昨今のPCはブルーレイドライブが内蔵されていないモデルも多いため、そんな時に重宝する外付けタイプのブルーレイドライブ。
テレワークなどで外出先でのPC作業を行う方などは、ポータブルタイプのブルーレイドライブを持ち歩いている方もいるのではないでしょうか。
そんな外付けブルーレイドライブについて、以下のような疑問を持っていませんか？
「外付けブルーレイドライブの活用方法や特徴は？」
「外付けブルーレイドライブの選び方が知りたい」
「おすすめの外付けブルーレイドライブは？」
本記事では、外付けタイプのブルーレイドライブの特徴やおすすめ製品について解説します。
一口に「外付けブルーレイドライブ」といっても据え置き型からポータブルタイプまでさまざまです。
重要なのは、用途に合った製品を選ぶことが重要です。
現在外付けブルーレイドライブの購入を考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
外付けブルーレイドライブについて
外付けブルーレイドライブの基本的な特徴について、以下の3点を解説します。
- 外付けブルーレイドライブの概要
- ドライブの機能と使い道
- 外付けと内蔵の違いは？
外付けにするのか内蔵型にするのか迷っている方は、購入後に後悔しないようあらかじめ確認しておいてください。
外付けブルーレイドライブの概要
外付けブルーレイドライブとは、PCなどにUSBケーブルを用いて接続するブルーレイドライブのことです。
PC本体に初めから取り付けられている「内蔵型ブルーレイドライブ」とは異なり、接続が簡単で持ち歩きができる軽量なモデルも販売されているのが特徴です。
ただし、データの書き込みなど電力消費が大きい作業の場合は、ポータブル式の外付けブルーレイドライブでは電力が不足し上手く動作しないことがあります。
その場合は、給電用のコンセントが別途付属しているものを選ぶと良いでしょう。
ドライブの機能と使い道
外付けブルーレイドライブの主な機能は以下の2つです。
- 読み取り:挿入したブルーレイディスクからデータを読み込み出力する
- 書き込み:挿入したディスクにデータを書き込み保存する
映画のブルーレイを再生したり、データを読み込んでPCなどで表示するのが「読み取り」で、データをディスクに保存してバックアップを作ったり映像ディスクを作るのが「書き込み」です。
基本的には、外付けのブルーレイドライブを取り付ける目的は上記のいずれかとなります。
外付けと内蔵の違いは？
外付けの場合は後からUSBなどで各種端末に差し込めるのに対し、内蔵型ははじめから本体に取り付けられているため、取り外しが容易ではありません。
その分十分に電力供給ができるため、書き込みがスムーズなどの利点があります。
逆に外付けの場合は、製品によって機能は異なりますが、ポータブルタイプであれば持ち運びが簡単で外出先でも利用しやすいのがメリットです。
外付けブルーレイドライブの活用方法
外付けブルーレイドライブの活用方法を、以下の3点解説します。
- 映画や音楽を楽しむ
- パソコンのデータバックアップ
- スマホのデータバックアップ
ブルーレイドライブは、挿入したディスクやデータを再生するだけが用途ではありません。
データバックアップや仕事での活用など、さまざまな利用方法が考えられます。
多機能なブルーレイドライブならそれだけ出来ることが増え、効率的に作業が進められる場合もあるため、活用方法を押さえたうえで選んでいくのが良いでしょう。
映画や音楽を楽しむ
最も一般的な機能としては、映像や音楽を楽しめるという点です。
映画のディスクを入れて再生すれば、PCなどでもブルーレイの映像が視聴できます。
ただし、ディスクを入れるだけではなくPC側でプレイヤーをインストールするといった準備も必要です。
また、ブルーレイの画質を最大限活用するには、それに合った解像度のモニターも必要となります。
パソコンのデータバックアップ
パソコン内のデータを、ブルーレイディスクに保存するのも重要な機能です。
ブルーレイディスクの容量は、100GBなど大容量でデータを保存できます。
PC内のSSDやHDDに入りきらなくなったデータを、バックアップとしてブルーレイディスクに保管しておきましょう。
また、大容量の場合は書き込み速度も重要です。
16倍速など早いスピードで書き込める製品なら、作業を効率よく進められるのでおすすめです。
スマホのデータバックアップ
パソコン同様に、スマホ内のデータを保存するのにも使用しましょう。
仕組みは同じですが、中にはスマホと直接接続してデータの読み書きができる製品もあります。
PCが無い方や、いちいちPCにデータを経由して書き込むのが面倒な方にはおすすめです。
適切な外付けブルーレイドライブの選び方
