一人暮らしの生活費の内訳は?平均的な費用内訳と節約・貯金のコツも紹介

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一人暮らしは楽しみなことがたくさんありますが、不安なことも多いですよね。中でも、自分の給与で生活ができるのか、貯金はできるのかという不安を抱えている人は多いでしょう。そこで今回は、一人暮らしの生活費の内訳と、費用相場の目安をご紹介します。さらに、一人暮らしの節約術や貯金のコツを詳しく解説します。

これから一人暮らしを始める人や、すでに一人暮らしをしていて貯金をしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしの生活費の相場は?

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それでは早速、一人暮らしの生活費の相場を見ていきましょう。一人暮らしの生活費の相場は年収によって異なります。今回は、一般的な生活費の平均と、年収別に見た生活費の平均をご紹介します。これから一人暮らしをはじめる人は、参考にしてみてください。

一般的な一人暮らしの生活費の平均

総務省統計局の「家計調査(単身)勤労世帯」によると、一人暮らしの生活費の平均は、155,046円でした。年齢別に見ると、34歳以下の一人暮らしの生活費の平均は157,411円で、35歳~59歳の一人暮らしの生活費の平均は180,109円でした。

一般的に年代があがるほど給与が上がるため、若い世代よりも35歳以上の年代の方が平均額が高いのでしょう。あくまで目安ですが、これから一人暮らしをはじめる人は、1か月あたり15~16万円の生活費がかかると想定しておきましょう。

年収別に見た一人暮らしの生活費の平均

一人暮らしの生活費の平均は、年収によって異なります。これから一人暮らしをはじめる人は、年収別の生活費の平均も知っておくといいでしょう。総務省統計局の調査による年収別の生活費の平均は、以下の通りです。

年収平均生活費
100万円未満106,334円
100万円以上200万円未満115,201円
200万円以上300万円未満150,128円
300万円以上400万円未満161,590円
400万円以上500万円未満184,973円
500万円以上600万円未満202,506円

年収が上がるにつれて、生活費の平均額も高くなっていますね。収入が多いと家賃が高い物件に住んだり、食費や娯楽費にお金をかけたりすることができるため、このような結果になったと考えられます。

自分の年収はどれくらか確認して、上記の年収別の生活費の平均を目安にしてみてください。

一人暮らしの生活費の内訳と平均金額

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一人暮らしの生活費の平均額が分かりましたが、何にどれくらいの費用がかかっているのか気になりますよね。総務省統計局の調査による生活費の内訳は、以下の通りです。

項目平均額
食費38,410円
住居費22,116円
水道光熱費11,383円
家具・家事用品5,687円
被服及び履物4,606円
保険医療費7,625円
交通・通信18,856円
教育娯楽17,106円
その他29,257円
合計155,046円

上記の生活費の内訳は、全年齢の平均額となっています。住居費は持ち家や社宅なども含まれているため、一般的な家賃とは異なります。また、年収によって内訳は異なります。今回ご紹介したものはあくまで目安として、これから一人暮らしをはじめる人は参考にしてみてください。

一人暮らしの費用内訳の目安とは?

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一人暮らしは家賃や食費など、さまざまな費用がかかりますよね。先ほど生活費の平均額や内訳の平均額をご紹介しましたが、生活費は収入によって目安が異なります。ここでは、一人暮らしの生活費の中でも重要となる、家賃、食費、水道光熱費、貯蓄の目安をご紹介します。

家賃は手取り収入の3割程度

家賃は、毎月支払うため、手取りから無理なく支払える金額を設定しなければなりません。一般的に家賃は手取りの3割程度が理想とされています。手取りが150,000円の場合は家賃45,000円、手取りが200,000円の場合は家賃60,000円が目安になります。

家賃は安い地域もあれば、高い地域もあります。都心は比較的家賃が高いため、都心で一人暮らしをはじめる人は注意が必要です。駅から近い、間取りが広いなど条件を多く出すと、手取りの3割に抑えることは難しくなってしまいます。築年数が古いなど多少のデメリットを受け入れなければ、手取りの3割に抑えるのは難しいでしょう。

