掃除機をかける頻度は家庭によって違いますが、理想の頻度は週に1回~3回です。掃除機は有線であれば、コンセントの位置を考えたりコンセントを外しかえてまたかけ直したり、とけっこう手間と時間がかかる家事です。
共働き家庭が多くなっている今、いかに家事を時短させて効率的にキレイに掃除ができるかが求められています。そんな背景もあり、ロボット掃除機を取り入れている家庭も多くなってきました。実際に家を建てる時などに、ロボット掃除機を購入することも視野に入れて、ロボット掃除機の基地をあらかじめ設置するというようこともあるようです。
今回の記事では、掃除機をかける理想的な頻度や部屋をラクにキレイにする方法、掃除機の効率的なかけ方などを紹介していきます。
掃除機をかける頻度はどれくらい?
掃除機をかける頻度は、家族の形態、アレルギーの有無などにより各家庭で異なるでしょう。掃除機をかける頻度は、毎日のライフサイクルと家族の健康を考えて、各家庭に合った無理のない回数で良いのです。
また掃除機といっても、現代ではロボット掃除機のように掃除の時短を叶えてくれるものもありますので、便利グッズを活用しながら清潔な部屋を保つことを心がけていけばよいでしょう。
約3割の人が毎日掃除機をかけている
毎日掃除機をかける人は約3割程度と言われています。きれい好きな人は、1日1回かそれ以上の頻度で掃除機をかける人も少なくないようです
え?!毎日掃除機をかけるのは驚き!仕事して帰ってそんな時間なんてどこにもないんだけど・・・
- フローリングの色が濃いのでホコリが目立つ
- ペットの抜け毛による健康被害が気になる
- 落ちている髪の毛が気になる
- 子供の食べこぼしがある
- ハウスダストアレルギーがある
このように、見た目でチリやほこり、髪の毛が目立つため、キレイにしていたいという人から、子供がいる家庭や、アレルギーなど健康被害に繋がる人がいる家庭などさまざまな理由があります。
多くの人が週に1~3回程度は掃除機をかけている
毎日とは言わずとも、ほとんどの家庭が週に1~3回程度掃除機をかけていると答えています。仕事と育児の両立で忙しい、掃除機を使うのが大変、手間がかかる、仕事が夜遅く終わるので掃除機をかける時間がないなど、様々な理由からこの程度の頻度に落ち着いていると言えるでしょう。
毎日かけたい気持ちはあるけどなかなか時間が取れないものの、1週間に1回以下はやはり清潔ではない気がして気になるということです。
現代は共働きの家庭も多く、ほとんどの家庭が育児と仕事の両立です。そうなると毎日掃除機をかけることで確実に生活の負担に、なりストレスに繋がってしまうでしょう。
掃除機は週に1〜3回程度でも、毎日としては軽くフローリングシートでふき取りをしているという家庭も多いようです。様々なライフスタイルの家庭がありますので掃除機をかける頻度も、それぞれによって異なると言えるでしょう。
部屋をラクにきれいにできるコツ
掃除機をかけるとなると、やはりひと手間も二手間もかかってしまいます。しかし部屋をキレイに保つという点を優先する上では、必ずしも掃除機だけがキレイを保つためのツールではありません。
ハンディーワイパーなどで毎日軽く掃除をしておいて、週1回掃除機をかけるということでも十分にキレイが保てる上に、気持ちもラクになります。
掃除がストレスにならないよう、ロボット掃除機やハンディ掃除機を活用する手もあります。
気になるところだけは掃除機をかける
掃除機は毎日全部の部屋を必ずしもかける必要はありません。毎日汚れやすい箇所はだいたい決まっています。まず汚れやすいポイントを把握して、その部分だけでも毎日かけるよう心がけると良いでしょう。
他の部分はサッとハンディワイパーなどで済ませるだけでも十分キレイにできますし、家事負担の減少や家事の時短にも繋がります。
汚れやすい箇所は、ダイニングテーブルの下回り、玄関周辺、洗面前などです。子供がいる家庭であれば、子供の動線も気にかけておくとよいでしょう。人のよく動くところにホコリや汚れがたまっているものです。そういう箇所を集中して掃除することで、毎日のキレイは十分に保つことができるでしょう。
ハンディワイパーをこまめにかける
毎日かけていた掃除機を週1回にして、毎日ハンディワイパーで代用するだけで楽に部屋がきれいになります。ハンディワイパーは電源も必要ありませんし、軽いのでサッと持ち歩くことができます。
ハンディワイパーは髪の毛やほこりなどしっかり吸着してくれるので、フローリングの汚れはだいたい除去することができます。とっさの汚れにもすぐに対応できますし、収納の場所も取らない優れものです。
1台あれば便利なのはもちろん、費用も安価ですのでコスパが良い掃除道具として活用できます。ハンディワイパーを毎日こまめにかけて、掃除機は週1回程度かけていれば、部屋は清潔に保つことができるでしょう。
