東京電力|従量電灯プランの引越しに伴う電気の使用開始
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引越しの準備は、荷造りや役所での手続きなど、やらなければならないことが山積みで本当に大変ですよね。そんな忙しい毎日のなかで、ついつい後回しにしてしまいがちなのが「電気の手続き」です。
新居での生活をスムーズにスタートさせるためには、自分に合った電気料金プランを選び、適切なタイミングで開始手続きを済ませておくことがとても大切です。
「今まで電気の契約は親や家族に任せきりだった」「新しいプランは難しくてどれを選べばよいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。とくに電気の料金プランは専門用語が多く、詳しくない人にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。
この記事では、引越しを機に東京電力と契約しようと考えている人に向けて、昔からある定番の「従量電灯プラン」の特徴や、具体的な手続きの流れ、申し込みに必要な情報などをわかりやすく解説します。
従量電灯プランの一覧
東京電力が提供している料金プランには、電力自由化以降に登場した新しい自由料金プラン(スタンダードプランやプレミアムプランなど)と、電力自由化前から提供されている「特定小売供給約款」に基づく規制料金プランがあります。
今回紹介する「従量電灯プラン」は、規制料金プランです。これは、従来からある家庭向けの料金プランとして、多くの人に利用されてきた定番のプランとなります。ここでは、従量電灯プランの特徴と、どんな人におすすめなのかを詳しく解説します。
従量電灯B
従量電灯Bは、一般の家庭で最もよく利用されてきた標準的なプランです。最大の特徴は、時間帯にかかわらず料金単価が同一であるという点です。日中であっても夜間であっても同じ単価で電気が使えるため、時間を気にすることなく、自分の生活リズムに合わせて電気を使いたい人におすすめです。
従量電灯Bは原則として、10〜60Aの範囲で利用できるプランです。
従量電灯C
従量電灯Cも、従量電灯Bと同様に従来からある家庭向けの規制料金プランです。こちらも時間帯にかかわらず料金単価が同一であるため、時間を気にせず電気を使うことができます。
従量電灯Cは、60Aを上回る契約をする場合におすすめのプランです。たとえば、電気製品の多い家庭や、業務用の大型冷蔵庫をなどを使用している場合は従量電灯Cを利用しましょう。
各プランの供給エリアについて
電気のプランを選ぶ際、自分の引越し先の住所がそのプランの「供給エリア」に入っているかどうかを確認することは必須です。東京電力の新しいプラン(スタンダードプランなど)は、関東・北海道・東北・中部・北陸・関西・中国・四国・九州など広いエリアで展開されていることがわかっています。
しかし、今回紹介している従量電灯B・従量電灯Cといった規制料金プランについて、具体的にどの都道府県やエリアで契約が可能なのかという供給エリアの細かい指定については、公式サイトに記載がありません。引越し先で従量電灯プランが契約できるかどうかは、直接東京電力に確認するようにしてください。
開始手続きについて
開始手続きの流れ
現在他の電力会社を契約していて切り替える場合や、手続きを進める際の具体的な流れをSTEPごとに詳しく解説します。
まず最初のステップは、手続きに必要な情報を集めることです。現在契約している電力会社から毎月届く「検針票」を手元に準備してください。現在契約中の電力会社の請求書やWeb通知などで、以下の情報を確認してください。
- 供給地点特定番号
- 加入プラン
- お客さま番号(13桁の番号、または現在契約している電力会社における契約番号)
- 契約名義など
- Web検針票を利用している場合は、「くらしTEPCO web」などのマイページにログインし、「各種お知らせ情報」を開き、「ご契約情報」の「∧」をクリックすると、13桁のお客さま番号や供給地点特定番号が表示されます。
必要な情報が手元にそろったら、インターネットの「Web申し込みフォーム」から手続きを開始します。スマートフォンやパソコンから、画面の指示に従って情報を入力していくだけなので、Webから簡単に申し込みを完了させることができます。なお、電話でも申し込みは可能です。
申し込みが無事に終わったら、次は契約内容の確認です。東京電力のWeb会員サービスである「くらしTEPCO web」にログインすることで、マイページ上で自分が契約したプランの名前や、毎月実際に使った電気の利用料金などをいつでも確認できるようになります。
