば、無駄使いを少なくできますよ。
自炊経験があまりない人がいきなり自炊をするのはストレスがたまってしまうかもしれません。その場合は、はじめは夕飯のみ自炊する、週4日は自炊するなど、少しずつ自炊の頻度を増やしていきましょう。慣れていけば、ストレスなく自炊ができるようになりますよ。
娯楽や交際費の金額はあらかじめ決めておく
就職や進学のために一人暮らしを始める人は多いですよね。そのため、友達と遊ぶ時間や会社の人と飲みに行く回数が自然と増えるでしょう。しかし、一人暮らしの場合、給料は主に生活費に充てなければなりません。娯楽や交際費の費用を気にせず過ごしていたら、貯金がなくなっていた…!なんて可能性もありますよ。
毎月いくらまで娯楽や交際費に使えるか、確認しておきましょう。一人暮らしの娯楽や交際費の費用は、月15,000円~20,000円程が目安になります。もちろん手取りによって目安は異なりますが、上限を決めておかないと、交際費だけで30,000円、50,000円と費用がかかってしまいます。特に社会人の場合は1回の食事で5,000円程することも多いため、注意しましょう。
通信費や保険の料金を見直してみる
通信費や保険料は、料金プランや契約会社を変更することで費用を抑えることができます。まずはじめには通信費ですが、通信費は主に携帯電話料金がメインになっているでしょう。携帯電話はさまざまな料金プランがあります。通話し放題、ネット使い放題など、人によって最適な料金プランは異なります。
さらに、料金プランは毎年更新されているので、より自分に合った料金プランが他にある可能性があります。今の料金プランが自分に合っているかどうか、1度見直してみてください。最近では格安プランや格安スマホ会社があるので、月1,000円~3,000円に抑えることも可能ですよ。
また、保険料金も見直してみるのがおすすめです。保険のプランは年齢や内容によって大きく異なりますが、一人暮らしの場合は月10,000円~30,000円程度が目安になります。手取りが少ないのに高い保険に加入していては、生活が困りますよね。もし保険料が高いと感じている人は、担当の人に1度相談してみてください。場合によっては、保険会社を変更するという方法もありますよ。
電気・水道の節約をこまめにおこなう
水道光熱費は、誰でも簡単に節約することが可能です。電気代を節約する方法は、エアコンの温度を1℃上げる、冷蔵庫の扉の開閉回数を減らす、洗濯をまとめてするなどがあります。エアコンは設定温度を1℃上げただけでも、年間800円程の節約になり、冷蔵庫は扉の開閉回数を減らして、設定温度を「強」から「中」に変えると、年間1,600円程の節約になります。設定温度を変えるだけでも、電気代を抑えることができるんです。
水道代を節約する方法は、お風呂の残り湯を洗濯に使う、節水シャワーヘッドを使う、洗濯をまとめてするなどがあります。お風呂の残り湯を活用するのは、1℃は聞いたことのあるせっすいほうほうかもしれませんね。洗濯に使うのは少し抵抗がある人は、掃除に使ってみてはいかがでしょうか。水道代を節約できますよ。また、節水シャワーヘッドはネットやホームセンターで買うことができます。取り付けるだけで節水になるので、気になる人はチェックしてみてください。
こまめな節約をすることで、水道光熱費を安く抑えることができます。上記でご紹介した節約方法はとても簡単なので、ぜひ実行してみてください。
一人暮らしの費用は結構かかる!適切な費用相場を理解して賢く節約を
一人暮らしの費用相場や内訳、節約方法をご紹介しました。ポイントは以下の通りです。
- 一人暮らしの平均費用相場は全体の平均が約160,000円、大学生の平均が約130,000円、さらに地域によって10,000円~20,000円の差がある
- 一人暮らしの家賃は手取りの3割、食費は2割、水道光熱費は1割が目安
- 一人暮らしにかかる初期費用や生活費は工夫次第で安く抑えることが可能
一人暮らしは家賃、食費、水道光熱費、さらに保険料や通信費など、さまざまな費用がかかります。思っていたよりも費用がかかるという人も多いでしょう。しかし、食費は自炊をすることで費用を抑えることができ、水道光熱費はこまめな節約をすることで安く抑えることができます。
家賃は手取りの3割など適切な費用を理解して、賢く節約しましょう。すでに一人暮らしをしている人も、節約方法に悩んだときは、ぜひ本記事を参考にしてみてください。