おしゃれな食洗機を据え置き型・ビルトイン型別に紹介!機能や選び方も解説

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食洗機から食器を取り出す少年

家事の負担を楽にしてくれる食洗機は、共働きや子育て中のご家庭では、貴重な時間を捻出してくれる時短家電です。少し前までは贅沢家電として認識されていたものの、低価格で購入できるモデルが多くなり、だんだんと一般家庭に浸透してきました。

せっかく食洗機を置くのなら、おしゃれなデザインの食洗機を置いて、水仕事のモチベーションを上げたいですよね。そこで今回は、おしゃれな食洗機の選び方や、こだわりたい機能面などをご紹介していきます。据え置き型・ビルトイン型別、おすすめ製品も載せているので、購入前に読んで参考にしてみてくださいね。

おしゃれな食洗機選びのポイント

グラスが並ぶ食洗機

それではさっそく、これから初めて食洗機の導入を考えている方や、お使いの食洗機の買い替え時に役立つ、食洗機選びの基本的なポイントを解説していきましょう。

自分に必要な機能やクリアしなければならない条件が分かれば、たくさんあるモデルの中から設置できる製品を絞りやすくスムーズに選べます。ここでは、設置タイプ、給水方式、本体サイズ、静音性、色やデザインなどの項目から、食洗機選びのポイントを解説します。

据え置き型かビルトイン型

食洗機の設置タイプには、「据え置き型」と「ビルトイン型」の2種類があります。

簡単に説明すると、据え置き型はシンクや卓上などに設置できる自立型タイプ、ビルトイン型はシンクの収納スペースやキャビネットを使った埋め込み型のタイプです。

据え置き型

  • シンク周りなどに据え置きで設置
  • 賃貸住宅でも設置可能
  • 開閉方式はフロントオープン
  • 給水は分岐水栓式かタンク式
  • 排水はシンクへ直接排水
  • コンパクトモデルが多い
  • 大きな工事が不要

据え置き型・卓上型の食洗機は、シンク周りに置いて使用することを想定して設計しているので、スリムな小型モデルが多数展開されています。特に賃貸住宅では、キッチンスペースが狭いことから食洗機の設置を諦めがちですが、据え置き型のコンパクトモデルなら省スペースに設置可能です。

給水方式には、蛇口から分岐させて給水する「分岐水栓式」と、本体内のタンクに給水して使用する「タンク式」があります。排水経路に合流させるビルトイン型とは異なり、据え置き型では排水をシンクに直接流すため、ニオイが気になる場合もあるかもしれません。

ビルトイン型と比較して、大掛かりな工事が不要なので、本体の購入代金のみで済む場合が多いです。初期費用を抑えたい方、とりあえず食洗機の使い勝手を試してみたい方、賃貸住宅にお住まいの方、家族の人数や食器が少ない方におすすめです。

ビルトイン型

  • キャビネット、シンク下に設置できる
  • 工事が必要だが後付け設置可能
  • 給水はシンク内の止水栓から分岐させる
  • 排水は排水トラップや配管に合流
  • 別途工事費用が掛かる

お住まいのシステムキッチンに食洗機が付いていなくても、シンク下の収納スペースを使って後付けで組み込んで設置できます。実際に問題なく設置できるのかどうか、設置スペースや排水・給水経路の確認が必要なので、前もって業者による見積りが必要です。本体の購入代金にプラスして、設置工事費用が掛かる点も注意しておきましょう。

大容量のフロントオープンタイプは、家族の人数が多いご家庭でも余裕を持って使えるたっぷりのサイズ感が魅力です。近年では、かがまずに食器を出し入れできるスライドオープンタイプにも高い人気があります。

スライドオープンタイプには、食器の収納数が異なる深型・浅型タイプなどがあります。ビルトインタイプはキッチン周りがすっきりしますが、賃貸住宅では導入できない設置方法です。

◆ビルトイン食洗機を後付けできる条件は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。後付けを検討している方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

分岐水栓式かタンク式

据え置き型の食洗機に限っては、給水方式が「分岐水栓式」と「タンク式」の2種類があります。先ほども軽く触れましたが、「分岐水栓式」は水道の蛇口に分岐水栓を取り付けて、水道から直接給水する方式です。一方で「タンク式」は、食洗機本体に設置されているタンクを使い、タンク内に水を給水して運転時に使用します。