「くらしTEPCO web」のログイン設定画面へは、以下の4つのいずれかの方法でアクセスすることができます。
- Webでの申し込み受付完了画面から直接アクセスする
- 申し込み後にお知らせとして届く受付完了メールからアクセスする
- 携帯電話に届くショートメッセージ(SMS)からアクセスする
- 後日届く郵送ハガキからアクセスする
新居の電気メーターが従来のアナログ式のもので、「スマートメーター」という新しいデジタルの通信機能付きメーターがまだ設置されていない場合は、取り付けの作業がおこなわれます。 この取り付け作業は、東京電力ではなく、居住地域を管轄する「一般送配電事業者」が実施します。メーターの取り替えにかかる費用は無料です。
また、作業がおこなわれる日時は事前に事業者から連絡が来ます。 なお、すでに引越し先にスマートメーターが設置されている場合は、この取り付け作業自体がおこなわれません。
新しく取り付ける場合でも、原則として立ち会いは不要で、作業中に家の中が停電することもありません。ただし、メーターが設置されている場所が施錠された敷地内であったり、特殊な位置にあったりする場合は、施設内への立ち入りが必要となり、立ち会いを求められるケースがあります。
また、無停電工具が使用できないような特殊な配線環境のケースでは、安全のために一時的に停電させての工事となる場合もあります。
すべての準備が整うと、あらかじめ決められた検針日から新しいプランへの切り替えが実行され、利用開始となります。電気の契約内容の詳細や、毎月の請求金額のお知らせは、登録したメールアドレスなどに定期的に届くようになります。
開始手続きのタイミング
引越し日が迫ってくると、役所の手続きや荷造りに追われて、電気の手続きをいつまでにやればいいのか不安になる人もいるでしょう。インターネットからの申し込みの場合は、引越し当日に申し込みをすることもシステム上は可能です。
ただし、電気の手続きは生活に直結する重要なものなので、引越し当日に新居で「電気がつかなくて真っ暗」というトラブルを防ぐためにも、新居の住所や引越しの日程が確定した段階で、できるだけ早めに申し込みを済ませておくのが一番安心な方法です。
開始手続き方法について
①インターネット
インターネットを利用するのが一番スムーズです。専用の引越し手続きページから、Webの申し込みフォームを使って簡単におこなうことができます。
公式サイト:https://www.tepco.co.jp/ep/private/moving/index-j.html
②電話
電話での手続きも可能です。契約内容がわかるものを手元において手続きをおこなってください。
- 電話番号:0120-995-001
- 受付時間:月〜土9時〜17時(日・祝・年末年始を除く)
開始手続きに必要な情報
開始手続きを途中でストップさせることなくスムーズに進めるためには、事前の情報準備が欠かせません。手元に紙の検針票、またはスマートフォンでWeb検針票の画面を開いた状態にして、以下の4つの情報がすぐに入力できるように準備しておきましょう。
- 供給地点特定番号
- 電気を使用する場所(新居や旧居)を全国共通で特定するための大切な番号です。
- 加入プラン
- 現在契約している料金プランの名前です。
- お客さま番号
- 東京電力と契約している場合は13桁の番号です。現在他社の電気を契約していて、引越しを機に東京電力に切り替える場合は、現在契約している電力会社で割り振られている契約番号を確認してください。
- 契約名義など
- 電気を契約している人の氏名や住所などの情報です。
これらの情報が1つでも欠けていると、現在の契約状況を正しく特定できず、手続きが進まない原因となるため注意しましょう。
なお、申し込みの手続きを進めるにあたって、契約者本人以外の家族や代理人が手続きをおこなう場合は、必ず契約者本人の同意を得たうえで申し込む必要があります。
また、申し込み完了のメールは「Info-move@tepco.co.jp」というメールアドレスから送信されます。このメールを見逃さないように、お使いのパソコンやスマートフォンの迷惑メール設定を確認し、あらかじめこのアドレスからのメールを受信できるように設定しておきましょう。
解約手続きについて
引越しの際は、新居で電気を使うための「開始手続き」だけでなく、今まで住んでいた旧居の電気を止める「解約手続き(停止手続き)」も忘れてはいけません。解約手続きを忘れると、引越し後も誰も住んでいない部屋の電気代を請求され続けてしまうことになります。
