炊飯器も様々な商品が開発されて、新しい機能が付いたものがどんどん販売されています。そんな中、健康志向が高まっている今、糖質をカットできる炊飯器が登場しています。
日本人が口にする料理はどうしても糖質過多になりがち。主食の白米に糖質は多く含まれていますが、ごはんを抜くのはやはり難しい…という時に糖質カット炊飯器はとても嬉しい存在です。今や多彩な調理機能だけでなく、健康もコントロールしてくれる炊飯器の登場によって炊飯器の選択の幅もとても広がっています。
今回の記事では、糖質カット炊飯器について、選び方、おすすめの炊飯器などを紹介していきますので、糖質カット炊飯器が気になっている方や炊飯器の買い替えを検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
糖質カット炊飯器とは?
糖質カット炊飯器とはその名の通り、米を炊き上げるときに糖質をカットしてくれる機能を搭載した炊飯器のことです。2種類の内釜を重ねた構造になっており、穴が開いている上の釜から糖質が混じった煮汁を下の釜に排出したり、バルブを通してトレーに流したりして炊飯中に糖質を減らしてくれる優れものです。
通常のごはんは、溶け始めたでんぷんを米が吸収することでふっくらしたご飯が炊けますが、そのでんぷんが含まれる水分を排出してしまうにもかかわらず、この糖質カット炊飯器はふっくら炊き上げることができる構造になっているのです。
糖質カット炊飯器は、さまざまなメーカーから発売されており、それぞれ特徴や機能は違いますが、通常の炊飯器よりご飯の炊ける量が若干少ないという点もあります。
糖質カット炊飯器の選び方
糖質カット炊飯器は、各メーカーから様々な機能や特徴を持ったものが販売されています。糖質カットの炊飯器を選ぶ時には、ポイントを絞って選びましょう。
- 糖質カットはどれだけできるのか?
- 加熱方法
- 炊飯量
- 機能内容
以上の点をポイントとして、炊飯器を選ぶと良いでしょう。
糖質カットの割合
糖質カットの割合は、炊飯器によって異なります。メインの機能であるため、必ず購入前にチェックしておきましょう。全体の平均は、だいたい10%~30%程度です。40%以上のものもありますが、炊飯器の金額が少し高値になると言えるでしょう。
糖質カットはメインの機能なので、優先度高くチェックしておきたいポイント。カットできる割合と、価格やその他の機能と照らし合わせながら、検討してみるとよいでしょう。
また商品によっては、最大のカット率が提示されているのみであり、実際はそこまでの低減が見込めない商品もあると言います。各社のカット率に対するコメントや表記などを注意深くチェックして判断することがおすすめです。
加熱方式
炊飯の加熱方式は、「IH」「圧力IT」「マイコン」の3種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
加熱方式によって、価格や炊き上がりが異なります。自身の好みや予算に合わせながら選ぶとよいでしょう。
IH式:電磁力を用いて釜全体を加熱する
IH式炊飯器は、内釜をダイレクトに加熱することで炊飯するという仕組みになっています。強い火力で一気に加熱できることが強みであり、炊飯器の上部も側面も強い火力で全体を加熱します。これいより、全体的にムラのないごはんが炊きあがります。
圧力IH式:IHでの加熱だけでなく圧力を加えて加熱する
IHでの加熱にさらに圧力も加えてごはんを炊き上げるの方法です。内釜を完全に密閉して圧を加え、100℃以上の高温で炊き上げるので、IH単体の炊飯器よりもさらに米一粒一粒の甘みが引き出され、おいしいごはんになります。
マイコン式:電熱ヒーターを利用して加熱する
マイコン式の炊飯器は、電熱ヒーターで内釜を加熱する仕組みです。炊飯器の底に電熱ヒーターが内蔵されていて底から内釜を加熱します。マイコンが炊飯の時間と温度をコントロールして、炊きムラを抑えてくれます。
炊飯容量
炊飯できる容量もチェックポイントの一つです。炊飯量とはその名の通り、一回で炊くことのできるご飯の量のことを指します。一人暮らしなら1~2合程度、2人暮らしなら3合、4人以上なら5号以上の釜を選択すると良いでしょう。
しかし糖質カット炊飯器は通常炊きをする時と糖質カット炊きをする時では、炊飯量が変わり、糖質カット炊飯の場合はどうしても少なくなるります。そのため購入する前に糖質カット炊きをする場合には、何合炊けるのかという点を必ずチェックしておきましょう。
その他の機能
その他に付随している機能もチェックしておくと良いでしょう。糖質カット炊飯器の主な機能として、以下のような機能が挙げられます。
糖質カットメインの炊飯器になると、機能が少ないのかな?
