北陸電力|法人向けプランの引越しに伴う電気の使用開始
北陸電力エリア
電気手続き受付センター
法人の引越しやオフィスの移転で北陸電力の契約を検討している担当者の人に向けて、法人向けプランの一覧や特徴、手続きの流れ、必要な情報などを詳しく解説します。
引越しの際は、やることがたくさんあって電気の手続きをつい後回しにしてしまいがちですが、とくに高圧や特別高圧の契約では早めの準備が必要です。この記事を読んで、スムーズに電気の使用開始手続きを進めましょう。
法人向けプランの一覧
北陸電力の法人向けプランは、使用する電圧や目的に応じて複数の種類が用意されています。それぞれの特徴やどんな事業所におすすめなのかを見ていきましょう。
特別高圧
特別高圧のプランは、大規模な工場やデパートなど、非常に多くの電気を使用する事業所向けのプランです。
- 業務用特別高圧電力
- ビルや店舗などの業務用施設でスタンダードなメニューです。
- 特別高圧電力
- 工場などの産業用施設でスタンダードなメニューです。
- 業務用特別高圧季節別時間帯別電力・特別高圧季節別時間帯別電力
- 夜間や日曜・祝日の電気使用量が多いほどお得になるプランです。
その他、自家発設備の事故や定期検査時に使用する自家発補給電力などもあります。 大規模施設を運営していて、電気使用量の時間帯を調整できる事業所には、季節別時間帯別電力がおすすめです。
高圧
高圧のプランは、中規模のビルや工場などで電気を使用する事業所向けです。
- 業務用電力
- ビルや店舗などの業務用でスタンダードなメニューです。
- 高圧電力A・B
- 工場などの産業用でスタンダードなメニューです。契約電力が500kW未満の場合は「A」、500kW以上の場合は「B」が適用されます。
- 業務用季節別時間帯別電力・季節別時間帯別電力A・B
- 夜間や日曜・祝日の使用割合が高いとお得になります。 稼働時間が夜間や休日に多い工場や、24時間営業の店舗などに適しています。
低圧
低圧は、商店や小規模な工場、飲食店などに向いているプランです。
- 低圧電力
- 一般的な動力機器を使用する事業所向けのスタンダードなプランです。
- 低圧電力Ⅱ
- こちらも動力向けのプランですが、基本料金が低圧電力より安く設定されている一方で、電力量料金が高めに設定されています。
- 低圧季節別時間帯別電力
- 13時から16時のピーク時間を避けて電気を使うとお得になるプランです。
- 高負荷率電灯
- 照明などの使用時間が長く、電気の使用量が多い事業所向けです。 使用する機器や稼働時間帯に合わせて選ぶと、コストを抑えることができます。
首都圏向け
北陸電力は、北陸エリアだけでなく首都圏エリアでも法人向けの電気を販売しています。
- 北陸Bizかがやき契約
- 店舗・事務所・マンションの共用部など、電気の使用量が多い事業所向けの低圧電灯メニューです。
各プランの供給エリアについて
北陸電力のプランは、エリアによって提供されるメニューが異なります。
特別高圧・高圧・低圧の通常プラン
北陸エリア(富山県・石川県・福井県・岐阜県の一部など)に事業所がある場合が対象です。
首都圏向けプラン
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県の一部(富士川以東)が対象エリアとなります。
開始手続きについて
開始手続きの流れ
電気の使用開始手続きは、契約する電圧によって流れが大きく異なります。
高圧・特別高圧の開始手続きの流れ
高圧や特別高圧の場合、送電までに複数のステップを踏む必要があります。
申し込み内容によって送電までに必要な工期が異なります。早めに受付窓口に相談してください。
必要書類に記入・捺印のうえ、お客さまサービスセンターへ提出します。
北陸電力送配電が、電気を供給するための検討および設備の設計をおこないます。
設計後、北陸電力が供給を承諾し書面(承諾書)が発送されるか、電気需給契約書を締結した日に契約成立となります。
供給設備の工事がおこなわれる場合、工事費用の一部または全部を負担することがあります。
北陸電力送配電が供給工事を実施し、自主検査の結果などを確認したうえで送電されます。
低圧の開始手続きの流れ
低圧(引越しに伴う使用開始)の場合は、以下のようになります。
まずは引越し先の情報や、電気の使用開始希望日などを確認して準備をします。
パソコンやスマートフォンから、公式サイトの申し込みフォームにアクセスし、必要な情報を入力して送信します。
北陸電力での受付手続きが完了した時点で、メールアドレスへ「受付完了メール」が送られてきます。これで手続きはすべて完了となり、希望した日時から電気が使えるようになります。
開始手続きのタイミング
高圧・特別高圧の場合
申し込みから送電まで、1か月半〜2か月半の期間が必要です。停電を伴う工事が必要な場合や特別高圧の契約の場合は、個別に期間の調整が必要となるため、かなり早めに動く必要があります。
低圧(北陸エリア)の場合
インターネットからの申し込みなら、最短で翌営業日から指定可能です(平日午前中の申し込みは翌営業日、平日午後や土日祝の申し込みは翌々営業日より送電可能)。ただし、配線工事が伴う場合はインターネットでは受け付けられません。
低圧(首都圏エリア)の場合
申し込み日の翌日から起算して3日(休日を除く)以上先の日程から指定可能です。
開始手続き方法について
手続きの方法と受付窓口は以下のとおりです。
高圧・特別高圧
高圧の申し込みは、電子メール(hokuden-eigyotanto@rikuden.co.jp)による申し込みが基本です。メールが難しい場合はFAX(0761-33-9993)でも可能です。
- 申し込み受付窓口: お客さまサービスセンター
- 所在地:石川県小松市日の出町1丁目100番地
低圧・首都圏エリア