分岐水栓式

  • 給水の手間がない
  • 分岐水栓は取り外し可能
  • 賃貸住宅でも設置できる

分岐水栓式の場合、ビルトイン型ほど大きな工事ではありませんが、シンクの蛇口に分岐水栓を取り付ける工事が必要です。必要な工具さえあれば、自分でも分岐水栓を取り付けられます。工事費用を抑えたい場合は検討してみましょう。

分岐水栓は取り外しが可能なので賃貸住宅でも使用できますが、決まりによっては取り付けられないケースもあります。蛇口のタイプによっては分岐水栓を取り付けできない形状もあるので、購入前に自宅の蛇口の型番が、購入する食洗機の分岐水栓に対応しているのか確認が必要です。

タンク式

  • 排水経路を確保すればどこでも設置できる
  • 運転時に手動でタンクへの給水が必要
  • 小型で扱いやすいモデルが多い

タンク式の食洗機では、給水はタンク内からおこなうため、分岐水栓の取り付けが不要です。排水ホースの先にバケツを置くなどして排水時の経路を確保できれば、キッチンから離れた場所でも使用できます。蛇口周りの場所に縛られず設置できるので、キッチン横やラックの上などにも設置できるのがポイントです。

◆分岐水栓・タンク式のメリットや選び方は、以下の記事でそれぞれご紹介しています。ぜひご覧ください。

本体の色

食洗機の色は、主に白や黒がオーソドックスなカラーです。白には清潔感があって明るい印象があり、黒には落ち着きがあってすっきりした印象があります。キッチン周りの調理家電と合わせた色を選んでもいいですし、壁の色やインテリアのデザインに合わせて選ぶのもおすすめです。

定番の白・黒以外にも、おしゃれなカラーを取り入れたモデルが販売されているので、無難な定番色ではなく、おしゃれな色のモデルが欲しい!という方は、色にこだわって探してみましょう。

サイズ

据え置き型の食洗機の導入では、サイズが最も重要なポイントです。設置したい場所に収まるのかどうか、運転時に安全なスペースを確保できているかどうかを確認しなければなりません。無理やり本体を収めず、きちんと水平になるように置けるかも大切です。

サイズやスペースをチェックする際に注意してほしいのが、開閉時のスペースまで考慮することです。本体サイズだけの数値を見て設置すると、実際の開閉時に扉が周囲の物に引っかかったり蛇口に当たったりして、食器の出し入れが際にスムーズにおこなえないこともあります。多くの食洗機モデルを販売しているパナソニックでは、食洗機を設置する際のガイドラインとして、以下の目安を提示しています。

高さ目安65cm以上
奥行・幅目安奥行26.8cm以上、幅49.6cm以上
蛇口との距離目安58.4cm以上
熱源との距離目安※調理スペースに正面置きする場合15cm以上
参考URL:きちんと測ってすっきり設置!食洗機置き場のつくり方

また、食洗機の寸法だけでなく、実際にどれだけの食器量を洗浄できるのかも抑えておきたいポイントです。家事を楽に済ませるために購入したのに、思っていたよりも食器が入らなかった…という失敗はしたくありませんよね。

食洗機の製品紹介ページやカタログなどには、容量の目安となる食器点数の記載があります。これはあくまでも目安にすぎず、自分が使っている食器が収まらなければ意味がありません。

特に注意したいのが、フライパンや鍋などの調理器具や、大皿を食洗機で洗いたい場合です。使用中の大皿やフライパンのサイズが、検討している食洗機に収まるかどうかもチェックしておきましょう。

デザイン

毎日使う生活家電ですから、せっかくなので気分が上がるおしゃれなデザインや、キッチン周りの家電やインテリアとなじみやすいデザインを選びましょう。特に、据え置き型の食洗機のデザインには、ドアの開閉方式が関わってきます。据え置き型モデルの開閉方式には、「前開き式」と「上下開き式」の2種類があります。

「前開き式」は、取っ手を持って前に引くように開閉するタイプです。手前に開閉スペースが必要で、蛇口や周囲の物と当たらないか確認しておく必要がありますが、設置時に高さは必要ありません。本体の上部に物を置いておけるメリットもあります。

