エアコンのパワフル風量での電気代は?冷房・暖房の目安料金や節約法も

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エアコンのパワフル風量での電気代は?冷房・暖房の目安料金や節約法も

夏の暑さや冬の寒さをしのぐのに、エアコンはなくてはならない存在です。

暑い夏や寒い冬に外から帰ってきたときは、パワフルモードでエアコンを動かす方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、パワフル風量で使うと、どれぐらい電気代がかかるのかと心配になりますよね。

実は、ひと工夫すればエアコンの電気代を抑えることは可能です。

この記事では、冷房・暖房を使ったときの目安料金やパワフル風量で使用したときの電気代、節約方法などについて解説します。

電気代の目安や節約方法が分かり、エアコンを賢く使えるようになりますよ。

この記事でわかること

  • エアコンの電気代は、風量によっても上がる、パワフル(強)モードでは、弱や標準に比べると電気代は高い
  • エアコンは、風量のほか、温度設定や使用する機能によって電気代が上がる
  • サーキュレーターと併用して運転効率を上げたり、つけっぱなしで運転したりすることで、エアコンの電気代をおさえられる

エアコンは風量で消費電力が変わる

エアコンは風量で消費電力が変わる

エアコンの電気代は、設定温度だけではなく、設定風量によっても大きく影響を受けます。

これは、風量によって消費電力が変わるためです。

エアコンをはじめとする家電の電気代は「消費電力(kW)×使用時間(時間)×電気料金単価(円/kWh)」で算出します。

そのため、消費電力が高いほど電気代も高くなるしくみです。

例として、暖房時の消費電力が標準で440W・最少110W・最大(パワフル)1820Wのエアコンの1時間あたりの電気代を計算してみましょう。

電気料金単価は電気会社や契約プランによってバラバラのため、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価である31円/kWh(税込)を使います。

すると、以下のようになります。

  • 標準時:0.44kW×1時間×31円/kWh=13.64円
  • 最少時:0.11kW×1時間×31円/kWh=3.41円
  • 最大(パワフル)時:1.82kw×1時間×31円/kWh=56.42円

標準モードの電気料金は約13.6円です。

同様に計算すると、最少時約3.4円、最大(パワフル)時約56.4円となり、かなり大きな差があることが分かります。

エアコンをパワフルで使用したときの電気代

エアコンをパワフルで使用したときの電気代

エアコンの消費電力は、モデルによって異なります

ここでは、各メーカーが出している代表的なモデル別に、暖房・冷房時の消費電力の最少と最大(パワフル)で電気代がいくらになるのか見ていきましょう。

なお、表中の消費電力は、すべて6畳向けモデルの数値です。

電気料金の算出には、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)を採用しています。

ダイキンエアコンの電気代目安

ダイキンは、エアコン市場で高いシェアを誇るメーカーです。

冬の乾燥を防ぐ「うるる加湿」、夏の湿気を取り除く「さらら除湿」など、湿度コントロールを得意とするモデルを販売しています。

以下は2024年モデルからRシリーズ(うるさらX)・Fシリーズ・Cシリーズをピックアップし、電気代を表にまとめたものです。

モデル暖房・最少暖房・最大
(パワフル)
冷房・最少冷房・最大
(パワフル)
Rシリーズ(うるさらX)3.41円56.42円3.26円26.97円
Fシリーズ4.03円42.47円4.19円22.32円
Eシリーズ4.03円39.68円3.88円26.04円

プレミアムモデルのうるさらXは暖房時の最大消費電力が大きく、電気代も56.42円と高くなります。

節電自動運転モードが搭載されている型なので、電気代が気になる場合は活用するとよいでしょう。

パナソニックエアコンの電気代の目安

パナソニックのエオリアシリーズは、独自のイオン「ナノイー」を搭載した除菌・消臭機能や自動掃除機能などで高い人気を維持しています。

空気の清浄さにこだわる方におすすめです。

ここでは、エオリアからLX・EX・Jシリーズをピックアップして電気代を見ていきましょう。

モデル暖房・最少暖房・最大
(パワフル)
冷房・最初冷房・最大
(パワフル)
LXシリーズ3.26円59.83円3.41円28.52円
EXシリーズ4.19円25.42円3.88円43.71円
Jシリーズ3.88円39.68円4.19円22.32円

