事業者変更とは?光コラボから別の光コラボへ乗り換える手順

事業者変更は、ドコモ光やBIGLOBE光などの光コラボレーションから、別の光コラボへ乗り換える手続きです。回線設備をそのまま使うため原則として工事は要らず、今の契約を自分で解約する必要もありません。必要なのは、今契約している事業者から受け取る事業者変更承諾番号だけです。手続きの3ステップと、引き継げるもの・引き継げないものを整理します。
- 事業者変更は、光コラボから別の光コラボへ、回線設備を引き継いだまま契約先だけを変える手続きです。
- 原則として工事は不要で、立ち会いも要りません。ネットが止まる期間もできにくくなります。
- 今の契約を自分で解約する必要はありません。切り替えと同時に終了します。先に解約すると手続きが増えます。
- 必要なのは事業者変更承諾番号で、これは今契約している光コラボ事業者が発行します(NTTではありません)。有効期限は15日間です。
- フレッツ光から光コラボへ移る場合は「事業者変更」ではなく「転用」になります。番号の発行元も変わります。
いま使っている光回線から乗り換えたいのですが、自分が「転用」と「事業者変更」のどちらで申し込めばいいのか見分けがつきません。
相談員
見分ける決め手は「今どこと契約しているか」の一点です。フレッツ光をお使いなら転用、「○○光」とまとめて払っているなら事業者変更、とまず当たりをつけると整理しやすいですよ。
事業者変更のしくみ
事業者変更は、いま使っている「コラボ光」の設備をそのまま引き継いで、契約先の会社だけを入れ替える手続きです。中を通る光ファイバーはNTT東日本・西日本の回線網を共用しているため、原則として新しい工事は要りません(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。2019年に導入され、立ち会い工事をせずに別のコラボ光へ移れるようになりました(出典:NTT東日本「事業者変更手続きの導入について」)。
手続きが完了すると、いまの光コラボの契約は自動的に解約となり、契約先は申し込んだ事業者へ切り替わります。自分で解約の連絡を入れる必要はありません。逆に、先に解約してしまうと事業者変更が使えなくなり、新規の申し込みと工事が必要になることがあります(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。
フレッツ光からの乗り換えは「転用」になる
いま契約しているのがNTT東日本・西日本の「フレッツ光」の場合、手続きの名前は事業者変更ではなく「転用」で、受け取る番号も発行元も変わります。手順は 転用とは?フレッツ光から光コラボへの手順 にまとめています。また、auひかりやNURO光などの独自回線がからむ乗り換えは、回線網そのものが異なるため新規契約と解約の扱いになります。3つの違いを含めた全体像は 光回線の乗り換え手順を5ステップで解説 をご覧ください。
相談員
事業者変更でいちばん多い行き違いが、「先に今の会社を解約してしまう」というものです。解約すると引き継ぐ契約がなくなるので、事業者変更ではなく新規扱いになってしまいます。番号を取るだけにして、解約は乗り換え先にまかせてください。
事業者変更の手続き3ステップ
NTT西日本は、事業者変更の手続きを3つのステップとして案内しています。いずれも契約者本人が行う必要があり、乗り換え先の事業者や販売代理店に代わりに取ってもらうことはできません(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。
発行するのはいま契約している光コラボ事業者で、NTTではありません。電話やマイページで受け付けています。有効期限は事業者によって案内が異なるため、受け取るときに必ず確認してください(NTT西日本のシステム上の期限は、光コラボ事業者への発行日から15日間です)。取り方は 承諾番号の取り方と有効期限 で解説しています。
NTT東日本・西日本と直接契約しているオプションがある場合は、NTTへも連絡して情報開示の承諾手続きが必要です。NTT東日本では、ひかり電話・リモートサポートサービス・フレッツ・テレビ伝送サービス・出張修理オプションが対象と案内されています(出典:NTT東日本「事業者変更のお手続き」)。手続きには、お客さまID、契約者名、利用場所の住所、料金の支払い方法が必要です。対象のオプションを契約していなければ、このステップは不要です。
乗り換え先の事業者に事業者変更承諾番号を伝えて申し込みます。このとき、いまの「お客さまID」も必要になります。開通のご案内や請求書で確認できます。あとは新旧の事業者どうしで切り替えが進み、完了の連絡を待つ形になります。
事業者変更で引き継げるもの・引き継げないもの
