宮城県の水道料金、仙台は何位?主要11市の比較ランキング【2026年最新】

本記事の情報は2026年6月時点のものです。料金は改定される場合があります。最新情報は各水道事業者の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 宮城県主要11市の水道料金ランキング(口径13mm・月20m3・税込)
  • 全国平均との比較と仙台市の順位(今回調査した11市中3位)
  • 最高値・登米市(月5,990円)が高い3つの構造的理由(水源・人口密度・企業債)
  • 2023年に石巻市・気仙沼市・登米市で起きた値上げの内容
  • 宮城県に引越す際の水道使用開始の手続き方法

宮城県への引越しや転居を検討している方が「仙台 水道料金」「宮城 水道料金」と検索することが多くなっています。しかし、仙台市の水道料金は宮城県内で1位(最安)ではありません。宮城県主要11市を調査したところ、東北最大都市・仙台市(月3,553円)は3位で、名取市(3,333円)と岩沼市(3,388円)の2市が仙台より安いことがわかりました。

一方、最高値は登米市の月5,990円で、全国でも有数の高水準です。名取市との差は月2,657円・年間約31,884円に上り、市によって約1.8倍の開きがあるのが宮城県の特徴です。引越し先を選ぶ際の参考に、最新の料金と手続き情報を確認しておきましょう。

目次

宮城県11市 水道料金ランキング【2026年最新】

以下の表は宮城県主要11市の水道料金を安い順に並べたものです。口径13mm・月20m3使用・税込・水道料金(上水道のみ)の条件で統一しています。隔月検針の市(仙台市)は2か月分÷2で月額換算しています。

出典:各水道事業者公式サイト(2026年6月時点)。口径13mm・月20m3・税込・水道料金のみ。仙台市は2か月分÷2で月額換算。
順位 市名 月額(税込) 事業者 検針
1位 名取市 3,333円 名取市水道事業所 毎月
2位 岩沼市 3,388円 岩沼市上下水道経営課 毎月
3位 仙台市 3,553円 仙台市水道局 隔月
4位 塩竈市 3,608円 塩竈市上下水道部 毎月
5位 多賀城市 3,762円 多賀城市上下水道部 毎月
6位 大崎市 3,987円 大崎市上下水道部 毎月
7位 気仙沼市 4,059円 気仙沼市ガス上下水道部 毎月
8位 白石市 4,180円 白石市上下水道事業所 毎月
9位 石巻市 4,488円 石巻地方広域水道企業団 毎月
9位 東松島市 4,488円 石巻地方広域水道企業団 毎月
11位 登米市 5,990円 登米市上下水道部 毎月

全国平均は月3,274円(日本水道協会 水道統計)です。今回調査した11市すべてが全国平均を上回っており、宮城県は全体として全国平均より高い水準となっています。

仙台市は今回調査した11市の中で3位―東北最大都市でも最安ではない

東北最大の政令指定都市・仙台市の水道料金は月3,553円(口径13mm・月20m3・税込)で、今回調査した11市の中で3位です。名取市(3,333円)と岩沼市(3,388円)に次ぐ水準で、全国平均(3,274円)より約280円高い水準です。

仙台市の水道は仙台市水道局が運営しており、給水人口は約106万人と東北随一の規模を誇ります(出典:日本水道協会 水道統計)。規模の大きな事業者は1人あたりの固定費を分散しやすいため、仙台市は宮城県内では比較的低い水準(今回調査した11市中3位)を維持しています。ただし全国平均(3,274円)はやや上回る水準です。

仙台市の水道は毎月請求されますか?
仙台市は2か月に1回・隔月で検針・請求されます。1回の請求額は2か月分(約7,106円)になるため、初めて引越した方は「水道代が急に高い」と感じることがあります。これは2か月分まとめての請求であり、月換算では3,553円です。

仙台市の水源は、大倉ダム・七ヶ宿ダム・釜房ダム・七北田ダム・宮床ダム・青下ダムの6つのダムを中心とした多水源体系です(出典:仙台市水道局 水源と主要施設)。

最安・名取市と岩沼市が安い理由

1位の名取市(月3,333円)と2位の岩沼市(月3,388円)はいずれも仙台市に隣接する市で、宮城県企業局の仙南仙塩広域水道系統から受水しながらも、独自の料金体系で運営しています。

