さまざまな食材を保管する冷蔵庫は、食品のニオイが気になりますよね。そこで設置したいのが脱臭剤ですが、店頭にはさまざまな脱臭剤製品が並んでいて、購入に迷ってしまいます。
この記事では、冷蔵庫・冷凍庫用の脱臭剤を選ぶポイントを詳しく解説していきます。脱臭機能に優れたおすすめの人気製品も紹介します。
さらに、自宅にあるものでまかなえる脱臭剤の作り方も紹介しているので、今すぐ冷蔵庫のニオイをなんとかしたい!という方は、最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
冷蔵庫用の脱臭剤を選ぶポイント
冷蔵庫の脱臭効果がある脱臭剤製品は、豊富な種類が販売されています。せっかく選ぶのであれば、脱臭効果が高く、気になるニオイに効果的な商品を販売したいですよね。
そこでまずは、数ある中からどの製品を選べば良いのか参考になる、脱臭剤選びのポイントから解説します。脱臭剤選びで抑える要素は、形状、活性炭を含むかどうか、用途に適しているかの3つです。では、ひとつずつ詳しく解説しましょう。
活性炭を含んだものを選ぶ
冷蔵庫用の脱臭剤で主流の成分が、活性炭もしくは備長炭です。まずは、なぜ炭に脱臭効果があるのかという点からお話ししましょう。小さい孔がいくつも空いているスポンジ状の炭は、この孔でニオイの成分を吸収する性質があります。
脱臭効果が高い炭ですが、1,000度近いの高温で加熱すると「活性炭」と呼ばれる状態になります。活性炭になった炭は、ニオイ成分の吸着力が格段にパワーアップするのです。
冷蔵庫は食品を保管するスペースですから、自然由来の炭の性質を利用できて、人の体にも優しいのが嬉しいですね。自然由来の成分を利用した脱臭剤には、ワサビエキスや緑茶成分を配合した製品も効果的です。
置く場所の用途に合わせて選ぶ
冷蔵庫用の脱臭剤には、冷蔵室用だけではなく、チルド室用、野菜室用、冷凍室用など、庫内の保存場所ごとに製品が販売されています。どれも脱臭効果はありますが、庫内の各場所の温度やニオイの原因に合わせた成分で作られているのです。
例えば、野菜室のニオイが気になる場合は、野菜の傷みの原因となるエチレンガスに効果がある「エチレン吸着剤」を使った脱臭剤がおすすめです。場所にあった脱臭剤を選ぶことでより高い脱臭効果を得られます。
冷蔵室用の脱臭剤を冷凍室に使った場合、脱臭剤が凍りついて脱臭効果を発揮できないケースも考えられるので注意しましょう。
形状タイプで選ぶ
冷蔵庫用の脱臭剤は、いくつかの形状タイプが存在します。主流なのは据え置き型タイプです。製品の種類が豊富で、脱臭効果の高いパワフルな製品が多いです。
また、脱臭効果の有効期限が長く、ゲル状の製品はパッと見て残量を把握できるので便利です。ただし小さめの冷蔵庫を使っていたり、まとめ買いなどで保存する食材が多かったりすると、脱臭剤を置くことで庫内が圧迫されることもあります。
薄型に設計されたスリムな置き型タイプもありますが、なるべく場所を取らずに設置したい場合はシートタイプもおすすめです。
両面テープで冷蔵庫の棚部分へセットするタイプなので、置き型を併用して脱臭効果を高められますし、汁などの汚れ防止にもなる一石二鳥のアイテムです。ドアポケットに引っ掛けるクリップタイプの脱臭剤も、スペースを取らずに設置できて便利です。
おすすめの冷蔵庫用脱臭剤
脱臭剤選びでは、活性炭が使われた製品を選ぶと高い脱臭効果を期待できます。また、冷蔵室・冷凍室・野菜室などの置き場所にあった製品を選ぶことも大切です。形状がゲルタイプだと、交換期限が目に見えて分かりやすい点もメリットなのでおすすめです。