プレミアムモデルのLXシリーズは暖房最大時の電気代が59.83円とかなり高めな一方、冷房最大時は20円台で収まります

EXシリーズと対照的な電気代です。

シャープエアコンの電気代の目安

シャープのエアコンは、室内を清浄な空間にするプラズマクラスター搭載モデルが多いことが特徴です。

空気中のカビ菌や花粉が気になる方に向いています。

濃度の濃さによって「プラズマクラスターNEXT」「プラズマクラスター25000」「プラズマクラスター7000」に分かれています。

ここでは、プラズマクラスター搭載モデルからX・V・DGシリーズの電気代を見ていきましょう。

モデル暖房・最少暖房・最大
(パワフル)
冷房・最少冷房・最大
(パワフル)
Xシリーズ2.95円46.04円2.33円25.11円
Vシリーズ4.65円40.77円3.41円24.80円
DGシリーズ4.34円39.68円4.65円26.35円

どのモデルも、冷房最大時の電気代は20円台と低めです

夏は長時間冷房をフル稼働させるといった家庭でも、安心して使えるでしょう。

東芝エアコンの電気代の目安

東芝のエアコンは「プラズマ空清」と名付けられた電気集じん式の空気清浄機能が搭載されているモデルが多いことが特徴です。

プラズマ空清搭載機は、空気清浄ユニットのお手入れをする必要がありません。

面倒なフィルター掃除が不要なのでメンテナンスが楽なエアコンを探している方におすすめです。

ここでは、N-DR・N-DZ・N-Mシリーズの電気代を見ていきましょう。

モデル暖房・最少暖房・最大
(パワフル)
冷房・最少冷房・最大
(パワフル)
N-DRシリーズ3.72円46.50円4.03円34.10円
N-DZシリーズ3.72円45.88円4.03円24.80円
N-Mシリーズ3.41円36.89円4.03円24.80円

突出して高い電気代がかかるモデルはありません

特にN-Mは暖房最大時でも消費電力量は控えめです。

日立エアコンの電気代の目安

日立のエアコンは「白くまくん」の名称で親しまれています。

内部に溜まった汚れを凍結させ、高温で溶かして洗い流す凍結洗浄が大きな特徴です。

室内の人の動きを感知して、オートで温度を調整するeco運転機能を搭載しているモデルもあります。

ここでは、X・G・Dシリーズの電気代を見ていきましょう。

モデル暖房・最少暖房・最大
(パワフル)
冷房・最少冷房・最大
(パワフル)
Xシリーズ3.41円46.19円3.57円27.90円
Gシリーズ4.96円38.60円5.89円25.42円
Dシリーズ4.96円36.43円5.89円25.42円

Xはプレミアムモデル、Dはベーシックモデルです。

搭載されている機能の数には差がありますが、消費電力量の点ではあまり大きな差はありません

三菱電機エアコンの電気代の目安

三菱のエアコンは、ピュアミスト機能やムーブアイ機能など、独自の機能をたくさん搭載しています。

ピュアミスト機能は微粒子を室内に放出して空中を漂うカビの胞子や花粉などの活動を抑制するもの。

お部屋の乾燥を防ぎ、きれいに保ちます。

ここでは、S・GE・Sシリーズの電気代を見ていきましょう。

モデル暖房・最少暖房・最大
(パワフル)
冷房・最少冷房・最大
(パワフル)
Zシリーズ3.26円45.88円3.26円26.35円
GEシリーズ4.19円40.77円5.12円29.14円
Sシリーズ4.19円40.77円5.12円29.14円

Zシリーズには、設定温度に到達するまでの運転を自動で最適化するモードが搭載されています

設定温度に対して過度に暖めすぎたり冷やしすぎたりしないので、消費電力を抑えることが可能です。

富士通ゼネラルエアコンの電気代の目安

富士通エアコンには、ハイブリッド気流や熱交換器加熱除菌といったユニークな機能が搭載されています。

ハイブリッド気流は温度と早さが異なる2種類の風を出し、気温のムラをなくすしくみです。

ここでは、富士通の代表的なエアコンであるノクリアシリーズからX・V・Cの電気代を見てきましょう。

モデル暖房・最少暖房・最大
(パワフル)
冷房・最少冷房・最大
(パワフル)
Xシリーズ3.41円46.50円4.03円27.28円
Vシリーズ3.72円45.57円4.34円31.00円
Cシリーズ3.72円41.70円4.34円26.97円

ノクリアはどのシリーズも消費電力に大きな差はありません

エアコンの電気代を左右する要素

エアコンの電気代を左右する要素

エアコンの電気代が上がるポイントってなんだろう?

