スチームクリーナ―の種類について
掃除の仕上がりを良くするために、「スチームクリーナーで頑固な汚れを綺麗に除去したい」「スチームクリーナーを広告や店頭で見かけて気になっている」と考えている方もいるのではないでしょうか?
高温スチームで汚れやシミを落とすスチームクリーナーですが、実はさまざまな種類の製品が販売されています。
手に持って使うハンディタイプ、モップのような形をしているスティックタイプ、大きなタンクが付いたキャニスタータイプの3つがあり、タイプごとに特徴や使い勝手に違いが見られます。
最適な用途なども異なるため、思い付きでスチームクリーナーを購入すると失敗する可能性もあるということを覚えておきましょう。
長く愛用できるスチームクリーナーを購入したいなら、各種類の違いを正しく理解しておくことが大切です。
ここでは、ハンディタイプ、スティックタイプ、キャニスタータイプのそれぞれの特徴やメリットについて解説していきます。
自身が希望する使い方やニーズに合うかどうかを比較検討して、ベストなスチームクリーナーを選んでくださいね。
ハンディタイプの特徴とメリット
ハンディタイプのスチームクリーナーは、床以外の場所をメインで掃除したい場合におすすめです。
ハンディという名前からも分かるように、手に持って使用するスチームクリーナーです。
小さめのノズルやヘッドからピンポイントでスチームを噴射するため、コンロ、電子レンジ、排水口といった狭い箇所の掃除に適しています。
また、軽量タイプのモデルが豊富で、重量は1~2kg程度が一般的です。
手に負担がかかりにくいため、日常使いしやすいところもポイントです。
サイズも小さく、スティックタイプやキャニスタータイプよりも小回りが利きます。
さまざまな用途に使えるのはもちろん、掃除の効率度アップに繋がる点も魅力です。
収納スペースも最小限に抑えられるため、「家が狭くてスチームクリーナーの置き場所を確保できないかもしれない」「以前持っていたスチームクリーナーがかさばって収納しにくかった」という方でも安心です。
尚、給水タンクが小さい分、使用までの準備時間も短い傾向にあります。
スイッチを入れて数十秒で準備が完了するモデルもあり、掃除したいときに手軽に使えるのがメリットです。
スティックタイプの特徴とメリット
スティックタイプのスチームクリーナーは、床をメインで掃除する際におすすめです。
モップのような形状をしており、高温スチームで床の汚れやシミを落とします。
フローリングやカーペットなどの使用が主ですが、素材によってはソファや壁などの掃除にも使えます。
平面の掃除に適しているので、「子どもの食べこぼしをスチームクリーナーで綺麗にしたい」「床の拭き掃除を手軽にしたい」という方におすすめです。
重量は1~3kg台のものが多く、階段の掃除でも持ち上げやすくなっています。
スリムな形状のモデルが一般的なので、家具の隙間などを活用して収納できるところも特徴です。
また、床の掃除を想定しているスティックタイプでは、ヘッド部分に角度が付いているモデルも多数販売されています。
ヘッド部分の角度を変えられることで家具の下なども掃除しやすく、奥までしっかりとスチームクリーナーを差し込めます。
尚、アタッチメント付きのスティック型スチームクリーナーを購入することで、床以外の場所も掃除できます。
アタッチメントの種類に応じて水回りや窓のサッシといった狭い箇所の汚れにもアプローチできるため、床プラスアルファの掃除をしたい場合は付属品についてもチェックしてみましょう。
キャニスタータイプの特徴とメリット
もし持続性の高いスチームクリーナーを探しているなら、キャニスタータイプがおすすめです。
キャニスタータイプとは、掃除機のようなタイヤ付き給水タンクがデザインされているスチームクリーナーのことです。
ハンディタイプやスティックタイプよりも給水タンクが大きく、長時間にわたってスチームが噴射されます。
モデルによっては1時間ほど連続使用できるものもあり、大掃除や広範囲の掃除に最適です。
本体にタイヤが付いている分、掃除中に給水タンクの重量を感じにくい点もポイントです。
腕や肩が痛くなる心配もないので、年齢や性別を問わず使いやすさを実感できます。
また、キャニスタータイプの多くは、アタッチメントが付属しています。
ノズルヘッドやハンドブラシといったアタッチメントに付け替えることで、床だけでなく窓のサッシ、換気扇まわり、ソファといったあらゆる場所を掃除可能です。
利便性が高いため、「1台で家中のいろいろな箇所の掃除を完結したい」「せっかくスチームクリーナーを購入するならコスパの良い製品がほしい」といったニーズを満たせます。
スチームクリーナーを選ぶポイントは?