選び方のポイントに続いては、定番の脱臭剤製品の中からおすすめの製品をご紹介します。ロングセラー商品や脱臭効果が優れた製品など、人気が高い脱臭剤をピックアップしてみました。たくさんある商品からどれを買おうか迷っている方は、ここで紹介する中から検討してみてくださいね。
キムコ
ロングセラー製品として人気なのが、小林製薬の脱臭剤「キムコ」です。冷蔵室・冷凍室・野菜室など各種類があるので、気になる場所に応じて選択できます。
冷蔵室用の置き型脱臭剤では、活性炭と活性炭ゼリーを配合し、特に魚などの生鮮食品類の生物臭が気になる方へおすすめです。スリムタイプも取り扱っているので、庫内のスペースに余裕がない冷蔵庫でも使えます。
レギュラーサイズでは450Lまでの冷蔵庫に対応しており、約5~6ヶ月間は脱臭効果が続きます。ゲルの量で交換時期の目安が分かりやすく、取り換え時期のタイミングを逃しません。
タイプ | 置き型 |
主な成分 | ヤシ殻活性炭、造粒活性炭、両性界面活性剤系消臭剤 |
設置場所 | 冷蔵室 |
サイズ | ー |
重さ | 113g |
脱臭炭
エステーの「脱臭炭」は、活性炭と強化備長炭とダブルの炭の脱臭力によって、冷蔵庫内をパワフルに脱臭する人気商品です。冷蔵室用以外にも、冷凍庫、野菜室など用途に応じた商品があります。脱臭効果の有効期間は約5〜6ヶ月後ですが、ゲル状の炭が徐々に小さくなっていくので、目視で交換の目安を見極められます。
冷蔵庫用以外にも、クローゼット用や靴箱用、キッチン用、車用など幅広い用途の製品が販売されているので、使い心地や効果が気に入った方は、冷蔵庫以外の脱臭剤も検討してみてはいかがでしょうか。
タイプ | 置き型 |
主な成分 | 備長炭、活性炭、ミネラル系抗菌剤、有機酸、有機酸塩 |
設置場所 | 冷蔵室 |
サイズ | 幅121×奥行38×高さ100mm |
重さ | 140g |
ノンスメル 貼るシート
白元アースの「ノンスメル 貼るシート」は、冷蔵庫内にさっと貼るだけで脱臭効果を得られる、冷蔵庫内を圧迫しないシートタイプの脱臭剤です。特にキムチなどの発酵食品やカットしたたまねぎなどを保存していると、冷蔵庫を開けたときにニオイがかなり気になりますよね。
ニオイの元になる保存容器などにノンスメルの貼るシートをピンポイントで貼っておくと、他の食品へのニオイ移りを抑制できます。
ニオイが気になるものだけにフォーカスして貼れる点や、貼り剥がしが効くので、必要な箇所に貼り直せるのも便利な点です。1箱に6枚入りなので、ニオイが強い食材の保存時には複数枚活用できますよ。
タイプ | シート型 |
主な成分 | 活性炭 |
設置場所 | 冷蔵室 |
サイズ | 0.2×11×18cm |
重さ | 10g |
ノンスメル 冷凍室用置き型
同じくノンスメルの、置き型タイプの冷凍室用脱臭剤です。脱臭効果は約1年間も持続するので、年末の大掃除のタイミングで取り替えるようにすると忘れにくいです。成分は活性炭・竹炭・備長炭が主で、160L容量までの冷凍庫に効果があります。
おしゃれな容器に入った消臭ビーズタイプで、食品のニオイが氷へ移るのを防いでくれます。特に揚げ料理などの酸化臭に効果的なので、作り置きのおかずなどを保存することが多い人におすすめの商品です。
タイプ | 置き型 |
主な成分 | ヤシガラ活性炭、備長炭、竹炭、両性界面活性剤 |
設置場所 | 冷凍室用 |
サイズ | 幅100×高さ131×奥行25mm(パッケージ) |
重さ | 20g |
マジックフィルター ヤシガラ活性炭 冷蔵庫用脱臭剤