適切な外付けブルーレイドライブの選び方について解説します。
外付けブルーレイドライブを購入する際は、以下のようなポイントに注意して選んでみましょう。
- 読み込み速度をチェック！
- 静音機能をチェック！
- ワイヤレス機能をチェック！
- スマホ接続機能をチェック！
外付けブルーレイドライブは、製品ごとにさまざまな特徴や機能を持っています。
多機能かつ高性能であるほど価格は上がりますが、その分作業効率が増したりと利点も大きくなります。
自身がどのように外付けブルーレイを使用するかを念頭に置いたうえで選ぶのがおすすめです。
読み込み速度をチェック！
読み込みや書き込みの速度は重要なポイントです。
特に書き込みの場合は速度が遅いとディスクを作るのが一苦労なので、「2倍速」「4倍速」「16倍速」など、大容量のデータを短時間で書き込めるものを選ぶのがおすすめ。
また、USBも2.0よりは3.0や3.2などの規格が早いので、意識してみてください。
静音機能をチェック！
静音性を推している製品を選ぶのもポイントです。
データの読み込み時や書き込み時に、ディスクの回転音やファンの音が大きいと気が散ることがあります。
外出先で仕事などで使う場合は、音が大きいと周囲の迷惑ともなるので、できるだけ静かな製品を選ぶようにしましょう。
ワイヤレス機能をチェック！
外付けブルーレイドライブの中には、ワイヤレスでPCと接続できる製品があります。
スマホなどからデータを転送しやすく、ケーブルが邪魔にならない点がメリットです。
スマホ接続機能をチェック！
スマホと接続できるかどうかは、用途によっては確認しましょう。
一般的なUSB TYPE-Aだと形状的にスマホとは接続できないので、TYPE-Cの製品を選ぶと接続できる場合があります。
もしくは、前述のようにワイヤレスの製品もおすすめです。
製品によって接続できるできないがあるので、スマホからデータを書き込む可能性がある方はチェックしてみてください。
おすすめの外付けブルーレイドライブモデル
おすすめの外付けブルーレイドライブモデルについて、以下の3つを解説します。
- 予算に応じたおすすめモデル
- 高性能モデルの特長と利点
- 初心者向けエントリーモデルの選び方
実際の商品を紹介しつつ、利点や特徴などを解説していきます。
ブルーレイドライブを何に使用するかによって、選ぶべき製品が変わってくるので、自身の用途が何かをまずは検討してみてください。
そのうえで、迷った場合は機能や予算に応じて製品を選ぶと良いでしょう。
予算に応じたおすすめモデル
予算に応じたおすすめモデルを解説します。
今回ご紹介するのは以下の3点です。
- BUFFALO BRXL-PUS6U3-BK/N【1万円代】
- I-O DATA BDXL/M-DISC【2万円代】
- パイオニア(Pioneer) BDR-X13J-S【3万円代】
基本的には高いモデルの方が高性能ですが、必要な機能とそうでない機能があるはずです。
自身に必要な機能や、携帯性の高さなど必要な機能を取捨選択して購入するのがおすすめです。
BUFFALO BRXL-PUS6U3-BK/N【1万円代】
バッファロー製のUSB3.2に対応した外付けブルーレイドライブです。
サイズが小さく携帯性に優れているのが利点で、書き込みもBD-Rで最大6倍速でできます。
また、別途給電用のケーブルを購入すれば電力不足を補えるので、必要に応じて購入しましょう。
価格は1万3千円前後と手ごろな価格で、持ち運びをよくするという方におすすめの製品です。
【購入者のレビュー】
ルーレイ再生用にと購入しましたが、最近のPCはDVDドライブ等が付属していないので、結果的にCDからDVDまで幅広く使用しています。またDVD+R 2層 といったマニアックなメディアもサポートしていて、本当にマルチに活躍しています。
肝心のブルーレイの再生品質ですが、手持ちのディスプレイがFHDしかサポートしていないので正確な判断はできませんが、CyberLink PowerDVD 22 Pro（別売）で問題なく動作し、DVDよりやはり奇麗だなと感じます。また、電力供給専用のBoostケーブルが付属していますが、HP ProBook 650 G3 / HP EliteBook 830 G9 で使用しましたが、いままで電源供給不足となったことはありません。
引用：Amazon
DVD,ブルーレイ共に問題なく再生されましたが、
引用：Amazon
付属のソフトは執拗にバージョンの更新（有料）に誘導してくる
ポップアップの止め方を知らないとうっかり申し込んでしまうと思う
また、この付属ソフトはバージョンも古く1ヶ月ちょっとでブルーレイの再生が出来なくなりました
