スイッチライト購入前の必須チェックリスト
任天堂のスイッチシリーズは、2023年3月に世界累計販売台数2,000万台を突破した人気ゲームデバイスです。
スイッチライトは携帯専用として販売されており、リーズナブルな価格帯から購入を検討する方も多くなっています。
しかし、スイッチライトには他のモデルとは違った特徴があるため、購入前に詳細を把握しておくことが大切です。
ここでは、スイッチライトを購入するにあたってチェックすべきポイントについて解説していきます。
スイッチライトでできることとできないこと
スイッチライトについて正しく理解するためにも、できることとできないことを見ていきましょう。
できること | ・スイッチライト対応ゲームソフトのプレイ ・携帯モードの使用 |
できないこと | ・スイッチライト非対応ゲームソフトのプレイ ・TVモードやテーブルモードの使用 ・Joy-Conに搭載されている機能(モーションIRカメラやHD振動など) |
スイッチライト対応ゲームソフトを携帯モードでプレイすることは可能ですが、Joy-Conが付いていないためモーションIRカメラやHD振動といった機能は使えません。
また、TVモードやテーブルモードで遊べないほか、プレイできるゲームソフトが限られている点にも注意が必要です。
中古スイッチライト購入の際の潜在的リスクとその回避方法
オンラインショップやリサイクルショップなどをチェックしていると、中古のスイッチライトも数多く販売されています。
初期費用を抑えられるという点では魅力的な中古品ですが、本体のバッテリーが劣化している可能性も非常に高いです。
任天堂の公式サイトでは、約800回にわたって充電したスイッチライトは新品購入時の約80%のバッテリー寿命しかないと記載しています。
前のユーザーによって何回充電されたかを把握することは難しく、場合によっては1時間前後で充電切れになる製品を購入するリスクもあることを覚えておきましょう。
また、中古のスイッチライトを購入する最大のデメリットは、メーカーの保証対象外となる点です。
本来であれば1年間の保証期間がありますが、中古品では故障しても自費での修理となります。
中古品は新品よりも使用歴が長い分、修理にかかるコストも高くなりやすい傾向にあります。
特に実物をチェックできないオンラインショップなどで中古を購入する際は、状態の悪い製品が届くことも珍しくありません。
新品ではなく中古のスイッチライトを検討している方は、オンラインショップではなく実店舗で購入するのがおすすめです。
信頼のおける店舗で実際に製品を見て、使用年数や状態を確認した上で購入しましょう。
スイッチライトの価格分析:新品と中古の価格差
「少しでも安くスイッチライトを手に入れたい」「スイッチライトに興味はあるけど定価で買うのは高く感じる」という場合、中古での購入を検討する方も多くなっています。
オンラインショップやリサイクルショップでも頻繁に取り引きされているスイッチライトですが、実は新品と中古品の平均的な差額は1万円ほどです。
2024年時点におけるスイッチライトの価格は、税込みで21,978円です。
オンラインショップやリサイクルショップでは1万円強で販売されているケースが多くなっており、約半額でスイッチライトを購入できる計算になります。
ただし、中古品のスイッチライトにはバッテリー劣化や故障しやすいなどのリスクがあるため、コストパフォーマンスの良し悪しについてもしっかりと検討することが大切です。
特に相場よりも安い場合は質や状態に関する問題を抱えている可能性も高いため、価格と価値のバランスが取れた中古品を見つけてくださいね。
スイッチライトとフルサイズスイッチの機能比較
スイッチライトと比較されやすいデバイスに、従来モデルが挙げられます。
従来モデルはスイッチライトと比べるとスペックが高く、以下のような特徴が見られます。
- 3種類のプレイモード
- モーションIRカメラ搭載
- HD振動付き
- バッテリー持続時間が長い
3種類の中から好みのプレイモードで遊べるのはもちろん、スイッチライトでは非対応となっている機能も付いているため、没入感を高めながらバリエーション豊富なゲームソフトを楽しめます。
また、バッテリー持続時間も長く、頻繁に充電する手間を省ける点もポイントです。
スイッチライトはなぜ避けたほうが良いのか?
