事業者変更とは?光コラボから別の光コラボへ乗り換える手順

事業者変更は、ドコモ光やBIGLOBE光などの光コラボレーションから、別の光コラボへ乗り換える手続きです。回線設備をそのまま使うため原則として工事は要らず、今の契約を自分で解約する必要もありません。必要なのは、今契約している事業者から受け取る事業者変更承諾番号だけです。手続きの3ステップと、引き継げるもの・引き継げないものを整理します。

事業者変更とは(要点)
  • 事業者変更は、光コラボから別の光コラボへ、回線設備を引き継いだまま契約先だけを変える手続きです。
  • 原則として工事は不要で、立ち会いも要りません。ネットが止まる期間もできにくくなります。
  • 今の契約を自分で解約する必要はありません。切り替えと同時に終了します。先に解約すると手続きが増えます。
  • 必要なのは事業者変更承諾番号で、これは今契約している光コラボ事業者が発行します(NTTではありません)。有効期限は、受け取るときに契約先の案内で確認します。
  • フレッツ光から光コラボへ移る場合は「事業者変更」ではなく「転用」になります。番号の発行元も変わります。

本記事の情報は2026年9月時点のものです。料金・キャンペーンは変更される場合があります。最新情報は各回線事業者の公式サイトでご確認ください。

いま使っている光回線から乗り換えたいのですが、自分が「転用」と「事業者変更」のどちらで申し込めばいいのか見分けがつきません。

相談員

相談員

見分ける決め手は「今どこと契約しているか」の一点です。フレッツ光をお使いなら転用、「○○光」とまとめて払っているなら事業者変更、とまず当たりをつけると整理しやすいですよ。

乗り換え先が、まだ決まっていない方へ

30秒の回線診断で候補を出せます。お住まいはどれですか。

戸建てマンション・アパートこれから引っ越す

乗り換え先を無料で相談する ▶

事業者変更のしくみ

事業者変更は、いま使っている「コラボ光」の設備をそのまま引き継いで、契約先の会社だけを入れ替える手続きです。中を通る光ファイバーはNTT東日本・西日本の回線網を共用しているため、原則として新しい工事は要りません(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。2019年に導入され、立ち会い工事をせずに別のコラボ光へ移れるようになりました(出典:NTT東日本「事業者変更手続きの導入について」)。

手続きが完了すると、いまの光コラボの契約は自動的に解約となり、契約先は申し込んだ事業者へ切り替わります。自分で解約の連絡を入れる必要はありません。逆に、先に解約してしまうと事業者変更が使えなくなり、新規の申し込みと工事が必要になることがあります(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。

フレッツ光からの乗り換えは「転用」になる

いま契約しているのがNTT東日本・西日本の「フレッツ光」の場合、手続きの名前は事業者変更ではなく「転用」で、受け取る番号も発行元も変わります。手順は 転用とは?フレッツ光から光コラボへの手順 にまとめています。また、auひかりやNURO光などの独自回線がからむ乗り換えは、回線網そのものが異なるため新規契約と解約の扱いになります。3つの違いを含めた全体像は 光回線の乗り換え手順を5ステップで解説 をご覧ください。

転用・事業者変更・光回線再利用の意味

NTT東日本・西日本が案内している手続きの名前は、「転用」「事業者変更」「光回線再利用」の3つです。どれも回線の設備を生かしたまま、契約先を変える手続きです。違いは、いまの契約がどこかにあります。

手続き いまの契約→移る先 ポイント
転用 フレッツ光→光コラボ 転用承諾番号はNTT東日本・西日本が発行
事業者変更 光コラボ→別の光コラボ、またはフレッツ光 事業者変更承諾番号は、いま契約している光コラボ事業者が発行
光回線再利用 NTTの光ファイバーを借りて提供される回線(シェアドアクセス回線)→光コラボ 撤去工事が要らず、切替工事が一度で済む

総務省は転用を「光回線設備はそのままで新たな工事を実施することなく、光コラボ事業者との契約になる手続き」と説明しています(出典:総務省「光コラボレーションモデルってなあに?」)。光回線再利用は、いまの設備を再利用して光コラボを新しく契約する手続きです(出典:NTT西日本「光回線再利用とは」)。

「再転用」や「流用」という言葉を見かけることもあります。ただ、NTT東日本・西日本の手続き案内には、どちらも手続きの名前としては出てきません(2026年9月時点)。光コラボからフレッツ光へ戻る場合は、NTT西日本の案内では「事業者変更」として扱われます。NTT東日本は、フレッツ光を契約し直す場合は「新規でのご契約となり、手数料等がかかります」と案内しています(出典:NTT東日本「転用のお申し込みにあたりご同意いただきたい事項」)。

相談員

相談員

事業者変更でいちばん多い行き違いが、「先に今の会社を解約してしまう」というものです。解約すると引き継ぐ契約がなくなるので、事業者変更ではなく新規扱いになってしまいます。番号を取るだけにして、解約は乗り換え先にまかせてください。