スティック掃除機を利用する
紙パック式の有線掃除機を使用している人は、スティック掃除機にするだけでも、かなり掃除が楽になります。スティックタイプの掃除機はコンセントをつなぐ必要がないコードレスタイプも多いので、汚れが気になる場所をサッとキレイにできます。さらにコンセントの場所も気にしなくてよいのでどの場所からでも掃除が簡単に始められ、コードが引っかかるなどのストレスもありません。
スティックタイプの掃除機はほとんどがダストボックス式です。紙パックを購入する費用も手間もかからず、安価に購入できるのも利点です。
例えば「マキタ CL115FDW」は、重さ1㎏とかなり軽量ボディーで、コードレスのため手軽に掃除ができます。1回の充電で使用時間はだいたい50分なので十分な時間でしょう。さらにボタン1つでモードの切り替えが可能。標準、強、パワフルモードが搭載されているので、吸引の心配もありません。
- パイプロックボタン:パイプを確実に固定でき、取り外しもボタンを押すだけ。
- 紙パック式:ワンプッシュで開き、ゴミ捨てが手軽で簡単。
- LEDライト付:暗い所でも使いやすい。
標準装備でサッシ用のノズルがついているので、狭い場所の掃除や車内清掃にも便利。色はアイボリーとレッド、ピンクの3色から選べます。
「アイリスオーヤマ SCA-110」は、サイクロン式のスティック掃除機で、竜巻状にゴミを吸い上げ、強い吸引力が長く続く掃除機です。微細なごみをフィルターでキャッチしてくれるので、排気もクリーンに行えるのも健康的に嬉しいポイント。
- コードタイプだから強い吸引力で長時間の使用可能
- コンパクトで角度が自由なヘッドで狭いところも楽々掃除可能
- 手を汚さずに溜まったごみを簡単に捨てられます
- コンパクト収納:二点で支え、壁に立てかけて収納可能
ダストカップ・サイクロンユニットは丸ごと水洗いOKでお手入れが簡単です。お部屋の雰囲気に合わせてホワイトかブラックの2カラーから選択できます。
このように軽量なスティックタイプ掃除機を持っておくと、掃除のストレスも軽減できるでしょう。
ロボット掃除機を利用する
最近ではロボット掃除機を使っている家もかなり多くなりました。ロボット掃除機のメリットは、なんといっても部屋のキレイを保ちながら家事の時間と労力を大幅に削減できる点です。タイマー機能も搭載されているので、決まった時間に毎日動いて掃除をするようにセットすることも可能です。また学習機能も備わっている機種もあり、効率よく部屋をキレイにしてくれます。
「パナソニック RULO mini MC-RSC10」は、狭いところも掃除ができるコンパクトサイズのロボット掃除機です。コンパクトなので椅子の下も走行可能で、三角形なので部屋の隅や壁際までブラシが入り込み、しっかりゴミを掻きだし吸い込んでくれます。また吸引口の近くにサイドブラシが配置してあるので、中央にゴミを集め、取り残しを防ぎキレイな部屋を保ちます。
- スパイラル走行:ランダム走行中に「1畳以上の空間」を見つけると、空間の中央に行き広いスペースも効率よく掃除する
- 音ひかえめモード:実感音 約20%カット
- 超音波センサー:前方の広範囲に音波を出すことで、鏡面や黒色・透明な障害物も検知し反応する
- クリーンセンサー:目に見えない約20 μmのハウスダストまで検知する
ゴミが多いところでは自動でパワーアップし、ゴミの量に応じて動作を制御するエコ機能も搭載。キレイになるまで同じ場所を往復し、しっかり掃除するAIロボット掃除機です。
「iRobot ルンバ i5 i515860」は、稼働時間が1回の充電につき最大75分と長いため、しっかり掃除が可能です。またスマート充電搭載なので、必要な分だけ効率的に充電&再開をしてくれます。もちろんAI搭載で障害物や階段を感知したり、部屋を指定して清掃することも可能です。
- 清掃方法のお気に入り登録 可能
- 音声アシスタント対応
- Google アシスタント、Amazon Alexa、Siri ショートカットに対応
- スケジュール設定可能
多くのAI機能が搭載されているため、スムーズな設定で毎日の掃除が格段に楽になります。また強力吸引かつ75分の稼働時間で、広い部屋でも毎日キレイに保つことができます。
掃除機の効率的なかけ方
掃除機をかけるという家事は、もちろんかける頻度もキレイを保つポイントですが、掃除機のかけかたもポイントです。掃除機をかけるにも場所によって正しい使い方をすることで、今以上に効率的にキレイに仕上がります。
フローリング、畳、じゅうたんなど、床の素材に合わせて、よりキレイになる掃除機のかけ方を紹介していきます。
フローリングは溝に沿ってかける
フローリングって一回掃除機をかけたはずなのに取り残しが必ずあるんだよね…どうしたら一回でキレイになるんだろう?