実際にスイッチライトを購入したユーザーからは、「買わない方がいい」「スイッチライトじゃなくて他のモデルを買えばよかった」といった声も寄せられています。
購入後も長く愛用するためにも、スイッチライトの評判について多方面からチェックしておくことが大切です。
ここでは、スイッチライトが提供できない主要機能と影響、スイッチライトの使用体験、ゲームの制限一覧、スイッチライト利用者の後悔エピソードをテーマに深堀していきます。
スイッチライトを避けたほうが良いと言われる理由を把握して、自身にとっての使いやすさや相性を考えてみましょう。
スイッチライトが提供できない主要機能とその影響
スイッチライトは、従来モデルや有機ELモデルと比べると機能が少ないデバイスです。
主なゲームの制限については、以下を参考にしましょう。
プレイモード | 従来モデルと有機ELモデルはTVモード、テーブルモード、携帯モードの3種類に対応、スイッチライトは携帯モードのみ |
HD振動 | 異なる振動によってよりリアルな触感を得ながらゲームができるが、スイッチライトには付いていない機能 |
モーションIRカメラ | 赤外線を使ってプレイヤーの身体の動きを感知するが、スイッチライトには付いていない機能 |
スイッチライトのプレイモードは、携帯モードの1種類のみです。
大画面で遊べるTVモードや、テーブルに置いて対戦プレイなどを楽しむテーブルモードは非対応となっており、従来モデルや有機ELモデルと比べると限定的な遊び方になります。
スイッチライトではテレビはもちろん、モバイルディスプレイとの接続もできないため、常に小さな画面を見ながらプレイすることになってしまいます。
また、コントローラーであるJoy-Conが付属しておらず、2人プレイに対応しているゲームソフトがプレイできません。
購入時は2人プレイをする予定がなくても、購入後に販売されるゲームソフトの中で2人プレイしたいと思う製品が出てくる可能性もあります。
2人プレイがしたい場合は別途Joy-Conの購入が必須となるため、結果として出費が高くなりやすい点に注意が必要です。
さらに、スイッチライトにはJoy-Conが付いていないという理由から、Joy-Con に搭載されているHD振動やモーションIRカメラも使用不可となっています。
HD振動はさまざまな振動を感じられるシステムで、触感によって本当にゲームの世界に迷い込んだかのような没入感を高められるところが魅力です。
スイッチライトではHD振動の機能が使えないため、リアリティあふれるゲーム体験を目指す上で支障が大きくなっています。
また、モーションIRカメラは赤外線によって身体の動きを感知するというシステムです。
例として、「1-2-Switch」に含まれる「大食いコンテスト」のゲームでは、プレイヤーの口の動きを捉えてゲームのスコアに反映させる仕組みになっています。
モーションIRカメラがないと遊べないゲームソフトもあるため、バリエーション豊富なゲームソフトをプレイしたい場合に不便に感じる点に気を付けましょう。
ゲーマーからのフィードバック:スイッチライトの使用体験
スイッチライトを購入する前に確認しておきたいのが、実際に使用しているゲーマーの方からのレビューです。
スイッチライトの使用感として、十字キーの使いにくいさが挙げられています。
スイッチライトは従来モデルや有機ELモデルとデザインが異なっており、本体の左側に十字キーが搭載されています。
スーパーファミコンやゲームボーイなどを連想させる昔ながらのキーですが、操作性の悪さを指摘する声が多い点に注意が必要です。
特に斜めからの動作に弱いという特徴があり、ゲームのスコアに影響を及ぼす可能性も高くなっています。
また、バリエーション豊富なゲームをプレイする場合は、携帯モードでは遊びにくいと感じる傾向にあります。
大画面でのプレイに適しているゲームソフトも多く、没入感や満足感をアップさせる上で不向きです。
さらに、275gと軽量タイプが魅力のスイッチライトですが、Joy-Conと比べると重いという声も寄せられています。
Joy-Conは左が約49g、右は約52.1gとなっているため、長時間ゲームをする際はスイッチライトではなくJoy-Conを推奨するユーザーが多くなっています。
スイッチライトにおけるゲームの制限一覧
スイッチライトを避けた方が良い理由に、ゲームをプレイする上での制限が挙げられます。
以下は、スイッチライトにおけるゲームの制限一覧です。
- プレイモード
- HD振動
- モーションIRカメラ
