電力会社を切り替えるベストなタイミング|引越し・更新月・値上げ前

「電力会社を切り替えたいけれど、いつ申し込むのが得なんだろう」と迷っていませんか。
電力会社の切り替えは原則いつでも申し込めますが、タイミング次第で手間や損得は変わります。
この記事では、切り替えを検討しやすい3つのタイミング(引越し・契約の更新月・値上げ前)と、損をしないための判断のポイントを、公式情報にもとづいて整理します。
- 切り替えは原則いつでもできること
- 見直しやすい3つのタイミング
- 解約金がかかるかどうかの見分け方
- 切替にかかる期間の目安
- 申し込み前に確認すること
切り替えは原則いつでもできる
まず前提として、電力会社の切り替えは、今ある送配電網をそのまま使うため新たな電線工事は不要で、電気の品質や信頼性はどの会社から買っても変わりません(出典:資源エネルギー庁)。
切り替え自体で電気が止まることもなく、スマートメーターが設置済みなら立会いや費用も原則不要です。
手続きも、新しい小売電気事業者へ申し込めばよく、今契約中の会社への解約連絡は多くの場合必須ではありません(出典:資源エネルギー庁)。
消費者の同意にもとづき、切り替え先の会社が旧会社の解約手続きを行えるためです。
申し込みのときは、氏名・住所に加えて、検針票などに記載のお客さま番号と供給地点特定番号(22桁)を用意するとスムーズです。
つまり、思い立ったときに申し込めるのが基本で、あとは「より得なタイミング」を選ぶだけです。
見直しやすい3つのタイミング
いつでも切り替えられるとはいえ、次の3つは特に見直しやすい機会です。
自分がどれに近いかで、動き方を決めましょう。
| タイミング | ここがポイント |
|---|---|
| 引越しのとき | 新居で好きな会社を新規に選べる |
| 契約の更新月 | 解約金のかからないタイミングを狙える |
| 値上げ前・値上げ時 | 料金改定の告知を機に他社と比べやすい |
まず引越しは、最も切り替えやすい機会です。
引越しに合わせる場合は、旧居での使用停止手続きと新居での使用開始手続きが必要で、新居では好きな小売電気事業者に新規で申し込めます(出典:東京電力エナジーパートナー、関西電力)。
新居の使用開始をどの会社にするか選ぶだけなので、切り替えの手間がほとんどかかりません。
次に契約の更新月は、解約金を避けたい人にとって重要なタイミングです(後述)。
そして値上げの告知は、いま一度他社と比べる良いきっかけになります。
大手電力の規制料金(従量電灯A/B/C)の値上げには経済産業大臣の認可が必要で、有識者会議による審査を経ます。
一方、自由料金は原則として事業者の裁量で設定でき、料金改定にあたっては事前に需要家へ告知・周知されます(出典:資源エネルギー庁)。
値上げの案内が届いたら、それを合図に他社の料金を確認しておくと、割高なまま使い続けずに済みます。
解約金がかかるかどうかの見分け方
切り替えで損をしないために、まず確認したいのが解約金です。
小売電気事業者の料金プランには、契約期間の定めや、期間内解約で解約金が発生するものがあります(出典:資源エネルギー庁)。
事業者には、契約締結前に料金など重要事項を書面で説明し、契約後も契約内容を書面で交付する義務があります。
契約期間や解約金の条件は、この書面で確認できます。
一方で、大手電力の規制料金(従量電灯A/B/Cなど)には、原則として契約期間の定めや期中解約金がなく、いつでも解約できます(出典:東京電力エナジーパートナー)。
解約金があるのは主に自由料金プランなので、今の契約が「従量電灯」なら更新月を気にせず動けることが多いです。
自由料金プランで契約期間の縛りがある場合は、更新月に合わせると解約金を避けられます。
狙った日から使うにはいつ申し込むか
タイミングを狙うということは、切り替えが完了する日から逆算するということです。
申し込んだその日から新しい会社になるわけではありません。
目安は、スマートメーターの交換工事が不要ならおよそ4日程度、必要ならおよそ2週間程度です(出典:資源エネルギー庁)。
ここから、前の章で挙げた3つのタイミングに当てはめて考えます。
値上げの実施前に間に合わせたいなら、実施日の2週間以上前には申し込んでおきたいところです。
引越しに合わせるなら、入居日から逆算して手続きします。
更新月を狙う場合も、更新月に入ってから動くのでは間に合わないことがあります。
自宅にスマートメーターが設置済みかどうかで必要な日数が変わるため、迷うときは長いほうの2週間で見ておくと安全です。
なお、切り替えの具体的な手順や当日の流れは電力会社の切り替え方法にまとめています。
また、検針票に表示される電力量料金の単価には燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が別途加算されますので、他社と比べるときはこの点も踏まえて確認しましょう。
待つべきか今動くべきか
タイミングを気にする方がいちばん迷うのは、「もう少し待つか、今すぐ動くか」という一点でしょう。
判断の軸は、待つことで得られるものと、待っているあいだに失うものの比較です。
待つ理由になりうるのは、更新月が近く、それを過ぎれば解約金がかからなくなる場合です。
残りが1〜2か月なら、待ってから動くほうが素直でしょう。
一方で、待っているあいだも今の料金は発生し続けます。
更新月まで半年あるなら、その半年ぶんの差額と解約金を比べることになります。
差額のほうが大きいなら、解約金を払ってでも早く切り替えたほうが結果的に得です。
もうひとつ、待つことで状況が悪くなる場合もあります。
値上げが予定されているなら、待つほど不利になります。
逆に、引越しの予定が数か月先にあるなら、そこで手続きが発生するのでタイミングを合わせたほうが手間は少なくて済みます。
「解約金の額」「更新月までの残り月数」「見込める月々の差額」の3つを並べれば、待つべきかどうかはおのずと決まります。
数字が出せない段階で悩み続けるより、まず今の契約内容を確認するほうが早く前に進めます。
切り替えの前にあわせて読みたい記事
- 電力会社の切り替え方法(申し込みの手順)
- 電力会社の切り替えの注意点(更新月・解約金)
- 電力会社の選び方(プラン比較のコツ)
よくある質問
まとめ
電力会社の切り替えは原則いつでも申し込め、工事不要で電気も止まらず、旧会社への解約連絡も多くの場合不要です。
特に見直しやすいのは、引越し・契約の更新月・値上げの告知という3つのタイミングです。
損をしないコツは、今のプランが規制料金(従量電灯)か自由料金かを確かめ、解約金の有無を書面で確認することです。
切替にはおよそ4日〜2週間程度かかるため、値上げや引越しに合わせたいときは早めに申し込みましょう。
タイミングを味方につければ、余計な解約金を払わずに電気代を見直せます。
まずは自分の契約プランと更新月を確認するところから始めてみてください。
切り替えの相談なら
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切り替えのタイミングの確認から手続きまで、まとめてサポートします。