名取市(給水人口約8万人)は定期的な料金体系の見直しを行いながら全国平均に近い水準を維持しています(出典:名取市水道事業所 水道料金)。岩沼市(給水人口約4.3万人)も同様に仙南仙塩広域水道から受水し、比較的安定した料金を維持しています(出典:岩沼市 水道料金)。

最高値・登米市が月5,990円と高い理由

11位の登米市は月5,990円と、全国でも有数の高水準の水道料金です。名取市との差は月2,657円・年間約31,884円に上ります。登米市上下水道部が公式に示している3つの構造的要因は次のとおりです(出典:登米市上下水道部 水道料金が高い理由)。

  • 安定した水源がなく河川水に依存:地下水源がなく北上川(河川水)を主水源としており、浄水処理コストが高い。保呂羽浄水場が市内供給量の約85%を担っている
  • 広大な給水区域と低い人口密度:面積は東京23区とほぼ同等だが人口は約1/130。広いエリアに点在した利用者で水道管の建設・維持費を分担するため1人あたりの負担が重い。給水の約98%が小口径(13mm)
  • 施設建設費の企業債返済負担:創設時の建設費の約90%を借入金でまかない、当時の年利は7%台と高金利だったため、現在も支払利息が高額なまま続いている

登米市の水道料金は、口径13mm・月20m3・税込で基本料金1,540円+従量料金(168円×10m3+277円×10m3)の計算になります(出典:登米市上下水道部 水道料金)。

2023年に大幅値上げした市―石巻・気仙沼・登米

宮城県内では近年、複数の市で水道料金の大幅改定が行われています。老朽化した水道設備の更新と人口減少による収益低下が全国共通の課題になっており、宮城県も例外ではありません。

出典:各水道事業者公式サイト。改定後料金は口径13mm・月20m3・税込。
自治体 改定時期 主な改定内容 改定後月20m3料金
石巻市・東松島市 2023年4月(令和5年4月) 基本料金約20%増・従量料金16〜22%増(29年ぶりの大幅改定) 4,488円
気仙沼市 2023年4月(令和5年4月・第2段階) 平均22.15%の値上げ(令和5年4月〜・2026年6月現在継続中) 4,059円
登米市 2023年10月(令和5年10月) 水道料金改定(基本料金1,320→1,540円等) 5,990円

石巻市・東松島市(石巻地方広域水道企業団管轄)の改定は29年ぶりの大幅値上げで、基本料金が約20%、従量料金が16〜22%引き上げられました。気仙沼市は2段階改定の第2段階(令和5年4月〜・平均22.15%増)が適用されており、2026年6月現在も同水準が継続されています(出典:気仙沼市 水道料金改定のお知らせ)。

引越し前の確認ポイント
  • 石巻市・東松島市への引越しを検討している方は、石巻地方広域水道企業団の最新料金を確認しましょう
  • 気仙沼市は令和5年4月からの第2段階改定料金(+22.15%)が2026年6月現在も継続中です。最新の改定情報は気仙沼市公式サイトでご確認ください
  • 登米市の月5,990円は全国的に見ても高水準です。月々の生活費に組み込んで検討しましょう

主要市の料金詳細と計算根拠

各市の料金は次のように計算されます(口径13mm・月20m3・税込)。

出典:各水道事業者公式サイト(2026年6月時点)。基本料金は口径13mm。全単価は消費税10%込みの税込表示。
市名 基本料金(税込) 従量料金(税込) 月20m3(税込)
名取市 1,078円 82.5円/m3(〜10m3)・143円/m3(11〜20m3) 3,333円
岩沼市 814円 99円/m3(〜8m3)・148.5円/m3(9〜20m3) 3,388円
仙台市 638円 88円/m3(〜10m3)・203.5円/m3(11〜20m3) 3,553円
塩竈市 770円 91.3円/m3(〜10m3)・192.5円/m3(11〜20m3) 3,608円
多賀城市 1,012円 77円/m3(〜10m3)・198円/m3(11〜20m3) 3,762円
大崎市 1,067円 101円/m3(〜10m3)・191円/m3(11〜20m3) 3,987円
気仙沼市 1,111円 105.6円/m3(〜10m3)・189.2円/m3(11〜20m3) 4,059円
白石市 2,035円(10m3まで包括) 214.5円/m3(11〜20m3) 4,180円
石巻市・東松島市 1,628円(10m3まで包括) 286円/m3(11〜20m3) 4,488円
登米市 1,540円 168円/m3(〜10m3)・277円/m3(11〜20m3) 5,990円