- 2人プレイ
- 有線接続
従来モデルや有機ELモデルと比べると、利便性が損なわれるほか、機能制限によって遊べないゲームソフトなどがある点にも注意しましょう。
スイッチライト利用者の後悔エピソード
スイッチライトを購入したユーザーの中には、後悔している方もたくさんいます。
最も多いエピソードが、画面の小ささに関するものです。
スイッチライトはTVモードに対応していないため、ゲームをする際は必ず本体のモニターを使うことになります。
モニターはiPhone 8 Plusの画面と同程度のサイズとなっており、文字やキャラクターが見づらいと感じる方も多い点に注意が必要です。
例え自身が遊びたいゲームソフトがスイッチライトに対応していても、没入感を高めるためには大画面を使うのが最適です。
ゲームの世界観をしっかりと味わいたいなら、従来モデルや有機ELモデルを選ぶことも検討しましょう。
また、スイッチライトにはJoy-Conが付属しておらず、例え2人用のゲームソフトを購入しても2人プレイはできない仕組みになっています。
リサーチ不足で2人用のゲームソフトを買ってしまったスイッチライトユーザーも多数存在しているため、スイッチライト=本体のみで2人プレイは不可ということをしっかりと理解した上で購入しなければなりません。
スイッチライトの隠れた魅力
スイッチライトについて調べてみると、機能性、操作性、使い勝手におけるさまざまな悪評が寄せられています。
しかし、スイッチライトには従来モデルや有機ELモデルにはないメリットもあり、自身のニーズや使い方によっては利便性の良さを実感できます。
以下では、スイッチライトの隠れた魅力について詳しく見ていきましょう。
スイッチライトで十分な理由、スイッチライトを推奨できるユーザータイプ、スイッチライトで楽しめる人気ソフトランキング、強みの4つを深堀していくので、「スイッチライトってどんな人に合ってるの?」「スイッチライトが自分の使い方にマッチしているのか分からない」といった疑問を解決してくださいね。
スイッチライトで十分な理由とは?
ゲーム機能に関する制限が多いスイッチライトですが、ニーズや使い方によっては十分に満足できる可能性も高くなっています。
スイッチライトのプレイモードは携帯モードの1種類のみとなっており、Joy-Conが付属していないためHD振動が搭載されていないという特徴があります。
ゲームをする上でのリアリティや没入感に欠けるものの、必要最低限のゲーム機能が搭載されていればOKという場合は特に問題なくプレイ可能です。
また、スイッチライトはモーションIRカメラが必要なゲームソフトに対応しておらず、スイッチライト本体のみでは遊べないゲームソフトもたくさんあります。
多彩な種類のゲームを楽しみたい場合は不向きですが、「スイッチライト対応のゲームソフトの中から選ぶつもりにしている」「特定のゲームソフトだけプレイしたい」といったニーズであればスイッチライトでも十分なケースが多くなっています。
スイッチライトを推奨できるユーザータイプ
スイッチライトは、テレビに接続せず携帯モードでのみプレイしたい方におすすめです。
携帯モード対応のゲームであればスイッチライトでも制限なく遊べるため、スイッチライトのモニター画面でゲームする場合は特に不便に感じることもありません。
必要な機能が付いたゲーム機をリーズナブルな価格帯で購入できるというメリットもあり、コストパフォーマンスの高さも兼ね備えています。
また、スイッチライトのバッテリー持続時間は、ゲームソフトによって3~7時間程度となっています。
短時間や屋内での使用に適しているため、「移動中に数時間だけゲームをしたい」「家で充電しながら使う予定にしている」といったニーズを持つ方に最適です。
尚、子ども用のゲームを探している場合も、従来モデルや有機ELモデルよりも軽くてコンパクトなスイッチライトを視野に入れてみましょう。
子どもでも握りやすいサイズ感になっており、手への負担も少ないのでプレイ中の安全性と快適性を高められます。
スイッチライトで楽しめる人気ソフトランキング
スイッチライトは携帯モードのみ対応していることから、全てのスイッチのソフトをプレイできるわけではありません。
しかし、単体で遊べるソフトの中には人気製品も数多く含まれており、スイッチライトでも満足度の高い時間を過ごせます。
以下は、スイッチライトで楽しめる人気ソフトランキングTOP10です。
1位:あつまれ どうぶつの森
2位:星のカービィ ディスカバリー
3位:モンスターハンターライズ