汚れを浮かせて除去できるスチームクリーナーは、一般家庭でも需要の高い掃除機器のひとつです。
そのため、各メーカーやブランドから多種多様な製品が販売されており、「何を基準に選んだらいいの?」「商品がたくさんありすぎて迷ってしまう」といった悩みを感じやすくなっています。
スチームクリーナーを選ぶ際は、安全性、使いやすさ、加熱方式の3つに注目しましょう。
それぞれの選び方の詳細について以下でお話ししていくので、ポイントを押さえて満足度抜群のスチームクリーナーを手に入れてくださいね。
安全性で選ぶ
スチームクリーナーを選ぶにあたって、重要なポイントのひとつが安全性です。
スチームクリーナーは、高温の蒸気を発する掃除機器です。
蒸気が100℃近い温度まで上昇する製品も多く、高温スチームの噴射による火傷なども頻繁に起きています。
怪我なくスチームクリーナーを使うためにも、安全性に配慮されている製品選びを心掛けましょう。
ポピュラーな安全機能として、安全ロックの存在が挙げられます。
安全ロックとは、ワンタッチ操作で噴射を止められる機能のことです。
止めたいタイミングですぐに噴射をストップできるため、「急な来客のときに操作に焦ってスチームを浴びてしまいそう」「掃除中にペットが急に近づいてくるので危険を感じる」といった不安を抱える方にもおすすめです。
特に手元に近い位置に安全ロックがデザインされている製品なら、片手で簡単に噴射を止められます。
また、スチームクリーナーによる事故が発生するのは、掃除中だけではありません。
片付け中に給水タンクを開けた際、高温のお湯が噴き出てしまうことも考えられます。
スチームクリーナーを掃除後まで安全に取り扱うためにも、安全バルブの有無をチェックしておきましょう。
安全バルブ付きの製品は、水が一定温度に下がるまでタンクを開けられない仕様になっています。
掃除後すぐに片付けられないというデメリットはありますが、安全性を優先するなら必要不可欠な機能です。
使いやすさで選ぶ
スチームクリーナーを選ぶ場合、使いやすさをチェックしましょう。
水の温度を高めて蒸気を噴射するスチームクリーナーには、お湯が出来上がるまでの待ち時間が発生します。
待ち時間はスチームクリーナーによって異なり、待ち時間が1分以内というものもあれば10分程度待たなければならないモデルもあります。
サッと手軽に使いたいなら、待ち時間が短いタイプのスチームクリーナーを選びましょう。
給水後にスイッチを入れるとすぐに使えるので、時短で家事を済ませられる点がポイントです。
また、スチームクリーナーには、連続噴射時間が設定されています。
給水タンクの水を蒸気に変えるという性質上、連続で使用できる時間は決まっています。
連続噴射時間が短いモデルを使う場合、水がなくなると掃除を中断しなければならない点に注意が必要です。
一度に全ての掃除を終わらせたいなら、各モデルの連続噴射時間についても事前に見ておきましょう。
加熱方式で選ぶ
一口にスチームクリーナーと言っても、2種類の加熱方式があることはご存知でしょうか?