宮城県の水道水の水源

宮城県の水道水源は各市によって異なります。仙台市は大倉ダム・七ヶ宿ダム・釜房ダム・七北田ダム・宮床ダム・青下ダムの6つのダムを水源とする多水源体系をとっています(出典:仙台市水道局 水源と主要施設)。石巻市・東松島市(石巻地方広域水道企業団)は北上川(旧北上川)を主な水源とし、各浄水場で処理しています。

名取市・多賀城市・岩沼市・塩竈市などは仙南仙塩広域水道(七ヶ宿ダムを水源)から受水しており、宮城県企業局が広域に用水を供給する仕組みになっています。大崎市は宮城県大崎広域水道(漆沢ダムを水源とする麓山浄水場)から主に受水しており、市内の清水浄水場・岩出山浄水場など独自施設も一部稼働しています(出典:宮城県大崎広域水道事務所 事業概要)。

宮城県に引越す際の水道手続き

宮城県内に引越す際の水道の使用開始手続きは、引越し先の市を担当する水道事業者に申し込みます。仙台市は仙台市水道局、石巻市・東松島市は石巻地方広域水道企業団、それ以外の市は各市の上下水道課が窓口です。

  • 申し込みのタイミング:使用開始希望日の5日前までを目安に、電話・インターネット・窓口で申し込む(仙台市・石巻地方広域水道企業団の場合)
  • 旧住所の使用停止:使用開始と同時に、旧住所の使用停止も申し込む
  • お客さま番号:現在の検針票(料金のお知らせ)に記載されている番号を手元に用意しておくとスムーズ
  • 繁忙期の注意:3月〜4月は引越しが集中し、申し込みが混み合います。早めに連絡しましょう

水道以外にも電気・ガス・住所変更など引越しのときにまとめて処理すべき手続きは多数あります。効率よく済ませるには事前に段取りを組んでおくことが重要です。

以下のボタンから水道・電気・ガスをまとめて手続きできますよ。

よくある質問

宮城県で水道料金が一番安い市はどこですか?

2026年6月時点では名取市(月3,333円)が最安値です。仙台市(月3,553円)より220円安く、東北の中でも比較的低い水準です(口径13mm・月20m3・税込・水道料金のみ)。

仙台市の水道料金は全国と比べてどうですか?

仙台市の水道料金(月3,553円)は全国平均(月3,274円)より約280円高い水準です。大規模事業者ですが、全国平均はやや上回っています。宮城県内では今回調査した11市中3位です(出典:日本水道協会 水道統計)。

仙台市の水道は毎月請求されますか?

仙台市は2か月に1回・隔月で検針・請求します。1回の請求額は月換算額(3,553円)の2倍程度(約7,106円)になります。引越し後の初回請求額を見て「高い」と感じる場合は、2か月分の請求であることをご確認ください。

登米市の水道料金はなぜ高いのですか?

登米市上下水道部が公式に示す3つの構造的要因が重なっています。①地下水源がなく北上川(河川水)に依存して浄水コストが高い、②東京23区と同程度の広大なエリアに人口が点在し1人あたりの施設費が重い、③創設時の建設費の90%を年利7%台の高金利借入でまかない今も返済負担が高額、という3点です(出典:登米市上下水道部 水道料金が高い理由)。

最新料金の確認はこちら

料金は改定される場合があります。引越し前に各水道事業者の公式サイトで最新の金額をご確認ください。

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宮城県への引越しや転居を検討している方は、水道料金だけでなく電気・ガス・家賃なども含めた生活費の全体像を把握しておくことをおすすめします。引越しが決まったら、水道の使用開始手続きを早めに済ませましょう。

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