ライオンケミカルの「マジックフィルター ヤシガラ活性炭 冷蔵庫用脱臭剤」は、天然ヤシガラを使用し、活性炭の脱臭力を活かした冷蔵室用の脱臭剤です。
両サイドに加えて、下側にも隙間が開いた本体デザインは、多方面からニオイの元を吸着できる設計です。ニオイの元をあらゆる方向から効率良く吸着してくれます。300Lまでの冷蔵室に1個設置しておくと効果があり、開封してから約1年は効果が持続する長めの使用期間も嬉しいポイントです。
タイプ | 置き型 |
主な成分 | ヤシガラ活性炭 |
設置場所 | 冷蔵庫用 |
サイズ | 140×30×90mm |
重さ | 50g |
炭の冷蔵庫脱臭剤
ウエルコの「炭の冷蔵庫脱臭剤」は、冷蔵室用の脱臭剤です。ストックや複数使いに便利な2個セットで販売されている、コストパフォーマンスに優れている商品です。炭のゼリーによって、ニオイの元となる成分をしっかり吸着します。
脱臭剤1個あたりの効果は約2~3ヶ月と若干短いものの、2個パックなので新しいものにすぐ取り替えられて、ストックを買い忘れる心配がありません。本体サイズがスリムなので、冷蔵室内を圧迫しにくいのもポイントです。
タイプ | 置き型 |
主な成分 | 天然植物抽出物、活性炭、界面活性剤、ゲル化剤、精製水 |
設置場所 | 冷蔵室用 |
サイズ | 幅121×奥行77×高さ96mm |
重さ | 150g |
緑茶の力 野菜室用脱臭剤
小久保工業所の「緑茶の力 野菜室用脱臭剤」は、緑茶のカテキン成分を活かした脱臭剤です。カテキンは、腐敗臭やアンモニア臭などの雑菌によるニオイを抑える効果があり、炭とカテキンのダブルのパワーで、庫内の嫌なニオイを脱臭します。
初めて脱臭剤を使うことを検討していて、効果があるのかどうか半信半疑の人などに、お試しアイテムとして購入しやすい手頃な価格帯が魅力です。脱臭剤の効果を体験してみたい人や、コストパフォーマンスの高い脱臭剤を求めている人におすすめです。
タイプ | 置き型 |
主な成分 | 精製水、ゲル化剤、天然消臭剤、緑茶抽出成分 |
設置場所 | 野菜室用 |
サイズ | ― |
重さ | 150g |
冷蔵庫の脱臭剤は手作りもできる
冷蔵庫のニオイに効果的な脱臭剤ですが、実は家にあるアイテムを使えばお手製の脱臭剤を作ることもできます。脱臭効果があるものや成分はさまざまですが、ここではコーヒーかすと重曹を使う方法の2つに絞ってご紹介します。
コーヒーかすを使う方法
自宅でドリップコーヒーや豆から挽いてコーヒーを楽しんでいる方は、ドリップ後のコーヒーかすを使って脱臭剤作りに挑戦してみましょう。作り方はとても簡単で、しっかりと乾燥させたコーヒーかすを包むだけです。
コーヒーだけではなく、緑茶や紅茶の葉でも乾燥させれば脱臭効果がありますが、中でもコーヒーは香ばしい風味を出すために豆が炒られているので、炭の状態に近づいている分、脱臭の吸着効果が高いのです。
コーヒーかすに水分が残っているとカビの元になってしまうので、乾燥の仕上げに布巾やペーパーなどで水分をきちんと吸い取るのがコツです。
重曹を使う方法
調理だけでなく掃除アイテムとしても活躍する重曹ですが、茶葉やだしを入れるパックなどに大さじ2杯の重曹を入れるだけで、手軽に脱臭剤が完成します。パッキングしたら、小さな容器になどに入れて冷蔵庫に設置しましょう。
パックをそのまま置いても良いのですが、万が一中身が溢れた際に容器に入っていると片付けが楽です。重曹は約2カ月ほど脱臭効果を発揮します。100円ショップなどでも手軽に購入できて材料費も安く済み、食用の安心な成分でできているので、少しニオイが気になるときに試してみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫内の臭いを防ぐ方法
