東京電力|法人向けプランの引越しに伴う電気の使用開始
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会社の引越しを控え、新しいオフィスや店舗での電気の契約手続きまで調べなければならなくて大変ですよね。
この記事では、東京電力の法人向けプランの種類や、引越しに伴う電気の使用開始手続きの流れ、必要な情報などをわかりやすく解説します。この記事を読めば、スムーズに東京電力との契約手続きを進めることができます。
法人向けプランの一覧
東京電力の法人向けプランは、電気の使用規模によって大きく「特別高圧・高圧」と「低圧」の2つに分類されます。それぞれのプランの特徴と、どんな企業におすすめなのかを詳しく解説します。
特別高圧・高圧
特別高圧や高圧の電気を使用する大規模な工場やビルなどの法人向けには、新標準メニューとして以下の3つのプランが用意されています。
- ベーシックプラン
- このプランは、燃料費調整および市場価格調整をおこなう料金プランです。一般的な事業活動をおこなっており、ある程度の市場価格の変動リスクを許容できる企業におすすめです。
- このプランは、燃料費調整および市場価格調整をおこなう料金プランです。一般的な事業活動をおこなっており、ある程度の市場価格の変動リスクを許容できる企業におすすめです。
- 市場調整ゼロプラン
- スポット市場価格の変動の影響を受けず、市場価格調整をおこなわないプランです。そのため、料金の変動幅を抑えたいと考える企業に適しています。このプランでは、燃料費調整のみが適用されます。毎月の電気代の見通しを立てやすくし、安定したコスト管理をおこないたい企業にぴったりです。
- スポット市場価格の変動の影響を受けず、市場価格調整をおこなわないプランです。そのため、料金の変動幅を抑えたいと考える企業に適しています。このプランでは、燃料費調整のみが適用されます。毎月の電気代の見通しを立てやすくし、安定したコスト管理をおこないたい企業にぴったりです。
- 市場価格連動プラン
- スポット市場価格の変動に連動する料金プランです。市場価格調整のみが適用されます。
- 一般社団法人日本卸電力取引所のスポット市場価格の乱高下の影響を大きく受けるため、スポット市場価格が高騰した場合には、電気料金が高額になるおそれがある点には注意が必要です。市場価格の動向をこまめにチェックし、価格が安い時間帯に電気を使うなどの工夫ができる企業におすすめです。
低圧
商店や小規模な事務所など、低圧(100Vまたは200V)の電気を使用する法人向けには、以下のプランがあります。
- スタンダードプラン
- 新しい料金プランで、時間帯を気にせず利用できるベーシックな電灯料金プランです。電気の使用状況に合わせて、S・Lの2種類から選べます。なお、現在はスタンダートプランXは新規受付を停止しているため注意してください。
- プレミアムプラン
- 新しい料金プランで、電気の使用量が多い人におすすめのプランです。一定使用量まで定額で、それ以上はお得に利用できます。こちらもS・Lの2種類から選べます。
- 動力プラン
- 新しい料金プランで、大型エアコンや業務用冷蔵庫、モーターなどの動力の電気を使用する企業におすすめの料金プランです。標準電圧200Vで電気が提供されます。
- 従量電灯B・C
- 従来からある一般的な料金プランです。時間帯にかかわらず電気の料金単価は同一なので、少人数で時間帯を気にせず電気を使いたい事務所や店舗などにおすすめです。
- 従来からある一般的な料金プランです。時間帯にかかわらず電気の料金単価は同一なので、少人数で時間帯を気にせず電気を使いたい事務所や店舗などにおすすめです。
- 低圧電力
- 大型エアコンや業務用冷蔵庫、モーターなど、動力の電気を使用する企業向けのプランです。原則として契約電力が50kW未満の企業向けのプランです。従来から動力を使用している事務所・商店・飲食店・工場などに適しています。標準電圧200V(三相3線式)で電気が提供されます。
- 大型エアコンや業務用冷蔵庫、モーターなど、動力の電気を使用する企業向けのプランです。原則として契約電力が50kW未満の企業向けのプランです。従来から動力を使用している事務所・商店・飲食店・工場などに適しています。標準電圧200V(三相3線式)で電気が提供されます。
なお、電化上手、おトクなナイト8・10、深夜電力、ピークシフトプラン、おまとめプラン(低圧高負荷契約)などのプランは、2016年3月31日をもって新規加入の受付を終了しています。
各プランの供給エリアについて
東京電力の法人向けプランは、供給エリアによって窓口や一部条件が異なる場合があります。