インターネットから24時間いつでも申し込みが可能です。電話の場合は、平日の9時〜17時(祝日・年末年始を除く)に、お客さまサービスセンター(0120-776453)へ連絡します。週の初めや月末月初、引越しシーズン(2月〜4月)は電話が大変混み合います。
なお、首都圏エリアの場合は、インターネットからの申し込みのみとなります。
開始手続きに必要な情報
スムーズに手続きを進めるために、事前に以下の情報を準備しておきましょう。なお、特別高圧の場合は、近くの窓口まで問い合わせて確認してください。
高圧の場合
- 電力申込書
- 契約設備内訳表
- 高調波流出電流計算書
- 単線結線図
- 付近見取り図
- 需要場所構内図
- 受電装柱図
低圧(他社からの切り替え)の場合
現在契約中の小売電気事業者の情報が必要です。
- 契約者の氏名
- 供給地点特定番号(22桁)
- 小売電気事業者名
- お客さま番号
- 契約電流・容量・電力
首都圏エリアの場合
- お客さま番号
- 供給地点特定番号
- クレジットカード情報
- メールアドレス
解約手続きについて
解約手続き方法について
高圧の場合
電気需給契約廃止申込書を、メールまたはFAXでお客さまサービスセンターに提出します。
低圧・首都圏エリアの場合
低圧の場合は、インターネットまたは電話でお客さまサービスセンターに連絡します。
首都圏エリアの場合は、会員サービス「ほくリンク」から解約の申し込みが可能です。
解約手続きに必要な情報
解約手続きには、北陸電力の「お客さま番号」が必要になります。事前に準備しておきましょう。高圧の場合は、「電気需給契約廃止申込書」の提出が必須です。
電気料金について
法人向けの主なプランの電気料金(基本料金と電力量料金)を表でまとめました。
特別高圧
| プラン名 | 基本料金(1kW・月) | 電力量料金(夏季:1kWh) | 電力量料金(その他季:1kWh) |
|---|---|---|---|
| 業務用特別高圧電力 | 2,090.50円 | 25.95円 | 25.95円 |
| 特別高圧電力 | 2,090.50円 | 25.41円 | 25.41円 |
※夏季は7月1日〜9月30日、その他季は10月1日〜翌年6月30日です。
高圧
| プラン名 | 基本料金(1kW・月) | 電力量料金(夏季:1kWh) | 電力量料金(その他季:1kWh) |
|---|---|---|---|
| 業務用電力 | 2,151.00円 | 27.25円 | 27.25円 |
| 高圧電力A | 1,876.00円 | 27.53円 | 27.53円 |
| 高圧電力B | 2,151.00円 | 26.34円 | 26.34円 |
※高圧電力Aは契約電力500kW未満、高圧電力Bは500kW以上向けのメニューです。
低圧
| プラン名 | 基本料金(1kW) | 電力量料金(夏季:1kWh) | 電力量料金(その他季:1kWh) |
|---|---|---|---|
| 低圧電力 | 1,226.50円 | 26.12円 | 25.06円 |
| 低圧電力Ⅱ | 1,050.50円 | 32.21円 | 32.21円 |
| 低圧電力ネクスト | 1,226.50円 | 26.08円 | 25.02円 |
※料金単価には消費税等相当額を含みますが、燃料費調整単価は含まれていません。
これらの料金に加え、燃料価格の変動に応じた「燃料費調整額」や「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が加算または差し引かれます。
支払い方法
電気料金の支払い方法には、以下の種類があります。それぞれの特徴を詳しく解説します。
- 口座振替
- 指定した金融機関の口座から、毎月自動的に電気料金が引き落とされる方法です。支払い忘れを防ぐことができるため、法人にとって最も手間がかからない方法です。
- クレジットカード
- クレジットカードで支払う方法です。首都圏エリアのプランを契約する場合は、支払い方法がクレジットカードのみに限定されており、口座振替や振込票は利用できません。
- 振込票
- 送付される振込用紙を使って支払う方法です。振込票を利用する場合は、振込票発行手数料として1通あたり220円(税込)を負担する必要があります。
よくある質問(Q&A)
- 電力小売自由化の対象となる事業所は?
-
電気を使うすべての人が電力小売自由化の対象となります。北陸電力以外の会社から電気を購入することも可能ですが、どこからも電気の供給を受けられない場合は、北陸電力が最終保障約款により電気を届けます。
- 設備を変更していないのに基本料金が変わるのはなぜ?
-
高圧で契約電力が500kW未満の事業所の場合、実際に使用された最大需要電力にもとづいて契約電力が決まる「実量制」がとられています。
具体的には、当月の最大電力と過去11ヶ月の最大電力のうち最も大きい値が基準となるため、基本料金が変動することがあります。
- 供給(受電)地点特定番号とは何ですか?
-
電気を使用している場所を特定するための、全国共通の22桁の番号です。電力会社を切り替える際に必要となります。「電気ご使用量のお知らせ」(検針票)などに記載されています。
- 事業所や設備の省エネを図りたいのですが相談できますか?
-
はい、北陸電力では法人向けに省エネに関する各種コンサルティング(省エネ個別提案サービスなど)を実施しています。
まとめ
北陸電力の法人向けプランは、特別高圧から低圧、首都圏向けまで幅広くそろっており、事業所の規模や稼働時間に合わせて最適なプランを選ぶことができます。 高圧以上の契約では、申し込みから送電までに1か月半から2か月半程度の期間が必要になるため、引越しや移転が決まったら、早めに事前相談をおこなうことが大切です。
電気料金の仕組みや必要な書類、支払い方法のルールを事前に確認し、スムーズに電気の使用を開始できるように準備を進めましょう。