妥協できる部分は妥協する必要があります。家賃は節約できる項目ではないため、無理のない範囲で決めてくださいね。

食費は手取りの2割程度

食費は、手取りの2割程度が理想的です。手取りが150,000円の場合は食費30,000円、手取りが200,000円の場合は食費40,000円が目安になります。先述の生活費の内訳の食費の平均額は38,410円です。1日あたり約1,300円かかっているということですね。

食費は外食も含まれるため、自炊をほとんどせず外食メインの生活をしている人は、食費が高くなってしまいます。食費を抑えたい人は、自炊をするように心がけましょう。食費は工夫次第で節約できるので、手取りの1.5割程度に抑えることも可能ですよ。

通信費や水道光熱費は手取りの1割程度

通信費は、主に携帯電話の料金がメインでしょう。Wi-Fiやインターネットを契約している人は、それらの費用も含まれます。手取り150,000円の場合は15,000円、手取り200,000円の場合は20,000円が目安になります。

携帯電話の料金は、格安プランにしたり契約会社を変更したりすれば、費用を抑えることができますよ。最近では月数千円で契約できる格安スマホもあります。インターネットやWi-Fiは無料で使える物件もあるため、物件探しの際にチェックしてみてください。

また、水道光熱費も手取りの1割程度が目安になります。水道費、電気代、ガス代、すべてを合わせた金額が1割程度に収まるのが理想です。水道光熱費は季節によって大きく変動するため、年間の平均額が1割程度になるようにしましょう。

貯蓄は手取りの1割以上できるのが理想

一人暮らしは様々な生活費がかかりますが、将来のためには貯蓄もしなければなりません。一人暮らしの場合、最低でも手取りの1割、できれば2割程度は貯蓄するのが理想です。手取り150,000円の場合は30,000円、手取り200,000円の場合は40,000円貯蓄に回したいですね。

一人暮らしは冠婚葬祭にかかる費用や医療費など、急な出費もたくさんあります。そのため、毎月の貯蓄額が少ないと、いざというときにお金がないという状況になってしまいます。最低でも手取りの1割は毎月貯蓄に回して、2割~3割程度貯蓄できる月は無駄使いをせずに貯蓄しましょう。

一人暮らしの生活費をおさえるコツ

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一人暮らしの生活費は、工夫次第で抑えることができます。食費や水道光熱費を抑えることができれば、その分貯蓄額を増やすことができたり、娯楽費に使ったりすることができます。これから一人暮らしをはじめる人も、すでに一人暮らしをしている人も、参考にしてみてください。

家賃

固定費となる家賃は、なるべくおさえておきたいところ。家賃をおさえるポイントとしては以下が挙げられます。

  • 家賃相場が安い地域を選ぶ
  • 固定費や共益費を含んだ金額で決める
  • 築年数や駅からの距離を妥協する

家賃は1度決めてしまうと節約できません。そのため、物件探しの際にいかに安い物件を選ぶかが重要になります。家賃は手取りの3割程度が目安ですが、手取り額が少ない人は、物件の選択肢が少なくなってしまうでしょう。

例えば、駅から近い物件や、新しい物件は家賃が比較的高く設定されています。好条件の物件に住みたいと思っても、家賃が手取りの3割以上の場合は生活が苦しくなってしまいます。築年数や駅からの距離など、妥協できる部分は妥協しましょう。地域によって家賃相場は異なるため、家賃相場が安い地域で物件を探すのもおすすめです。

また、物件によっては固定費や共益費がかかります。家賃と合わせた金額が手取りの3割程度になるようにしましょう。

食費

食事は毎日おこなうもの。小さな積み重ねではありますが、月間や年間で見ると大きな差になる部分です。特に外食は、大きな費用となってしまうので、節約を考えるのであれば、自炊は必須と言えるでしょう。