ボイラー式とパネル式のスチームクリーナーがあり、それぞれには以下のような違いが見られます。
ボイラー式 | パネル式 | |
仕組み | 給水タンクの中で水を沸騰させて噴射する | パネルヒーターで加熱させた水を水蒸気として噴射する |
噴射温度 | 約100℃ | 約80~90℃ |
待ち時間 | 長い | 短い |
重量 | 重い | 軽い |
価格 | 高額 | 安価 |
水を沸騰させてスチームを噴射するボイラー式は、温度が100℃前後まで上昇するのが特徴です。
パネル式よりも温度が高い分、汚れやシミを集中的に落とせるというメリットがあります。
ただし、ボイラー式は水が沸騰するのを待つ必要があるため、準備に時間がかかりやすい点に気を付けましょう。
パネル式の方が待ち時間も短く軽量タイプとなっており、スチームクリーナーを手軽に使いたい場合におすすめです。
価格に関しては、汚れやシミに重点的にアプローチできる分、ボイラー式のモデルは高額な傾向にあります。
掃除の仕上がりを重視するならボイラー式、手軽さや値段を優先するならパネル式など、自身にとってのニーズを考えた上で比較検討しましょう。
ハンディタイプのおすすめランキング
ハンディタイプのスチームクリーナーは、さまざまな企業からバリエーション豊富なモデルが販売されています。
しかし、製品ごとに異なる特徴や機能を搭載しているため、自身にとって必要性の高いポイントを考えながら比較検討することが大切です。
ハンディタイプのスチームクリーナーを選ぶにあたって、本体重量に着目してみましょう。
手に持った状態で掃除をするという性質上、重いスチームクリーナーは腕や肩への負担が大きくなりがちです。
特にシャワーヘッドや換気扇まわりを掃除する場合、頭よりも高い位置にスチームクリーナーを持ち上げなければなりません。
買ってから後悔するのを防ぐためにも、できるだけ軽量タイプのモデルを選ぶようにしましょう。
また、アタッチメントの種類が豊富なスチームクリーナーなら、あらゆるエリアの掃除に適しています。
家庭内で掃除したいエリアをイメージし、自身が求めるアタッチメントについて考えることがポイントです。
尚、ハンディタイプのスチームクリーナーは、連続使用時間が短い傾向にあります。
「一度にまとめて掃除したい」「長時間にわたって使えるモデルがほしい」という方は、各モデルの連続噴射時間を確認してみましょう。
以下では、ハンディ型スチームクリーナーの上位3つの詳細を解説していきます。
1位 ケルヒャー:スチームクリーナー SC MINI
ハンディタイプのおすすめランキング第1位は、ケルヒャーの「スチームクリーナー SC MINI」です。
パワフルなスチームが特徴で、水温は100℃まで上昇します。
高温スチームでピンポイントに汚れを落とせるだけでなく、除菌効果もあるため、来客が多い家庭や小さな子どもがいる家庭にもおすすめです。
また、水だけで汚れやシミにアプローチするのもポイントで、洗剤などを別途使用する必要がありません。
洗剤を購入する費用を節約できるため、長い目で見ると大幅にランニングコストを抑えられるスチームクリーナーです。
付属品にはハンドブラシ用マイクロファイバーカバーとハンドブラシが含まれており、用途に応じてアタッチメントを使い分けられます。
蛇口、シンク、タイル、窓、鏡、ドアノブ、まな板、換気フード、コンロといった幅広い場所の掃除に役立つことから、スピーディーかつスムーズに掃除できる優れものです。
布製品にも使える仕様で、クッションやソファなどを日常的に綺麗にしたい場合にも最適です。
持ち手部分はスチームロック機能付きで、ワンタッチ操作でスチーム噴射を止められます。
本体を手に持ったまま片手でロックできるので、「急に子どもが近寄って来たときにスチームをすぐに止めたい」「持ち手から離れた箇所にロックのボタンがあると火傷しそうで怖い」という方にもピッタリです。
尚、「スチームクリーナー SC MINI」という名称の通り、ミニサイズの製品となっています。
軽くて持ちやすく、収納しやすいところもメリットです。
待ち時間 | 3分 |
連続噴射時間 | 6分 |
温度 | 100℃ |
付属アクセサリー | ハンドブラシ用マイクロファイバーカバー、ハンドブラシ |
電源コードの長さ | 4m |
タンク容量 | 200ml |
本体重量 | 1.6kg |
サイズ | 321×127×186mm |
2位 シャーク:ハンディスチームクリーナー
シャークが販売している「ハンディスチームクリーナー」は、軽量タイプのハンディ型スチームクリーナーです。