4位:ポケモンレジェンズ アルセウス
5位:ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
6位:マリオカート8 デラックス
7位:十三機兵防衛圏
8位:ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
9位:大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
10位:ファイアーエムブレム 風花雪月
定番商品から話題のゲームソフトまで、バリエーション豊富な製品がスイッチライトに対応しています。
自身の興味があるゲームソフトが該当している場合はスイッチライトで十分な傾向にあるため、対応ソフトをチェックした上で購入を決めるのがおすすめです。
携帯性と価格:スイッチライトの強み
スイッチライトを購入する大きなメリットに、携帯性が挙げられます。
従来モデル、有機ELモデル、スイッチライトの3タイプが販売されていますが、従来モデルが102mm、239mm、13.9mm、有機ELモデルが102mm、242mm、13.9mmである一方、スイッチライトは91.1mm、208mm、13.9mmとコンパクトなサイズ感を実現しています。
iPhone 8 Plusと同程度の大きさとなっており、他モデルよりもかさばりにくい点がポイントです。
また、スイッチライトは275gと軽量タイプで、従来モデルの398gや有機ELモデルの420gと比較すると持ち運びにも便利です。
荷物に入れても負担にならないサイズと重量なので、移動中や外出先でも手軽にゲームを楽しめます。
尚、スイッチライトにはコスト面における強みもあり、2024年時点における価格は税込み21,978円です。
従来モデル32,978円、有機ELモデル37,980円と比べると、最も手に取りやすい価格設定となっています。
スイッチライトと他モデルとの違い
スイッチライトの購入を考えている方の中には、「従来モデルや有機ELモデルも候補に入れているけどなかなか決められない」「色々種類があるけどそれぞれにどんな違いがあるのかよく分からない」といった悩みもあるのではないでしょうか?
ここでは、スイッチライトと他モデルとの違いについて詳しくお話ししていきます。
従来モデルとの機能差異、有機ELモデルとの比較・相性、スイッチライトがフィットするライフスタイル、デザインとカラーオプションの違いを詳しくご紹介するので、自身にとって必要な機能や特徴を持つモデルを見極めてくださいね。
スイッチライトと従来モデルの具体的な機能差異
スイッチライトと従来モデルでは、機能面に関する以下のような違いが見られます。
スイッチライト | 従来モデル | |
プレイモード | 携帯モード | ・TVモード ・テーブルモード ・携帯モード |
モーションIRカメラの有無 | 無し | Joy-Conに内蔵 |
HD振動 | 無し | Joy-Conに内蔵 |
Nintendo Switchドック | 非対応 | 対応 |
背面スタンドの有無 | 無し | 有り |
バッテリー持続時間 | 3~7時間 | 4.5~9時間 |
最も大きな違いが、プレイモードです。
従来モデルは3タイプの遊び方に対応しているのに対して、スイッチライトは携帯モードのみプレイ可能です。
また、スイッチライトにはJoy-Conが付属していないため、Joy-Conに内蔵されているモーションIRカメラやHD振動は使えない仕様になっています。
別途Joy-Conを購入する必要があり、遊ぶ上で制限があるということを覚えておきましょう。
尚、TVモードやテーブルモードが搭載されている従来モデルでは、Nintendo Switchドックや背面スタンドが付いています。
スイッチライトは手に持ってプレイする以外の遊び方ができないため、シチュエーションやニーズによっては利便性の悪さを感じがちです。
バッテリーに関しては、スイッチライトよりも従来モデル方が2時間ほど長い持続時間となっています。
バッテリーは充電回数に応じて劣化していくため、充電できない環境で頻繁にプレイする予定の方は注意が必要です。
有機ELモデルとの比較:どちらがユーザーに合うか
以下は、スイッチライトと有機ELモデルの比較をまとめた表です。
スイッチライト | 有機ELモデル | |
プレイモード | 携帯モード | ・TVモード ・テーブルモード ・携帯モード |
モーションIRカメラの有無 | 無し | Joy-Conに内蔵 |
