群馬県で水道料金が値上がりした市はどこ?主要12市の料金比較【2026年最新】

本記事の情報は2026年6月時点のものです。料金は改定される場合があります。最新情報は各水道事業者の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 群馬県の12市すべての水道料金ランキング(口径13mm・月20m3・税込・上水道のみ)
  • 最も安い市・最も高い市と、その料金差(約1.3倍)
  • 直近2年で水道料金が値上がりした市(伊勢崎・渋川・前橋・沼田など)
  • 群馬県の水道料金が全国平均より安い理由と、料金差が生まれる背景
  • 一人暮らし(月8m3)の場合に順位が大きく変わる市

群馬県へ引越す予定があるなら、毎月の生活費に直結する水道料金は事前に知っておきたいポイントです。水道は市ごとに事業者が異なり、同じ県内でも料金に差が出ます。さらに群馬県では、ここ2年のあいだに料金を値上げした市が相次いでいます。

この記事では、群馬県の12市(前橋市・高崎市・伊勢崎市・太田市・桐生市・渋川市・藤岡市・富岡市・安中市・みどり市・沼田市・館林市)の水道料金を、各市の公式料金表をもとに「口径13mm・1か月20m3使用・税込・上水道のみ」という同じ条件にそろえて比較しました。2か月ごとに請求される市は、2か月分の料金を半分にして1か月あたりに換算しています。

目次

群馬県の12市 水道料金ランキング【2026年6月時点】

まずは結論から、月20m3を使った場合の月額を安い順に並べたランキングです。あわせて、一人暮らしの目安となる月8m3の金額も掲載しました。

出典:各市の公式料金表・早見表(口径13mm・税込・上水道のみ)にもとづき作成。2026年6月時点。2か月ごと請求の市は2か月分を1か月あたりに換算。太田市・館林市・みどり市は群馬東部水道企業団が運営し料金が統一されています。
順位 自治体 月20m3の目安(税込) 月8m3の目安(税込) 検針・請求
1 高崎市 2,330円 786円 2か月ごと
2 安中市 2,420円 1,100円 2か月ごと
3 桐生市 2,585円 1,188円 2か月ごと
4 太田市 2,750円 1,518円 2か月ごと
4 館林市 2,750円 1,518円 2か月ごと
4 みどり市 2,750円 1,518円 2か月ごと
7 沼田市 2,755円 990円 2か月ごと
8 藤岡市 2,845円 1,155円 2か月ごと
9 前橋市 2,849円 1,067円 2か月ごと
9 渋川市 2,849円 1,265円 2か月ごと
11 伊勢崎市 2,871円 1,452円 2か月ごと
12 富岡市 3,069円 1,111円 毎月

月20m3でいちばん安いのは高崎市の2,330円、いちばん高いのは富岡市の3,069円でした。群馬県の12市を比べても、最も高い富岡市は最も安い高崎市の約1.3倍にとどまり、料金差は比較的小さいのが特徴です。月にすると700円台、年間でも1万円弱の差です。

さらに注目したいのは、群馬県の12市はいずれも全国平均(月20m3で3,274円・日本水道協会の水道統計)を下回っている点です。最も高い富岡市でも全国平均より安く、群馬県は全国的に見ると水道料金が手ごろな地域だといえます。なお太田市・館林市・みどり市の3市は群馬東部水道企業団が運営しており、料金が統一されているため同額です。

直近2年で水道料金が値上がりした市

群馬県の12市のうち、直近2年(2024年以降)で水道料金を値上げした、または値上げの最終段階を迎えるのは伊勢崎市・渋川市・前橋市・沼田市、そして群馬東部水道企業団エリア(太田市・館林市・みどり市)です。引越し先としてこれらの市を検討している方は、現在の料金がすでに改定後の金額であることを押さえておきましょう。

伊勢崎市・渋川市:2024年に料金を改定

伊勢崎市は2024年4月(令和6年4月)に水道料金を改定し、口径13mmの基本料金が2か月あたり1,380円から1,520円へ引き上げられました。施設の老朽化更新や耐震化にかかる費用の確保が理由とされています(出典:伊勢崎市「水道料金・下水道使用料を改定します」)。渋川市も同じ2024年4月から新料金へ改定しています(出典:渋川市「水道料金と納付方法」)。ランキングの金額は、いずれも改定後の料金です。

前橋市:2段階の値上げが2025年に完了

前橋市水道局は、全体で平均21.7%程度の改定を2段階に分けて実施しました。第1段階が2022年4月(平均17%程度)、第2段階が2025年4月(令和7年4月・平均4%程度)で、ランキングの2,849円はこの2段階目を反映した現在の金額です(出典:前橋市「令和7年4月1日から水道料金を改定しました」)。