  • 自炊をする
  • 買い物はまとめ買いにする
  • コンビニではなくスーパーを利用する

食費は自炊をすることで費用を抑えることができます。例えば昼食をコンビニで買う場合、1回の食事で1,000円はかかってしまいます。しかし、自炊をすれば夕飯の残りを昼食に充てることができますよね。

また、こまめに買い物に行くよりも、まとめ買いをした方が節約につながります。買い物の頻度は週に1~2回が理想的です。こまめに買い物に行ってしまうと、お菓子など余計なものを買ってしまうでしょう。なるべく出費を抑えるためには、買い物に行く頻度を減らしましょう。

コンビニは価格が高く設定されているため、なるべくスーパーを利用することもポイントです。

◆一人暮らしにおける食費の節約術については、以下の記事で詳しく紹介しています。

水道・光熱費

水道や電気代・ガス代は、日頃の心掛けで十分に節約が可能です。月単位で見ると些細な金額かもしれませんが、年単位で考えると大きな金額になることも。ストレスのない範囲で取り組んでみましょう。

  • 水の出しっぱなしをやめる
  • お風呂の残り湯を活用する
  • 無駄な追い炊きを減らす
  • 電気をこまめに消す
  • エアコンや冷蔵庫の設定温度を上げる

まず水道代の節約方法ですが、お皿洗いや手を洗う際は、水を止めましょう。水はついつい出しっぱなしにしてしまいますが、少しの工夫で水道代を節約できますよ。さらに、お風呂の残り湯を洗濯や掃除に使うことで、無駄な水を使わずに済みますよ。

ガス代は追い炊きの回数を減らすことで節約できます。お風呂に入る直前にお湯をためることで、追い炊きの回数を減らすことができるでしょう。

電気代は電気をこまめに消すことが重要です。見ていないテレビや誰もいない部屋の照明などは、消すようにしましょう。また、普段使わない家電のコンセントは抜いておくことで、節電になりますよ。エアコンや冷蔵庫の設定温度を上げると、大幅な節電になります。

水道光熱費は節約しやすい費用でもあるので、上記の方法を試してみてくださいね。

通信費

携帯電話やWi-Fiの料金は、人によって重要度が変わる部分です。しかしながら、お店の人に促されるまま契約してしまって、自分に見合わない金額を払っているケースも少なくありません。まずは、月料金や契約内容を見直し、本当に必要であるか検討してみるとよいでしょう。

  • 契約会社や契約プランを変更する
  • 外出先ではフリーWi-Fiを使用する
  • Wi-Fiやインターネット無料の物件に住む

通信費は主に携帯電話の料金がメインとなるでしょう。費用を抑えたい人は、契約会社や契約プランを見直してみてください。格安SIMに乗り換えるだけで、今までの料金の半分以下になることもありますよ。

契約内容にもよりますが、使った分の通信費がかかる場合、外出先ではフリーWi-Fiを使いましょう。フリーWi-Fiに自動で接続してくれるアプリもあるので、必要な場合はダウンロードしておきましょう。

また、Wi-Fiやインターネットが無料で使える物件もあります。物件探しの際にチェックしてみてください。

◆一人暮らしにおすすめの格安SIMは以下の記事で、詳しく紹介しています。

娯楽費・交際費

娯楽費や交通費も、生活スタイルや趣味によって大きな差が出る出費です。意識だけではなかなかうまく節約できないこともあるため、使いすぎてしまう人は、あらかじめ予算を設定して、その中でやりくりすることを心がけるとよいでしょう。

  • 移動は自転車や徒歩にする
  • 毎月の娯楽費の上限を決めておく
  • クーポンやポイントを活用する

目的地が近い場合は、自転車や徒歩で移動しましょう。車はガソリン代、電車は切符代がかかります。目的地が近い場合は自転車や徒歩で行くことで、交通費を節約できます。また、娯楽費や交際費は毎月の上限額を決めておかないと、節約が難しいです。