HD振動 | 無し | Joy-Conに内蔵 |
Nintendo Switchドック | 非対応 | 対応 |
背面スタンドの有無 | 無し | 有り |
バッテリー持続時間 | 3~7時間 | 4.5~9時間 |
対応ソフト | 全ての携帯モード対応ソフト | 全てのNintendo Switchソフト |
サイズ | 91.1mm、208mm、13.9mm | 102mm、242mm、13.9mm |
画面サイズ | 5.5インチ | 7.0インチ |
本体保存メモリー | 32GB | 64GB |
有線LAN端子 | 無し | Nintendo Switchドックに付属 |
有機ELモデルに搭載されている機能は、従来モデルと非常に似ています。
違いとして、有線LAN端子は従来モデルとスイッチライトのどちらにも付いていませんが、有機ELモデルのみ有線LANによるスピーディーな通信を実現できます。
また、有機ELモデルは本体のサイズが大きく、スイッチライトよりも大きな画面を搭載している点も特徴的です。
本体保存メモリーもスイッチライトの2倍あり、より多くのデータ、画像、動画の保存に適しています。
「大画面を見ながら安定した通信環境の中でプレイしたい」「ゲームしながら色々な画像をキャプチャするから容量が大きい方が嬉しい」といったニーズを持つ場合は、高性能な有機ELモデルを検討してみましょう。
一方で、携帯モードでの使用を考えている方や、軽さや持ち運びやすさなどを重視している方は、必要最低限の機能を兼ね備えたコンパクトサイズのスイッチライトがおすすめです。
スイッチライトがフィットするライフスタイル
バッテリー持続時間が短いスイッチライトは、1回の使用時間が短い方におすすめです。
また、コンパクトで軽量タイプのデバイスとなっているため、外出先や移動中に手軽にゲームしたい場合に利便性の良さを感じられます。
スイッチライトのデザインとカラーオプション
スイッチライトは、他モデルと比べるとシンプルなデザインとオシャレなカラーが採用されています。
他モデルよりもコンパクト設計となっており、画面サイズも従来モデルが6.2インチ、有機ELモデルは7.0インチとなっているのに対してスイッチライトは5.5インチと小さめです。
3タイプの中でスイッチライトのみ背面スタンドが付いていないため、スッキリとした見た目が特徴的です。
また、本体の左側に搭載されている操作キーにも違いがあり、従来モデルや有機ELモデルはボタンタイプですがスイッチライトでは十字キーとなっています。
昔ながらのゲーム機のようなデザインで、レトロな可愛らしさが魅力です。
尚、従来モデルはネオンブルー・ネオンレッドとグレー、有機ELモデルはネオンブルー・ネオンレッドとホワイトの2色ずつのみ販売されていますが、スイッチライトではイエロー、グレー、ターコイズ、コーラル、ブルーの計5色の中から選べます。
従来モデルや有機ELモデルにはないニュアンスカラーやポップな色合いが取り揃えられているため、「明るい雰囲気のゲーム機がほしい」「持っていてテンションが上がるデザインを探している」といったニーズを叶えたい方にもおすすめです。
スイッチライトのデメリットを詳細解析
ここでは、スイッチライトが持つデメリットについて詳しくチェックしていきましょう。
スイッチライトのバッテリー性能と持続力
スイッチライトのデメリットに、バッテリー持続時間の短さが挙げられます。
従来モデルや有機ELモデルのバッテリーは4.5~9時間ほど持続するとされている一方、スイッチライトでは3~7時間程度です。
プレイするゲームソフトによってバッテリー消費状況は異なっていますが、スイッチライトでは最短3時間で充電切れとなる可能性があります。
手軽に充電できる環境でゲームを楽しむなら問題ないものの、「屋外で友達と長時間ゲームしたい」「通勤時間が長いからゲームしたいけど家に帰るまで充電するチャンスがない」という方には不向きです。
また、バッテリーは使用に伴って劣化するという特徴があり、800回の充電で新品購入時の約80%のバッテリー寿命まで下がってしまいます。
長期的に愛用する場合はバッテリー持続力に対する不満を感じやすくなっているため、自身の使い方やニーズを考えた上で購入してくださいね。
スイッチライト使用時の一般的な不満点
スイッチライトへの不満で最も多いのが、携帯モードにしか対応していない点です。
従来モデルや有機ELモデルと違って、スイッチライトはTVモードやテーブルモードが非対応となっています。