相談員

所要約30秒・相談無料

どれが自分に合う? 迷ったら相談してみましょう

建物やお使いのスマホをうかがって、合う回線をご提案します。先に30秒の診断で絞ってからでもOKです。

事業者変更の手続き3ステップ

NTT西日本は、事業者変更の手続きを3つのステップとして案内しています。いずれも契約者本人が行う必要があり、乗り換え先の事業者や販売代理店に代わりに取ってもらうことはできません(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。

STEP1
いまの事業者から事業者変更承諾番号を受け取る

発行するのはいま契約している光コラボ事業者で、NTTではありません。電話やマイページで受け付けています。有効期限は事業者によって案内が異なるため、受け取るときに必ず確認してください。NTT西日本も、受け取り方法と有効期限は「現在ご契約の光コラボレーション事業者さまへご確認ください」と案内しています(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。乗り換え先のドコモ光は、有効期間を「発効日を含めて15日間」としています(出典:NTTドコモ「他社光サービスからのきりかえ(事業者変更)」)。取り方は 承諾番号の取り方と有効期限 で解説しています。

STEP2
NTTと直接契約しているオプションがあれば手続きする

NTT東日本・西日本と直接契約しているオプションがある場合は、NTTへも連絡して情報開示の承諾手続きが必要です。NTT東日本では、ひかり電話・リモートサポートサービス・フレッツ・テレビ伝送サービス・出張修理オプションが対象と案内されています(出典:NTT東日本「事業者変更のお手続き」)。手続きには、お客さまID、契約者名、利用場所の住所、料金の支払い方法が必要です。対象のオプションを契約していなければ、このステップは不要です。

STEP3
乗り換え先に番号を伝えて申し込む

乗り換え先の事業者に事業者変更承諾番号を伝えて申し込みます。このとき、いまの「お客さまID」も必要になります。開通のご案内や請求書で確認できます。あとは新旧の事業者どうしで切り替えが進み、完了の連絡を待つ形になります。

切替日(工事日)にやること

事業者変更では、乗り換え先が決めた工事日(切替日)に契約が切り替わります。ドコモは、元の事業者との契約は「事業者変更の工事完了をもって解約」になると案内しています(出典:NTTドコモ「他社光サービスからのきりかえ(事業者変更)」)。当日と前後で確認しておきたいのは、次の点です。

  • 接続の設定:プロバイダが変わる場合は、乗り換え先から届く書類の接続IDとパスワードで、ルーターを設定し直すことがあります。ドコモは「きりかえ前と同じプロバイダをご利用の場合は接続・設定は不要です」と案内しています。対応ルーターなら自動で設定される事業者もあります(出典:BIGLOBE「他社コラボから乗り換えの場合、接続設定は必要ですか」)。
  • IPv6(IPoE)の廃止の連絡:元のプロバイダでIPv6の接続サービスを使っていた場合は、廃止の連絡が必要になることがあります。連絡する時期は案内によって異なるため、乗り換え先の案内に合わせます(出典:BIGLOBE「開通までの流れ(他社コラボ光から乗り換え)」)。
  • 元のプロバイダの解約:回線とは別にプロバイダを契約していた場合は、自分で解約します。時期によっては、月額が重なって発生することがあります。
  • ひかり電話:お客さまIDとひかり電話の番号は、原則そのまま使えます。同時に移転などをする場合は、番号が変わることがあります(出典:NTT東日本「事業者変更のお手続き」)。
  • メールアドレス:プロバイダが変わると、使えなくなることがあります。切替日の前に、登録先の変更を済ませておくと安心です。

回線の設備はそのまま使うため、通常はネットが止まる期間ができにくい手続きです。ただし、プロバイダの接続方式を同時に変える場合は、数時間から数日つながらない期間が出ることがあると案内している事業者もあります(出典:NTTドコモ・同上)。

事業者変更で引き継げるもの・引き継げないもの

「そのまま使える」と言っても、すべてが引き継がれるわけではありません。申し込む前に、手元で困るものがないかを確認しておくと安心です。

項目 扱い
光回線の設備・屋内配線 そのまま利用(原則工事なし)
お客さまID 変わらずに使える(NTT東日本の案内)
ひかり電話の電話番号 光コラボのひかり電話を使っている場合は継続して利用可能
プロバイダのメールアドレス 使えなくなることがある
月額料金・契約条件 変わる。新旧を比べて確認が必要
旧事業者のオプション・特典 引き継がれない。解約時の扱いは各社に確認

出典:NTT西日本「事業者変更とは」(主な留意事項・ここがポイント)

知っておきたいポイント

見落としやすいのがメールアドレスです。プロバイダが変わると、そのプロバイダで使っていたアドレスは使えなくなることがあります。会員登録や連絡先に使っている場合は、申し込む前に別のアドレスへ移しておくと、切り替え後に慌てずに済みます。

事業者変更のメリット

設備をそのまま引き継げる事業者変更には、新規に契約し直す場合にはない利点があります。

  • 工事の手間と時間が省ける:原則として立ち会い工事が不要なため、申し込みから切り替えまでがスムーズです。
  • ネットが止まる期間を作りにくい:回線を引き継ぐため、切り替え時に不通の期間ができにくいのが利点です。
  • セット割を見直せる:スマホのキャリアに合う光コラボへ移ることで、毎月のセット割を効かせやすくなります。
  • 初期費用を抑えやすい:新規の開通工事がない分、工事費などの初期費用がかかりにくくなります。