特別高圧・高圧の供給エリアは、以下の2つに分かれています。
- 関東エリア内
- 栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・静岡県(富士川以東)が対象です。
- 関東エリア外
- 上記の関東エリア内以外のすべてのエリアが対象となります。
低圧プランは以下の供給エリアです。
- 関東エリア
- 栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・千葉県・東京都(島嶼地域を除く)・神奈川県・山梨県および静岡県(富士川以東)
- 中部エリア
- 愛知県・岐阜県(一部を除く)・三重県(一部を除く)・静岡県(富士川以西)・長野県
- 関西エリア
- 滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・和歌山県・兵庫県(一部を除く)・福井県の一部・岐阜県の一部・三重県の一部
開始手続きについて
開始手続きの流れ
電気の使用開始手続きの流れは、特別高圧・高圧プランの場合、以下のステップで進みます。
手元に現在のご契約情報が記載された帳票を準備し、申し込みフォームから希望する申し込み内容や件数を選択します。複数の契約(使用場所)がある場合は、連記式データ作成ツールを用いて一括での申し込みが可能です。
電気事業法に基づく供給条件の説明や、契約締結前後の書面交付をホームページや電子メールでおこなうことへの同意をします。
電気需給契約における重要事項等を確認します。
案内に沿って顧客情報を入力し、現在の契約情報が確認できる検針票などの写しを添付します。
申し込みをした当日中に、入力したメールアドレス宛に東京電力から「申し込み受付メール」が届きます。この時点ではまだ契約は成立していません。
申し込みから1週間程度で、内容確認後に「申し込み受付完了メール」と必要書類が届きます。
新たに契約する場合、東京電力エナジーパートナーから一般送配電事業者へ接続供給契約の申し込みがおこなわれます。
約1か月後に「電気需給契約のご案内」がメール等で届き、これをもって契約が成立します。
契約開始後、電気の使用実績や請求金額などは、法人向けWebサービス「ビジネスTEPCO」にてお知らせされます。
開始手続きのタイミング
契約の切り替えにかかる期間として、申し込みから契約の成立までに1か月程度の手続き期間がかかります。そのため、引越しや使用開始を希望する日の1か月前には手続きを開始しましょう。
開始手続き方法について
プランによって申し込み方法が異なります。
特別高圧・高圧プランの場合
インターネットの「申し込みフォーム」から手続きをおこないます。 受付時間は、月~金曜日(祝日・年末年始を除く)の9時~17時です。
低圧プラン(事務所・店舗等)の場合
電話や申し込み書での受け付けとなります。
- 電話番号:0120-995-113
- 受付時間:月曜~土曜9:00~17:00(日・祝日・年末年始を除く)
開始手続きに必要な情報
手続きには、現在契約している小売電気事業者等の検針票や請求書等の写し(PDF・JPG・PNG形式)が必要です。具体的に確認される情報は以下のとおりです。
- 契約名義
- 電気使用場所の住所
- 計量日
- 契約電力
- 供給地点特定番号
- 現在契約されている小売電気事業者等との契約番号
解約手続きについて
解約手続きの方法
高圧の場合、解約手続きは書面でおこなう必要があります。公式サイトから書類をダウンロードして、東京電力に郵送してください。
低圧の場合は、カスタマーセンターに連絡して停止手続きをおこないましょう。
- 電話番号:0120-995-113(スタンダードなどの自由料金の場合)
- 電話番号:0120-995-001(従量電灯などの規制料金の場合)
- 受付時間:月曜~土曜9:00~17:00(日・祝日・年末年始を除く)
解約手続きに必要な情報
一般的に以下の情報が必要です。
- 使用住所
- お客さま番号
- 事業所名
- 廃止日
- 担当者
- 最終料金の支払い方法
電気料金について
関東エリアにおける高圧の各プランの料金は以下のとおりです。
| プラン名 | 基本料金(1kWにつき) | 電力量料金(1kWhあたり |
|---|---|---|
| ベーシックプラン | 2,980円 | 15.22円 |
| 市場調整ゼロプラン | 3,160円 | 15.27円 |
| 市場価格連動プラン | 1,300円 | ・朝時間:15.03円 ・昼時間:15.03円 ・晩時間:15.03円 ・夜時間:14.98円 |
関東エリアにおける低圧の各プランの料金は以下のとおりです。
| プラン名 | 基本料金 | 電力量料金(1kWhあたり) |