テレビに接続して大画面でゲームしたり、対戦や協力プレイなどを楽しんだりといった遊び方ができず、ゲームするシーンが限定されてしまいます。
また、Joy-Conが付属していないため、モーションIRカメラやHD振動などを使いたいときは別途Joy-Conを購入しなければなりません。
Joy-Conが付いていないことでプレイが制限されるソフトもあるため、さまざまなゲームで遊びたい場合にはストレスを感じやすくなっています。
Joy-Conを購入する場合はスイッチライト本体プラスアルファの出費となり、経済的デメリットを指摘するユーザーも多いのが特徴です。
修理と保証:スイッチライトのサポート問題
スイッチライトの保証期間は、購入日から1年間とされています。
ただし、使用方法や状況によっては、保証期間内でも有償での修理となるケースもあります。
有償になるか否かはメーカー側が判断するため、「保証期間内なら100%安心」「無料で修理してもらえるから1年間は大丈夫」と考えている方は注意が必要です。
また、任天堂はスイッチシリーズを対象とした「ワイドケア for Nintendo Switch」のサービス提供をしていましたが、2023年8月31日に新規加入受付および契約更新を終了しています。
購入から1年間が経過すると修理に関するサポートを受ける術がなくなるため、納得した上で購入に踏み切るようにしましょう。
スイッチライトの購入を避けるべき理由とは?
スイッチライトは、従来モデルや有機ELモデルよりもスペックが低いデバイスです。
遊び方やプレイするシチュエーションが限定される恐れがあるため、ゲームする上での満足度が下がってしまう可能性も高くなっています。
もちろん、ユーザーによっては使いやすさを感じられることもあるものの、「せっかくスイッチシリーズを買うなら色々なゲームソフトを楽しみたい」「ゲームが趣味だから世界観にどっぷり浸れるデバイスがほしい」といったニーズを満たしたい場合には不向きとなっています。
スイッチライトを選ぶべきではない理由
ここでは、スイッチライトを選ばない方が良いとされる理由について、機能制限、遊べないゲームソフト一覧、避けるべきユーザーの特性、他のデバイスとの比較を交えながら解説します。
スイッチライトの機能制限とその影響
スイッチライトはプレイモードに関する制限があり、TVモードやテーブルモードには対応していません。
小さな画面でプレイすることになるのはもちろん、必ず両手で持って遊ぶ必要があり、「もっとゲームに集中したいからTVモードが付いているモデルにすればよかった」「ずっと手で握って遊ぶのは疲れる」といった後悔を感じやすくなっています。
また、Joy-Conが付属していないスイッチライトでは、遊べるゲームソフトも限られている点に注意しましょう。
スイッチライト本体のみでプレイ可能なゲームソフトを選ぶ場合は問題ないものの、新しいゲームソフトは次々と発売されています。
スイッチライト非対応のゲームソフトの中でほしい製品が販売される可能性もあるため、常にリスクがつきまといます。
さらに、Joy-Conが付いていないことで2人プレイも楽しめないというデメリットがあり、遊ぶシーンが狭くなってしまうところもデメリットです。
機能制限による使い勝手の悪さなどを感じやすく、結果として使用頻度が下がってしまうなどの影響も考えられます。
スイッチライトで遊べない主要ゲームタイトル
「自分が遊びたいゲームがスイッチライトでプレイできるか分からない」「どのゲームが影響を受けているの?」という方のために、ここではスイッチライト本体のみではプレイ不可となっている主要なゲームを見ていきましょう。
- スーパーマリオパーティ
- 超おどるメイドインワリオ
- 1-2-Switch
- ディズニーツムツムフェスティバル
- リングフィットアドベンチャー
- すみっコぐらし すみっコパークへようこそ
- ネコミン
- Nintendo Labo
- わいわい!ウォールチャレンジ
- HOP! STEP! DANCE!
- タイピングクエスト
- Fit Boxing(フィットボクシング)
- Fit Boxing 2-リズム&エクササイズ-
- Fit Boxing 北斗の拳~お前はもう痩せている~
- Fit Boxing feat. 初音ミク-ミクといっしょにエクササイズ-
- GUITAR LIFE -LESSON1-
- ヌードル タグ
- わくわくどうぶつランド
- おうちでゴルフ練習 パターうまくな~る!
