現代社会は、より快適で効率的な生活を追求する一方で、暮らしの本質的な意味への回帰がなされています。その最前線で活躍する企業の一つが、EPEIOS JAPANです。
EPEIOS JAPANは、革新的なプロダクトやソリューションを通じて、心を豊かにして日常生活の質を高めることを目指しています。同社の製品には、最先端技術を駆使しながらも、デザイン性やユーザビリティを追求した特徴が息づいています。
今回は、EPEIOS JAPANが提供する独自の価値や、その背景にある理念について代表取締役の駒崎様にお話を伺いました。
EPEIOS (エペイオス)とは
ーーEPEIOS JAPANの設立の背景とミッションについて教えてください。
EPEIOS JAPAN(エペイオス ジャパン)は、2020年に東京でスタートしたばかりの企業です。現在は主に日本・中国・韓国を拠点とし、アジアの優れた技術と生産力に、世界で認められてきた日本の「ものづくり」の知見を取り入れた製品を展開しています。
主力ブランドのEPEIOSは、シンプルで機能的なデザインを特徴とする家電製品を中心に提供しています。電気ケトル・炊飯器・電動歯ブラシなど、多岐にわたる製品ラインナップをそろえており、これらの製品を通して日常生活をより豊かで快適にすることを目指すライフスタイルソリューションブランドとして展開しています。
弊社は製品の本質を見極め、シンプルかつ一歩進んだ製品をリーズナブルな価格で提供することを理念とし、物質的な豊かさだけでなく、心も豊かになれるような製品づくりをおこなってきました。
ーー社名であるEPEIOSにはどのような意味が込められているのでしょうか。
ブランド名であるEPEIOS(エペイオス)は、かの有名な「トロイの木馬」の制作を指揮し、戦いにおいて勝利へと導いたギリシャ神話上の人物をモチーフにしています。そのアイデアやものづくりの巧みさを見習いたいと考え、命名しました。
コロナ禍以降より「暮らし」のあり方に関心を持つようになった世代、とくにミレニアル世代の方にも手にとっていただけるような、豊かなライフスタイル作りを叶える製品を届けるブランドでありたいと考えています。
FoElem(フォーエレム)とは
ーーFoElem(フォーエレム)シリーズ誕生の経緯と背景について教えてください。
FoElemシリーズは、2022年に発表した弊社のブランドコンセプトを最も体現するスマート家電です。このシリーズは、エルメスなど世界的に著名なラグジュアリーブランドで、主にスカーフなどテキスタイル系のデザイナーとして活躍しているブノワ・ピエール・エミリー氏とのコラボレーションにより誕生しました。
背景としては生活環境への意識の高まりがあります。2020年のコロナ禍により、今までの「暮らし」のあり方への関心や疑問・生活環境への本質的な配慮が高まるなかで、これからの「暮らしを心地よく、心を豊かにする」ような、新しい時代にふさわしい製品を提案したいと考えました。そのため、あえて家電業界ではないブノワ氏とタッグを組むことで、今までにないアイディアとデザインで、革新的なプロダクトを提供することを目指しました。
シリーズの開発にあたり、デザイナーたちは「変化」をテーマに「水・火・土・風」の四元素(Four Elements)に着目し、これらを象徴する製品として、加湿器・ノンフライヤーオーブン・コーヒーメーカー・サーキュレーターの4つをラインナップしました。
「変化」をテーマにしたのは、デザイナーたちに「自分の変化や時代の移り変わりを受け入れ、未来に想いを馳せることが、実りある人生につながる」という考えがあったからです。自然の四元素が持つ変化や調和を製品デザインに反映させることで、ユーザーの方がより心豊かな人生を歩むきっかけになるような製品を提供することを目指しています。
このようにFoElemシリーズはただ使うだけの製品ではなく、使うことで心が豊かになるきっかけとなる体験・生活環境の向上とデザイン性の高い製品を提供するという、EPEIOSの理念と世界的デザイナーの創造性が融合して生まれたスマート家電シリーズです。
ーー「心を豊かにする体験」とは具体的にどういうことでしょうか。