「上下開き式」は、ドアの下部分が前傾して持ち上げるようにして開くものや、扉が上に上がってリフトアップされるものがあります。大きな調理器具を出し入れしやすく、庫内を見渡しやすいのがメリットです。手前の開閉スペースと併せて、高さも確認する必要があります。

静音性

小さな家電の食洗機ですが、運転中はパワフルな水流でがんこな汚れを落とすので、運転音が気になる家電製品でもあります。特に、深夜帯に使いたいときや部屋の広さがそれなりの集合住宅で運転させる場合には、特に運転音が気になるところです。特に集合住宅では、設置場所によっては隣の部屋に音が響いて、クレームや近所トラブルに発展することも考えられます。

騒音レベルの目安として、デシベル(dB)での数値が用いられますが、図書館内では40dB、静かな事務所などは50dBだとされているので、運転音が気になる方は目安数値以下の静音性を持ったモデルを購入しましょう。

運転音が気になる場合の対策としては、防振ゴム・防振シートを使ったり、食洗機の周りを防音効果のあるシートなどで囲うことで、騒音を抑えられます。

【据え置き型】インテリアに馴染むおしゃれな食洗機

食器かごにきれいに並ぶお皿

食洗機選びのポイントについて、それぞれの項目ごとに注意点やメリットを解説してきました。続いては、据え置き型の食洗機モデルから、おすすめしたい人気製品をご紹介します。

据え置き型モデルのメリットは、設置場所の選択肢が広がり、賃貸住宅でも使用できることです。設置スペースが狭くて食洗機の導入を悩んでいる方におすすめしたい、スリムモデルを多くご紹介しているので購入時の参考にしてみてくださいね。

Panasonic(パナソニック)食器洗い乾燥機 NP-TZ300

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パナソニック(Panasonic)
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パナソニックの食器洗い乾燥機 NP-TZ300は、パナソニックならではの「ナノイーX」を活かした除菌機能が魅力です。洗浄後の食器を、自然放置した場合とナノイーXを送風した場合で比較すると、ナノイーXを送風した食器は、99%以上の菌の減少率が確認できています。ナノイーX送風があれば、食器をまとめ洗いした後でも嫌なニオイが抑えられます。また消毒後の哺乳瓶や、洗浄後の水筒なども、次に使うまで清潔に保管しておけて便利です。

洗浄運転では「ストリーム除菌洗浄」機能が特徴です。すべての洗浄コースに、50 ℃以上の高圧洗浄が採用され、最終のすすぎ段階では約80 ℃もの高温で、さっぱりした洗い上がりを実現しています。

庫内容量50L
本体サイズ550x598x344mm
重さ20kg
食器点数・容量40点・5人分
ドア開閉前開き式
運転音36 dB
標準総使用水量11L
最大消費電力1165W

Panasonic(パナソニック)食器洗い洗浄機スチールグレーNP-TSK1-H

同じくパナソニックから、奥行きが約29cmとかなりスリムサイズのモデルをご紹介します。リフトアップオープンドアを採用したモデルなので、設置をあきらめていた省スペースのキッチンシンクでもすっきりと収まります。

こちらのモデルにもストリーム除菌洗浄が搭載されているので、50℃以上の高温・高圧水流で、除菌しながらきれいに食器を洗い上げます。スチールグレーの本体カラーは、上品なグレージュカラーのような色合いで高級感があります。スチールグレー以外に、シンプルなホワイトの色展開もありますよ。

庫内容量36L
サイズ(幅×高さ×奥行き)550x500x290mm
重さ16kg
食器点数・容量24点・4人分
ドア開閉上部スライド式
運転音39dB
標準総使用水量8L
最大消費電力1165W

シロカ 2WAY食器洗い乾燥機 SS-MA351

シロカのSS-MA351モデルはオートオープン機能が搭載され、洗浄後に風通しがよく食器が早く乾き上がります。給水方式は自動給水式と分岐水栓式に対応しているので、タンクレスな分、奥行きが35cmとスリムサイズを実現しています。コンパクトなモデルだと気になるのが食器容量ですが、約5人分の36点もの食器を一度に洗浄できて、さらにはフライパンや直径27cmまでの大皿も入るたっぷり容量です。

洗浄コースは標準・念入り・おいそぎ・ソフト・高温すすぎ・庫内洗浄の全6コースから選択できるので、食器の汚れ具合に応じた調整や、時短コースの選択も可能です。UVライト除菌機能が搭載されているので、洗い終わった食器類の除菌や、水洗いしにくい毎日使う小物類まで除菌できます。