重量1.55kgで、ハンディ型スチームクリーナーの中でも特に軽いモデルとなっています。
本体を片手で持っても腕や肩が疲れにくいため、掃除の効率化を狙えます。
寸法も181x131x292 mmと小さく、小回りが利きやすいサイズ感です。
狭い箇所でも問題なく掃除ができるので、「ストレスフリーな掃除用品を探している」「大きなハンディ型スチームクリーナーだと掃除しにくい場所があって困る」という方におすすめです。
尚、コンパクト設計でありながら、タンク容量が大きめに作られています。
一度で380mlの給水ができる仕組みで、掃除中に何度も給水する手間を省けます。
連続使用時間も15分と長く、持続性の高いスチームクリーナーを探している場合にピッタリです。
また、一般的なハンディ型スチームクリーナーの温度が上限100℃であるのに対して、シャークの「ハンディスチームクリーナー」は100℃以上まで上がる仕様になっています。
こびりついた汚れや頑固なシミも落としやすく、仕上がりのクオリティを重視する場合にも最適です。
準備完了までの待ち時間も30秒と短いので、思い立ったタイミングですぐに使えるというメリットがあります。
電源コードも5mと長めに作られており、コンセントから多少離れた場所でも掃除できます。
付属アクセサリーには衣類用スチーマーも含まれるため、住宅だけでなく衣服のメンテナンスやお手入れに使えるところも魅力です。
待ち時間 | 30秒 |
連続噴射時間 | 15分 |
温度 | 100℃~ |
付属アクセサリー | 付属ホース、小型ポケットツール、衣類用スチーマー |
電源コードの長さ | 5m |
タンク容量 | 380ml |
本体重量 | 1.55kg |
サイズ | 181x131x292 mm |
3位 アイリスオーヤマ:スチームクリーナーハンディタイプ STM-305R-C
アイリスオーヤマの「スチームクリーナーハンディタイプ STM-305R-C」は、合計23点のアタッチメントが付いているスチームクリーナーです。
家具の隙間、換気扇、階段、排水口、窓のサッシなど、掃除場所によってアタッチメントを使い分けられるのはもちろん、汚れ具体に応じて硬さが異なるブラシも選べます。
床材や壁の素材に合わせた掃除ができるので、住宅を傷めることなく衛生管理を徹底したい家庭にピッタリです。
また、持続性に欠ける製品が多いハンディ型スチームクリーナーですが、「スチームクリーナーハンディタイプ STM-305R-C」は12分間にわたって100度のスチームを噴射し続けます。
休憩を挟むことなく長時間の掃除ができるため、しっかりと汚れにアプローチしたい場合や住宅サイズが大きい場合におすすめです。
ホースの長さは1.2mで、水回りなどの掃除の際にも利便性の良さを感じられます。
また、取手の近くに電源ボタンがデザインされており、掃除をしながら手軽にスイッチのオンオフ操作が可能です。
オフ、オン、準備完了の3段階がランプの色別に表示される仕組みで、「温度が上がっているか手で確認していたらスチームが突然噴射された」「電源が入っていると思わずに触って火傷してしまった」といった事故防止にも繋がります。
尚、チャイルドロックも付いており、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。
待ち時間 | 5分 |
連続噴射時間 | 12分 |
温度 | 100℃~ |
付属アクセサリー | アングルノズル、ポイントブラシ、スクレーパー、真鍮ブラシ、ポイントパッド用ノズル、換気扇セットブラシなど23点 |
電源コードの長さ | 3m |
タンク容量 | 300ml |
本体重量 | 1.7kg |
サイズ | 130×310×250 mm |
キャニスタータイプのおすすめランキング
持続性の高いスチームクリーナーでしっかりと掃除したい方のために、ここではキャニスタータイプのおすすめランキング3つをご紹介していきます。
キャニスター型スチームクリーナーの上位3製品は、全てケルヒャーが提供するモデルです。
約190か国で商品展開を行っているケルヒャーは、世界最大手の清掃機器メーカーです。
清掃機器に特化していることから、高品質かつ使い勝手の良いスチームクリーナーを多く販売しています。
ランキング1~3位のモデルは、全て強力な噴射と100℃の高温スチームが特徴です。
汚れやシミはもちろん、バクテリア、カビ、ウイルスの除去・除菌効果もあり、掃除しながら安全性の高い住宅環境を整えられます。