- ラビッツ:パーティー・オブ・レジェンド
2024年時点で、スイッチライト本体のみで遊べないゲームは50作品以上あります。
尚、プレイに制限が発生するものの、Joy-Con及びJoy-Con充電グリップを購入することで問題なく遊べるゲームには以下が挙げられます。
- マリオゴルフ スーパーラッシュ
- マリオテニス エース
- ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング
- 世界のアソビ大全51
- 東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング
- いっしょにチョキッと スニッパーズ
- いっしょにチョキッと スニッパーズ プラス
せっかくスイッチライトを購入しても、プレイできなければ意味がありません。
制限を解除するために追加でツールを購入する費用や手間もかかるため、もし該当するソフトをプレイしたい場合は注意しましょう。
スイッチライトを避けるべきユーザーの特性
スイッチライトには、従来モデルや有機ELモデルとは異なる特徴があります。
もし以下のようなニーズを満たしたいなら、スイッチライトではなく他のモデルを購入するのがおすすめです。
- テレビに接続したい
- 本体をテーブルなどに置いて使いたい
- バリエーション豊富なゲームソフトで遊びたい
- ゲームの没入感を高めたい
- 2人プレイがしたい
- 充電できない環境で長時間ゲームしたい
- 有線接続したい
- 保存容量が大きなゲーム機がほしい
スイッチライトには機能や使用に関するさまざまな制限がある一方で、従来モデルや有機ELモデルであれば問題なくゲームを楽しめます。
価格や持ち運びやすさにおけるメリットも多いスイッチライトですが、自身のニーズや想定している使い方に合うものを選ぶことが大切です。
スイッチライトと他のゲームデバイスとの比較
どのスイッチを購入するか迷っている方は、スイッチライトとその他のデバイスを比較検討するのがおすすめです。
スイッチライト、従来モデル、有機ELモデルの仕様や機能には、以下のような違いがあります。
スイッチライト | 従来モデル | 有機ELモデル | |
定価(税込み) | 21,978円 | 32,978円 | 37,980円 |
プレイモード | 携帯モード | ・TVモード ・テーブルモード ・携帯モード | ・TVモード ・テーブルモード ・携帯モード |
Joy-Conの有無 | 無し | 有り | 有り |
背面スタンドの有無 | 無し | 有り | 有り |
バッテリー持続時間 | 3~7時間 | 4.5~9時間 | 4.5~9時間 |
対応ソフト | 全ての携帯モード対応ソフト | 全てのNintendo Switchソフト | 全てのNintendo Switchソフト |
画面サイズ | 5.5インチ | 6.2インチ | 7.0インチ |
本体保存メモリー | 32GB | 32GB | 64GB |
有線LAN端子 | 無し | 無し | Nintendo Switchドックに付属 |
有線LAN端子 無し 無し Nintendo Switchドックに付属
最も高性能なデバイスは有機ELモデルで、3種類の中で唯一の有線LAN端子が付属している製品となっています。
また、本体保存メモリーも64GBと大容量なので、ゲームをする頻度が高い方におすすめです。
一方、従来モデルはスイッチライトと有機ELモデルのそれぞれの特徴を合わせたようなデバイスとなっており、機能面での充実度と価格帯のバランスが良い製品です。
スイッチライトは3つの中で最もスペックの低いデバイスですが、必要最低限の機能を兼ね備えたリーズナブルな価格帯を実現しています。
使い方や遊びたいシチュエーションによってはコストパフォーマンスの高さを感じられるため、スペックだけではなく自身との相性を考えて厳選することが大切です。
まとめ
スイッチライトは、携帯性や経済面におけるメリットが多いゲームデバイスです。
しかし、希望する使い方によっては利便性の悪さを感じやすく、不満や後悔に繋がる可能性もあります。
スイッチライトの制限をしっかりと理解することはもちろん、従来モデルや有機ELモデルとの比較検討も行い、どのデバイスが自身にとってベストなのかを考えましょう。
ニーズによっては、スイッチライトでも十分な満足感を得られます。
メリットとデメリットの両方をチェックして、納得した上でスイッチライトをゲットしてくださいね。