電子レンジの下ゆではガスより安く済むことがある|1回あたりの目安

本記事の情報は2026年8月時点のものです。電気代は消費電力・使用時間・契約している料金プランの単価によって変わります。最新・正確な料金は各電力会社の公式サイトでご確認ください。

毎日のように使う電子レンジ。
「消費電力が大きそうだけど、電気代はかかっているのかな」と気になりませんか。
結論から言うと、電子レンジの電気代は1回あたり数円以下と小さく、使い方しだいでは節約の味方にもなります。

この記事では、電子レンジのあたため1回あたりの電気代と、下ゆでや解凍を活用した節約のコツを、公式情報の数値にもとづいて解説します。

📋 この記事でわかること
  • 電子レンジの電気代の計算方法
  • あたため1回あたりの電気代の目安
  • 電子レンジがガスより安い場面
  • 下ゆで活用での年間節約額
  • 解凍・温めの節電のコツ

電子レンジの電気代の計算方法

電気代は、消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金の目安単価(円/kWh)で計算できます(出典:中部電力ミライズ「カテエネ」)。
この記事の試算に使う目安単価は31円/kWh(税込)で、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価が源泉です(出典:中部電力ミライズ「カテエネ」)。
実際の単価は契約している料金プランや燃料費調整額によって変わるため、あくまで目安として見てください。

電子レンジは消費電力こそ大きいものの、1回の使用時間が数分と短く、連続して長時間使う家電ではないのが特徴です。
そのため、消費電力の数字の大きさに反して、1回あたりの電気代は小さく収まります。

あたため1回あたりの電気代の目安

電子レンジは消費電力が大きくても、使う時間が短いため電気代は小さく済みます。
中部電力ミライズ(カテエネ)の試算では、冷凍牛丼の温めは電子レンジで約1.4円(3分)で、湯煎の約4.5円(14分)より安く済みます(出典:中部電力ミライズ(カテエネ))。
このように、あたため1回あたりの電気代は数円以下が目安です。

毎日何度か使っても、電子レンジ単体の電気代はそれほど大きくなりません。
金額は温めるものや時間、機種によって変わりますが、短時間で済む電子レンジは電気代の面で効率のよい家電といえます。
「レンジは電気を食う」というイメージほどには、負担は大きくないのです。

むしろ、鍋でお湯を沸かして温めるより、電子レンジのほうが短時間で済むぶん電気やガスの節約になることもあります。
少量の温めや下ごしらえなら、電子レンジを選ぶと手早く経済的です。

電子レンジはガスより安いことも

電子レンジは、使い方によってはガスコンロより安く調理できます。
中部電力ミライズ(カテエネ)の実測比較では、野菜の下ゆでを電子レンジで行うとガスコンロより安くなります(出典:中部電力ミライズ(カテエネ))。

下ゆで(果菜類) 年間の目安
ガスコンロ 約1,260円/年
電子レンジ 約330円/年
中部電力ミライズ(カテエネ)の試算。ブロッコリー・かぼちゃ等の果菜類の下ゆで比較。

この場合、年間で約930円の節約になります(出典:中部電力ミライズ(カテエネ))。
ほうれん草などの葉菜類でも、電子レンジなら約290円/年で、年間約860円の節約になります。
下ゆでや温め直しは、鍋でお湯を沸かすより電子レンジのほうが手早く、電気代も抑えられることが多いのです。

鍋でゆでる場合は、お湯を沸かすためにより多くのエネルギーが必要になります。
その点、電子レンジは食材に直接はたらきかけて短時間で加熱できるため、少量の調理では効率的です。
ちょっとした下ごしらえや温め直しは、電子レンジを上手に使うと節約につながります。

「家じゅうの電気代を見直したい」「今の料金プランが合っているか確認したい」という方は、電気手続き受付センターにご相談ください。
電気の契約・切り替えの手続きを、まとめてサポートします。