スチーム量の調整も可能で、汚れやシミの状態に合わせて適切なスチーム量でアプローチできます。
尚、同じケルヒャー製のキャニスター型スチームクリーナーであっても、モデルによって待ち時間、連続噴射時間、最大スチーム吐出圧力、付属アクセサリーなどはさまざまです。
自身にとって使いやすいモデルを見つけるためにも、ケルヒャーのキャニスター型スチームクリーナーおすすめ3選を詳しく見ていきましょう。
1位 ケルヒャー:SC2 EasyFix
キャニスタータイプのスチームクリーナー第1位にランクインしたのは、ケルヒャーの「SC2 EasyFix」です。
キャニスタータイプでありながら2.9kgという軽さを兼ね備えており、家の中をスムーズに掃除できます。
重いキャニスターを引っ張って掃除する必要がなく、「キャニスタータイプのスチームクリーナーは身体への負担が大きくて苦手」「長時間使えるキャニスタータイプがほしいけど腕や肩が痛くなってしまう」という方におすすめです。
また、「SC2 EasyFix」には安全ロックが付いており、ハンディ部分のロックをオンにすることでスチームの噴射を止められます。
高圧噴射による火傷などの事故を防げるので、安全性の高さを実感できるスチームクリーナーです。
ボイラーの温度は143℃、吐出口では100℃となっており、高温のスチームで家庭内の至る場所を綺麗にできます。
床のよごれやシミはもちろん、水回りのカビや台所の油汚れなどにもアプローチしやすく、スチームを当てることで除菌、ウイルス、カビなどを除去する点もポイントです。
尚、「SC2 EasyFix」は、ケルヒャーのスチームクリーナーの中でもリーズナブルな価格帯を実現しているモデルです。
高性能なモデルを多く取り揃えているケルヒャーでは、5万円を超える高額なスチームクリーナーも販売しています。
しかし、「SC2 EasyFix」は公式サイトで2万円台と比較的安く、はじめてスチームクリーナーを購入する方でも手に取りやすいところが魅力です。
付属アクセサリーなども付いているため、コストパフォーマンスの高さを感じられます。
待ち時間 | 約6分 |
連続噴射時間 | 約30分 |
温度 | 100℃ |
最大スチーム吐出圧力 | 0.32MPa |
安全機能 | ・安全ロック・安全バルブ |
付属アクセサリー | ノズルヘッド、ハンドブラシ、ブラシ、ホース一体型ヘッドなど |
本体重量 | 2.9kg |
2位 ケルヒャー:SC4 Deluxe
ケルヒャーが取り扱う「SC4 Deluxe」は、「ケルヒャー最高峰」のキャッチコピーを持つスチームクリーナーです。
最大スチーム吐出圧力は最大0.35MPaとなっており、強力噴射で頑固な汚れもしっかりと落とせます。
使用中に圧力が下がることもないので、ムラなく隅々まで掃除しやすいところがメリットです。
また、キャニスター型スチームクリーナーの多くが20~30分程度の使用可能時間となっているのに対して、「SC4 Deluxe」は2時間連続で使用できます。
「定期的に水回りの大掃除をするから短時間で中断しないといけないスチームクリーナーだと困る」「時間をかけてじっくり掃除したいなら長く連続使用できるモデルがほしい」といったニーズにマッチしているので、ストレスフリーな掃除を実現したい方におすすめです。
さらに、ボイラーと給水タンクが別々にデザインされており、ボイラー式でありながら使用中に水を追加で給水できる仕様になっています。
2時間の連続使用でも水を切らしてしまう心配がなく、使い勝手の良いスチームクリーナーです。
本体の前部分には大きなLEDライトが搭載されており、加熱中、加熱完了、給水のお知らせなどを色別に案内してくれます。
遠目からでもLEDライトの色を確認しやすく、スチームクリーナーの状態を正しく把握することで安全に掃除できる点も特徴です。
尚、アタッチメントの数も豊富で、フロアノズル、スチームターボブラシ、ハンドブラシ、すきまブラシ、カーペットグライダーなどが標準装備されています。
掃除したい場所や素材によってアタッチメントを付け替えられるので、効率的かつ効果的に掃除できます。
待ち時間 | - |
使用可能時間 | 約2時間 |
温度 | 100℃ |
最大スチーム吐出圧力 | 最大0.35MPa |
安全機能 | ・安全ロック・安全バルブ・LEDライト |
付属アクセサリー | フロアノズル、スチームターボブラシ、ハンドブラシなど計16種類 |
本体重量 | 5.6kg |
3位 ケルヒャー:SC3 EasyFix プレミアム
ケルヒャーが提供する「SC3 EasyFix プレミアム」は、準備の手軽さに定評のあるキャニスター型スチームクリーナーです。