冷蔵庫に発生した気になるニオイは、脱臭剤を使ってニオイの元を効果的に吸着するのも適切な対処方法ですが、いちばん大切なのは日頃からこまめな掃除でニオイの原因を防ぐことす。
生鮮食品から野菜、発酵食品までさまざまな食品を保存しておく冷蔵庫は、どうしてもニオイが発生しがちですが、日々のちょっとしたお手入れや注意で、多少なりともニオイは抑制できます。
定期的に掃除をする
基本中の基本ですが、冷蔵庫内を定期的に掃除することが、ニオイ防止にいちばん効果的な行動です。汁物などが溢れていたらすぐに拭き取り、ニオイがこびりつく前にすみやかに対処しましょう。
濡らした布巾などでサッと拭き取るだけで構いませんが、時間が経過して落としにくくなった食べ物汚れには、薄めた台所用洗剤を使って拭き取るときれいに落ちます。洗剤を使って拭き取った後は必ず乾いた布巾で拭き取りましょう。
料理は密閉して保存する
作り置きの食材や夕食で残ったおかずなどを冷蔵保存しておく際には、必ず密閉できる容器やラップ、ジップロック製品などを使って密閉保存するよう心がけましょう。
特にニオイの強い発酵食品類などは、厳重に密閉しておかないと他の食品へニオイが移ってしまいます。密閉保存は食品の劣化を防ぐためでもあるので、傷みを防ぐためにも必ず密閉してください。蔵庫を開けたときに感じる嫌なニオイも軽減されます。
傷んだ食品はすぐに取りだす
これも基本中の基本ではありますが、傷んでしまった食材は冷蔵庫内からすみやかに取り出しましょう。特に、食材の保管量が多い冷蔵庫では注意が必要です。
他の食材に埋もれて目が行き届かず、存在を忘れていて気づいたら庫内の奥のほうで食材が傷んでいた…という事態も多いかと思います。傷んだ食材はニオイの元になるばかりか、他の食材へ悪影響を及ぼしかねません。
冷蔵庫の中は、あまり物を詰め込みすぎずに余裕を持たせ、見渡しやすい収納を心がけることで、食品ロスの減少や二重買いの防止にも繋がります。あまり食材を詰め込みすぎると、冷気循環の妨げにもなるので、庫内はきちんと整理して適度な空間を保ちましょう。
脱臭機能に優れたおすすめ冷蔵庫
脱臭剤の使い方や作り方、日頃からできる冷蔵庫のニオイ発生防止のために必要な行動などがお分かりいただけたかと思います。
最後に、冷蔵庫自体に脱臭機能が備わっている便利な冷蔵庫製品をご紹介しましょう。日頃から庫内を清潔に保つことも大切ですが、そもそも機能に脱臭性能があれば、より快適に冷蔵庫を使えますよね。
ここでは、国内メーカーからパナソニック・日立・シャープ・三菱電機の4社をピックアップして、便利な脱臭機能の付いた製品を挙げてみました。買い替え時や新規購入時の参考にしてみてくださいね。
パナソニック ナノイーX・ナノイー
パナソニックの独自イオン機能「ナノイー」「ナノイーX」が搭載された冷蔵庫は、イオンを含んだ冷気が庫内を循環して、庫内に付着した菌だけではなく浮遊菌も除菌します。
冷蔵庫内をはじめ、食品をいつでも清潔に保てるのが人気の理由です。菌の繁殖を抑制するので、野菜なども新鮮で長持ちしやすく、ニオイが気になりやすい生鮮食品類を保存するチルドルームでも、ニオイ移りや生臭さを抑える効果も期待できます。
NR-E459PX
