引っ越しで電気の手続きを忘れていた|入居後・退去後に気づいたときの対処

本記事の情報は2026年8月時点のものです。各社の手続き方法・受付期間は改定される場合があります。最新情報は各電力会社・小売電気事業者の公式サイトでご確認ください。

引っ越しのバタバタで、「電気の開始手続きをしていなかった」「旧居の電気を止め忘れていた」と後から気づくことは珍しくありません。
大事なのは、入居後(開始忘れ)か、退去後(停止忘れ)か、どれくらい放置したかで対処が変わることです。
この記事では、あなたの状況を場面ごとに切り分け、やるべきことと、詳しい手続きを解説した記事への行き先を整理します。
まずは落ち着いて、自分がどのケースかを確認しましょう。

📋 この記事でわかること
  • 「入居後の開始忘れ」「退去後の停止忘れ」の見分け方
  • 放置した期間ごとの対処(当日〜数日/1週間〜/1か月以上)
  • 入居後、電気が使えていても契約が必要な理由
  • 放置すると最終的にどうなるか(送電停止・契約解除)
  • 症状別に、詳しい手続き記事への行き先

まず確認:あなたはどのケース?

電気の手続き忘れは、大きく「入居後の開始忘れ」と「退去後の停止忘れ」に分かれます。
放置した期間によっても対処が変わるため、次の表で自分の状況を確認しましょう。

状況 当日〜数日 1週間〜 1か月以上放置
入居後(開始忘れ) 使えていても契約は必要。すぐ開始を申し込む 速やかに開始申込み。つかない地域もある 「使えていた=契約不要」ではない。至急申込み
退去後(停止忘れ) 停止日は遡れない。すぐ停止を申し込む 基本料金が膨らむ(→二重契約の記事) 未払い放置は送電停止へ(→滞納の記事)
電気の手続き忘れ 場面別の対処。詳しい手続きは各セクションと関連記事へ。

入居後に「開始」を忘れていたとき

入居してすぐ、自分で手続きをしていないのに電気が使えていることがあります。
ただし、電気が使えていても、電力会社(小売電気事業者)への使用開始の申し込み(契約)は必要です。
九州電力も「新たに電気を使う場合は当社へのお申込みをお願いします」と案内しています(出典:九州電力公式サイト)。
「使えていた=契約済み」ではないため、気づいた時点ですぐに開始を申し込みましょう。

通常はブレーカーを「入」にすれば電気は使えます。
それでもつかない場合は、契約先のコールセンターに連絡します(出典:東京電力エナジーパートナー公式サイト)。
なお北海道電力エリアでは2026年5月以降、契約の廃止時にスマートメーターで通電が止められるため、使用開始には事前の申し込みと通電作業が必要で、申し込みがないと希望日に電気が使えないことがあります(出典:北海道電力ネットワーク公式サイト)。
これは北海道エリア・2026年5月以降の取り扱いで、全国一律ではありません。
開始手続きの進め方は電気の使用開始手続きの記事でくわしく解説しています。

退去後に「停止」を忘れていたとき

旧居の電気を止め忘れていたときは、できるだけ早く使用停止(解約)を申し込みます。
ここで大事なのが、使用停止日は手続き日より前にさかのぼれないという点です。
中部電力ミライズは「ご使用廃止日は、お手続き日を遡ることはできません」とし、九州電力も「申込日より遡った日付での受付は出来ません」としています(出典:中部電力ミライズ公式サイト九州電力公式サイト)。
止め忘れている間は契約が続き、電気を使っていなくても基本料金がかかり続けるため、気づいた日に手続きするほど負担が小さくて済みます
止め忘れによる二重の基本料金や、旧居の請求が続くケースのくわしい見分け方・損失の目安は引っ越し後の電気の二重契約・二重請求の記事に、停止手続きそのものの進め方は電気の解約・使用停止の手続きの記事にまとめています。