レンジが得にならない場面

ここまでは電子レンジが得になる場面の話でしたが、いつでも有利とは限りません。
下ゆでで差がついたのは、鍋だとお湯を沸かすぶんの余分なエネルギーが必要になるからでした。

つまり少量を短時間で加熱するときに、電子レンジの強みが出るということです。

裏を返せば、量が多くなるほどこの前提は崩れていきます。
何度も小分けにして温め直せば、そのたびに加熱時間が積み上がるためです。
まとめて処理できる量なら、鍋のほうが手間も時間も収まることがあります。

また、あたため以外にオーブンやグリルの機能を使う場合は、数分で終わるあたためとは前提が変わります。
加熱ムラが出て追加で温め直すのも、結果的に時間を延ばす原因です。
次に紹介する工夫は、いずれもこの「余計な加熱時間」を減らすためのものだと考えると分かりやすいでしょう。

解凍・温めの節電のコツ

電子レンジをさらに効率よく使うコツもあります。
中部電力ミライズや東京電力エナジーパートナーによると、冷凍した食材はあらかじめ自然解凍しておくと加熱時間を短縮でき、ラップや耐熱容器のフタを使うと効率的に温められます(出典:中部電力ミライズ(カテエネ)、東京電力エナジーパートナー)。
加熱時間が短くなれば、そのぶん消費する電力も減り、電気代も抑えられます。

冷凍庫から出してすぐ加熱するより、冷蔵庫や常温で少し置いて解凍してから温めると、加熱時間が短くなり効率的です。
また、ラップやフタで蒸気を閉じ込めると、熱が全体に伝わりやすくなります。

一度にたくさん温めるより、食べる分だけ小分けにして温めるほうが、加熱時間のムダを減らせます。
冷凍ごはんやおかずをまとめて作っておき、食べるときに必要な分だけ温めれば、炊飯器の保温や再加熱よりも効率的です。
小さな工夫の積み重ねで、電子レンジの節電効果はさらに高まります。

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よくある質問

電子レンジのあたため1回の電気代はいくらですか?

数円以下が目安です。中部電力ミライズ(カテエネ)の試算では、冷凍牛丼の温めは電子レンジで約1.4円(3分)です。消費電力は大きくても使用時間が短いため、1回あたりの電気代は小さく収まります。金額は温めるものや時間、機種で変わります。

電子レンジとガスコンロはどちらが安いですか?

下ゆでなどでは電子レンジのほうが安いことがあります。カテエネの試算では、果菜類の下ゆではガスコンロ約1,260円/年に対し電子レンジ約330円/年で、年間約930円の節約になります。葉菜類でも年間約860円の節約です。

電子レンジを効率よく使うコツは?

冷凍した食材はあらかじめ自然解凍しておくと加熱時間を短縮でき、ラップや耐熱容器のフタを使うと効率的に温められます。加熱時間が短くなれば、そのぶん電気代も抑えられます。

電子レンジは電気代が高い家電ですか?

いいえ。消費電力は大きくても1回の使用時間が短いため、あたため1回あたりの電気代は数円以下と小さめです。下ゆでや温め直しに活用すれば、むしろ節約につながる場面もあります。

まとめ

電子レンジの電気代は、消費電力は大きくても使用時間が短いため、あたため1回あたり数円以下と小さめです。
さらに、野菜の下ゆでを電子レンジで行うとガスコンロより安く、果菜類なら年間約930円の節約になるという試算もあります。
冷凍食材は自然解凍してから加熱する、ラップやフタで蒸気を閉じ込める、といった工夫でさらに効率よく使えます。

電子レンジは「電気を食う家電」というより、上手に使えば節約の味方になる家電です。
短時間で済む調理は、鍋やガスより電子レンジを選ぶと電気代を抑えられることも多いです。

下ごしらえや温め直しに電子レンジを取り入れるだけで、毎日の光熱費を少しずつ減らせます。
家電ごとの節約に加えて、家全体の電気代が気になるときは、料金プランそのものの見直しもあわせて検討してみてください。

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