フローリングで効率的に掃除器をかけるには、フローリングの溝に沿ってかけることがポイントです。フローリングの溝とは、板のつなぎ目のことです。細かいゴミはそのつなぎ目にたまっていくので、溝に沿ってかけることで、溝の中の細かいゴミもしっかり吸い上げられます。人が通らないところもホコリがたまっていますので、念入りに掃除をしましょう。
できればフローリングの場合は、掃除機をする前に軽く乾拭きをしておくと効率的に掃除ができます。すぐに掃除機かけると床にあるホコリが舞い上がってしまうため、そのホコリが吸い上げられないのです。最初に乾拭きかフローリングワイパーなどでホコリをとってから掃除機をかけると良いでしょう。
畳は目に沿って一方向にかける
畳で掃除機をかけるときのポイントは、目に沿って一方向にかけることです。畳の隙間、縁などはホコリがたまりやすいので、全体を掃除してから最終的に細いノズルで縁や隙間を掃除しましょう。
畳の目を無視して掃除機をかけると、畳がほつれてきたり、草が抜けたり、畳にダメージを与えることに繋がります。畳を長持ちさせるためにも、必ず目に沿って掃除機をかけるよう心がけましょう。
ちなみに畳の短手に体を向けると畳の目の方向になります。畳はデリケートなので長く使えるようにするためにも、正しい掃除方法でお手入れをしましょう。
じゅうたんは角度を変えて何度かかける
じゅうたんやカーペットはホコリだけでなくダニが潜んでいる場所でもあります。アレルギーの原因にもなり得るので、じゅうたんやカーペットの掃除機は、時間をかけて丁寧におこないましょう。まず強さは「強」設定で一方向に掃除機をかけましょう、その後方向を90度展開してかけ、次は横方向にかけるという順番で、全体を十字で掃除機をかけることがポイントです。
また毛足が長いカーペットなどは、とくに毛の間にゴミがたまりやすいので、さまざまな方向から念入りに掃除機をかけましょう。。
楽な姿勢で掃除機を軽く持ち、吸い込み口をカーペットと並行にそっと置くことでカーペットに自然と掃除機が吸いつきます。その力が一番吸引が強くなる状態であり、力を入れすぎる必要はありません。で掃除機は引くタイミングで吸引力を一番発揮するので、ハンドルを引くように掃除機をかけましょう。
掃除機をかける頻度は週1~3回が理想的
部屋をキレイに保つには毎日掃除機をかけたいところですが、仕事と家事、さらに育児もあると両立は大変なものです。効率的にキレイにするには掃除に工夫をすることがポイントです。忙しい平日はハンディワイパーなどで汚れが気になるところを重点的に掃除して、掃除機は週に1~3回程度かけることで、部屋のキレイも保ちながら家事負担やストレスを最小限に抑えられるでしょう。
掃除機にもサイクロン式、AI自動掃除機、ハンディ掃除機などさまざまな種類があります。いつでも手軽に掃除機をかけられるようにするうには、コードレスのスティック掃除機が、自分が手を動かさなくとも自動である程度キレイにしてほしいなら、ロボット掃除機がおすすめです。
家事の時短につなげるためにも、様々なグッズを使って効率的に掃除をしていきましょう。