お米の種類の選択
お米の種類選択が搭載されていると、白米だけでなく、雑穀米や玄米などのお米も炊くことが可能です。ヘルシーなお米として、玄米や雑穀米は女性にも人気です。様々な種類のお米を食べる人や、より健康志向なお米を選びたい人は、お米の種類を選べる機能があると、よりおいしい炊き上がりが期待できます。
調理モード
通常の炊飯器にもありますが、炊飯機でお米を炊くだけでなく、蒸し料理や煮込み料理、スイーツ作りといった自動調理機能が付いているものもあります。家事の時短に繋がるので、一品作る時に炊飯器を活用している家庭も多いでしょう。お米炊くだけでなく、さまざまな調理に活用したい人は、調理モードが付いている炊飯器がおすすめです。
お米の固さ選択
炊飯器機能にあると便利な代表機能がご飯の固さの選択です。自分で水の調整をする必要もない上に、米によっておすすめの固さが違うので、米に合わせた炊き方も可能になります。ごはんの固さに対し、こだわりがある人はお米の固さが選択できるものを選びましょう。
おすすめの糖質カット炊飯器
おすすめの糖質カット炊飯器を紹介していきます。それぞれに特徴がありますが、どれも良い機能がついていて毎日の食事をさらにおいしく、さらに豊かにしてくれること間違いなしです。
各種類の特徴を見て、自分に合った糖質カット炊飯器を選んでみてください。
アイリスオーヤマ RC-MEA50
アイリスオーヤマの家電製品はコスパが良いことで評判です。糖質カット炊飯器は、比較的高価ですが、この「RC-MEA50」はお買い得です。5.5合炊き大容量ながら、お米の銘柄による炊き分けも可能。もちろん、玄米やおかゆも調理できます。こんなに機能が搭載されていながら、省エネにも特化したうれしいモデルです。
- 定格消費電力:645W
- 炊飯容量:最大5.5合
- 製品寸法:幅約26×奥行約31.2×高さ約22.5
熱を逃さず包み込み、芯まで熱を伝える極厚火釜を使用していて、白飯がおいしく炊き上がるだけでなく、硬さと食感を9通りから選択できます。また、お米50銘柄に合わせた最適な炊き上げが可能で、おかゆ・玄米・雑穀米・麦飯など、糖質カット以外にもヘルシーメニューが搭載されています。
LOCABO JM-C20E-W
見た目がかわいい人気の「LOCABO JM-C20E-W」は、一見炊飯器には見えないかわいさも魅力。水分量・火力・蒸気量にこだわった独自製法「LOCABO炊き」を採用していて、おいしいごはんが炊き上がることはもちろん、カロリーを最大約44%カットできる点が最大の特徴です。
- 最大消費電力 400 W
- 炊飯量:最大 5合
- 製品寸法:幅約25x奥行約22x高さ約22
糖質カット炊きは2合までで、通常炊きは5合まで炊飯が可能です。独自の糖質カットの方法を採用しており、煮る→湯切り→蒸すという流れでご飯を炊くことによって、糖質カットを実現しています。もちろん玄米や炊き込みごはんなども含め、通常炊飯も可能な製品です。
ていとうシェフ r2250
「ていとうシェフ r2250」は、炊飯器というよりはマルチクッカーで無水調理器、低温調理器、発酵調理器としても機能するので健康を重視している人におすすめです。また最大で糖質が53.7%もカットできるのは、糖質カット炊飯器の中でもトップクラスです。
- 定格電力 :400W
- 炊飯量:最大 5合
- 製品寸法:幅約21.6×奥行約23.5×高さ約23.5
「ボタンひとつでカラダつくり」と謳っているだけに、ヘルシー調理が多彩。低温調理でタンパク質を効率よく摂取でき、無水調理で水溶性のビタミンCもキープ、難しい発酵料理も炊飯器一つでできてしまう、まさに健康を考えられた炊飯器です。
AND・DECO 糖質カット炊飯器jsr01
「AND・DECO 糖質カット炊飯器jsr01」は、見た目がかわいいインテリアになる炊飯器です。コンパクトながらも機能性は十分で炊飯以外にも煮ものや発酵、ケーキ作りも可能な1~2人暮らし用の炊飯器です。
- 消費電力:340W
- 炊飯容量:通常炊き最大3合、糖質カット1合
- 製品寸法:幅約21×奥行き約20.5×高さ約21.2
最大3合炊きなので1~2暮らし用にぴったり。気になる糖質カットをしてくれるだけでなく、スイーツ作りもでき、さらに見た目もかわいいインテリアになる製品なので、一人暮らしの女性にもおすすめ。お手頃なコストもうれしいポイントです。
plus more MO-SK002
「plus more」の炊飯器の最大の特徴は「サラダチキンが作れる」と謳っている点です。ダイエットや体作りにも注目も食品である、サラダチキン。気軽にタンパク質が取れる便利な料理ですが、家で作るのは手間がかかるイメージもあるのでは。そんなサラダチキンを、炊飯器で手軽に作ることができちゃいます。
- 消費電力:500W
- 炊飯容量:通常2.5号、糖質カット1合
- 製品寸法:幅約21×奥行約23×高さ約21
健康的な食生活や体作りを目指したい方に便利な炊飯器。低糖質の炊飯や、サラダチキンを自動で作れるモード、玄米炊きなども可能で、ヘルシーな食生活をサポートしてくれます。さらに温度と調理時間をレシピに合わせて選ぶ自動調理モードが搭載されているので、簡単に調理ができ、料理の負担も軽減されます。
糖質カット炊飯器でヘルシーに!
糖質カット炊飯器は、今女性に大人気で、気になる糖質をごはんを炊くだけで低減できる嬉しい家電です。糖質カット炊飯器と一言で言っても、メーカーによって自動調理機能や煮込み料理、発酵料理が作れる機能があるものなど様々な製品が販売されています。
注意点としては糖質カットのごはんを炊くときには、通常炊きよりも少量になってしまう点です。そのため家族が多い家庭だと一度でご飯を炊き上げるのが難しいという点も。しかしメーカーの種類によっては通常炊きと糖質オフ炊きを、一度にできるよう2釜付いている炊飯器もあります。
また様々なメニューが作れる自動調理機能は、家事の時短にも役立つでしょう。一番のメイン機能となる、糖質カットの機能はもちろん、さまざまな付随機能にも着目しながら炊飯器を選ぶと、家事の時短につながったり、ヘルシー料理の幅が広がったりと、うれしいメリットもたくさんです。
ぜひ自身の家庭のニーズに合った糖質カット炊飯器を探してみましょう。