FoElemシリーズは「変化」に着目して、商品自体に変化を織り込んでいます。たとえば、ノンフライヤーオーブンChef。これまでもノンフライヤー商品は存在していましたが、弊社のChefは中身が見えるようにデザインされています。ですから調理の過程が見えて、素材が料理へと「変化」していく過程が見えるわけです。
その変化を観察して工夫を凝らすことで、料理の体験はもっと豊かになるはず。弊社で出しているコーヒーメーカーMoccaでも同じです。コーヒーを淹れる際の微細な工夫で、味が変わる。コーヒーを飲むという体験が、ただできたものを飲むのではなくて、淹れて飲むという体験にまで拡張する。
このような変化を通した体験と具体的な行為の拡張が「心を豊かにする体験」と考えています。
FoElemシリーズの製品ラインナップとこだわり
ここからは、FoElemシリーズのラインナップとこだわりについてご紹介します。
スマート加湿器 Heal
四元素の「水」を彷彿させる特徴的なデザインのHealは、水が蒸発して空に上り、また雨となって地上に降り注ぐ、という自然のなかでの循環をイメージしてデザインされました。また、ガラス製のタンクは「砂時計」をモチーフにしたデザインで、シリーズのコンセプトでもある「時の移ろい」を表現しています。
デザイン性だけでなく機能性にもこだわったHeal(ヒアル)は、「心をうるおす」という製品コンセプトを体現するために「音・光・香り」の3つの特徴的な機能を搭載しています。
スマートノンフライオーブン Chef
四元素のうち「火」がテーマのChefは、一般的なオーブンでは類を見ない特徴的な半円形の形状で、ピザ窯に着想を得たユニークなデザイン。油を使わないヘルシーなノンフライ揚げ物調理と、食材をセットするだけで調理が可能なほったらかし調理という2つの特徴があります。
「魔法の調理器具」としてEPEIOSブランドのなかでもとくに人気の「ノンフライオーブン」をブラッシュアップし、進化させたモデルです。
スマートコーヒーメーカー Mocca
デザインは四元素の「土」をテーマに、大地に落ちたコーヒーの実から、やがて芽が出て木に育ち、その木に成った実がまた土に還るという自然の循環をモチーフにデザイン。
今回、Moccaの開発にあたりコーヒーのテイストを、第15代ワールドバリスタチャンピオンである井崎英典(Izaki Hidenori)氏に監修いただきました。
今後の展望とビジョン
ーーEPEIOSの今後の展開予定について教えてください。
FoElemシリーズの発売以降、大変ありがたいことにEPEIOS製品の本質的な性能の高さやコンセプトを気に入っていただけるユーザーの方が増えてきました。とくにこだわりのあるコーヒーを愛飲されているユーザーの方からの支持が大きいので、その声に応えるためにもまずはコーヒー周辺を深耕していきたいと考えています。
その先となると具体化されてはいないのですが、引き続きライフスタイルソリューションブランドとして日々の暮らしまわりの商品を企画・開発していきたいと考えています。やはり「変化」をキーワードとした、他社様とは一線を画すような「心を豊かにする体験」をソリューションとして提供できる商品を手がけていきたいです。
ーー読者へのメッセージをお願いします。
日々の忙しさのなかで様々な体験がルーティン化・陳腐化してしまい本質的な意味を失っているように思います。なぜ料理をするのか、なぜコーヒーを飲むのか。ただ、お腹をみたしたいとか、喉を潤したいということだけではないはずです。
EPEIOSはFoElemシリーズの中心概念である「変化」。これを体験する場を提供するべく商品を開発してまいります。ぜひEPEIOSの商品を使っていただいて「心を豊かにする体験」を重ねてください。その先の自分自身の変化や人生にまで思いを馳せて、日々の暮らしをあらためて楽しんでいただけるとうれしいです。
まとめ
EPEIOSが手がけているのは、ただ使ってもらうのではなく、使うことで心が豊かになるきっかけとなる体験が可能な商品です。忙しくてつい同じような毎日を送ってしまうという人も多いはず。
ぜひ一度EPEIOSの商品を手にとって、心が豊かになる体験をしてみてはいかがでしょうか。