また、旧居から荷物をすべて運び出し、最後に部屋を退去する際には、安全のために必ず部屋の分電盤にあるブレーカーを「切」の状態にしてから退出するようにしてください。 最後に旧居で使った最終利用分の電気料金やガス料金の精算については、現在登録している支払い方法(口座振替やクレジットカードなど)でそのまま引き落とし、または請求がおこなわれます。
解約手続きはいつまでにするべきか
解約手続きは、1週間前までにおこなうのが理想です。引越し直前は荷造りや掃除で忙しくなるため、引越し日が確定したら、開始手続きとセットで早めに手続きを済ませてしまうことをおすすめします。
解約手続き方法について
解約手続きの方法は、インターネットの引越し手続きページからおこなうことができます。公式サイト上で、開始の手続きと一緒に利用停止の手続きも進められるようになっています。
公式サイト:https://www.tepco.co.jp/ep/private/moving/index-j.html
ここで1つ注意しなければならないのは、現在、東京電力以外の「他社の電気やガス」を利用している場合です。他社と契約している人が引越しで解約をする場合、東京電力の公式サイトから他社の解約手続きを代行しておこなうことはできません。
必ず自分自身で、現在契約している電力会社やガス会社の窓口へ直接、利用停止の連絡をする必要があります。自分が現在どこの会社と契約しているのか、検針票などをよく確認してから手続きをおこなってください。
解約手続きに必要な情報
解約手続きをおこなう際は、現在の契約を正しく特定して停止の処理をおこなうためにも、開始手続きの際に必要だった「供給地点特定番号」や「13桁の番号(お客さま番号)」「契約名義」などが記載された検針票は、解約手続きの際にも必ず手元に準備しておきましょう。
電気料金について
東京電力の従量電灯プランを契約するにあたって、一番知りたいのは「毎月の基本料金はいくらなのか」「電気を1kWh使ったときの電力量料金はいくらなのか」という具体的な金額ですよね。
以下は東京電力の従量電灯プランにおける料金表です。
| プラン名 | 基本料金 | 電力量料金(1kWhあたり) |
|---|---|---|
| 従量電灯B | ・10A:311.75円 ・15A:467.63円 ・20A:623.50円 ・30A:935.25円 ・40A:1,247.00円 ・50A:1,558.75円 ・60A:1,870.50円 | ・〜120kWh:29.80円 ・121〜300kwh:36.40円 ・301kWh〜:40.49円 |
| 従量電灯C | 10A:311.75円 | ・〜120kWh:29.80円 ・121〜300kwh:36.40円 ・301kWh〜:40.49円 |
この従量電灯プランを選ぶうえで非常に重要なポイントとなるのが、「燃料費調整額」に関する仕組みです。 毎月の電気料金には「燃料費調整額」という項目が含まれています。これは、貿易統計における原油価格や液化天然ガス価格などから算出される、その時々の平均燃料価格によって毎月変動する調整額のことです。燃料価格の変動に応じて、この燃料費調整額が電気料金に加算されたり、逆に差し引かれたりして計算されます。
新しい自由料金プラン(スタンダードプランやスマートライフプランなど)には、この燃料費調整額の変動単価に「上限」が設定されていません。しかし、従量電灯Bなどの規制料金プランには、加算される燃料費調整額の変動単価に「上限」が設けられています。
電気を使う時間帯を気にせず使いたいというだけでなく、万が一の燃料価格高騰時のリスクを抑えたいと考えている人にとって、上限が設定されている従量電灯プランは安心感のある選択肢といえるでしょう。
支払い方法
毎月の電気料金の支払い方法としては、以下の4つの方法が用意されています。自分の家計管理に合った、一番便利だと思う方法を選んでください。
- クレジットカード支払い
- インターネット・郵送での登録で、クレジットカードでの支払いが可能です。インターネットなら24時間いつでも約5分で手続きできますよ。
- 口座振替
- 毎月自動的に口座から電気料金を支払う方法。一度設定すれば忘れずに支払いが可能なのでおすすめです。
- 振り込み
- 銀行や郵便局で支払う方法。毎月の検診日から1週間後に郵送で振り込み用紙が届くので、忘れずに振り込みましょう。なお、コンビニエンスストアでの支払いはできないので注意しましょう。
- スマートフォン決済
- スマートフォン決済で支払うことも可能です。支払い可能なアプリはPayPay・auPay・d払い・メルペイ・PAYSLEです。
よくある質問(Q&A)
引越しに伴う電気の手続きや、毎日の生活でよくある疑問について、Q&A形式でわかりやすくまとめました。
- 送電を再開したいのですが、どうすればよいですか?
