電気とガスのセット割はお得?仕組み・損得の考え方と注意点

本記事の情報は2026年8月時点のものです。割引の内容・条件・対象プランは電力会社・ガス会社やプランで異なり、改定される場合があります。最新・正確な内容は各社の公式サイトでご確認ください。

引っ越しや電気代の見直しのタイミングで、「電気とガスをまとめると安くなる」というセット割が気になりますよね。
でも、本当にまとめたほうが得なのか、どんな注意点があるのかは分かりにくいものです。

この記事では、電気とガスのセット割の仕組み・損得の考え方・申し込む前の注意点を、電力会社やガス会社の公式情報をもとに中立に整理します。

📋 この記事でわかること
  • 電気とガスのセット割の仕組み
  • 割引の形と「損得」の考え方
  • 申し込む前に確認したい注意点
  • セット割が向く人・向かない人

電気とガスのセット割とは

電気とガスのセット割とは、同じ会社で電気と都市ガスをまとめて契約すると、料金メニューに応じて電気料金などが割引になる仕組みです。
電力の小売全面自由化(2016年)とガスの小売全面自由化(2017年)で、大手電力はガスの小売に、都市ガス会社は電気の小売に参入し、いまでは相互にセットメニューを提供しています。
たとえば東京ガスは「東京ガスの都市ガスと電気をご契約中のお客さまは、ご契約いただいている料金メニューに応じて、電気料金が割引になります」としています(出典:東京ガス)。
つまり、支払いを一本化できるうえに、条件に合えば割引が受けられるのがセット割です。

割引の形と「損得」の考え方

割引の形は、電気またはガスの料金から一定の率、または定額を割引くものが代表的です。
ただし、割引の対象・率・条件は会社や料金プランによって異なります。

たとえば東京ガスの場合、基本プランではセット割で毎月の電気料金(基本料金+電力量料金の合計額・税込)から0.5%を割引き、「ずっとも電気3」では電気の基本料金から月275円(税込)を割引くとしています(2026年8月時点・東京ガスの例。出典:東京ガス)。
金額や率は会社・プラン・時点で変わるため、実際の割引は必ず各社の公式サイトで確認しましょう。

ここで大切なのが損得の考え方です。
ポイントは、「セット割で安くなる額」と「電気を単独で最も安いプランにした場合との差」を比べることです。

セット割の割引率が小さくても、支払い一本化の手間が減る価値を重視する人もいます。
一方で、電気を単独の格安プランにしたほうがトータルで安くなるケースもあります。
東京ガスも「ご利用状況等により切替前の電気料金より安くならない場合があります」としており(出典:東京ガス)、まとめれば必ず得になるとは限らない点に注意が必要です。

申し込む前に確認したい注意点

確認ポイント 内容
まとめても安くなるとは限らない 使い方によっては切替前より安くならない場合がある
申し込みが必要 割引の適用に別途申し込みが必要な場合がある
都市ガスが前提 ガスの需要場所の範囲内の電気契約に限り適用
契約期間・解約金 期間の定めや解約金があるプランは書面で確認
各社公式より要約。詳細・最新の条件は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

東京ガスは、割引の適用について「セット割適用にはガス・電気の契約開始時や別途お電話等でガス・電気セット割の適用希望お申し込みが必要です」とし、「ガスの需要場所の範囲内でご使用の電気の契約に限り、『ガス・電気セット割』を適用させていただきます」としています(出典:東京ガス)。

これは都市ガスの契約が前提ということで、プロパンガス(LPガス)や都市ガスが供給されていないエリアでは、この形のセット割は組めません。
また、資源エネルギー庁も「料金のみではなく、契約期間や契約解除などの諸条件をよく確認して、納得して契約をしていただくことが重要です」としています(出典:資源エネルギー庁)。
プランによっては契約期間の定めや解約金がある場合もあるため、重要事項の説明などの書面で確認しておきましょう。

「自分の使い方だとまとめたほうが得なのか知りたい」「引っ越しに合わせて見直したい」という方は、電気手続き受付センターにご相談ください。
お住まいのエリアやご希望に合わせた電気の契約・切り替えの手続きを、まとめてサポートします。

セット割が向く人・向かない人

ここまでを踏まえると、セット割が向いているのは次のような人です。

  • 都市ガスエリアで電気もガスも一定量を使い、支払いや手続きを一本化したい人
  • 同じ会社のセットで、電気を単独にするより割引メリットが上回る人

一方、次のような人は、まとめる利点が小さいことがあります。

  • ガスがプロパン(LPガス)、またはオール電化でガス契約がない人
  • 電気を単独の格安プランにしたほうがトータルで安くなる

どちらが得かは、使用量・世帯・エリア・対象プランによって変わります。
「まとめると手続きが楽」という価値と、「単独最安との差額」を天秤にかけて選ぶのがおすすめです。

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よくある質問

電気とガスをまとめると安くなりますか?必ずしも安くなるとは限りません。東京ガスも「ご利用状況等により切替前の電気料金より安くならない場合があります」としています。セット割の割引額と、電気を単独で最も安いプランにした場合との差を比べて判断しましょう。

プロパンガス(LPガス)でもセット割は使えますか?この記事で紹介している都市ガス会社のセット割は、都市ガスの契約が前提です。東京ガスも「ガスの需要場所の範囲内でご使用の電気の契約に限り適用」としており、プロパンガスや都市ガスが供給されていないエリアでは、この形のセット割は組めません。

セット割の割引はどれくらいですか?会社・プランで異なります。たとえば東京ガスの場合、基本プランで電気料金の合計額から0.5%、「ずっとも電気3」で基本料金から月275円(税込)の割引としています(2026年8月時点の例)。実際の割引内容は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

セット割の申し込みに手続きは必要ですか?必要な場合があります。東京ガスは「契約開始時や別途お電話等でガス・電気セット割の適用希望お申し込みが必要」としています。契約期間や解約金の有無とあわせて、申し込み前に書面で確認しておきましょう。

まとめ

電気とガスのセット割は、同じ会社で都市ガスと電気をまとめると、料金メニューに応じて割引が受けられる仕組みです。
ただし、割引の率・額は会社やプランで異なり、使い方によっては切替前より安くならない場合もあります。
「セット割の割引」と「電気を単独で最安にした場合との差」を比べて、支払い一本化の手軽さも含めて判断するのがポイントです。
都市ガスが前提で、申し込みや契約期間・解約金の条件もあるため、申し込み前に各社の公式サイトと書面で確認しましょう。

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