光回線の撤去工事は必要?回線別の扱いと費用の目安

光回線を解約するとき、撤去工事が必ず必要とは限りません。要否も費用も回線によって扱いが違い、同じ回線でも申し込んだ時期や建物の条件で変わります。解約を決める前に、自分の場合はどうなるのかを調べる順番を整理します。
解約すると撤去工事で数万円かかると聞いて不安です。これは避けられないものですか?
相談員
回線によります。たとえばNURO光は公式に撤去工事は必須ではないと案内していて、建物側が撤去を条件とする場合などに必要になります。つまり先に管理会社へ「設備を残してよいか」を聞くのが、いちばん金額を左右する一手です。
回線ごとに扱いが違う
各社が公式に案内している内容を並べると、考え方の違いが見えます(2026年8月時点)。
| 回線 | 撤去工事の扱い | 費用の案内 |
|---|---|---|
| auひかり(ホーム) | 解約時の引き込み設備の撤去。立ち会いが必要 | 2018年2月28日以前の申込は11,000円/2018年3月1日以降は31,680円 |
| NURO光 | 必須ではない。建物オーナー・管理会社が撤去を条件とする場合などに必要 | プランにより異なる。撤去工事の申込前に回線の解約手続きが必要 |
| コミュファ光 | 宅内の撤去工事を実施した場合に限り請求 | 契約内容により変動 |
| ドコモ光(タイプC) | 通信設備の撤去を希望する場合に申し込む | 公式窓口で確認 |
| J:COM | 撤去工事が必要となる場合がある。作業員の訪問と自分で撤去する方法がある | 住所形態や契約プランにより異なる。工事の翌月払い |
見てのとおり、「必ずかかる費用」ではありません。回線によって、希望した場合・建物が求めた場合・実際に工事をした場合と、発生する条件が違います。
まず建物の条件を確認する
要否を決めるのは回線事業者ではなく、多くの場合は建物側です。次の順番で確認すると早く結論が出ます。
設備の扱いが書かれていることがあります。書かれていなければ次へ進みます。
「設備を残してよいか」を聞きます。残してよければ撤去工事は不要になり、費用も発生しません。次の入居者が使えるため歓迎される場合もあります。
撤去が必要と分かってから申し込みます。NURO光のように、先に回線の解約手続きが必要な場合があります。
持ち家の場合は、自分で判断できます。将来また同じ回線を使う可能性があるなら、設備を残しておくという選択もあります。
申込時期で金額が変わる回線がある
auひかり ホームは、申し込んだ時期で撤去工事費が大きく分かれます。2018年2月28日以前は11,000円、2018年3月1日以降は31,680円と案内されています。
つまり同じ回線でも、契約した年によって負担が3倍近く違うということです。Webで見かける金額が自分に当てはまるとは限らないため、契約書類か請求の履歴で申込時期を確認してください。詳しくは auひかりの解約手続き にまとめています。
撤去しない場合に起きること
設備を残す場合、次の点を押さえておくと後から困りません。
- 次に同じ回線を使うとき有利になることがある:設備が残っていれば、工事が簡単に済む場合があります。
- レンタル機器の返却は別:撤去工事をしなくても、ONUやルーターなどのレンタル機器は返却が必要です。未返却だと費用が発生する事業者があります。
- 壁の穴やケーブルはそのまま残る:見た目が気になる場合は、撤去を選ぶ判断もあります。
撤去工事の有無にかかわらず、機器の返却は必要です。ここを混同すると、返却漏れの費用が発生します。
乗り換えなら撤去自体が発生しないこともある
光コラボ同士の事業者変更や、フレッツ光からの転用では、回線設備をそのまま次の契約で使います。そのため撤去の話が出てきません。設備を引き継ぐ形になるためです。
撤去工事の費用を避けたいなら、乗り換え先を独自回線ではなく光コラボにするという選び方もあります。設備を変えずに事業者だけを変える形です。判定のしかたは 事業者変更・転用とは?違いと選び方 を参照してください。
相談員
順番を間違えないでください。撤去工事を先に申し込もうとしても進まない回線があります。解約の手続きが先、撤去はそのあとです。そして管理会社への確認は、その前です。
よくある質問
まとめ
撤去工事は、すべての回線で必ず発生するものではありません。NURO光は必須ではないとしており、コミュファ光は実際に工事をした場合に限り請求、ドコモ光は希望する場合の申し込みです。auひかり ホームは申込時期によって11,000円と31,680円に分かれます。要否を決めるのは多くの場合は建物側です。賃貸契約の条項を読み、管理会社に設備を残してよいかを確認するところから始めてください。撤去の有無にかかわらず、レンタル機器の返却は必要です。
関連記事