沼田市:2025年9月から約14%値上げ、さらに2027年にもう一段

沼田市は2025年9月請求分(7月検針分)から、従来より約14.0%高い水道料金を適用しています。これは2段階改定の1段階目で、2027年4月(令和9年4月)からはさらにもう一段の引き上げが予定されています(出典:沼田市「水道料金」)。引越しを検討する場合は、今後さらに料金が上がる見込みであることも知っておきたいところです。

太田市・館林市・みどり市:統一料金が2026年6月に本則へ

太田市・館林市・みどり市を運営する群馬東部水道企業団は、2023年6月に3市5町の料金を統一し、平均15%の改定を行いました。値上がりとなる世帯には激変緩和の経過措置が設けられていましたが、その経過措置が2026年5月検針分で終わり、2026年6月検針分から本来の料金(本則)に達します出典:群馬東部水道企業団「水道料金の統一について」)。ランキングの2,750円は、この本則の金額です。なお高崎市・桐生市・富岡市・安中市・藤岡市は、料金そのものの改定は直近2年では行われていません。

なぜ同じ群馬県でも料金に差が生まれるのか

水道料金は、その地域の水源の状況、給水する範囲の広さや人口、浄水場や水道管の更新にかかる費用など、さまざまな条件をもとに各市が独自に決めています。そのため、同じ群馬県内でも金額に差が出ます。

今回最も安かった高崎市は、基本料金が低めに設定され、2か月で16m3(月8m3に相当)まで基本料金に含まれているのが特徴です(出典:高崎市「使用料金の計算方法」)。使い始めの固定費が軽いため、少なめ〜標準的な使用量では負担が抑えられます。

一方、最も高かった富岡市は、群馬県内では数少ない毎月検針・毎月請求の市で、基本料金を超えた分の単価がほかの市よりやや高めに設定されています。とはいえ富岡市も全国平均より安く、群馬県内では料金の差そのものが小さい点は変わりません。このように、料金の高い・安いは市ごとの料金体系の違いによるもので、ひとつの理由だけで説明できるわけではありません。

水源の面でも市によって事情が異なります。前橋市は群馬県企業局から利根川の水(県央水)を購入しつつ自前の地下水もあわせて使い、その比率はおよそ地下水45対県央水55です(出典:前橋市「前橋の水道について」)。富岡市のように利根川水系の川の水と地下水を自前でまかなう市もあれば、太田市・みどり市のように渡良瀬川を主な水源とする市もあります。このように群馬県は利根川水系をはじめとする水源に恵まれた地域で、各市が地元の川の水や地下水を生かして水道を運営しています。

一人暮らし(月8m3)なら安いのはどの市?

水の使用量が少ない一人暮らしでは、ランキングの順位が大きく変わる点に注目です。月8m3で比べると、最も安いのは高崎市の786円、次いで沼田市の990円でした。沼田市は月20m3では7位(2,755円)ですが、一人暮らしの目安では12市で2番目に安くなります。

これは、沼田市の基本料金に最初の8m3分(2か月で16m3)が含まれており、それ以下では使った量に応じた料金がかからないためです。水道料金は「基本料金(使い始めの固定部分)」と「使った分だけかかる従量料金」で構成されます。沼田市のように基本料金へ一定の水量が含まれている市では、その範囲内の使用なら基本料金だけで収まります。

逆に、月20m3で4位だった太田市・館林市・みどり市は、月8m3では1,518円と12市の中では高めになります。基本料金に含まれる水量が少なく、最初から使った分の料金がかかるためです。このように家族世帯か一人暮らしかで「お得な市」は入れ替わるので、自分の使用量に近い列で比べるのがおすすめです。日常的に水をよく使う家庭なら月20m3、単身であれば月8m3の列を目安にしてください。

引越し前に確認しておきたいこと

群馬県の水道料金は全国平均より安い水準ですが、市ごとに金額が異なり、値上げが進む市もあります。引越しを機に料金を確認するときは、次の点を押さえておくと安心です。

  • 水道料金は使用量によって変わるため、自分の世帯の使用量(目安は単身で月8m3、家族で月20m3前後)で比べる
  • 伊勢崎市・渋川市・前橋市・沼田市のように改定が進んでいる市は、現在の料金が値上げ後の金額である(沼田市は2027年にさらに上がる予定)
  • 引越し時は、転居先・転居元それぞれの水道局や群馬東部水道企業団へ、使用開始・中止の連絡を忘れずに行う

水道料金は地域の事情を映す身近な指標です。金額そのものだけでなく、水源や改定の動きもあわせて見ておくと、引越し後の生活費をより正確にイメージできます。特に家族の人数が変わる予定がある場合は、いまの使用量だけでなく、これからの使い方も思い浮かべながら各市の料金を見比べておくとよいでしょう。引越し先の候補が複数あるなら、家賃や交通の便と同じように、水道をはじめとした毎月の固定費も見比べておくと、暮らし始めてからのギャップを小さくできます。

最新料金の確認はこちら

本記事の料金は各市の公式料金表をもとにしています。実際の料金や最新の改定情報は、必ず各市の公式ページでご確認ください。

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