一方で、今の契約の解約に伴う違約金や工事費の残債は別に発生することがあります。乗り換えで本当に得になるかは、こうした費用も含めて見比べることが大切です。費用の考え方は 違約金と負担キャンペーン で詳しく解説しています。

自分が事業者変更にあたるか確かめる

事業者変更を使えるのは、いま光コラボを契約している人です。判断の決め手は、毎月どこに払っているかの一点です。

  • 「○○光」と一つの会社にまとめて払っている → 多くは光コラボ。乗り換えは事業者変更です。
  • 「フレッツ光」とプロバイダを別々に払っている → フレッツ光。乗り換えは転用になります。

請求書やマイページで契約名を確認すると確実です。スマホ料金にまとめられていて請求元が分かりにくい場合など、契約先の調べ方は いまの光回線の契約先を調べる方法 で手順を紹介しています。判断に迷うときは、契約内容を伝えていただければ窓口で一緒に確認できます。

手続き前に知っておきたい注意点

  • 承諾番号には有効期限がある:期限を過ぎると取り直しになります。期限は事業者によって案内が異なるため、受け取るときに確認します。
  • プロバイダのメールアドレス:乗り換えで使えなくなることがあります。必要なら移行や保存を検討します。
  • 違約金・工事費の残債:手続き自体は工事不要でも、今の契約の解約に伴う費用は別に発生することがあります。くわしくは 違約金と負担キャンペーン をご覧ください。
  • 手続きは契約者本人が行う:乗り換え先の事業者や販売代理店が代わりに承諾番号を取ることはできません。
  • 申し込んだあとに考え直したくなったら:契約書面を受け取った日を初日とする8日間は、初期契約解除制度により契約を解除できます(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。
  • 乗り換え全体の流れ:回線選びから開通までの進め方は 乗り換え手順を5ステップで解説 にまとめています。

よくある質問

いまの会社は自分で解約しなくていい?
はい。事業者変更が完了すると、いまの光コラボの契約は自動的に解約になります。先に自分で解約してしまうと引き継ぐ契約がなくなり、事業者変更ではなく新規の申し込みと工事が必要になることがあります。
承諾番号はNTTに連絡すればもらえる?
事業者変更承諾番号を発行するのは、いま契約している光コラボ事業者です。NTTでは発行できません。請求元の会社名を確認して、その事業者の窓口へ連絡してください。
電話番号は引き継げる?
いま光コラボの「ひかり電話」を使っている場合は、電話番号を継続して利用できます。ただし番号の成り立ちによって扱いが変わることがあり、乗り換え先でも条件が異なります。申し込み時に確認しましょう。
auひかりやNURO光へ移るときも事業者変更でいい?
いいえ。独自回線は回線網が異なるため事業者変更の対象外で、新規契約として工事が必要になることがあります。いまの回線の解約手続きもあわせて必要なため、時間に余裕をもって進めましょう。
承諾番号の有効期限は何日ですか?
事業者によって案内が異なるため、受け取るときに契約先で確認してください。乗り換え先のドコモ光は「発効日を含めて15日間」と案内しています。期限を過ぎると取り直しになるので、番号を受け取ったら早めに申し込みます。
「再転用」とは何ですか?
NTT東日本・西日本の手続き案内では、「再転用」は手続きの名前として使われていません。光コラボからフレッツ光へ戻る場合は、NTT西日本の案内では「事業者変更」として扱われます。NTT東日本は、フレッツ光を契約し直す場合は新規の契約となり、手数料などがかかると案内しています。
切替日には何をすればいいですか?
プロバイダが変わる場合は、届いた書類の接続IDでルーターを設定します。同じプロバイダを使い続ける場合は、設定が要らないと案内している事業者もあります。元のプロバイダを別に契約していた場合の解約と、IPv6サービスの廃止の連絡も忘れずに行います。

まとめ

事業者変更は、いまの光コラボの設備を引き継いだまま契約先だけを切り替える手続きです。原則として工事は要らず、いまの契約も切り替えと同時に終わるため、自分で解約の連絡を入れる必要はありません。必要なのは、いま契約している事業者から受け取る事業者変更承諾番号と、お客さまIDです。

気をつけたいのは、承諾番号の有効期限、プロバイダのメールアドレスが使えなくなること、そしていまの契約に残っている違約金や工事費の残債です。手続き自体は工事不要でも、乗り換え先のセット割や条件が自分に合うかまで見て選ぶと、あとで困りにくくなります。

いまの契約が光コラボかどうか分からないときや、乗り換え先の候補で迷ったときは、契約内容を伝えていただければ窓口で一緒に確認できます。比較に疲れてしまった場合も、まずは気軽にご相談ください。

▶ まずは30秒の回線診断ではじめる

▶ 今の回線速度をはかってみる

関連記事

監修者 小林 充

このページの監修者

小林 充(ネット回線アドバイザー)

株式会社ClassLab. 監修者について

出典・参考(公式情報)