幅60センチのスリムなボディに450Lの大容量が魅力のNR-E459PXは、ナノイーXを搭載した上位モデルです。約マイナス3度で保存する「微凍結パーシャル」は、肉や魚を冷凍室から出して、解凍せずに包丁で切れる便利な冷凍機能です。肉同士がくっつかず、調理時間の短縮やお弁当作りで活躍します。
パナソニックの優秀な省エネ機能である「AIエコナビ」では、AIのセンシングによって無駄を省いた適切な運転を行ない、高い節電効果を得られます。専用アプリとの連携で、利用状況や庫内温度を一目で確認できます。
NR-F65WX1
ナノイーXが庫内を循環するNR-F65WX1は、業務用レベルの急速冷凍「はやうま冷凍・冷却」機能を搭載しています。約3分で作ったばかりのお弁当の粗熱を冷ませる時短機能です。
マイナス3度で食材を凍らせずに保存する「微冷凍パーシャル」も、食品の旨みを落とさず保存できる便利な機能として人気があります。ラグジュアリーデザインの本体も魅力的で、ミラー加工のオニキスミラー、フロスト加工のミスティスチールグレーの2色展開されています。
日立 トリプルパワー脱臭
日立の冷蔵庫には、日立製品の空気清浄機にも搭載されている「トリプルパワー脱臭機能」が採用されています。冷蔵庫内のニオイの中でも、最も気になる3つのニオイ成分に注目しているので、ニオイの元へ効果的に働きます。
タマネギに含まれる「メチルメルカプタン」や、魚類の「アンモニア」、味噌などの発酵食品類に含まれる「アセトアルデヒド」といった成分にアタックして脱臭。脱臭剤を使わなくても、冷蔵庫をいつでも清潔な空気で使える便利な機能です。
R-WXC74T
真空ポンプと耐圧構造で食材を真空保存する真空チルドシリーズのR-WXC74Sは、密閉構造で酸化を抑制し、食材の鮮度を長持ちさせます。真空環境で保存するので、食材を入れるときにいちいちラップがけが必要ないのも便利で、時短に繋げられます。
中段・下段にある冷凍室と野菜室は電動引き出しタイプなので、調理器具やなどを持っていて手が塞がっていても、ボタンのワンタッチでドアの開閉をスムーズに行えます。
R-KWC57S
大容量の567LサイズのR-KWC57Sは、野菜室を真ん中に配置した製品で、思い野菜も取り出しやしい設計です。この野質室は冷凍室へも切り替えられる仕様で、買い置きや作り置きの量が多くなり冷凍スペースが不足した日などには、冷凍室へと切り替えて保存しておけます。
2段分がまるまる冷凍室になるので、まとめ買いのストックもたっぷりできるのが嬉しいですね。もちろん、冷蔵庫の嫌なニオイ3大原因に効果的な「トリプルパワー脱臭」機能も搭載されています。
シャープ プラズマクラスター
シャープ製品の冷蔵庫には、空気清浄機でもおなじみのイオン「プラズマクラスター」を搭載したモデルが人気です。プラズマクラスターイオン発生ユニットを搭載し、冷蔵庫内にプラズマクラスターを循環させ、庫内や食品パッケージに付着した菌のみならず浮遊菌も抑制します。
さらに上位モデルに搭載されている「プラズマクラスター集中シャワーモード」では、ドアの開閉回数や買い置き食品の収納時など、冷蔵庫のドアを長く開けているタイミングをAIが把握する機能です。
ユーザーの生活パターンやリズムに応じて、菌が入り込みやすいタイミングでプラズマクラスターを集中的にシャワー放出し、庫内の衛生面を守ってくれます。
SJ-MW46K
奥行きが約63センチとスリムな設計のSJ-MW46Kは、ガラスドアボディに木目調のハンドルデザインが施されたおしゃれなモデルです。毎日触れるハンドル部分には抗菌加工がされ、衛生面に配慮されています。
もちろんプラズマクラスターによる冷気循環も採用されています。クラウドサービスの「COCORO HOME」と連携させて、おすすめレシピの提案や近所のスーパーの特売情報などの便利な情報を入手できるスマートモデルです。