エアコンの電気代を決定する要素は主に以下の2つです。

  • 室内温度と設定温度の差
  • 使用する機能

なお、上記と関係なく、エアコンの年式があまりに古い場合は冷暖房効率が落ちて電気代が高くなるので注意しましょう。

一般に、エアコンの寿命は10年とされています。

古いエアコンを使っていて、冷暖房が効きが悪くなったと感じているのであれば、最新のエアコンへの買い替えを検討するとよいでしょう。

室温と設定温度の差

エアコンは、室内温度と設定温度が大きいほど電気料金も高くなります。

これは、室温と設定温度の差を埋めるためにエアコンがフル稼働して、それだけ消費電力が増えるためです。消費電力が増えればそれだけ電気料金も上がります。

冬も夏もエアコンを使用している時間は、ほぼ同じにもかかわらず、冬のほうが電気代が大きいことはないでしょうか。

これは、夏と比べて冬のほうが室内温度と設定温度の差が大きいことが理由です。

夏は室温が32度などになっても、設定温度は26~28度にするケースが一般的でしょう。一方、冬は室温が0度近くになるときもあり、設定温度を20~22度にすると20度近くの差が生まれます。

この状況が、夏と冬とで電気代が大きく異なる一番の要因です。

電気代が気になるなら、夏に極端に低い温度に設定したり、冬に暖まりすぎる温度に設定したりしないようにしましょう。

使用する機能

エアコンの機能には、冷房と暖房のほかに除湿があり、除湿には弱冷房除湿と最熱除湿があります。

それぞれの機能の特徴をまとめると、以下のようになります。

機能仕組み
暖房室外機で外の空気を集めて熱を冷媒に取り込み、圧力をかけて高温にしたあと、エアコン内部の熱交換器を通して暖かい風にして送り出す。
冷房エアコンが室内の空気を集めて熱を冷媒に取り込み、室外機に送って外に排出する。熱を排出した冷媒をエアコンの熱交換器を通して冷たい風にして送り出す。
除湿弱冷房除湿(ドライ)弱めの冷房状態で取り込んだ空気の温度を下げ、出た水分を排出してから部屋に戻す。
再熱除湿空気を冷やして出た水分を排出したあと、暖めてから部屋に戻す。室温が下がらず湿度のみ下がる。

各機能を電気代がかかる順番に並べると、以下のようになります。

  1. 再熱除湿
  2. 暖房
  3. 冷房
  4. 弱冷房除湿

暖房と冷房は、消費電力の点ではそれほど大きな差はありません。

ただし、暖房をかける冬は室内温度と設定温度の差が大きく、エアコンがフル稼働する時間が長くなるので電気代が上がります。

弱冷房除湿は温度だけでなく湿度も下げられるので、効率良く体感温度を下げることが可能です。そのため、電気代も抑えられます。

再熱除湿は湿度だけ下げたいときに有用ですが「空気を冷やす」「暖める」の2段階を踏むため、電気代がやや上がります。

◆弱冷房除湿と再熱除湿の見分け方は、下記の記事で詳しく紹介しています

エアコンの電気代を下げる方法

エアコンの電気代を下げる方法

少しの工夫で、エアコンの電気代が下がるなら、ぜひ実践したい!!