特に社会人になると、1回の食事で5,000円以上かかることも珍しくはないですよね。週にいくら、毎月いくらまでと、上限を決めておきましょう。大幅な節約にはならないかもしれませんが、クーポンやポイントを活用するのもおすすめです。

アプリやサイトに登録するだけで、お得なクーポンが届くこともあります。よく利用するお店や施設のアプリはダウンロードしておきましょう。

一人暮らしでも貯金ができるコツ

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一人暮らしは思った以上に費用がかかるため、貯金がなかなかできないという人もたくさんいるでしょう。しかし、一人暮らしでも貯金をするコツはいくつかあります。工夫次第で毎月しっかり貯金ができるようになります。

今回は貯金するコツを3つに分けてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

◆一人暮らしの節約方法や貯金のコツは、以下の記事でも詳しく解説しています。

目標金額を決めて先取り貯金を心がける

効率よく貯金するためには、目標金額を決めておくことが大切です。例えば、1年後までに50万円貯金すると決めた場合、毎月41,000円貯金することになります。目標金額が決まっていると、毎月いくら貯金すればいいのかわかりやすいため、効率よく貯金できます。

また、給与が入ったタイミングで貯金分を別の口座に移しておけば、生活費を使いすぎる心配はありません。貯金を後回しにしてしまうと、食費や娯楽費を使いすぎてしまい、目標金額分の貯金ができない可能性があります。貯金額を引いた残ったお金で生活費のやりくりをする「先取り貯金」を心がけましょう。

家計簿をつけてみる

一人暮らしで貯金を続けるためには、家計簿をつけてみるのもおすすめです。最近では家計簿のアプリがたくさんあるため、気軽に記入できますよ。アプリによってはクレジットカードや銀行口座と連携が可能で、自動的に記録してくれるものもあります。

家計簿をつけると、普段何にお金をかけているのか、一目でわかるため、お金の使い方を見直すことができます。目標金額分の貯金があまりできていないなと思ったら、家計簿を見てみましょう。思っているよりも食費や水道光熱費、娯楽費がかかっているかもしれません。

家計簿をつけることで貯金がしやすくなり、生活費全体の節約にもつながります。

すべての費用を見直してみる

今よりももっと貯金額を増やしたいと考えている人は、全体の費用を見直してみましょう。特に水道光熱費の基本料金や通信費、保険料など、毎月決まった額を支払う「固定費」を見直すことで、毎月の出費を減らすことができます。

水道光熱費の基本料金や通信費、保険料などの固定費は、何もしなくても支払いが発生しますよね。毎月のスマホ代が10,000円だった人が、契約プランを変更して月5,000円になったとすれば、1年間で60,000円の節約になります。大幅な節約になるので、1度固定費を見直してみましょう。

もちろん食費や水光熱費などの変動費も、見直すことは大切です。食費は自炊をすれば費用をおさえることができ、水道光熱費は電気をこまめに消したり追い炊きの回数を減らしたりすれば、費用を抑えることができます。生活費を見直すことで、貯金できる金額が今よりも増えるでしょう。

一人暮らしの生活費の平均的な内訳を理解して賢く節約しよう

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一人暮らしの生活費の内訳や費用相場の目安、一人暮らしの節約術や貯金のコツをご紹介しました。ポイントは以下の通りです。

  • 一人暮らしにかかる生活費の平均は155,046円
  • 手取りによって家賃や食費などの生活費の目安は異なる
  • 先取り貯金や家計簿をつけることで、一人暮らしでも効率よく貯金ができる

一人暮らしは思った以上に生活費がかかりますよね。収入によって生活費の目安は異なるため、今回ご紹介した「費用内訳の目安」を参考にしてみてください。自炊をしたり電気をこまめに消したりすることで、生活費は節約できます。内訳をしっかり理解して、無理のない範囲で節約しましょう。

上手に節約をすることができれば、貯金額を増やすこともできますよ。節約や貯金の方法で悩んだ際は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

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