SJ-GK46K
ファミリー向け容量のSJ-GK46Kは、大容量の冷凍室「メガフリーザー」を採用した、プラズマクラスター搭載モデルです。本体の奥行きが浅いので、庫内の奥まで目が行き届きやすく、二重買いや見落としを減らせます。
庫内に菌が入り込みやすいタイミングで集中的にプラズマクラスターを放出する「プラズマクラスター集中シャワーモード」や、抗菌加工のドアハンドルなど衛生面にも配慮された製品です。
野菜を保存しながら旨みを増やす「雪下シャキット野菜室」や、傷みやすい生鮮食品類の新鮮さを長く保てる「うるおいチルド」なども搭載されています。
三菱電機 フレッシュエアフィルター
三菱電機の冷蔵庫では、除菌と脱臭効果を持つ「フレッシュエアフィルター」を採用した製品が、高い脱臭効果を発揮するのでおすすめです。
冷気の吹き出し口に設置されたフレッシュエアフィルターは、冷蔵室内に浮遊する雑菌や食品パッケージに付いた菌、発酵食品や生鮮食品などのニオイが気になりやすい食材のニオイ成分をキャッチして脱臭ます。
また、野菜室のトレイは抗菌仕様のクリーントレイを採用しているので、こまめなお手入れでいつでも清潔に保てます。冷蔵室のガラスシェルフも、前段取り外していつでも掃除できるので衛生的です。
MR-MB45J
大容量とスマートボディを両立した「おけるスマート大容量」シリーズのMR-MB45Jは、三菱電機独自の薄型断熱材で省エネ性能の高い製品です。ちょうど腰のあたりに設置された野菜室で、大きくかがまず楽な姿勢で野菜を出し入れできます。
フレッシュエアフィルターによる脱臭機能はもちろん、AIが使用状況などのデータを学習する「全室独立おまかせA.I.」機能で、高い節電効果を期待できます。冷凍食材を解凍の手間なく調理に使える「切れちゃう瞬冷凍A.I.」も人気機能です。冷凍室には霜ガードが採用されているので、冷凍食品に霜を付けずに美味しく保存できます。
MR-WXD70K
MR-WXD70Kは、冷蔵庫各室に搭載されたセンサーが扉の開閉時間や庫内の収納状況を予測し、操作パネルや専用アプリに整理やお手入れの通知が届くAI機能を採用しています。
例えば扉が半ドアになっていた場合、アラーム、操作パネル、アプリすべてでお知らせしてくれます。
「朝どれ野菜室」では、緑化を促進させることによって鮮度を長持ちさせると共に、保存中に減少するビタミンCも増加させられます。野菜くずなどが簡単に捨てられるクリーントレイで、庫内のお手入れも簡単です。
脱臭剤や掃除などの対策で冷蔵庫・冷凍庫を衛生的に!
さまざまな匂いがする食品を保管する冷蔵庫は、どうしてもニオイが発生しやすい場所です。こぼした汁物や汚れはこまめに掃除しておき、ニオイの発生を防止しましょう。
- 冷蔵庫の気になるニオイは脱臭剤で取り除ける
- 脱臭剤の形状には、置き型やシート型などがある
- 冷蔵庫・冷凍庫・野菜室によって脱臭剤の成分は若干異なる
- 重曹やコーヒーかすを使えば手作りの脱臭剤ができる
- ニオイの防止には、定期的な掃除と料理の密閉保存が肝心
冷蔵庫用の脱臭剤は、冷蔵室や冷凍室、野菜室などの冷蔵庫内の場所にあわせて、調整されている成分が異なります。置きたい場所に合う脱臭剤を選んで、効果的にニオイを取りましょう。
脱臭剤を買うまでの応急処置として、家にある重曹やコーヒーかすなどを使ったお手製の脱臭剤を作るのもおすすめです。ちょっとした作業で簡単に作れるので、ニオイが軽い場合になどにも試してみてくださいね。