少量ずつ水を加熱するフローヒータータイプとなっており、大量の水が沸くまで待つ必要がありません。
スイッチを入れてわずか35秒で使用可能なので、「忙しいので加熱までに長時間待ちたくない」「パパッと使えるスチームクリーナーがほしい」という方に最適です。
また、「SC3 EasyFix プレミアム」はタンクに蓋がデザインされておらず、上から直接給水できる仕組みになっています。
水をつぎ足すことで連続使用もできるため、広い住宅や掃除したい箇所が多い場合でも中断することなく掃除を進められます。
タンクの給水口にはスケール除去カートリッジが付いており、水あかの原因となる成分が中に入り込むのを未然に防げる点もポイントです。
ボイラーの洗浄をしなくて済むので、スチームクリーナーの清掃やメンテナンスにかける時間や手間の削減に繋がります。
尚、フロアノズルのジョイント部分はさまざまな角度に曲がる造りになっており、家具の下や階段などもスムーズに掃除できます。
安全ロックや安全バルブといった火傷防止機能も搭載されているため、利便性抜群のスチームクリーナーです。
重量は3.1kgと比較的軽く、女性や高齢者でも使いやすさを実感しやすくなっています。
待ち時間 | 35秒 |
使用可能時間 | 給水し続けることで中断することなく使用できる |
温度 | - |
最大スチーム吐出圧力 | 最大0.35MPa |
安全機能 | ・安全ロック・安全バルブ |
付属アクセサリー | ノズルヘッド、ハンドブラシ、ブラシ、ホース一体型ヘッドなど |
本体重量 | 3.1kg |
スティックタイプのおすすめランキング
スティックタイプのスチームクリーナーは、手軽に床の掃除をしたい場合に最適です。
ヘッド部分やノズルの角度を変えられる製品も多く、立ったままでも家具の下を掃除できます。
連続噴射時間などにも着目し、自身の住宅を掃除するのに十分な持続性を兼ね備えているかチェックしましょう。
また、スリムタイプのスチームクリーナーを選ぶことで、収納スペースを最小限に抑えられます。
製品ごとの本体サイズの比較を行い、かさばりにくいスチームクリーナーを手に入れることが大切です。
サイズがコンパクトであればあるほど小回りも効きやすく、掃除の効率度を大幅にアップできます。
以下では、スティックタイプのおすすめランキングTOP3について解説していきます。
使用可能時間、温度、サイズといった7つの項目をまとめた表も併せてご紹介しているので、「人気のハンディ型スチームクリーナーの中から選びたい」「色々なモデルが販売されていてどれにすべきか迷っている」という方はぜひ参考にしてくださいね。
1位 ケルヒャー:SC Upright プレミアム
スティックタイプのスチームクリーナーTOP1は、ケルヒャーの「SC Upright プレミアム」です。
柔軟性の高いフロアノズルが採用されており、家具下6cmまで掃除できます。
ベッドの下やソファの下などもアクセスしやすく、スチームクリーナー自体や家具などを傷つける心配もありません。
また、コードは7mと長めに設計されており、小回りが利きやすいところもポイントです。
掃除中に頻繁にコードを差し替える必要もなく、広い住宅に住んでいる場合でもストレスを軽減しながら使用できます。
タンク容量も400mlと大きめなので、一度の給水で広範囲を綺麗にしたい方におすすめです。
強弱の調整は2パターンあり、汚れの濃さや床材によってスチームの圧力を変えられます。
しっかりと汚れにアプローチできるのはもちろん、床材の傷みを抑えられる点もメリットです。
給水し続けることで連続使用が可能なので、スティック型スチームクリーナーでも長時間にわたって掃除ができます。
尚、「SC Upright プレミアム」は100℃の高圧噴射を実現しており、洗剤を使わずに汚れを落とします。
水のみで掃除が完結するため、「小さな子どもがいるから洗剤で床を掃除したくない」「化学製品を使ってペットに悪影響が出たら嫌だ」という家庭に最適です。
見た目は白と黒を基調としたモノトーンで、スリムかつスタイリッシュなデザインとなっています。
どんなインテリアにもなじみやすいシンプルなスチームクリーナーなので、部屋の中に立て掛けて保管してもオシャレな雰囲気を演出できます。
待ち時間 | - |
使用可能時間 | 給水し続けることで中断することなく使用できる |
温度 | 100℃ |
電源コードの長さ | 7m |
タンク容量 | 400ml |
本体重量 | 2.9kg |