サイズ(幅×高さ×奥行き)550x500x350mm
重さ21kg
食器点数・容量36点・5人分
ドア開閉前開き式
運転音58dB
標準総使用水量8.5〜9 L
最大消費電力923W

AINX(アイネクス)タンク式食器洗乾燥機AX-S7

AX-S7の「新次元高圧洗浄モード」では、上下のダブル洗浄ノズルを使った最高75℃にまでなる高圧洗浄で、手強い汚れまでしっかりと落とします。タンク内の4.8Lの水量で十分に汚れを洗浄してくれる、節水面の期待値が高いモデルです。

乾燥段階では、75℃の温風乾燥とUVライト除菌を組み合わせた「UV温風乾燥モード」が搭載されています。さらにタイマー機能が搭載されており、最大で6時間後までの運転予約が可能。内部乾燥や強制排水機能を使って、庫内をいつでも清潔に保てます。

サイズ(幅×高さ×奥行き)428x458x425mm
重さ13kg
食器点数・容量16点・3人分
ドア開閉前開き式
運転音55dB
標準総使用水量4.8L
最大消費電力587W

VERSOS(ベルソス)食器洗い乾燥機 ホワイト VS-H021

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ベルソス(VERSOS)
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ベルソスの食器洗い乾燥機 VS-H021は、47cm以下のスリムモデルながら、運転コースが念入り・標準・お急ぎ・洗浄・乾燥の全5コースと充実しています。庫内は上カゴ・下カゴの2段式で、コンパクトなサイズ感に見合わない3人分の食器が楽々入る、頼もしいモデルです。

上部から水を注ぐタンク式なので、分岐水栓の工事は要らず、届いた日からすぐに使い始められますよ。丸みを帯びた正方形に近いフォルムも、おしゃれでかわいらしいデザインです。

サイズ(幅×高さ×奥行き)465×406×443mm
重さ12.5Kg
食器点数・容量14点・3人分
ドア開閉前開き式
標準総使用水量4.7L
最大消費電力950W

サンコー「ラクア」タンク式食器洗い乾燥機マットブラックSTTDWADB

サンコーの食洗機ラクアは、大手販売サイトで売れ筋ランキング1位に輝いた大人気の食洗機です。タンク式と分岐水栓式に対応しているので、キッチン環境に応じて選択できます。

STTDWADモデルの特徴は、50℃以上のお湯を上下のダブルノズルから噴射させて、汚れをすみずみまでしっかり洗浄する「上下囲み洗い」です。洗浄コースは5種類あるので、汚れの度合いによって最適なコースを選べます。カラー展開はブラックとホワイトの2色です。

サイズ(幅×高さ×奥行き)425x455x410mm
重さ13kg
食器点数・容量16点・3人分
ドア開閉前開き式
標準総使用水量5L
最大消費電力950W

◆サンコー「ラクア」の特徴については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

COMFEE'(コンフィー)食器洗い乾燥機WQP6-3608W/T

コンフィーのWQP6-3608W/Tモデルは、約30点もの食器を一度で洗浄できます。5人分の家族の食器を一回で洗えるので、家族の多いご家庭で活躍してくれる食洗機です。

洗浄の「smart washコース」では、センサーが食器の汚れを検知して、汚れ具合に応じて水温や水量、運転時間を自動で調整してくれます。最適なコースで運転するので、節電にも繋がります。UVライトによる除菌機能も搭載されているので、洗浄後の食器や庫内を清潔に保てます。

庫内容量73L
サイズ(幅×高さ×奥行き)550x438x515mm
重さ23kg
食器点数・容量30点・5人分
ドア開閉前開き式
運転音37dB
標準総使用水量8.7L
最大消費電力915W

MYC 食器洗い乾燥機 DUAL BLUE DW-K2-L

MYCのDUAL BLUE DW-K2-Lモデルは、食洗機では珍しい、ライトブルーの本体カラーがおしゃれなモデルです。おもちゃのようなかわいい見た目を持ちつつも、3人分の食器量をしっかり収納してくれます。

