衣類乾燥はヒーター式とヒートポンプ式で電気代が変わる|洗濯のみとの差

毎日のように使う洗濯機。
「洗濯と乾燥、電気代はどれくらいかかっているんだろう」と気になりませんか。
実は、洗濯機まわりの電気代の主役は「乾燥」で、乾燥方式によって大きく差が出ます。
この記事では、洗濯・乾燥の電気代の目安と、ヒーター式・ヒートポンプ式の違い、そして今日からできる節約のコツを、公式情報の数値にもとづいて解説します。
- 電気代の計算方法
- 乾燥1回あたりの電気代の目安
- ヒーター式とヒートポンプ式の違い
- 洗濯だけなら電気代は小さいこと
- すぐできる節約のコツ
電気代の計算方法
電気代は、1回あたりの消費電力量(kWh)×電気料金の目安単価(円/kWh)で概算できます(出典:東京電力エナジーパートナー)。
この記事の試算に使う目安単価は31円/kWh(税込)で、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価が源泉です(出典:東京電力エナジーパートナー)。
実際の単価は契約している料金プランや燃料費調整額によって変わるため、あくまで目安として見てください。
洗濯機の電気代を考えるうえで大事なのは、洗濯そのものより乾燥のほうが電気を多く使う、という点です。
まずは電気代の主役である乾燥から、方式ごとの目安を見ていきましょう。
乾燥1回あたりの電気代の目安
乾燥にかかる電気代は、方式によって大きく変わります。
目安単価31円/kWhで計算した、乾燥1回あたりの電気代の目安は次のとおりです(出典:東京電力エナジーパートナー)。
| タイプ | 乾燥1回の目安 |
|---|---|
| ドラム式(ヒートポンプ式) | 約26円 |
| ドラム式(ヒーター式) | 約46円 |
| 縦型(ヒーター式) | 約65円 |
| 電気式衣類乾燥機 | 約143円 |
同じ乾燥でも、ドラム式ヒートポンプ式の約26円と、電気式衣類乾燥機の約143円では大きな差があります。
毎日乾燥を使う家庭なら、この1回あたりの差が月々・年々で積み重なります。
乾燥をよく使うほど、方式の違いが電気代にはっきりと効いてくるということです。
逆に乾燥をほとんど使わない家庭では、洗濯機の電気代はそれほど大きくなりません。

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ヒーター式とヒートポンプ式の違い
乾燥の電気代を左右するのが、乾燥方式の違いです。
ヒーター式は、電気ヒーターで空気を温めて温風で乾かす方式です(出典:東京電力エナジーパートナー)。
一方、ヒートポンプ式は、エアコンにも使われるヒートポンプで湿った空気から水分を取り出し、低い温度で乾かす方式です。
ヒートポンプ式はヒーター式より消費電力量が少なく省エネで、ドラム式洗濯乾燥機ではヒートポンプ式のほうが電気代を抑えられます(出典:東京電力エナジーパートナー)。
乾燥をよく使う家庭で買い替えを考えるなら、ヒートポンプ式を選ぶと乾燥のたびの電気代を抑えやすくなります。
省エネ度は製品によっても差があるため、購入時は省エネ性能もあわせて確認しましょう。
乾燥を使う頻度で選ぶ機種が変わる
方式の差が電気代に効くかどうかは、乾燥をどれくらい使うかで決まります。
表の縦型ヒーター式(約65円)とドラム式ヒートポンプ式(約26円)の差は、1回あたり約39円でした。
これを使う頻度ごとに当センターで年換算すると、違いがはっきりします。
毎日乾燥まで使う家庭なら、年間で約14,200円の差になります。
週2回程度なら年間約4,000円、月に数回なら年間1,000円台にとどまります。
まったく使わなければ、方式の違いは電気代に表れません。
ここから機種選びの考え方が見えてきます。
乾燥を毎日使う生活なら、本体価格が高くてもヒートポンプ式を選ぶ価値は十分にあります。
年1万円を超える差は、数年で本体価格の差を埋めていくからです。
共働きで夜に洗濯して朝には着たい、花粉や排気ガスで外に干せない、といった事情がある場合が当てはまります。
反対に、ふだんは外干しで「梅雨どきや雨の日だけ乾燥を使う」なら、差額は小さくなります。
その場合は電気代よりも本体価格や設置スペースを優先しても、十分に合理的です。
買う前に、週に何回乾燥を使う生活になりそうかを見積もっておくと、判断を誤りにくくなります。
洗濯だけなら電気代は小さい
ここまで乾燥の電気代を見てきましたが、洗濯機の電気代の大部分は乾燥が占めています。
そのため、洗濯だけ(乾燥なし)の1回あたりの電気代は、乾燥に比べて小さくなります(乾燥1回あたりの電気代は上表のとおり。出典:東京電力エナジーパートナー)。
電気代の大部分を占める乾燥の使い方を工夫することが、節約の近道になります。
天気のよい日は乾燥機能を使わず自然乾燥にするだけでも、乾燥1回分の電気代をまるごと減らせます。
「洗濯は毎日、乾燥は必要なときだけ」という使い分けが、電気代を抑えるコツです。
乾燥をどれだけ使うかで、洗濯機まわりの電気代は大きく変わってきます。
共働きや花粉・梅雨の時期など、どうしても乾燥を使いたい場面もあります。
そうしたときは、乾燥の頻度を意識しつつ、省エネな方式を選んでおくと電気代の負担を抑えられます。
すぐできる節約のコツ
洗濯機の電気代を抑える工夫は、いくつかあります。
関西電力や東京電力エナジーパートナーによると、まとめ洗いで洗濯の回数を減らす、しっかり脱水して乾燥時間を短くする、乾燥は省エネなヒートポンプ式を選ぶことが効果的です(出典:関西電力、東京電力エナジーパートナー)。
さらに、天気のよい日は乾燥機能を使わず自然乾燥にすれば、乾燥1回分の電気代をまるごと減らせます。
まとめ洗いのときは、洗濯機の能力に見合った量にして、入れ過ぎないよう注意しましょう。
また、脱水が不十分だと衣類に水分が多く残り、乾燥にかかる時間が長くなって電気代が高くなります。
乾燥前にしっかり脱水しておくことが、乾燥の電気代を抑えるポイントです。
晴れた日は自然乾燥、雨の日はヒートポンプ式の乾燥、と使い分けるのが賢い方法です。
厚手の衣類やタオルは乾きにくく乾燥に時間がかかるため、薄手のものと分けて乾かすのも一つの工夫です。
洗濯機の電気代とあわせて読みたい記事
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よくある質問
まとめ
洗濯機まわりの電気代の主役は乾燥で、乾燥1回あたりの目安はドラム式ヒートポンプ式で約26円、電気式衣類乾燥機で約143円と方式で大きな差があります。
ヒートポンプ式はヒーター式より省エネなので、乾燥をよく使う家庭は買い替え時の判断材料になります。
洗濯だけなら電気代は小さいため、晴れた日は自然乾燥にするだけでも節約できます。
まとめ洗いやしっかり脱水も、乾燥の電気代を抑えるのに効果的です。
乾燥をどう使うかを見直すことが、洗濯機の電気代を下げるいちばんの近道です。
家全体の電気代が気になるときは、料金プランそのものの見直しもあわせて検討してみてください。
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