エアコンは冬や夏に快適な気温で生活するために欠かせないものです。とはいえ、電気代があまり高くなると困りますよね。

少しでも電気代を節約したいと考えている方は多いでしょう。実は、少しエアコンの使用方法を工夫するだけで、消費電力を抑えることは可能です。

消費電力が抑えられれば、それだけ電気代も下がります。

ここでは、エアコンの電気代を下げるために有効な方法を解説します。ぜひ生活の中で実践してみてください。

自動運転を使用する

一般に、エアコンの風量設定は「微弱・弱・中・強(パワフル)・自動」のように段階に分かれています。

このうち、もっとも節約効果が高いのは「自動」運転です

自動運転とは、室温にあわせちょうどよい風量になるようオートで操作してくれるシステムです。

仮に室内温度が10度しかなく、設定を20度にして自動運転で稼働させたとしましょう。

すると、20度になるまでは強モードで運転し、20度に達したあとは微風モードで部屋を暖め室温をキープします。

エアコンでもっとも消費電力が大きくなるのは強設定のとき、もっとも小さくなるのは微弱設定のときです。

自動運転にすれば室温をすばやく設定温度まで上げられ、その後は少しの消費電力で室温をキープできます。

効率の良い運転ができるので、電気代が抑えられます。

温度設定を調節する

エアコンは室内温度と温度設定の差が大きいほど消費電力が高くなり、電気代もかかります。電気代を下げたいなら、「設定温度を調整する」ことも有効です。

環境省では「夏は設定温度を1度上げると消費電力が13%減り、冬は設定温度を1度下げると消費電力が10%下がる」としています。(※)