給水方式は、自動給水・分岐水栓・タンク式の3wayに対応しているので、転居でキッチン周りの環境が変わっても適応させやすい食洗機です。洗浄コースは全部で6種類あり、UVライトによる除菌機能や予約タイマー機能など、あると便利な機能が揃っています。運転予約は1時間刻みで、最大24時間後まで設定できて便利です。

サイズ(幅×高さ×奥行き)454x491x413mm
重さ12kg
食器点数・容量3人分
ドア開閉前開き式
標準総使用水量6L
最大消費電力530W

【ビルトイン型】おしゃれな食洗機メーカー

キッチン内臓のビルトイン型食洗機

据え置き型に続いては、ビルトイン型の食洗機のご紹介です。ビルトイン型には、生活家電の主力メーカーであるパナソニックや三菱電機、給湯器で有名なメーカーのリンナイなどが、多くのラインナップを展開しています。

ここからは、おしゃれなビルトイン型食洗機を取り扱っている、各メーカーの特徴を解説していきます。ビルトイン型の場合、据え置き型とは異なり、設置前にあらかじめ見積もりの申し込みが必要なので、ご注意くださいね。

パナソニック

住設部門を持つパナソニックでは、据え置き型の食洗機を手がけつつ、ビルトイン型のラインナップにも注力しています。パナソニックのビルトイン食洗機の特徴は、独自イオンの「ナノイーX」や「エコナビ」を搭載したモデルです。

庫内の食器量や汚れ具合、温度などをセンサーによって感知し、節水しながらの省エネ運転を行います。汚れが少なければすすぎ回数を少なく、手強い汚れにはしっかりとすすぎをおこなうので、節水や節電をしつつも洗い上がりは満足度の高いものに仕上がります。ニオイや菌の発生を防ぐナノイーXで、洗浄後の食器も清潔に保ちます。

リンナイ

リンナイは国内メーカーで唯一、ドアの開閉方式に「フロントオープンタイプ」を採用しています。フロントオープンタイプのモデルは、扉が手前に開き、庫内に設置された2段の食器カゴを別々に引き出すことができます。細分化されているので食器の出し入れに便利です。

世界で初めて、重曹での洗浄技術を取り入れたメーカーでもあり、排水時のことも考えて環境に配慮した食洗機を開発しました。他にも、シャープと技術提携をして、シャープ独自の技術「プラズマクラスター」を採用するなど、良い商品を生み出すために自社ブランドの枠に捉われない姿勢も感じられます。

◆こちらの記事ではパナソニックとリンナイの食洗機の特徴を詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

三菱電機

生活家電における人気メーカーの三菱電機からも、ビルトイン食洗機が販売されています。全体的なシェア率はそこまで高くないものの、低騒音設計で高い人気を誇っています。食洗機の運転音は、本体サイズが大きくなるほど気になってしまうもの。運転音の大きさに悩んでいたユーザーが三菱電機のビルトイン型に買い替えたところ満足したという声も聞かれます。

他のビルトイン食洗機と比べると、最低限の機能は備えているものの、最新機能までは充実していない模様ですが、運転音を少しでも静かに抑えたい方にはおすすめしたいメーカーです。

エレクトロラックス

AEG(アーエーゲー・エレクトロラックス)は、食洗機の普及率が高いドイツで有名なメーカーです。海外メーカーの特徴といえば、やはり大容量サイズ。日本基準の食器量では足りないと感じている方が、海外サイズの約9〜13人分の食器量が入るエレクトロラックスのモデルを購入しています。

運転モードには超静音モードも搭載していて、使用面にも配慮されています。日本の住宅は海外の戸建と比べて、隣家との距離がかなり狭いですが、静音に配慮したモデルなので安心して使用できますね。

Bosch(ボッシュ)

ボッシュ(Bosch)は欧米を中心とする世界47ヵ国で展開されている、世界規模の家電ブランドです。食洗機においては、世界1位の販売実績を誇ります。

実は海外製のビルトイン型食洗機は、日本のキッチンの高さには合わないサイズが多いのですが、ボッシュの食洗機はほとんどの日本のキッチンに設置できます。海外製ブランドの食洗機を検討しているも、高さが合わずに断念していた方は、ボッシュのビルトイン型食洗機からご自宅のキッチンにぴったり合うモデルを探してみましょう。

◆ボッシュの食洗機の特徴は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

Miele(ミーレ)