|---|---|---|
| スタンダードS | 10A:311.75円 | ・〜120kWh:29.80円 ・121〜300kwh:36.40円 ・301kWh〜:40.49円 |
| プレミアムS | 10A:311.75円 | ・定額料金(〜400kWh):13,847.63円 ・従量料金:39.50円/1kWh |
| 動力プラン | 1,098.05円(1kWにつき) | ・夏季:27.14円 ・その他季:25.57円 |
| 従量電灯B | 10A:311.75円 | ・〜120kWh:29.80円 ・121〜300kwh:36.40円 ・301kWh〜:40.49円 |
| 低圧電力 | 1,098.05円(1kWにつき) | ・夏季:27.14円 ・その他季:25.57円 |
電気料金の仕組みとして、料金には「燃料費調整額」が含まれています。これは、原油や液化天然ガスなどの平均燃料価格の変動に応じて毎月加算・差し引きされるものです。
従量電灯などの規制料金プランには燃料費調整額の変動単価に上限がありますが、スタンダードプランなどの自由料金プランには上限がないため、燃料価格が高騰した際には自由料金プランの方が燃料費調整額が高くなる可能性がある点には注意してください。
支払い方法
法人は、以下の支払い方法に変更・選択することが可能です。
- クレジットカード
- インターネット・郵送での登録で、クレジットカードでの支払いが可能です。インターネットなら24時間いつでも約5分で手続きできますよ。なお、高圧・特別高圧を選ぶ場合はクレジットカード支払いはできないため注意してください。
- 口座振替
- 毎月自動的に口座から電気料金を支払う方法。一度設定すれば忘れずに支払いが可能なのでおすすめです。
- 振り込み
- 銀行や郵便局で支払う方法。毎月の検診日から1週間後に郵送で振り込み用紙が届くので、忘れずに振り込みましょう。なお、コンビニエンスストアでの支払いはできないので注意しましょう。
- スマートフォン決済
- スマートフォン決済で支払うことも可能です。支払い可能なアプリはPayPay・auPay・d払い・メルペイ・PAYSLEです。なお、高圧・特別高圧を選ぶ場合はスマートフォン決済はできないため注意してください。
問い合わせ先
特別高圧・高圧プランに関するお問い合わせ先は以下のとおりです。
- 法人のお客さまサポートセンター 専用ダイヤル:0120-067-045(通話料無料)
- 受付時間:月~金(祝・年末年始を除く)9時~17時
- ※音声ガイダンスにしたがって「1」を選択してください。
低圧プランや一般的なお問い合わせ先は以下のとおりです。
- カスタマーセンター 電話番号:0120-995-113(携帯電話・PHSも利用可能)
- 受付時間:月~土9:00~17:00(日曜・祝日・年末年始除く)
よくある質問(Q&A)
引越しの際の電気契約について、よくある質問をまとめました。
- 即日開通はできますか?
-
法人の場合、契約の切り替えには申し込みから1か月程度かかるため、即日開通は原則としてできません。余裕を持った手続きをおすすめします。
- 停電した場合はどうすればよいですか?
-
もし建物の電気が急に消えて停電してしまった場合は、まず落ち着いて東京電力の公式サイトにある「停電情報」を確認してください。関東・北海道・東北・中部など、各エリアで発生している停電の状況や、復旧の見込み時間が掲載されています。
もし、この「停電情報」に会社がある地域が掲載されていないにも関わらず停電している場合は、会社へ電気を引き込んでいる線が断線していたり、建物の中の設備に不具合が起きていたりする可能性があります。
その場合は、設備に関する緊急の連絡先である「東京電力パワーグリッド」へ問い合わせてください。
- 名義変更をしたい場合はどうすればよいですか?
-
高圧の場合、書面にて手続きが可能です。公式サイトから書類をダウンロードし、必要事項を記載して郵送してください。
- 支払い方法を変更したい場合はどうすればよいですか?
-
口座振替へ変更する場合は、インターネット・郵送・金融窓口にて手続きが可能です。
まとめ
法人向けプランには、電気の使用規模に応じて「特別高圧・高圧」向けの新標準メニューや、「低圧」向けの従量電灯・動力プランなどがあり、会社のニーズに合わせて選ぶことができます。
契約には1か月程度時間がかかる場合があるため、引越しが決まったら、現在契約している電気の検針票を手元に用意し、早めにインターネットの申し込みフォームやカスタマーセンターから手続きを開始しましょう。
燃料費調整額の変動など、料金体系の仕組みもしっかり理解したうえで、自社に最適なプランを選んでくださいね。