-
電気料金を支払い忘れてしまい、送電が停止してしまった場合は、まず電気料金の支払いをおこなってください。
その後、チャットで「期限を過ぎたお支払いに関するお手続き」を選択して申し込むか、音声ガイダンス(03-6375-9797)にて申し込んでください。
- 即日開通はできますか?
-
インターネットからの申し込みは当日から受け付けているものの、当日の申し込みですぐに電気が使える状態になる保証はありません。
引越し当日に電気が使えないと生活に大きな支障が出るため、引越し日が決まったら数日前には余裕を持って申し込みを済ませておきましょう。
- 停電した場合はどうすればよいですか?
-
突然家の中の電気が消えて停電してしまった場合は、慌てずにまずはスマートフォンなどで東京電力の公式サイトにある「停電情報」のページを確認してください。このページでは、関東・北海道・東北・中部・北陸・関西・中国・四国・九州といった各エリアで発生している停電の状況や、復旧の見込み時間が掲載されています。
停電が発生した直後は、まだシステムに情報が掲載されていない場合があります。その場合は、10分程度の間隔をあけてページを更新しながら確認しましょう。 ただし、外の電柱からのトラブルではなく、建物へ引き込んでいる線の断線や、建物の中の設備(ブレーカーなど)の不具合によって停電している場合は、システムで自動検出できないため停電情報には掲載されません。
「停電情報に自分の地域が載っていないのに、自分の家だけ停電している」という場合は、東京電力パワーグリッドへ直接問い合わせてください。
- 名義変更をしたい場合はどうすればよいですか?
-
結婚して苗字が変わった場合や、同居している家族の中で契約者の名前を変更したい場合は、東京電力の公式サイトにある「ご契約内容変更手続き」のページから手続きをおこなうことが可能です。
- 支払い方法を変更したい場合はどうすればよいですか?
-
毎月自動で支払えるクレジットカード払いや口座振替に変更して手間を省きたいという場合も、名義変更と同じように「ご契約内容変更手続き」のページから支払い方法の変更手続きが可能です。
まとめ
引越しという慌ただしい時期だからこそ、電気の手続きはスムーズに終わらせてしまいましょう。
今回紹介した「従量電灯B」や「従量電灯C」といった規制料金プランは、昔からある標準的なプランです。時間帯を気にせず電気を使えることに加え、昨今の世界的な燃料価格高騰のリスクを考慮すると、新しい自由料金プランと違って燃料費調整額に「上限」が設定されている点は、毎月の電気代の急激な値上がりを防ぐ一つの安心材料といえます。
手続きを始める前には、現在の契約を証明するための「検針票(13桁のお客さま番号や供給地点特定番号が記載されたもの)」を必ず手元に準備してください。Web検針票の場合は、事前にくらしTEPCO webにログインして画面を開いておくとスムーズです。
全体の流れさえ掴んでおけば手続き自体は決して難しくありません。引越しの日程が決まったら、この記事を参考にして安心・快適な新生活のスタートを切ってくださいね。