ミーレ(Miele)もエレクトロラックスやボッシュと同じく、食洗機の普及率が高いドイツの有名ブランドです。ミーレは日本国内にショールームを設置しているので、製品を実際に見て、使い勝手を確認できるメリットがあります。

ミーレの食洗機は海外製品らしくデザイン性に優れており、スリムでシンプルな見た目ながらも抜群の収納力を持っています。ドアを2回ノックすると扉が開く自動オープン機能も付いているので、食器の出し入れを簡単に行えます。

◆ミーレの食洗機の特徴は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。購入できる場所についてもご紹介しているので、購入を検討している方はぜひご覧ください。

便利な食洗機の機能

食洗機内で乾燥させた調理器具や食器

水仕事を代行してくれる食洗機には、基本的な洗浄機能以外にも、あると便利な機能が搭載されたモデルが多く販売されています。中でも便利なのが、高温・高圧による洗浄や温風の乾燥仕上げ、除菌機能などです。

これらの便利な機能面にも注目して、自分のライフスタイルや家族に必要な機能を探してみましょう。

高温・高圧洗浄

ぎとぎとの油汚れやぬるつきなども、高温と高圧水流で洗浄すれば、すっきりクリアに洗い上がります。手洗いではお湯を使うと手肌が荒れやすいですが、機械で洗うからこそ高温で洗浄してもらいましょう。

高温で洗うことによって洗剤の洗浄力が高まり、少ない水量でも仕上がりがずいぶん変わります。

除菌・UV除菌機能

除菌機能付きの食洗機は、洗い上がったあとの食器類を清潔に保管できるのがメリットです。また、洗い終わった水筒や哺乳瓶なども除菌にかけておけば、清潔な状態で翌日にすぐ使えます。

UVライトによる除菌機能を搭載した食洗機では、食器だけではなく、メガネやサングラス、スマートフォンケース、マスク、財布なども除菌できるので、昨今の感染予防対策としてもぴったりですね。毎日使う小物類も、いつでも気持ちよく手に持つことができます。

温風乾燥

洗浄した食器の乾燥までおこなってくれる食洗機は、洗い終わったあとの食器を拭き上げる手間も省けて大変便利です。さっぱりと洗い上がった食器を、取り出せばすぐに使えるのも嬉しいですし、乾燥が終われば食器棚へしまうだけなので時短にも繋がります。

ただし、乾燥機能が搭載されているモデルは、洗浄機能のみの食洗機より価格が上がり、乾燥運転分の光熱費もかかることを頭に入れておきましょう。特に乾燥機能が不要だと感じる方は、洗浄機能だけのモデルを購入すればコストを安く抑えられます。

ランニングコストの節約のため、時間に余裕があるときは乾燥機能を使わず、忙しい日には乾燥までお任せする、といった柔軟な使い方も可能です。

オートオープン機能

食洗機のオートオープン機能とは、洗浄や乾燥の運転終了後に、自動でドアがオープンする機能です。オートオープンによって、ドアが開くことで結露を抑えてニオイをこもりにくくする効果があります。

ヒーターによる温風乾燥よりも、オートオープン機能での乾燥のほうが節電になるので、乾燥機能が欲しいけど電気代もなるべく抑えたいと考えている方にもおすすめです。

おしゃれな食洗機で生活感のないキッチンに

ビルトイン食洗機から小皿を取り出す女性

今回は、おしゃれな食洗機を選ぶコツについて、サイズや機能面などの基本的なポイントから詳しく解説してきました。食洗機選びで抑えておきたいポイントは下記のとおりです。

  • ビルトイン型は持ち家で使用
  • 据え置き型は賃貸住宅でも使用できる
  • デザインや色にもこだわって選ぶ
  • 除菌や温風乾燥など機能面にも注目

また、据え置き・ビルトイン型別に、おすすめの製品やメーカーもご紹介しました。それぞれのサイズや給水方法を前提に、機能面も考慮しながら、ニーズに合った食洗機を選ぶと良いでしょう。

おしゃれなキッチンだと、進んで立ちたくなりますし、料理へのモチベーションも上がりますよね。食洗機や調理家電などは、おしゃれなデザインやシンプルなデザインのものを選ぶことで、生活感をなくしたスタイリッシュな空間作りが叶います。洗い物の手間を任せられるおしゃれな食洗機を購入して、キッチンをお気に入りの場所にしましょう。

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