また、エアコンだけに頼らずに快適に過ごせる工夫もしましょう。

たとえば、冬は窓ガラスに断熱シートを貼ったりドアと床の隙間を埋めるクッションを置いたりすると、室内の暖まった空気が逃げにくくなります。

どうしても寒さが厳しいとき以外は、エアコンよりも電気代が安いこたつや電気毛布を使うのもよいでしょう。

夏は、窓から強い日射しが入って室温が上がるのを避けるため、よしずやすだれ、サンシェードなどを活用するのも1つの方法です。

冷却シートや保冷剤をタオルで包み、肌を冷やすのもよいでしょう。

※出典:環境省「エアコンの使い方について

風向きを調整する

エアコンの風向きも、電気代を節約する上で重要なポイントです。

冷たい空気は重いので下に行き、暖かい空気は軽いので上に行く性質があります

この原理を利用して、冷房時は風向きをやや上向きか水平に調整するとよいでしょう。

冷えた風が室内に広がりながら下に降りてくるので、部屋全体を効率的に冷やせます。

同じ理屈で、暖房時は風向きを下にするのがベストです。温風が室内に広がりながら天井に向けて上がっていくので、室内を効率良く暖められます。

効率的に運転できれば、余分な電気代がかからず節約につながります。

湿度を調整する

室内の湿度もエアコンの電気代に関係します。人は、同じ気温でも湿度が高いほど暖かく、湿度が低いほど寒く感じます

そのため、暑いときは湿度が低いほうが冷えて感じられ、寒いときは湿度が高いほうが暖かく感じられて快適です。

冬に暖房を入れて部屋が乾燥すると体感温度が下がるので、実際の室温よりも肌寒く感じます。

同じ室温でも湿度が高いと暖かく感じるので、加湿器などを使うのがおすすめです。

夏は冷房モードと除湿モードを使い分けましょう。

弱冷房除湿モードは温度だけでなく湿度も下げられるので、効率良く体感温度を下げられます。

ただし、真夏であまりに気温が高いときは、冷房モードのほうが早く部屋を冷やせます。

梅雨や夏場など、気温や湿度の高さに応じて冷房と除湿を使い分けることが大切です。

こまめに電源をオン/オフしない

外出するときなど、エアコンを使わないときは電源を切る方も多いでしょう。

しかし、エアコンはこまめに電源をオン・オフすると、使いっぱなしのときよりも電気代がかかることがあるため注意が必要です。

エアコンは、稼働させて室温が設定温度になるまでの間にもっとも消費電力が多くなります。

いったん設定温度に達すれば、気温をキープするのにそれほど電力を消費しません。

こまめに電源を切ったり入れたりしていると、もっとも消費電力を使う時間ばかり増えることになり、電気代の増加につながります。

1時間程度の外出であれば、エアコンをつけっぱなしにしたほうがよいでしょう。

サーキュレーターを併用する

エアコン使用時はサーキュレーターを併用するのがおすすめです。

暖かい空気は軽くて天井付近に留まる性質があり、冷たい空気は重く下に留まる性質があります。

サーキュレーターは強くまっすぐな風を出すので、室内の空気をほどよく循環させて室温を均一に近づけることが可能です。

エアコンの運転効率が高まるので設定温度に達するまでが早く、強風モードでの運転時間が短くなるので電気代の節約につながります

サーキュレーターがないときは扇風機でも代替可能です。ただし、サーキュレーターのほうが風圧が高く、天井までしっかり風を届けられます。

sサーキュレーターは、エアコンに比べて電気代も安いため、エアコンの設定温度を上げ下げするよりも節約に効果的です。

◆サーキュレーターの使い方や電気代が気になる方は、以下の記事もあわせてご参考ください。

フィルターを定期的に掃除する

エアコンのフィルターをこまめに掃除することも節約につながります。

フィルターがほこりで目詰まりしていると、冷風や温風がうまく出ません。

室温がなかなか設定温度に到達しないため強運転が続き、電気代がかかります。

そのため、フィルターは定期的に掃除したほうがよいでしょう。

モデルごとに細部は異なりますが、フィルター掃除の手順は以下の通りです。

  1. エアコンの電源を切り、プラグをコンセントから抜く
  2. 全面パネルを開け、掃除機でフィルターのほこりを吸いとる
  3. フィルターを取り外し、内側についたほこりも吸い取る

汚れがひどいときは、フィルターを水洗いしましょう。洗った場合は十分に乾かしてから元に戻します。

自動掃除機能がついたエアコンも、定期的なフィルター掃除は必要です。

ダストボックスがついているモデルは、定期的に溜まったゴミを捨てましょう。

フィルター掃除の理想の頻度は2週間に1回です。難しい場合も、夏と冬のシーズンに入る前には掃除をしましょう。

室外機周りをきれいにする

エアコン本体(室内機)は掃除しても、室外機を掃除したことはないという方も多いのではないでしょうか。

室外機を掃除することで、節約につながります。室外機は外に置かれているので、汚れがちです。

ゴミやほこりで目詰まりが起こると熱を逃す役割がうまく果たせなくなり、運転効率が下がります。

すると、余分な電力を消費するようになり、電気代が上がるケースがあります。

また、汚れたまま放置すると室外機に負担がかかるので、故障を招く可能性もゼロではありません。

とはいえ、自力で分解してクリーニングしようとすると壊れる恐れがあるので、無理な掃除はやめましょう。

外カバー、裏側のフィン、正面の吹き出しグリル、排水ホースであれば、自分で掃除できます。

手順は以下の通りです。

  1. 室外機についたごみはほうきでさっと払い落し、残ったゴミや汚れを濡らした雑巾で拭きとる
  2. 室外機の下に落ちているゴミや落ち葉をほうきで掃いて取り除く
  3. 裏側のフィンはハンディサイズの掃除機にブラシヘッドを装着して大きな汚れを吸い出したあと、古歯ブラシなどを使って詰まったゴミや汚れをかきだす
  4. 正面の吹き出しグリルはほうきで付着したほこりを払い、古歯ブラシなどで埃や汚れをかきだす
  5. 排水ホースの中を除き、ゴミが入っている場合は取り除く

掃除をする際、室外機は無理に動かさないようにしましょう。

また、室外機からうまく熱が逃れるように、周辺に余分な物を置かないようにすることも大切です。

◆排水ホースにはゴミや虫が入らないようにキャップをつけるのがおすすめ。キャップについては以下の記事にて詳しく解説しています。

エアコンクリーニングを業者に依頼する

上記の方法でも「自分では落とせない汚れ」があったり、「プロによる質の高いサービスを受けたい」方はエアコンクリーニングを業者に依頼するのも一つの方法です。

以下に、編集部からおすすめしたいエアコンクリーニング業者をピックアックしました。参考にしてみてください。

エアコンのパワフルでも電気代は変わる!効率的な運転を

エアコンのパワフルでも電気代は変わる!効率的な運転を

エアコンは、弱やパワフルなどの風量の設定によって消費電力が異なり、電気代も変わります。

もっとも消費電力が大きく、電気代が高くなるのはパワフルモードです。

また、エアコンでもっとも電気代が高くなるのは、電源を入れてから室温が設定温度に到達するまでの間です。

設定温度に到達したあと、室温をキープするのにはそれほど消費電力がかからず、電気代も高くありません。

そのため、エアコンを使うときは自動運転モードで稼働するのがおすすめです。

自動運転モードにしておけば、室温が設定温度になるまではパワフルに稼働し、以降は弱や微弱モードに切り替わります。

電気代を節約するには、サーキュレーターを併用して室内の空気を循環させたり、フィルターを掃除したりするのも効果的です。

エアコンは賢く使い、電気代を節約しながら快適な室温で過ごしましょう。

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