OSの更新によって何か書き替えられたのか、各種ドライバーの更新で修正されるのか今のところ検証はしていませんが、プロテクトがかかってしまいます。
英文でメッセージが出てくるのでそこのリンクを辿るとまた有料アプリへの更新に誘導されます・・
新たに専用のブルーレイプレイヤーを買うよりもこれ一台でパソコンとテレビをつなげて両方で使用するという目的で購入しました。
引用：Amazon
まず購入前にレビューをよく読めば良かった‥付属のアプリが古いらしく一番の目的だった市販ブルーレイが再生できません。よその無料アプリでは観れました(泣)。ＰＣの環境によっては別途電源の購入ある。結構気になるくらい音が出るので映画鑑賞とかだとちょっと向いてないように感じた。
プレイヤー代替え目的だと☆３。普通に使う分には大丈夫そうだけどおまけの問題あるアプリが価格に転嫁されてたらと思うとモヤったので☆４。
I-O DATA BDXL/M-DISC【2万円代】
I-O DATA製の高速16倍速書き込みが可能な外付けブルーレイドライブです。
据え置き型で持ち運ぶにはやや大きめですが、USB 3.0接続対応で機能性に優れています。
また、長期間データ保存するのに適した「M-DISC」への書き込みにも対応しており、データのバックアップ作成用として便利な製品です。
【購入者のレビュー】
パッケージ品だけあり、必要なソフトはそろっており(ダウンロードしなければダメですが）買ったその日からすぐに使えます。欠点は容量に対しての記録スピードが遅いこと。ドライブに対して記録メディアが対応しきれていないので、記録メディアの進歩に期待するしかないです。あと、記録中にドライブに振動を加えたりするとライトエラーとなります。注意願います。
引用：Amazon
MacStudio＆Toast20Proで使用。
引用：Amazon
中身はIODATAがパイオニアからのOEM供給で出しているBRD-S16PXと思われます。
本体正面左下のBDXLロゴが一緒。
AmazonのBRD-S16PX商品ページでも明確にパイオニア製ドライブと謳っています。
Toastでドライブ情報を確認すると、BDR-209MIOという型番が表示されます。
さすがのパイオニア品質。静音性はピカイチですね。
焼き上がった記録面のムラのなさ、美しさに思わずため息が出ました笑
動作音は静かですが、以下の問題点あり。
・背面のスイッチがAutoだとPCが認識しないことがある。
・製品が古くてバンドルソフト(ネットからダウンロード）の提供期限が切れてしまっていた。音楽CD作成で音飛び(無音）が複数回発生しており、その原因が使用ソフトとの相性が悪いのか使い方なのか（バックグラウンドで他のソフトが動作中？など）もう少し注意しながらチェックします。
引用：Amazon
パイオニア(Pioneer) BDR-X13J-S【3万円代】
パイオニア製の高性能な外付けブルーレイドライブです。
高速･高精度16倍速での書き込みに加えデータ読み取り精度を高めた「PureRead4＋(原音再生)」、「RealTime PureRead」を搭載しており、さらにM-DISCへの書き込みにも対応しています。
また、PC電源と連動するAUTO電源とカスタムエコモードで省電力を実現し、4K「Ultra HD Blu-ray」再生にも対応したモデルです。
Androidアプリを使ってスマホとUSB接続することで直接音楽CD取り込みができるのもメリット。
総じて多機能な据え置き型モデルなので、ハイエンドな外付けブルーレイドライブが欲しい方におすすめです。
【購入者のレビュー】
結論から言うと、ほぼ文句無しの★5です。
【良かった点】
・箱からして素晴らしい。
・全体的に作りが良い。
・Windows、Mac、Androidで使え、汎用性が高い。
・Windows(10)との接続では、繋ぐだけで即使用可。
・PC(Win10)と接続した状態で音楽CDを本機に入れると、
Windowsメディアプレイヤーが自動的に起動し、音楽が再生される。
・Androidとの接続では、まずは専用アプリのインストールが必要だが、
このAndroidアプリ(無料)がなかなか優秀。
・ディスクトレイの動作音が静か。(動画参照)
・本機の接地向き(縦向き・横向き)を自由に選べる。
・取扱説明書がしっかりとしている。(もちろん、日本語。)
・安定感が、やはり安物とはワケが違う。(さすがはパイオニア製！)【アレっ？と思った点】
引用:Amazon
・通常、本機使用時には、電源ケーブルと通信ケーブルを挿して使うわけだが、
ディスクトレイの出し入れを行うだけであれば、
電源ケーブルのみ挿さっていれば良いのでは？と感じる。
(本機では、通信ケーブルまで挿さなければ、