「そのまま使える」と言っても、すべてが引き継がれるわけではありません。申し込む前に、手元で困るものがないかを確認しておくと安心です。
| 項目 | 扱い |
|---|---|
| 光回線の設備・屋内配線 | そのまま利用(原則工事なし) |
| ひかり電話の電話番号 | 光コラボのひかり電話を使っている場合は継続して利用可能 |
| プロバイダのメールアドレス | 使えなくなることがある |
| 月額料金・契約条件 | 変わる。新旧を比べて確認が必要 |
| 旧事業者のオプション・特典 | 引き継がれない。解約時の扱いは各社に確認 |
出典:NTT西日本「事業者変更とは」(主な留意事項・ここがポイント)
見落としやすいのがメールアドレスです。プロバイダが変わると、そのプロバイダで使っていたアドレスは使えなくなることがあります。会員登録や連絡先に使っている場合は、申し込む前に別のアドレスへ移しておくと、切り替え後に慌てずに済みます。
事業者変更のメリット
設備をそのまま引き継げる事業者変更には、新規に契約し直す場合にはない利点があります。
- 工事の手間と時間が省ける:原則として立ち会い工事が不要なため、申し込みから切り替えまでがスムーズです。
- ネットが止まる期間を作りにくい:回線を引き継ぐため、切り替え時に不通の期間ができにくいのが利点です。
- セット割を見直せる:スマホのキャリアに合う光コラボへ移ることで、毎月のセット割を効かせやすくなります。
- 初期費用を抑えやすい:新規の開通工事がない分、工事費などの初期費用がかかりにくくなります。
一方で、今の契約の解約に伴う違約金や工事費の残債は別に発生することがあります。乗り換えで本当に得になるかは、こうした費用も含めて見比べることが大切です。費用の考え方は 違約金と負担キャンペーン で詳しく解説しています。
自分が事業者変更にあたるか確かめる
事業者変更を使えるのは、いま光コラボを契約している人です。判断の決め手は、毎月どこに払っているかの一点です。
- 「○○光」と一つの会社にまとめて払っている → 多くは光コラボ。乗り換えは事業者変更です。
- 「フレッツ光」とプロバイダを別々に払っている → フレッツ光。乗り換えは転用になります。
請求書やマイページで契約名を確認すると確実です。スマホ料金にまとめられていて請求元が分かりにくい場合など、契約先の調べ方は いまの光回線の契約先を調べる方法 で手順を紹介しています。判断に迷うときは、契約内容を伝えていただければ窓口で一緒に確認できます。
手続き前に知っておきたい注意点
- 承諾番号には有効期限がある:期限を過ぎると取り直しになります。期限は事業者によって案内が異なるため、受け取るときに確認します。
- プロバイダのメールアドレス:乗り換えで使えなくなることがあります。必要なら移行や保存を検討します。
- 違約金・工事費の残債:手続き自体は工事不要でも、今の契約の解約に伴う費用は別に発生することがあります。くわしくは 違約金と負担キャンペーン をご覧ください。
- 手続きは契約者本人が行う:乗り換え先の事業者や販売代理店が代わりに承諾番号を取ることはできません。
- 申し込んだあとに考え直したくなったら:契約書面を受け取った日を初日とする8日間は、初期契約解除制度により契約を解除できます(出典:NTT西日本「事業者変更とは」)。
- 乗り換え全体の流れ:回線選びから開通までの進め方は 乗り換え手順を5ステップで解説 にまとめています。
よくある質問
まとめ
事業者変更は、いまの光コラボの設備を引き継いだまま契約先だけを切り替える手続きです。原則として工事は要らず、いまの契約も切り替えと同時に終わるため、自分で解約の連絡を入れる必要はありません。必要なのは、いま契約している事業者から受け取る事業者変更承諾番号と、お客さまIDです。
気をつけたいのは、承諾番号の有効期限、プロバイダのメールアドレスが使えなくなること、そしていまの契約に残っている違約金や工事費の残債です。手続き自体は工事不要でも、乗り換え先のセット割や条件が自分に合うかまで見て選ぶと、あとで困りにくくなります。
いまの契約が光コラボかどうか分からないときや、乗り換え先の候補で迷ったときは、契約内容を伝えていただければ窓口で一緒に確認できます。比較に疲れてしまった場合も、まずは気軽にご相談ください。
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出典・参考(公式情報)
- NTT西日本「事業者変更とは」(しくみ・主な留意事項・手続きの3ステップ・初期契約解除制度)
- NTT東日本「事業者変更のお手続き」(情報開示承諾の対象オプション・必要なもの)
- NTT東日本「事業者変更手続きの導入について」(2019年の制度導入)