サイズ | 1185×243×168mm |
2位 シャーク:GENIUS スチームモップ S5013J
シャークが販売する「GENIUS スチームモップ S5013J」は、スチームの温度を重視する方におすすめのモデルです。
スチームクリーナーの中では比較的安価となっているにもかかわらず、スチームの温度は100℃以上と非常に高温です。
床、壁、タイル、換気扇まわりに付着した汚れやシミを簡単に落とせるのはもちろん、99.9%除菌効果も実現しており、「掃除用品にあまり高いお金は出せないけど効果はしっかりと感じたい」「コストパフォーマンスに優れたスチームクリーナーを導入したい」といったニーズを満たしてくれます。
ヘッド部分は付け替え可能で、長方形タイプのほかに三角形のパッドも装着できます。
部屋の角や家具の間なども掃除しやすく、汚れの取り残しが気になる場合でも安心です。
また、タッチフリーテクノロジーが採用されており、汚れた箇所に触れることなくパッドを変えられます。
スティック部分のボタンを操作するだけで簡単にパッドの交換が完了するため、衛生面向上にも繋がるスチームクリーナーです。
尚、インテリジェントスチームコントロールと呼ばれる3段階の強弱が付いており、スチーム量を調整しながら掃除できます。
傷みやすい床材には弱、汚れが染み込んだカーペットには強で掃除するといった使い分けに適しており、ボタンひとつで手軽に調節しやすいところも魅力です。
「GENIUS スチームモップ S5013J」のカラーはホワイト×ブルーの1種類で、爽やかな見た目となっています。
重量3.5kgとやや重たいモデルではあるものの、利便性、価格帯、デザイン性の高さを兼ね備えたスチームクリーナーです。
待ち時間 | - |
使用可能時間 | - |
温度 | 100℃~ |
電源コードの長さ | 5m |
タンク容量 | 380ml |
本体重量 | 3.5kg |
サイズ | 1124x298x175mm |
3位 日本電興:ND-SC282B
日本電興が提供する「ND-SC282B」は、アタッチメントの数が多いスチームクリーナーです。
通常ノズル、ブラシ付ノズル、ワイドブラシ付ノズル、樹脂製スクレーパー付ノズル、金属製ブラシ付ノズル、樹脂製隙間ブラシ付ノズル、ワイパーノズルといったバリエーション豊富なノズルがセットになっているほか、ハンディ用ホースやホースハンドルも付属しています。
使用用途に合わせてアタッチメントを変えられるので、掃除の効率性をアップしたい場合におすすめです。
また、「ND-SC282B」の使用準備時間は40秒と非常に短く、使いたいタイミングですぐに掃除をはじめられます。
準備のために長時間待つ必要がないため、時短での掃除が実現可能です。
水のみでも使用できる「ND-SC282B」ですが、洗剤用のタンクが付いている点もポイントです。
洗剤を入れることで掃除の効果をより高めやすく、「必要に応じて洗剤も使いながら綺麗にしたい」「換気扇まわりの油汚れを水だけで掃除するのは衛生的に不安がある」といった悩みを解決できます。
電源コードは6mとなっており、コードが家具や壁に引っかかるストレスを最小限に抑えてくれます。
尚、重量はわずか1.5kgで、住宅内での持ち運びも簡単です。
別の部屋への移動中や掃除中でも身体が痛くなりにくいため、軽さを重視する場合は日本電興の「ND-SC282B」を検討してみましょう。
待ち時間 | 40秒 |
使用可能時間 | 15分 |
温度 | 95~100℃ |
電源コードの長さ | 6m |
タンク容量 | 320ml |
本体重量 | 1.5kg |
サイズ | 1120×305X195mm |
まとめ
スチームクリーナーは、掃除の効率性や快適性を高められる掃除機器です。
ハンディタイプ、スティックタイプ、キャニスタータイプの大きく3種類に分類されており、自身が抱えるニーズに合わせて種類を選ぶことがポイントです。
種類を決めたら、各製品の安全性、使いやすさ、加熱方式にも注目してみましょう。
各モデルの安全機能の有無や詳細をチェックすることで、火傷などのリスクを未然に回避できます。
満足度の高いスチームクリーナーを購入するためにも、利便性の高いスチームクリーナーであるか否かはもちろん、ボイラー式とパネル式のどちらが自身のニーズを満たしているかといった点も考えることが大切です。
スチームクリーナーを使いたい場所やシチュエーションは、家庭によって異なります。
今回ご紹介したスチームクリーナーのおすすめランキングを参考にして、自分自身と相性抜群のモデルを見つけてくださいね。