ディスクトレイの出し入れが出来ない仕様となっている。)
内臓型のPCを組んでいた時のドライブは信頼性
耐久性が高いイメージがあり必ずPioneer製を使用していました
現在はドライブ無しのPCで 久しぶりのPioneer製ドライブ
ブラックボディーは高級感があり 据え置き型として映える。
最近 メディアよりSSD等を使用する頻度が上がり勉強はしていなかったが
M-DISK 劣化しないディスク規格を知り興味が沸いた
家族や孫の撮影した動画ビデオが高画質化で莫大な容量となり 保存場所を探していた
現在 市販のショップでM-DISCの販売は無いが AMAZONでは十分に手に入り
１枚で100ギガの容量も魅力があり
保存されたコンテンツは市販のDVDやブルーレイドライブで視聴可能CyberLink Mediaのソフトウェア ダウンロード期限あり
多様なソフトウェアが付属し 勿論リッピングや再生にも十分試しに経年劣化したBD音楽映像ソフト 他のドライブでも読み込み不可能を
挿入してみましたが 再生不可能でした。
無理があるかもしれませんが レグザにUSB接続しても認識しませんでした。気を付けな点は 市販のポータブルドライブと違い
引用:Amazon
本体のUSBポートはUSB-Bポート 一般的なUSBケーブルでの使いまわしは出来ないです
BDR-X13J-Sのレビューになります。
引用:Amazon
本商品はUSB3.2 Gen1(USB3.0と同義)/2.0対応の外付けタイプです。
USB接続で、本機のType-B(凸型)からType-Aへのケーブルが付属しています。
自作PCをやってたり市販PCを改造していたりして、5インチベイでSATA接続で内蔵したい方は
BDR-S13J-Xというモデルが存在します。
また本商品はハイスペックモデルで、スタンダード版のBDR-X13JBKというモデルもあります。
スタンダード版はRealTime PureReadに非対応だったりしますが、詳細は「BDR-X13J-S 機能比較表」で検索すると出てくる公式サイトをご覧ください。
なお持ち運びに適したドライブと異なり、5インチの大きさと約1.1kgの重量ですので、
基本的に据え置き型で、
また最大消費電力が30Wですので、USB3.0の規格上のバスパワー(5V*0.9A=4.5W)ではとても動くものではなく、付属のACアダプタでの電源供給が必要です。
ただその分持ち運びに適した製品より速度が出たり信頼性があったりとアドバンテージがあります。
対応メディアが豊富で速度も普通のドライブより高速で、パイオニア製という信頼性も抜群です。
特にCDリッピングが必要な方はハイスペックモデルである本機を選ぶ理由は大きいです。
CyberLink社の付属ソフト(Media Suite)も充実しています。
高性能モデルの特長と利点
紹介した製品の中でいえば、3番目に紹介したパイオニアの製品は高性能なブルーレイドライブです。
高性能モデルの特長としては主に以下のような点があります。
- 書き込み速度が16倍速以上
- スマホとの接続にも対応
- USB3.0以上
- 高精度で書き込める機能が搭載
上記のような機能を搭載しているモデルは、価格が3万円を超える製品が多いので参考にしてみてください。
初心者向けエントリーモデルの選び方
初心者向けエントリーモデルの場合は、書き込み機能はほぼ使わずディスクの再生のみの方向けです。
例えば、BUFFALOのBRXL-PTV6U3-BKBは7,600円前後の価格で読み込みと書き込みがどちらもできるコスパの良いモデルです。
ただし書き込み速度は6倍程度なので、ディスクを普段から頻繁に作成する方はより書き込み速度の速いモデルを選んだ方がストレスが少ないでしょう。
しかし、基本的にはブルーレイで映画を見る程度にしか使わないという方には十分な性能なので、用途に応じて選ぶようにしてください。
まとめ
この記事では、外付けのブルーレイドライブについて解説しました。
記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 外付けブルーレイドライブは持ち運びができて取り外しが簡単なのが利点
- 書き込み速度が速くスマホと接続できる多機能なモデルもある
- ブルーレイの再生程度なら安いモデルでも十分
外付けブルーレイは、上記のような機能が自身に必要かどうかで選ぶのが重要です。
映画を見る程度なら再生がスムーズにできるエントリーモデルで十分ですが、大容量のデータを頻繁に保存する方は書き込み速度が速いモデルを選ぶ必要があります。
どんな製品を選んだらいいか分からないときは、本記事で紹介した製品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