長く放置してしまったとき

手続きも支払いもしないまま長く放置すると、最終的に電気が止められます。
料金を支払わずに放置すると、あらかじめ知らせたうえで送電を停止され、契約解除に至ることがあります
関西電力の場合、支払期限は検針日の翌日から30日目で、その翌日から20日目の最終期日を過ぎて支払いがないと、予告のうえ送電を止められる場合があると案内しています(出典:関西電力公式サイト)。
この日数は関西電力の例で、期限や日数は会社によって異なります。
放置して電気が止まってしまった場合の流れや再開の手続きは電気代を滞納するとどうなるかの記事をご覧ください。

「開始と停止のどちらを忘れているか分からない」「どこに連絡すればいいか分からない」という方は、電気手続き受付センターにご相談ください。
引っ越しに合わせた電気の停止・開始の手続きを、まとめてサポートします。

手続きには受付できる期間がある

使用開始・停止の手続きには、受付できる期間があります。
受付期間は会社によって異なります
東京電力エナジーパートナーは「原則、当日〜31日間まで」の申し込みを受け付け、九州電力は「引っ越し日の2営業日前まで」の申し込みを案内しています(出典:東京電力エナジーパートナー公式サイト九州電力公式サイト)。
引っ越し日が決まったら、忘れないうちに早めに申し込むのが安心です。

症状別・どの記事を見ればいい?

手続き忘れは、症状によって見るべき記事が変わります。
次の振り分けを参考にしてください。

あなたの状況 見るべき記事
入居後、電気の開始を申し込んでいなかった 電気の使用開始手続き
旧居の停止を忘れて請求が続いている 引っ越し後の二重契約・二重請求
旧居の停止手続きの進め方を知りたい 電気の解約・使用停止の手続き
支払わず放置して電気が止まりそう 電気代を滞納するとどうなるか
症状別の行き先。深掘りは各専門記事でご確認ください。

手続き忘れとあわせて読みたい記事

よくある質問

入居後、手続きしていないのに電気が使えています。契約は必要ですか?

必要です。電気が使えていても、電力会社(小売電気事業者)への使用開始の申し込み(契約)が必要です。「使えていた=契約済み」ではないため、気づいた時点ですぐに開始を申し込みましょう。

旧居の電気を止め忘れました。さかのぼって止められますか?

使用停止日は手続き日より前にさかのぼることはできません。止め忘れている間は基本料金がかかり続けるため、気づいた日にすぐ停止を申し込むほど負担が小さくなります。詳しい見分け方は二重契約・二重請求の記事をご覧ください。

電気代を払わず放置すると、いつ止まりますか?

予告のうえ送電が止められ、契約解除に至ることがあります。関西電力では支払期限は検針日の翌日から30日目で、その翌日から20日目の最終期日を過ぎると送電を止められる場合があります。日数は会社で異なるので、契約先の案内を確認しましょう。

引っ越し当日にブレーカーを上げても電気がつきません。

事前の使用開始の申し込みが済んでいないと、当日に使えないことがあります。特に北海道電力エリアでは2026年5月以降、通電作業が必要になりました。まずは契約先へ電気の使用開始を申し込み、それでもつかない場合はコールセンターに連絡しましょう。

まとめ

電気の手続き忘れは、まず入居後(開始忘れ)か退去後(停止忘れ)か、どれくらい放置したかを切り分けることが大切です。
入居後は、電気が使えていても使用開始の申し込みが必要です。
退去後は、使用停止日を手続き日より前にさかのぼれないため、気づいたら一日でも早く止めましょう。
支払わず放置すると、予告のうえ送電停止・契約解除に至ることがあります。
症状に合わせて、開始は使用開始の記事、旧居の請求が続くなら二重契約の記事、停止手続きは解約の記事、滞納は滞納の記事を確認してください。
「どこに連絡すればいいか分からない」というときは、早めに相談するのが安心です。

電気の手続き忘れでお困りなら

「開始と停止のどちらを忘れているか分からない」「引っ越しの電気手続きをまとめて済ませたい」という方は、電気手続き受付センターにお気軽にご相談ください。
引っ越しに合わせた電気の停止・開始の手続きを、まとめてサポートします。

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